JP2946802B2 - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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賢 東陰地
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】回転シリンダーを用いた磁気記憶
装置における、磁気ヘッドの高さを調整する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置に用いる磁気ヘッドの
位置決め精度は、媒体に記録される情報のフォーマット
を決定する重要な精度である。
【0003】例えば、家庭用として広く普及しているビ
デオテープレコーダーでは、回転シリンダーに180°
対向して取り付けられた2対の磁気ヘッドが、順次、磁
気テープに対して斜め方向に走査しながら画像や音声の
情報を記録再生している。実際に磁気テープ上に記録さ
れるトラックピッチは、2時間モードで60μm、6時
間モードで20μmと非常に狭くなっている。
【0004】仮に前述した2対の磁気ヘッドが、これら
のトラック上を正確に走査できない場合、記録された情
報を正確に再生することができず、再生画像の画質は著
しく低下してしまう。これを防ぐには、磁気ヘッドの走
査ピッチを前述したトラックピッチに正確に合わせる必
要があるが、この走査ピッチを決める重要な要因に、磁
気ヘッドの高さがある。
【0005】磁気ヘッドの高さとは、(図3)に示す下
シリンダー2の基準面5と上シリンダー1に固定された
ヘッドのギャップ端部との距離((図3)中のH)のこ
とである。
【0006】従来のヘッド高さ調整方法について(図
4)を用いて以下に説明する。ただし(図4)は、(図
3)中の上シリンダー部の断面を示す図である。
【0007】まず、上シリンダー1とヘッドチップ3を
貼付けたヘッドベース4との間に所定厚みのスペーサー
(図示せず)を挟んで大まかな調整をしたのち、対物レ
ンズ6を用いてヘッド高さを観察しながら、ヘッドベー
ス4の一部に当たっている虫ネジ7を必要な調整量の分
だけ(図5)中の矢印8の方向にねじ込み、ヘッドベー
スを部分的に変形させることで所定のヘッド高さになる
ように調整する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の虫ネジを用いた
調整の基本は、ヘッドベースの弾性変形の限界以内での
虫ネジの押し込み力によるヘッドベースの変形を利用し
ている点にある。このような場合、仮に機械的な振動や
温度変化によって虫ネジの押し込み量が変われば、ヘッ
ドベースの変形量はその分だけ変化し、結局ヘッド高さ
が変化してしまう恐れがある。
【0009】実際のVTRにはシリンダーの回転やテー
プ搬送など、振動を発生させる様々な要因があり、ま
た、それらの駆動系から発生する熱の経時変化や使用環
境の変化などによる温度変化は避けられない。
【0010】現在、これらの要因からの影響を最小限に
とどめようとして、虫ネジに対してネジ緩み防止剤(常
温で固着する樹脂)を用いているが、その効果は十分で
はなく、数ミクロンのオーダーでヘッド高さが変化して
しまっていた。このヘッド高さの変化は、VTRの画質
を左右する重要な要因の一つとなっている。
【0011】また、回転シリンダーの軸受けに流体軸受
けを用いた場合、回転する上シリンダーの下シリンダー
に対する相対位置が軸の回転によって変化するので、静
止状態での調整による従来法では十分な精度を確保する
ことは困難であり、結局、調整作業は試行錯誤的なもの
にならざるを得なかった。
【0012】しかも実際の虫ネジによる調整作業は人の
手で行われており、かなり煩雑なものであった。
【0013】本発明の目的は、上記問題を解決し、振動
や温度変化に左右されずに高精度にしかも高能率に磁気
ヘッドのヘッド高さを調整することができる方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、シリンダーと、ヘ
ッドと、前記ヘッドを前記シリンダに保持するヘッドベ
ースとを有する記録再生装置において、前記ヘッドベー
スにレーザー光を照射してヘッド高さを調整する記録再
生装置の製造方法であって、前記ヘッドベースのレーザ
ー照射部における前記レーザー光のフォーカス状態を制
御することで、前記ヘッドベースの変形量を調整するも
のである
【0015】
【作用】本発明は、非接触でヘッドベースを変形させる
ことができるレーザー加工を用いることによって、上シ
リンダーを回転させた状態でもヘッド高さを調節でき、
しかもレーザー光のフォーカス調整でヘッドベースの被
照射部におけるエネルギー密度を制御し、ヘッドベース
の変形量を調整するので、安定なレーザー出力が得られ
るレーザー加工条件での高精度な調整が迅速に行えると
いう作用をもつ。
【0016】
【実施例】本発明による磁気ヘッドの高さ調整の実施例
を、(図1)を用いて説明する。ヘッドチップ3が貼り
付けられた真鍮からなる厚み1.5mmのヘッドベース
4を、上シリンダー1に取り付け、その上シリンダー1
を流体軸受け(図示せず)によって下シリンダー2に固
定した。次に、正規の回転数で上シリンダー1を回転さ
せながら、対物レンズ6を用いてヘッド高さを測定した
ところ、所定ヘッド高さまで12.3μmの変形調整が
必要であることがわかった。
【0017】本実施例では、レーザー光11としてN
d:YAGレーザー(波長1.06μm)の短パルス発
振を用いた。また、励起用フラッシュ光のパルス幅を1
msec、励起電圧を450voltとしたとき得られ
たレーザーエネルギーは、1パルス当り約1ジュールで
あった。
【0018】上シリンダーには、レーザー光を通すため
の貫通穴9を設けてある。この貫通穴は、図中矢印の回
転方向に伸びた円弧状で8mmの長さをもつ。実際に回
転させながら前記したレーザー光を通すには、上シリン
ダー1の回転にレーザーの発振を同期させて行った。
【0019】以上述べた条件での実際のレーザー光11
によるヘッドベースの変形について、以下に述べる。
【0020】(図2)は、同材質同形状のダミ−のヘッ
ドベースを用いて事前におこなった実験によって得られ
た、照射距離dとヘッドベースの変形量の関係を表すグ
ラフである。この図から明らかなように、照射距離dと
ヘッドベースの変形量には比例関係があることがわかっ
た。
【0021】そこでこの結果をもとに、照射距離dを3
9mmとし、実際のヘッドベースについて変形させたと
ころ、得られた変形量は12.0μmと狙いに対してわ
ずか0.5μmのずれであった。
【0022】また,別の実施例として、必要変形量が1
5.7μmだったものに対しては、距離dを多段階に分
けて、それぞれのレーザー照射位置を0.1mmずつず
らしながら変形させた。多段階に分けたのは、溶接変形
のもつ加算性を利用して、測定を随時行うことで、再
度、狙いの変形量を把握し、より正確に変形させるため
である。また、0.1mmづつ照射位置をずらしたの
は、照射後の表面性の変化によってレーザーエネルギー
の吸収率が変化することを防止するためである。
【0023】実際には、まず照射距離dを29mmにし
て1回目の変形を行った結果、変形量は9.3μmであ
った。したがって、残る必要変形量は6.4μmとな
り、続いて照射位置を回転中心方向に0.1mmずら
し、照射距離dを17mmで2回目の変形を行った。こ
のときの変形量は4.2μmであり、まだ2.2μm不
足していた。そこで、照射距離dを7.5mmとして3
回目の変形を行った結果、2.1μmであった。最終的
に得られた変形量は、狙いに対して0.1μmずれた1
5.6μmであった。
【0024】この様な高精度な変形が行えるのは、安定
したレーザー発光条件で徐々に誤差の少ない微少な変形
量で追い込んでいけるからである。
【0025】以上述べた本発明によるヘッド高さ調整
は、虫ネジを用いておらず、また、ヘッドベースの塑性
変形によるものなので、従来で問題となった機械的振動
や温度変化による影響は全く受けない。実際に、−40
℃と80℃の繰り返しによるヒートショック試験を行っ
たが、試験前後におけるヘッドベースの変形量は0.1
μm以下の精度で変化しなかった。
【0026】なお、本実施例では流体軸受けを用いたの
で、シリンダーを回転させながらヘッド高さの調整を行
ったが、本発明によれば、流体軸受け以外の、例えばベ
アリングを用いた軸受けの場合では、シリンダーを静止
させた状態でのヘッド高さ調整が可能である。
【0027】また、本実施例では、フォーカス制御とし
て照射距離dを変化させたが、照射距離を変えなくと
も、レンズ系の焦点位置を変化させることにより、照射
距離dを変化させたときと同様の効果が得られることは
明白である。
【0028】さらに、照射距離dと変形量の関係をデー
タとして、レーザーの照射と集光用レンズの駆動系およ
び測定系をコンピューター制御することで、自動化する
ことも可能である。この一連の調整作業を自動化するこ
とによって、実際のVTR量産ラインに組み込むことが
可能となり、今までに比べ、より高精度で信頼性の高い
ヘッド高さ調整がより迅速に行えるようになることは明
かである。
【0029】
【発明の効果】以上実施例で述べたように本発明によれ
ば、シリンダー回転状態での高精度なヘッド高さ調整
を、レーザー光のフォーカス状態を制御するだけで行え
るという利点があり、また、自動化することによってV
TR量産ラインに組み込むことが可能となり、その生産
性は飛躍的に向上する。更に、本発明によれば、ヘッド
高さは機械的振動や温度変化に影響されないので、狭ト
ラック化による高画質VTRの実現を容易なものにす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を上下シリンダーの主要断面
とレーザー光によるヘッド高さ調整機構を説明する説明
図である。
【図2】本発明における照射距離dとヘッドベースの変
形量の関係を示すグラフである。
【図3】ヘッド高さの定義を説明するための説明図であ
る。
【図4】従来のヘッド高さ調整方法を説明する上シリン
ダーの断面図である。
【図5】図4の上シリンダー主要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 上シリンダー 2 下シリンダー 3 ヘッドチップ 4 ヘッドベース 5 基準面 6 対物レンズ 7 虫ネジ 8 虫ネジのねじ込み方向 9 貫通穴 10 集光用レンズ 11 レーザー光 12 ヘッドベース面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 宜章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーと、ヘッドと、前記ヘッドを
    前記シリンダに保持するヘッドベースとを有する記録再
    生装置において、前記ヘッドベースにレーザー光を照射
    してヘッド高さを調整する記録再生装置の製造方法であ
    って、 前記ヘッドベースのレーザー照射部における前記レーザ
    ー光のフォーカス状態を制御することで、前記ヘッドベ
    ースの変形量を調整することを特徴とする磁気ヘッドの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ヘッドベースの変形を、レーザー光の中
    心位置を変化させることによって多段階に行うことを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法
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