JP2956500B2 - 平型電線の耐電圧試験方法およびその試験用治具 - Google Patents
平型電線の耐電圧試験方法およびその試験用治具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平型電線、特に複数
の導体露出部を有して連続的に形成される平型電線の耐
電圧試験方法および耐電圧試験装置に関する。
の導体露出部を有して連続的に形成される平型電線の耐
電圧試験方法および耐電圧試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平型電線は、例えば、図7に示すような
方法で製造される。即ち、導体12が巻装されている複
数の導体供給部10から複数の導体12が並列配置され
た状態で各導体ガイド14により案内されて、一対の加
熱ロール16間に供給されている。そして、加熱ロール
16間に供給された導体12の下面側からは絶縁フィル
ム供給部18に巻装されている絶縁フィルム20aが供
給されるとともに、導体12の上面側からは窓開け部2
2により複数箇所で切り取られた絶縁フィルム20bが
供給されている。そして、加熱ロール16では、各導体
12を、その上下から絶縁フィルム20a、20bによ
り挟み込み、押圧することによって、図8に示すよう
に、平型電線30が直線的に連続して形成された平型電
線シート24が形成され、この平型電線シート24は製
品巻き取り部26により巻き取られて収納される。
方法で製造される。即ち、導体12が巻装されている複
数の導体供給部10から複数の導体12が並列配置され
た状態で各導体ガイド14により案内されて、一対の加
熱ロール16間に供給されている。そして、加熱ロール
16間に供給された導体12の下面側からは絶縁フィル
ム供給部18に巻装されている絶縁フィルム20aが供
給されるとともに、導体12の上面側からは窓開け部2
2により複数箇所で切り取られた絶縁フィルム20bが
供給されている。そして、加熱ロール16では、各導体
12を、その上下から絶縁フィルム20a、20bによ
り挟み込み、押圧することによって、図8に示すよう
に、平型電線30が直線的に連続して形成された平型電
線シート24が形成され、この平型電線シート24は製
品巻き取り部26により巻き取られて収納される。
【0003】このように平型電線シート24は、並列配
置された導体12を、絶縁フィルム20aと、窓開け部
22により複数箇所で切り取られた絶縁フィルム20b
とにより上下から挟み込まれて圧着された構造で、上側
の絶縁フィルム20bの切り取られた部分には導体12
が露出して導体露出部28が複数形成されている。そし
て、この平型電線シート24を各導体露出部28で図8
の破線に沿って切断すると、図9および図10に示すよ
うな、その両端において導体が露出した端子部29を有
する個々の平型電線30が得られる。
置された導体12を、絶縁フィルム20aと、窓開け部
22により複数箇所で切り取られた絶縁フィルム20b
とにより上下から挟み込まれて圧着された構造で、上側
の絶縁フィルム20bの切り取られた部分には導体12
が露出して導体露出部28が複数形成されている。そし
て、この平型電線シート24を各導体露出部28で図8
の破線に沿って切断すると、図9および図10に示すよ
うな、その両端において導体が露出した端子部29を有
する個々の平型電線30が得られる。
【0004】上記のようにして得られた平型電線30
は、図11ないしは図12に示すような方法で耐電圧試
験が行われていた。
は、図11ないしは図12に示すような方法で耐電圧試
験が行われていた。
【0005】図11に示す従来の第1の耐電圧試験方法
は、平型電線シート24を切断して得られた上記平型電
線30を、その両端の端子部29が水面からでるように
して、水槽32の水中に沈める。そして、一方の端子部
29を端子チャック38を介し耐電圧試験機34の出力
端子36に電気的に接続することによって、該平型電線
30の各導体12に平型電線30の定格電圧以上の過電
圧をかける一方、耐電圧試験機34の入力端子37に接
続されている試験棒39を水槽34の水中に沈めて、該
導体12にかけられた過電圧が水中に漏電していない
か、即ち、平型電線30の耐電圧試験を行うのである。
は、平型電線シート24を切断して得られた上記平型電
線30を、その両端の端子部29が水面からでるように
して、水槽32の水中に沈める。そして、一方の端子部
29を端子チャック38を介し耐電圧試験機34の出力
端子36に電気的に接続することによって、該平型電線
30の各導体12に平型電線30の定格電圧以上の過電
圧をかける一方、耐電圧試験機34の入力端子37に接
続されている試験棒39を水槽34の水中に沈めて、該
導体12にかけられた過電圧が水中に漏電していない
か、即ち、平型電線30の耐電圧試験を行うのである。
【0006】図12に示す従来の第2の試験方法は、平
型電線30の一方の端子部29を耐電圧試験機34の出
力端子36に電気的に接続して該平型電線30の各導体
12に過電圧をかける一方、一対の絶縁板31に貼り付
けた一対の電極シート40により平型電線30の両面を
挟み込んで、両電極シート40を耐電圧試験機34の入
力端子37に電気的に接続し、平型電線30の耐電圧試
験を行うものである。
型電線30の一方の端子部29を耐電圧試験機34の出
力端子36に電気的に接続して該平型電線30の各導体
12に過電圧をかける一方、一対の絶縁板31に貼り付
けた一対の電極シート40により平型電線30の両面を
挟み込んで、両電極シート40を耐電圧試験機34の入
力端子37に電気的に接続し、平型電線30の耐電圧試
験を行うものである。
【0007】なお、このような耐電圧試験に用いられる
耐電圧試験機34は、図13に示すように、平型電線3
0の導体12に平型電線30の定格電圧以上の過電圧を
供給する出力端子36と、水槽32の水中、もしくは、
該平型電線30の上下を挟み込む一対の電極シート40
に電気的に接続される入力端子37を有し、さらに、該
導体30に供給する電圧値を示す電圧計41、その電圧
値を調整する出力調整ツマミ42、その平型電線30が
耐電圧試験に合格か否かを判定しその結果を表示する合
否表示ランプ43、試験開始スイッチ44、および試験
終了スイッチ45等が設けられている。
耐電圧試験機34は、図13に示すように、平型電線3
0の導体12に平型電線30の定格電圧以上の過電圧を
供給する出力端子36と、水槽32の水中、もしくは、
該平型電線30の上下を挟み込む一対の電極シート40
に電気的に接続される入力端子37を有し、さらに、該
導体30に供給する電圧値を示す電圧計41、その電圧
値を調整する出力調整ツマミ42、その平型電線30が
耐電圧試験に合格か否かを判定しその結果を表示する合
否表示ランプ43、試験開始スイッチ44、および試験
終了スイッチ45等が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そして、平型電線30
の長さがある程度長い場合には、上記第1の耐電圧試験
方法を用い、一度に平型電線30の複数本の導体12に
過電圧をかけることによって、効率のよい耐電圧試験を
行うことができる。しかしながら、平型電線30の長さ
が短い場合には、その両端の端子部29のみを水中から
出した状態で、該平型電線30の中央部を水中に沈める
のは難しく、特に、信頼性の高い耐電圧試験を行うため
に、平型電線30を水中に沈める割合を多くしようとす
ると、端子部29が水面に近接して端子部29と試験棒
39とが水槽の水を介して短絡する可能性が高くなる。
の長さがある程度長い場合には、上記第1の耐電圧試験
方法を用い、一度に平型電線30の複数本の導体12に
過電圧をかけることによって、効率のよい耐電圧試験を
行うことができる。しかしながら、平型電線30の長さ
が短い場合には、その両端の端子部29のみを水中から
出した状態で、該平型電線30の中央部を水中に沈める
のは難しく、特に、信頼性の高い耐電圧試験を行うため
に、平型電線30を水中に沈める割合を多くしようとす
ると、端子部29が水面に近接して端子部29と試験棒
39とが水槽の水を介して短絡する可能性が高くなる。
【0009】したがって、平型電線30の長さが短い場
合には、上記第2の耐電圧試験方法を用いるが、この第
2の耐電圧試験方法では、平型電線30をひとつずつ耐
電圧試験するので、試験時間が非常に多くかかるという
問題がある。幅の広い一対の電極シート40を用いて、
その一対の電極シート40の間に平型電線30を横並び
に配置し、一度に複数の平型電線30を試験することも
可能であるが、この場合、一定長の平型電線30に対応
することしかできないという欠点があり、種々の長さの
平型電線30に応じて電極シート40を作成しなければ
ならないという問題点がある。
合には、上記第2の耐電圧試験方法を用いるが、この第
2の耐電圧試験方法では、平型電線30をひとつずつ耐
電圧試験するので、試験時間が非常に多くかかるという
問題がある。幅の広い一対の電極シート40を用いて、
その一対の電極シート40の間に平型電線30を横並び
に配置し、一度に複数の平型電線30を試験することも
可能であるが、この場合、一定長の平型電線30に対応
することしかできないという欠点があり、種々の長さの
平型電線30に応じて電極シート40を作成しなければ
ならないという問題点がある。
【0010】そこで、この発明の課題は、平面上に配置
された複数本の導体をその両側から絶縁フィルムにより
被覆して少なくとも一方の絶縁フィルム側に複数の導体
露出部を形成した平型電線シートを切断して複数の平型
電線を形成する平型電線の耐電圧試験方法およびその試
験用治具において、長さの短い平型電線でも効率よく平
型電線を耐電圧試験することが可能であるとともに、種
々の形状の平型電線を耐電圧試験することが可能な耐電
圧試験方法およびその試験用治具を提供することにあ
る。
された複数本の導体をその両側から絶縁フィルムにより
被覆して少なくとも一方の絶縁フィルム側に複数の導体
露出部を形成した平型電線シートを切断して複数の平型
電線を形成する平型電線の耐電圧試験方法およびその試
験用治具において、長さの短い平型電線でも効率よく平
型電線を耐電圧試験することが可能であるとともに、種
々の形状の平型電線を耐電圧試験することが可能な耐電
圧試験方法およびその試験用治具を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の平型電線の耐電圧試験方法は、平面
上に配置された複数本の導体をその両側から絶縁フィル
ムにより被覆して少なくとも一方の絶縁フィルム側に複
数の導体露出部が形成された平型電線シートを切断して
複数の平型電線を形成する平型電線の耐電圧試験方法に
おいて、前記平型電線シートの導体露出部のうちのひと
つに耐電圧試験機の出力端子から過電圧をかける一方、
過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前記平
型電線シートを挟み込むように接触配置される一対の電
極シートの他の前記導体露出部との接触領域に絶縁テー
プを貼り付け、前記両電極シートを前記耐電圧試験機の
入力端子に電気的に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧
を試験することを特徴とする。
め、請求項1記載の平型電線の耐電圧試験方法は、平面
上に配置された複数本の導体をその両側から絶縁フィル
ムにより被覆して少なくとも一方の絶縁フィルム側に複
数の導体露出部が形成された平型電線シートを切断して
複数の平型電線を形成する平型電線の耐電圧試験方法に
おいて、前記平型電線シートの導体露出部のうちのひと
つに耐電圧試験機の出力端子から過電圧をかける一方、
過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前記平
型電線シートを挟み込むように接触配置される一対の電
極シートの他の前記導体露出部との接触領域に絶縁テー
プを貼り付け、前記両電極シートを前記耐電圧試験機の
入力端子に電気的に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧
を試験することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の平型電線の耐電圧試
験用治具は、平面上に配置された複数本の導体をその両
側から絶縁フィルムにより被覆して少なくとも一方の絶
縁フィルム側に複数の導体露出部が形成された平型電線
シートを切断して複数の平型電線を形成する平型電線の
耐電圧試験用治具において、耐電圧試験機の出力端子に
電気的に接続され、前記平型電線シートの導体露出部の
うちのひとつからその導体に過電圧をかける印加電極
と、過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前
記平型電線を挟み込むようにその両面側に配置されると
ともに、耐電圧試験機の入力端子に電気的に接続された
一対の電極シートと、前記電極シートの前記導体露出部
との接触領域に着脱自在に貼り付けられる絶縁テープ
と、からなることを特徴とする。
験用治具は、平面上に配置された複数本の導体をその両
側から絶縁フィルムにより被覆して少なくとも一方の絶
縁フィルム側に複数の導体露出部が形成された平型電線
シートを切断して複数の平型電線を形成する平型電線の
耐電圧試験用治具において、耐電圧試験機の出力端子に
電気的に接続され、前記平型電線シートの導体露出部の
うちのひとつからその導体に過電圧をかける印加電極
と、過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前
記平型電線を挟み込むようにその両面側に配置されると
ともに、耐電圧試験機の入力端子に電気的に接続された
一対の電極シートと、前記電極シートの前記導体露出部
との接触領域に着脱自在に貼り付けられる絶縁テープ
と、からなることを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3記載の平型電線の耐電圧
試験方法は、布線経路に従って同一平面上に連続状に配
設された導体に少なくとも一方側を複数の場所で切り取
った一対の絶縁フィルムを被覆してなる複数の導体露出
部を有する平型電線シートを切断して複数の平型電線を
形成する平型電線の耐電圧試験方法において、前記平型
電線シートの導体露出部のうちのひとつに耐電圧試験機
の出力端子から過電圧をかける一方、過電圧をかけた導
体露出部に接触しない位置で、前記平型電線シートを挟
み込むように接触配置される一対の電極シートの他の前
記導体露出部との接触領域に絶縁テープを貼り付け、前
記両電極シートを前記耐電圧試験機の入力端子に電気的
に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧を試験することを
特徴とする。
試験方法は、布線経路に従って同一平面上に連続状に配
設された導体に少なくとも一方側を複数の場所で切り取
った一対の絶縁フィルムを被覆してなる複数の導体露出
部を有する平型電線シートを切断して複数の平型電線を
形成する平型電線の耐電圧試験方法において、前記平型
電線シートの導体露出部のうちのひとつに耐電圧試験機
の出力端子から過電圧をかける一方、過電圧をかけた導
体露出部に接触しない位置で、前記平型電線シートを挟
み込むように接触配置される一対の電極シートの他の前
記導体露出部との接触領域に絶縁テープを貼り付け、前
記両電極シートを前記耐電圧試験機の入力端子に電気的
に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧を試験することを
特徴とする。
【0014】
【作用】以上のような構成の平型電線の耐電圧試験方法
とその試験用治具によれば、複数の平型電線に切断分離
される前の平型電線シートの状態で、該平型電線シート
の導体露出部が前記電極シートに電気的に接触しないよ
うに、導体露出部が形成された位置に応じて前記電極シ
ートの導体露出部との接触領域に着脱自在に絶縁テープ
を貼り付けて耐電圧試験を行うことにより、複数の平型
電線の耐電圧試験を一度に効率よく行うことが可能であ
る。さらに、導体露出部の位置が異なる種々の平型電線
シートでも、絶縁テープの貼り付け位置を変更すれば、
耐電圧試験を行うことが可能である。
とその試験用治具によれば、複数の平型電線に切断分離
される前の平型電線シートの状態で、該平型電線シート
の導体露出部が前記電極シートに電気的に接触しないよ
うに、導体露出部が形成された位置に応じて前記電極シ
ートの導体露出部との接触領域に着脱自在に絶縁テープ
を貼り付けて耐電圧試験を行うことにより、複数の平型
電線の耐電圧試験を一度に効率よく行うことが可能であ
る。さらに、導体露出部の位置が異なる種々の平型電線
シートでも、絶縁テープの貼り付け位置を変更すれば、
耐電圧試験を行うことが可能である。
【0015】
【実施例】以下、実施例について図1ないし図6の図面
を参照して説明する。本実施例で耐電圧試験が行われる
平型電線は、例えば、図1に示すような、布線装置50
を用いて製造される。この布線装置50は、絶縁フィル
ム54を載せる載置台52と、導体供給部10に巻装さ
れている導体12を誘導する導体ガイド14と、予め設
定された布線経路に従って移動装置56により載置台5
2上を縦横に自在に移動して、導体ガイド14により誘
導された導体12を載置台52上に載せられる絶縁フィ
ルム54上に布線する布線ヘッド58とから構成され
る。
を参照して説明する。本実施例で耐電圧試験が行われる
平型電線は、例えば、図1に示すような、布線装置50
を用いて製造される。この布線装置50は、絶縁フィル
ム54を載せる載置台52と、導体供給部10に巻装さ
れている導体12を誘導する導体ガイド14と、予め設
定された布線経路に従って移動装置56により載置台5
2上を縦横に自在に移動して、導体ガイド14により誘
導された導体12を載置台52上に載せられる絶縁フィ
ルム54上に布線する布線ヘッド58とから構成され
る。
【0016】以上のような構成の布線装置50による平
型電線の製造方法を説明すると、まず、間隔を有して切
り取ることによって窓開け部60を複数設けたポリイミ
ド樹脂性の絶縁フィルム54の片面に常温粘着剤を塗布
し、その常温粘着材を塗布した面が上側になるように窓
開け部60を設けた状態で絶縁フィルム54を載置台5
2上に載せ広げる。そして、上記絶縁フィルム54の常
温粘着剤を塗布した面に、予め設定された布線経路に従
って、布線ヘッド58により導体12を連続状に所定数
周回させて布線する(図2参照)。その後、布線した導
体12の上方から絶縁フィルム55を被せて粘着し、図
3に示すような平型電線シート62を形成する。この平
型電線シート62の窓開け部60のうちのひとつでは導
体12が交差して布線されて印加部64として導体露出
部が形成されており、その他の窓開け部60では導体1
2が並列状態に布線されて露出した通常の導体露出部6
1が形成される。このようにして得られた平型電線シー
ト62を図3に示す破線に沿って切断すると、既に図9
および図10で述べたような、個々の平型電線30が得
られる。なお、上記の布線を行う過程では、印加部64
以外の平型電線30が得られる部分、即ち、製品部65
内で導体12が交わらないように布線する必要がある。
型電線の製造方法を説明すると、まず、間隔を有して切
り取ることによって窓開け部60を複数設けたポリイミ
ド樹脂性の絶縁フィルム54の片面に常温粘着剤を塗布
し、その常温粘着材を塗布した面が上側になるように窓
開け部60を設けた状態で絶縁フィルム54を載置台5
2上に載せ広げる。そして、上記絶縁フィルム54の常
温粘着剤を塗布した面に、予め設定された布線経路に従
って、布線ヘッド58により導体12を連続状に所定数
周回させて布線する(図2参照)。その後、布線した導
体12の上方から絶縁フィルム55を被せて粘着し、図
3に示すような平型電線シート62を形成する。この平
型電線シート62の窓開け部60のうちのひとつでは導
体12が交差して布線されて印加部64として導体露出
部が形成されており、その他の窓開け部60では導体1
2が並列状態に布線されて露出した通常の導体露出部6
1が形成される。このようにして得られた平型電線シー
ト62を図3に示す破線に沿って切断すると、既に図9
および図10で述べたような、個々の平型電線30が得
られる。なお、上記の布線を行う過程では、印加部64
以外の平型電線30が得られる部分、即ち、製品部65
内で導体12が交わらないように布線する必要がある。
【0017】なお、上記のようにして製造される平型電
線30は、その平型電線シート62の窓開け部60の位
置を自在に変更し、また、布線経路を自在に設定するこ
とにより、種々の形状の平型電線30を得ることができ
る。
線30は、その平型電線シート62の窓開け部60の位
置を自在に変更し、また、布線経路を自在に設定するこ
とにより、種々の形状の平型電線30を得ることができ
る。
【0018】以上のような製造方法で得られる平型電線
30の耐電圧試験方法およびその試験用治具68につい
て、以下に説明する。なお、耐電圧試験機34について
の説明は、図13に示す既に述べたものと同様なので同
一又は相当部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
30の耐電圧試験方法およびその試験用治具68につい
て、以下に説明する。なお、耐電圧試験機34について
の説明は、図13に示す既に述べたものと同様なので同
一又は相当部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0019】まず、耐電圧試験用治具68は、図4およ
び図5に示すように、長板状の試験台66の長辺の一辺
に印加部側カバー70および電極シート側カバー72が
閉開自在に取り付けられる。そして、印加部側カバー7
0の内面側には、平型電線シート62の印加部64に過
電圧をかける印加シート74が取り付けられるととも
に、その外面側には印加シート74と電気的に接続され
て外部の耐電圧試験機34の出力端子36との接続に用
いられる印加電極71が設けられている。さらに、電極
シート側カバー72および試験台66の各内面には、平
型電線シート62の製品部65を挟み込む一対の電極シ
ート76が取り付けられるとともに、電極シート側カバ
ー72の外面側には、両電極シート76に電気的に接続
されて、外部の耐電圧試験機34の入力端子37と電気
的に接続される電極シート側端子73が設けられてい
る。そして、この耐電圧試験用治具38の周囲には、試
験を行う人の感電防止のために、安全カバー78が備え
られている。
び図5に示すように、長板状の試験台66の長辺の一辺
に印加部側カバー70および電極シート側カバー72が
閉開自在に取り付けられる。そして、印加部側カバー7
0の内面側には、平型電線シート62の印加部64に過
電圧をかける印加シート74が取り付けられるととも
に、その外面側には印加シート74と電気的に接続され
て外部の耐電圧試験機34の出力端子36との接続に用
いられる印加電極71が設けられている。さらに、電極
シート側カバー72および試験台66の各内面には、平
型電線シート62の製品部65を挟み込む一対の電極シ
ート76が取り付けられるとともに、電極シート側カバ
ー72の外面側には、両電極シート76に電気的に接続
されて、外部の耐電圧試験機34の入力端子37と電気
的に接続される電極シート側端子73が設けられてい
る。そして、この耐電圧試験用治具38の周囲には、試
験を行う人の感電防止のために、安全カバー78が備え
られている。
【0020】次に、上記のような構成の耐電圧試験用治
具68による試験方法を以下に述べる。
具68による試験方法を以下に述べる。
【0021】まず、図5に示すように、平型電線シート
62を、その窓開け部60を有する絶縁フィルム54を
上側にした状態で、印加部64が印加シート74に接触
するような位置になるとともに、製品部65が一対の電
極シート76に挟み込まれるような位置になるように試
験台66上に載せる。
62を、その窓開け部60を有する絶縁フィルム54を
上側にした状態で、印加部64が印加シート74に接触
するような位置になるとともに、製品部65が一対の電
極シート76に挟み込まれるような位置になるように試
験台66上に載せる。
【0022】そして、図6に示すように、電極シート側
カバー72に設けられた電極シート76が平型電線シー
ト62の導体露出部61と電気的に接触しないように、
該電極シート76の導体露出部61との接触領域に絶縁
テープ80を貼り付ける。
カバー72に設けられた電極シート76が平型電線シー
ト62の導体露出部61と電気的に接触しないように、
該電極シート76の導体露出部61との接触領域に絶縁
テープ80を貼り付ける。
【0023】この後、印加部側カバー70と電極シート
側カバー72を閉じて、耐電圧試験機34により平型電
線シート62の製品部65の耐電圧試験を行うのであ
る。
側カバー72を閉じて、耐電圧試験機34により平型電
線シート62の製品部65の耐電圧試験を行うのであ
る。
【0024】そして、他の種の平型電線シート62の耐
電圧試験を行う場合、即ち、導体露出部61の位置が異
なる場合には、絶縁テープ80を剥いで、該平型電線シ
ート62の導体露出部61の位置に貼り替えればよい。
電圧試験を行う場合、即ち、導体露出部61の位置が異
なる場合には、絶縁テープ80を剥いで、該平型電線シ
ート62の導体露出部61の位置に貼り替えればよい。
【0025】また、同一平型電線シート62に異形状の
平型電線が混在して製作されている場合でも、絶縁テー
プ80の位置を適宜貼り替えることにより、同一の耐電
圧試験用治具68により耐電圧試験を行うことができ
る。
平型電線が混在して製作されている場合でも、絶縁テー
プ80の位置を適宜貼り替えることにより、同一の耐電
圧試験用治具68により耐電圧試験を行うことができ
る。
【0026】以上のような平型電線の耐電圧試験方法お
よびその試験用治具68によると、長さの短い平型電線
30でも、各平型電線30に切断される前の平型電線シ
ート62の状態で耐電圧試験を行うことにより、一度に
多数の平型導体30の耐電圧試験を行うことができ、耐
電圧試験の効率化を図ることが可能となる。
よびその試験用治具68によると、長さの短い平型電線
30でも、各平型電線30に切断される前の平型電線シ
ート62の状態で耐電圧試験を行うことにより、一度に
多数の平型導体30の耐電圧試験を行うことができ、耐
電圧試験の効率化を図ることが可能となる。
【0027】なお、印加部64は、導体12を交差して
布線して設けなくとも、導体露出部61のひとつから、
導体12の全てに過電圧をかけることができればよい。
布線して設けなくとも、導体露出部61のひとつから、
導体12の全てに過電圧をかけることができればよい。
【0028】さらに、上記のような耐電圧試験用治具6
8は、耐電圧試験される平型電線シート62が上記のよ
うな布線装置52により製造されるものに限らず、同一
平面上に複数の導体露出部を有して形成される平型電線
シートであれば、耐電圧試験を行うことができる。
8は、耐電圧試験される平型電線シート62が上記のよ
うな布線装置52により製造されるものに限らず、同一
平面上に複数の導体露出部を有して形成される平型電線
シートであれば、耐電圧試験を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本願発明の平型電線の耐
電圧試験方法とその試験用治具によれば、複数の平型電
線に切断分離される前の平型電線シートの状態で、該平
型電線シートの導体露出部が前記電極シートに接触しな
いように、導体露出部が形成された位置に応じて前記電
極シートの導体露出部との接触領域に絶縁テープを着脱
自在に貼り付けて、耐電圧試験を行うことにより、耐電
圧試験を一度に効率よく行うことができる。
電圧試験方法とその試験用治具によれば、複数の平型電
線に切断分離される前の平型電線シートの状態で、該平
型電線シートの導体露出部が前記電極シートに接触しな
いように、導体露出部が形成された位置に応じて前記電
極シートの導体露出部との接触領域に絶縁テープを着脱
自在に貼り付けて、耐電圧試験を行うことにより、耐電
圧試験を一度に効率よく行うことができる。
【0030】また、平型電線シートの導体露出部の位置
が異なる場合、即ち、切断して形成される平型電線の形
状が異なる場合や、同一平型電線シートに異形状の平型
電線が混在して製作されている場合でも、貼り付けた絶
縁テープの位置を適宜変更することにより、同じ耐電圧
試験用治具を用いて異形状の平型電線の耐電圧試験を行
うことも可能である。
が異なる場合、即ち、切断して形成される平型電線の形
状が異なる場合や、同一平型電線シートに異形状の平型
電線が混在して製作されている場合でも、貼り付けた絶
縁テープの位置を適宜変更することにより、同じ耐電圧
試験用治具を用いて異形状の平型電線の耐電圧試験を行
うことも可能である。
【図1】この発明の一実施例に使用される布線装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同上の装置による布線経路を示す説明図であ
る。
る。
【図3】平型電線シートを示す平面図である。
【図4】この発明の一実施例である耐電圧試験用治具を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】同上の正面図である。
【図6】同上の正面図である。
【図7】平型電線の製造方法を示す説明図である。
【図8】平型電線シートを示す斜視図である。
【図9】平型電線を示す断面図である。
【図10】同上の斜視図である。
【図11】従来の耐電圧試験方法を示す説明図である。
【図12】他の従来の耐電圧試験方法を示す説明図であ
る。
る。
【図13】耐電圧試験機を示す正面図である。
12 導体 30 平型電線 34 耐電圧試験機 36 出力端子 37 入力端子 54、55 絶縁フィルム 61 導体露出部 62 平型電線シート 68 耐電圧試験用治具 71 印加電極 76 電極シート 80 絶縁テープ
Claims (3)
- 【請求項1】 平面上に配置された複数本の導体をその
両側から絶縁フィルムにより被覆して少なくとも一方の
絶縁フィルム側に複数の導体露出部が形成された平型電
線シートを切断して複数の平型電線を形成する平型電線
の耐電圧試験方法において、 前記平型電線シートの導体露出部のうちのひとつに耐電
圧試験機の出力端子から過電圧をかける一方、 過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前記平
型電線シートを挟み込むように接触配置される一対の電
極シートの他の前記導体露出部との接触領域に絶縁テー
プを貼り付け、前記両電極シートを前記耐電圧試験機の
入力端子に電気的に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧
を試験することを特徴とする平型電線の耐電圧試験方
法。 - 【請求項2】 平面上に配置された複数本の導体をその
両側から絶縁フィルムにより被覆して少なくとも一方の
絶縁フィルム側に複数の導体露出部が形成された平型電
線シートを切断して複数の平型電線を形成する平型電線
の耐電圧試験用治具において、 耐電圧試験機の出力端子に電気的に接続され、前記平型
電線シートの導体露出部のうちのひとつからその導体に
過電圧をかける印加電極と、 過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前記平
型電線を挟み込むようにその両面側に配置されるととも
に、耐電圧試験機の入力端子に電気的に接続された一対
の電極シートと、 前記電極シートの前記導体露出部との接触領域に着脱自
在に貼り付けられる絶縁テープと、 からなることを特徴とする平型電線の耐電圧試験用治
具。 - 【請求項3】 布線経路に従って同一平面上に連続状に
配設された導体に少なくとも一方側を複数の場所で切り
取った一対の絶縁フィルムを被覆してなる複数の導体露
出部を有する平型電線シートを切断して複数の平型電線
を形成する平型電線の耐電圧試験方法において、 前記平型電線シートの導体露出部のうちのひとつに耐電
圧試験機の出力端子から過電圧をかける一方、 過電圧をかけた導体露出部に接触しない位置で、前記平
型電線シートを挟み込むように接触配置される一対の電
極シートの他の前記導体露出部との接触領域に絶縁テー
プを貼り付け、前記両電極シートを前記耐電圧試験機の
入力端子に電気的に接続して前記絶縁フィルムの耐電圧
を試験することを特徴とする平型電線の耐電圧試験方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30929094A JP2956500B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 平型電線の耐電圧試験方法およびその試験用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30929094A JP2956500B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 平型電線の耐電圧試験方法およびその試験用治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166422A JPH08166422A (ja) | 1996-06-25 |
| JP2956500B2 true JP2956500B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17991223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30929094A Expired - Fee Related JP2956500B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 平型電線の耐電圧試験方法およびその試験用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2956500B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105954659A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-21 | 国网新疆电力公司昌吉供电公司 | 绝缘绳耐压试验装置 |
| CN113253078B (zh) * | 2021-07-02 | 2021-09-28 | 荣旗工业科技(苏州)股份有限公司 | 一种骨架高压测试设备 |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP30929094A patent/JP2956500B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08166422A (ja) | 1996-06-25 |
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