JP2957789B2 - 透磁率測定装置 - Google Patents
透磁率測定装置Info
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面状の磁性材料の透
磁率を測定する透磁率測定装置に関するものである。
磁率を測定する透磁率測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁性材料の透磁率を測定する透磁率測定
装置としては図3に示すものがある。この透磁率測定装
置では、環状に形成した磁性材料6’に巻線3’を巻い
てトロイダルコイル状のコイルを形成し、巻線3’の両
端をインピーダンス測定装置4’に接続して、インピー
ダンス(インダクタンス値及び抵抗値)を測定し、この
測定されたインピーダンスを用いて複素透磁率μ(μ=
μ’−jμ”、μ’は複素透磁率の実数成分、μ”は複
素透磁率の虚数成分)を算出していた。ここで測定する
インピーダンスは、磁性材料6’を含めたコイルの自己
インダクタンスLと、磁性材料6’を含めたコイルの損
失抵抗Reff と、巻線3’だけの損失抵抗Rw であり、
これらインダクタンスL及び損失抵抗Reff ,Rw から
次式により複素透磁率μの実数成分μ’及び複素透磁率
の虚数成分μ”が算出され、複素透磁率μが求まる。
装置としては図3に示すものがある。この透磁率測定装
置では、環状に形成した磁性材料6’に巻線3’を巻い
てトロイダルコイル状のコイルを形成し、巻線3’の両
端をインピーダンス測定装置4’に接続して、インピー
ダンス(インダクタンス値及び抵抗値)を測定し、この
測定されたインピーダンスを用いて複素透磁率μ(μ=
μ’−jμ”、μ’は複素透磁率の実数成分、μ”は複
素透磁率の虚数成分)を算出していた。ここで測定する
インピーダンスは、磁性材料6’を含めたコイルの自己
インダクタンスLと、磁性材料6’を含めたコイルの損
失抵抗Reff と、巻線3’だけの損失抵抗Rw であり、
これらインダクタンスL及び損失抵抗Reff ,Rw から
次式により複素透磁率μの実数成分μ’及び複素透磁率
の虚数成分μ”が算出され、複素透磁率μが求まる。
【0003】μ’=lc L/(μ0 AN2 ) μ”=lc (Reff −Rw )/(μ0 AωN2 ) 但し、lc :磁性材料の平均磁路長 μ0 :真空の透磁率(=4π×10-7) A :磁性材料の断面積 N :巻線の巻数 ω :角周波数(=2πf)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
透磁率測定装置では、磁性材料を用いてトロイダルコイ
ル状のコイルを形成する必要があるため、例えば薄膜磁
性材料のような平面状の磁性材料の透磁率を測定するこ
とができないという問題があった。本発明は上述の点に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
平面状の磁性材料であっても透磁率を求めることができ
る透磁率測定装置を提供することにある。
透磁率測定装置では、磁性材料を用いてトロイダルコイ
ル状のコイルを形成する必要があるため、例えば薄膜磁
性材料のような平面状の磁性材料の透磁率を測定するこ
とができないという問題があった。本発明は上述の点に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
平面状の磁性材料であっても透磁率を求めることができ
る透磁率測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、グランドプレーン上に間隔を
おいて平行にストリップ線路を配置し、このストリップ
線路の両端をSパラメータ測定装置と接続し、磁性材料
をグランドプレーンとストリップ線路との間に挿入した
場合と、挿入しない場合とのSパラメータをSパラメー
タ測定装置で測定し、このSパラメータを用いて磁性材
料の透磁率を算出するようにしてある。
に、請求項1の発明では、グランドプレーン上に間隔を
おいて平行にストリップ線路を配置し、このストリップ
線路の両端をSパラメータ測定装置と接続し、磁性材料
をグランドプレーンとストリップ線路との間に挿入した
場合と、挿入しない場合とのSパラメータをSパラメー
タ測定装置で測定し、このSパラメータを用いて磁性材
料の透磁率を算出するようにしてある。
【0006】なお、誤差の少ない透磁率の測定を可能と
するためには、請求項2に示すように、上記ストリップ
線路長は最高周波数の測定信号の1/2波長よりも短く
することが好ましい。また、誤差の少ない透磁率の測定
を可能とする別の方法としては、請求項3に示すよう
に、上記ストリップ線路を高抵抗率の材料で形成しても
よく、また、請求項4に示すように、ストリップ線路を
薄膜で形成してもよい。
するためには、請求項2に示すように、上記ストリップ
線路長は最高周波数の測定信号の1/2波長よりも短く
することが好ましい。また、誤差の少ない透磁率の測定
を可能とする別の方法としては、請求項3に示すよう
に、上記ストリップ線路を高抵抗率の材料で形成しても
よく、また、請求項4に示すように、ストリップ線路を
薄膜で形成してもよい。
【0007】ここで、請求項5に示すように、上記スト
リップ線路を高抵抗率の薄膜で形成することが、誤差の
少ない透磁率の測定を可能とするためにさらに好まし
い。
リップ線路を高抵抗率の薄膜で形成することが、誤差の
少ない透磁率の測定を可能とするためにさらに好まし
い。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように構成することで、グラ
ンドプレーン上に配置したストリップ線路のSパラメー
タから磁性材料の透磁率を求め、磁性材料が平面状であ
っても透磁率を測定できるようにしたものである。
ンドプレーン上に配置したストリップ線路のSパラメー
タから磁性材料の透磁率を求め、磁性材料が平面状であ
っても透磁率を測定できるようにしたものである。
【0009】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。本実施例の
透磁率測定装置は、グランドプレーン2上に所定間隔を
おいて平行にストリップ線路1を配置し、ストリップ線
路1を同軸ケーブル3を介してSパラメータ測定装置4
に接続して構成してある。ここで、ストリップ線路1
は、幅a、長さls の銅板で形成してあり、ストリップ
線路1の長さls は測定最高周波数fmax の測定信号の
半波長λmin /2より短く形成してある。また、同軸ケ
ーブル3としては特性インピーダンスが50Ωのものを
用いてある。そして、透磁率を測定する磁性材料6は、
長さls のガラス基盤5上に厚さtの薄膜として形成し
てある。
透磁率測定装置は、グランドプレーン2上に所定間隔を
おいて平行にストリップ線路1を配置し、ストリップ線
路1を同軸ケーブル3を介してSパラメータ測定装置4
に接続して構成してある。ここで、ストリップ線路1
は、幅a、長さls の銅板で形成してあり、ストリップ
線路1の長さls は測定最高周波数fmax の測定信号の
半波長λmin /2より短く形成してある。また、同軸ケ
ーブル3としては特性インピーダンスが50Ωのものを
用いてある。そして、透磁率を測定する磁性材料6は、
長さls のガラス基盤5上に厚さtの薄膜として形成し
てある。
【0010】以下に、ストリップ線路1のSパラメータ
を用いてどのようにして透磁率を求めるかについて説明
する。Sパラメータは次に示す変換式を用いて4端子定
数に変換できる。
を用いてどのようにして透磁率を求めるかについて説明
する。Sパラメータは次に示す変換式を用いて4端子定
数に変換できる。
【0011】
【数1】
【0012】…(1) 但し、W1 ,W2 は接続線路、つまりは同軸ケーブル3
の特性インピーダンスである。ところで、上記4端子定
数はストリップ線路1の伝搬定数γと特性インピーダン
スWとを用いて次式のように表される。
の特性インピーダンスである。ところで、上記4端子定
数はストリップ線路1の伝搬定数γと特性インピーダン
スWとを用いて次式のように表される。
【0013】
【数2】
【0014】…(2) また、ストリップ線路1の伝搬定数γ及び特性インピー
ダンスWは、ストリップ線路1の単位長さ当りのインピ
ーダンスZ及びアドミタンスYを用いて次のように表さ
れる。
ダンスWは、ストリップ線路1の単位長さ当りのインピ
ーダンスZ及びアドミタンスYを用いて次のように表さ
れる。
【0015】
【数3】
【0016】…(3) 上記(1)〜(3)式を用いると、ストリップ線路1の
単位長当りのインピーダンスZが次式で求められる。
単位長当りのインピーダンスZが次式で求められる。
【0017】
【数4】
【0018】…(4) つまり、ストリップ線路1のSパラメータを測定すれ
ば、ストリップ線路1の単位長当りのインピーダンスZ
を求めることができる。ここで、ストリップ線路1の単
位長当りのインピーダンスZはグランドとの間に存在す
る物質の透磁率の影響を受けて変化し、ストリップ線路
1とグランドとの間の透磁率の変化は、ストリップ線路
1の単位長当りのインピーダンスZの変化として現れ
る。
ば、ストリップ線路1の単位長当りのインピーダンスZ
を求めることができる。ここで、ストリップ線路1の単
位長当りのインピーダンスZはグランドとの間に存在す
る物質の透磁率の影響を受けて変化し、ストリップ線路
1とグランドとの間の透磁率の変化は、ストリップ線路
1の単位長当りのインピーダンスZの変化として現れ
る。
【0019】いま、ストリップ線路1とグランドとの間
に磁性材料6を介在させたときのストリップ線路1の単
位長当りのインピーダンスをZm で、磁性材料6を介在
させないときのストリップ線路1の単位長当りのインピ
ーダンスをZs であるとすると、磁性材料6の複素透磁
率μの実数成分μ’及び虚数成分μ”は次式で求まる。
に磁性材料6を介在させたときのストリップ線路1の単
位長当りのインピーダンスをZm で、磁性材料6を介在
させないときのストリップ線路1の単位長当りのインピ
ーダンスをZs であるとすると、磁性材料6の複素透磁
率μの実数成分μ’及び虚数成分μ”は次式で求まる。
【0020】
【数5】
【0021】…(5) なお、上記(5)式におけるtは磁性材料6の厚さであ
り、ωは角周波数(ω=2πf)、aはストリップ線路
1の幅である。以下、本実施例の透磁率測定装置を用い
た透磁率の測定方法を説明する。まず、薄膜磁性材料6
を形成したガラス基盤5をストリップ線路1とグランド
プレーン2との間に挿入した場合のSパラメータと、薄
膜磁性材料6を形成していないガラス基盤5をストリッ
プ線路1とグランドプレーン2との間に挿入したときの
Sパラメータとを測定する。
り、ωは角周波数(ω=2πf)、aはストリップ線路
1の幅である。以下、本実施例の透磁率測定装置を用い
た透磁率の測定方法を説明する。まず、薄膜磁性材料6
を形成したガラス基盤5をストリップ線路1とグランド
プレーン2との間に挿入した場合のSパラメータと、薄
膜磁性材料6を形成していないガラス基盤5をストリッ
プ線路1とグランドプレーン2との間に挿入したときの
Sパラメータとを測定する。
【0022】そして、上記夫々のSパラメータから上記
(4)式を用いてストリップ線路1の単位長当りのイン
ピーダンスを求める。つまり、ストリップ線路1とグラ
ンドとの間に薄膜磁性材料6を形成したガラス基盤5を
介在させたときのストリップ線路1の単位長当りのイン
ピーダンス(上記Zm に相当する)と、ガラス基盤5の
みを介在させたときのストリップ線路1の単位長当りの
インピーダンス(上記Zs に相当する)とを算出する。
このようにして夫々のストリップ線路1の単位長当りの
インピーダンスが求まると、上記(5)式から複素透磁
率が算出される。
(4)式を用いてストリップ線路1の単位長当りのイン
ピーダンスを求める。つまり、ストリップ線路1とグラ
ンドとの間に薄膜磁性材料6を形成したガラス基盤5を
介在させたときのストリップ線路1の単位長当りのイン
ピーダンス(上記Zm に相当する)と、ガラス基盤5の
みを介在させたときのストリップ線路1の単位長当りの
インピーダンス(上記Zs に相当する)とを算出する。
このようにして夫々のストリップ線路1の単位長当りの
インピーダンスが求まると、上記(5)式から複素透磁
率が算出される。
【0023】このように本実施例によれば、ストリップ
線路のSパラメータから透磁率を求めるので、従来のよ
うにトロイダルコイル状のコイルを形成することなく、
平面状の磁性材料6で透磁率μを測定できる。ところ
で、上記実施例の場合にはストリップ線路1の長さls
を測定最高周波数fmax の測定信号の半波長λmin /2
より短く形成してある理由について以下に説明する。
線路のSパラメータから透磁率を求めるので、従来のよ
うにトロイダルコイル状のコイルを形成することなく、
平面状の磁性材料6で透磁率μを測定できる。ところ
で、上記実施例の場合にはストリップ線路1の長さls
を測定最高周波数fmax の測定信号の半波長λmin /2
より短く形成してある理由について以下に説明する。
【0024】ストリップ線路1の伝搬定数γを減衰定数
α及び位相定数βを用いて表すと、 γ=α+jβ となる。また、ストリップ線路1を伝搬する信号の波長
λと、位相定数βは、 λ=2π/β の関係がある。従って、ストリップ線路1の長さls が
測定信号の半波長の整数倍nλ/2に等しい場合、伝搬
定数γとストリップ線路1の長さls は γls =αls +jnπ で表される。
α及び位相定数βを用いて表すと、 γ=α+jβ となる。また、ストリップ線路1を伝搬する信号の波長
λと、位相定数βは、 λ=2π/β の関係がある。従って、ストリップ線路1の長さls が
測定信号の半波長の整数倍nλ/2に等しい場合、伝搬
定数γとストリップ線路1の長さls は γls =αls +jnπ で表される。
【0025】ここで、ストリップ線路1が銅板のような
単位長さ当りの抵抗値の小さな材料で作成されている場
合に、減衰定数αがゼロに近い値をとり、4端子定数の
B,Cがほぼゼロとなってしまう。このため、単位長当
りのインピーダンスの計算値に多くの誤差が含まれ、従
って透磁率にも大きな誤差が含まれる可能性が高い。そ
こで、本実施例では、ストリップ線路1の長さls を測
定最高周波数fmaxの測定信号の半波長λmin /2より
短くしてある。このようにすれば、たとえストリップ線
路1が銅板のような単位長さ当りの抵抗値の小さな材料
で作成されても、正確な測定が可能となる。
単位長さ当りの抵抗値の小さな材料で作成されている場
合に、減衰定数αがゼロに近い値をとり、4端子定数の
B,Cがほぼゼロとなってしまう。このため、単位長当
りのインピーダンスの計算値に多くの誤差が含まれ、従
って透磁率にも大きな誤差が含まれる可能性が高い。そ
こで、本実施例では、ストリップ線路1の長さls を測
定最高周波数fmaxの測定信号の半波長λmin /2より
短くしてある。このようにすれば、たとえストリップ線
路1が銅板のような単位長さ当りの抵抗値の小さな材料
で作成されても、正確な測定が可能となる。
【0026】(実施例2)図2に本発明の他の実施例を
示し、本実施例の場合にはストリップ線路1部分の構造
に特徴がある。具体的には、上記ストリップ線路1とし
て長さがls のガラス基盤7上に幅aのニクロム薄膜8
を形成したものを用いてある。なお、本実施例の場合に
もこのストリップ線路1とグランドプレーン2との間に
は図1で説明した長さls のガラス基盤5上に厚さtの
薄膜として形成した磁性材料6を挿入できるようにして
ある。また、上記ストリップ線路1は特性インピーダン
スが50Ωの同軸ケーブル3でSパラメータ測定装置に
接続されている。
示し、本実施例の場合にはストリップ線路1部分の構造
に特徴がある。具体的には、上記ストリップ線路1とし
て長さがls のガラス基盤7上に幅aのニクロム薄膜8
を形成したものを用いてある。なお、本実施例の場合に
もこのストリップ線路1とグランドプレーン2との間に
は図1で説明した長さls のガラス基盤5上に厚さtの
薄膜として形成した磁性材料6を挿入できるようにして
ある。また、上記ストリップ線路1は特性インピーダン
スが50Ωの同軸ケーブル3でSパラメータ測定装置に
接続されている。
【0027】本実施例の場合にも実施例1で説明したと
同様にして磁性材料6の複素透磁率μを求めることがで
きる。本実施例の場合には、ストリップ線路1として高
抵抗率材料であるニクロム(抵抗率が109×10-8Ω
/m)を用い、且つこのニクロムを薄膜としてあるの
で、ストリップ線路1の単位長当りの抵抗値を大きくす
ることができ、減衰定数αが比較的に大きな値をとり、
4端子定数のB,Cはゼロに近い値をとることがない。
つまりは、上記実施例1の場合にはストリップ線路1の
長さls を測定最高周波数fmax の測定信号の半波長λ
min /2より短くして、4端子定数のB,Cはゼロに近
い値をとらないようにしていたが、本実施例ではストリ
ップ線路1の材質を高抵抗率材料とし且つ薄膜に形成す
ることで、ストリップ線路1の単位長当りの抵抗値を大
きくし、4端子定数のB,Cはゼロに近い値をとらない
ようにしたものである。このようにすれば、実施例1の
場合と同様に、単位長当りのインピーダンスの計算を精
度良く行うことができ、透磁率の計算結果にも誤差が含
まれる可能性が低くなる。
同様にして磁性材料6の複素透磁率μを求めることがで
きる。本実施例の場合には、ストリップ線路1として高
抵抗率材料であるニクロム(抵抗率が109×10-8Ω
/m)を用い、且つこのニクロムを薄膜としてあるの
で、ストリップ線路1の単位長当りの抵抗値を大きくす
ることができ、減衰定数αが比較的に大きな値をとり、
4端子定数のB,Cはゼロに近い値をとることがない。
つまりは、上記実施例1の場合にはストリップ線路1の
長さls を測定最高周波数fmax の測定信号の半波長λ
min /2より短くして、4端子定数のB,Cはゼロに近
い値をとらないようにしていたが、本実施例ではストリ
ップ線路1の材質を高抵抗率材料とし且つ薄膜に形成す
ることで、ストリップ線路1の単位長当りの抵抗値を大
きくし、4端子定数のB,Cはゼロに近い値をとらない
ようにしたものである。このようにすれば、実施例1の
場合と同様に、単位長当りのインピーダンスの計算を精
度良く行うことができ、透磁率の計算結果にも誤差が含
まれる可能性が低くなる。
【0028】なお、上記ストリップ線路1は上述のよう
に高抵抗率材料からなる薄膜にすることが最も好ましい
のであるが、単にストリップ線路1を高抵抗率材料で形
成したり、あるいは薄膜で形成したりしても、透磁率の
計算結果に誤差が含まれる可能性を低くすることは可能
である。また、上記説明では磁性材料6をガラス基盤5
上に薄膜として形成した場合について説明したが、磁性
材料は必ずしも薄膜であり、且つガラス基盤5上に形成
する必要はなく、平面状の磁性材料であれば、どのよう
なものであってもよい。
に高抵抗率材料からなる薄膜にすることが最も好ましい
のであるが、単にストリップ線路1を高抵抗率材料で形
成したり、あるいは薄膜で形成したりしても、透磁率の
計算結果に誤差が含まれる可能性を低くすることは可能
である。また、上記説明では磁性材料6をガラス基盤5
上に薄膜として形成した場合について説明したが、磁性
材料は必ずしも薄膜であり、且つガラス基盤5上に形成
する必要はなく、平面状の磁性材料であれば、どのよう
なものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明では上述のように、グラ
ンドプレーン上に間隔をおいて平行にストリップ線路を
配置し、このストリップ線路の両端をSパラメータ測定
装置と接続し、磁性材料をグランドプレーンとストリッ
プ線路との間に挿入した場合と、挿入しない場合とのS
パラメータをSパラメータ測定装置で測定し、このSパ
ラメータを用いて磁性材料の透磁率を算出するようにし
たものであり、グランドプレーン上に配置したストリッ
プ線路のSパラメータから磁性材料の透磁率を求めるこ
とにより、平面状の磁性材料の透磁率を測定できる。
ンドプレーン上に間隔をおいて平行にストリップ線路を
配置し、このストリップ線路の両端をSパラメータ測定
装置と接続し、磁性材料をグランドプレーンとストリッ
プ線路との間に挿入した場合と、挿入しない場合とのS
パラメータをSパラメータ測定装置で測定し、このSパ
ラメータを用いて磁性材料の透磁率を算出するようにし
たものであり、グランドプレーン上に配置したストリッ
プ線路のSパラメータから磁性材料の透磁率を求めるこ
とにより、平面状の磁性材料の透磁率を測定できる。
【0030】また、請求項2に示すように、上記ストリ
ップ線路長を最高周波数の測定信号の1/2波長よりも
短くすると、透磁率の計算を行うために必要なSパラメ
ータを変換して得られる4端子定数の要素が大きな誤差
を含む結果となるゼロに近い値を取ることがなく、この
ため誤差の少ない透磁率の算出が可能となる。さらに、
請求項3に示すように、上記ストリップ線路を高抵抗率
の材料で形成すると、ストリップ線路の単位長さ当りの
抵抗値を大きくすることができ、このため4端子定数の
要素が大きな誤差を含む結果となるゼロに近い値を取る
ことがなく、正確な透磁率の算出が行える。
ップ線路長を最高周波数の測定信号の1/2波長よりも
短くすると、透磁率の計算を行うために必要なSパラメ
ータを変換して得られる4端子定数の要素が大きな誤差
を含む結果となるゼロに近い値を取ることがなく、この
ため誤差の少ない透磁率の算出が可能となる。さらに、
請求項3に示すように、上記ストリップ線路を高抵抗率
の材料で形成すると、ストリップ線路の単位長さ当りの
抵抗値を大きくすることができ、このため4端子定数の
要素が大きな誤差を含む結果となるゼロに近い値を取る
ことがなく、正確な透磁率の算出が行える。
【0031】さらにまた、請求項4に示すようにストリ
ップ線路を薄膜で形成しても、ストリップ線路の単位長
さ当りの抵抗値を大きくでき、4端子定数の要素が大き
な誤差を含む結果となるゼロに近い値を取ることがな
く、正確な透磁率の算出が行える。また、請求項5に示
すように上記ストリップ線路を高抵抗率の薄膜で形成す
ると、ストリップ線路の単位長さ当りの抵抗値をさらに
大きくすることが可能となり、さらに正確な透磁率の算
出が可能となる。
ップ線路を薄膜で形成しても、ストリップ線路の単位長
さ当りの抵抗値を大きくでき、4端子定数の要素が大き
な誤差を含む結果となるゼロに近い値を取ることがな
く、正確な透磁率の算出が行える。また、請求項5に示
すように上記ストリップ線路を高抵抗率の薄膜で形成す
ると、ストリップ線路の単位長さ当りの抵抗値をさらに
大きくすることが可能となり、さらに正確な透磁率の算
出が可能となる。
【図1】本発明の一実施例の透磁率測定装置の構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】他の実施例の要部構造を示す斜視図である。
【図3】従来の透磁率測定方法の説明図である。
1 ストリップ線路 2 グランドプレーン 4 Sパラメータ測定装置 6 磁性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−122870(JP,A) 特開 昭59−126971(JP,A) 特開 平4−83176(JP,A) 特開 平1−235864(JP,A) 特開 平2−242173(JP,A) 特開 昭61−32438(JP,A) 実開 昭64−21381(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 33/12 - 33/18
Claims (5)
- 【請求項1】 グランドプレーン上に間隔をおいて平行
にストリップ線路を配置し、このストリップ線路の両端
をSパラメータ測定装置と接続し、磁性材料をグランド
プレーンとストリップ線路との間に挿入した場合と、挿
入しない場合とのSパラメータをSパラメータ測定装置
で測定し、このSパラメータを用いて磁性材料の透磁率
を算出して成ることを特徴とする透磁率測定装置。 - 【請求項2】 上記ストリップ線路長を最高周波数の測
定信号の1/2波長よりも短くして成ることを特徴とす
る請求項1記載の透磁率測定装置。 - 【請求項3】 上記ストリップ線路を高抵抗率材料で形
成して成ることを特徴とする請求項1記載の透磁率測定
装置。 - 【請求項4】 上記ストリップ線路を薄膜で形成して成
ることを特徴とする請求項1記載の透磁率測定装置。 - 【請求項5】 上記ストリップ線路を高抵抗率の薄膜で
形成して成ることを特徴とする請求項1記載の透磁率測
定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP326492A JP2957789B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 透磁率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP326492A JP2957789B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 透磁率測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05264703A JPH05264703A (ja) | 1993-10-12 |
| JP2957789B2 true JP2957789B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=11552609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP326492A Expired - Fee Related JP2957789B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 透磁率測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2957789B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2732028C2 (de) * | 1977-07-15 | 1989-04-06 | Blaupunkt-Werke Gmbh, 3200 Hildesheim | Auto-Rundfunkempfänger mit Drucktasten |
| JP2005332994A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Kyocera Corp | 電波吸収体の特性評価方法および特性評価装置 |
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-
1992
- 1992-01-10 JP JP326492A patent/JP2957789B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH05264703A (ja) | 1993-10-12 |
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