JP2958568B2 - ウォルシュ変換を用いた信号解析方法 - Google Patents

ウォルシュ変換を用いた信号解析方法

Info

Publication number
JP2958568B2
JP2958568B2 JP2105888A JP10588890A JP2958568B2 JP 2958568 B2 JP2958568 B2 JP 2958568B2 JP 2105888 A JP2105888 A JP 2105888A JP 10588890 A JP10588890 A JP 10588890A JP 2958568 B2 JP2958568 B2 JP 2958568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
walsh
spectrum
rms
analysis method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2105888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH045538A (ja
Inventor
玉玲 顔
太郎 下郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONO SOTSUKI KK
Original Assignee
ONO SOTSUKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONO SOTSUKI KK filed Critical ONO SOTSUKI KK
Priority to JP2105888A priority Critical patent/JP2958568B2/ja
Publication of JPH045538A publication Critical patent/JPH045538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2958568B2 publication Critical patent/JP2958568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動系の状態監視などに使用される信号の
解析方法に関し、さらに詳しくいえば、信号解析のため
にウォルシュスペクトルに基づく新しい指標を演算する
ウォルシュ変換を用いた信号解析方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
システムが劣化すると、稼動中の振動信号が時間領域
および周波数領域において変化する場合が多い。
例えば、運動する機械要素間のすき間で衝撃が発生し
たり、あるいは軸受や歯車の中に衝撃が発生したときに
は、振動が激しくなる。その場合に、時間領域において
はパルス状の加速度が発生し、周波数領域においては高
周波成分が増加する。
振動系の状態を監視するために、通常行われる方法
は、パワースペクトル解析に基づいて、そのスペクトル
の特徴の変化を抽出することである。
スペクトル分布の特徴を表すのに有効なパラメータの
1つとして、平均周波数があげられる。平均周波数と
は、単位時間あたりに正の傾斜で零レベルを交差する平
均回数をいい、平均値が零をとる定常エルゴード不規則
過程の場合は、平均周波数fmは、次式で与えられる。
ただし、fは周波数、S(f)はパワースペクトル密
度関数である。
前述したように、システムの故障などによって、高周
波成分が出現すると、この平均周波数fmは高くなる。
この平均周波数fmは、故障の診断に効率的な1つの指
標であり、通常2つの計算方法が知られている。すなわ
ち、高速フーリエ変換(FFT)に基づいてパワースペク
トルから解析する方法、および、時刻歴とその微分過程
の信号から直接求める方法(Time Domain Operation)
である。後者による計算方法は、次式で与えられる。
ここで、 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前者の方法は、複雑な複素数計算を含むの
で、時間がかかり、後者の方法は、微分信号を求めるた
めに、離散的なディジタル演算では十分に正確な結果が
得られない。
本発明の目的は、ウォルシュスペクトルに基づいた指
標を演算することにより、被解析信号の特徴を高速かつ
正確に抽出することができるウォルシュ変換を用いた信
号解析方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本発明によるウォルシュ
変換を用いた信号解析方法は、被解析信号の時刻歴信号
をウォルシュ変換したのち、ウォルシュスペクトルを求
め、そのウォルシュスペクトルに基づいて定義された中
心交番数,RMS交番数,スペクトル分布の変動因子および
とがり度因子の少なくとも1つの指標を演算し、その指
標の変化から前記被解析信号の特徴を抽出するように構
成してある。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例につき、本発明を詳
細に説明する。
第1図は、本発明によるウォルシュ変換を用いた信号
解析方法の実施例を説明するための図である。
この信号解析方法は、第1図に示すように、被解析信
号の時刻歴信号をウォルシュ変換WTしたのち(101)、
ウォルシュスペクトルWを求め(1029、そのウォルシュ
スペクトルWに基づいて定義された中心交番数Sc,RMS交
番数Srms,スペクトル分布の変動因子K1およびとがり度
因子K2の少なくとも1つの指標を演算し(103)、その
指標の変化から被解析信号の特徴を抽出するようにした
ものである。
被解析信号としては、システムから発生する振動信
号、例えば、軸受のハウジングに設けられた加速度計に
よって検出された振動加速度などを例にあげることがで
きる。
ウォルシュ変換は、被解析信号をウォルシュ関数列に
展開するものである。ウォルシュ関数列は、零交差数の
順番に並べた方形波系列であり、最初の4個のウォルシ
ュ変関数MAL(s,t)を例にすれば、第2図(a)〜
(d)に示すような関数列となる。このように、ウォル
シュ変換は、2値信号であるので、主要な演算が加減算
のみとなり、三角関数系を用いるフーリエ変換と比較し
て、ハードウエア化が容易であり、コンピュータ処理を
するうえからも圧倒的な高速性を有する。
ウォルシュスペクトルは、シーケンス領域における信
号の分布を表すものであり、フーリエスペクトルと同様
に、必要な情報をウォルシュスペクトルから得ることが
できる。N−ポイントのウォルシュ変換の場合には、
(N/2+1)−ポイントのウォルシュスペクトルW
(s)が、次式で与えられる。
ただし、WT(s)は時刻歴信号のウォルシュ変換であ
る。すなわち、 ただし、X(i)(i=0,1,2,…,N−1)はシステム出
力のサンプル値である。
つぎに、シーケンス領域でのウォルシュスペクトルの
変化を高速に検出するために、つぎのような中心交番数
Scと、RMS(Root Mean Square)交番数Srmsなる指標を
定義する。
ここで、シーケンス領域とは、ウォルシュ変換領域で
ある。このときの交番数は周波数に類似しており、単位
時間あたりの零交差数の1/2が平均数として定義され
る。
中心交番数ScRMS交番数Srmsただし、siは交番数、W(si)はウォルシュスペクトルで
ある。
これらの指標を物理的な概念に対応させると、中心交
番数Scがスペクトル図形の中心を表し、RMS交番数Srms
が回転半径を表す。そして、高い交番数成分が多く存在
すればするほどその中心や回転半径が大きくなる。
故障の診断の場合には、無次元因子がよく使われる
が、これらの故障情報に対しては敏感で、運転環境に対
しては敏感でない特徴を有する。そこで、式(5),
(6)で定義した指標のほかに、スペクトル分布の変動
因子K1と、とがり度因子K2の2つの無次元因子を次式で
定義する。
変動因子K1: とがり度因子K2: これらの無次元因子が運転状態を示すものとして用い
られる。システムの状態が異常になり、パルス状の信号
が出現し、高周波成分が増加すると、高次元モーメント
は低次元モーメントよりも急に増大し、定義した各因子
が大きな値をとるので、それらの因子の変化から、被解
析信号の特徴を抽出することができる。
本件発明者等は、このウォルシュ変換を用いた信号解
析方法により、コンピュータシミュレーションを行っ
た。
この実施例では、定常正規白色雑音入力をうける非線
形システムの出力のシミュレーションデータを用いて、
指標の演算を行った。これらのモデルは、第3図に示す
ように、1自由度系であり、衝突モデルと、変位の3乗
で表されるダフィング系モデルである。前者の場合に
は、大振幅振動により質点がより剛性の高い外壁に衝突
するような場合を想定している。サンプリング数Nは、
16384(=214)で、サンプリング間隔Δtは、0.1秒で
ある。
これらの非線形システムにおける無次元非線形パラメ
ータe(非線形両と入力レベルによって決まる)が増加
すると、システムの等価剛性が高くなるから、出力の高
周波成分が大きくなる。したがって、非線形パラメータ
eが増加すると、出力信号の中心交番数など先に定義し
た指標が大きくなることが予想される。
それぞれの非線形パラメータeに対応する出力の時刻
歴は、第4図(衝突モデル),第5図(ダフィング系モ
デル)に示されている。これらのデータから指標を求め
た結果は、表1と表2に示されている。
これらの計算結果をもとにして、第6図(衝突モデ
ル)、第7図(ダフィング系モデル)に示すように、無
次元非線形パラメータeの変化に対する、4つの指標
Sc,Srms,K1,およびK2の分布曲線を得た。これらの図に
おいては、e=0.1のときの値を0とおいて、そこから
の増加率を表してある。
これらの曲線から、非線形パラメータeが増加する
と、2つのモデルとも、変動因子K1の増加が極めて大き
くなることがわかる。つぎに、とがり度因子K2の変化が
大きく、特に、ダフィング系モデルにおいて敏感である
が、衝突モデルにおいても、非線形パラメータeが大き
い値をとるときに、明確な増加傾向を示している。ま
た、中心交番数Scは、2つのモデルとも、RMS交番数S
rmsよりも敏感であることがわかる。
したがって、非線形モデルの特性またはその非線形パ
ラメータの大きさに応じて、ここで定義した4つの指標
のうち最も敏感な指標を適宜選択し、1つまたは2つ以
上組み合わせて使用すればよい。
ここで、本発明の解析方法と、従来の方法によるシミ
ュレーション結果を比較する。
第8図は、非線形パラメータeの変化に対するRMS交
番数Srmsと、FFTによって演算した平均周波数fmの増加
率を示したものである。RMS交番数Srmsは、平均周波数f
mに対応するものであるが、平均周波数fmよりも明らか
に敏感であることがわかる。
これらの結果より、非線形パラメータが増大するとと
もに、シーケンス領域において、これらの指標の値が増
大し、システム状態の監視のために有効であることが明
らかになった。
〔発明の効果〕
以上詳しく説明したように、本発明によれば、高速ウ
ォルシュ変換にもとづいて、シーケンス領域における指
標を演算して、その変化を検出するので、システムの状
態の変化などを高速かつ正確に抽出することができる、
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるウォルシュ変換を用いた信号解
析方法の実施例を示しブロック図、第2図は、ウォルシ
ュ変換を説明するための図、第3図は、シミュレーショ
ンに使用した衝突モデルとダッフィング系モデルを示し
た図、第4図および第5図は、それらのモデルに対応す
る時刻歴信号を示した図、第6図〜第8図は、シミュレ
ーション結果を示した図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被解析信号の時刻歴信号をウォルシュ変換
    したのち、ウォルシュスペクトルを求め、そのウォルシ
    ュスペクトルに基づいて定義された中心交番数,RMS交番
    数,スペクトル分布の変動因子およびとがり度因子の少
    なくとも1つの指標を演算し、その指標の変化から前記
    被解析信号の特徴を抽出するように構成したウォルシュ
    変換を用いた信号解析方法。
JP2105888A 1990-04-21 1990-04-21 ウォルシュ変換を用いた信号解析方法 Expired - Fee Related JP2958568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2105888A JP2958568B2 (ja) 1990-04-21 1990-04-21 ウォルシュ変換を用いた信号解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2105888A JP2958568B2 (ja) 1990-04-21 1990-04-21 ウォルシュ変換を用いた信号解析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH045538A JPH045538A (ja) 1992-01-09
JP2958568B2 true JP2958568B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=14419462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2105888A Expired - Fee Related JP2958568B2 (ja) 1990-04-21 1990-04-21 ウォルシュ変換を用いた信号解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2958568B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004015000B4 (de) * 2004-03-26 2012-03-29 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln einer Größe, die charakteristisch ist für eine Masse, die auf einer Sitzfläche eines Sitzes ruht
JP2008513773A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 セコス、 インコーポレイテッド 燃焼中の建築物の構造的な倒壊の開始を検出する方法
JP5712401B2 (ja) * 2010-06-25 2015-05-07 公立大学法人首都大学東京 行動監視システム、行動監視プログラム、及び行動監視方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH045538A (ja) 1992-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW388787B (en) Bearing condition evaluation
MXPA05000564A (es) Metodos para alertar consistentemente de manera anticipada, de eventos criticos, a traves de canales multiples de datos.
CN104050147B (zh) 将时域信号转换成频域信号的方法与系统
CN111024214B (zh) 一种实时获取声共振混合机运行过程中固有频率的方法
CA2193628A1 (en) Method and apparatus for determining resonance information
CN113987927B (zh) 一种商用车车载质量检测方法
JP2021508825A (ja) トルク発生装置の内部の実効トルクを推定する方法
CN1093171A (zh) 监测电力系统次同步振荡的方法及监测仪
JP2958568B2 (ja) ウォルシュ変換を用いた信号解析方法
JP2003531367A (ja) 回転体の振動の非接触測定方法
Leuridan et al. High resolution order tracking using kalman tracking filters-theory and applications
CN107436244B (zh) 基于频率分段振动数据采集的设备故障报警方法
Zhu et al. Fault feature extraction of rolling element bearing based on EVMD
CN114520658B (zh) 一种滤波系统以及获取振动信号倍频幅值与相位的方法
JP4242346B2 (ja) 変調された信号の包絡線の決定方法
JP2024053471A (ja) 信号処理装置、信号処理方法、及びプログラム
CN117494485A (zh) 用于预测转动设备的故障概率的方法、设备和存储介质
Ai et al. Application of order cepstrum and neural network to gear fault detection
JP2019101777A (ja) 異常診断装置および異常診断方法
CN107025382B (zh) 一种基于临界相变理论的工程系统健康分析系统和方法
RU2365981C1 (ru) Способ и устройство для спектрально-временного анализа нестационарных сигналов
EP1704393B1 (en) Method of processing oscillatory response data from a resonant system
CN114859297A (zh) 桥梁振动目标检测方法及装置
JP7613324B2 (ja) 異常診断装置及び異常診断方法
US7328621B2 (en) Method of processing oscillatory data

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees