JP2964209B2 - サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプリントヘッドの製造方法 - Google Patents
サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプリントヘッドの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、サーマルプリントヘ
ッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプ
リントヘッドの製造方法に関し、特に、基板上に形成さ
れる発熱抵抗体のトリミングを均一かつ効率良く行うた
めの手法に特徴づけられたものである。
ッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプ
リントヘッドの製造方法に関し、特に、基板上に形成さ
れる発熱抵抗体のトリミングを均一かつ効率良く行うた
めの手法に特徴づけられたものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、厚膜型サーマルプリントヘッ
ドの概略構成は、図8に示すように、セラミック等で構
成された絶縁基板1の一側縁に沿って細長形態の発熱抵
抗体2が層状に形成され、この発熱抵抗体2の長手方向
に区分された複数の発熱箇所の駆動をそれぞれ担当する
複数個の駆動用IC3が配列される。そして、上記絶縁
基板1における一側縁部から両端縁部に至る箇所には、
コモン電極パターン4が形成されるとともに、上記各駆
動用IC3から上記発熱抵抗体2の該当する部位に至る
箇所には、個別電極パターン5が形成される。また、上
記絶縁基板1における他側縁部には、制御信号や印字入
力信号を入出力する端子6が形成される。なお、同図に
示す符号7は放熱板、符号8は制御回路用基板である。
ドの概略構成は、図8に示すように、セラミック等で構
成された絶縁基板1の一側縁に沿って細長形態の発熱抵
抗体2が層状に形成され、この発熱抵抗体2の長手方向
に区分された複数の発熱箇所の駆動をそれぞれ担当する
複数個の駆動用IC3が配列される。そして、上記絶縁
基板1における一側縁部から両端縁部に至る箇所には、
コモン電極パターン4が形成されるとともに、上記各駆
動用IC3から上記発熱抵抗体2の該当する部位に至る
箇所には、個別電極パターン5が形成される。また、上
記絶縁基板1における他側縁部には、制御信号や印字入
力信号を入出力する端子6が形成される。なお、同図に
示す符号7は放熱板、符号8は制御回路用基板である。
【0003】詳細には、図9に示すように、上記コモン
電極パターン4の帯状の基部4aからは、分岐形成され
た櫛歯状部分4bが等間隔に延びており、各櫛歯状部分
4bの相互間にはそれぞれ、複数の個別電極パターン5
の一端部分5bが入り込んでいる。そして、この両者4
b,5bの交互配列部分を覆うようにして、酸化ルテニ
ウム等を主成分とする抵抗体ペーストを用いて印刷・焼
成を行うことにより、上記発熱抵抗体2が重合状に形成
される。なお、上記各個別電極パターン5の他端部にそ
れぞれ形成されたワイヤボンディング用パッド5aは、
上記駆動用IC3の出力パッド3aに対してワイヤ9を
用いてボンディングされる。
電極パターン4の帯状の基部4aからは、分岐形成され
た櫛歯状部分4bが等間隔に延びており、各櫛歯状部分
4bの相互間にはそれぞれ、複数の個別電極パターン5
の一端部分5bが入り込んでいる。そして、この両者4
b,5bの交互配列部分を覆うようにして、酸化ルテニ
ウム等を主成分とする抵抗体ペーストを用いて印刷・焼
成を行うことにより、上記発熱抵抗体2が重合状に形成
される。なお、上記各個別電極パターン5の他端部にそ
れぞれ形成されたワイヤボンディング用パッド5aは、
上記駆動用IC3の出力パッド3aに対してワイヤ9を
用いてボンディングされる。
【0004】ところで、上記構成を備えたサーマルプリ
ントヘッドの製造途中においては、上記絶縁基板1に形
成された発熱抵抗体2に対するいわゆるトリミングが行
われる。このトリミングは、上記コモン電極パターン4
から発熱抵抗体2を介在させて個別電極パターン5に至
る導電経路に対して、通常の印字作用時よりも高電圧で
あって所定幅および所定周期のパルス電圧を印加し、こ
れに伴って上記発熱抵抗体2の単位発熱抵抗要素に所望
のエネルギーを付与することにより、その抵抗値を所定
値まで低下させ、全体として均一な抵抗値が得られるよ
うに初期設定を行うものである。この手法を、一般にパ
ルス・トリミングと称している。
ントヘッドの製造途中においては、上記絶縁基板1に形
成された発熱抵抗体2に対するいわゆるトリミングが行
われる。このトリミングは、上記コモン電極パターン4
から発熱抵抗体2を介在させて個別電極パターン5に至
る導電経路に対して、通常の印字作用時よりも高電圧で
あって所定幅および所定周期のパルス電圧を印加し、こ
れに伴って上記発熱抵抗体2の単位発熱抵抗要素に所望
のエネルギーを付与することにより、その抵抗値を所定
値まで低下させ、全体として均一な抵抗値が得られるよ
うに初期設定を行うものである。この手法を、一般にパ
ルス・トリミングと称している。
【0005】具体的には、上記パルス・トリミングの実
施に際しては、図10および図11に模式的に示すプロ
ーブ・カード10と呼ばれるプロービング手段を用い、
このプローブ・カード10が備えている複数本のプロー
ブ10aを、適宜、上記コモン電極パターン4と個別電
極パターン5とに接触させ、この接触部を通じて発熱抵
抗体2に上記所定のパルス電圧を印加するのである。な
お、上記各プローブ10aの対向間隔や隣接配設ピッチ
は、上記コモン電極パターン4および個別電極パターン
5の配列状態に対応して設定されており、いずれのプロ
ーブ10aに対してパルス電流を流すかの制御は、この
プローブ・カード10を制御するための制御手段に予め
作成・記憶されているプログラムに従って実行される。
施に際しては、図10および図11に模式的に示すプロ
ーブ・カード10と呼ばれるプロービング手段を用い、
このプローブ・カード10が備えている複数本のプロー
ブ10aを、適宜、上記コモン電極パターン4と個別電
極パターン5とに接触させ、この接触部を通じて発熱抵
抗体2に上記所定のパルス電圧を印加するのである。な
お、上記各プローブ10aの対向間隔や隣接配設ピッチ
は、上記コモン電極パターン4および個別電極パターン
5の配列状態に対応して設定されており、いずれのプロ
ーブ10aに対してパルス電流を流すかの制御は、この
プローブ・カード10を制御するための制御手段に予め
作成・記憶されているプログラムに従って実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コモン
電極パターン4の各櫛歯状部分4bと個別電極パターン
5の各一端部分5bとを上記発熱抵抗体2に対して重合
させた状態で、上記のパルス・トリミングを行う手法と
しては、たとえば上記プローブ・カード10を用いて図
12に示すような回路構成を形成する手法が採用され
る。この回路は、コモン電極パターン4と各個別電極パ
ターン5との間にスイッチ手段11を介在させて導電経
路を形成し、この各導電経路を通じてパルス電流が流れ
るように構成したものである。
電極パターン4の各櫛歯状部分4bと個別電極パターン
5の各一端部分5bとを上記発熱抵抗体2に対して重合
させた状態で、上記のパルス・トリミングを行う手法と
しては、たとえば上記プローブ・カード10を用いて図
12に示すような回路構成を形成する手法が採用され
る。この回路は、コモン電極パターン4と各個別電極パ
ターン5との間にスイッチ手段11を介在させて導電経
路を形成し、この各導電経路を通じてパルス電流が流れ
るように構成したものである。
【0007】しかしながら、このような手法を採用した
場合、単一の個別電極パターン5により形成される導電
経路について考察すると、同図に示す2箇所の単位発熱
抵抗要素R1,R2を通じて同時にパルス電流が流れる
ことになる。なお、この2箇所の単位発熱抵抗要素R
1,R2は、1個の発熱ドットの領域に対応するもので
ある。そして、この場合における電気回路構成は、図1
3に示すように、2個の抵抗R1,R2を並列に接続し
た回路と等価である。
場合、単一の個別電極パターン5により形成される導電
経路について考察すると、同図に示す2箇所の単位発熱
抵抗要素R1,R2を通じて同時にパルス電流が流れる
ことになる。なお、この2箇所の単位発熱抵抗要素R
1,R2は、1個の発熱ドットの領域に対応するもので
ある。そして、この場合における電気回路構成は、図1
3に示すように、2個の抵抗R1,R2を並列に接続し
た回路と等価である。
【0008】このように、上記2箇所の単位発熱抵抗要
素R1,R2が並列に接続されていると、相対的に抵抗
値の低い側の単位発熱抵抗要素に大電流が流れて高エネ
ルギーが付与されるので、上記パルス電圧の印加に伴っ
てその抵抗値が過度に低下していく。これに対して、相
対的に抵抗値の高い単位発熱抵抗要素については電流が
不足して低エネルギーが付与されるにとどまり、その抵
抗値が十分に低下しないことになる。この結果、両者の
抵抗値のアンバランスの度合いが大きくなるという問題
を有している。
素R1,R2が並列に接続されていると、相対的に抵抗
値の低い側の単位発熱抵抗要素に大電流が流れて高エネ
ルギーが付与されるので、上記パルス電圧の印加に伴っ
てその抵抗値が過度に低下していく。これに対して、相
対的に抵抗値の高い単位発熱抵抗要素については電流が
不足して低エネルギーが付与されるにとどまり、その抵
抗値が十分に低下しないことになる。この結果、両者の
抵抗値のアンバランスの度合いが大きくなるという問題
を有している。
【0009】このような問題を回避するには、図14に
示すように、コモン電極パターン4の各々独立した櫛歯
状部分4bと各個別電極パターン5とを通じてパルス電
流が流れるようにする手法が考えられる。しかしなが
ら、この手法による場合には、単位発熱抵抗要素を一箇
所ずつトリミングしていかねばならないので、全てのト
リミングを完了するまでに長時間を要することになり、
作業能率の悪化を招くという不具合がある。
示すように、コモン電極パターン4の各々独立した櫛歯
状部分4bと各個別電極パターン5とを通じてパルス電
流が流れるようにする手法が考えられる。しかしなが
ら、この手法による場合には、単位発熱抵抗要素を一箇
所ずつトリミングしていかねばならないので、全てのト
リミングを完了するまでに長時間を要することになり、
作業能率の悪化を招くという不具合がある。
【0010】なお、発熱抵抗体のドット密度を上記例示
のサーマルプリントヘッドの2倍にするため、たとえば
図15に示すように、コモン電極パターン4を第1の経
路4xと第2の経路4yとの2系統にして、この2系統
をコモン側スイッチ手段12,13により切り換えるよ
うに構成した所謂センタータイプのサーマルプリントヘ
ッドが実用化されている。この場合、上記2系統のコモ
ン電極パターン4の各分岐部分4bには、電流の逆流を
阻止するためのダイオード14が接続されている。
のサーマルプリントヘッドの2倍にするため、たとえば
図15に示すように、コモン電極パターン4を第1の経
路4xと第2の経路4yとの2系統にして、この2系統
をコモン側スイッチ手段12,13により切り換えるよ
うに構成した所謂センタータイプのサーマルプリントヘ
ッドが実用化されている。この場合、上記2系統のコモ
ン電極パターン4の各分岐部分4bには、電流の逆流を
阻止するためのダイオード14が接続されている。
【0011】そして、このタイプのサーマルプリントヘ
ッドについて発熱抵抗体のトリミングを行う場合には、
上記コモン側スイッチ手段12,13を適宜切り換えな
がら、各単位発熱抵抗要素R1,R2,R3,R4等に
対してパルス電圧を一個ずつ順々に印加していくのが通
例である。
ッドについて発熱抵抗体のトリミングを行う場合には、
上記コモン側スイッチ手段12,13を適宜切り換えな
がら、各単位発熱抵抗要素R1,R2,R3,R4等に
対してパルス電圧を一個ずつ順々に印加していくのが通
例である。
【0012】しかしながら、この手法においても、たと
えば図15に符号R1で示す単位発熱抵抗要素のトリミ
ングを行っている際に、そのパルス電流が同図に符号R
2,R3,R4で示す単位発熱抵抗要素にリークし、こ
れらの単位発熱抵抗要素についてもトリミングが行われ
てしまうという事態を招く。このため、各単位発熱抵抗
要素の抵抗値のバラツキが大きくなり、均一なトリミン
グを行う上で大きな妨げになっていた。
えば図15に符号R1で示す単位発熱抵抗要素のトリミ
ングを行っている際に、そのパルス電流が同図に符号R
2,R3,R4で示す単位発熱抵抗要素にリークし、こ
れらの単位発熱抵抗要素についてもトリミングが行われ
てしまうという事態を招く。このため、各単位発熱抵抗
要素の抵抗値のバラツキが大きくなり、均一なトリミン
グを行う上で大きな妨げになっていた。
【0013】そして、以上のように各単位発熱抵抗要素
についてトリミングを行った結果として、各抵抗値のバ
ラツキが存在している場合には、均一な印字作用を行わ
せることができず、印字品位上の問題が生じることにな
る。
についてトリミングを行った結果として、各抵抗値のバ
ラツキが存在している場合には、均一な印字作用を行わ
せることができず、印字品位上の問題が生じることにな
る。
【0014】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、サーマルプリントヘッドの発熱抵抗
体のトリミングを行うに際して、その時間短縮を図ると
ともに、各単位発熱抵抗要素の抵抗値のバラツキを可及
的に低減させ、もって作業能率の向上ならびに印字品位
の向上を図ることをその課題とする。
れたものであって、サーマルプリントヘッドの発熱抵抗
体のトリミングを行うに際して、その時間短縮を図ると
ともに、各単位発熱抵抗要素の抵抗値のバラツキを可及
的に低減させ、もって作業能率の向上ならびに印字品位
の向上を図ることをその課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0016】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、基板上に形成される発熱抵抗体に対して、コモン電
極パターンの複数の分岐部分と、複数の個別電極パター
ンの一端部分とを導通させ、この各部分の近接相互間に
単位発熱抵抗要素が画成されるように構成した状態で、
上記単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を印加してトリ
ミングを行うようにしたサーマルプリントヘッドの発熱
抵抗体のトリミング方法であって、少なくとも2個以上
の上記単位発熱抵抗要素が直列に接続された状態の導電
経路が形成されるように、上記コモン電極パターンの複
数の分岐部分と上記複数の個別電極パターンとの中から
端子となる2者を選択するとともに、この選択された2
者間の導電経路に対して所定の電圧を印加することによ
りトリミングを行うようにしたことを特徴としている。
は、基板上に形成される発熱抵抗体に対して、コモン電
極パターンの複数の分岐部分と、複数の個別電極パター
ンの一端部分とを導通させ、この各部分の近接相互間に
単位発熱抵抗要素が画成されるように構成した状態で、
上記単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を印加してトリ
ミングを行うようにしたサーマルプリントヘッドの発熱
抵抗体のトリミング方法であって、少なくとも2個以上
の上記単位発熱抵抗要素が直列に接続された状態の導電
経路が形成されるように、上記コモン電極パターンの複
数の分岐部分と上記複数の個別電極パターンとの中から
端子となる2者を選択するとともに、この選択された2
者間の導電経路に対して所定の電圧を印加することによ
りトリミングを行うようにしたことを特徴としている。
【0017】一方、本願の請求項2に記載した発明は、
基板上に形成される発熱抵抗体に対して、コモン電極パ
ターンの複数の分岐部分と、複数の個別電極パターンの
一端部分とを導通させ、この各部分の近接相互間に単位
発熱抵抗要素が画成されるように構成した状態で、上記
単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を印加してトリミン
グを行うようにしたサーマルプリントヘッドの発熱抵抗
体のトリミング方法であって、上記コモン電極パターン
における基部を除外した複数の分岐部分を、相互に分離
独立させ、少なくとも2個以上の上記単位発熱抵抗要素
が直列に接続された状態の導電経路が形成されるよう
に、上記複数の分岐部分と上記複数の個別電極パターン
との中から端子となる2者を選択するとともに、この選
択された2者間の導電経路に対して所定の電圧を印加す
ることによりトリミングを行うようにしたことを特徴と
している。
基板上に形成される発熱抵抗体に対して、コモン電極パ
ターンの複数の分岐部分と、複数の個別電極パターンの
一端部分とを導通させ、この各部分の近接相互間に単位
発熱抵抗要素が画成されるように構成した状態で、上記
単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を印加してトリミン
グを行うようにしたサーマルプリントヘッドの発熱抵抗
体のトリミング方法であって、上記コモン電極パターン
における基部を除外した複数の分岐部分を、相互に分離
独立させ、少なくとも2個以上の上記単位発熱抵抗要素
が直列に接続された状態の導電経路が形成されるよう
に、上記複数の分岐部分と上記複数の個別電極パターン
との中から端子となる2者を選択するとともに、この選
択された2者間の導電経路に対して所定の電圧を印加す
ることによりトリミングを行うようにしたことを特徴と
している。
【0018】また、本願の請求項3に記載した発明は、
サーマルプリントヘッドの製造方法に係るものであっ
て、請求項2に記載したトリミングを実行した後工程と
して、上記分離独立した複数の分岐部分の上面に対し
て、上記コモン電極パターンの基部を重合させて形成す
ることにより、上記各分岐部分の相互間を導通状態とす
る工程を備えたものである。
サーマルプリントヘッドの製造方法に係るものであっ
て、請求項2に記載したトリミングを実行した後工程と
して、上記分離独立した複数の分岐部分の上面に対し
て、上記コモン電極パターンの基部を重合させて形成す
ることにより、上記各分岐部分の相互間を導通状態とす
る工程を備えたものである。
【0019】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載した発明
に係るトリミング方法によれば、コモン電極パターンの
複数の分岐部分と複数の個別電極パターンとの中から端
子となる2者を選択して、2個以上の単位発熱抵抗要素
が直列に接続された状態となる導電経路を形成し、この
導電経路に対して所定の電圧を印加させるものであるか
ら、上記2個以上の単位発熱抵抗要素が同時にかつ均一
にトリミングされる。
に係るトリミング方法によれば、コモン電極パターンの
複数の分岐部分と複数の個別電極パターンとの中から端
子となる2者を選択して、2個以上の単位発熱抵抗要素
が直列に接続された状態となる導電経路を形成し、この
導電経路に対して所定の電圧を印加させるものであるか
ら、上記2個以上の単位発熱抵抗要素が同時にかつ均一
にトリミングされる。
【0020】詳しくは、上記2個以上の単位発熱抵抗要
素は直列に接続されていることから、相対的に抵抗値の
高い単位発熱抵抗要素については大きな電圧が印加され
て高エネルギーが付与され、逆に抵抗値の低い単位発熱
抵抗要素については小さな電圧が印加されて低エネルギ
ーが付与される。この結果、全ての単位発熱抵抗要素の
抵抗値が均一に低下して所望の値に定着することにな
る。この場合における導電経路の形成は、例えば既述の
プローブ・カードにより行われる。また、このトリミン
グ方法は、既述の厚膜型サーマルプリントヘッドに限ら
ず、薄膜型サーマルプリントヘッドについても適用可能
である。
素は直列に接続されていることから、相対的に抵抗値の
高い単位発熱抵抗要素については大きな電圧が印加され
て高エネルギーが付与され、逆に抵抗値の低い単位発熱
抵抗要素については小さな電圧が印加されて低エネルギ
ーが付与される。この結果、全ての単位発熱抵抗要素の
抵抗値が均一に低下して所望の値に定着することにな
る。この場合における導電経路の形成は、例えば既述の
プローブ・カードにより行われる。また、このトリミン
グ方法は、既述の厚膜型サーマルプリントヘッドに限ら
ず、薄膜型サーマルプリントヘッドについても適用可能
である。
【0021】このように、2個以上の単位発熱抵抗要素
に対して同時に電圧が印加されることにより、全ての単
位発熱抵抗要素のトリミングを完了するまでの時間が短
縮され、作業能率の向上が図られる。
に対して同時に電圧が印加されることにより、全ての単
位発熱抵抗要素のトリミングを完了するまでの時間が短
縮され、作業能率の向上が図られる。
【0022】加えて、2個以上の単位発熱抵抗要素を直
列に接続することにより得られる電気特性を有効利用し
て、各単位発熱抵抗要素の均一なトリミングが行われる
ことから、各単位発熱抵抗要素の抵抗値にバラツキが生
じなくなり、発熱抵抗体の全長にわたって均一な発熱作
用ならびに印字作用が行われ、印字品質が向上するとい
う利点が得られる。
列に接続することにより得られる電気特性を有効利用し
て、各単位発熱抵抗要素の均一なトリミングが行われる
ことから、各単位発熱抵抗要素の抵抗値にバラツキが生
じなくなり、発熱抵抗体の全長にわたって均一な発熱作
用ならびに印字作用が行われ、印字品質が向上するとい
う利点が得られる。
【0023】一方、上記請求項2に記載した発明に係る
トリミング方法は、特に厚膜型サーマルプリントヘッド
に有効利用できるものである。すなわち、厚膜型サーマ
ルプリントヘッドについても、上記と同様に2個以上の
単位発熱抵抗要素を直列に接続した状態の導電経路を形
成できるようにするため、コモン電極パターンの各分岐
部分のみを相互に分離独立した状態で形成するようにし
たものである。これにより、以下の実施例で詳述する
が、厚膜型サーマルプリントヘッドの基板上における各
パターンの配列状態に対して、上記と同様の作用効果を
得るためのトリミングを行うことが可能になる。
トリミング方法は、特に厚膜型サーマルプリントヘッド
に有効利用できるものである。すなわち、厚膜型サーマ
ルプリントヘッドについても、上記と同様に2個以上の
単位発熱抵抗要素を直列に接続した状態の導電経路を形
成できるようにするため、コモン電極パターンの各分岐
部分のみを相互に分離独立した状態で形成するようにし
たものである。これにより、以下の実施例で詳述する
が、厚膜型サーマルプリントヘッドの基板上における各
パターンの配列状態に対して、上記と同様の作用効果を
得るためのトリミングを行うことが可能になる。
【0024】上記請求項3に記載した発明に係るサーマ
ルプリントヘッドの製造方法によれば、個々に独立した
状態にある上記各分岐部分の上面に、コモン電極パター
ンの基部が重合状に形成されることにより、上記各分岐
部分の相互間が上記基部を介して導通状態となり、コモ
ン電極パターンとしては、従来と同様の機能を備え得る
ことになる。
ルプリントヘッドの製造方法によれば、個々に独立した
状態にある上記各分岐部分の上面に、コモン電極パター
ンの基部が重合状に形成されることにより、上記各分岐
部分の相互間が上記基部を介して導通状態となり、コモ
ン電極パターンとしては、従来と同様の機能を備え得る
ことになる。
【0025】したがって、上述のようなトリミングが行
われることにより発熱抵抗体の各単位発熱抵抗要素の抵
抗値を均一なものとした上で、コモン電極パターンとし
ての従来通りの機能を発揮できることになる。
われることにより発熱抵抗体の各単位発熱抵抗要素の抵
抗値を均一なものとした上で、コモン電極パターンとし
ての従来通りの機能を発揮できることになる。
【0026】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0027】図1ないし図5は、本願発明を、厚膜型サ
ーマルプリントヘッドに適用したものである。なお、以
下の説明に際して参照する各図において、既述の図8な
いし図12に示す構成要素と共通のものについては同一
符号を付する。
ーマルプリントヘッドに適用したものである。なお、以
下の説明に際して参照する各図において、既述の図8な
いし図12に示す構成要素と共通のものについては同一
符号を付する。
【0028】図1に示すように、サーマルプリントヘッ
ドを構成するセラミック製等の絶縁基板1の上面には、
コモン電極パターンの構成要素である複数の分岐部分4
bが相互に独立した状態で並列状に形成されているとと
もに、複数の個別電極パターン5は、その各一端部分5
bが上記各分岐部分4bの相互間にそれぞれ入り込んだ
状態となるように形成されている。そして、上記各分岐
部分4bと上記各一端部分5bが交互に配列されている
箇所の上面に、細長形態の発熱抵抗体2が導通状態とな
るように形成されている。
ドを構成するセラミック製等の絶縁基板1の上面には、
コモン電極パターンの構成要素である複数の分岐部分4
bが相互に独立した状態で並列状に形成されているとと
もに、複数の個別電極パターン5は、その各一端部分5
bが上記各分岐部分4bの相互間にそれぞれ入り込んだ
状態となるように形成されている。そして、上記各分岐
部分4bと上記各一端部分5bが交互に配列されている
箇所の上面に、細長形態の発熱抵抗体2が導通状態とな
るように形成されている。
【0029】上記発熱抵抗体2は、その長手方向に沿っ
て多数の発熱ドットRに区分されているが、単一の発熱
ドットRは、個別電極パターン5の一端部分5bとその
両側に隣接する各分岐部分4b,4bとから画成される
2個の単位発熱抵抗要素R1,R2により構成されてい
る。また、上記絶縁基板1の上面には、上記所定数の発
熱ドットRに対する発熱駆動を担当する駆動用IC3が
搭載されている。
て多数の発熱ドットRに区分されているが、単一の発熱
ドットRは、個別電極パターン5の一端部分5bとその
両側に隣接する各分岐部分4b,4bとから画成される
2個の単位発熱抵抗要素R1,R2により構成されてい
る。また、上記絶縁基板1の上面には、上記所定数の発
熱ドットRに対する発熱駆動を担当する駆動用IC3が
搭載されている。
【0030】そして、上記各個別電極パターン5の他端
部には、駆動用IC3の出力パッド3aとの間にワイヤ
ボンディングを施すためのパッド5aが形成されている
とともに、上記各分岐部分4bの一端部にもパッド4x
が形成される。そして、上記個別電極パターン5および
分岐部分4bの各パッド5a,4xは、既述の図10お
よび図11に示すプローブ・カード10の各プローブ1
0aが接触する端子としての役割を果たすものである。
部には、駆動用IC3の出力パッド3aとの間にワイヤ
ボンディングを施すためのパッド5aが形成されている
とともに、上記各分岐部分4bの一端部にもパッド4x
が形成される。そして、上記個別電極パターン5および
分岐部分4bの各パッド5a,4xは、既述の図10お
よび図11に示すプローブ・カード10の各プローブ1
0aが接触する端子としての役割を果たすものである。
【0031】上記プローブ・カード10を用いてトリミ
ングを行う場合に形成される導電経路、すなわち上記発
熱抵抗体2と各分岐部分4bと各個別電極パターン5と
からなる電気回路構成は、図2にその概略を示す電気回
路と等価である。
ングを行う場合に形成される導電経路、すなわち上記発
熱抵抗体2と各分岐部分4bと各個別電極パターン5と
からなる電気回路構成は、図2にその概略を示す電気回
路と等価である。
【0032】そして、本願発明に係るトリミング方法
は、たとえば図2に示す電気回路における左端に存在す
る分岐部分4bの端子(パッド)4xaと、これから一
本の分岐部分4xbを隔てた他の分岐部分4xcとの間
に、通常の印字作用時よりも極度に高電圧であって所定
幅および所定周期のパルス電圧を印加することにより行
われる。すなわち、上記パルス電圧は、図3に示す等価
回路のように、複数の単位発熱抵抗要素R1,R2,R
3,R4…を直列に接続した状態に形成される導電経路
に対して印加される。
は、たとえば図2に示す電気回路における左端に存在す
る分岐部分4bの端子(パッド)4xaと、これから一
本の分岐部分4xbを隔てた他の分岐部分4xcとの間
に、通常の印字作用時よりも極度に高電圧であって所定
幅および所定周期のパルス電圧を印加することにより行
われる。すなわち、上記パルス電圧は、図3に示す等価
回路のように、複数の単位発熱抵抗要素R1,R2,R
3,R4…を直列に接続した状態に形成される導電経路
に対して印加される。
【0033】なお、上記各分岐部分4bおよび各個別電
極パターン5のそれぞれの端子4xa〜4xe,5aa
〜5adの中から2者を選択する手法は、上記例示した
態様に限定されるわけではなく、たとえば2個の単位発
熱抵抗要素R1,R2が直列接続された状態となるよう
に隣接する2本の分岐部分4bの両端子4xa,4xb
を選択してもよく、あるいは4個以上の単位発熱抵抗要
素R1,R2,R3,R4…が直列接続された状態とな
るように離反する2本の分岐部分4b,4bの各端子4
xa,4xdを選択するなどしてもよい。
極パターン5のそれぞれの端子4xa〜4xe,5aa
〜5adの中から2者を選択する手法は、上記例示した
態様に限定されるわけではなく、たとえば2個の単位発
熱抵抗要素R1,R2が直列接続された状態となるよう
に隣接する2本の分岐部分4bの両端子4xa,4xb
を選択してもよく、あるいは4個以上の単位発熱抵抗要
素R1,R2,R3,R4…が直列接続された状態とな
るように離反する2本の分岐部分4b,4bの各端子4
xa,4xdを選択するなどしてもよい。
【0034】また、必要ならば、複数個の単位発熱抵抗
要素が直列接続された状態となるように2本の個別電極
パターン5の各端子5aa,5ab…を選択してもよ
く、さらには個別電極パターン5の端子5aa,5ab
…と分岐部分5bの端子4xa,4xb…とを適宜選択
することも可能である。但し、直列接続された状態にあ
る単位発熱抵抗要素の個数が多くなれば、これに応じて
各端子間に極めて高い電圧を印加させねばならないの
で、4個程度の単位発熱抵抗要素が介在された状態でパ
ルス電圧を印加するのが好ましい。
要素が直列接続された状態となるように2本の個別電極
パターン5の各端子5aa,5ab…を選択してもよ
く、さらには個別電極パターン5の端子5aa,5ab
…と分岐部分5bの端子4xa,4xb…とを適宜選択
することも可能である。但し、直列接続された状態にあ
る単位発熱抵抗要素の個数が多くなれば、これに応じて
各端子間に極めて高い電圧を印加させねばならないの
で、4個程度の単位発熱抵抗要素が介在された状態でパ
ルス電圧を印加するのが好ましい。
【0035】この場合における各端子の選択は、上記プ
ローブ・カード10を制御するための制御手段に記憶さ
れているプログラムにより実行される。そして、上記の
ような動作は、発熱抵抗体2の全ての単位発熱抵抗要素
に対してパルス電圧が印加されるまで繰り返し実行され
る。その場合の実行回数は、単位発熱抵抗要素の全ての
個数を、一回の動作で直列接続される単位発熱抵抗要素
の個数で除算した数となり、個々の単位発熱抵抗要素を
1個ずつトリミングする場合と比較して、その回数が大
幅に軽減される。
ローブ・カード10を制御するための制御手段に記憶さ
れているプログラムにより実行される。そして、上記の
ような動作は、発熱抵抗体2の全ての単位発熱抵抗要素
に対してパルス電圧が印加されるまで繰り返し実行され
る。その場合の実行回数は、単位発熱抵抗要素の全ての
個数を、一回の動作で直列接続される単位発熱抵抗要素
の個数で除算した数となり、個々の単位発熱抵抗要素を
1個ずつトリミングする場合と比較して、その回数が大
幅に軽減される。
【0036】以上のように、発熱抵抗体2における複数
個の単位発熱抵抗要素が直列に接続された導電経路に対
してパルス電圧を印加すれば、これに伴って各単位発熱
抵抗要素の抵抗値が低下していくことになる。この場
合、パルス電圧が同時に印加されている複数個の単位発
熱抵抗要素に抵抗値の高低のバラツキがあっても、抵抗
値の高い単位発熱抵抗要素に対しては、相対的に高いパ
ルス電圧が印加されて高エネルギーが付与されることか
ら、その抵抗値が急激に低下していく。一方、抵抗値の
低い単位発熱抵抗要素に対しては、相対的に低いパルス
電圧が印加されて低エネルギーが付与されることから、
その抵抗値がゆるやかに低下していく。
個の単位発熱抵抗要素が直列に接続された導電経路に対
してパルス電圧を印加すれば、これに伴って各単位発熱
抵抗要素の抵抗値が低下していくことになる。この場
合、パルス電圧が同時に印加されている複数個の単位発
熱抵抗要素に抵抗値の高低のバラツキがあっても、抵抗
値の高い単位発熱抵抗要素に対しては、相対的に高いパ
ルス電圧が印加されて高エネルギーが付与されることか
ら、その抵抗値が急激に低下していく。一方、抵抗値の
低い単位発熱抵抗要素に対しては、相対的に低いパルス
電圧が印加されて低エネルギーが付与されることから、
その抵抗値がゆるやかに低下していく。
【0037】したがって、各単位発熱抵抗要素のそれぞ
れの抵抗値は、同一値に近づくようにして低下していく
ことになり、略一定の値まで低下した時点でパルス電圧
の印加を停止させることにより、各抵抗値は均一な値に
維持される。この結果、上記各抵抗値にバラツキが生じ
ていることに起因する印字不良等が回避される。
れの抵抗値は、同一値に近づくようにして低下していく
ことになり、略一定の値まで低下した時点でパルス電圧
の印加を停止させることにより、各抵抗値は均一な値に
維持される。この結果、上記各抵抗値にバラツキが生じ
ていることに起因する印字不良等が回避される。
【0038】上記のトリミングを終えた後は、図4およ
び図5に示すように、上記各分岐部分4bの一端部(パ
ッド4x周辺)の上面に、コモン電極パターン4の帯状
の基部4aが重合状に形成される。これにより、トリミ
ングを行うために独立した状態にあった各分岐部分4b
が、上記帯状の基部4aにより全て相互に導通された状
態となり、コモン電極パターン4の本来的な機能を従来
同様に発揮できることになる。
び図5に示すように、上記各分岐部分4bの一端部(パ
ッド4x周辺)の上面に、コモン電極パターン4の帯状
の基部4aが重合状に形成される。これにより、トリミ
ングを行うために独立した状態にあった各分岐部分4b
が、上記帯状の基部4aにより全て相互に導通された状
態となり、コモン電極パターン4の本来的な機能を従来
同様に発揮できることになる。
【0039】また、図4に示すように、上記駆動用IC
3の出力パッド3aと、上記各個別電極パターン5のパ
ッド5aとの間には、ワイヤ9によるボンディングが施
されて、両者間が結線された状態となる。
3の出力パッド3aと、上記各個別電極パターン5のパ
ッド5aとの間には、ワイヤ9によるボンディングが施
されて、両者間が結線された状態となる。
【0040】ところで、上記実施例は、厚膜型サーマル
プリントヘッドに本願発明を適用したものであるが、以
下に示すように、薄膜型サーマルプリントヘッドについ
ても同様にして本願発明を適用できる。
プリントヘッドに本願発明を適用したものであるが、以
下に示すように、薄膜型サーマルプリントヘッドについ
ても同様にして本願発明を適用できる。
【0041】すなわち、図6にその等価回路を示すよう
に、コモン電極パターン4の基部4aから分岐された複
数の各分岐部分4bと、複数の個別電極パターン5の一
端部分5bとの対向する端部間に、それぞれ単位発熱抵
抗要素R1,R2…が画成された構成において、各個別
電極パターン5の隣接する両端子5aa,5ab間にパ
ルス電圧を印加する。
に、コモン電極パターン4の基部4aから分岐された複
数の各分岐部分4bと、複数の個別電極パターン5の一
端部分5bとの対向する端部間に、それぞれ単位発熱抵
抗要素R1,R2…が画成された構成において、各個別
電極パターン5の隣接する両端子5aa,5ab間にパ
ルス電圧を印加する。
【0042】したがって、この場合にも2個の単位発熱
抵抗要素R1,R2が直列に接続された導電経路に対し
て、パルス電圧が印加されることになり、上記と同様に
して各抵抗値の均一化が行われる。
抵抗要素R1,R2が直列に接続された導電経路に対し
て、パルス電圧が印加されることになり、上記と同様に
して各抵抗値の均一化が行われる。
【0043】図7は、薄膜型サーマルプリントヘッドの
うち、いわゆる折り返しコモン型サーマルプリントヘッ
ドに本願発明を適用した一例を示している。このタイプ
のサーマルプリントヘッドは、絶縁基板の一側縁部に発
熱抵抗体を形成し、この発熱抵抗体に対して直交する同
方向から、1本のコモン電極パターン4の分岐部分4b
と、2本の個別電極パターン5の一端部分5bとを、順
々に並列状に配列させたものである。そして、上記各分
岐部分4bは、先端がさらに2又状に分岐されることに
より先端側分岐部分4c,4cが形成されているととも
に、この各先端側分岐部分4cと補助導通パターンPa
の一端部との相互間、および個別電極パターン5の一端
部分5bと上記補助導通パターンPaの他端部との相互
間に、それぞれ単位発熱抵抗要素R1〜R4が画成され
ている。
うち、いわゆる折り返しコモン型サーマルプリントヘッ
ドに本願発明を適用した一例を示している。このタイプ
のサーマルプリントヘッドは、絶縁基板の一側縁部に発
熱抵抗体を形成し、この発熱抵抗体に対して直交する同
方向から、1本のコモン電極パターン4の分岐部分4b
と、2本の個別電極パターン5の一端部分5bとを、順
々に並列状に配列させたものである。そして、上記各分
岐部分4bは、先端がさらに2又状に分岐されることに
より先端側分岐部分4c,4cが形成されているととも
に、この各先端側分岐部分4cと補助導通パターンPa
の一端部との相互間、および個別電極パターン5の一端
部分5bと上記補助導通パターンPaの他端部との相互
間に、それぞれ単位発熱抵抗要素R1〜R4が画成され
ている。
【0044】このタイプのサーマルプリントヘッドの製
造途中においてトリミングを行うには、同図に示すよう
に、2本の個別電極パターン5,5の両端子5aa,5
ab間にパルス電圧を印加する。このようにすれば、4
個の単位発熱抵抗要素R1,R2,R3,R4が直列に
接続された導電経路に対してパルス電圧が印加されるこ
とになり、上記の場合と同様にして各単位発熱抵抗要素
の抵抗値が均一化される。
造途中においてトリミングを行うには、同図に示すよう
に、2本の個別電極パターン5,5の両端子5aa,5
ab間にパルス電圧を印加する。このようにすれば、4
個の単位発熱抵抗要素R1,R2,R3,R4が直列に
接続された導電経路に対してパルス電圧が印加されるこ
とになり、上記の場合と同様にして各単位発熱抵抗要素
の抵抗値が均一化される。
【0045】なお、本願発明に係るトリミング方法は、
上記列挙した型式のサーマルプリントヘッド以外にも適
用可能である。具体的には、たとえば既述の図15に示
すセンタータイプのサーマルプリントヘッドについても
適用できるものであり、この場合には、複数の個別電極
パターン5の各端子5aa〜5ad等の中から2個の端
子を選択することにより、複数個の単位発熱抵抗要素R
1〜R4が直列に接続された状態の導電経路を形成し、
この導電経路にパルス電圧を印加してトリミングを行う
のである。この場合にも、各単位発熱抵抗要素の抵抗値
が均一化されると同時に、トリミングに要する時間が短
縮される。
上記列挙した型式のサーマルプリントヘッド以外にも適
用可能である。具体的には、たとえば既述の図15に示
すセンタータイプのサーマルプリントヘッドについても
適用できるものであり、この場合には、複数の個別電極
パターン5の各端子5aa〜5ad等の中から2個の端
子を選択することにより、複数個の単位発熱抵抗要素R
1〜R4が直列に接続された状態の導電経路を形成し、
この導電経路にパルス電圧を印加してトリミングを行う
のである。この場合にも、各単位発熱抵抗要素の抵抗値
が均一化されると同時に、トリミングに要する時間が短
縮される。
【図1】本願発明に係るトリミング方法を実施する際の
基板上の状態の第1の例を示す要部概略平面図である。
基板上の状態の第1の例を示す要部概略平面図である。
【図2】上記基板上における導電経路の状態の第1の例
を示す電気回路図である。
を示す電気回路図である。
【図3】上記基板上における導電経路の状態の第1の例
と等価の電気回路図である。
と等価の電気回路図である。
【図4】上記トリミング方法が実施された後、さらに後
工程が実施された後の状態を示す要部概略平面図であ
る。
工程が実施された後の状態を示す要部概略平面図であ
る。
【図5】図4のA−A線に沿って切断した拡大縦断正面
図である。
図である。
【図6】本願発明に係るトリミング方法を実施する際の
基板上における導電経路の状態の第2の例を示す電気回
路図である。
基板上における導電経路の状態の第2の例を示す電気回
路図である。
【図7】本願発明に係るトリミング方法を実施する際の
基板上における導電経路の状態の第3の例を示す電気回
路図である。
基板上における導電経路の状態の第3の例を示す電気回
路図である。
【図8】従来のサーマルプリントヘッドの構成を示す要
部概略斜視図である。
部概略斜視図である。
【図9】従来のサーマルプリントヘッドの基板上の状態
の一例を示す要部概略平面図である。
の一例を示す要部概略平面図である。
【図10】上記トリミング方法の実施に使用されるプロ
ーブ・カードを示す概略平面図である。
ーブ・カードを示す概略平面図である。
【図11】上記プローブ・カードの使用状態を模式的に
示す概略側面図である。
示す概略側面図である。
【図12】従来のトリミング方法を実施する場合の基板
上における導電経路の状態の第1の例を示す要部概略平
面図である。
上における導電経路の状態の第1の例を示す要部概略平
面図である。
【図13】上記従来の基板上における導電経路の状態の
第1の例と等価の電気回路図である。
第1の例と等価の電気回路図である。
【図14】従来のトリミング方法を実施する場合の基板
上における導電経路の状態の第2の例を示す要部概略平
面図である。
上における導電経路の状態の第2の例を示す要部概略平
面図である。
【図15】従来のトリミング方法を実施する場合の基板
上における導電経路の状態の第3の例を示す要部概略平
面図である。
上における導電経路の状態の第3の例を示す要部概略平
面図である。
1 基板(絶縁基板) 2 発熱抵抗体 4 コモン電極パターン 4a コモン電極パターンの基部 4b コモン電極パターンの分岐部分 4x コモン電極パターンの端子(パッド) 4xa,4xb,4xc,4xd,4xe コモン電極
パターンの端子 5 個別電極パターン 5a 個別電極パターンの端子(パッド) 5b 個別電極パターンの一端部分 5aa,5ab,5ac,5ad 個別電極パターンの
端子 R1,R2,R3,R4,R5,R6 単位発熱抵抗要
素
パターンの端子 5 個別電極パターン 5a 個別電極パターンの端子(パッド) 5b 個別電極パターンの一端部分 5aa,5ab,5ac,5ad 個別電極パターンの
端子 R1,R2,R3,R4,R5,R6 単位発熱抵抗要
素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/35 B41J 2/335 B41J 2/345
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に形成される発熱抵抗体に対し
て、コモン電極パターンの複数の分岐部分と、複数の個
別電極パターンの一端部分とを導通させ、この各部分の
近接相互間に単位発熱抵抗要素が画成されるように構成
した状態で、上記単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を
印加してトリミングを行うようにしたサーマルプリント
ヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法であって、 少なくとも2個以上の上記単位発熱抵抗要素が直列に接
続された状態の導電経路が形成されるように、上記コモ
ン電極パターンの複数の分岐部分と上記複数の個別電極
パターンとの中から端子となる2者を選択するととも
に、この選択された2者間の導電経路に対して所定の電
圧を印加することによりトリミングを行うようにしたこ
とを特徴とする、サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体
のトリミング方法。 - 【請求項2】 基板上に形成される発熱抵抗体に対し
て、コモン電極パターンの複数の分岐部分と、複数の個
別電極パターンの一端部分とを導通させ、この各部分の
近接相互間に単位発熱抵抗要素が画成されるように構成
した状態で、上記単位発熱抵抗要素に対し所定の電圧を
印加してトリミングを行うようにしたサーマルプリント
ヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法であって、 上記コモン電極パターンにおける基部を除外した複数の
分岐部分を、相互に分離独立させ、少なくとも2個以上
の上記単位発熱抵抗要素が直列に接続された状態の導電
経路が形成されるように、上記複数の分岐部分と上記複
数の個別電極パターンとの中から端子となる2者を選択
するとともに、この選択された2者間の導電経路に対し
て所定の電圧を印加することによりトリミングを行うよ
うにしたことを特徴とする、サーマルプリントヘッドの
発熱抵抗体のトリミング方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載したトリミングを実行し
た後工程として、上記分離独立した複数の分岐部分の上
面に対して、上記コモン電極パターンの基部を重合させ
て形成することにより、上記各分岐部分の相互間を導通
状態とする工程を備えていることを特徴とする、サーマ
ルプリントヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9028594A JP2964209B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプリントヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9028594A JP2964209B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプリントヘッドの製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5801799A Division JPH11309891A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | サ―マルプリントヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290746A JPH07290746A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2964209B2 true JP2964209B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=13994258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9028594A Expired - Lifetime JP2964209B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体のトリミング方法、およびサーマルプリントヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2964209B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP9028594A patent/JP2964209B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07290746A (ja) | 1995-11-07 |
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