JP2965112B2 - 光学素子の成形方法 - Google Patents

光学素子の成形方法

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JP2965112B2 JP5149844A JP14984493A JP2965112B2 JP 2965112 B2 JP2965112 B2 JP 2965112B2 JP 5149844 A JP5149844 A JP 5149844A JP 14984493 A JP14984493 A JP 14984493A JP 2965112 B2 JP2965112 B2 JP 2965112B2
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    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/46Lenses, e.g. bi-convex
    • C03B2215/47Bi-concave
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03B2215/72Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、非球面レンズ
などの高精度な光学素子をプレス成形で形成する場合に
用いる光学素子の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、研削・研磨による光学素子の加工
方法に代わり、加熱軟化させたガラス素材を、成形型内
で、直接、プレス成形する方法が注目されている。
【0003】通常、この種の成形には、胴型内で、前記
胴型に摺動する上下型よりなる成形用型部材が用いて、
軟化状態に有るガラス素材をプレスし、前記型部材の成
形面に対応した光学機能面を前記ガラス素材に形成し、
その後、冷却を行い、前記型部材から成形品を取り出
し、光学素子を得る方法が用いられている。
【0004】また、特開昭62−21720号公報に
は、ガラス素材をガラス粘度で108〜106 ポアズに
相当する温度に加熱し、同じく、1014.5〜1013.5
アズに相当する温度の型で予備成形を行った後に、改め
て、本プレス成形する、リヒートの多段プレスによる光
学素子の成形方法が提案されている。
【0005】また、多段プレスによる光学素子の成形方
法として、特公昭36−18982号公報には、成形に
おいて周辺寸法を決定すべき外筒の内側寸法を、第一プ
レス、第二プレスの順に大きく設定して、成形して行く
方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
述のリヒートによる従来例では、自重で簡単に変形して
しまうような、溶融ガラスなどの、粘度が非常に低いカ
ラスからの多段プレスの方法は提案されておらず、以下
に述べる粘度の低いガラスからの成形の問題点は解決さ
れていない。
【0007】即ち、ガラス粘度が低いために、胴型と上
・下型との隙間にガラスが容易に侵入し、バリが発生し
やすく、このバリが、製造過程で、光学素子の有効面に
まわり込むと、重大な欠陥となる。光学素子では、ほん
の少しのバリに起因する欠陥でも使用出来ない。そのた
め、バリが発生すると、連続生産が不可能となる。
【0008】しかし、粘度の低いガラスを、胴型などの
外周規制の無い条件で成形すると、ガラス成形品の外径
部がいびつになるばかりか、外径と光学中心とがずれて
しまい、本プレス成形において、中間成形品と型との位
置合わせが困難となり、光学機能面の転写不良や、形状
不良を引き起こす。また、多段プレスの最終工程にあた
る本プレス成形では、光学機能面の転写を確実に行うに
は、ガラスを型に倣わすための変形に、若干の押し代を
確保する必要があり、さらに、ガス残りを防ぐための予
備成形における成形型の適当な形状を確保する必要があ
る。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明は、溶融ガラスのような
粘度の低いガラスからでも、バリの発生が避けられ、そ
れによるガラス光学素子の表面欠陥をもたらすことがな
く、かつ、最終的には、光学機能面の転写が良好で、外
径精度が良い光学素子が得られる、光学素子の成形方法
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明者ら
は、溶融炉などから得られる一定の容量のガラス塊を、
その自重で変形を起こすような、柔らかな内に、胴型や
上下型の隙間にガラスが入り込まないような弱い圧力
で、所望の製品形状を得やすい形状に、一旦、予備的に
プレス成形した後に、本プレス成形する成形方法によっ
て、上記の問題点を回避できることを見出した。
【0011】その方法の一つとして、初めから、所望の
製品形状を有する上下型と、所望の製品肉厚より、例え
ば、0.1mm以上、厚い肉厚を形成する胴型とを用
い、ガラスの粘度で、102 〜108 Pa・sの間にあ
る時に、胴型と上型、および、胴型と下型との接続部に
ガラスが充填しないような、例えば、20MPa以下の
圧力で、第一のプレス成形を行い、その後、前記胴型を
外した状態で、第二のプレス成形を行い、所望の肉厚で
成形品を得るようにしている光学素子の成形方法が挙げ
られる。ここでは、良好な品質の光学素子を、溶融ガラ
スからダイレクトに成形できるのである。
【0012】更に、別の方法として、所定の容量のガラ
ス塊を、その容量より大きい、例えば、1〜20%大き
い容量を持つ予備成形型により一旦予備プレスを行な
い、その時、上記予備成形型を構成する上型、下型、胴
型の組合わせで、最終製品の肉厚よりも厚く、かつ、本
プレス成形時にガラスが上下型の中心から変形して行く
ような中当りの形状を構成し、その予備プレスの後、所
定の肉厚になるように、ガラス成形品の外周を拘束しな
い状態で、本プレス成形を行うようにしたことを特徴と
する光学素子の成形方法が挙げられる。ここでは、前述
と同様に、良好な品質の光学素子を、溶融ガラスからダ
イレクトに成形できるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して具
体的に説明する。ここで、図1ないし図4は、本発明の
一実施例に用いる装置と、それらの動作手順を示す図で
あり、図5ないし図9は、同様に、本発明の他の実施例
に用いられる装置と、それらの動作手順を示す図であ
る。
【0014】図1ないし4において、符号1は下型であ
り、下型1の上面1aは、成形品の光学機能面に対応す
る精密成形面に仕上げられている。また、符号2は上型
であり、下型1と同様に、精密な成形面2aを備えてい
る。符号3は二つに分割された胴型であり、予備成形品
10bの側面を形成する成形面3a、および、成形面2
a、1aに対して接触することで、予備成形品10bの
肉厚を決定するための接触面3b、3cを備えると共
に、上型2の外周部2bと下型1の外周部1bとに突き
当たり、各型1、2、3の位置規制をするための接触面
3e、3f、および、上型2のツバ部下面2cと突き当
たることにより、成形品10cの肉厚を決定するための
接触面3dを具有している。
【0015】また、胴型3には、その開閉のためのシリ
ンダー6が取り付けられている。符号4は、底板5に取
り付けられている案内部材であり、下型1のフランジ部
1cを収納する空隙部4aを有しており、下型1の位置
決めおよび上下方向のガイドを行うと共に、胴型3の上
下方向の支持を行っている。符号7は上プレス軸であ
り、その下端には、上型2のフランジ部2dを引っかけ
て、これを上方へ持ち上げるためのフック8が取り付け
られている。また、符号9は下プレス軸であり、下型1
を下方から上方に突き上げて、プレス成形できるように
なっている。
【0016】図5ないし図の実施例において、符号2
1は予備成形のための下型で、底板24に固定されてい
る。また、符号22は予備成形のための上型であり、プ
レス装置(図示せず)により、胴型23の上縁部に突き
当てられ、予備成形を行えるようになっている。胴型2
3は、2つに分割できる構造となっていて、予備成形品
40bの側面を形成する成形面23aを有しており、成
形面23aの下の部分を下型21の側面21bに突き当
てることにより、閉じた際の位置決めができるようにな
っている。また、胴型23の外側には、これを底板24
上で開閉するためのシリンダー25が取り付けられてい
る。
【0017】符号26,27は、それぞれ、本成形用の
下型および上型であり、それぞれに成形品(光学素子)
の光学機能面に対応する成形面26a、27aを具備し
ている。符号28は、底板29に固定されている下型2
6と上型27との軸線を合わせるための案内部材であ
り、上下方向に関して下型26、上型27を案内するた
めの貫通穴を有している。この貫通穴の下部には、下型
26のフランジ部26bを収納し、下型26が上下に摺
動できるような空隙28aが設けられており、更に、予
備成形品40bおよび成形品40cの、挿入・取り出し
のための窓28bが設けられている。窓28bは、成形
品40cの側面が、成形前後において、案内部材28に
触れることがないような、十分な大きさを備えている。
また、上型27は、型開き用のフランジ部27bを有し
ており、上プレス軸30に取り付けられているフック3
1により、吊り下げられるようになっている。なお、こ
の実施例で、符号32は、下型26を下から突き上げて
プレスするための下プレス軸である。なお、ここでは胴
型3および23を2分割してあるが、更に細かく分割
し、それに対応する数の駆動メカを用いて、胴型を開閉
しても良い。
【0018】次に、前述の装置を使用して、光学素子成
形品を成形する本発明の成形方法の工程を、図を参照し
て、具体的に説明する。 [実施例−1] 図1ないし図4に示めす装置を用いて、レンズの両面の
曲率が、それぞれ、Rが40mmとRが60mm、外径
が約20mm、中心肉厚が5.6mmである、カメラや
ビデオカメラなどに用いられるところの、両凹レンズを
成形する工程を具体的に説明する。なお、この成形に際
しては、1,040℃の時にガラス粘度が101 Pa・
sに、580℃の時に108.2 Pa・sに、515℃の
時に1011 Pa・sに、46℃の時に1014Pa・s
になるような、粘性特性を持ったガラス素材を用いた。
また、成形作業は、型の酸化を防止するために、N2
囲気中で行った。
【0019】まず、各型は、以下のように加工し、準備
した。即ち、成形面1aがR=60mmの曲率、成形面
2aがR=40mmの曲率になるように加工し、鏡面研
磨を行なった。また、胴型3が閉じた時、成形面3aが
内径18mm、成形面1a、2aの中心部の距離が7.
5mm、各型1、2、3で形造られるキャビティーは、
2.125cm3 となるように、また、胴型3が開いた
時、成形面1a、2aの中心部の距離が5.6mmとな
るように加工した。
【0020】次に、101 Pa・sの粘度を有する、上
記の粘度特性の溶融ガラス素材から、容量が2cm3
溶融ガラス塊10aを、図2に示すように成形面1aの
上に受け、ガラス塊10aが104 〜105 Pa・sの
粘度にある間に、上プレス軸7を作動させ、10MPa
の圧力で、図3の状態になるように加圧し、予備成形品
10bを得た。その後、図4に示すように、上プレス軸
7を少し上昇し、予備成形品10bへの加圧を中断し、
シリンダー6を作動させ、胴型3を開いた。予備成形品
10bの粘度が108.5 Pa・sとなった時に、再度、
上プレス軸7を作動させ、予備成形品10bに、23M
Paの圧力を加え、図1の状態にした。
【0021】図1に示すように、上型2のツバ部下面2
cを接触面3dに突き当てた状態で冷却を開始し、成形
品10cが1010Pa・sの粘度になった時に、下プレ
ス軸9を作動させ、下型1を成形品10cに20MPa
の圧力で押しつけて、成形面の転写を維持した。成形品
10cが1012Pa・sになった時点で、下プレス軸9
を下げ、成形品10cへの加圧を中断すると共に、シリ
ンダー7を引き上げ、フック8によりフランジ部2dを
引っかけて、型を上下に開き、成形品10cを取り出し
た。なお、取り出した成形品10cを顕微鏡を用いて詳
細に観察したが、バリに起因する欠陥や、成形中に雰囲
気のガスを成形品と型との間に閉じ込めるために発生す
るガス残りなどの欠陥は、全く観察されず、また、中心
に対する外径寸法も±0.1mmのばらつきの範囲に納
まった。
【0022】比較態様として、胴型3を用いないで、上
記と同様の条件で成形を行った所、第一のプレスの段階
で、中心と外径が大きくずれ、第二のプレスを行うこと
が出来ない状況が多発した。また、同様に、ガラスゴブ
の容量を大きくして、同様に成形を行った所、成形品の
隅部にバリが発生し、その破片がレンズ面にまわり込
み、その結果、良品が得られず、成形面1a、2aの上
にガラス粉が付着し、次の成形を連続して行なうことが
できる状態ではなかった。
【0023】[実施例−2]実施例1と同じ硝材と同様
の装置を用いて、レンズの両面の曲率が、それぞれR=
24mmとR=49mm、外径が約20mm、中心肉厚
が3.85mmである両凸レンズを成形した。ここで
は、下型1の、レンズ面に対応する成形面1aをR=4
9mm、上型2の成形面2aをR=24mmの球面に加
工し、更に、上記成形面から成形品に転写した面が、光
学素子としての機能を果たすように、成形面に対して鏡
面研磨を行った。また、胴型3が閉じた時に、内径がΦ
19mm、中心の肉厚が4.0mm、各型1、2、3で
形成されるキャビティーの容積が0.729cm3 、胴
型3が開いた時に、中心の肉厚が3.85mmとなるよ
うに加工した。
【0024】次に、実施例−1と同様に、101 Pa・
sの粘度を有する溶融ガラス素材から、容量が0.7c
3 の溶融ガラス塊10aを、成形面1aの上に受け、
ガラス塊10aが102 〜104 Pa・sの粘度にある
間に、上プレス軸7を作動させ、5MPaの圧力で加圧
し、予備成形品10bを得た。その後、上プレス軸7を
少し上昇し、予備成形品10bへの加圧を中断し、シリ
ンダー6を作動させて、胴型3を開いた。予備成形品1
0bの粘度が108.2 Pa・sになった時に、再度、上
プレス軸7を作動させ、予備成形品10bに25MPa
の圧力を加え、図1の状態にした。図1に示すように、
上型2のツバ部下面2cを接触面3dに突き当てた状態
で冷却を開始し、成形品10cが1010Pa・sの粘度
になった時に、下プレス軸9を作動させ、下型1を、成
形品10cに15MPaの圧力で押し付けて、成形面の
転写を維持した。成形品10cが1013Pa・sになっ
た時点で、下プレス軸9を下げ、成形品10cへの加圧
を中断すると共に、上プレス軸7を引き上げ、フック8
によりフランジ部2dを引っかけて、型を上下に開き、
成形品10cを取り出した。取り出した成形品10cを
顕微鏡を用いて詳細に観察したが、バリに起因する欠陥
やガス残りなどの欠陥は全く観察されず、また、中心に
対する外径寸法も±0.1mmのばらつきの範囲に納ま
り、外観も実施例−1と同様に、非常に良好なものが得
られた。
【0025】[実施例−3]実施例−1と同じ硝材と、
図5ないし図9に示す装置を用いて、レンズの両面の曲
率が、それぞれR=35mmとR=55mm、外径が約
21mm、中心肉厚が5.0mmである両凹レンズを成
形した。ここでは、下型21の成形面21aをR=50
mm、上型22の成形面22aをR=90mmの曲率
に、鏡面研磨を施し、球面に加工し、胴型23を閉じた
時に、内径がΦ20mm、中心の肉厚が7.2mm、各
型21、22、23で形成されるキャビティーの容量が
2.508cm3 となるように加工した。また、下型2
6の成形面26aをR=35mm、上型27の成形面2
7aをR=55mmの曲率で、球面に加工した後に、更
に転写面が光学素子としての機能を果たすように、成形
面に対して鏡面研磨を行なった。また、図8において、
下型26が底板29の上に接していて、上型27のフラ
ンジの下面が、案内部材28の上面に突き当たった時
に、中心の肉厚が5.0mmとなるように、各型27、
26および案内部材28の寸法を合わせた。
【0026】次に、8Pa・sの粘度を有する溶融ガラ
ス素材から容量が2.3cm3 の溶融ガラス塊40aを
成形面21aの上に受け(図5参照)、ガラス塊40a
が105 〜107 Pa・sの粘度にある間に、上型22
に18MPaの圧力を掛けてゆっくりと加圧し、予備成
形品40bを得た(図6参照)。その後、上型22を上
昇し、シリンダー25を作動させ、胴型23を開き(図
7参照)、位置決め機構付きのハンド(図示せず)で、
予備成形品40bを予備成形型より取り出す。加熱機構
(図示せず)で、ガラス粘度で108.5 Pa・sに相当
する温度に保たれている下型26の成形面26a上の中
心に置き、上型27を下げ、図8に示す状態にした。そ
の後、上型27に30MPaの圧力を加え、図9に示す
ように、上型27のフランジの下面が案内部材28の上
面に突き当たった時点で、型と成形品の冷却を開始し
た。冷却開始後、成形品の粘度が109.5 Pa・sにな
った所で、下プレス軸32を作動させ、下型26を下か
ら押しあげることにより、成形品40cに24MPaの
圧力を加え、成形品40cの冷却に伴う収縮に、型を追
従させ、1011Pa・sになった所で、圧力を解除し、
上プレス軸30を上昇させ、フック31でフランジ部2
7bを引っかけて、型を上下に開き、ハンド(図示せ
ず)で成形品40cを型から取り出した。取り出した成
形品40cを顕微鏡を用いて詳細に観察したが、バリに
起因する欠陥やガス残りなどの欠陥は、全く観察され
ず、また、中心に対する外径寸法も±0.2mmのばら
つきの範囲に納まり、外観も、実施例−1と同様に、非
常に良好なものが得られた。
【0027】[実施例−4]実施例−3と同様に、ま
た、実施例−1と同じ硝材と、図5ないし図9に示す装
置を用いて、レンズの両面の曲率が、それぞれR=50
mmとR=60mm、外径が約18mm、中心肉厚が
2.7mmである両凸レンズを成形した。ここでは、下
型21の成形面21aをR=49.5mm、上型22の
成形面22aをR=59.5mmの曲率で鏡面研磨を施
して、凹面に加工し、胴型23を閉じた時、内径がΦ1
7.2mm、中心の肉厚が2.9mm、各型21、2
2、23で形成されるキャビティーの容積が0.514
cm3 となるように加工した。また、下型26の成形面
26aをR=50mm、上型27の成形面27aをR=
60mmの凹面に加工した後に、更に、転写面が光学素
子としての機能を果たすように、成形面に鏡面研磨を行
なった。また、図8において、下型26が底板29の上
に接していて、上型27のフランジの下面が、案内部材
28の上面に突き当たった時に、中心の肉厚が2.7m
mとなるように各型27、26および案内部材28の寸
法を合わせた。
【0028】次に、12Pa・sの粘度を有する溶融ガ
ラス素材から、容量が0.49cm3 の溶融ガラス塊4
0aを成形面21aの上に受け(図5参照)、ガラス塊
40aが103 〜105 Pa・sの粘度にある間に、上
型22に4MPaの圧力をかけ、ゆっくりと加圧し、予
備成形品40bを得た(図6参照)。その後、上型22
を上昇し、シリンダー25を作動させ、胴型23を開き
(図7参照)、位置決め機構付きのハンド(図示せず)
で、予備成形品40bを予備成形型より取り出す。そし
て、加熱機構(図示せず)で、ガラス粘度で108.2
a・sの間に保たれている成形型26の成形面26a上
の中心に予備成形品を置き、上型27を下げ、図8に示
す状態にした。その後、上型27に20MPaの圧力を
加え、図9に示すように、上型27のフランジの下面
が、案内部材28の上面に突き当たった時点で、型と成
形品の冷却を開始した。冷却開始後、成形品の粘度が1
10Pa・sになった所で、下プレス軸32を作動さ
せ、下型26を下から押しあげることにより、成形品4
0cに12MPaの圧力を加え、その冷却に伴う収縮
に、型を追従させ、1012.5Pa・sになった所で、圧
力を解除し、上プレス軸30を上昇させ、フック31で
フランジ部27bを引っかけて、型を上下に開き、ハン
ド(図示せず)で、成形品40cを型から取り出した。
【0029】取り出した成形品40cを顕微鏡を用いて
詳細に観察したが、バリに起因する欠陥やガス残りなど
の欠陥は全く観察されず、また、中心に対する外径寸法
も±0.15mmのばらつきの範囲に納まり、外観も、
実施例−1と同様に、非常に良好なものが得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、一旦、
最終形状より厚い肉厚を持つ胴型を用いて、上下型と胴
型の間にガラスが入り込まないようにソフトにプレス
し、その後、成形品の外周を拘束しないで、最終形状の
肉厚に成形することにより、溶融ガラスのように、粘度
の低いガラスからでも、バリなどによる表面欠陥が無
く、かつ、面転写が良好で、外径精度が良い光学素子
を、連続的に効率よく、製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる装置を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の動作手順を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の動作手順を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の動作手順を示す図である。
【図5】本発明の他の一実施例に用いる装置とそれらの
動作手順を示す図である。
【図6】上記手順を示す図である。
【図7】上記手順を示す図である。
【図8】上記手順を示す図である。
【図9】上記手順を示す図である。
【符号の説明】
1 下型 2 上型 3,23 胴型 10a,40a ガラス塊 10b,40b 予備成形品 10c,40c 成形品 21 予備成形下型 22 予備成形上型 26 成形下型 27 成形上型 28 案内部材
フロントページの続き (72)発明者 冨田 昌之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−265528(JP,A) 特開 昭63−162539(JP,A) 特開 昭62−21720(JP,A) 特公 昭36−18982(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 11/00 C03B 11/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子の成形において、所望の表面形
    状を有する上下型と、所望の製品肉厚より厚い肉厚を形
    成するための胴型とを用い、ガラスの粘度が102 〜1
    8 Pa・sの間にあるガラス塊を、胴型と上型、およ
    び、胴型と下型との接続部にガラスが充填しないよう
    に、第一のプレス成形を行ない、その後、前記胴型を外
    した状態で、第二のプレス成形を行い、所望の製品肉厚
    までに成形することを特徴とする光学素子の成形方法。
  2. 【請求項2】 第一のプレス成形で用いられる胴型が、
    分割可能な構造になっていることを特徴とする請求項1
    に記載の光学素子の成形方法。
  3. 【請求項3】 光学素子の成形において、所定の容量の
    ガラス塊を、その容量より大きい容量を持つ予備成形型
    により一旦予備プレスを行ない、その時、上記予備成形
    型を構成する上型、下型、胴型の組合わせで、最終製品
    の肉厚よりも厚く、かつ、本プレス成形時にガラスが上
    下型の中心から変形して行くような中当りの形状を構成
    し、その予備プレスの後、所定の肉厚になるように、ガ
    ラス成形品の外周を拘束しない状態で、本プレス成形を
    行うことを特徴とする光学素子の成形方法。
  4. 【請求項4】 予備プレス成形は、ガラスの粘度が10
    2 〜108 Pa・sの間にある時に、胴型と上型、およ
    び、胴型と下型との接続部にガラスが充填しないよう
    に、成形することを特徴とする請求項3に記載の光学素
    子の成形方法。
  5. 【請求項5】 予備成形で用いられる胴型が、分割可能
    な構造になっていることを特徴とする請求項3に記載の
    光学素子の成形方法。
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