JP2968148B2 - 集塵用伸縮フードおよび集塵方法 - Google Patents

集塵用伸縮フードおよび集塵方法

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JP2968148B2
JP2968148B2 JP8285693A JP8285693A JP2968148B2 JP 2968148 B2 JP2968148 B2 JP 2968148B2 JP 8285693 A JP8285693 A JP 8285693A JP 8285693 A JP8285693 A JP 8285693A JP 2968148 B2 JP2968148 B2 JP 2968148B2
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喜満 村橋
勝己 飯吉
実則 栗山
寿紀 藤森
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば建屋内に設
置された金属溶解炉などで発生する含塵ガス中の粉塵を
捕集する集塵用伸縮フード、およびその伸縮フードを用
いた集塵方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建屋内に設置された、多量の含塵ガスを
発生する金属溶解炉、廃棄物焼却炉、化学反応装置など
では、環境汚染を防止するために集塵設備が設けられて
いる。集塵設備は含塵ガスを含塵ガス発生部から吸引す
る吸引装置、含塵ガス中の粉塵を捕集する集塵機を備え
ている。吸引装置は、フード、フードと集塵機とを接続
するダクト、ダクトに設けられたダンパー、および集塵
機近くでダクトに取り付けられた排風機からなってい
る。集塵機としてバグフィルタ、電気集塵機、またはサ
イクロンなどが用いられている。
【0003】余分の外気を吸引せず、効率よく含塵ガス
を捕集するには、集塵フードの吸込み口(下端部)をで
きるだけ含塵ガス発生部に近付ける必要がある。しか
し、あまり近付け過ぎると、溶解炉内、電極その他から
の放射熱によって集塵フードが焼損する虞がある。ま
た、溶解炉などが発生する含塵ガスの量および粉塵濃度
は、これら設備の操業状態(たとえば、炉予熱、溶解、
蓋開閉など)によって大きく変動する。したがって、集
塵フードを上下に伸縮可能にし、操業状態に応じて集塵
フードを伸縮し、集塵フードの焼損を防ぎながら効率よ
く含塵ガスを捕集することが行われている(たとえば、
特開昭58−219388号公報の「溶解炉における集
塵方法」参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の伸縮フードは、
複数の環状フレームに耐熱性布を張り巡らせ、各フレー
ムに吊上げ用ワイヤを取り付け、さらにワイヤをそれぞ
れプーリーに巻き掛けている。したがって、構造が複雑
であり、昇降時のワイヤー外れ等のトラブル発生が多
い。
【0005】また、操業状態によって、含塵ガス発生部
が移動することがある。たとえば、製鋼用電気炉では溶
解が終ると、電気炉は前方に向かって傾斜し、炉体から
前方に突出する出湯樋から取鍋に溶鋼を注入する。この
ために、含塵ガス発生部は炉体の頂部から出湯樋および
取鍋に、つまり前方に移動する。しかし、従来の伸縮フ
ードは単に上下に伸縮するだけであるから、含塵ガス発
生部の移動に追従することができず、含塵ガスを十分に
捕集することができない。したがって、集塵フードの吸
込み口を大きくして、含塵ガス発生部が移動しても含塵
ガスを捕集できるようにしている。しかし、吸込み口を
大きくすると、余分の外気を吸い込まねばならず、排風
機の駆動電力が増大し、省エネルギ上好ましくない。
【0006】この発明は、構造簡単な集塵用伸縮フー
ド、および集塵効率が高い集塵方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の集塵用伸縮フ
ードは、上下に伸縮して下端が含塵ガス発生部位置また
は直上まで下降可能であり、頂部には吸引装置が接続さ
れた集塵用伸縮フードにおいて、相対する一対の第1遮
断幕、相対する第1遮断幕の間にあって第1遮断幕とと
もに4角筒状のガス流路を形成する、相対する一対の第
2遮断幕、ならびに第1遮断幕および第2遮断幕をそれ
ぞれ巻き上げる第1巻上げ装置および第2巻上げ装置を
備えている。
【0008】遮断幕はアラミド繊維などの耐熱性シート
からなっている。たとえば、アラミド繊維製の遮断幕は
300℃まで耐える。第2遮断幕の両側縁はできるだけ
第1遮断幕面に近付け、両者の隙間から含塵ガスが漏れ
出ないようにする。遮断幕を両面側から挟む案内板を、
遮断幕の上辺近くに設けてもよい。遮断幕が垂直面を保
持し、さらに上昇する含塵ガスにより遮断幕がはためか
ないようにするために、棒状の重りを遮断幕の下辺に沿
って取り付けてもよい。
【0009】第1巻上げ装置および第2巻上げ装置はそ
れぞれ、遮断幕の幅より若干長い巻取り軸、および巻取
り軸を回転駆動するモーターを備えている。巻取り軸に
は、遮断幕の上辺部分が軸に沿って取り付けられてい
る。巻上げ装置は、たとえば建屋の天井寄りの梁などに
固定される。
【0010】この発明の第1の集塵方法は、含塵ガス発
生部の移動に応じて、前記伸縮フードの対となった第2
遮断幕のうち少なくとも一方を第1遮断幕に沿って平行
移動する。
【0011】第2遮断幕を移動するには、たとえば油圧
シリンダ、エアシリンダなどを用いて第2遮断幕の上辺
寄りを移動方向に押し、または引き寄せる。相対する第
2遮断幕の下辺の高さが揃うように、第2遮断幕の移動
量に応じて移動する第2遮断幕の巻上げ量を調節する。
【0012】また、この発明の第2の集塵方法は、含塵
ガス発生部の移動に応じて、前記伸縮フードの対となっ
た第2遮断幕のうち少なくとも一方をガス流路が下方に
向かって広がるように傾斜させる。
【0013】第2遮断幕を傾斜させるには、たとえば第
2遮断幕の下辺をワイヤによって第1遮断幕に沿って外
側に引き寄せる、または下辺を引き寄せたワイヤを緩め
て遮断幕の自重により傾斜を緩める。相対する第2遮断
幕の下辺の高さが揃うように、第2遮断幕の傾斜量に応
じて傾斜する第2遮断幕の巻上げ量を調節する。
【0014】
【作用】この発明の集塵用伸縮フードでは、4枚の遮断
幕で伸縮フードを形成するので構造は簡単であり、伸縮
フードの伸縮機構も簡単である。
【0015】また、この発明の集塵方法では、含塵ガス
発生部の移動に応じて、伸縮フードの対となった第2遮
断幕のうち少なくとも一方を第1遮断幕に沿って移動す
る、または傾斜させる。これにより、含塵ガス発生部の
移動に従って伸縮フードの吸込み口が移動するので、余
分の外気を吸引する必要はなく、効率よく含塵ガスを吸
引することができ、排風機運転の動力を節減することが
できる。
【0016】
【実施例】製鋼用電気炉工場に設けられた集塵用伸縮フ
ードを実施例として説明する。
【0017】図1はこの発明の集塵用伸縮フードが設け
られた製鋼用電気炉工場の集塵設備の一例であり、図2
は上記伸縮フードの斜視図である。
【0018】これら図面に示すように、建屋1内には、
プラットフォーム3上に製鋼用電気炉5が設置されてい
る。電気炉5の上方に、原料装入、出鋼などのための天
井クレーン7が設けられている。
【0019】建屋1の屋根2の上の架台9に、屋外に突
き出るようにして逆漏斗状の固定フード11が取り付け
られている。固定フード11の頂部にダクト13が接続
されており、ダクト13には入り口近くにダンパー(図
示しない)が設けられている。ダクト13は、排風機を
経てバグフィルタ(いずれも図示しない)に接続されて
いる。
【0020】固定フード11の直下に、伸縮フード21
が配置されている。伸縮フード21は、相対する一対の
第1遮断幕23、よおび相対する一対の第2遮断幕25
からなっている。第1遮断幕23および第2遮断幕25
は、アラミド繊維で作られている。第1遮断幕23の幅
は第2遮断幕25の幅よりも大きく、対となった第2遮
断幕25を挟み込んでいる。対となった第2遮断幕25
は、相対する第1遮断幕23の間にあって第1遮断幕2
3とともに断面が四角形のガス流路27を形成してい
る。
【0021】鋼板製の案内板28が、図3に示すように
架台9から下方に向かって延びている。案内板28は遮
断幕23、25を挟むようにして2枚が対となってお
り、遮断幕23、25ごとに設けられている。案内板2
8の幅は、遮断幕23、25の幅にほぼ等しい。また、
第1遮断幕23および第2遮断幕25の下辺には、幕幅
方向に沿って棒状重り29が取り付けられている。棒状
重り29は上記案内板28とともに、ガス流路27を形
成する遮断幕23、25の姿勢を保持し、さらに上昇す
る含塵ガスによって遮断幕23、25がはためくのを防
ぐ。
【0022】第1巻上げ装置31および第2巻上げ装置
32が、上記屋根2の架台9上に設けられている。第2
巻上げ装置32は第1巻上げ装置31と干渉しないよう
に、第1巻上げ装置31の直上に配置されている。第1
巻上げ装置31および第2巻上げ装置32は、遮断幕2
3、25の幅より少し長い巻取り軸35、ならびに巻取
り軸34を回転駆動する第1回転駆動装置36および第
2回転駆動装置37を備えている。第1回転駆動装置3
6の第1モーター38、および第2回転駆動装置37の
第2モーター39にそれぞれ減速機40が連結されてい
る。減速機40の出力軸は、歯車箱41に接続されてい
る。歯車箱41には傘歯車などの伝動機構および軸受
(いずれも図示しない)が収められている。伝動軸44
は上記歯車箱41と中間歯車箱42とにより支持されて
いる。また、中間歯車箱42と軸受台43とにより上記
巻取り軸34が支持されている。各巻上げ装置31、3
2において、巻取り軸34は平行であり、また第1巻上
げ装置31の伝動軸44と第2巻上げ装置32の伝動軸
44は直角に交差している。遮断幕23、25の上辺部
分が、巻取り軸34の胴部35に軸に沿って取り付けら
れている。第1モーター38および第2モーター39
は、同期して回転駆動される。したがって、第1遮断幕
23と第2遮断幕25とは同じ高さを保ちながら昇降す
る。
【0023】上記のように構成された集塵用伸縮フード
において、電気炉5の操業状態に応じて第1遮断幕23
と第2遮断幕25を昇降する。たとえば、電気炉5内へ
材料を装入するときには、電気炉5の上方に天井クレー
ン7が来るので、第1遮断幕23および第2遮断幕25
を天井クレーン7よりも上方に巻き上げておく。また、
予熱および溶解のときには、第1遮断幕23および第2
遮断幕25を電気炉5の直上まで降ろす。このとき、電
気炉5の直上の狭い範囲を吸引するので、効率よく含塵
ガスを吸引することができる。
【0024】図4および図5は、この発明の他の実施例
を示している。なお、上記実施例と同様の装置および部
材には同一の参照符号を付け、その説明は省略する。
【0025】この実施例では、第2遮断幕25a、25
bを第1遮断幕23に沿って水平方向に移動可能であ
る。対向する一対の油圧シリンダ51が、架台9の直下
に取り付けられている。ピストンロッド52の先端に、
駆動棒53が水平に固定されている。駆動棒53は、垂
直に垂れ下がった第2遮断幕25a、25bに接触して
いる。油圧シリンダ51を駆動してピストンロッド52
を前進させると、第2遮断幕25a、25bは前進す
る。逆にピストンロッド52を後退すると、前に押し出
されていた第2遮断幕25a、25bは自重により後退
する。
【0026】図4は溶解中の状態を示しており、一方の
第2遮断幕25aは後退し、他方の第2遮断幕25bは
前進している。このとき、遮断幕25a、25bの中心
は電気炉5のほぼ真上に位置している。
【0027】図5は出鋼中の状態を示しており、含塵ガ
ス発生部は電気炉5の出湯樋6と取鍋8であり、電気炉
5の中心から前方に移動している。そして、一方の第2
遮断幕25aは前進し、他方の第2遮断幕25bは後退
している。このとき、遮断幕25a、25bの中心は電
気炉5の出湯樋6のほぼ真上に位置している。
【0028】なお、電気炉5の操業状態に応じて排風機
(図示しない)の吸引風量を調節する。
【0029】図6はこの発明のさらに他の実施例で、集
塵用伸縮フードを備えた集塵設備の一例を示している。
なお、上述の実施例と同様の装置および部材には同一の
参照符号を付け、その説明は省略する。
【0030】相対する第2遮断幕25のそれぞれに対応
して、2基の第3巻上げ装置55が屋根2の架台9に設
置されている。各第3巻上げ装置55はそれぞれ吊りワ
イヤ56を巻き取っており、吊りワイヤ56の先端部は
第2遮断幕25の下端の棒状重り29に取り付けられて
いる。
【0031】この実施例では、吊りワイヤ56の巻取り
量によって第2遮断幕25の傾斜、つまり伸縮フード2
1の吸込み口の位置を調節することができる。たとえ
ば、第2遮断幕25を降ろす際に吊りワイヤ56の巻戻
し量を適当に調節すると、相対する第2遮断幕25の間
隔を一点鎖線に示す間隔を保持したまま第2遮断幕25
を電気炉5の直上まで降ろすことができる。このとき、
第2遮断幕25は垂直姿勢にあり、吸込み口の長手方向
(図で左右方向)の幅は最小になる。この状態からさら
に第2遮断幕25を巻き戻しながら、吊りワイヤ56を
巻き取ると、吸込み口が開くように第2遮断幕25は傾
斜する。図6の破線は、このような状態を示している。
【0032】
【発明の効果】この発明の集塵用伸縮フードでは、4枚
の遮断幕で伸縮フードを形成するので、フード自体の構
造、およびはフードの伸縮機構は簡単となる。
【0033】また、この発明の集塵方法は、集塵用伸縮
フードの対となった第2遮断幕のうち少なくとも一方
を、含塵ガス発生部の移動に応じ第1遮断幕に沿って移
動してまたは傾斜させ、フード吸込み口を移動すること
ができる。これにより、余分の外気を吸引する必要はな
いので効率よく含塵ガスを吸引することができ、排風機
運転の動力を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の集塵用伸縮フードを備えた集塵設備
の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す伸縮フードの斜視図である。
【図3】遮断幕を案内する案内板の側面図である。
【図4】集塵用伸縮フードを備えた集塵設備の他の例を
示す縦断面図であり、電気炉が溶解工程にある。
【図5】図4で電気炉が出鋼工程にある図面である。
【図6】集塵用伸縮フードを備えた集塵設備のさらに他
の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 建屋 2 建屋天井 5 電気炉 7 天井クレーン 9 架台 11 固定フード 13 ダクト 21 伸縮フード 23 第1遮断幕 25 第2遮断幕 28 案内板 29 棒状重り 31 第1巻上げ装置 32 第2巻上げ装置 34 巻取り軸 36 第1回転駆動装置 37 第2回転駆動装置 38 第1モーター 39 第2モーター 41 歯車箱 42 中間歯車箱 43 軸受台 51 油圧シリンダ 52 ピストンロッド 53 駆動棒 55 第3巻上げ装置 56 吊りワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 寿紀 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (56)参考文献 特開 昭58−219390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 46/42 B01D 46/02 B03C 3/34 F27D 17/00 105

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に伸縮して下端が含塵ガス発生部位
    置またはその直上まで下降可能であり、頂部には吸引装
    置が接続された集塵用伸縮フードにおいて、相対する一
    対の第1遮断幕、相対する第1遮断幕の間にあって第1
    遮断幕とともに4角筒状のガス流路を形成する、相対す
    る一対の第2遮断幕、ならびに第1遮断幕および第2遮
    断幕をそれぞれ巻き上げる第1巻上げ装置および第2巻
    上げ装置を備えていることを特徴とする集塵用伸縮フー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伸縮フードを用いる集塵
    方法において、含塵ガス発生部の移動に応じて、前記伸
    縮フードの対となった第2遮断幕のうち少なくとも一方
    を第1遮断幕に沿って平行移動することを特徴とする集
    塵方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の伸縮フードを用いる集塵
    方法において、含塵ガス発生部の移動に応じて、前記伸
    縮フードの対となった第2遮断幕のうち少なくとも一方
    をガス流路が下方に向かって広がるように傾斜させるこ
    とを特徴とする集塵方法。
JP8285693A 1993-04-09 1993-04-09 集塵用伸縮フードおよび集塵方法 Expired - Lifetime JP2968148B2 (ja)

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KR101400276B1 (ko) * 2012-07-25 2014-05-30 삼성중공업 주식회사 추진기 구비 선박
CN109177685B (zh) * 2018-08-21 2021-08-13 郴州市清风制冷设备有限公司 一种汽车空调静电除尘装置

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