JP2970880B2 - 電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタ - Google Patents
電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタInfo
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- JP2970880B2 JP2970880B2 JP3029930A JP2993091A JP2970880B2 JP 2970880 B2 JP2970880 B2 JP 2970880B2 JP 3029930 A JP3029930 A JP 3029930A JP 2993091 A JP2993091 A JP 2993091A JP 2970880 B2 JP2970880 B2 JP 2970880B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビームによる電圧
測定方法及び電子ビームテスタに関する。
測定方法及び電子ビームテスタに関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビームテスタでLSIの試験や故障
診断を行う場合、LSIの内部配線に例えば図6(A)
に示すようなテスト信号を周期的に繰り返し供給し、各
周期の基準点からの時間である位相を、例えば1ns刻
みで変化させて、各位相における電圧を測定する。
診断を行う場合、LSIの内部配線に例えば図6(A)
に示すようなテスト信号を周期的に繰り返し供給し、各
周期の基準点からの時間である位相を、例えば1ns刻
みで変化させて、各位相における電圧を測定する。
【0003】この測定は、次のようにして行われる。す
なわち、一次電子ビームを測定点に照射し、照射点から
放出された二次電子を、エネルギー分析グリッドを通し
て二次電子検出器で検出する。このエネルギー分析グリ
ッドに印加する電圧を変化させると、図6(C)に示す
如く二次電子検出量が変化し、いわゆるSカーブが得ら
れる。各位相について、二次電子検出量が所定のスライ
スレベルになるように、エネルギー分析電圧を2分法で
変化させ、二次電子検出量がこのスライスレベルになっ
たときのエネルギー分析電圧を求め、これを例えば10
24回繰返して、1024回のエネルギー分析電圧の平
均を求め、これを測定点の電位とする。
なわち、一次電子ビームを測定点に照射し、照射点から
放出された二次電子を、エネルギー分析グリッドを通し
て二次電子検出器で検出する。このエネルギー分析グリ
ッドに印加する電圧を変化させると、図6(C)に示す
如く二次電子検出量が変化し、いわゆるSカーブが得ら
れる。各位相について、二次電子検出量が所定のスライ
スレベルになるように、エネルギー分析電圧を2分法で
変化させ、二次電子検出量がこのスライスレベルになっ
たときのエネルギー分析電圧を求め、これを例えば10
24回繰返して、1024回のエネルギー分析電圧の平
均を求め、これを測定点の電位とする。
【0004】例えば図6(A)における位相t1及びt
2での測定電位は、同図(C)に示す如く、それぞれV
1及びV2となる。
2での測定電位は、同図(C)に示す如く、それぞれV
1及びV2となる。
【0005】二次電子検出器は、通常、シンチレータで
二次電子を光に変換し、高感度検出のためこの光を光電
子増倍管で検出する構成となっている。二次電子検出器
の出力には、図6(B)に示すような暗電流に相当する
オフセットノイズが含まれている。従来では、上記多数
回の平均により、このオフセットノイズは位相によらず
一定であるとみなして、二次電子検出量を補正してい
た。
二次電子を光に変換し、高感度検出のためこの光を光電
子増倍管で検出する構成となっている。二次電子検出器
の出力には、図6(B)に示すような暗電流に相当する
オフセットノイズが含まれている。従来では、上記多数
回の平均により、このオフセットノイズは位相によらず
一定であるとみなして、二次電子検出量を補正してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各位相
について多数回平均をとっても、二次電子検出量のオフ
セットノイズは位相により異なることを本発明者は知見
した。例えば位相t3でのSカーブは、同図(C)に示
すような比較的大きなオフセットノイズにより、位相t
2でのSカーブを縦軸方向に一定値だけシフトした形状
となり、本来V2であるべきところの分析電圧がV3と
なって、V2−V3だけ測定電圧が低くなる。このた
め、測定信号は同図(D)に示す如く、位相t3のとこ
ろでオフセットノイズによる大きな歪みが生ずる。この
ようなオフセットノイズの規則的変動は、幅の狭いパル
スを使用して位相を制御する回路からのノイズが原因と
考えられる。
について多数回平均をとっても、二次電子検出量のオフ
セットノイズは位相により異なることを本発明者は知見
した。例えば位相t3でのSカーブは、同図(C)に示
すような比較的大きなオフセットノイズにより、位相t
2でのSカーブを縦軸方向に一定値だけシフトした形状
となり、本来V2であるべきところの分析電圧がV3と
なって、V2−V3だけ測定電圧が低くなる。このた
め、測定信号は同図(D)に示す如く、位相t3のとこ
ろでオフセットノイズによる大きな歪みが生ずる。この
ようなオフセットノイズの規則的変動は、幅の狭いパル
スを使用して位相を制御する回路からのノイズが原因と
考えられる。
【0007】本発明の目的は、このような発明者の知見
に基づき、位相に応じて異なるオフセットノイズを除去
することにより、測定精度を向上させることが可能な、
電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタを
提供することにある。
に基づき、位相に応じて異なるオフセットノイズを除去
することにより、測定精度を向上させることが可能な、
電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、二次電子検出
量のオフセットノイズが位相により異なるという知見に
基づいて案出されたものである。
量のオフセットノイズが位相により異なるという知見に
基づいて案出されたものである。
【0009】図1は、本発明に係る電子ビームテスタの
原理構成を示す。
原理構成を示す。
【0010】この電子ビームテスタは、試料1に一次電
子ビームEB1を照射し、照射点から放出された二次電
子EB2を、エネルギー分析器(エネルギー分析グリッ
ド又はエネルギー分析リング等)2を介して二次電子検
出器3で検出し、エネルギー分析器2に印加する電圧を
調節して該照射点の電圧を測定するものである。図中、
4は動的オフセット記憶手段であり、測定波形の基準点
からの各位相における動的オフセットが格納される。5
は制御手段であり、二次電子EB2が二次電子検出器3
に到達するのを阻止する電圧をエネルギー分析器2に印
加し、この状態で、各位相について、検出された二次電
子量を該動的オフセットとして動的オフセット記憶手段
4に格納させる。6は二次電子量補正手段であり、電圧
測定状態において検出された二次電子量と該動的オフセ
ットとの差を補正された二次電子検出量とする。
子ビームEB1を照射し、照射点から放出された二次電
子EB2を、エネルギー分析器(エネルギー分析グリッ
ド又はエネルギー分析リング等)2を介して二次電子検
出器3で検出し、エネルギー分析器2に印加する電圧を
調節して該照射点の電圧を測定するものである。図中、
4は動的オフセット記憶手段であり、測定波形の基準点
からの各位相における動的オフセットが格納される。5
は制御手段であり、二次電子EB2が二次電子検出器3
に到達するのを阻止する電圧をエネルギー分析器2に印
加し、この状態で、各位相について、検出された二次電
子量を該動的オフセットとして動的オフセット記憶手段
4に格納させる。6は二次電子量補正手段であり、電圧
測定状態において検出された二次電子量と該動的オフセ
ットとの差を補正された二次電子検出量とする。
【0011】本発明に係る電子ビームによる電圧測定方
法では、試料1に一次電子ビームEB1を照射し、照射
点から放出された二次電子EB2を、エネルギー分析器
2を介して検出し、エネルギー分析器2に印加する電圧
を調節して該照射点の電圧を測定するものであって、次
のようなステップ(1)〜(4)を有する。
法では、試料1に一次電子ビームEB1を照射し、照射
点から放出された二次電子EB2を、エネルギー分析器
2を介して検出し、エネルギー分析器2に印加する電圧
を調節して該照射点の電圧を測定するものであって、次
のようなステップ(1)〜(4)を有する。
【0012】(1)二次電子EB2が二次電子検出器3
に到達するのを阻止する電圧をエネルギー分析器2に印
加する。
に到達するのを阻止する電圧をエネルギー分析器2に印
加する。
【0013】(2)この状態で、測定波形の基準点から
の各位相について、二次電子量を動的オフセットとして
検出する。
の各位相について、二次電子量を動的オフセットとして
検出する。
【0014】(3)電圧測定のために二次電子量を検出
する。
する。
【0015】(4)電圧測定のために検出された二次電
子量と該動的オフセットとの差を求め、該差を補正され
た二次電子検出量とする。
子量と該動的オフセットとの差を求め、該差を補正され
た二次電子検出量とする。
【0016】
【作用】本発明では、二次電子検出器出力の、位相によ
り異なるオフセットノイズを、各位相について除去する
ので、電子ビームテスタの電圧測定精度が向上する。
り異なるオフセットノイズを、各位相について除去する
ので、電子ビームテスタの電圧測定精度が向上する。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0018】(1)第1実施例 図2は第1実施例の電子ビームテスタの要部構成を示
す。
す。
【0019】試料室10内には、ステージ12上に試料
14、例えば半導体チップが露出したLSIが載置され
ている。試料室10に続く電子ビーム鏡筒16内には、
一次電子ビームEB1を射出する電子銃18、光軸調整
用のアライメントコイル20、一次電子ビームEB1を
例えば矩形状に走査させるための電界を作るビームブラ
ンキングプレート22X、22Y、矩形走査された一次
電子ビームEB1をパルス化するためのアパーチャ2
4、及び、パスル状の一次電子ビームEB1を光軸に垂
直な面内で偏向させるためのビーム偏向コイル26X、
26Yが配置されている。試料14の上方には、引出し
電極28及びエネルギー分析グリッド30を介して二次
電子検出器32が配置されている。
14、例えば半導体チップが露出したLSIが載置され
ている。試料室10に続く電子ビーム鏡筒16内には、
一次電子ビームEB1を射出する電子銃18、光軸調整
用のアライメントコイル20、一次電子ビームEB1を
例えば矩形状に走査させるための電界を作るビームブラ
ンキングプレート22X、22Y、矩形走査された一次
電子ビームEB1をパルス化するためのアパーチャ2
4、及び、パスル状の一次電子ビームEB1を光軸に垂
直な面内で偏向させるためのビーム偏向コイル26X、
26Yが配置されている。試料14の上方には、引出し
電極28及びエネルギー分析グリッド30を介して二次
電子検出器32が配置されている。
【0020】試料14上の測定点に一次電子ビームEB
1を照射すると、照射点から放出された二次電子EB2
は、引出し電極28で引き上げられ、エネルギー分析グ
リッド30に印加した電圧に応じた割合の二次電子EB
2がエネルギー分析グリッド30を通って二次電子検出
器32で検出される。
1を照射すると、照射点から放出された二次電子EB2
は、引出し電極28で引き上げられ、エネルギー分析グ
リッド30に印加した電圧に応じた割合の二次電子EB
2がエネルギー分析グリッド30を通って二次電子検出
器32で検出される。
【0021】試料14の外部端子には、テスト信号発生
回路34からの周期的なテスト信号が、タイミング発生
回路36からのトリガ信号に同期して供給される。ま
た、二次電子検出器32の出力が所定のスライスレベル
になるように、コンピュータ38から分析電圧制御回路
40を介してエネルギー分析グリッド30に分析電圧が
印加される。さらに、タイミング発生回路36からの同
期信号に同期して、位相指定回路42からブランキング
制御回路44を介してビームブランキングプレート22
X及び22Yに矩形走査用電圧が印加され、指定位相で
のみ一次電子ビームEB1がアパーチャ24を通って、
一次電子ビームEB1がパルス化される。
回路34からの周期的なテスト信号が、タイミング発生
回路36からのトリガ信号に同期して供給される。ま
た、二次電子検出器32の出力が所定のスライスレベル
になるように、コンピュータ38から分析電圧制御回路
40を介してエネルギー分析グリッド30に分析電圧が
印加される。さらに、タイミング発生回路36からの同
期信号に同期して、位相指定回路42からブランキング
制御回路44を介してビームブランキングプレート22
X及び22Yに矩形走査用電圧が印加され、指定位相で
のみ一次電子ビームEB1がアパーチャ24を通って、
一次電子ビームEB1がパルス化される。
【0022】二次電子検出器32の出力信号は、アンプ
46で増幅された後、A/D変換器48でデジタル化さ
れる。乗算回路50は、A/D変換器48の出力とレジ
スタ52の内容との積を演算し、その結果を加算回路5
4へ供給する。加算回路54は、乗算回路50の出力と
レジスタ56の内容との和を演算し、その結果を減算回
路58へ供給する。一方、動的オフセットメモリ60に
は、各位相に対応したオフセット、すなわち動的オフセ
ットが、後述の如くしてコンピュータ38により書込ま
れている。動的オフセットメモリ60は、位相指定回路
42からの位相指定によりアドレス指定され、その位相
に対応したオフセットを減算回路58へ供給する。減算
回路58は、加算回路54の出力と動的オフセットメモ
リ60の出力との差を演算し、その結果を、補正された
二次電子検出量としてコンピュータ38に供給する。
46で増幅された後、A/D変換器48でデジタル化さ
れる。乗算回路50は、A/D変換器48の出力とレジ
スタ52の内容との積を演算し、その結果を加算回路5
4へ供給する。加算回路54は、乗算回路50の出力と
レジスタ56の内容との和を演算し、その結果を減算回
路58へ供給する。一方、動的オフセットメモリ60に
は、各位相に対応したオフセット、すなわち動的オフセ
ットが、後述の如くしてコンピュータ38により書込ま
れている。動的オフセットメモリ60は、位相指定回路
42からの位相指定によりアドレス指定され、その位相
に対応したオフセットを減算回路58へ供給する。減算
回路58は、加算回路54の出力と動的オフセットメモ
リ60の出力との差を演算し、その結果を、補正された
二次電子検出量としてコンピュータ38に供給する。
【0023】次に、動的オフセットメモリ60に対する
動的オフセット設定の手順を図3に基づいて説明する。
以下の括弧内の数値は、図3中のステップ識別番号を示
す。
動的オフセット設定の手順を図3に基づいて説明する。
以下の括弧内の数値は、図3中のステップ識別番号を示
す。
【0024】(70)動的オフセットメモリ60の全内
容をゼロクリアする。
容をゼロクリアする。
【0025】(72)レジスタ52に対して、自動ゲイ
ンコントロール(AGC)法によりゲインを設定し、レ
ジスタ56に対して、自動オフセットコントロール法
(AOC)により静的オフセットを設定する。これらA
GC及びAOCは、標準直流電圧に対する二次電子検出
量が基準値になるようにレジスタ52及び56の内容が
定められる。
ンコントロール(AGC)法によりゲインを設定し、レ
ジスタ56に対して、自動オフセットコントロール法
(AOC)により静的オフセットを設定する。これらA
GC及びAOCは、標準直流電圧に対する二次電子検出
量が基準値になるようにレジスタ52及び56の内容が
定められる。
【0026】また、エネルギー分析電圧を、二次電子E
B2を全て跳ね返す電圧、例えば−20Vにさせる。な
お、試料14には、電圧測定の際のテスト信号が、テス
ト信号発生回路34から加えられている。すなわち、オ
フセットノイズを正確に測定するために、エネルギー分
析電圧以外は電圧測定時と同一条件になっている。
B2を全て跳ね返す電圧、例えば−20Vにさせる。な
お、試料14には、電圧測定の際のテスト信号が、テス
ト信号発生回路34から加えられている。すなわち、オ
フセットノイズを正確に測定するために、エネルギー分
析電圧以外は電圧測定時と同一条件になっている。
【0027】(74)繰り返し回数jを1に初期設定す
る。また、二次電子検出量合計値S1〜Snをゼロクリ
アする。
る。また、二次電子検出量合計値S1〜Snをゼロクリ
アする。
【0028】(76)位相識別番号iを1に初期設定す
る。位相はiΔtで表され、Δtは例えば1nsであ
る。
る。位相はiΔtで表され、Δtは例えば1nsであ
る。
【0029】(78)位相iΔtでの二次電子量を多数
回、例えば1024回繰り返し測定し、その平均値Ai
を求める。合計値SiにAiを加えた値を新たな合計値
Siとする。
回、例えば1024回繰り返し測定し、その平均値Ai
を求める。合計値SiにAiを加えた値を新たな合計値
Siとする。
【0030】(80、82)i<nであれば、iに1を
加えて位相を更新し、上記ステップ78へ戻る。i=n
となれば、次のステップ84へ進む。
加えて位相を更新し、上記ステップ78へ戻る。i=n
となれば、次のステップ84へ進む。
【0031】(84、86)j<mであれば、jに1を
加えて上記ステップ76へ戻る。j=mとなれば、次の
ステップ88へ進む。
加えて上記ステップ76へ戻る。j=mとなれば、次の
ステップ88へ進む。
【0032】(88)平均二次電子検出量AXi=Si
/nm(i=1〜n)を算出する。
/nm(i=1〜n)を算出する。
【0033】(90)平均二次電子検出量AXi(i=
1〜n)を位相番号iの動的オフセットとして動的オフ
セットメモリ60に書込む。
1〜n)を位相番号iの動的オフセットとして動的オフ
セットメモリ60に書込む。
【0034】このようにして、各位相に対する動的オフ
セットが動的オフセットメモリ60に設定される。
セットが動的オフセットメモリ60に設定される。
【0035】次に、各位相について、減算回路58の出
力が所定のスライスレベルになるように、エネルギー分
析グリッド30に印加する分析電圧を2分法で変化さ
せ、減算回路58の出力がこのスライスレベルになった
ときのエネルギー分析電圧を測定電位として求め、測定
信号の波形を得る。
力が所定のスライスレベルになるように、エネルギー分
析グリッド30に印加する分析電圧を2分法で変化さ
せ、減算回路58の出力がこのスライスレベルになった
ときのエネルギー分析電圧を測定電位として求め、測定
信号の波形を得る。
【0036】(2)試験例 図4は上記実施例と従来例とについての試験結果を示
す。
す。
【0037】同図(A)は、図3に示す処理により得ら
れた動的オフセットであり、n=1024、m=10、
Δt=1nsとしたものである。この動的オフセットの
波形を100回求めたが、100回とも同一となり、動
的オフセットが各位相に特有のものであることを確認し
た。
れた動的オフセットであり、n=1024、m=10、
Δt=1nsとしたものである。この動的オフセットの
波形を100回求めたが、100回とも同一となり、動
的オフセットが各位相に特有のものであることを確認し
た。
【0038】同図(C)は、上記実施例の電子ビームテ
スタを用いた測定電圧の波形を示す。各位相における測
定電圧は、1024回繰り返し測定して得た平均電圧で
ある。
スタを用いた測定電圧の波形を示す。各位相における測
定電圧は、1024回繰り返し測定して得た平均電圧で
ある。
【0039】同図(B)は、同図(C)と同一条件の下
で測定した、従来の電子ビームテスタによる測定電圧の
波形を示す。この測定電圧は、図2において動的オフセ
ットメモリの内容をゼロクリアして測定した電圧に等し
い(図4の(C)から(A)を単に引いたものではな
い)。
で測定した、従来の電子ビームテスタによる測定電圧の
波形を示す。この測定電圧は、図2において動的オフセ
ットメモリの内容をゼロクリアして測定した電圧に等し
い(図4の(C)から(A)を単に引いたものではな
い)。
【0040】(3)第2実施例 図5は第2実施例の電子ビームテスタの要部構成を示
す。
す。
【0041】この電子ビームテスタでは、図2に示す加
算回路54を用いずに、減算回路58で乗算回路50の
出力とレジスタ56の内容との差を演算し、その結果を
コンピュータ38に供給している。また、動的オフセッ
トメモリ60の内容をレジスタ56に供給して、各位相
毎にレジスタ56の内容を更新している。他の点は上記
第1実施例と同一である。
算回路54を用いずに、減算回路58で乗算回路50の
出力とレジスタ56の内容との差を演算し、その結果を
コンピュータ38に供給している。また、動的オフセッ
トメモリ60の内容をレジスタ56に供給して、各位相
毎にレジスタ56の内容を更新している。他の点は上記
第1実施例と同一である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、二次電
子検出器出力の、位相により異なるオフセットノイズ
を、各位相について除去するので、電子ビームテスタの
電圧測定精度が向上するという効果を奏し、半導体集積
回路試験の正確化に寄与するところが大きい。
子検出器出力の、位相により異なるオフセットノイズ
を、各位相について除去するので、電子ビームテスタの
電圧測定精度が向上するという効果を奏し、半導体集積
回路試験の正確化に寄与するところが大きい。
【図1】本発明に係る電子ビームテスタの原理構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】第1実施例の電子ビームテスタの要部構成図で
ある。
ある。
【図3】図2のコンピュータ38のソフトウエア構成に
係り、動的オフセット設定手順を示すフローチャートで
ある。
係り、動的オフセット設定手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】試験結果を示す波形図であって、(A)は二次
電子検出器出力の動的オフセット波形図、(B)は従来
の電子ビームテスタを用いた測定電圧の波形図、(C)
は本実施例の電子ビームテスタを用いた測定電圧の波形
図である。
電子検出器出力の動的オフセット波形図、(B)は従来
の電子ビームテスタを用いた測定電圧の波形図、(C)
は本実施例の電子ビームテスタを用いた測定電圧の波形
図である。
【図5】第2実施例の電子ビームテスタの要部構成図で
ある。
ある。
【図6】従来例の問題点を示す波形図であって、(A)
はテスト信号の波形図、(B)は二次電子検出器出力の
オフセットノイズの波形図、(C)はエネルギー分析電
圧に対する二次電子検出量の波形図、(D)は測定信号
の波形図である。
はテスト信号の波形図、(B)は二次電子検出器出力の
オフセットノイズの波形図、(C)はエネルギー分析電
圧に対する二次電子検出量の波形図、(D)は測定信号
の波形図である。
14 試料 16 電子ビーム鏡筒 18 電子銃 20 アライメントコイル 22X、22Y ビームブランキングプレート 24 アパーチャ 26X、26Y ビーム偏向コイル 28 引出し電極 30 エネルギー分析グリッド 32 二次電子検出器 EB1 一次電子ビーム EB2 二次電子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/66
Claims (2)
- 【請求項1】 試料(1)に一次電子ビーム(EB1)
を照射し、照射点から放出された二次電子(EB2)
を、エネルギー分析器(2)を介して検出し、該エネル
ギー分析器に印加する電圧を調節して該照射点の電圧を
測定する電子ビームによる電圧測定方法において、該二
次電子が該二次電子検出器(3)に到達するのを阻止す
る電圧を該エネルギー分析器に印加し、この状態で、測
定波形の基準点からの各位相について、二次電子量を動
的オフセットとして検出し、電圧測定のために二次電子
量を検出し、電圧測定のために検出された二次電子量と
該動的オフセットとの差を求め、該差を補正された二次
電子検出量とすることを特徴とする電子ビームによる電
圧測定方法。 - 【請求項2】 試料(1)に一次電子ビーム(EB1)
を照射し、照射点から放出された二次電子(EB2)
を、エネルギー分析器(2)を介して二次電子検出器
(3)で検出し、該エネルギー分析器に印加する電圧を
調節して該照射点の電圧を測定する電子ビームテスタに
おいて、測定波形の基準点からの各位相における動的オ
フセットが格納される動的オフセット記憶手段(4)
と、該二次電子が該二次電子検出器に到達するのを阻止
する電圧を該エネルギー分析器に印加し、この状態で、
各位相について、検出された二次電子量を該動的オフセ
ットとして動的オフセット記憶手段に格納させる制御手
段(5)と、電圧測定状態において検出された二次電子
量と、該検出の位相と同一位相の該動的オフセットとの
差を、補正された二次電子検出量とする二次電子量補正
手段(6)と、を有することを特徴とする電子ビームテ
スタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3029930A JP2970880B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタ |
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| JP3029930A JP2970880B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電子ビームによる電圧測定方法及び電子ビームテスタ |
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1991
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| JPH04268742A (ja) | 1992-09-24 |
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