JP2982103B2 - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents
エンジンの空燃比制御装置Info
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Description
置に関し、詳しくは、バルブ開特性が運転条件に応じて
切り換えられるエンジンにおいて、前記バルブ開特性の
切り換えに対応して空燃比の制御量を補正制御する技術
に関する。
と高速運転時の出力向上とを両立させる目的で、吸気バ
ルブ又は排気バルブのリフト特性(開特性)を、例えば
高速用カムと低速用カムとを運転条件に応じて使い分け
ることにより異ならせ、これによって、吸気充填効率を
制御することが知られている(特開昭63−16701
6号公報,特開昭63−57805号公報,特開平5−
171909号公報等参照)。
開昭63−167016号公報,特開昭63−5780
5号公報,特開平5−171909号公報等に開示され
るような作動油圧の制御によってバルブ開特性の切り換
えを行うシステムにおいては、その切り換えられるバル
ブ開特性毎に、それぞれ吸気充填効率が異なると共に、
バルブ開特性毎にそれぞれ吸気管内圧力が異なるために
吸気管内の壁面に付着する燃料の気化状態(壁流燃料の
特性)が異なる。
ーメータにより検出される吸入空気流量Qaに基づいて
基本燃料噴射パルス幅(即ち、燃料噴射量)Tp(=K
×Qa/Ne;Kは定数,Neはエンジンの回転速度)
を演算し、該演算結果と各種補正係数とにより最終的な
燃料噴射パルス幅Tiを設定するものにおいて、エンジ
ンが定常状態である場合には、バルブ開特性の切り換え
状態に拘わらず、エアフローメータによる検出値Qa
と、実際に気筒内へ充填される吸気量とは一致し、ま
た、壁流燃料の気化状態も安定しているため、バルブ開
特性毎に吸気充填効率や吸気管内圧力値自体が異なるに
しても、エアフローメータの検出値Qaに基づく最終的
な燃料噴射パルス幅Tiと、実際に気筒内へ充填される
吸気量に見合った燃料噴射パルス幅と、は一致するから
問題は生じない。
態、即ち加減速状態においてエアフローメータの検出値
Qaが変化する場合には、その変化が実際に気筒内へ充
填される吸気量に現れるまでの遅れ分(吸気充填遅れ特
性)がバルブ開特性毎に異なり、また、吸気管内圧力の
変化の仕方もバルブ開特性毎に異なるため壁流燃料の気
化状態もバルブ開特性毎に異なることになる。
開特性毎の吸気充填遅れ分や壁流燃料の気化状態を考慮
したうえで、エアフローメータの検出値Qaに基づき演
算される最終的な燃料噴射パルス幅Tiを、バルブ開特
性毎に、実際に気筒内へ充填される吸気量に見合った燃
料噴射パルス幅に補正する必要がある。即ち、エンジン
の吸入混合気の空燃比制御量(燃料噴射パルス幅〔燃料
噴射量〕、或いは吸入空気流量)を、バルブ開特性毎
に、実際に気筒内へ充填される混合気の濃度が目標空燃
比となるように、補正する必要がある。
かったために、一方のバルブ開特性にはマッチしても、
他方のバルブ開特性には全くマッチできず、そのため過
渡運転時の運転性や排気成分に悪影響を及ぼすこととな
っていた。
のであり、運転条件に応じてバルブ開特性が切り換え制
御されるエンジンにおいて、エンジンの過渡運転時にお
いて現在使用中のバルブ開特性に応じて空燃比制御量の
補正を行なうことにより、良好な運転性、排気特性等を
確保するようにしたエンジンの空燃比制御装置を提供す
ることを目的とする。
載の発明にかかるエンジンの空燃比制御装置は、図1に
示すように、エンジンのバルブ開特性を所定の運転条件
で切り換えるバルブ開特性切り換え手段Aと、現在使用
中のバルブ開特性を検出するバルブ開特性検出手段B
と、エンジンの過渡運転状態を検出する過渡運転状態検
出手段Cと、エンジンが過渡運転状態にあるときに、現
在使用中のバルブ開特性に基づく吸気充填遅れ特性に応
じて、燃料噴射弁の基本燃料噴射パルス幅の演算用の吸
入空気流量の補正を行なう第1の過渡状態空燃比制御量
補正手段D1と、エンジンが過渡運転状態にあるとき
に、現在使用中のバルブ開特性に基づく壁流燃料特性に
応じて、前記基本燃料噴射パルス幅に基づいて算出され
る最終的な燃料噴射パルス幅の補正を行なう第2の過渡
状態空燃比制御量補正手段D2と、を含んで構成した。
比制御装置では、エンジンの過渡状態において、吸入空
気流量が変化した場合に、その変化が実際に気筒内へ充
填される吸気量の変化として現れるまでの遅れ分(吸気
充填遅れ特性)が現在使用中のバルブ開特性毎に異なる
こと、及び、吸気管内圧力の変化の仕方が現在使用中の
バルブ開特性毎に異なるために壁流燃料の気化状態(壁
流燃料特性)がバルブ開特性毎に異なること、に起因す
るバルブ開特性毎の空燃比の変化の発生を防止すべく、
過渡状態におけるバルブ開特性に応じて空燃比制御量の
補正を行なうようにした。
性毎の吸気充填遅れ特性を考慮して基本燃料噴射パルス
幅の演算用の吸入空気流量の補正を行ない、かつ、過渡
状態におけるバルブ開特性毎の壁流燃料特性を考慮して
最終的な燃料噴射パルス幅の補正を行なうことで、空燃
比の変化を吸収するようにした。
も、バルブ開特性の切り換え状態に拘わらず、良好な運
転性、排気特性等を確保することができ、特に、吸気充
填遅れ特性と、壁流燃料特性と、の双方を考慮して空燃
比制御量の補正を行なうようにすることで、より高精度
に過渡状態における運転性、排気特性等を向上させるこ
とができる。
実施例のシステム構成の概略を示すブロック図である。
この図2において、図示しないエンジンには、バルブの
開特性(リフト特性)を予め設定された複数種に選択的
に切り換える可変バルブ機構101 (バルブ開特性切り換
え手段)が設けられている。
ってバルブ開特性を切り換える油圧式の可変機構であ
り、前記作動油圧の供給は、切り換え指令出力手段とし
てのコントロールユニット102 によって駆動制御される
切換弁103 (油圧制御弁)によって調整される構成とな
っている。ここで、図3〜図6に、前記可変バルブ機構
101 の具体例を示す。
の吸気バルブVに対応した単一のロッカアーム1が設け
られている。前記ロッカアーム1の基端は、各気筒に共
通な中空のメインロッカシャフト3を介してシリンダヘ
ッドに揺動自在に支持され、ロッカアーム1の二股の各
先端は、吸気バルブVのステム頂部に当接する。ロッカ
アーム1は平面視において略二股状に形成され、ロッカ
アーム1には略その中央上方に単一の自由カムフォロア
2が設けられている。そして、図4において、自由カム
フォロア2の両側には低速用カム21,21が当接するロー
ラ11,11が設けられている。
シャフト16を介してロッカアーム1に揺動自在(相対回
転可能)に支持されている。自由カムフォロア2は吸気
バルブVに当接する部位を持たず、その先端には高速用
カム22に摺接するカムフォロア部2Aが円弧状に突出し
て形成されている。また、自由カムフォロア2の下側に
は、スプリングリテーナ29を摺動自在に嵌合する凹部27
が形成され、前記スプリングリテーナ29は、その基端が
前記凹部27の底面に支持されるコイルスプリング26の弾
性付勢力によって、ロッカシャフト3に当接するように
なっている。
ムフォロア部2Aの下側に、後述のレバー部材7が係合
する段部2Bと、これに連なる傾斜部2Cとが形成され
ている。また、ロッカアーム1の下方側には、ロッカシ
ャフト3の側方でピン6に揺動自在に支承されたレバー
部材7が設けられている。前記レバー部材7の上方側方
には、突起7Aが一体に形成され、ロッカアーム1に形
成された凹部8に収容されたリターンスプリング9及び
スプリングリテーナ10で、前述の自由カムフォロア2と
の係合が解除される方向に付勢されている。
アーム1に設けられた油圧室34に対する作動油圧の供給
によって駆動される作動プランジャ31が当接している。
前記油圧室34に作動油圧を導く油通路は、ロッカアーム
1及びメインロッカシャフト3の内部を通して設けられ
る。ロッカアーム1には、油圧室34に一端が開口すると
共に、他端がメインロッカシャフト3に対する軸受面に
貫通する通孔41が形成されている。また、メインロッカ
シャフト3の内部にはオイルギャラリ42が軸方向に形成
され、このオイルギャラリ42は通孔43を介してロッカア
ーム1の通孔41と連通している。
ールユニット102 でその作動が制御される切換弁103 を
介して、エンジンによって駆動されるオイルポンプ(図
示省略)の吐出油圧が選択的に導かれる。低速用カム2
1,21とこれらの間の高速用カム22とは、それぞれ共通
のカムシャフト20に一体形成され、エンジンの低回転時
と高回転時とにおいて要求されるバルブリフト特性(開
特性)を満足するように異なる形状に形成されている。
つまり、高速用カム22は、低速用カム21に比べ、バルブ
リフト量若しくはバルブ開期間の少なくとも一方を大き
くするカムプロフィールを有している。尚、本実施例で
は、バルブリフト量と開期間とを共に大きくするもので
あり、前記高速用カム22と低速用カム21との使い分けに
よってバルブ開特性を2種類の切り換えることが可能と
なっている。
油圧室34に作動油圧が供給されない状態(切換弁103 に
よる油圧リリーフ状態)では、ロッカアーム1は低速用
カム21のカムプロフィールに従って揺動し、各吸気バル
ブVの開閉駆動を行う。このとき、自由カムフォロア2
は高速用カム22によって揺動されるものの、スプリング
9の付勢力により、レバー部材7は図5に実線で示す位
置にある。従って、自由カムフォロア2から入力があっ
ても、スプリング26が撓むのみで、ロッカアーム1の動
きが影響されることはない。
されると、作動プランジャ31がレバー部材7をリターン
スプリング9に抗して揺動させ、図5で破線で示す位置
にもらたす。この状態では、レバー部材7の端部が、自
由カムフォロア2の段部2Bに係合することにより、ロ
ッカアーム1及びカムフォロア2が連結され一体となっ
て、メインロッカシャフト3を中心として揺動すること
になる。
較して、バルブ開角度及びバルブリフト量が共に大とな
るように形成されているから、自由カムフォロア2がロ
ッカアーム1と一体化された揺動時は、ロッカアーム1
のローラ11が低速用カム21から浮き上がり、各吸気バル
ブVは高速用カム22のプロフィールに従って開閉駆動さ
れ、開角度及びリフト量が共に大きくなる。
切り換えは、切換弁103 の制御により油圧室34に導かれ
る油圧を低下させ、リターンスプリング9の弾性復元力
によりレバー部材7及び作動プランジャ31が元の位置
(図5の実線位置)に移動して、ロッカアーム1の拘束
を解除することによって行われる。このように、切換弁
103 による油圧室34に対する作動油圧の選択的な供給に
よって、低速用カム22のプロフィールに従った低速域に
適合するバルブ開特性と、高速用カム21のプロフィール
に従った低速用カム22よりも開角度及びリフト量の大き
な高速域に適合するバルブ開特性とのいずれを切り換え
選択できるようになっている。
手段は、前記ロッカアーム1,自由カムフォロア2,レ
バー部材7,プランジャ31,油圧室34,切換弁103 等に
よって構成される。尚、本実施例では、高速用カム21と
低速用カム22との切り換えを、前述のように、レバー部
材7の揺動によって前記ロッカアーム1とカムフォロア
2とを連結させるか否かによって行わせる構成とした
が、カムの切り換え機構を上記に限定するものではな
い。
報,特開昭63−57805号公報等に開示されるもの
のように、高速用ロッカアームと低速用ロッカアームと
を、ロッカシャフトと平行な方向における嵌合穴とプラ
ンジャとの係合,解除によって選択的に連結させること
で、高速用カムと低速用カムとの切り換えが行われる構
成であっても良い。
く、作動角一定のままカム位相を制御し得るカムスプロ
ケットをカムシャフトに取付け、吸気バルブ開閉時期を
速度域毎の適正時期に切り換えることが可能な可変バル
ブタイミング制御装置(「新型車解説書(FGY32−
1)」第B−44頁〜第B−45頁、編集発行 日産自動車
株式会社、1991年8月発行等参照)であっても良く、可
変バルブ機構101 の構成を限定するものではない。
したように、マイクロコンピュータを内蔵した前記コン
トロールユニット102 からの切り換え指令によって制御
されることになるが、当該コントロールユニット102 で
は、エンジン回転速度Neを検出する回転速度センサ10
4 ,エンジンの吸入空気流量Qaを検出するエアフロー
メータ105 ,エンジンの冷却水温度を検出する水温セン
サ106 ,エンジンの吸気温度を検出する吸気温センサ10
7 等からの検出信号を入力し、これら検出信号に基づい
てバルブ開特性を決定し、該決定に対応するバルブ開特
性への切り換えを行わせるべく、前記切換弁103 に切り
換え指令(開閉制御信号)を出力するようになってい
る。
空燃比制御量補正手段としての機能を備えるコントロー
ルユニット102 が行なう過渡時の壁流燃料分空燃比制御
量補正制御について、図7に示すフローチャートに従っ
て説明する。つまり、本フローは、過渡時におけるカム
開特性違いによる壁流燃料の形成特性の違いを補正する
ためのフローである。
下同様)では、基本燃料噴射パルス幅Tp(=K×Qa
/Ne)を演算により求める。ステップ2では、定常状
態か過渡状態かを判定する。過渡状態であればステップ
3へ進み、定常状態であればステップ10へ進み、
WFAC ,WFDC を0にセットした後、ステップ11へ進
む。かかる判定は、例えば吸入空気流量Qaの時間変化
割合や、スロットル開度TVOの時間変化割合等に基づ
いて判定することができる。
ち現在低速用カム21,21が使用されているか、高速用カ
ム22が使用されているかを判定する。かかるカムの切り
換えは、前述したように、エンジン回転速度Neや基本
燃料噴射パルス幅Tp等で定まる運転条件によって行わ
れるようになっている。なお、カムの切り換え状態の判
定は、カムの切り換え指令(開閉制御信号)の出力状態
や、実際のエンジン回転速度Neと吸入空気流量Qaと
の関係や、油圧室34の作動油圧の状態等を検出すること
で行なうことができる。
る場合には、ステップ4へ進む。一方、高速用カム22が
使用されていると判断された場合には、ステップ7へ進
む。ステップ4では、ステップ2において検出された過
渡状態が、加速中であるか、減速中であるかを判定す
る。加速中であればステップ5へ進み、減速中であれば
ステップ6へ進む。かかる加減速判定は、例えば吸入空
気流量Qaの時間変化割合や、スロットル開度TVOの
時間変化割合等に基づいて判定することができる。
21が使用されているから、低速用カム21用の加速壁流補
正係数WFAC1を、予め定めたマップを参照して求める。
ステップ6では、減速中でかつ低速用カム21が使用され
ているから、低速用カム21用の減速壁流補正係数WFDC1
を、予め定めたマップを参照して求める。一方、ステッ
プ3で、高速用カム22が使用されていると判断された場
合には、ステップ7へ進むが、当該ステップ7では、ス
テップ4同様に加減速判定を行なう。そして、加速中で
あればステップ8へ進み、減速中であればステップ9へ
進む。
22が使用されているから、高速用カム21用の加速壁流補
正係数WFAC2を、予め定めたマップを参照して求める。
ステップ9では、減速中でかつ高速用カム22が使用され
ているから、高速用カム22用の減速壁流補正係数WFDC2
を、予め定めたマップを参照して求める。ステップ11で
は、以下の式(1) により、最終的な燃料噴射パルス幅T
iを演算し、該演算結果を燃料噴射弁108 に駆動信号と
して送信する。
補正係数 WFAC ;加速時壁流補正係数、 WFDC ;減速時壁流補正
係数 α;空燃比フィードバック補正係数、K;空燃比学習制
御補正係数 TD ;電圧補正分 なお、エンジンの運転状態が加速中の時には、加速時壁
流補正係数WFAC として、低速用カム21が使用されてい
る場合は前記加速時壁流補正係数WFAC1が用いられ、高
速用カム22が使用されている場合には前記加速時壁流補
正係数WFAC2が用いられる。また、減速中の時には、減
速時壁流補正係数WFDC として、低速用カム21が使用さ
れている場合は前記減速時壁流補正係数WFDC1が用いら
れ、高速用カム22が使用されている場合には前記減速時
壁流補正係数WFDC2が用いられるようになっている。
るカム開特性違いによる壁流形成特性の違いを補正する
ようにしたので、エンジンの過渡運転中であってもカム
開特性の違いに拘わらず、常に要求通りの空燃比に補正
することができるので、以って良好な運転特性、排気特
性を得ることができる。ところで、既述したように、過
渡時において、吸気管の容積が比較的大きい場合等で、
過渡時における吸気管内充填遅れ量が大きい場合には、
この吸気充填遅れ分がカムの開特性毎に(低速用カム21
を使用している場合と、高速用カム22を使用している場
合とで)無視できない程度に異なるため、カムの開特性
毎に最終的な燃料噴射パルス幅Tiを補正する必要があ
る。かかる補正も、第1の過渡状態空燃比制御量補正手
段としての機能を備えるコントロールユニット102 によ
り行なわれることになるが、かかる過渡時の吸気充填遅
れ分に関わる空燃比制御量補正制御を、図8,図9に示
すフローチャートに従って説明する。
検出値である吸入空気流量Qa(エアフローメータによ
り検出される吸入空気流量Qaは質量流量である。)を
読み込む。ステップ22では、定常状態か過渡状態かを判
定する。過渡状態であればステップ23へ進み、定常状態
であればステップ33へ進む。かかる判定は、例えば吸入
空気流量Qaの時間変化割合や、スロットル開度TVO
の時間変化割合等に基づいて判定することができる。
れた場合で、この場合には吸気通路総断面積Aを演算す
る。例えば、現在のスロットル開度TVOや、ISCバ
ルブ、FICDバルブ等の開度に基づいて、当該吸気通
路総断面積Aを演算することがきる。ステップ24では、
エンジンの回転速度Neを読み込む。
ち現在低速用カム21,21が使用されているか、或いは高
速用カム22が使用されているかを判定する。かかるカム
の切り換えは、前述したように、エンジン回転速度Ne
や基本燃料噴射パルス幅Tp等で定まる運転条件によっ
て行われる。なお、カムの切り換え状態は、カムの切り
換え指令(開閉制御信号)状態や、実際のエンジン回転
速度Neと吸入空気流量Qaとの関係や、油圧室34の作
動油圧の状態を検出する等して判定することができる。
る場合には、ステップ26へ進む。一方、高速用カム22が
使用されていると判断された場合には、ステップ29へ進
む。ステップ26では、ステップ23において検出された過
渡状態が、加速中であるか、減速中であるかを判定す
る。当該判定は、例えば吸入空気流量Qaの時間変化割
合や、スロットル開度TVOの時間変化割合等に基づい
て判定することができる。加速中であれば、ステップ27
へ進み、減速中であれば、ステップ28へ進む。
ム21の使用している場合であるから、かかる状態におけ
る充填効率補正係数KηA1を、前記の吸気通路総断面積
Aと回転速度Neとに基づいて充填効率補正係数KηA1
が設定されているマップを参照して求める。ステップ28
では、減速中で、かつ低速用カム21の使用している場合
であるから、かかる状態における充填効率補正係数Kη
D1を、前記の吸気通路総断面積と回転速度Neとに基づ
いて充填効率補正係数KηD1が設定されているマップを
参照して求める。
されていると判断された場合には、ステップ29へ進む
が、ここでは、ステップ26同様に、加速中であるか、減
速中であるかを判定する。加速中であれば、ステップ30
へ進み、減速中であれば、ステップ31へ進む。ステップ
30では、加速中で、かつ高速用カム22を使用している場
合であるから、かかる状態における充填効率補正係数K
ηA2を、前記の吸気通路総断面積と回転速度Neとに基
づいて充填効率補正係数KηA2が設定されているマップ
を参照して求める。
ム21の使用している場合であるから、かかる状態におけ
る充填効率補正係数KηD2を、前記の吸気通路総断面積
と回転速度Neとに基づいて充填効率補正係数KηD2が
設定されているマップを参照して求める。そして、ステ
ップ32では、充填効率補正係数Kηと吸入空気流量Qa
とを乗じて補正吸入空気流量Qa’(=Kη×Qa)を
演算し、当該補正吸入空気流量Qa’を吸入空気流量Q
aに置き換える。なお、充填効率補正係数Kηは、低速
用カム21が使用され加速中の場合は前記KηA1が用いら
れ、減速中の場合は前記KηD1が用いられる。また、高
速用カム22が使用され加速中の場合は前記KηA2が用い
られ、減速中の場合は前記KηD2が用いられるようにな
っている。
テップ21で読み込んだエアフローメータ105 の検出値そ
のままの吸入空気流量Qaに基づき、過渡状態のときに
はステップ32で置き換えられた吸入空気流量Qaに基づ
いて、基本燃料噴射パルス幅Tp(=K×Qa/Ne)
の演算を行なう。したがって、過渡状態にあるときに
は、基本燃料噴射パルス幅Tpが、実際に気筒内に充填
される吸気量に見合ったパルス幅に補正されるから、燃
料噴射弁108 に送信される最終的な燃料噴射パルス幅T
iも実際に気筒内に充填される吸気量に見合ったパルス
幅に補正され、エンジンの過渡運転中であってもカム開
特性の違いに拘わらず、常に要求通りの空燃比に補正す
ることができるので、以って良好な運転特性、排気特性
を得ることができる。
ルス幅Tpを、図7のフローチャートのステップ10で用
いる式(1) に代入すれば、過渡時におけるバルブ開特性
毎の吸気充填遅れ分と、壁流燃料の気化状態と、の両者
を考慮した高精度な補正が行なえることになるから、以
ってエンジンの過渡運転中であってもカム開特性の違い
に拘わらず、最大に運転特性、排気特性を高めることが
できるようになる。
における空燃比制御の高精度化(運転性・排気特性の改
善)を目的として、過渡時を加速時と減速時とで区別し
て空燃比制御量の補正制御を行なうようにしているが、
大きな減速時に燃料噴射のカットを行なう場合には、減
速の大きさに応じて、つまり比較的小さな減速時のみ上
記各補正制御を行ない、大きな減速時には燃料カットを
行なうように(即ち減速時における空燃比制御量の補正
制御を行なわないように)構成するようにしてもよい。
温度に影響を受けるため、壁流燃料の気化特性をエンジ
ン温度に基づいて設定記憶しておいて、該エンジン温度
に基づいた壁流燃料の気化特性を用いて、より高精度な
空燃比制御量の補正制御を行なうようにしてもよい。ま
た、本実施例では、カムを低速用カム21と高速用カム22
の2種類を備える場合について説明したが、2種以上の
複数種のカムを備えてもよく、この場合には、前記各補
正係数はそのカム開特性毎に応じて設定することができ
る。また、無段階にカムの開特性を変更できるように構
成した場合には、カムの開特性に応じて各補正係数を補
間演算して求めることができる。
載の発明にかかるエンジンの空燃比制御装置によれば、
エンジンが過渡状態であっても、バルブ開特性の切り換
え状態に拘わらず、良好な運転性、排気特性等を確保す
ることができる。特に、エンジンの過渡状態において、
バルブ開特性毎の吸気充填遅れ特性を考慮して基本燃料
噴射パルス幅の演算用の吸入空気流量の補正を行ない、
かつ、過渡状態におけるバルブ開特性毎の壁流燃料特性
を考慮して最終的な燃料噴射パルス幅の補正を行なうよ
うにしたので、より高精度に過渡状態における運転性、
排気特性等を向上させることができる。
IV断面図) 。
V断面図)。
VI断面図) 。
正制御を説明するフローチャート
正制御を説明するフローチャート(その1)
正制御を説明するフローチャート(その2)
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンのバルブ開特性を所定の運転条件
で切り換えるバルブ開特性切り換え手段と、 現在使用中のバルブ開特性を検出するバルブ開特性検出
手段と、 エンジンの過渡運転状態を検出する過渡運転状態検出手
段と、 エンジンが過渡運転状態にあるときに、現在使用中のバ
ルブ開特性に基づく吸気充填遅れ特性に応じて、燃料噴
射弁の基本燃料噴射パルス幅の演算用の吸入空気流量の
補正を行なう第1の過渡状態空燃比制御量補正手段と、エンジンが過渡運転状態にあるときに、現在使用中のバ
ルブ開特性に基づく壁流燃料特性に応じて、前記基本燃
料噴射パルス幅に基づいて算出される最終的な燃料噴射
パルス幅の補正を行なう第2の過渡状態空燃比制御量補
正手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするエンジンの空燃比
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073268A JP2982103B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | エンジンの空燃比制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073268A JP2982103B2 (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | エンジンの空燃比制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279708A JPH07279708A (ja) | 1995-10-27 |
| JP2982103B2 true JP2982103B2 (ja) | 1999-11-22 |
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Country Status (1)
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-
1994
- 1994-04-12 JP JP6073268A patent/JP2982103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH07279708A (ja) | 1995-10-27 |
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