JP2991966B2 - 製材装置 - Google Patents
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Description
工材を丸鋸やカッター等の回転工具により切削加工する
製材装置に係り、被加工材の支持面(送材面)を挟んで
上下に回転工具を備えた製材装置に関する。
した場合の被加工材Wの切削肌は、刃先側の切削跡(カ
ッターマーク)が密になり、美しく見えるのに対し、軸
中心に近づくにつれて粗になり、切削跡に凹凸が目立つ
ようになる。従って、美しい切削肌を得るには小径で歯
幅の小さい丸鋸を用いることが望ましいが、それでは丸
鋸による最大切削厚みが小さいものとなってしまう。そ
こで、このような不具合に鑑みて、従来、図6に示すよ
うに、被加工材Wの支持面である送材面41(ロール4
2により構成される)を挟んで上側と下側にそれぞれ主
軸43,44を配置し、その主軸43,44に丸鋸4
5,46をその加工線である鋸道線(板厚方向の中心
線)を同一線上に整合して取り付けた製材装置(丸鋸
盤)が提供されている。これによると、歩留りのよい、
美しい切削肌を得ることが可能となる。
て、aは丸鋸45,46で加工できる被加工材Wの厚さ
であり、bは先行切削側である下部側の丸鋸46により
加工できる最大厚さであり、cは上部側の丸鋸45で加
工する厚さ(c=a−b)である。ところが、従来の丸
鋸盤では、送材面41に対して上下の丸鋸45,46の
相対位置が固定されているため、a>bのとき、下部側
の丸鋸46は常に最大厚さの加工をしなければならな
い。仮に、図7(A)に示すように、材厚a=b/2の
被加工材Wを加工する場合と、(B)に示すように、材
厚a=bの被加工材Wを加工する場合の送材速度を比較
してみると、切削抵抗(負荷)の違いにより、材厚a=
bの被加工材Wの送材速度を材厚a=b/2の被加工材
Wの送材速度よりも約30%遅くしなければならないと
いう結果が得られている。また、被加工材Wの厚みによ
り、上下の丸鋸45,46の負荷が異なるために、丸鋸
45,46の寿命に差がでるなどの問題があった。
ものであり、その目的とするところは、被加工材の支持
面を挟んで上下に回転工具を備えた製材装置において、
被加工材の厚みに関係なく、上下の回転工具による切削
厚みを均等化できるようにすることにある。
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、被加工材の支持面と、その支持面の上
下にそれぞれ主軸を備えており、前記上下の主軸には上
回転工具と下回転工具がその加工線を同一線上に整合し
て装着された製材装置において、前記上下の回転工具に
よる被加工材の切削厚みがそれぞれ均等になるように、
前記上下の主軸が一体で昇降調整可能に構成されたこと
を特徴とする。
平方向に所定ピッチで配列されたロール3により被加工
材Wの支持面としての送材面2が構成され、その送材面
2を挟んで上下に主軸13,14が所定間隔で配設され
ている。上下の主軸13,14には、それぞれ回転工具
としての上下の丸鋸15,16がその鋸道線、即ち加工
線を同一線上に整合して装着されている。そして、上下
の主軸13,14は主軸ケース12に回転自在に装着さ
れ、その主軸ケース12が昇降可能に構成されている。
その支持面の上下にそれぞれ主軸を備えており、前記上
下の主軸には上回転工具と下回転工具がその加工線を同
一線上に整合して装着された製材装置において、前記上
下の回転工具による被加工材の切削厚みがそれぞれ均等
になるように、前記被加工材の支持面を昇降調整可能に
構成したことを特徴とする。
平方向に所定ピッチで配列されたロール3により被加工
材Wの支持面としての送材面2が構成され、その送材面
2を挟んで上下に主軸13,14が所定間隔で配設され
ている。上下の主軸13,14には、それぞれ回転工具
としての上下の丸鋸15,16がその鋸道線、即ち加工
線を同一線上に整合して装着されている。そして、前記
ロール3を支持するロールフレーム3aが昇降可能に構
成されている。
発明によると、上下の回転工具としての丸鋸15,16
又は被加工材Wの支持面である送材面2を、被加工材W
の厚みに応じて上昇又は下降させることにより、丸鋸1
5,16と送材面2との相対位置を調整することができ
る。従って、図3に示すように、例えば被加工材Wの厚
みをaとし、先行切削側である下部側の丸鋸16により
切削できる最大厚さをbとし、a=bとしたとき、上下
の丸鋸15,16を図示仮想線の位置(ア)から(イ)
に下降(又は送材面2を上昇)する、つまり下側の丸鋸
16による切削厚みがb/2となるように調整すれば、
上側の丸鋸15による切削厚みもb/2となる。
転工具による被加工材の切削厚みを上下で均等化するこ
とが可能となる。そのため、被加工材の厚みに関係なく
被加工材又は回転工具の送り速度を一定にできる。ま
た、上下の回転工具にかかる負荷が均等化され、寿命を
同じにすることができる。
記載の製材装置において、前記上主軸と下主軸にそれぞ
れ複数の回転工具を装着し、上下の相対する回転工具が
その加工線を同一線上に整合して配置されていることを
特徴とする。従って、請求項3の発明によると、請求項
1及び2の発明と同様に回転工具による被加工材の切削
厚みを上下で均等化することが可能となるとともに被加
工材の複数箇所を同時に切削加工することができる。
に基づいて具体的に説明する。図4は製材装置の平面図
であり、図5は正面図である。但し、図4では送材ロー
ル関係が省略され、図5では主軸駆動モータが省略され
ている。図示のように、機台1上の一側(図4の下側)
には、被加工材Wの支持面としての送材面2を構成する
ための回転可能なロール3が水平方向に所定ピッチで配
設され、その送材面2の上手側(図では左側)には送材
装置4が設置されている。
上に立設された支台5をベース部材として備え、その支
台5の上端部にはスイングアーム6が支持ピン7を介し
て水平軸線回りに回動可能に取り付けられるとともに昇
降シリンダ8により上下方向に回動されるようになって
いる。なお、昇降シリンダ8は基端部が機台1にピンに
より回動可能に枢着され、ロッド先端がスイングアーム
6の一端にピンにより回動可能に枢着されている。ま
た、スイングアーム6の先端(他端)には、送材ロール
9が回転可能に取り付けられ、その送材ロール9はスイ
ングアーム6上に固定された駆動手段としての送材用モ
ータ10からチェン11等の動力伝達手段を介して回転
駆動されるようになっている。
には、主軸ケース12が配置されており、その主軸ケー
ス12には上下2本の主軸13,14が上下方向と前後
方向(被加工材Wの送り方向)にそれぞれ所定間隔を置
いて水平軸線回りに回転可能に設けられている。上下の
主軸13,14は前記送材面2を挟んで上下に配置さ
れ、その一端にはそれぞれ切削加工用の回転工具として
の上下の丸鋸15,16が、その加工線である鋸道線を
同一線上に整合した状態で着脱可能に装着されている。
が上部側の丸鋸15よりも被加工材Wの送り方向の上手
にあり、また上部側の丸鋸15の歯先の下縁部と下部側
の丸鋸16の歯先の上縁部とが同一水平線に対してオー
バーラップするように配置されている。また、主軸1
3,14はその他端部にプーリ17,18を備え、切削
駆動手段として2台の主軸モータ19,20のモータプ
ーリ21,22からベルト23,24を介して回転され
るようになっている。
イドフレーム25に主軸昇降案内手段26を介して上下
動可能に装着されている。主軸昇降案内手段26は、例
えば相互に嵌まり合うアリとアリ溝のような凸部材26
aと凹部材26bとから構成され、主軸ケース12を水
平方向の動きを規制した状態で上下方向にのみ移動可能
に支持する。そして、主軸ケース12はボールネジ式の
主軸昇降駆動手段30によって昇降されるようになって
いる。主軸昇降駆動手段30はガイドフレーム25上に
固定された駆動源としての正逆転可能な昇降用モータ2
7と、その昇降用モータ27にて回転されるボールネジ
28と、主軸ケース12に固定されるとともにボールネ
ジ28に螺合されたナット部材29とから構成されてい
る。
に構成したものであり、従って、図5に示すように、昇
降シリンダ8によりスイングアーム6を回動させてその
先端の送材ロール9を送材面2上の被加工材Wの上面に
送材ロール9を押し付けると、該被加工材Wが切削加工
部に向かって送られ、被加工材Wは上下の丸鋸15,1
6によって切削されることになる。この場合において、
本製材装置によれば、被加工材Wの厚みaの大小に応じ
て昇降用モータ27を駆動し、ボルーネジ28およびナ
ット部材29を介して主軸ケース12をガイドフレーム
25に沿って上昇又は下降することにより、送材面2に
対する上下の丸鋸15,16の相対位置を調整すること
ができる。
厚みをaとし、下部側の丸鋸16により切削できる最大
厚さをbとし、a=bとしたとき、上下の丸鋸15,1
6をその配置間隔を変えずに図示仮想線の位置(ア)か
ら(イ)に下降して下部側の丸鋸16による切削厚みが
b/2となるように調整、即ち、送材面2からの下部側
丸鋸16の突出高さがa/2となるように調整すれば、
上部側の丸鋸15による切削厚みもb/2とすることが
できる。また、そのときの被加工材Wの送り速度をb/
2に対応した速度にすることができ、従来のように送り
速度を遅らせる必要がない。
16による切削厚みを均等化できることから、上下の丸
鋸15,16に作用する負荷も等しくなり、それに伴い
その寿命(切れ味)もまた等しくなるため、被加工材W
の切削肌が上下でバラツクといった問題も生じない。
態について説明する。この実施の形態では、図2に示す
ように、ロール3が配設されるロールフレーム3aを機
台に対して昇降できるように構成している。即ち、主軸
ケース12を昇降する代わりに送材面2を昇降できるよ
うにしたものであり、その昇降を案内する手段や昇降駆
動手段については、前述の実施の形態で説明した手段と
同等の手段を用いることが可能である。
加工材Wの厚さに応じて送材面2を上昇又は下降し、上
下の丸鋸15,16に対する相対位置を調整することに
より上下の丸鋸15,16による被加工材Wの切削厚み
を均等にすることができるとともに、負荷を均等にして
寿命を同じにできる。
工具として丸鋸15,16の場合で説明したが、丸鋸1
5,16に限るものではなく、木材に溝加工するための
カッターであってもよい。また、上下の主軸13,14
にそれぞれ単一の丸鋸15,16を装着した場合を図示
しているが、各主軸13,14毎に複数の回転工具を装
着してもよく、その場合は、上部の回転工具と下部の回
転工具はそれぞれ加工線が整合するように組付けられ
る。このように主軸13,14にそれぞれ複数の回転工
具を備えた構成としたときは、被加工材Wの複数カ所の
切削を同時に行うことが可能となる。また、被加工材W
を支持面上に固定し、丸鋸15,16を走行させて切削
する形態でも実施可能である。
被加工材の厚みに関係なく、上下の回転工具による切削
厚みを均等化にすることができる。従って、それに伴い
上下の回転工具の切削負荷が同等となり寿命もまた同じ
にすることができる。
す説明図である。
(A)は被加工材の厚みが薄い場合を示し、(B)は厚
い場合を示す。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 被加工材の支持面と、その支持面の上下
にそれぞれ主軸を備えており、前記上下の主軸には上回
転工具と下回転工具がその加工線を同一線上に整合して
装着された製材装置において、前記上下の回転工具によ
る被加工材の切削厚みがそれぞれ均等になるように、前
記上下の主軸が一体で昇降調整可能に構成された製材装
置。 - 【請求項2】 被加工材の支持面と、その支持面の上下
にそれぞれ主軸を備えており、前記上下の主軸には上回
転工具と下回転工具がその加工線を同一線上に整合して
装着された製材装置において、前記上下の回転工具によ
る被加工材の切削厚みがそれぞれ均等になるように、前
記被加工材の支持面を昇降調整可能に構成した製材装
置。 - 【請求項3】 前記上下の主軸にそれぞれ複数の回転工
具を装着し、上下の相対する回転工具がその加工線を同
一線上に整合して配置されている請求項1又は2記載の
製材装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8072248A JP2991966B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 製材装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8072248A JP2991966B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 製材装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262801A JPH09262801A (ja) | 1997-10-07 |
| JP2991966B2 true JP2991966B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=13483813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8072248A Expired - Fee Related JP2991966B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 製材装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2991966B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022166244A (ja) * | 2018-10-16 | 2022-11-01 | 株式会社共和キカイ | 二軸丸鋸盤における製材方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8072248A patent/JP2991966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022166244A (ja) * | 2018-10-16 | 2022-11-01 | 株式会社共和キカイ | 二軸丸鋸盤における製材方法 |
| JP7451859B2 (ja) | 2018-10-16 | 2024-03-19 | 株式会社共和キカイ | 二軸丸鋸盤における製材方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09262801A (ja) | 1997-10-07 |
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