JP3000420U - はんだ付け装置における雰囲気の冷却装置 - Google Patents
はんだ付け装置における雰囲気の冷却装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャンバ内の雰囲気中のフラックスヒューム
の除去を容易にし、クリーンなはんだ付け環境と保守管
理が容易な冷却装置を得る。 【構成】 循環路を介してフラックスヒュームを含む雰
囲気を冷却する冷却装置24を設け、この冷却装置24
の循環路は、表面が波状の凹凸に形成したフィルム部材
からなる管体34で形成し、この管体34を底部および
天井部に着脱可能にネット32を設け筐体31内に収納
し、管体34の両端部をフランジ管33に対しそれぞれ
着脱可能に取り付け、さらに冷却部25と、管体34を
冷却する送風機26とを下部チャンバ内の下方に設けた
ヒータよりも下方の位置に設けたことを特徴とする。
の除去を容易にし、クリーンなはんだ付け環境と保守管
理が容易な冷却装置を得る。 【構成】 循環路を介してフラックスヒュームを含む雰
囲気を冷却する冷却装置24を設け、この冷却装置24
の循環路は、表面が波状の凹凸に形成したフィルム部材
からなる管体34で形成し、この管体34を底部および
天井部に着脱可能にネット32を設け筐体31内に収納
し、管体34の両端部をフランジ管33に対しそれぞれ
着脱可能に取り付け、さらに冷却部25と、管体34を
冷却する送風機26とを下部チャンバ内の下方に設けた
ヒータよりも下方の位置に設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、雰囲気を封止したチャンバ内で配線基板のはんだ付けを行うはんだ 付け装置において、チャンバ内の雰囲気を冷却する冷却装置に関するものである 。
【0002】
リフロー型のはんだ付け装置では、はんだ付け処理を行う配線基板を高い温度 に加熱する必要上、加熱された雰囲気をチャンバ内に封止し、チャンバ内に配線 基板を搬送して連続したはんだ付け処理を可能とした構成が一般的に採用されて いる。
【0003】 また、上記のはんだ付け処理を酸素濃度の低い不活性ガスの雰囲気中で行うは んだ付け装置も用いられている。なお、不活性ガスとしては窒素ガス(N2 )が 使用される場合が一般的である。すなわちこのことによって、配線基板のはんだ 付けランドや電子部品のはんだ付け電極等の酸化が抑制され、少ないフラックス でも良好なはんだ付けが可能になるとともに、はんだ融液の表面張力が低下して 、いわゆるマイクロソルダリングが可能となるからである。また、はんだ融液中 の鉛の蒸発・拡散が抑制され、鉛による大気汚染を解消することができるからで ある。
【0004】 他方で、フロー型はんだ付け装置においても、はんだ付け処理を低酸素濃度の 不活性ガス雰囲気中で行うことを目的として、はんだ付け処理工程をチャンバで 覆い、不活性ガス雰囲気を保持するように構成することが行われている。
【0005】 ところで、はんだ付け処理工程ではフラックスヒュームが発生するが、雰囲気 の封止を目的としたチャンバ内ではんだ付け処理を行うはんだ付け装置において は、リフロー型およびフロー型を問わずフラックスヒュームがチャンバ内の雰囲 気中に滞留することになる。そこで、雰囲気中に滞留するフラックスヒュームの ような不純物を捕集して除去する捕集装置を備えたはんだ付け装置が一般化して きている。
【0006】 例えば、特開平4−13474号公報の技術は、当該雰囲気を冷却フィンで冷 却し、フラックスヒュームのような気化した不純物を凝縮・液化してフィン表面 に捕集する技術である。図4は、特開平4−13474号公報の不純成分除去手 段を示す側断面図である。この図において、51は不純成分除去手段で、冷却フ ィン52は筒状のカートリッジ53に対してジグザグ状に形成され、このカート リッジ53は本体筒54に対し、ねじ55を介して嵌合され交換が容易にできる ように構成している。すなわち、カートリッジ53の清掃を容易に行うことがで きるように図ったものである。なお、56は前記カートリッジ53に装着された フィルタである。
【0007】 また、本出願人は、先に、チャンバ内の雰囲気中のフラックスヒュームを捕集 した後に冷却して、フラックスヒュームの除去効率を高め、フラックスヒューム が除去された雰囲気を配線基板のタイムリィな冷却に用いる技術を、特願平5− 334839号により提案している。
【0008】
しかし、特開平4−13474号公報の技術では、冷却フィン52を有するそ の構造の複雑性のゆえに冷却用のカートリッジ53の清掃に現実的にはかなりの 困難を伴い、また、カートリッジ53の構造から考えてもカートリッジ53の製 品コストは高くなり易い。一般的に、フラックスヒュームを含んだ雰囲気を冷却 すると、冷却によって液化したフラックスヒュームが冷却装置に付着し易くなる 。
【0009】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、冷却効率等の熱交 換量の低下を招くことなく、雰囲気に含まれるフラックスヒュームの除去を容易 にしたはんだ付け装置における雰囲気の冷却装置を得ることを目的とする。
【0010】
本考案にかかるはんだ付け装置における雰囲気の冷却装置は、循環路を、その 表面が波状の凹凸に形成されたフィルム部材からなる管体で構成し、さらにこの 管体を冷却する送風機を具備したものである。
【0011】 また、管体は、底部および天井部に着脱可能なネットを設けた筐体内に収納さ れるとともに、その両端部が前記筐体に取り付けられた2個のフランジ管に対し それぞれ着脱可能に設けられたものである。
【0012】 さらに、チャンバは上部チャンバと下部チャンバとからなり、これら上部チャ ンバの内部上方と下部チャンバの内部下方とにヒータを備え、管体と送風機は下 部チャンバのヒータの位置よりも下方位置に配設されたものである。
【0013】
本考案においては、管体が薄肉のフィルム部材で構成されているので、その熱 伝導に対する抵抗(熱抵抗)を極めて小さくすることができる。また、その表面 に波状の凹凸を設けているので表面積が大きくなり、熱抵抗は一層低くなる。し たがって、効率の良い熱交換を行うことができる。すなわち、冷却効率が良い。
【0014】 また、管体を冷却用の筐体内に収納し着脱可能としているので、管体の交換作 業が容易である。
【0015】 さらに、管体と送風機が下部チャンバの内部下方に設けたヒータの位置よりも 下方の位置に配設されているので、送風機からの送風の送風温度をはんだ付け装 置内の温度よりも低くすることができる。すなわち、冷却性が向上する。
【0016】
【実施例】 図1は、本考案の一実施例を示す側断面図で、窒素(N2 )ガス等の不活性ガ ス雰囲気中ではんだ付け処理を実行するリフロー型はんだ付け装置を例にとりそ の概要を説明する。
【0017】 この図において、1は配線基板、2は搬送コンベア、3ははんだ付け装置の筐 体、4はチャンバで、上部チャンバ4Aと下部チャンバ4Bとからなる。5はラ ビリンス部、6は第1プリヒート部、7は第2プリヒート部、8はリフロー部、 9はラビリンス部、10はヒータで、上部チャンバ4Aの内部上方と、下部チャ ンバ4Bの内部下方に設けられている。11は前記ラビリンス部5,9に形成さ れた抑止板で、チャンバ4内の雰囲気の流出を抑止する。そして、チャンバ4は 2つの加熱室からなる第1,第2プリヒート部6,7と、1つの加熱室からなる リフロー部8と、配線基板1の搬送方向(矢印A方向)に対し、第1プリヒート 部6の後方側およびリフロー部8の前方側に設けたラビリンス部5,9とからな り、これら各部には配線基板1を順に搬送する搬送コンベア2が挿通されている 。12,13は前記チャンバ4の入口と出口、14は不活性ガス供給源で、N2 等の不活性ガスをチャンバ4内に供給する、15は配管部、16は開閉弁、17 は流量調節弁、18は不活性ガスの供給口、19は前記はんだ付け装置の筐体3 の下部に形成した通風用の透孔である。21は前記チャンバ4内ではんだ付け処 理によって発生したフラックスヒュームが含まれた雰囲気を吸い込む吸込口筐、 22は前記吸込口筐21から吸い込まれた雰囲気の循環路を形成する配管部、2 3は前記チャンバ4内の雰囲気中のフラックスヒュームを捕集,除去する捕集装 置、24は前記捕集装置23の一部を構成する冷却装置で、冷却部25と送風機 (ファン)26とからなる。27はフィルタ装置で、フラックスヒュームを除去 する。28はポンプで、ブロア等が使用される。なお、ここでは通称「リングブ ロー」を使用した。
【0018】 図2は図1の冷却装置24の一例を説明する斜視図である。この図において、 図1と同一符号は同一部分を示す。
【0019】 冷却装置24の冷却部25には側壁を構成する筐体31の底部および天井部に 通風性の良いネット32が係止具38で設けられ、側壁にはフランジ管33で設 けられている。また、筐体31内には、循環路を形成するためその長手方向の断 面が波形からなる管体34を収納し、管体34の両端部をそれぞれ2個のフラン ジ管33に対し着脱可能に接続する。そして、管体34を筐体31内に適宜の長 さで通風性をなるべく損なわない様に収納し、管体34を筐体31内のネット3 2で保持する。なお、ブロワ28の吸引にともなって管体34が若干収縮するの で、適宜、筐体31やネット32にバンド等の係止具で固定するとよい。
【0020】 そして、フラックスヒュームを含んだ雰囲気は図1のポンプ28によって、図 2の一方のフランジ管33の矢印B方向に吸い込まれ、管体34内を通り、他方 のフランジ管33から矢印C方向へ吐出する。
【0021】 他方、モータ35に回転駆動される送風機26をネット32の下方側に配設し 、送風機26による冷却風は矢印D方向に吹き付けられ、ネット32を通して管 体34に当接通過させる(吹き付ける)構成である。
【0022】 また、各フランジ管33は、図1の配管部22を介してその一方をリフロー部 8の吸込口筐21に接続され、他方はフィルタ装置27に接続される。
【0023】 図3は、図2のI−I線による断面図である。すなわち、管体34の形状が波 形状に形成してあるため、ベローズあるいはアコーデオンと同様に伸縮自在の取 り扱い性を得ることができる。また、管体34の両端部は該管体34の接続部に ゴムパッキン37を嵌めたフランジ管33に対しバンド等の締付具36で密着し て接続する構成である。
【0024】 また、管体34の素材としては金属系部材が耐熱性と熱抵抗の低さの点で優れ ており、アルミニウムや鉄等で構成すれば極めて安価である。また、樹脂系部材 としては、マイラやシリコンゴム等が耐熱性が高く熱抵抗も低いので適している 。その他、これらに準ずるような素材であれば使用することができる。
【0025】 このように、図1のリフロー部8における下部チャンバ4Bのヒータ10の位 置よりも下方位置に冷却部25と送風機26からなる冷却装置24を配設し、は んだ付け装置の筐体3の透孔19から床面側の大気を吸い込んで放熱用の管体3 4に吹きつける構成である。なお、冷却部と送風機を筐体3のボトムベース部分 に配設すると最も良い。
【0026】 次に、動作について説明する。
【0027】 リフロー部8の吸込口筐21から吸引されたフラックスヒュームを含む雰囲気 は冷却装置24の筐体34に導かれ、管体34の管壁を介して大気中へ拡散放熱 する。なお、管壁はフィルム部材の薄肉形状で波形状に凹凸を形成してあるので 熱抵抗が低く、放熱性は良好である。また、管体34は送風機26による強制冷 却を行っているので、実質的な熱抵抗は更に低くなる。したがって、管体34を 通過する雰囲気の冷却性は良好である。
【0028】 表1は冷却能力の試験結果(データ)を示すものである。このデータは、送風 機26の直径を300mmとし、冷却部25の筐体31の底面各辺を340mm とし、また管体34に75mmφのものを使用し、リフロー部の雰囲気温度を2 80℃に制御した場合に、ポンプ28が吐出(吐出管径32mmφ)する雰囲気 の温度を測定した結果である。
【0029】 なお、交流モータで駆動するポンプ28をインバータ駆動し、その駆動周波数 によって回転数を制御している。また、吐出風量は吐出風速から換算した値であ る。すなわち、流量400l/min以上においても雰囲気温度は約40℃程度 まで冷却されており、優れた冷却特性が得られている。
【0030】
【表1】 さらに、送風機26によって送風する冷却風は、はんだ付け装置の筐体3の透 孔19を通る床面側の冷たい大気であるので冷却性も極めて良い。
【0031】 他方、雰囲気の冷却に伴って、液化したフラックスヒューム等の不純物の一部 が管体34の管壁に付着する。そしてその量が増加してくると熱伝導性が低下し て(熱抵抗が増大して)冷却性が低下する。このような場合は、管体34を取り 外して廃棄し新しい管体34を取り付ける。すなわち、使い捨てとする。なお、 管体34はフランジ管33に締付具36で接続固定する構成であるので、交換作 業は容易である。また、アルミニウムを素材とした汎用の管体(一般にフレキシ ブルダクトやフレキシブルホースと呼称されている管体)を利用すれば、交換に 伴うコストも極めて安価となる。
【0032】 ちなみに、管体34の長さや管径を調節することで熱交換量を調節することが できる。また、管体34の表面形状である波形状はベローズやアコーデオンのよ うに伸縮させることができるので、管体34の伸縮長を調節することで実質的な 表面積の調節を行うことが可能となり、熱交換量の調節も行うことができる。
【0033】 なお、フレキシブルダクトには極端な高圧や低圧が加わらないので、気密性保 持に差支えることはない。
【0034】
以上説明したように本考案は、循環路が、表面が波状の凹凸に形成されたフィ ルム部材からなる管体で構成され、さらに、この管体を冷却する送風機とを具備 したので、優れた冷却性を確保しつつ、冷却装置に付着したフラックスヒューム 等の不純物の除去を容易に、しかも冷却効率が良く低コストで行うことができる 。
【0035】 また、管体は、底部がネットで形成された筐体内に収納されるとともに、その 両端部が前記筐体に取り付けられた2個のフランジ管に対しそれぞれ着脱可能に 設けられたので、管体の交換が容易でメンテナンスの手数が省ける。
【0036】 さらに、チャンバは上部チャンバと下部チャンバとからなり、これら上部チャ ンバの内部上方と下部チャンバの内部下方にヒータを備え、放熱用の管体と送風 機は下部チャンバのヒータの位置よりも下方位置に配設されたので、冷却装置の 冷却性能が向上する。
【0037】 したがって、クリーンなはんだ付け環境と優れた保守環境、そして低ランニン グコストとを両立させたはんだ付け装置を実現することができる等の利点を有す る。
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の冷却装置の一例を示す斜視図である。
【図3】図2のI−I線による断面図である。
【図4】従来の不純成分除去手段を示す側断面図であ
る。
る。
4 チャンバ 4A 上部チャンバ 4B 下部チャンバ 10 ヒータ 22 配管部 23 捕集装置 24 冷却装置 25 冷却部 26 送風機 27 フィルタ装置 28 ポンプ 31 筐体 32 ネット 33 フランジ管 34 管体
Claims (3)
- 【請求項1】 チャンバ内のフラックスヒュームを含む
雰囲気を循環路を介して循環し、冷却して除去するはん
だ付け装置における雰囲気の冷却装置であって、 前記循環路を、その表面が波状の凹凸に形成されたフィ
ルム部材からなる管体で構成し、さらにこの管体を冷却
する送風機を具備したことを特徴とするはんだ付け装置
における雰囲気の冷却装置。 - 【請求項2】 管体は、底部および天井部に着脱可能に
ネットを設けた筐体内に収納されるとともに、その両端
部が前記筐体に取り付けられた2個のフランジ管に対し
それぞれ着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項
1に記載のはんだ付け装置における雰囲気の冷却装置。 - 【請求項3】 チャンバは上部チャンバと下部チャンバ
とからなり、これら上部チャンバの内部上方と下部チャ
ンバの内部下方にそれぞれヒータを備え、管体と送風機
は前記下部チャンバのヒータの位置よりも下方位置に配
設されたことを特徴とする請求項1または2に記載のは
んだ付け装置における雰囲気の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000198U JP3000420U (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | はんだ付け装置における雰囲気の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000198U JP3000420U (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | はんだ付け装置における雰囲気の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3000420U true JP3000420U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=43136429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994000198U Expired - Lifetime JP3000420U (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | はんだ付け装置における雰囲気の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000420U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008298300A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Espec Corp | 熱処理装置 |
| JP2017505543A (ja) * | 2014-01-23 | 2017-02-16 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | ウェーブはんだ機用のフラックス管理システム及び汚染物質を除去する方法 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP1994000198U patent/JP3000420U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008298300A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Espec Corp | 熱処理装置 |
| JP2017505543A (ja) * | 2014-01-23 | 2017-02-16 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | ウェーブはんだ機用のフラックス管理システム及び汚染物質を除去する方法 |
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