JP3011111B2 - 広帯域アンテナ給電装置 - Google Patents
広帯域アンテナ給電装置Info
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ給電装置に
関し、特にマイクロ波帯等の高周波数帯域で広帯域に円
偏波と直線偏波の偏波面の切り換えができる広帯域アン
テナ給電装置に関する。
関し、特にマイクロ波帯等の高周波数帯域で広帯域に円
偏波と直線偏波の偏波面の切り換えができる広帯域アン
テナ給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衛星通信等に用いられるマイ
クロ波のアンテナでは、一般に電磁波を円偏波または直
線偏波で運用している。これらの円偏波および直線偏波
を1つのアンテナで実現するために、ポーラライザ(回
転移相器)を使ったアンテナ給電装置が用いられる場合
がある。即ち、図5は、ポーラライザを用いた従来のア
ンテナ給電装置の構成を示すブロック図である。
クロ波のアンテナでは、一般に電磁波を円偏波または直
線偏波で運用している。これらの円偏波および直線偏波
を1つのアンテナで実現するために、ポーラライザ(回
転移相器)を使ったアンテナ給電装置が用いられる場合
がある。即ち、図5は、ポーラライザを用いた従来のア
ンテナ給電装置の構成を示すブロック図である。
【0003】本図において、2個のπ/2ポーラライザ
108,110は、ロータリージョイント(R/J)1
07,109,111を間に介して縦続接続され、ロー
タリージョイント111には、偏分波器112を接続す
る構成を有している。
108,110は、ロータリージョイント(R/J)1
07,109,111を間に介して縦続接続され、ロー
タリージョイント111には、偏分波器112を接続す
る構成を有している。
【0004】本図において、円偏波の場合は電磁波に対
して2個のπ/2ポーラライザのうち1個のπ/2ポー
ラライザだけ作用するようにし、他方は作用しないよう
にしている。一方、直線偏波の場合はπ/2ポーラライ
ザを2個とも作用させて、πポーラライザを構成してい
る。
して2個のπ/2ポーラライザのうち1個のπ/2ポー
ラライザだけ作用するようにし、他方は作用しないよう
にしている。一方、直線偏波の場合はπ/2ポーラライ
ザを2個とも作用させて、πポーラライザを構成してい
る。
【0005】次に、以上説明した構成の具体的な円偏波
と直線偏波の変換の動作を図を用いて説明する。
と直線偏波の変換の動作を図を用いて説明する。
【0006】最初に、円偏波で運用するアンテナの場合
における、偏波変換部の機能を表したブロック図を図6
に示す。本図に示すように、円偏波においては偏分波器
102とπ/2ポーラライザ101とを組み合わせた構
成で表される。
における、偏波変換部の機能を表したブロック図を図6
に示す。本図に示すように、円偏波においては偏分波器
102とπ/2ポーラライザ101とを組み合わせた構
成で表される。
【0007】そして、図6のブロック図の具体的構造は
図7のようになり、右旋偏波ポート61と金属ショート
板63と偏分波器60と左旋偏波ポート62と金属ショ
ート板64から構成される偏分波器60とx軸から45
°傾いて設置された位相遅延面66をもつπ/2ポーラ
ライザ65から構成される。
図7のようになり、右旋偏波ポート61と金属ショート
板63と偏分波器60と左旋偏波ポート62と金属ショ
ート板64から構成される偏分波器60とx軸から45
°傾いて設置された位相遅延面66をもつπ/2ポーラ
ライザ65から構成される。
【0008】ここで、π/2ポーラライザとは、図8
(a)に示すように、導波管70の中に、誘電率が他の
面とは異なるような位相遅延面71(y−z面)を具備
しており、長さLの位相遅延面71を電磁波(TE11
モード)が通過する間に、位相遅延面71に対して垂直
な電磁波(TE11モード)の成分(x成分)と、水平
な電磁波(TE11モード)の成分(y成分)の移相差
がπ/2(90度)となるものである。
(a)に示すように、導波管70の中に、誘電率が他の
面とは異なるような位相遅延面71(y−z面)を具備
しており、長さLの位相遅延面71を電磁波(TE11
モード)が通過する間に、位相遅延面71に対して垂直
な電磁波(TE11モード)の成分(x成分)と、水平
な電磁波(TE11モード)の成分(y成分)の移相差
がπ/2(90度)となるものである。
【0009】したがって、電磁波がπ/2ポーラライザ
を通過すると直線偏波は円偏波に、円偏波は直線偏波に
変換される。
を通過すると直線偏波は円偏波に、円偏波は直線偏波に
変換される。
【0010】なお、この位相遅延面71の実際の構成は
一般に図9のように導波管73y−z面方向に複数本の
調整ビス74を挿入する構成がとられている。
一般に図9のように導波管73y−z面方向に複数本の
調整ビス74を挿入する構成がとられている。
【0011】また、図8(b)、(c)、(d)、
(e)、(f)は、それぞれz=0,L/4,2L/
4,3L/4,Lの位置におけるπ/2ポーラライザの
電界ベクトルを示す図である。かかる 図8(b)〜
(f)において、図8(b)のz=0における電界ベク
トル72がz方向の長さによってそれぞれ電界ベクトル
173,174,175,176が得られ、直線偏波が
円偏波に変換されることが示されている。
(e)、(f)は、それぞれz=0,L/4,2L/
4,3L/4,Lの位置におけるπ/2ポーラライザの
電界ベクトルを示す図である。かかる 図8(b)〜
(f)において、図8(b)のz=0における電界ベク
トル72がz方向の長さによってそれぞれ電界ベクトル
173,174,175,176が得られ、直線偏波が
円偏波に変換されることが示されている。
【0012】一方、直線偏波で運用するアンテナの場合
には、偏波変換部の機能を表したブロック図を図10に
示す。本図において、2個のロータリージョイント10
3、105に挟まれて自由に回転できるπポーラライザ
104と偏分波器とから構成される。ここでπポーララ
イザは、前述したπ/2ポーラライザと同様に、2つの
直交する電磁波(TE11モード)がπポーラライザを
通過するとその位相遅延面に水平な電磁波(TE11モ
ード)の成分と垂直な電磁波(TE11モード)の成分
との移相差がπ(180度)となるものである。
には、偏波変換部の機能を表したブロック図を図10に
示す。本図において、2個のロータリージョイント10
3、105に挟まれて自由に回転できるπポーラライザ
104と偏分波器とから構成される。ここでπポーララ
イザは、前述したπ/2ポーラライザと同様に、2つの
直交する電磁波(TE11モード)がπポーラライザを
通過するとその位相遅延面に水平な電磁波(TE11モ
ード)の成分と垂直な電磁波(TE11モード)の成分
との移相差がπ(180度)となるものである。
【0013】したがって図11(a)のように電磁波が
πポーラライザ75を通過する時、(z=0で)電界7
8と位相遅延面77のなす角度θを変化させることによ
って、偏波面を自由に回転させることができる。尚、π
ポーラライザは図12のように、π/2ポーラライザ8
0,90を2個縦続に接続して2つの位相遅延面83,
93を同一面内に設置し、位相遅延面のz方向の長さを
2Lとしてπポーラライザを形成することもできる。
πポーラライザ75を通過する時、(z=0で)電界7
8と位相遅延面77のなす角度θを変化させることによ
って、偏波面を自由に回転させることができる。尚、π
ポーラライザは図12のように、π/2ポーラライザ8
0,90を2個縦続に接続して2つの位相遅延面83,
93を同一面内に設置し、位相遅延面のz方向の長さを
2Lとしてπポーラライザを形成することもできる。
【0014】例えば図11(b)のように、(z=0
で)πポーラライザ75に入力される電界78の偏波角
度をθ0 とする。位相遅延面77からθ0 の偏波角で入
射した電磁波は、πポーラライザ75を通過すると、
(z=2Lで)θ=π−θ0 の偏波角度で出力される。
(図11(j)参照)。
で)πポーラライザ75に入力される電界78の偏波角
度をθ0 とする。位相遅延面77からθ0 の偏波角で入
射した電磁波は、πポーラライザ75を通過すると、
(z=2Lで)θ=π−θ0 の偏波角度で出力される。
(図11(j)参照)。
【0015】また、図11(c)〜(j)に示された電
界ベクトル179,180,181,182,183,
184,185,186はπ/2ポーラライザへ電界ベ
クトル78を入力した場合の様子を表している。
界ベクトル179,180,181,182,183,
184,185,186はπ/2ポーラライザへ電界ベ
クトル78を入力した場合の様子を表している。
【0016】このように、πポーラライザは、直線偏波
の電磁波の偏波面を、ポーラライザの中心軸(z軸)を
中心にして回転することができるものである。
の電磁波の偏波面を、ポーラライザの中心軸(z軸)を
中心にして回転することができるものである。
【0017】したがって、入力される電磁波の偏波面と
偏分波器の偏波面が合っていなくても、πポーラライザ
を回転して偏波面を回転させてやることにより、偏分波
器で運用することができる。
偏分波器の偏波面が合っていなくても、πポーラライザ
を回転して偏波面を回転させてやることにより、偏分波
器で運用することができる。
【0018】以上述べた従来のポーラライザを使ったア
ンテナ給電装置の構成に関しては、例えば、「衛星通信
技術」,電子通信学会編,宮 憲一監修,昭和55年1
1月10日発行の第150頁から第151頁に記載され
ている。
ンテナ給電装置の構成に関しては、例えば、「衛星通信
技術」,電子通信学会編,宮 憲一監修,昭和55年1
1月10日発行の第150頁から第151頁に記載され
ている。
【0019】また、ポーラライザを用いた移相器として
は、例えば、「マイクロ波回路」,日刊工業新聞社,石
井宗典等著,昭和44年2月28日発行の第205頁か
ら第212頁に記載されている。
は、例えば、「マイクロ波回路」,日刊工業新聞社,石
井宗典等著,昭和44年2月28日発行の第205頁か
ら第212頁に記載されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような円
偏波と直線偏波を切り換えて使用されるアンテナ給電装
置の周波数特性は、ポーラライザや偏分波器それぞれの
特性に負うところが大きい。
偏波と直線偏波を切り換えて使用されるアンテナ給電装
置の周波数特性は、ポーラライザや偏分波器それぞれの
特性に負うところが大きい。
【0021】即ち、π/2ポーラライザにおける2つの
直交する電磁波(TE11モード)の移相差対周波数特
性は、一般に図13に示すような特性を有している。ア
ンテナ給電装置は、本特性で示された移相特性が90°
の時に理想的な特性を示す軸比特性が得られ、90°か
ら所望の値αを超えないような移相差(90±α°)を
与える周波数範囲(fa 〜fb )で用いられる。このよ
うな特性のポーラライザを使用周波数帯域を広帯域化、
即ち、fa ′〜fb ′(fa ′<fa <fb <fb ′)
しようとすると、図12のように2つの直交する電磁波
(TE11mode)の移相差が所望の軸比特性を保て
る範囲(90°±α)を超えてしまうことになる。
直交する電磁波(TE11モード)の移相差対周波数特
性は、一般に図13に示すような特性を有している。ア
ンテナ給電装置は、本特性で示された移相特性が90°
の時に理想的な特性を示す軸比特性が得られ、90°か
ら所望の値αを超えないような移相差(90±α°)を
与える周波数範囲(fa 〜fb )で用いられる。このよ
うな特性のポーラライザを使用周波数帯域を広帯域化、
即ち、fa ′〜fb ′(fa ′<fa <fb <fb ′)
しようとすると、図12のように2つの直交する電磁波
(TE11mode)の移相差が所望の軸比特性を保て
る範囲(90°±α)を超えてしまうことになる。
【0022】従って、ポーラライザの使用周波数帯域に
は一定の制約があるため給電装置自体の使用周波数帯に
制限を有する問題があった。
は一定の制約があるため給電装置自体の使用周波数帯に
制限を有する問題があった。
【0023】また、π/2ポーラライザのみならず偏分
波器についても、リターンロスの特性で帯域制限を受け
る。即ち、図14のように、fa 〜fb で使用する偏分
波器におけるリターンロス特性は、fa 〜fb 以外で急
激に特性が劣化する。従って、この偏分波器で使用する
周波数帯域を広げようとすると、fa 〜fb の帯域外で
はリターンロス特性が悪化してしまうので、偏分波器の
使用周波数帯域の制約を有する問題があった。
波器についても、リターンロスの特性で帯域制限を受け
る。即ち、図14のように、fa 〜fb で使用する偏分
波器におけるリターンロス特性は、fa 〜fb 以外で急
激に特性が劣化する。従って、この偏分波器で使用する
周波数帯域を広げようとすると、fa 〜fb の帯域外で
はリターンロス特性が悪化してしまうので、偏分波器の
使用周波数帯域の制約を有する問題があった。
【0024】以上図示したように従来のポーラライザや
偏分波器を用いて給電装置の広帯域化する場合に、給電
装置全体の軸比特性やリターンロス特性を所望の値に維
持することは困難であるという問題が生じる。本発明は
以上の問題を鑑み、本願発明の目的は周波数を広帯域化
した場合においても、移相差、リターンロス等の特性に
おいて良好な特性を実現する円偏波および直線偏波の偏
波切り替え可能なアンテナ装置を提供することにある。
偏分波器を用いて給電装置の広帯域化する場合に、給電
装置全体の軸比特性やリターンロス特性を所望の値に維
持することは困難であるという問題が生じる。本発明は
以上の問題を鑑み、本願発明の目的は周波数を広帯域化
した場合においても、移相差、リターンロス等の特性に
おいて良好な特性を実現する円偏波および直線偏波の偏
波切り替え可能なアンテナ装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の広帯域アンテナ
給電装置は、導波管を伝搬する2つの直交する電磁波を
円偏波若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電す
る広帯域アンテナ給電装置において、前記電磁波の周波
数帯域をN(Nは2以上の自然数)分割し、前記分割さ
れた帯域毎に縦続接続した2個を一組とするπ/2ポー
ラライザをN組縦続接続したN組のπ/2ポーラライザ
と、前記各π/2ポーラライザの帯域に合わせて前記π
/2ポーラライザの位相遅延面を回転することにより移
相を調整する移相手段とを有し、前記N組のπ/2ポー
ラライザの中の一組のπ/2ポーラライザのみ円偏波ま
たは直線偏波に変換されるようにし、他の組のπ/2ポ
ーラライザを移相差が生じないように前記位相遅延面を
所定の角度だけ回転することを特徴とする。
給電装置は、導波管を伝搬する2つの直交する電磁波を
円偏波若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電す
る広帯域アンテナ給電装置において、前記電磁波の周波
数帯域をN(Nは2以上の自然数)分割し、前記分割さ
れた帯域毎に縦続接続した2個を一組とするπ/2ポー
ラライザをN組縦続接続したN組のπ/2ポーラライザ
と、前記各π/2ポーラライザの帯域に合わせて前記π
/2ポーラライザの位相遅延面を回転することにより移
相を調整する移相手段とを有し、前記N組のπ/2ポー
ラライザの中の一組のπ/2ポーラライザのみ円偏波ま
たは直線偏波に変換されるようにし、他の組のπ/2ポ
ーラライザを移相差が生じないように前記位相遅延面を
所定の角度だけ回転することを特徴とする。
【0026】 また、前記所定の角度の回転は、前記分
割された帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該
帯域に調整された一組のπ/2ポーラライザのみ円偏波
又は直線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割
された帯域に調整された(N−1)組のπ/2ポーララ
イザは、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互い
にπ/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴と
する。
割された帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該
帯域に調整された一組のπ/2ポーラライザのみ円偏波
又は直線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割
された帯域に調整された(N−1)組のπ/2ポーララ
イザは、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互い
にπ/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴と
する。
【0027】 また、前記π/2ポーラライザは、各々
ロータリージョイントで挟みこまれて、導波管軸に対し
て回転する前記位相遅延面を有することを特徴とする。
ロータリージョイントで挟みこまれて、導波管軸に対し
て回転する前記位相遅延面を有することを特徴とする。
【0028】さらに、前記広帯域アンテナ給電装置は、
前記N組のπ/2ポーラライザの出力に前記分割された
帯域毎にリターンロス特性を調整したN個のポートを具
備する偏分波器を有することを特徴とする。
前記N組のπ/2ポーラライザの出力に前記分割された
帯域毎にリターンロス特性を調整したN個のポートを具
備する偏分波器を有することを特徴とする。
【0029】そして、前記導波管を丸角変換導波管とす
ることを特徴とする。
ることを特徴とする。
【0030】 さらに、本発明の広帯域アンテナ給電装
置は、導波管を伝搬する2つの直交する電磁波を円偏波
若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電する広帯
域アンテナ給電装置において、前記電磁波の周波数帯域
をN(Nは2以上の自然数)分割し、前記分割された帯
域毎に移相特性が調整された2個を一組として縦続接続
された2N個のπ/2ポーラライザと、前記2N個のπ
/2ポーラライザを各々挟みこみ、前記導波管軸に対し
て回転する(2N+1)個のロータリージョイントと、
前記2N個のπ/2ポーラライザの出力に前記分割され
た帯域毎にリターンロス特性を調整したN個のポートを
有する偏分波器とを有し、前記2N個のπ/2ポーララ
イザの中で一組の2個のπ/2ポーラライザのみ円偏波
または直線偏波に変換されるようにし、他の組の2(N
−1)個のπ/2ポーラライザを移相差が生じないよう
に前記位相遅延面を所定の角度だけ回転することを特徴
とする。
置は、導波管を伝搬する2つの直交する電磁波を円偏波
若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電する広帯
域アンテナ給電装置において、前記電磁波の周波数帯域
をN(Nは2以上の自然数)分割し、前記分割された帯
域毎に移相特性が調整された2個を一組として縦続接続
された2N個のπ/2ポーラライザと、前記2N個のπ
/2ポーラライザを各々挟みこみ、前記導波管軸に対し
て回転する(2N+1)個のロータリージョイントと、
前記2N個のπ/2ポーラライザの出力に前記分割され
た帯域毎にリターンロス特性を調整したN個のポートを
有する偏分波器とを有し、前記2N個のπ/2ポーララ
イザの中で一組の2個のπ/2ポーラライザのみ円偏波
または直線偏波に変換されるようにし、他の組の2(N
−1)個のπ/2ポーラライザを移相差が生じないよう
に前記位相遅延面を所定の角度だけ回転することを特徴
とする。
【0031】 また、前記所定の角度の回転は、前記分
割された帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該
帯域に調整された2個のπ/2ポーラライザのみ円偏波
又は直線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割
された帯域に調整された2(N−1)個のπ/2ポーラ
ライザは、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互
いにπ/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴
とする。
割された帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該
帯域に調整された2個のπ/2ポーラライザのみ円偏波
又は直線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割
された帯域に調整された2(N−1)個のπ/2ポーラ
ライザは、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互
いにπ/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴
とする。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。図1は、本発明のアンテナ給電装置の実施の
形態を示すブロック図である。
説明する。図1は、本発明のアンテナ給電装置の実施の
形態を示すブロック図である。
【0033】最初に、本アンテナ給電装置が伝送すべき
無線信号の周波数帯域(f0 〜f2;f0 <f2 )を、
2つの帯域、即ち低周波領域(fL )と高周波領域(f
H )とに2分割する。ここで、fL とfH は、各々、f
0 ≦fL ≦f1 ,f1 ≦fH≦f2 の関係を有してい
る。
無線信号の周波数帯域(f0 〜f2;f0 <f2 )を、
2つの帯域、即ち低周波領域(fL )と高周波領域(f
H )とに2分割する。ここで、fL とfH は、各々、f
0 ≦fL ≦f1 ,f1 ≦fH≦f2 の関係を有してい
る。
【0034】そして、円偏波を直線偏波に変換もしくは
直線偏波の偏波面を回転偏波に変換することができるよ
うに、fL およびfH それぞれの周波数帯域において調
整されたπ/2ポーラライザ2,4,6,8を各2組づ
つ合計4個を縦続接続する。
直線偏波の偏波面を回転偏波に変換することができるよ
うに、fL およびfH それぞれの周波数帯域において調
整されたπ/2ポーラライザ2,4,6,8を各2組づ
つ合計4個を縦続接続する。
【0035】またfL の帯域でリターンロス特性が良い
ポートおよびfH の帯域でリターンロス特性が良いポー
トの2つの独立したポート11,12を持つ偏分波器1
0を前述のπ/2ポーラライザに接続する。
ポートおよびfH の帯域でリターンロス特性が良いポー
トの2つの独立したポート11,12を持つ偏分波器1
0を前述のπ/2ポーラライザに接続する。
【0036】本発明は、fL の周波数帯域に調整された
π/2ポーラライザ2,4、fH の周波数帯域に調整さ
れたπ/2ポーラライザ6,8の合計4個のπ/2ポー
ラライザ、および各2,4,6,8のポーラライザを挟
み込むように設置されたロータリージョイント1,3,
5,7,9とfL ,fH の2つの周波数帯域で使用可能
な偏分波器10を接続して、2個のπ/2ポーラライザ
の導波管軸に対する位相遅延面の回転角度を調整するこ
とにより、2つの直交する電磁波(TE11モード)の
各成分の移相量を調節する。このことによって、1つの
アンテナでfLの帯域において円偏波および直線偏波も
しくは、fH の帯域において円偏波および直線偏波を帯
域を切り換えることにより従来よりも広帯域で運用でき
るようにできる。
π/2ポーラライザ2,4、fH の周波数帯域に調整さ
れたπ/2ポーラライザ6,8の合計4個のπ/2ポー
ラライザ、および各2,4,6,8のポーラライザを挟
み込むように設置されたロータリージョイント1,3,
5,7,9とfL ,fH の2つの周波数帯域で使用可能
な偏分波器10を接続して、2個のπ/2ポーラライザ
の導波管軸に対する位相遅延面の回転角度を調整するこ
とにより、2つの直交する電磁波(TE11モード)の
各成分の移相量を調節する。このことによって、1つの
アンテナでfLの帯域において円偏波および直線偏波も
しくは、fH の帯域において円偏波および直線偏波を帯
域を切り換えることにより従来よりも広帯域で運用でき
るようにできる。
【0037】従来よりも広い周波数帯域において、円偏
波(右旋、左旋)、もしくは直線偏波(垂直、水平)を
切り換えて運用できるようにしている。
波(右旋、左旋)、もしくは直線偏波(垂直、水平)を
切り換えて運用できるようにしている。
【0038】次に、本発明のアンテナ給電装置の動作
を、さらに詳細に説明する。
を、さらに詳細に説明する。
【0039】図2は、(a)に示したπ/2ポーラライ
ザ2,4,6,8と偏分波器10のそれぞれについて、
周波数領域及び偏波面で分けて示した図である。
ザ2,4,6,8と偏分波器10のそれぞれについて、
周波数領域及び偏波面で分けて示した図である。
【0040】最初に、図2(b)に示された低周波領域
fL の周波数帯域で円偏波(CP:Circularl
y polarized wave)を運用する場合に
ついて説明する。
fL の周波数帯域で円偏波(CP:Circularl
y polarized wave)を運用する場合に
ついて説明する。
【0041】図2(b)のように、fH の周波数帯域用
に調整した2個のπ/2ポーラライザ6,8の中の位相
遅延面16,18は互いに90°ずらした角度となって
いる。尚、これら位相遅延面16,18は90°ずれて
いればどの方向を向いていてもかまわない。
に調整した2個のπ/2ポーラライザ6,8の中の位相
遅延面16,18は互いに90°ずらした角度となって
いる。尚、これら位相遅延面16,18は90°ずれて
いればどの方向を向いていてもかまわない。
【0042】この時fH の周波数帯域用に調整したπ/
2ポーラライザ6をfL ,fH の電磁波が通過すると、
π/2ポーラライザ6の中の移相遅延面16に平行な成
分の電磁波は、垂直な成分の電磁波に対して位相が90
°遅れる。
2ポーラライザ6をfL ,fH の電磁波が通過すると、
π/2ポーラライザ6の中の移相遅延面16に平行な成
分の電磁波は、垂直な成分の電磁波に対して位相が90
°遅れる。
【0043】次に、fH の周波数帯域用に調整したπ/
2ポーラライザ8をfL ,fH の電磁波が通過すると、
π/2ポーラライザ18の中の位相遅延面18に平行な
成分の電磁波は、垂直な成分の電磁波に対して位相が9
0°遅れる。
2ポーラライザ8をfL ,fH の電磁波が通過すると、
π/2ポーラライザ18の中の位相遅延面18に平行な
成分の電磁波は、垂直な成分の電磁波に対して位相が9
0°遅れる。
【0044】π/2ポーラライザ6とπ/2ポーラライ
ザ8は互いに導波管軸に関して90°ずれているので、
位相遅延面16と位相遅延面18は、π/2ポーラライ
ザ16とπ/2ポーラライザ18では互いに導波管軸に
関して90°ずれている。
ザ8は互いに導波管軸に関して90°ずれているので、
位相遅延面16と位相遅延面18は、π/2ポーラライ
ザ16とπ/2ポーラライザ18では互いに導波管軸に
関して90°ずれている。
【0045】したがって、90°ずれた2つの位相遅延
面16,18のそれぞれに平行で、互いに導波管軸に対
して、直交する成分の電磁波は2個のπ/2ポーラライ
ザ6,8の両者を通過すると移相差はなくなる。
面16,18のそれぞれに平行で、互いに導波管軸に対
して、直交する成分の電磁波は2個のπ/2ポーラライ
ザ6,8の両者を通過すると移相差はなくなる。
【0046】つまり、位相遅延面16と位相遅延面18
が管軸に関して互いに90°ずれた2つのπ/2ポーラ
ライザ6,8の両者を通過すると、fL ,fH のどちら
の周波数帯域においても偏波には影響が無い。
が管軸に関して互いに90°ずれた2つのπ/2ポーラ
ライザ6,8の両者を通過すると、fL ,fH のどちら
の周波数帯域においても偏波には影響が無い。
【0047】次に、fL ,fH の電磁波がfL の周波数
帯域用に調整した2個のπ/2ポーラライザ2,4を通
過するが、fL の帯域の電磁波はπ/2ポーラライザ2
において位相遅延面12をx軸に対して+45°にとれ
ば左旋円偏波(LHCP)に、また−45°にとれば右
旋円偏波(RHCP)に変換される。
帯域用に調整した2個のπ/2ポーラライザ2,4を通
過するが、fL の帯域の電磁波はπ/2ポーラライザ2
において位相遅延面12をx軸に対して+45°にとれ
ば左旋円偏波(LHCP)に、また−45°にとれば右
旋円偏波(RHCP)に変換される。
【0048】上述したように、偏分波器10における電
界の方向をy軸方向とする。この時fH の帯域のポーラ
ライザ6,8の位相遅延面16,18をそれぞれ90°
で交差するようにして、ポーラライザ6と8を電磁波が
通過した後にx軸、y軸で移相差が生じないようにして
いる。また、fL の帯域のポーラライザ2,4の位相遅
延面12,14のどちらか一方をx軸と平行にして、他
方をx軸から+45°傾けると左旋円偏波、−45°傾
けると右旋円偏波の電磁波に変換される。
界の方向をy軸方向とする。この時fH の帯域のポーラ
ライザ6,8の位相遅延面16,18をそれぞれ90°
で交差するようにして、ポーラライザ6と8を電磁波が
通過した後にx軸、y軸で移相差が生じないようにして
いる。また、fL の帯域のポーラライザ2,4の位相遅
延面12,14のどちらか一方をx軸と平行にして、他
方をx軸から+45°傾けると左旋円偏波、−45°傾
けると右旋円偏波の電磁波に変換される。
【0049】次に、図2(c)の高周波領域における円
偏波の運用について説明する。
偏波の運用について説明する。
【0050】図2(c)に示すように、偏分波器10に
おける電界の方向をx軸方向とする。この時fL の帯域
のポーラライザ2,4の位相遅延面12,14をそれぞ
れx軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるよう
にして、ポーラライザ2と4を電磁波が通過した後にx
軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、f
H の帯域のポーラライザ6,8の位相遅延面16,18
のどちらか一方をy軸と平行にして、他方をx軸から+
45°傾けると右旋円偏波(RHCP)、−45°傾け
ると左旋円偏波(LHCP)の電磁波の運用ができる。
おける電界の方向をx軸方向とする。この時fL の帯域
のポーラライザ2,4の位相遅延面12,14をそれぞ
れx軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるよう
にして、ポーラライザ2と4を電磁波が通過した後にx
軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、f
H の帯域のポーラライザ6,8の位相遅延面16,18
のどちらか一方をy軸と平行にして、他方をx軸から+
45°傾けると右旋円偏波(RHCP)、−45°傾け
ると左旋円偏波(LHCP)の電磁波の運用ができる。
【0051】次に、図2(d)の低周波領域における直
線偏波(Linear polarized wav
e)の運用について説明する。
線偏波(Linear polarized wav
e)の運用について説明する。
【0052】図2(d)に示すように、偏分波器におけ
る電界の方向をy軸方向とする。この時fH の帯域のポ
ーラライザ6,8の位相遅延面16,18をそれぞれx
軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるようにし
て、ポーラライザ6と8の両者を電磁波が通過した後に
x軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、
fL の帯域のポーラライザ2,4の位相遅延面12,1
4の両者をx軸からθ=−θ2 ,−θ4 °(θ2 =θ4
>0)傾けると、θ=π/2+2(−θ2 )の成分の電
磁波の運用ができる。
る電界の方向をy軸方向とする。この時fH の帯域のポ
ーラライザ6,8の位相遅延面16,18をそれぞれx
軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるようにし
て、ポーラライザ6と8の両者を電磁波が通過した後に
x軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、
fL の帯域のポーラライザ2,4の位相遅延面12,1
4の両者をx軸からθ=−θ2 ,−θ4 °(θ2 =θ4
>0)傾けると、θ=π/2+2(−θ2 )の成分の電
磁波の運用ができる。
【0053】最後に、図2(e)の高周波領域における
直線偏波の運用について説明する。
直線偏波の運用について説明する。
【0054】図2(e)に示すように、偏分波器におけ
る電界の方向をx軸方向とする。この時fL の帯域のポ
ーラライザ2,4の位相遅延面12,14をそれぞれx
軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるようにし
て、ポーラライザ2と4の両者を電磁波が通過した後に
x軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、
fH の帯域のポーラライザ6,8の位相遅延面16,1
8の両者をx軸からθ=θ6 ,θ8 (θ6 =θ8 >0)
傾けると、θ=π+2(θ6 )の成分の電磁波の運用が
できる。
る電界の方向をx軸方向とする。この時fL の帯域のポ
ーラライザ2,4の位相遅延面12,14をそれぞれx
軸、y軸(もしくはy軸、x軸)に平行となるようにし
て、ポーラライザ2と4の両者を電磁波が通過した後に
x軸、y軸で移相差が生じないようにしている。また、
fH の帯域のポーラライザ6,8の位相遅延面16,1
8の両者をx軸からθ=θ6 ,θ8 (θ6 =θ8 >0)
傾けると、θ=π+2(θ6 )の成分の電磁波の運用が
できる。
【0055】
【実施例】次に、本発明の実施の形態の具体的な構成を
示す実施例について図を用いて説明する。
示す実施例について図を用いて説明する。
【0056】図3は、本発明のアンテナ給電装置の偏分
波器に丸角変換導波管を用いた場合の第1の実施例を示
す。
波器に丸角変換導波管を用いた場合の第1の実施例を示
す。
【0057】本図において、丸角変換導波管214内に
5個のロータリージョイント201,204,207,
210,213を設け、その間に4個のπ/2ポーララ
イザ202,205,208,211を取り付けてあ
る。
5個のロータリージョイント201,204,207,
210,213を設け、その間に4個のπ/2ポーララ
イザ202,205,208,211を取り付けてあ
る。
【0058】ここで、π/2ポーラライザ202,20
5をfH 用に調整されており、π/2ポーラライザ20
8,211はfL 用に調整されているものとする。
5をfH 用に調整されており、π/2ポーラライザ20
8,211はfL 用に調整されているものとする。
【0059】本図の場合、π/2ポーラライザ211と
208の位相遅延面212と209とは90°の移相関
係にあり、また、π/2ポーラライザ205と202と
は45°の移相関係を有している。
208の位相遅延面212と209とは90°の移相関
係にあり、また、π/2ポーラライザ205と202と
は45°の移相関係を有している。
【0060】従って、本図の構成は、図2(c)のfH
帯域における円偏波構成に相当する構成となっている。
帯域における円偏波構成に相当する構成となっている。
【0061】また、周波数帯域については全てのπ/2
ポーラライザの周波数帯域幅は約0.6GHz有してお
り、fH =3.6〜4.2(GHx)、fL =3.0〜
3.6(GHz)とすることによって、全帯域で3.0
〜4.2GHzの約1.2GHzもの広帯域な給電装置
が得られることになる。
ポーラライザの周波数帯域幅は約0.6GHz有してお
り、fH =3.6〜4.2(GHx)、fL =3.0〜
3.6(GHz)とすることによって、全帯域で3.0
〜4.2GHzの約1.2GHzもの広帯域な給電装置
が得られることになる。
【0062】また、図4は、偏分波器を用いた本発明の
アンテナ給電装置の第2の実施例を示している。
アンテナ給電装置の第2の実施例を示している。
【0063】すなわち、偏分波器314と、4個のπ/
2ポーラライザ302,305,308,311と、5
個のロータリージョイント301,304,307,3
10,313を具備している。
2ポーラライザ302,305,308,311と、5
個のロータリージョイント301,304,307,3
10,313を具備している。
【0064】また、偏分波器314は、右旋偏波ポート
315と金属ショート板317、左旋偏波ポート316
と金属ショート板318から構成されている。
315と金属ショート板317、左旋偏波ポート316
と金属ショート板318から構成されている。
【0065】本図において、例えば、π/2ポーラライ
ザ311,308をfH 用に調整し、π/2ポーラライ
ザ305,302をfL 用に調整しているものとする。
ザ311,308をfH 用に調整し、π/2ポーラライ
ザ305,302をfL 用に調整しているものとする。
【0066】この場合、本図の構成は、図3で説明した
と同様に、図2(c)のfH 帯域における円偏波の構成
をしていることとなる。
と同様に、図2(c)のfH 帯域における円偏波の構成
をしていることとなる。
【0067】尚、以上の説明では、広帯域化のために高
域と低域の2つに周波数帯域を分ける方法で説明したが
本発明は2つに限定されるものではない。
域と低域の2つに周波数帯域を分ける方法で説明したが
本発明は2つに限定されるものではない。
【0068】すなわち、ある広帯域周波数を2以上の複
数Nの帯域に分け、各帯域毎に、2個のπ/2ポーララ
イザを一組として調整し、それぞれの組を縦続接続す
る。
数Nの帯域に分け、各帯域毎に、2個のπ/2ポーララ
イザを一組として調整し、それぞれの組を縦続接続す
る。
【0069】そして、前記分割された帯域毎に2個を一
組とするπ/2ポーラライザをN組設け、各々の帯域に
合わせて移相特性を調整し、前記N組のπ/2ポーララ
イザの位相遅延面を所定の角度だけ回転することにより
前記電磁波の移相を調整して前記分割された帯域及び前
記円偏波と直線偏波とを切り換える。なお、前記所定の
角度の回転は、前記分割された帯域内の任意の一つで動
作させる場合に、当該帯域に調整された一組のπ/2ポ
ーラライザのみ円偏波又は直線偏波となるよう回転移相
を切り換え、他の分割された帯域に調整された(N−
1)組のπ/2ポーラライザは、各々2個のπ/2ポー
ラライザの移相差が互いにπ/2となるよう回転移相を
切り換えることになる。
組とするπ/2ポーラライザをN組設け、各々の帯域に
合わせて移相特性を調整し、前記N組のπ/2ポーララ
イザの位相遅延面を所定の角度だけ回転することにより
前記電磁波の移相を調整して前記分割された帯域及び前
記円偏波と直線偏波とを切り換える。なお、前記所定の
角度の回転は、前記分割された帯域内の任意の一つで動
作させる場合に、当該帯域に調整された一組のπ/2ポ
ーラライザのみ円偏波又は直線偏波となるよう回転移相
を切り換え、他の分割された帯域に調整された(N−
1)組のπ/2ポーラライザは、各々2個のπ/2ポー
ラライザの移相差が互いにπ/2となるよう回転移相を
切り換えることになる。
【0070】この結果、2つに分割したときよりも柔軟
性を有し、さらに広帯域のアンテナ給電装置が構成でき
る効果を奏することができる。
性を有し、さらに広帯域のアンテナ給電装置が構成でき
る効果を奏することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナ給
電装置は、上述した構成を具備することにより従来より
も広い周波数帯域で円偏波または直線偏波の信号を得る
ことができる効果を有している。
電装置は、上述した構成を具備することにより従来より
も広い周波数帯域で円偏波または直線偏波の信号を得る
ことができる効果を有している。
【0072】さらに、従来よりも広い周波数帯域で円偏
波または直線偏波の放射にも適用することができる効果
がある。
波または直線偏波の放射にも適用することができる効果
がある。
【図1】本発明の実施の形態を示す給電装置のブロック
図である。
図である。
【図2】(a)はπ/2ポーラライザと偏分波器の接続
を示す図である。(b)はfL 帯域における円偏波構成
時の移相関係を示す図である。(c)はfH 帯域におけ
る円偏波構成時の移相関係を示す図である。(d)はf
L 帯域における直線偏波構成時の移相関係を示す図であ
る。(e)はfH 帯域における直線偏波構成時の移相関
係を示す図である。
を示す図である。(b)はfL 帯域における円偏波構成
時の移相関係を示す図である。(c)はfH 帯域におけ
る円偏波構成時の移相関係を示す図である。(d)はf
L 帯域における直線偏波構成時の移相関係を示す図であ
る。(e)はfH 帯域における直線偏波構成時の移相関
係を示す図である。
【図3】偏波器に丸角変換導波管を用いた第1の実施例
の外観図である。
の外観図である。
【図4】偏波器を用いた第2の実施例の外観図である。
【図5】従来のアンテナ給電装置のブロック図である。
【図6】円偏波給電装置のブロック図である。
【図7】円偏波給電装置の外観図である。
【図8】π/2ポーラライザを説明する図である。
【図9】移相遅延面の構成例を示す図である。
【図10】直線偏波給電装置のブロック図である。
【図11】πポーラライザを説明する図である。
【図12】π/2ポーラライザの縦続接続した構成図で
ある。
ある。
【図13】従来のπ/2ポーラライザの移相特性であ
る。
る。
【図14】従来の偏分波器のリターンロス特性である。
1,3,5,7,9 ロータリージョイント 2,4 fL 用π/2ポーラライザ 6,8 fH 用π/2ポーラライザ 10 偏分波器 12,14 fH 用π/2ポーラライザ位相遅延面 16,18 fL 用π/2ポーラライザ位相遅延面 60 偏分波器 61 右旋偏波ポート 62 左旋偏波ポート 63 右旋偏波ポート金属ショート板 64 左旋偏波ポート金属ショート板 65 π/2ポーラライザ 66 位相遅延面 70 導波管 71 位相遅延面 72 入力電界ベクトル 73 導波管 74 位相調整用ビス 75 πポーラライザ 76 導波管 77 位相遅延面 78 入力電界ベクトル 80 π/2ポーラライザ 81 導波管 82 位相遅延面 90 π/2ポーラライザ 91 導波管 92 位相遅延面 173,174,175,176 電界ベクトル 179,180,181,182,183,184,1
85,186 電界ベクトル 201,204,207,210,213 ロータリ
ージョイント 202,205,208,211 π/2ポーラライ
ザ 203,206,209,212 位相遅延面 214 丸角変換導波管
85,186 電界ベクトル 201,204,207,210,213 ロータリ
ージョイント 202,205,208,211 π/2ポーラライ
ザ 203,206,209,212 位相遅延面 214 丸角変換導波管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/17 H01P 1/10 H01P 1/161 H01P 1/165 H01P 1/18 H01P 1/175 JICSTファイル(JOIS) WPI/L(QUESTEL)
Claims (7)
- 【請求項1】導波管を伝搬する2つの直交する電磁波を
円偏波若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電す
る広帯域アンテナ給電装置において、 前記電磁波の周波数帯域をN(Nは2以上の自然数)分
割し、前記分割された帯域毎に縦続接続した2個を一組
とするπ/2ポーラライザをN組縦続接続したN組のπ
/2ポーラライザと、前記各π/2ポーラライザの帯域
に合わせて前記π/2ポーラライザの位相遅延面を回転
することにより移相を調整する移相手段とを有し、前記
N組のπ/2ポーラライザの中の一組のπ/2ポーララ
イザのみ円偏波または直線偏波に変換されるようにし、
他の組のπ/2ポーラライザを移相差が生じないように
前記位相遅延面を所定の角度だけ回転することを特徴と
する広帯域アンテナ給電装置。 - 【請求項2】 前記所定の角度の回転は、前記分割され
た帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該帯域に
調整された一組のπ/2ポーラライザのみ円偏波又は直
線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割された
帯域に調整された(N−1)組のπ/2ポーラライザ
は、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互いにπ
/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴とする
請求項1記載の広帯域アンテナ給電装置。 - 【請求項3】 前記π/2ポーラライザは、各々ロータ
リージョイントで挟みこまれて、導波管軸に対して回転
する前記位相遅延面を有することを特徴とする請求項
1、2記載の広帯域アンテナ給電装置。 - 【請求項4】 前記広帯域アンテナ給電装置は、前記N
組のπ/2ポーラライザの出力に前記分割された帯域毎
にリターンロス特性を調整したN個のポートを具備する
偏分波器を有することを特徴とする請求項1記載の広帯
域アンテナ給電装置。 - 【請求項5】 前記導波管を丸角変換導波管とすること
を特徴とする請求項1記載の広帯域アンテナ給電装置。 - 【請求項6】 導波管を伝搬する2つの直交する電磁波
を円偏波若しくは直線偏波に切り換えてアンテナへ給電
する広帯域アンテナ給電装置において、 前記電磁波の周波数帯域をN(Nは2以上の自然数)分
割し、前記分割された帯域毎に移相特性が調整された2
個を一組として縦続接続された2N個のπ/2ポーララ
イザと、 前記2N個のπ/2ポーラライザを各々挟みこみ、前記
導波管軸に対して回転する(2N+1)個のロータリー
ジョイントと、 前記2N個のπ/2ポーラライザの出力に前記分割され
た帯域毎にリターンロス特性を調整したN個のポートを
有する偏分波器とを有し、 前記2N個のπ/2ポーラライザの中で一組の2個のπ
/2ポーラライザのみ円偏波または直線偏波に変換され
るようにし、他の組の2(N−1)個のπ/2ポーララ
イザを移相差が生じないように前記位相遅延面を所定の
角度だけ回転することを特徴とする広帯域アンテナ給電
装置。 - 【請求項7】 前記所定の角度の回転は、前記分割され
た帯域内の任意の一つで動作させる場合に、当該帯域に
調整された2個のπ/2ポーラライザのみ円偏波又は直
線偏波となるよう回転移相を切り換え、他の分割された
帯域に調整された2(N−1)個のπ/2ポーラライザ
は、各々2個のπ/2ポーラライザの移相差が互いにπ
/2となるよう回転移相を切り換えることを特徴とする
請求項6記載の広帯域アンテナ給電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286900A JP3011111B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 広帯域アンテナ給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286900A JP3011111B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 広帯域アンテナ給電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10135705A JPH10135705A (ja) | 1998-05-22 |
| JP3011111B2 true JP3011111B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17710461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8286900A Expired - Fee Related JP3011111B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 広帯域アンテナ給電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011111B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4011511B2 (ja) * | 2003-04-04 | 2007-11-21 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
| JP5004846B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2012-08-22 | 三菱電機株式会社 | ビーム走査反射鏡アンテナ |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP8286900A patent/JP3011111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10135705A (ja) | 1998-05-22 |
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