JP3011908U - 熱硬化性樹脂の射出装置 - Google Patents
熱硬化性樹脂の射出装置Info
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- JP3011908U JP3011908U JP1994015202U JP1520294U JP3011908U JP 3011908 U JP3011908 U JP 3011908U JP 1994015202 U JP1994015202 U JP 1994015202U JP 1520294 U JP1520294 U JP 1520294U JP 3011908 U JP3011908 U JP 3011908U
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- stopper
- heating
- thermosetting resin
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スミアヘッド付スクリュを使用した熱硬化性
樹脂用の射出装置で、加熱筒内で硬化させた樹脂を排出
し易くする。 【構成】 スミアヘッドの長さとねじ溝ピッチの長さの
和程度を標準スクリュより長くしたスミアヘッド付スク
リュと、該スミアヘッド付スクリュの長くした分射出ス
トロークを短くして突き出しを防止する、脱着自在の制
限用ストッパとから構成される。
樹脂用の射出装置で、加熱筒内で硬化させた樹脂を排出
し易くする。 【構成】 スミアヘッドの長さとねじ溝ピッチの長さの
和程度を標準スクリュより長くしたスミアヘッド付スク
リュと、該スミアヘッド付スクリュの長くした分射出ス
トロークを短くして突き出しを防止する、脱着自在の制
限用ストッパとから構成される。
Description
【0001】
熱硬化性樹脂の射出成形装置に関するものである。
【0002】
熱硬化性樹脂(以後樹脂と称する)は硬化前は比較的低分子量で粉末状である のが一般的である。これをホッパに投入して加熱媒体若しくはバンドヒータによ り温調されている加熱筒に供給すると加熱により可塑化され流動性を示す。然し 加熱を継続すると化学反応が進行して不溶不融性の硬化樹脂に変化する。従って この樹脂を射出成形するにはこれらの樹脂が流動性を失わない間に行う必要があ る。
【0003】 成形作業中に不運にも加熱筒内の樹脂を硬化させた場合、スクリュの溝間に樹 脂が固化してしまっているので前部の加熱筒ヘッドを外し、スクリュの前後進と 回転により少しづつ先端部に押し出すより仕方が無い。この場合既に固化した樹 脂は形状を変化できないので、押し出し先に溝形状が変化する部分や絞られた部 分があると押し出し出来ないことになる。こういう場合は加熱筒ヘッド15とノ ズル14を外した上に樹脂をスクリュごと抜かなければならない。
【0004】 然し一般的な熱硬化性樹脂の成形では圧縮比が1〜1.1程度の標準的なスク リュを使用する例が多く、スクリュの溝の形状は全体を通してほぼ同一で硬化し た樹脂は押し出し可能となっている。図5は標準的な熱硬化性用のスクリュ36 を使用した加熱装置13の先端部の断面図である。スクリュ36の圧縮比が1で あり、溝18の形状が全体を通して同一形状なので、加熱筒16内で硬化してし まった樹脂は図6の様に先端部の加熱筒ヘッド15とノズル14を外せば硬化片 37を取り出すことができる。尚図5のスクリュ36の位置は該スクリュ36が 最前進した位置である。
【0005】
然し精密な成形をする場合には重量バラッキの低減の為、スクリュ先端にスミ アヘッドを使用して射出時の逆流を低減するようにしており、この場合には硬化 させた樹脂をスミアヘッドの隙間から押し出すことは不可能になる。こういう場 合には始めからスクリュを加熱筒より抜いて高温になった部分を掃除をしなけれ ばならず、時間と労力の浪費は大きく熱傷の危険もある。本考案はこの問題を解 決するものである。
【0006】 図3はその説明図である。これはスミアヘッド32付で圧縮比1のスクリュ1 7を使用する加熱装置13の例で、この図の位置がスクリュ17の最前進した位 置である。硬化樹脂の排出には先ず加熱筒ヘッド15とノズル14を外す必要が ある。然しこの場合は溝18内の硬化樹脂は隙間Tを通過しなければ外部に取り 出すことは出来ず、結局スクリュ17を加熱筒16より抜き取る必要がある。
【0007】
図3に於いてスミアヘッド32を加熱筒13より完全に飛び出させることが出 来れば図4の如く溝18内の硬化片33を取り出し可能となる。そこでスミアヘ ッド32を含めたスクリュ全長を掃除の際に顔を出させたい分だけ長くしておき 硬化した樹脂の排出を可能にした。また成形中は長くした分の調節のため前進限 度の位置を規制する制限用ストッパを設け、射出ストロークに制限を加え通常の 位置以上前進出来ない構造とする。そして掃除の際には制限用ストッパが簡単に 外せる構造とする。通常追加する長さはスミアヘッドの長さとスクリュの溝ピッ チの和の程度を目安とする。
【0008】
スミアヘッド32付スクリュ17はもともと特殊であり、このスミアヘッド3 2を使用して成形すると隙間Tでの樹脂の発熱が大きく、成形条件の余裕度が少 ない難しい成形であるので全ての熱硬化性樹脂の成形に使用できるものではない 。従って標準的なスクリュ36を使用する汎用品の成形と、スミアヘッド32付 スクリュ17による精密成形品の成形の二本立てが望ましい。そこで前記の標準 的なスクリュ36を使用する標準仕様機と、該スクリュ36をスミアヘッド32 付スクリュ17と交換した上で前記の制限用のストッパを装着することにより精 密成形仕様機として使用できるようになっている。
【0009】 精密成形仕様機ではスクリュを長くした分だけ射出ストローク(又は計量スト ローク)が少なくなるが大容量の精密成形品は少なく、一般には50%以下の射 出ストロークで成形するため問題は無い。
【0010】
図1は熱硬化性樹脂の射出装置に精密成形仕様のスミアヘッド32付スクリュ 17を組み込んだところを示す図である。この図により構成の説明を行うと、こ の射出装置は大きく分けてオイルモータ10とベアリング装置11と射出シリン ダ装置12と加熱装置13との組合せである。加熱装置13の加熱筒16内にス ミアヘッド32付スクリュ17が回転可能且つ往復動可能に挿嵌されている。加 熱筒16の先端には加熱筒ヘッド15とノズル14が螺合している。加熱筒16 の外径部に上部をカバー20で塞いだ温調用の加熱媒体通路19が設けてあり熱 媒体により温調可能となっている。しかし必ずしも加熱媒体のみを用いるのでは 無くバンドヒータとの併用も有りうる。
【0011】 加熱筒16の嵌合部38を射出シリンダ装置12の中心挿通孔に回り止めのキ ーと共に靜合させ、ナット26により固定している。射出シリンダ装置13は 両側に一体的に鋳造された射出シリンダ22を擁し、射出シリンダ22内部に納 めたピストン23とパッキン類25,25,25と両端のフランジ21とフラン ジ24より構成されている。フランジ24より突き出したピストン23のロッド 39はベアリング装置11の両端にナット31にて固定されている。加熱装置1 3の後部より突き出したスクリュ17の端部は前記のベアリング装置11のシャ フト40に嵌め込まれ、内部の図示しないベアリングによりスクリュ17にかか るスラスト荷重を受けており、前記のピストン23に発生する油圧力によりスク リュ17を前後進させている。
【0012】 ベアリング装置11の前端部に断面が台形状で標準仕様のストッパ28,28 が2本ボルトにて固定してある。ストッパ28の断面に合わせた台形溝43を持 つ制限用のストッパ27,27を、該ストッパ28の上から台形溝43に沿って 嵌め込むようになっている。図2は制限用のストッパ27の詳細図である。台形 溝43を設けた縦長で上部側面に台形溝43内に突き出すだけの長さを持つボル ト34でタブ35を固定している。このボルト34はストッパ28に溝合わせし て落とし込んだ際に落下しないためのストッパとしての機能も有する。タブ35 ,35は可撓性を有するワイヤ又は鎖29で連結して片方のみを装着したままで 運転をする装着ミス防止や、外す際の手掛り用としての用途を与えてある。
【0013】 図7は図1の7−7断面部を表している。スクリュ17とベアリング装置11 のシャフト40はカップリング41を介して連結している。スリット44がブラ ケット45でシャフト40に保持され、ベアリング装置11の本体部分に取り付 けたセンサー42と組み合わされ、スクリュの回転数を検出できるようになって いる。そしてこの部分は保護の為カバー30で覆われ、カバー30の上部には前 記のワイヤ又は鎖29を載置した際のはみ出し防止の返り38を設けてある。
【0014】 ベアリング装置11の後端部にオイルモータ10が取り付けてあり、オイルモ ータ10はベアリング装置11を介してスクリュ17に回転力を与えている。ス ミアヘッド32付スクリュ17を使用する場合の射出ストロークは図示のように Xである。加熱筒16を掃除する際にスミアヘッド32を飛び出させる寸法をY とすると、標準仕様の場合の射出ストロークはX+Yである。
【0015】 図4は加熱筒16を掃除する際にスミアヘッド32を寸法Y突き出させ、スク リュ17の往復動と回転により硬化した樹脂の硬化片33を押し出した様子を示 す。スミアヘッド32は加熱筒16から完全に突き出しているので硬化した樹脂 は阻害されることなく螺旋に巻いた形状で押し出されてくる。
【0016】
標準のスクリュ36を使用する汎用品の成形の場合においてもスミアヘッド3 2付スクリュ17を使用する精密成形をする場合でも加熱筒16内で硬化した樹 脂の排除や掃除または樹脂替えに於いては、加熱筒ヘッド15とノズル14を外 すのみで内部の固化した樹脂を除くことが出来、機械のメンテナンスが極めて楽 である。
【0017】 また標準仕様の熱硬化性樹脂の射出装置に、必要最低限オプション部品である スミアヘッド32付スクリュ17と制限用のストッパ27,27を用意するのみ で精密成形の仕様を持たせることができ、高価な加熱筒をセットにする必要が無 いので経済的である。
【0018】 制限用ストッパ27は標準の射出ストローク用のストッパ28の断面形状に合 わせた台形溝を持ち、該ストッパ28に台形溝を合わせて上部から落とし込むだ けで装着でき、引き抜くと取り外せ、脱着が簡単になっている。また2本ある制 限用ストッパ27を可撓性を有するワイヤまたは鎖29で連結してあるので、一 方のみを装着して運転する装着ミスを確実に防止し、外す際に該ワイヤまたは鎖 29を引っ張れば外し易い。そして不使用時の保管には軽いため壁のフックに掛 けておくことが可能であり整理が楽である。
【図1】精密成機仕様の射出装置平面図
【図2】制限用のストッパ27の詳細図
【図3】スミアヘッドを使用した加熱筒の先端断面図
【図4】スミアヘッド使用の加熱筒より樹脂の硬化片の
押出し状態図
押出し状態図
【図5】標準のスクリュを使用した加熱筒の先端断面図
【図6】標準のスクリュ使用の加熱筒より樹脂の硬化片
の押出し状態図
の押出し状態図
【図7】ワイヤ又は鎖29の載置状態を説明する図
10 オイルモータ 11 射出シリンダ装置 13 加熱装置 16 加熱筒 17 スクリュ 27 制限用のストッパ 28 ストッパ 29 ワイヤ又は鎖 30 カバー 32 スミアヘッド 43 台形溝
Claims (2)
- 【請求項1】 外周に温調用の媒体を通す加熱媒体通路
(19)を持つか、若しくは該加熱媒体通路(19)と
バンドヒータを併用して持つ加熱筒(16)内に往復動
可能且つ回転可能に挿嵌されたスクリュ(36)を内蔵
する加熱装置(13)と該スクリュを往復動させる射出
シリンダ装置(12)と該スクリュ(36)からのスラ
スト荷重を受けるベアリング装置(11)と該スクリュ
(36)を回転させるオイルモータ(10)と該ベアリ
ング装置(11)の前端部に取り付けたストッパ(2
8)よりなる標準仕様の熱硬化性樹脂の射出装置に於い
て、 前記スクリュ(36)と該スクリュ(36)より長いス
ミアヘッド(32)付スクリュ(17)とを交換すると
共に、射出ストロークの制限用ストッパ(27,27)
を標準仕様時に使用した該ストッパ(28)上に重ねて
嵌め込むと、精密成形仕様となるように構成されている
ことを特徴とする熱硬化性樹脂の射出装置。 - 【請求項2】 請求項1に於いて制限用ストッパ(2
7,27)は落下防止のストッパを兼ねるボルト(3
4,34)で取り付けた可撓性のワイヤ又は鎖(29)
にて連結されていることを特徴とする熱硬化性樹脂の射
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994015202U JP3011908U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 熱硬化性樹脂の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994015202U JP3011908U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 熱硬化性樹脂の射出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3011908U true JP3011908U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=43147629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994015202U Expired - Lifetime JP3011908U (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 熱硬化性樹脂の射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011908U (ja) |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP1994015202U patent/JP3011908U/ja not_active Expired - Lifetime
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