JP3017971B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JP3017971B2 JP3017971B2 JP10186087A JP18608798A JP3017971B2 JP 3017971 B2 JP3017971 B2 JP 3017971B2 JP 10186087 A JP10186087 A JP 10186087A JP 18608798 A JP18608798 A JP 18608798A JP 3017971 B2 JP3017971 B2 JP 3017971B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の加水分解性
シリル基含有ビニル系樹脂、特定のエポキシ基含有化合
物および硬化触媒からなる硬化性組成物に関する。とく
にコーティング剤として有用な硬化性組成物に関する。
シリル基含有ビニル系樹脂、特定のエポキシ基含有化合
物および硬化触媒からなる硬化性組成物に関する。とく
にコーティング剤として有用な硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】加水分解性シリル基を含有するビニル系
重合体が常温硬化性を有し、コンクリート、ガラス、鋼
板、アルミニウムなどの無機物に対する密着性が良好
で、耐候性の優れた硬化物となり、コーティング剤とし
て有用であることが見出され、特許出願されている(特
開昭54−36395号公報など)。
重合体が常温硬化性を有し、コンクリート、ガラス、鋼
板、アルミニウムなどの無機物に対する密着性が良好
で、耐候性の優れた硬化物となり、コーティング剤とし
て有用であることが見出され、特許出願されている(特
開昭54−36395号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大気中
の湿分により硬化するため、1分子中の加水分解性シリ
ル基が少ない場合、初期の硬化性が劣る。とくに低温下
では、硬度、耐溶剤性などの物性が一定レベルに達する
のに時間がかかる。
の湿分により硬化するため、1分子中の加水分解性シリ
ル基が少ない場合、初期の硬化性が劣る。とくに低温下
では、硬度、耐溶剤性などの物性が一定レベルに達する
のに時間がかかる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
【0005】すなわち、本発明は、 (a)主鎖がビニル系重合体からなり、加水分解性基と
結合したケイ素基(加水分解性シリル基)を1分子中に
少なくとも1個有し、さらに共重合成分としてアミノ基
を有するビニル系単量体に由来する単位を4.9〜20
重量%(以下、%という)含有するビニル系樹脂、 (b)1分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基とを
あわせもつ化合物、および (c)硬化触媒 からなり、(a)成分中のアミノ基1当量に対して
(b)成分中のエポキシ基が0.1〜5当量であり、
(a)成分100重量部(以下、部という)に対して
(c)成分0.01〜20部を使用する硬化性組成物
(請求項1)、前記ビニル系樹脂の共重合成分であるア
ミノ基を有するビニル系単量体が、ジアルキルアミノア
ルキルアクリレートおよびジアルキルアミノアルキルメ
タクリレートよりなる群から選ばれた少なくとも1種で
ある請求項1記載の組成物(請求項2)、および前記1
分子中にエポキシ基および加水分解性シリル基をあわせ
もつ化合物が、γ−グリシドキシプロピルトリアルコキ
シシランである請求項1記載の組成物(請求項3)に関
する。
結合したケイ素基(加水分解性シリル基)を1分子中に
少なくとも1個有し、さらに共重合成分としてアミノ基
を有するビニル系単量体に由来する単位を4.9〜20
重量%(以下、%という)含有するビニル系樹脂、 (b)1分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基とを
あわせもつ化合物、および (c)硬化触媒 からなり、(a)成分中のアミノ基1当量に対して
(b)成分中のエポキシ基が0.1〜5当量であり、
(a)成分100重量部(以下、部という)に対して
(c)成分0.01〜20部を使用する硬化性組成物
(請求項1)、前記ビニル系樹脂の共重合成分であるア
ミノ基を有するビニル系単量体が、ジアルキルアミノア
ルキルアクリレートおよびジアルキルアミノアルキルメ
タクリレートよりなる群から選ばれた少なくとも1種で
ある請求項1記載の組成物(請求項2)、および前記1
分子中にエポキシ基および加水分解性シリル基をあわせ
もつ化合物が、γ−グリシドキシプロピルトリアルコキ
シシランである請求項1記載の組成物(請求項3)に関
する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の組成物には、(a)成分
である主鎖がビニル系重合体からなり、加水分解性基と
結合したケイ素基(加水分解性シリル基)を1分子中に
少なくとも1個有し、さらに共重合成分としてアミノ基
を有するビニル系単量体に由来する単位を4.9〜20
%含有するビニル系樹脂(以下、加水分解性シリル基含
有ビニル系樹脂ともいう)が含有せしめられている。
である主鎖がビニル系重合体からなり、加水分解性基と
結合したケイ素基(加水分解性シリル基)を1分子中に
少なくとも1個有し、さらに共重合成分としてアミノ基
を有するビニル系単量体に由来する単位を4.9〜20
%含有するビニル系樹脂(以下、加水分解性シリル基含
有ビニル系樹脂ともいう)が含有せしめられている。
【0007】(a)成分は本発明の組成物からの硬化物
の主体となる成分であり、その主鎖がビニル系重合体か
らなるため、硬化物が耐候性、耐薬品性などに優れ、ま
た共重合組成を変更することにより軟質から硬質まで幅
広い樹脂設計が可能となる。また、湿分が存在すると加
水分解してシラノール基となり、さらにシロキサン結合
が生成して硬化する加水分解性シリル基を1分子中に少
なくとも1個、好ましくは2個以上有するため、湿分の
存在下、室温で硬化させることができるとともに、化学
的に安定なシロキサン結合の生成により硬化物の耐候
性、耐薬品性を向上させることができる。さらに、共重
合成分としてアミノ基を有するビニル系単量体(アミノ
基含有モノマー)に由来する単位が含有せしめられてい
るため、好ましくは1分子中に2個以上含有せしめられ
ているため、エポキシ化合物との架橋が可能となる。
の主体となる成分であり、その主鎖がビニル系重合体か
らなるため、硬化物が耐候性、耐薬品性などに優れ、ま
た共重合組成を変更することにより軟質から硬質まで幅
広い樹脂設計が可能となる。また、湿分が存在すると加
水分解してシラノール基となり、さらにシロキサン結合
が生成して硬化する加水分解性シリル基を1分子中に少
なくとも1個、好ましくは2個以上有するため、湿分の
存在下、室温で硬化させることができるとともに、化学
的に安定なシロキサン結合の生成により硬化物の耐候
性、耐薬品性を向上させることができる。さらに、共重
合成分としてアミノ基を有するビニル系単量体(アミノ
基含有モノマー)に由来する単位が含有せしめられてい
るため、好ましくは1分子中に2個以上含有せしめられ
ているため、エポキシ化合物との架橋が可能となる。
【0008】前記加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂
の分子量などにはとくに限定はないが、作業性、安定
性、外観性、耐溶剤性、耐薬品性などの点から、数平均
分子量3000〜30000程度のものが一般に使用さ
れる。
の分子量などにはとくに限定はないが、作業性、安定
性、外観性、耐溶剤性、耐薬品性などの点から、数平均
分子量3000〜30000程度のものが一般に使用さ
れる。
【0009】前記加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂
は、たとえばビニルモノマーと加水分解性シリル基含有
モノマーおよびアミノ基含有モノマーを共重合させるこ
とによりえられ、側鎖の一部としてウレタン結合、シロ
キサン結合などを含んでいてもよい。
は、たとえばビニルモノマーと加水分解性シリル基含有
モノマーおよびアミノ基含有モノマーを共重合させるこ
とによりえられ、側鎖の一部としてウレタン結合、シロ
キサン結合などを含んでいてもよい。
【0010】(a)成分を製造する際に用いるビニルモ
ノマーにはとくに限定はなく、たとえばメチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アク
リレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフロロエチル
(メタ)アクリレート、ペンタフロロプロピル(メタ)
アクリレート、ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸など)の炭素数1〜20の直鎖または分
岐を有するアルコールとのジエステルまたはハーフエス
テルなどの不飽和ポリカルボン酸のエステル;スチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、スチレンス
ルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエンな
どの芳香族炭化水素系ビニル化合物;酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、ジアリルフタレートなどのビニルエス
テルやアリルエステル化合物;(メタ)アクリロニトリ
ルのようなニトリル基含有ビニル化合物;2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルビニル
エーテル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ア
ロニクス5700(東亜合成(株)製)、Placce
l FA−1、Placcel FA−4、Placc
el FM−1、Placcel FM−4(以上ダイ
セル化学(株)製)などの水酸基含有ビニル化合物;
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸などの酸、それらの塩(アルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、アミン塩など);無水マレイン酸などの不飽和カ
ルボン酸の酸無水物;ビニルメチルエーテル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、クロロプレン、プロピレン、ブタ
ジエン、イソプレン、マレイミド、N−ビニルイミダゾ
ール、ビニルスルホン酸などのその他のビニル化合物な
どがあげられる。
ノマーにはとくに限定はなく、たとえばメチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アク
リレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフロロエチル
(メタ)アクリレート、ペンタフロロプロピル(メタ)
アクリレート、ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸など)の炭素数1〜20の直鎖または分
岐を有するアルコールとのジエステルまたはハーフエス
テルなどの不飽和ポリカルボン酸のエステル;スチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、スチレンス
ルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエンな
どの芳香族炭化水素系ビニル化合物;酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、ジアリルフタレートなどのビニルエス
テルやアリルエステル化合物;(メタ)アクリロニトリ
ルのようなニトリル基含有ビニル化合物;2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルビニル
エーテル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ア
ロニクス5700(東亜合成(株)製)、Placce
l FA−1、Placcel FA−4、Placc
el FM−1、Placcel FM−4(以上ダイ
セル化学(株)製)などの水酸基含有ビニル化合物;
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸などの酸、それらの塩(アルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、アミン塩など);無水マレイン酸などの不飽和カ
ルボン酸の酸無水物;ビニルメチルエーテル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、クロロプレン、プロピレン、ブタ
ジエン、イソプレン、マレイミド、N−ビニルイミダゾ
ール、ビニルスルホン酸などのその他のビニル化合物な
どがあげられる。
【0011】前記加水分解性シリル基含有モノマーの具
体例としては、たとえば
体例としては、たとえば
【0012】
【化1】
【0013】などがあげられる。
【0014】前記アミノ基含有モノマーの具体例として
は、たとえばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレートなどのジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレート;N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドなどのN−ジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド;t−ブチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリレート、アジリジニルエチル(メ
タ)アクリレート、ピロリジニルエチル(メタ)アクリ
レート、ピペリジニルエチル(メタ)アクリレート、ビ
ニルピリジン、アミノエチルビニルエーテルなどがあげ
られる。とくに組成物の安定性と硬化性のバランスなど
の点からジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレー
トが望ましい。また、アミノ基含有モノマーの含量は、
加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂中に4.9〜20
%である。
は、たとえばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレートなどのジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレート;N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドなどのN−ジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド;t−ブチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリレート、アジリジニルエチル(メ
タ)アクリレート、ピロリジニルエチル(メタ)アクリ
レート、ピペリジニルエチル(メタ)アクリレート、ビ
ニルピリジン、アミノエチルビニルエーテルなどがあげ
られる。とくに組成物の安定性と硬化性のバランスなど
の点からジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレー
トが望ましい。また、アミノ基含有モノマーの含量は、
加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂中に4.9〜20
%である。
【0015】これら加水分解性シリル基含有モノマーと
アミノ基含有モノマーとビニルモノマーとの共重合体の
製法にはとくに限定はなく、たとえば特開昭54−36
395号公報、同57−36109号公報、同58−1
57810号公報などに示される方法によればよく、と
くにアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系ラジカル
開始剤を用いた溶液重合法によるのが好ましい。
アミノ基含有モノマーとビニルモノマーとの共重合体の
製法にはとくに限定はなく、たとえば特開昭54−36
395号公報、同57−36109号公報、同58−1
57810号公報などに示される方法によればよく、と
くにアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系ラジカル
開始剤を用いた溶液重合法によるのが好ましい。
【0016】また必要に応じて、たとえばn−ドデシル
メルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチル
メルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、(CH
3O)3Si−S−S−Si(OCH3)3、(CH3O)3
Si−S8−Si(OCH3)3などの連鎖移動剤を用い
ることにより、分子量を調節することができる。とくに
加水分解性シリル基を分子中に有する連鎖移動剤、たと
えばγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを用い
ればビニル系重合体の末端に加水分解性シリル基を導入
することができる。
メルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチル
メルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、(CH
3O)3Si−S−S−Si(OCH3)3、(CH3O)3
Si−S8−Si(OCH3)3などの連鎖移動剤を用い
ることにより、分子量を調節することができる。とくに
加水分解性シリル基を分子中に有する連鎖移動剤、たと
えばγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを用い
ればビニル系重合体の末端に加水分解性シリル基を導入
することができる。
【0017】重合溶剤は、たとえばトルエン、キシレ
ン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類;
酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類;メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール
などのアルコール類;エチルセロソルブ、ブチルセロソ
ルブ、セロソルブアセテートなどのエーテル類;メチル
エチルケトン、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、
ジアセトンアルコール、メチルイソブチルケトン、アセ
トンなどのケトン類のごとき非反応性の溶剤であればと
くに限定はない。
ン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類;
酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類;メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール
などのアルコール類;エチルセロソルブ、ブチルセロソ
ルブ、セロソルブアセテートなどのエーテル類;メチル
エチルケトン、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、
ジアセトンアルコール、メチルイソブチルケトン、アセ
トンなどのケトン類のごとき非反応性の溶剤であればと
くに限定はない。
【0018】本発明の組成物には、(b)成分である1
分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基とをあわせも
つ化合物が含有せしめられている。(b)成分は加水分
解性シリル基含有ビニル系樹脂中のアミノ基と反応し架
橋するために使用される成分であり、1分子中にアミノ
基と反応する働きをするエポキシ基と、ビニル系樹脂中
のシリル基またはエポキシ化合物中のシリル基間で湿分
により架橋する働きをする加水分解性シリル基とを有す
る化合物を使用することにより初期硬化性を改善すると
いう効果が達成される。
分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基とをあわせも
つ化合物が含有せしめられている。(b)成分は加水分
解性シリル基含有ビニル系樹脂中のアミノ基と反応し架
橋するために使用される成分であり、1分子中にアミノ
基と反応する働きをするエポキシ基と、ビニル系樹脂中
のシリル基またはエポキシ化合物中のシリル基間で湿分
により架橋する働きをする加水分解性シリル基とを有す
る化合物を使用することにより初期硬化性を改善すると
いう効果が達成される。
【0019】(b)成分である1分子中にエポキシ基お
よび加水分解性シリル基をあわせもつ化合物の代表的な
ものとしては、これら両方の官能基を有するビニル系重
合体やエポキシ基を有するシランカップリング剤などが
あげられる。該ビニル系重合体における両方の官能基は
それぞれ1分子中に少なくとも1個含まれることが必要
であり、ビニル系重合体の分子量は1000〜3000
0であるのが作業性の点から望ましい。
よび加水分解性シリル基をあわせもつ化合物の代表的な
ものとしては、これら両方の官能基を有するビニル系重
合体やエポキシ基を有するシランカップリング剤などが
あげられる。該ビニル系重合体における両方の官能基は
それぞれ1分子中に少なくとも1個含まれることが必要
であり、ビニル系重合体の分子量は1000〜3000
0であるのが作業性の点から望ましい。
【0020】前記両方の官能基を有するビニル系重合体
を調製する方法としては、前述した加水分解性シリル基
含有モノマーと(β−メチル)グリシジル(メタ)アク
リレート、アリルグリシジルエーテル、ジ(β−メチ
ル)グリシジルマレート、ジ(β−メチル)グリシジル
フマレートなどのエポキシ基を有するビニルモノマーと
を、要すればこれらと共重合可能な前述の他のビニルモ
ノマーとともに、たとえば溶液ラジカル共重合させる
か、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランのごと
き加水分解性シリル基含有連鎖移動剤の存在下にエポキ
シ基含有ビニルモノマーを必須成分として、たとえば溶
液ラジカル(共)重合せしめるなどの方法があげられ
る。
を調製する方法としては、前述した加水分解性シリル基
含有モノマーと(β−メチル)グリシジル(メタ)アク
リレート、アリルグリシジルエーテル、ジ(β−メチ
ル)グリシジルマレート、ジ(β−メチル)グリシジル
フマレートなどのエポキシ基を有するビニルモノマーと
を、要すればこれらと共重合可能な前述の他のビニルモ
ノマーとともに、たとえば溶液ラジカル共重合させる
か、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランのごと
き加水分解性シリル基含有連鎖移動剤の存在下にエポキ
シ基含有ビニルモノマーを必須成分として、たとえば溶
液ラジカル(共)重合せしめるなどの方法があげられ
る。
【0021】前記エポキシ基を有するシランカップリン
グ剤の代表例としては、たとえばγ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプ
ロペニルオキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
イミノオキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリ
イソプロペニルオキシシラン、γ−イソシアネートプロ
ピルトリメトキシシランなどとグリシドールなどとの付
加物;γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどとジ
エポキシ化合物との付加物などがあげられる。経済性な
どの点からγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンなどのγ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラ
ンが望ましい。
グ剤の代表例としては、たとえばγ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプ
ロペニルオキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
イミノオキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリ
イソプロペニルオキシシラン、γ−イソシアネートプロ
ピルトリメトキシシランなどとグリシドールなどとの付
加物;γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどとジ
エポキシ化合物との付加物などがあげられる。経済性な
どの点からγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンなどのγ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラ
ンが望ましい。
【0022】(b)成分は、硬化性の点から(a)成分
である加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂中のアミノ
基1当量に対してエポキシ基が0.1〜5当量となるよ
うな割合で添加する。なお、(b)成分を2種以上用い
る場合には、それらのエポキシ基の合計量が前記範囲に
なるようにする。
である加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂中のアミノ
基1当量に対してエポキシ基が0.1〜5当量となるよ
うな割合で添加する。なお、(b)成分を2種以上用い
る場合には、それらのエポキシ基の合計量が前記範囲に
なるようにする。
【0023】本発明に用いる(c)成分である前記硬化
触媒の具体例としては、たとえばジブチルスズジラウレ
ート、ジブチルスズジマレート、ジオクチルスズジラウ
レート、ジオクチルスズジマレート、オクチル酸スズな
どの有機スズ化合物;リン酸、モノメチルホスフェー
ト、モノエチルホスフェート、モノブチルホスフェー
ト、モノオクチルホスフェート、モノデシルホスフェー
ト、ジメチルホスフェート、ジエチルホスフェート、ジ
ブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジデシ
ルホスフェートなどのリン酸またはリン酸エステル:ア
ルキルチタン酸塩;有機アルミニウム;マレイン酸、p
−トルエンスルホン酸などの酸性化合物;水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性化合物などがあ
げられる。これらの硬化触媒は単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。
触媒の具体例としては、たとえばジブチルスズジラウレ
ート、ジブチルスズジマレート、ジオクチルスズジラウ
レート、ジオクチルスズジマレート、オクチル酸スズな
どの有機スズ化合物;リン酸、モノメチルホスフェー
ト、モノエチルホスフェート、モノブチルホスフェー
ト、モノオクチルホスフェート、モノデシルホスフェー
ト、ジメチルホスフェート、ジエチルホスフェート、ジ
ブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジデシ
ルホスフェートなどのリン酸またはリン酸エステル:ア
ルキルチタン酸塩;有機アルミニウム;マレイン酸、p
−トルエンスルホン酸などの酸性化合物;水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性化合物などがあ
げられる。これらの硬化触媒は単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。
【0024】前記加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂
100部に対する硬化触媒の添加量は一般に0.01〜
20部、好ましくは0.01〜10部である。
100部に対する硬化触媒の添加量は一般に0.01〜
20部、好ましくは0.01〜10部である。
【0025】本発明の常温硬化性組成物には脱水剤は用
いても用いなくてもよいが、長期間にわたる安定性、く
り返し使用しても問題のない安定性を確保するために
は、脱水剤を用いる方が好ましい。
いても用いなくてもよいが、長期間にわたる安定性、く
り返し使用しても問題のない安定性を確保するために
は、脱水剤を用いる方が好ましい。
【0026】前記脱水剤の具体例としては、たとえばオ
ルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチ
ル、オルト酢酸エチル、メチルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、メチルシリケート、エチルシリケ
ートなどの加水分解性エステル化合物があげられる。こ
れらの加水分解性エステル化合物はシリル基含有ビニル
系共重合体の重合前に加えてもよく、また重合中に加え
てもよく、さらに重合後加えてもよい。
ルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチ
ル、オルト酢酸エチル、メチルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、メチルシリケート、エチルシリケ
ートなどの加水分解性エステル化合物があげられる。こ
れらの加水分解性エステル化合物はシリル基含有ビニル
系共重合体の重合前に加えてもよく、また重合中に加え
てもよく、さらに重合後加えてもよい。
【0027】本発明の組成物にはさらに、用途に応じて
各種顔料、染料、紫外線吸収剤、沈降防止剤、レベリン
グ剤などの添加剤;ニトロセルロース、セルロースアセ
テートブチレートなどの繊維素系樹脂;アルキド樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩素化プロピレン系
樹脂、塩化ゴム、ポリビニルブチラールなどの樹脂を添
加することができる。
各種顔料、染料、紫外線吸収剤、沈降防止剤、レベリン
グ剤などの添加剤;ニトロセルロース、セルロースアセ
テートブチレートなどの繊維素系樹脂;アルキド樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩素化プロピレン系
樹脂、塩化ゴム、ポリビニルブチラールなどの樹脂を添
加することができる。
【0028】
【実施例】つぎに本発明の組成物を実施例に基づき説明
する。
する。
【0029】合成例1 撹拌装置、温度計、チッ素導入管、滴下ロートおよび冷
却管を備えた反応器にキシレン360gを仕込み、11
0℃に加熱した。この反応器に、ブチルアクリレート4
80g、メチルメタクリレート380g、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン48g、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート100gおよびアゾビスイソ
ブチロニトリル3gよりなる溶液を3時間かけて連続添
加した。モノマー添加終了後、別に用意したアゾビスイ
ソブチロニトリル0.5gおよびトルエン200gの溶
液をさらに1時間かけて添加し、さらに1時間後重合を
行ない、加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂(a−
1)をえた。
却管を備えた反応器にキシレン360gを仕込み、11
0℃に加熱した。この反応器に、ブチルアクリレート4
80g、メチルメタクリレート380g、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン48g、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート100gおよびアゾビスイソ
ブチロニトリル3gよりなる溶液を3時間かけて連続添
加した。モノマー添加終了後、別に用意したアゾビスイ
ソブチロニトリル0.5gおよびトルエン200gの溶
液をさらに1時間かけて添加し、さらに1時間後重合を
行ない、加水分解性シリル基含有ビニル系樹脂(a−
1)をえた。
【0030】えられた樹脂溶液の不揮発分濃度は60%
であり、キシレンで希釈して50%に調整した。また、
GPC法による数平均分子量は約25,000であっ
た。
であり、キシレンで希釈して50%に調整した。また、
GPC法による数平均分子量は約25,000であっ
た。
【0031】合成例2〜5 単量体の使用割合を表1に示したように変更した以外は
合成例1と同様にして、加水分解性シリル基含有ビニル
系樹脂(a−2)〜(a−3)、アミノ基を有しない加
水分解性シリル基含有ビニル系樹脂(a−4)および加
水分解性シリル基を有しないビニル系樹脂(a−5)の
50%溶液をえた。えられた樹脂の数平均分子量はいず
れも約25,000であった。
合成例1と同様にして、加水分解性シリル基含有ビニル
系樹脂(a−2)〜(a−3)、アミノ基を有しない加
水分解性シリル基含有ビニル系樹脂(a−4)および加
水分解性シリル基を有しないビニル系樹脂(a−5)の
50%溶液をえた。えられた樹脂の数平均分子量はいず
れも約25,000であった。
【0032】
【表1】
【0033】実施例1〜3および比較例1〜3 表2に示す組成になるように調製した組成物をポリエチ
レンフィルム上に塗装し、23℃および5℃のそれぞれ
の条件下で1日間保存したのちゲル分率を測定すること
により初期硬化性を調べた。
レンフィルム上に塗装し、23℃および5℃のそれぞれ
の条件下で1日間保存したのちゲル分率を測定すること
により初期硬化性を調べた。
【0034】ゲル分率はポリエチレンフィルムから塗膜
約0.2gをはがし、200メッシュの金網で包み、秤
量後、常温でアセトン中に24時間浸漬したのち50℃
で2時間乾燥させ、秤量し、もとの重量に対する割合を
求めることにより評価した。結果を表2に示す。ゲル分
率の値が大きいほど初期硬化性が良好であることを示
す。
約0.2gをはがし、200メッシュの金網で包み、秤
量後、常温でアセトン中に24時間浸漬したのち50℃
で2時間乾燥させ、秤量し、もとの重量に対する割合を
求めることにより評価した。結果を表2に示す。ゲル分
率の値が大きいほど初期硬化性が良好であることを示
す。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明の組成物は初期硬化性、とくに低
温下での初期硬化性が良好で、耐溶剤性などの物性が一
定のレベルに達するまでの時間が短かい。
温下での初期硬化性が良好で、耐溶剤性などの物性が一
定のレベルに達するまでの時間が短かい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/14 C08K 3/00 - 13/08 C09D 5/00 - 201/10
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)主鎖がビニル系重合体からなり、
加水分解性基と結合したケイ素基(加水分解性シリル
基)を1分子中に少なくとも1個有し、さらに共重合成
分としてアミノ基を有するビニル系単量体に由来する単
位を4.9〜20重量%含有するビニル系樹脂、 (b)1分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基とを
あわせもつ化合物、および (c)硬化触媒 からなり、(a)成分中のアミノ基1当量に対して
(b)成分中のエポキシ基が0.1〜5当量であり、
(a)成分100重量部に対して(c)成分0.01〜
20重量部を使用する硬化性組成物。 - 【請求項2】 前記ビニル系樹脂の共重合成分であるア
ミノ基を有するビニル系単量体が、ジアルキルアミノア
ルキルアクリレートおよびジアルキルアミノアルキルメ
タクリレートよりなる群から選ばれた少なくとも1種で
ある請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記1分子中にエポキシ基および加水分
解性シリル基をあわせもつ化合物が、γ−グリシドキシ
プロピルトリアルコキシシランである請求項1記載の組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10186087A JP3017971B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10186087A JP3017971B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 硬化性組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1099584A Division JP2862898B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 硬化性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10324811A JPH10324811A (ja) | 1998-12-08 |
| JP3017971B2 true JP3017971B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16182151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10186087A Expired - Fee Related JP3017971B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 硬化性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3017971B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3450251B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2003-09-22 | 大日本塗料株式会社 | 水性塗料組成物 |
| WO2013151006A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | Dic株式会社 | 樹脂組成物、それを用いた塗料及び該塗料で塗装された物品 |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP10186087A patent/JP3017971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10324811A (ja) | 1998-12-08 |
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