JP3025729B2 - ローカルエリアネットワークシステム - Google Patents

ローカルエリアネットワークシステム

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JP3025729B2
JP3025729B2 JP5108263A JP10826393A JP3025729B2 JP 3025729 B2 JP3025729 B2 JP 3025729B2 JP 5108263 A JP5108263 A JP 5108263A JP 10826393 A JP10826393 A JP 10826393A JP 3025729 B2 JP3025729 B2 JP 3025729B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータなどの複
数の端末で構成されたローカルエリアネットワークシス
テムに関し、特に、端末間でのデータの送受信を無線で
行なうローカルエリアネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス内のコンピュータを有機
的に結合したローカルエリアネットワーク(以下、LA
Nと略す)が急速に普及するようになった。これらはコ
ンピュータ間を同軸ケーブルやツイストペアケーブルで
結んだ有線式LANであり、高速性、信頼性の面で優れ
ている。しかし、有線式LANはケーブル敷設の手間や
コストがかかり、またオフィスのレイアウト変更のたび
にケーブルの引回しを変更しなければならないことな
ど、機動性に劣るという欠点を有している。
【0003】このような状況から、近年、無線式LAN
が大きな注目を集めている。コンピュータ間を無線で通
信接続することによって、ケーブル敷設の手間やコスト
の大幅な低減、オフィス内のレイアウトの自由度の向
上、コンピュータの機動性の向上が図れる。この特徴ゆ
えに、無線式LANはオフィス内での利用だけでなく、
製造業における生産管理、物流分野でも広く利用される
ようになってきた。
【0004】図10は従来の無線式LANシステムの構
成図である。図10では端末局21〜25の5局で1つ
のネットワークが構成されている。端末局21は後述す
るインターフェースを介して外部の有線式の通信路3に
接続され、他のネットワークとのデータの送受信を行な
う。
【0005】図11は図10の端末局の無線部の回路ブ
ロック図である。図11を参照し、各端末局の無線部は
発振器(以下、OSCと略す)201、変調器(以下、
MODと略す)202、高電力増幅器(以下、HPAと
略す)203、送受信アンテナ205、アンテナ205
に関連して設けられるアンテナスイッチ204、検波器
(以下、DETと略す)206、ローノイズアンプ(以
下、LNAと略す)207、復調器(以下、DEMOD
と略す)208、制御部209、メモリ210、外部装
置と接続するためのインターフェース(以下、i/fと
略す)211および外部端子212を含む。
【0006】次に図11を参照して無線部の動作につい
て説明する。同じネットワーク内の端末局は同じ周波数
を使用するのでデータを他の端末局に向けて送信する場
合には、まず、この周波数が使用されていないかどうか
を調べる必要がある。このためには、まず制御部209
はアンテナスイッチ204を受信(端子R)側に切換え
る。したがって、送受信アンテナ205で受信された信
号はLNA207で増幅された後、DET206に導か
れ検波される。他の端末局がこの周波数を使用中のとき
は、DEMOD208によって何らかのデータが復調さ
れるので、制御部209はデータが途切れるまで送信を
見合わせる。データが途切れ回線が空いたら、制御部2
09はアンテナスイッチ204を送信(端子T)側に切
換える。その後制御部209はメモリ210に予め蓄え
られた送信すべきデータを読出しMOD202に与え
る。MOD202にはOSC201から搬送波が入力さ
れているので、MOD202はこの搬送波を送信すべき
データを用いて変調する。変調された搬送波はHPA2
03で増幅された後、アンテナスイッチ204を介して
送受信アンテナ205に与えられ、放射される。
【0007】ところで、メモリ210内に予め蓄えられ
るデータは、端子212およびi/f211を介して該
無線部に接続されるパーソナルコンピュータやワークス
テーションとやりとりされるデータであり、送信先を特
定するためのアドレス情報および送信すべきデータなど
を含んで構成される。制御部209はメモリ210から
読出されたこのデータに、該端末局に予め割当てられた
送信元のアドレス情報を付加してMOD202に送信デ
ータとして与える。
【0008】同じネットワーク内の他の端末局は受信モ
ード(アンテナスイッチ204が端子R側)になってい
るので、送受信アンテナ205によって放射された信号
を受信し、アンテナスイッチ204を介してLNA20
7に導く。LNA207で増幅された受信信号はDET
206で検波され、DEMOD208で復調されて制御
部209に与えられる。復調されたデータには送信元ア
ドレス、送信先アドレスおよび送信データが含まれてお
り、データはメモリ210に蓄えられる。
【0009】次に、データを受信した端末局は、データ
送信元の端末局に対してデータを正しく受信できたこと
を知らせるために、送信モード(アンテナスイッチ20
4がT側)にセットされて「受信OK」の信号を送信す
る。この場合は、搬送波の使用の有無を確認せずに、デ
ータ受信直後に、「受信OK」を送信する。送信方法
は、先に述べたデータ送信の場合と全く同様である。
【0010】データの送信元端末局は、データ送信が終
了した直後から受信モードに設定されるので、データ受
信(送信先)端末局からの「受信OK」を受信すること
によりデータ伝送が正しく行なわれたことを知る。も
し、データ受信(送信先)端末局でデータが正しく復調
されないときは、送信元端末局に対して「データ再送要
求」が送信される。データ送信元端末局はこの「データ
再送要求」を受信したことに応じて、データ伝送が正し
く行なわれなかったことを知り、再び同じデータを再送
信する。
【0011】このように、データの送信先(受信)端末
局から送信元端末局に対して「受信OK」を送り返すの
は、全く同時に他の端末局がデータの送信を開始するこ
とがあるからである。すなわち、2局以上が同時にデー
タ送信を開始すると空間でデータの衝突が生じ、正しい
データの送受信が行なえなくなる。したがって、データ
の送信元端末局は「受信OK」を受信することにより、
空間でのデータの衝突もなく送信先端末局に正しくデー
タが送信されたことを知ることができる。また、データ
の送信元端末局は「データ再送要求」を受信することに
より、何らかの理由でデータの変化が生じたことを知
り、データの再送信を行なう。「受信OK」または「デ
ータ再送要求」を受信できないときは、空間でデータの
衝突が起きたと判断し、たとえばランダムな時間だけ待
った後、同じデータの再送信を行なう。
【0012】図10のシステムにおいて、外部のLAN
内の端末局にデータ伝送したいときは、端末局21にそ
のデータを送信すればよい。端末局21は外部のLAN
の端末局へのデータ伝送であることを知って、このデー
タを通信路3に送出する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図11に示された無線
部は、OSC201、MOD202、HPA203、ア
ンテナスイッチ204およびLNA207を含んで構成
されるので、端末局の無線部の消費電力が著しく大きく
なるという問題があった。また、無線部自体の大型化が
避けられず、ワンボード化することは到底不可能であっ
た。このため、従来のLAN用無線ユニットはコンピュ
ータとは独立した箱型の装置とならざるを得ず、携帯型
コンピュータ用の無線ユニットとしては実用性に欠ける
という問題があった。また、価格面でも高価なものとな
り、普及を妨げる一因となっていた。
【0014】さらに、データの送信時に上述したように
データの衝突が発生し得るので、1つのLAN内に属す
る端末局が比較的多い場合や、データ送信回数が多い場
合にはスループットの著しい低下を招くという問題があ
った。
【0015】それゆえにこの発明の目的は、端末局の無
線通信に関する消費電力の低下、およびその機器の小型
化ならびにコスト低下を可能とするローカルエリアネッ
トワークシステムを提供することである。
【0016】この発明の他の目的は、無線によるデー
通信時において高いスループットを得ることのできるロ
ーカルエリアネットワークシステムを提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るローカル
エリアネットワークシステムは自ら搬送波を発振できる
基地局とこの搬送波を自ら発振できない少なくとも1つ
以上の端末局とを含み、各局間ではデータによって変調
された搬送波を用いてデータが無線により送受信され
る。
【0018】基地局は、端末局のすべてに対して同時に
基地局へ送信すべきデータの有/無を問い合わせるコ
マンドデータの送信に続いて変調されてない搬送波を送
信する第1送信手段を備えて構成される。
【0019】各端末局は基地局へ送信すべきデータがあ
り、かつ基地局の第1送信手段により送信された問合わ
せコマンドデータを受信したことに応答して、このコマ
ンドデータに続いて送信された搬送波を用いて基地局
当該端末局を識別するためのアドレスを送信する第2送
信手段を備えて構成される。
【0020】第3送信手段は、前記第2送信手段により、
各端末局から送信された前記アドレスを正常受信したこ
とに応答して、当該受信アドレスの送信に続いて変調さ
れてない前記搬送波を送信する。さらに、基地局におい
て、前記第2送信手段により、各端末局から送信された
前記アドレスを正常受信できなかった場合、前記基地局
は、全端末局に対し、再度前記第1の送信手段による送
信を行い、前記基地局へ送信すべきデータを有する端末
局は、ランダムな時間待機した後、前記第2の送信手段
による送信を行う。
【0021】第4送信手段は、前記第2送信手段による
送信後、前記第3送信手段により送信された当該端末局
宛の前記アドレスを受信したことに応答して、該アドレ
スに続いて送信された前記搬送波を用いて前記基地局に
送信すべき前記データを送信する。
【0022】
【作用】第1送信手段により基地局が端末局のすべてに
対して同時にデータ送信要求の有/無を問合わせると第
2送信手段により各端末局はデータ送信要求があり、か
つ第1送信手段により問合わせがなされたことに応答し
て、当該端末局を識別するためのアドレスを基地局に対
して送信する。
【0023】基地局は第1送信手段にて端末局のすべて
に対して同時にデータ送信要求の有/無を問合わせるこ
とによりデータ送信要求のある端末局を第2送信手段に
より送信されたアドレスにて識別することができるの
で、簡単なプロトコルで動作して各端末局から基地局へ
のデータ送信について高いスループットを得ることがで
きる。また、基地局が正常に応答のあった端末局を認識
できない場合は、再度データ送信要求の有/無を問合わ
せ、各端末局はランダムな時間だけ待機したのち応答を
行うようにしたため、簡単なプロトコルで、同時に端末
局が応答して衝突が発生した場合にも、確実に通信を確
立できる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0025】図1は、この発明の一実施例によるローカ
ルエリアネットワークシステムの構成図である。このシ
ステムは、外部通信路3に接続された基地局1と3つの
端末局24a、24bおよび24cを含む。ここで、基
地局とは自ら無線通信のための搬送波を発振できる局を
言い、端末局は自らこの搬送波を発振できない局を言
う。各端末局は無線ユニット2a、2bおよび2cをそ
れぞれ接続し、これら無線ユニットを介して基地局1と
の間で無線によりデータの送受信を行なう。基地局1は
送受信アンテナ11、送受信機12および送受信機12
を制御するとともに外部通信路3と基地局1とを接続す
るための制御部13を含む。各端末局に接続される無線
ユニットは同様な構成を有する。そこで、ここでは無線
ユニット2aを例にしてその構成を説明する。無線ユニ
ット2aは送受信アンテナ21a、送受信機22aおよ
び送受信機22aを制御するとともに端末局24aと該
無線ユニット2aとを接続するための制御部23aを含
む。
【0026】図2は、図1の基地局のブロック構成図で
あり、図3は図1の端末局に接続され無線ユニットのブ
ロック構成図である。図2を参照して、基地局1は送受
信アンテナ11、送受信機12を構成するOSC12
1、MOD122、サーキュレータ123、LNA12
4、DET125およびDEMOD126を含み、さら
に制御部13を構成する制御回路131、メモリ13
2、i/f133および外部通信路3と基地局1とを接
続するための端子134を含んで構成される。図1に示
される各無線ユニットは図3と同様なブロック構成を有
するので、ここでは無線ユニット2aを例にしてそのブ
ロック構成を説明する。図3において無線ユニット2a
は送受信アンテナ21a、送受信機22aを構成する整
合回路221、ダイオード222、ローパスフィルタ
(以下、LPFと略す)223を含み、さらに制御部2
3aを構成する制御回路231、メモリ232、i/f
233および端末局と該無線ユニット2aとを接続する
ための端子234を含む。ダイオード222としては、
検波特性に優れているたとえばショットキ・バリア・ダ
イオードが主として用いられる。また、ダイオード22
2と送受信アンテナ21aとのインピーダンス整合をと
るために整合回路221が挿入され、この回路により効
率のよい検波が可能となる。
【0027】次に図1、図2および図3を参照し、この
発明の一実施例によるLANシステムの動作を説明す
る。まず、基地局1から端末局へデータを送信する場合
について説明する。
【0028】基地局1から端末局へ送信するデータは、
メモリ132に予め蓄えられたデータである。メモリ1
32内のデータは、外部通信路3および端子134を介
して外部のシステムより送られてきたものか、あるいは
後述する方法により同じLANシステム内の端末局から
送信されてきたものである。
【0029】基地局1から端末局へのデータ送信として
は、同じデータをすべての端末局へ向けて一斉に送信す
る場合と、特定端末局に特定データを送信する場合とが
ある。図4は、図1のLANシステムにおいて、基地局
1から全端末局へデータを送信する場合に用いられる通
信手順を示す図である。図5は、図1のLANシステム
において、基地局1から特定の端末局へデータを送信す
る場合に用いられる通信手順を示す図である。図4に従
って、基地局1から全端末局24a、24bおよび24
cへ一斉に同じデータを送信する場合について説明す
る。まず、「全端末局に対するデータ送信」という旨
の制御信号(コマンド)を制御回路131で作り、これ
とメモリ132から読出した「データ送信元アドレ
ス」および、「送信データ」を変調信号としてMOD
122にあたえる。MOD122にはOSC121から
搬送波信号も入力されているので、ここで搬送波が前述
の変調信号を用いて変調される。そして、これがサーキ
ュレータ123、送受信アンテナ11を介して全端末局
に向けて放射される。MOD122における変調方法と
しては、振幅変調(ASK)が主として用いられる。こ
れはpinダイオードにより容易に振幅変調器を構成で
きるからである。
【0030】一方、全端末局は送受信アンテナ21a
(21b,21c)で基地局1からの送信信号を受信し
ダイオード222で検波し、LPF223を介して制御
回路231に入力する。各端末局の制御回路231はま
ず、「全端末局に対するデータ送信」のコマンドを受
信することに応じて、以後に続いて送信される「デー
タ送信元アドレス」および「送信データ」を受信し、
メモリ232にデータとして蓄える。蓄えられた後、制
御回路231はメモリ232からデータを読出しi/f
233および端子234を介して端末局、たとえばパー
ソナルコンピュータなどへ受信データを転送する。
【0031】次に、図5の手順に従って、基地局1から
特定の端末局(たとえば、端末局24a)へデータを送
信する場合について説明する。
【0032】基地局1においては、まず、「特定の端
末局に対するデータ送信」という旨のコマンドが制御回
路131で作られ、これとメモリ132から読出された
データ送信先、すなわち端末局24aを特定するための
「データ送信先アドレス」およびデータ送信元を特定
するための「データ送信元アドレス」をMOD122
に変調信号として与える。MOD122はOSC121
から与えられる搬送波を与えられた変調信号で変調し、
変調された搬送波はサーキュレータ123および送受信
アンテナ11を介して全端末局に向けて放射される。
【0033】全端末局は、送受信アンテナ21a(21
b,21c)でこれを受信し、ダイオード222により
検波する。各端末局の制御回路231は「特定の端末
局に対するデータ送信」コマンドを受信することにより
次に受信される「データ送信先アドレス」が予め回路
231内にストアされた自局を特定するためのアドレス
に一致するならば、次に送信されてくる「データ送信
元アドレス」および「送信データ」を受信し、メモリ
232に格納する。「データ送信先アドレス」と自局
アドレスとが一致しない端末局は、以後に受信されるデ
ータはすべて無視する。「データ送信先アドレス」に
一致するアドレスを有する端末局は、「データ送信元
アドレス」までを正しく受信できて、以後の通信の準備
ができていることを知らせるために、基地局1に対して
「了解」の旨のコマンドを返送する。ただし、前述し
たように端末局の無線ユニットには搬送波を発振するた
めの発振器が含まれていないので、自ら電波を発生する
ことができない。このため、端末局の無線通信用の搬送
波は、基地局1から供給される。したがって、基地局1
は「データ送信元アドレス」を送信した後に、OSC
121からの搬送波をMOD122を素通りさせて、す
なわち変調されていない無変調搬送波((連続波):
C.W.と略す)として端末局に向けて放射する。
【0034】「データ送信先アドレス」に一致するア
ドレスを有する端末局24aは、これをアンテナ21a
で受信しダイオード222に導く。一方、制御回路23
1は「了解」コマンドを作り、LPF223を介して
ダイオード222に変調信号として印加する。ダイオー
ド222は、ショットキ・バリヤ・ダイオードであり、
無バイアス(0V)のときと逆バイアス(たとえば逆バ
イアス5V)のときでは端子間容量値が大きく変化する
ので、整合回路221を最適設計することにより、ダイ
オード222に印加される変調信号のHigh、Low
に応じて受信したC.W.を振幅変調してアンテナ21
aから反射したり、位相変調して反射したりできる。た
とえば、ダイオード222への変調信号がLowのとき
(無バイアス時)、受信したC.W.を吸収し、Hig
hのとき(逆バイアス時)、全反射するように整合回路
221を設計すれば、送受信アンテナ21aからは変調
信号のHigh,Lowの信号列と同じ形の搬送波が応
答信号として再放射される。すなわち、送受信アンテナ
21aで受信されたC.W.は変調信号のHigh,L
owに応じて振幅変調されて、再びアンテナ21aより
再放射(反射)される。
【0035】以上述べた手順により、「データ送信先
アドレス」に一致するアドレスを有する端末局は「了
解」コマンドを基地局1に送信できる。基地局1ではア
ンテナ11でこれを受信し、サーキュレータ123を介
してLNA124に入力し信号増幅した後、DET12
5で検波する。DET125としてはホモダイン検波器
が用いられることが多く、図2の例ではOSC121か
ら局部発振信号がDET125に供給されている。DE
T125で検波された信号はDEMOD126で元の二
値信号に戻された後、制御回路131に与えられる。制
御回路131は、送信先の端末局21aからの「了
解」コマンドを確認したことに応じて、実際のデータ送
信に移行する。データの送信方法は先に述べた場合と同
じであり説明を省略する。送信先端末局24aが「送
信データ」を正しく受信できているかどうかの確認を行
なうために「送信データ」を送信後に、C.W.を
送信する。端末局24aは「送信データ」を正しく受
信できたときは、「受信OK」のコマンドを用いて、
逆に受信エラーがあったときは「データ再送要求」の
コマンドを用いて、直前に受信したC.W.を変調し
アンテナ21aを介して反射する。基地局1はこのコマ
ンドを受信し、「受信OK」なら一連の送信を完了
し、「データ再送要求」ならば「送信データ」の再
送信を行なう。
【0036】なお、「送信データ」が多い場合には、
送信データをブロックごとに分け、図5の、および
の手続を繰り返せばよい。また、図5において「了
解」が基地局1に返送されないときは、基地局1はの
手続に戻ればよい。さらに、通信手順の簡単化のため
に、手順およびを省いてもよい。
【0037】図6は、図1のLANシステムにおいて、
端末局が基地局1へデータを送信する場合に用いられる
通信手順を示す図である。次に、端末局から基地局1に
データを送信する場合について、図6の手順を参照して
説明する。図3に示されるように、端末局の無線ユニッ
トにはOSCが含まれていないので自ら電波を発してデ
ータを送信することはできない。そこて、基地局1は自
局のネットワーク内に所属するすべての端末局に対して
データの送信要求の有無の問合わせを行なう。そして、
データ送信のための搬送波を全端末局に供給する。
【0038】まず、基地局1は全端末局に対して、デー
タの送信を行ないたい端末局はあるかという旨の「デ
ータの送信要求の有無」コマンドとC.W.を、たと
えば周期Tで連続的に繰り返し放射する(図6参照)。
この場合、のコマンドの送信方法は、先に述べた端末
局へのデータの送信方法と全く同じであるので説明は省
略する。
【0039】各端末局は「データの送信要求の有無」
コマンドを受信することにより、基地局1へのデータ送
信が可能であることを知る。そして、データの送信要求
のある端末局はのコマンドの後に続くC.W.に対
して自局の「端末局アドレス」で変調を行ない、変調
された搬送波を反射する。この場合の変調方法も先に述
べたものと同じである説明を省略する。
【0040】基地局1はこの反射波を受信することによ
り、データの送信要求のある端末局のアドレスを知り、
データの送信要求を受理する。基地局1において、デー
タの送信要求が受理されたことを要求元の端末局に対し
知らせるために、基地局1より「了解」コマンド、
該端末局アドレスおよびC.W.を送信する。要求元
の端末局はこれを受信することにより、自局が出したデ
ータの送信要求が基地局1において受理されたことを知
り、C.W.に対してデータの送信先アドレスおよ
び送信データで変調を施し、変調された搬送波を反射す
る。
【0041】基地局1は、この応答信号を受信し検波し
て、メモリ132に格納するとともに、受信データに誤
りがないときは、該端末局に対して「受信OK」のコ
マンドを送信する。もし、受信データに誤りがあるとき
は、データの再送信を必要とするので「再送要求」の
コマンドを送信する。送信元の端末局は「受信OK」
を受信した場合は通信を完了し、「再送要求」を受信
した場合は同じデータの再送信を行なう。なお、送信デ
ータが多い場合には、データをブロックごとに分け図6
の、およびの手順を繰り返せばよい。
【0042】ごく稀に、複数の端末局が同時にC.
W.に対して自局の端末局アドレスで変調を行なう場合
がある。この場合は、空中でデータの衝突が生じ基地局
1はどの端末局がデータの送信要求を出しているのかを
正しく理解することができない。そこで、基地局1は全
端末局に対してデータの送信要求が衝突した旨の「衝
突発生」コマンドを送信する。要求元の端末局はこのコ
マンドを受信することにより、自局の出したデータの送
信要求、すなわち「端末局アドレス」が基地局1側で
受理されなかったことを知る。そこで、たとえば、ラン
ダムな時間だけ待機して、再度、データの送信要求(
「端末局アドレス」)を出す。ただし、この場合はの
コマンドが基地局1から送信されていることを確認する
必要がある。
【0043】なお、通信手順の簡略化のため、「衝突
発生」コマンドを送信せずに、データの衝突が発生した
場合は基地局1はおよびの手順に戻ってもよい。こ
の場合、データの送信要求を出した端末局は「了解」
コマンドと自局のアドレスである「端末局アドレス」
が送信されてこないので、送信要求が空中で衝突して基
地局1に受理されなかったことを知ることができる。
【0044】図7は、図3の端末局用線ユニットが基板
上に実装された場合の回路構成図である。図7におい
て、送受信アンテナ21a(21b,21c)としては
円形パッチアンテナが用いられている。また、整合回路
221はマイクロストリップ線路221a,221b,
221cおよび221dを含んで構成され、同様にLP
F223もまたマイクロストリップ線路223a、22
3bおよび223cを含んで構成される。円形パッチア
ンテナおよびマイクロストリップ線路は、片面が地導体
242で覆われた誘電体基板241上にエッチング技術
を用いて容易に形成される。ショットキ・バリヤ・ダイ
オード222としては、ガラス封止型のものや、プラス
チックパッケージ入りのものが使用され、そのアノード
側はスルーホール243でグランド電位に接続されてい
る。また、制御回路231、メモリ232、i/f23
3および端子234は誘電体基板241上に表面実装さ
れる。
【0045】上述したように本実施例に係る端末局用無
線ユニットは消費電力の多いOSCおよびHPAなどが
不要であるので、消費電力量の削減、小型化および低コ
スト化が実現できるとともに、図7からもわかるように
コンピュータの拡張ボードとしてコンピュータに一体的
に搭載することができる。
【0046】図8は、この発明の他の実施例による端末
局に用いられる無線ユニットのブロック構成図である。
図8の無線ユニット2a(2b,2c)は送信器として
アンテナ211および反射型変調器220aを含み、受
信器としてアンテナ212および検波器220bを含
み、さらに制御部として制御回路231、メモリ23
2、i/f233および端子234を含む。なお、図8
の構成要素のうち図3と同じ機能を有するものには同じ
番号を付して説明を省略する。反射型変調器220aは
整合回路221a、ショットキ・バリヤ・ダイオード2
22aおよびLPF223aを含む。検波器220bは
整合回路221b、ショットキ・バリヤ・ダイオード2
22bおよびLPF223bを含む。図8の無線ユニッ
トにおいては、基地局1からの送信コマンドおよび送信
データはアンテナ212で受信され検波器220bで信
号の検波が行なわれる。一方、端末局から基地局1へコ
マンドまたはデータを送信する場合には、アンテナ21
1で基地局1からC.W.を受信し、反射型変調器22
0aでこれを変調し反射する。検波器220bおよび反
射型変調器220aは個々にダイオード222b、22
2aを含んでおり、またそれぞれの整合回路は、それぞ
れ最適に設計することができるので、データの送信およ
び受信とも効率が向上する。
【0047】なお、アンテナ211および212は図8
に示されるように送信側および受信側について別々に設
けてもよいし、送信側および受信側で共用するようにし
て1つ設け、送信時と受信時とで偏波面が互いに直交関
係になるようにこのアンテナを設計するようにしてもよ
い。
【0048】なお、図8の無線ユニットも、図7に示さ
れるように誘電体基板241上にエッチング技術を用い
て容易に形成することができる。
【0049】図9はこの発明の他の実施例による基地局
のブロック構成図である。図9の基地局1は、送受信機
能としてアンテナ11aおよび11b、OSC121a
および121b、MOD122、サーキュレータ12
3、LNA124およびDET125を含み、さらに制
御部として制御回路131、メモリ132、i/f13
3および端子134を含む。図9の構成要素のうち、図
2と同じ機能を持つものには同一番号を付し説明を省略
する。図9の基地局1においては、端末局から送信され
るコマンドまたはデータを受信する場合には、OSC1
21aとアンテナ11aが使用される。一方、端末局へ
コマンドまたはデータを送信する場合には、OSC12
1bとMOD122とアンテナ11bとが使用される。
この場合、端末局用無線ユニットとしては図8に示され
たものが使用される。なお、通信手順については、図
4、図5および図6に示された手順がそのまま採用され
る。
【0050】図9に示されるように基地局1において、
端末局とのデータの送信、受信を別々の系統で行なうこ
とにより、送信と受信とを同時に行なうことが可能にな
り、スループットの向上を図れる。この場合、データの
受信と送信とで使用する周波数を変えてもよいし、アン
テナに関する偏波面を変えてもよい。周波数を別々に設
定するには、OSC121aと121bとの発振周波数
を変えればよく、それに応じて端末局側の反射型変調器
220aおよび検波器220bを設計すればよい。アン
テナの偏波面のみを変える場合は、OSC121bは不
要となりOSC121aの出力をMOD122に導くよ
うに設計すればよい。
【0051】なお、図1の実施例においては、基地局1
が外部通信路3に接続されているが、端末局用無線ユニ
ットが外部通信路3に接続されるようなシステム構成で
も適用可能である。
【0052】上述した実施例による端末局無線ユニット
は、OSCおよびHPAなどが不要となって消費電力低
減、小型化および低コスト化が可能となる。したがっ
て、図7に示されるように1基板上に一体的に形成でき
るので、コンピュータ用の無線ユニットとしてコンピュ
ータと一体的に形成することが可能となる。
【0053】また、データ送信時の衝突は、図6に示さ
れるように端末局がデータの送信要求(図6の「端末
局アドレス」)を出すごく短い期間でしか生じ得ないの
で、スループットの高い無線式LANシステムの構築が
可能となる。さらに、該システムにおいて電波を発する
ものは基地局1だけであるので、該システムの外部機器
に対して電波障害を与えることが少なくなる。
【0054】
【発明の効果】各端末局はデータ送信時、基地局へ送信
すべきデータがありかつ基地局の第1送信手段により送
信された問合わせコマンドデータを受信したことに応答
して、該コマンドデータに続いて送信された変調されて
いない搬送波を用いて基地局へアドレスを送信すること
ができるので、端末局は、自局のアドレス送信のために
搬送波を自ら発振するための機器を必要としない。した
がって、端末局側の無線通信に関する消費電力の低減、
およびその機器の小型化ならびにコスト低下が可能とな
る。また基地局は第1送信手段にて端末局のすべてに対
して同時にデータ送信要求の有/無を問合わせることに
よりデータ送信要求の有る端末局を第2送信手段により
送信されたアドレスにて一意に識別するという簡易なプ
ロトコルで動作して各端末局から基地局へのデータ送信
について高いスループットを有したシステムを得ること
ができる。また、各端末局は第4送信手段によるデータ
送信時に基地局の第3送信手段から送信された変調され
てない搬送波を用いて基地局にデータ送信できるので、
端末局はデータ送信のために搬送波を自ら発振するため
の機器を必要とせず、端末局側の無線通信に関する消費
電力の低減、およびその機器の小型化ならびにコスト低
下が可能となる。
【0055】さらに、データ送信時のデータ衝突は、各
端末局が第2送信手段を用いてアドレスを基地局へ送信
するためのごく短い期間でしか生じ得ない。また、も
し、データ衝突が発生した場合、各端末局はランダムな
時間待機したのち再送出を行うため、簡単な構成でスル
ープットの高いLANシステムの構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるローカルエリアネッ
トワークシステムの構成図である。
【図2】図1の基地局のブロック構成図である。
【図3】図1の端末局に接続される無線ユニットのブロ
ック構成図である。
【図4】図1のローカルエリアネットワークシステムに
おいて、基地局から全端末局へデータを送信する場合に
用いられる通信手順を示す図である。
【図5】図1のローカルエリアネットワークシステムに
おいて、基地局から特定の端末局へデータを送信する場
合に用いられる通信手順を示す図である。
【図6】図1のローカルエリアネットワークシステムに
おいて、端末局から基地局へデータを送信する場合に用
いられる通信手順を示す図である。
【図7】図3の端末局用無線ユニットが基板上に実装さ
れた場合の回路構成図である。
【図8】この発明の他の実施例による端末局に用いられ
る無線ユニットのブロック構成図である。
【図9】この発明の他の実施例による基地局のブロック
構成図である。
【図10】従来の無線式ローカルエリアネットワークシ
ステムの構成図である。
【図11】図10の端末局の無線部の回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 基地局 2a、2bおよび2c 無線ユニット 3 外部通信路 11、21a、21bおよび21c 送受信アンテナ 12、22a、22bおよび22c 送受信機 13、23a、23bおよび23c 制御部 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 12/00 - 12/48 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自ら搬送波を発信できる基地局と前記搬
    送波を自ら発信できない少なくとも1つ以上の端末局と
    を含み、各局間ではデータによって変調された前記搬送
    波を用いて前記データが無線により送受信されるローカ
    ルエリアネットワークシステムであって、 前記基地局において、前記端末局のすべてに対して同時
    に、該基地局へ送信すべき前記データの有/無を問い合
    わせるコマンドデータの送信に続いて変調されてない前
    記搬送波を送信する第1送信手段と、 前記各端末局において、前記基地局へ送信すべき前記デ
    ータが有り、かつ前記第1送信手段により送信された前
    記問合わせコマンドデータを受信したことに応答して、
    該コマンドデータに続いて送信された前記搬送波を用い
    て、前記基地局へ当該端末局を識別するためのアドレス
    を送信する第2送信手段と、 前記基地局において、前記第2送信手段により、各端末
    局から送信された前記アドレスを正常受信したことに応
    答して、当該受信アドレスの送信に続いて変調されてな
    い前記搬送波を送信する第3送信手段と、 前記基地局において、前記第2送信手段により、各端末
    局から送信された前記アドレスを正常受信できなかった
    場合、前記基地局は、全端末局に対し、再度前記第1の
    送信手段による送信を行い、前記基地局へ送信すべきデ
    ータを有する端末局は、ランダムな時間待機した後、前
    記第2の送信手段による送信を行うことを特徴とするロ
    ーカルエリアネットワークシステム。
  2. 【請求項2】記各端末局は、前記第2送信手段によ
    る送信後、前記第3送信手段により送信された当該端末
    局宛の前記アドレスを受信したことに応答して、該アド
    レスに続いて送信された前記搬送波を用いて前記基地局
    に送信すべき前記データを送信する第4送信手段をさら
    に備えた、請求項1に記載のローカルエリアネットワー
    クシステム。
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