JP3029676B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3029676B2
JP3029676B2 JP3002759A JP275991A JP3029676B2 JP 3029676 B2 JP3029676 B2 JP 3029676B2 JP 3002759 A JP3002759 A JP 3002759A JP 275991 A JP275991 A JP 275991A JP 3029676 B2 JP3029676 B2 JP 3029676B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に係り、特に高密度集積回路に用いる微細構造
のMOS型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高集積化はデバイスの微細化によって達
成されるが、これは、加工技術や材料技術の発展に負う
ところが大きい。しかしデバイスの微細化は、単にデバ
イスサイズを小さくすることによって達成できるもので
はない。デバイスを小さくしていくと、デバイスサイズ
が大きいときには気にならなかった現象がクロ―ズアッ
プされてきてこれが高集積回路では重大な欠点になるか
らである。
【0003】短チャネル効果は素子のサイズが小さくな
ることによっておこる効果である。素子寸法が小さくな
るとチャネル領域における電界や電位に及ぼすソ―スお
よびドレインの影響が顕著になってくる。そのため、電
界や電位の1次元近似ができなくなり、本来の2次元あ
るいは3次元的な電界分布および電位分布を考える必要
がでてくる。短チャネル効果はこのような電界や電位の
2次元分布の広がりから生じてくるものである。
【0004】短チャネル効果の代表的なものはしきい値
電圧Vthの低下である。nチャネル,pチャネルともに
チャネル長Lが短くなるに従って、|Vth|が減少す
る。チャネル長が短くなるにつれて、チャネル領域の電
荷がゲ―トだけでなく、ソ―スおよびドレイン領域の空
乏層電荷や電界および電位分布の影響を大きく受けるよ
うになるためである。しきい値電圧の低下以外に、ソ―
ス−ドレイン間耐圧の低下も短チャネル化に伴なう大き
な問題である。チャネル長が短くなるとドレイン空乏層
がソ―スに近づいてきて、ドレイン空乏層とソ―ス空乏
層がつながってしまう。この状態ではドレイン電界がソ
―ス側にまで影響して、ソ―ス近傍の拡散電位を下げる
ため、チャネルが形成されていなくてもソ―ス−ドレイ
ン間に電流が流れるようになる。これはパンチスル―
(punch-through )と呼ばれる現象である。パンチスル
―が起こり始めると飽和領域でもドレイン電流は飽和し
なくなり、ドレイン電圧の増加と共に急増する。
【0005】また、MOSトランジスタの微細化に従
い、ソ―ス・ドレイン接合部に高電界がかかることによ
って、ホットキャリアが発生し、それが素子の劣化をも
たらすという問題がある。ソ―ス・ドレイン接合部の高
電界を緩和するトランジスタとしてLDD構造のトラン
ジスタがよく知られている。
【0006】しかしながら、さらに電源電圧を変化する
ことなくそのままMOSトランジスタの微細化が進むと
チャネル方向の電界集中が更に進み、LDD構造のトラ
ンジスタのように低濃度不純物層であるn- 層を設ける
ことでチャネル方向の電界集中を緩和するといった効果
だけでは追随できなくなってくる。
【0007】そこで1987年IEDMにおいてLDD
構造トランジスタの中でもn+ 領域がゲ―ト下に入りこ
む(即ちn- 領域が全てゲ―ト下に位置する)構造のト
ランジスタ(オ―バラップLDDトランジスタ)がゲ―
ト電界によって拡散層の接合部のチャネル方向電界が緩
和されるため、より信頼性の高いトランジスタであると
いう報告がされた。
【0008】このとき発表されたゲ―トオ―バラップL
DDトランジスタの製造工程を図31に示す。まず、p
型シリコン基板20の表面にゲ―ト酸化膜21を成長さ
せ、その上に500オングストローム程度の第1多結晶
シリコン22を堆積させる。第1多結晶シリコン22上
に5−10オングストローム程度の自然酸化膜23を成
長させ、その上に1000オングストローム程度の第2
多結晶シリコン24を堆積させる。(図31(a) )。
【0009】さらにその上にCVD法により酸化シリコ
ン膜25を堆積し、ゲ―ト電極のパタ―ンでパタ―ニン
グし、この酸化シリコン膜25をマスクにして高選択ド
ライエッチングを用いて第2多結晶シリコン24をエッ
チングする。このエッチングは自然酸化膜23でストッ
プさせる。その後、酸化シリコン膜25をマスクとして
n型不純物をイオン注入し、n- 拡散層27を形成す
る。このときn型不純物がゲート絶縁膜21および第1
多結晶シリコン膜22を通過する程度に大きな加速電圧
でイオン注入させる(図31(b) )。
【0010】さらに図31(c) に示すように、側壁とな
る酸化シリコン膜26をCVD法により全面に堆積し、
高選択イオンエッチングを用いてこれをエッチバックさ
せる。第1の多結晶シリコンをパタ―ニングしチャネリ
ング防止のため、薄く後酸化した後、この酸化シリコン
膜側壁26の外側よりn+不純物をイオン注入し、熱工
程を加えると、ゲ―トオ―バラップ構造ができあがる。
【0011】しかしながら、この方法では、第1に、前
述したようにトランジスタをオ―バラップLDD構造と
することによりチャネル方向の電界を緩和させることが
できるが、さらに素子微細化が進むと、さらにチャネル
方向電界の集中がおこるため、トランジスタの構造を変
えることによりチャネル方向電界を緩和する必要があ
る。
【0012】また、第2に従来のゲ―トオ―バラップト
ランジスタでは拡散層とゲ―トとのオ―バラップ部によ
る寄生容量が大きくこのため高速性に向かないという欠
点がある。
【0013】さらに第3にこの製造工程において第2多
結晶シリコンをエッチングする際に、エッチングを自然
酸化膜でストップさせることができるかどうかが疑問で
ある。もし、エッチングが自然酸化膜で停止できずに最
初に堆積した第1多結晶シリコンがエッチングされれ
ば、n- 不純物のプロファイルが所望通りとならず、ね
らい目どおりのトランジスタ特性が得られなくなる。ま
た、第2多結晶シリコンのエッチングが十分に進まず、
自然酸化膜がそのままの状態で残れば、ゲ―ト内の絶縁
の問題も生じる。
【0014】また、第4にこの製造工程においてマスク
となるCVD酸化シリコン膜を残すために、ゲ―トのア
スペクト比が高くなり、段差が大きくなる。
【0015】第5にその製造工程においてn+ イオン注
入前に後酸化を行うためゲ―トバ―ズピ―クが生じ、そ
の部分の力学的ストレスが大きくなり、それが信頼性低
下の原因となる。
【0016】さらに第6に、その製造工程において最後
の熱工程によって第1の多結晶シリコンが酸化されると
完全なオ―バラップ構造が実現できない可能性がある。
【0017】第7に全体的に製造工程が複雑である等の
問題がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のMOSトランジスタではチャネル長Lが小さくなるに
つれてしきい値が低下するなどといった短チャネル効果
が顕在化してくるという問題があった。これはチャネル
領域の電荷がゲ―ト電圧だけでなくソ―スおよびドレイ
ン領域の空乏層電荷や電界および電位分布の影響を大き
く受け、ゲ―トのコントロ―ル性が悪くなるためである
と考えられている。
【0019】また、従来のLDD構造トランジスタでは
チャネル方向電界を緩和するのに限界があり、それを補
うために提案された従来のゲ―トオ―バラップLDDト
ランジスタはその製造工程が不安定で、再現性よくMO
Sトランジスタを得ることができないという問題があ
る。また、素子の微細化が更に進むにつれ、更に信頼性
を高める必要があり、高駆動能力かつ高速で短チャネル
効果に強いトランジスタを形成する必要がある。
【0020】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、素子の微細化に際しても高駆動能力かつ高速で短チ
ャネル効果に強いトランジスタを提供することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ゲ
ート電極の側壁に導体膜を形成し、さらにこの導体膜と
基板との間に、ゲート電極下のゲート絶縁膜よりも誘電
率が高く、該側壁膜と一の平坦な面で接触し、ゲート電
極下に突出した絶縁膜を介在させるようにしている。例
えば、従来のLDD構造を形成するのに用いた側壁を導
電材料で形成するとともに、この導電材料と基板との間
に、ゲート電極下のゲート絶縁膜よりも誘電率の高い絶
縁膜を介在させるようにしている。
【0022】また、この導電材料のSi 基板に対する仕
事関数差がゲ―ト電極のSi 基板に対する仕事関数差よ
りも小さくなるように側壁の導電材料を選択している。
【0023】また本発明の方法によれば、シリコン基板
表面に、高誘電率絶縁膜(以下高誘電膜)を形成し、さ
らにこの上層に酸化シリコン膜を堆積したのち、この上
層にゲート電極形成領域以外の領域を覆うようにレジス
トパタ―ンを形成し、このレジストパターンをマスクと
してゲ―ト電極形成領域の酸化シリコン膜、高誘電率絶
縁膜、ゲ―ト絶縁膜をパターニングし、さらにこの露出
した基板上にゲ―ト絶縁膜を形成し、この後全面にゲー
ト電極材料を堆積し、さらに全面に粘性係数の低いレジ
ストを塗布して表面を平坦化したのち、このレジストお
よび電極材料を異方性エッチングでエッチングし前記酸
化シリコン膜の凹部の中に電極材料を完全に埋め込むよ
うにしたのち、この酸化シリコン膜を除去し、さらにこ
のゲート電極をマスクとして低濃度不純物イオン注入を
行い低濃度領域を形成し、さらに全面に導電材料を堆積
させて、全面異方性エッチングを行い電極材料の両側に
側壁を残して側壁導体膜を形成し、この側壁導体膜とゲ
ート電極とをマスクとして高濃度不純物イオン注入を行
い高濃度領域からなるソースドレイン領域を形成するよ
うにしている。
【0024】すなわち、例えば、Si シリコン基板表面
に素子分離領域を形成し、さらにゲ―ト絶縁膜、高誘電
率絶縁膜を形成する工程、さらにその上に酸化シリコン
膜をCVD法で形成し熱処理を行ってレジストでパタ―
ニングし、レジストをマスクとしてゲ―ト電極形成領域
のCVD酸化シリコン膜、高誘電膜、ゲ―ト絶縁膜を高
選択異方性エッチングで除去し、必要に応じてチャネル
部にしきい値制御のためのイオン注入を行って、露出し
た基板上にゲ―ト絶縁膜を形成し、全面に電極材料を堆
積し、さらに全面に粘性係数の低いレジストを塗料し全
面を平坦にし、レジストを異方性エッチングで除去する
ようにして、さらに電極材料を異方性エッチングで削り
CVD酸化シリコン膜の穴の中に完全に埋め込み、(前
3つの工程は同じサイズのトランジスタを複数形成する
場合は必ずしも必要ではない)、電極材料上に低抵抗材
料を選択成長させ、NH4 F等方エッチングによりCV
D酸化シリコン膜を除去し低濃度不純物イオン注入を行
い、さらにこの上層に導電材料を堆積させ、全面異方性
エッチングを行い電極材料の両側に側壁を残し高濃度不
純物イオン注入を行い、最後に絶縁膜を堆積させ、ソ―
ス・ドレイン領域にコンタクトホ―ルを形成し電極の形
成を行うようにしている。
【0025】また、望ましくは、LDD構造を製造する
のに用いた側壁を導電材料で形成して、ゲ―トとの導電
をとるようにするとともに、ゲ―トがシリサイド構造を
とるようにしている。
【0026】
【作用】本発明によれば、側壁導電材料と基板との間
に、ゲ―ト電極下のゲ―ト絶縁膜よりも比誘電率の高
い、高誘電材料を介在させるようにしているため、側壁
の部分で縦方向電界が更に強まり、チャネル方向電界が
より緩和されることになる。また、LDD構造形成のた
めの側壁膜をゲート電極と電気的に接続された導体膜で
構成しているため、低濃度不純物拡散層がゲ―ト電極
(側壁を含む)に完全にオ―バラップされ、ゲ―ト電極
のゲ―ト下のポテンシャルに対するコントロ―ル性が良
くなる。
【0027】このようにして、高信頼性、高駆動能力、
高速かつ短チャネル効果に強いMOSトランジスタを形
成することができる。
【0028】また、この導電材料を、Si 基板に対する
仕事関数差がゲ―ト電極のSi 基板に対する仕事関数差
よりも小さくなるように選択しているため、ゲ―ト上の
ポテンシャルに対するゲ―トのコントロ―ル性が良くな
り短チャネル効果に強いトランジスタを実現することが
できる。
【0029】またゲ−トがシリサイド構造となっている
ため高速である。
【0030】本発明方法によればMOSトランジスタ
は、全面に堆積されたCVD酸化シリコンに穴をあけレ
ジストエッチバック方式を用いて電極材料を埋め込み、
CVD酸化シリコンを等方エッチングで除去した後、全
面に導電材料を堆積し、全面エッチバックで側壁残しを
行うという工程を用いているため、従来のゲ―トオ―バ
ラップLDDトランジスタでみられたような自然酸化膜
でエッチングをストップさせるといった不安定な工程を
用いることなく形成することができ、ゲ―トオ―バラッ
プLDDトランジスタを再現性よく得ることができる。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。
【0032】実施例1 図1および図2は、本発明の第1の実施例のMOS型ト
ランジスタを示す平面図およびそのA―A´断面図であ
る。
【0033】このLDDMOS型トランジスタでは、n
型シリコン基板1に形成された素子分離領域2によって
分離された素子領域10内に、pチャネルMOSトラン
ジスタが形成されており、基板1表面に、n+ 多結晶シ
リコン6aとタングステン6bとからなるポリサイド構
造のゲート電極6の側壁にタングステンからなる側壁導
体膜7を形成し、これをマスクとしてイオン注入を行い
LDD構造を形成し、この側壁導体膜7とシリコン基板
1との間に、ゲート電極6下のゲート絶縁膜17よりも
誘電率の高い絶縁膜を介在させるようにしたことを特徴
とするものである。ここでゲート絶縁膜17としては膜
厚100オングストロームの酸化シリコン膜を用い、側
壁導体膜下の絶縁膜としては膜厚50オングストローム
の酸化シリコン膜4と、膜厚100オングストロームの
窒化シリコン膜5との積層膜を用いている。
【0034】そして、側壁導体膜7の下には低濃度のp
型不純物領域8が形成されさらにその外側には高濃度の
+ 型不純物領域9が構成されてソースドレインを構成
している。ここで11は層間絶縁膜、12はソースドレ
インコンタクトである。またゲート電極下に相当する領
域でシリコン基板表面には予めしきい値制御のために不
純物が導入されn型不純物領域3が形成されている。こ
の不純物はしきい値制御のために導入されているもの
で、形成しなくともかまわない。
【0035】かかる構造によれば、LDD構造形成のた
めの側壁膜をゲート電極と電気的に接続された側壁導体
膜で構成しているため、低濃度不純物拡散層8がゲ―ト
電極(側壁を含む)に完全にオ―バラップされ、ゲ―ト
電極のゲ―ト下のポテンシャルに対するコントロ―ル性
が良好となる。
【0036】また、側壁導電材料と基板との間に、ゲ―
ト電極下のゲ―ト絶縁膜よりも比誘電率の高い、高誘電
材料を介在させているため、側壁の部分で縦方向電界が
更に強まり、チャネル方向電界がより緩和されることに
なり、微細化に際しても信頼性を維持することができ
る。
【0037】このようにして、高信頼性、高駆動能力、
高速かつ短チャネル効果に強いMOSトランジスタを形
成することができる。
【0038】また、この側壁導体膜はタングステンで構
成され、Si 基板に対する仕事関数差がn+ 多結晶シリ
コン膜からなるゲ―ト電極のSi 基板に対する仕事関数
差よりも小さくなっているため、ゲ―ト上のポテンシャ
ルに対するゲ―トのコントロ―ル性が良くなり短チャネ
ル効果に強いトランジスタを実現することができる。ま
たゲ−トがポリサイド構造となっているため高速である
なおここで基板の導電型としては、p,nいずれの場合
にも適用可能であり、基板構造は種々変形可能である。
例えば゛pチャネルMOS型トランジスタを形成するの
に、n型Si基板を用いてもよいし、nもしくはp型の
Si基板中に高濃度のn型のウェルを形成したものを用
いてもよい。同様にnチャネルMOS型トランジスタを
形成するのにp形Si基板を用いてもよいし、nもしく
はp型のSi基板中に高濃度のp形のウェルを形成した
ものを用いてもよい。
【0039】また前記実施例では、この素子分離用絶縁
膜2は選択酸化法(LOCOS法)によって形成してい
るが、これらの分離技術についても実施例の他、酸化膜
埋め込み法(BOX法)や、深く溝を掘るBOX法(い
わゆるトレンチ分離法)なども適用可能である。
【0040】このように素子分離された基板の各領域に
ゲ―ト絶縁膜17を介してゲ―ト電極6が形成されてい
る。ゲ―ト電極はポリサイド構造をとっており、多結晶
シリコン6a上に形成される金属としては、タングステ
ンに限定されることなく、モリブデン,チタン等の他の
高融点低抵抗材料でもよい。
【0041】ゲ―ト電極6の両側には側壁となる側壁導
体膜7が形成されている。この場合、下層側のゲート電
極材料6a(n+ 多結晶シリコン)よりも真空に対する
仕事関数が小さい材料を用いるのが望ましく、金、タン
グステン,モリブデン,チタン,p+ ポリシリコン等が
考えられる。側壁導体膜7とシリコン基板1との間は酸
化シリコン膜4と、ゲ―ト絶縁膜17よりも比誘電率の
高い窒化シリコン膜等の第2の絶縁膜5の2層構造が形
成されている。例えばゲ―ト絶縁膜17の側壁下の絶縁
膜とゲ―ト絶縁膜4として酸化シリコンを選んだ場合、
高誘電率絶縁膜5の材料としては窒化シリコンや五酸化
タンタルなどが考えられる。またゲ―ト絶縁膜17は酸
化シリコンと窒化シリコンなどを組み合わせて2層構造
や3層構造にしたり、また窒化シリコン1層でもかまわ
ない。そのとき側壁導体膜7と基板の間は酸化シリコン
と窒化シリコンと五酸化タンタルなどを組みあわせた3
層もしくは4層構造とすればよい。ここで重要なのは、
ゲ―ト絶縁膜17の比誘電率よりも側壁導体膜7と基板
との間の絶縁膜の比誘電率が高くなるように構成すると
いうことであり、高誘電材料1層でもよい事はいうまで
もない。またソ―ス・ドレイン領域は、第1の低濃度不
純物イオン注入層であるn- 型層もしくはp- 型層8と
高濃度不純物イオン注入であるn+ 型層もしくはp+
層9とから構成されている。そして低濃度不純物層イオ
ン注入層であるn-型層もしくはp- 型層8は、ゲ―ト
電極6をマスクとして、n- 型層の場合はヒ素やリン
を、p- 型層の場合はホウ素やフッ化ホウ素をイオン注
入して形成されたものである。また、高濃度不純物イオ
ン注入n+ 型層もしくはp+ 型層9はゲ―ト電極とのそ
の側壁に選択的に形成された側壁導体膜7をマスクとし
てn+ 型の場合はリンやヒ素,をp+ 型層の場合はホウ
素やフッ化ホウ素をイオン注入して形成されたものであ
る。n- 型層はもしくはp- 型層はそれぞれn+ 型層も
しくはp+ 型層の内側になるように構成しいわゆるLD
D構造を形成する。なお側壁導体膜7は側壁残しの技術
によりゲ―ト電極6の側壁に、異方性エッチングにより
残したものである。 なお、前記実施例では、LDD構
造について説明したが、シングルドレイン構造やLDD
構造など拡散層の不純物プロファイルを変えたトランジ
スタにも適用可能である。具体的な数値を挙げればゲ―
ト長を0.5μm,側壁幅を0.11μm,実効チャネ
ル長を0.4μmとすると側壁を含んだゲ―ト長は0.
7μmとなる。
【0042】素子のなされた基板上はCVD法で形成し
た酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜11により覆わ
れ、これにコンタクト孔が形成されてアルミニウム膜等
の金属配線12が形成されている。
【0043】次にこのようなトランジスタの集積化構造
について説明する。
【0044】図3および図4は、前記第1の実施例のM
OSトランジスタを、2つ以上(トランジスタT1とト
ランジスタT2)形成した場合の平面図とそのB−B′
断面図である。
【0045】この例では第1図の実施例のMOSトラン
ジスタをゲ―ト長を変えて2つ以上(トランジスタT1
とトランジスタT2)形成し、それらをゲ―トポリシリ
コン6a及び低抵抗金属6bで結び、素子分離領域2上
に位置する領域でゲ―ト上にコンタクト孔を開けアルミ
ニウム膜等の金属配線13を形成している。
【0046】また、このゲート上のコンタクトは図5に
示すように、素子領域上(SDG上)でとるようにして
もよい。このときこのコンタクトはトランジスタのゲ―
ト長が長い方のトランジスタのゲ―ト上でとる方が良
い。例えばトランジスタT1とトランジスタT2では、
ゲ―ト長の長い方のトランジスタT2のゲ―ト上でとる
方がリソグラフィ技術の点からみてコンタクト形成が楽
である。
【0047】ただし、リリグラフィ技術の点からみて許
されるのであればゲ―ト長の短い方でコンタクトをとる
ようにしてもよい。
【0048】コンタクト形成のもう1つの方法は図6に
示すように、コンタクトをゲ―ト上だけでなく側壁導体
膜7を含めてとるようにしてもよい。この方法は素子領
域上のみならず、素子分離領域上にコンタクトを形成す
る場合にも適用可能である。コンタクトの形成はゲ―ト
上のみならず、側壁導体膜7を含めてとると両者の導電
性が良くなりトランジスタのゲ―トオ―バラップ効果が
良好に作用し信頼性の高いトランジスタを期待すること
ができる。
【0049】次にこのトランジスタの製造工程について
説明する。
【0050】図7乃至図17は、本発明の第2の実施例
のMOSトランジスタの製造工程を示す断面図および要
部工程での平面図である。
【0051】まず、図7(a) および(b) に示すように、
シリコン基板1のMOSトランジスタを形成領域にウェ
ルを形成するなどして素子領域10の表面付近で不純物
濃度を1016cm-3程度としさらにLOCOS法により、
素子分離絶縁膜2を形成する。そして各素子領域に、熱
酸化法により側壁下の絶縁膜となる100オングストロ
ーム程度の酸化シリコン膜4を形成しさらにCVD法に
より膜厚100オングストローム程度の窒化シリコン膜
5を形成する。このとき形成するのは窒化シリコン膜だ
けでもよい。
【0052】この後、図8(a) および(b) に示すよう
に、CVD法により膜厚4000オングストローム程度
の酸化シリコン膜15を形成し、900℃60分の熱処
理を行い、さらにレジスト16を塗布しゲ―ト形成領域
以外にレジストが残るようにパタ―ニングする。
【0053】さらに、このレジスト16をマスクにして
反応性イオンエッチング(RIE)等の高選択性異方性
エッチングを用いて、レジスト16から露呈する酸化シ
リコン膜15およびその下の窒化シリコン膜5、酸化シ
リコン膜4を除去する。その後、RIEでダメ―ジを受
けた基板表面をNH4 F系の処理で処理し、さらにパン
チスル―防止やしきい値制御のためのイオン注入を行い
チャネル領域3を形成する。このイオン注入にはチャネ
リング防止のための通常のイオン注入でも良いが、回転
イオン注入を用いるとゲ―ト下のチャネル領域のオフセ
ットがなくなり一層効果的である。
【0054】そして、図9に示すように、露出したシリ
コン基板1上に、CVD法により膜厚100オングスト
ローム程度の酸化シリコン膜17を形成し、さらにその
上に膜厚6000オングストローム程度のリンを含む多
結晶シリコン6aを堆積する。 この後、この多結晶シ
リコン6を酸化シリコン膜15で形成された穴に埋め込
むわけであるが、ゲ―ト長の異なる2つのトランジスタ
(図3および図4に示したトランジスタT1とトランジ
スタT2を同時に形成するには、多結晶シリコン6の上
に粘性の低いレジスト17(いわゆるエッチバックレジ
スト)を塗布し全体を平坦にする(図10)。
【0055】さらに図11に示すように、高選択性異方
性エッチングを用いて、まずレジスト17をエッチング
する。
【0056】その後、図12に示すように、多結晶シリ
コン6aをエッチングすることにより多結晶シリコン6
aを完全に酸化シリコン膜15の間に埋め込む。
【0057】さらにまた、図13(a) および(b) に示す
ように、六フッ化タングステンWF6 雰囲気中において
熱処理を行うことによってポリシリコン6a上にW(タ
ングステン)からなる金属ゲート膜6bを選択成長させ
る(いわゆるWの選択成長)。 さらに、NH4 F処理
により多結晶シリコン6aの両側にある酸化シリコン膜
15を除去する。この時、先におこなった基板ダメ―ジ
をなくすためのNH4 F系処理により酸化シリコン膜1
5は図9に示したRIE直後の時よりも多少後退してい
るため、窒化シリコン膜5でブロックされており、酸化
シリコン膜15を除去するためのNH4 Fエッチングに
より多結晶シリコン6a下の酸化シリコン膜17に、N
4 F液が浸入する心配はない。
【0058】その後図14に示すように、ゲ―ト電極6
a,6bをマスクとしてn- 不純物層8を形成するため
にP(リン)をド―ズ量4×1013cm-3、加速電圧40
Kevでイオン注入する。
【0059】その後、図15に示すように、基板表面全
体に側壁となるタングステン膜7を堆積する。このタン
グステン膜7は、ゲ―トの多結晶シリコン層6bと同様
リンを含む多結晶シリコンで構成しても良いし、また他
の不純物を含むようにしてもよい。
【0060】そして、図16(a) および(b) に示すよう
に、高選択性異方性エッチングによりゲ―ト6の両側に
側壁導体膜7を形成する。さらにn+ 不純物層9を形成
するためにAs(ヒ素)をド―ズ量5×1015cm-3、加
速度電圧40kevでイオン注入を行う,第5図(d) )こ
のイオン注入により側壁部の多結晶シリコンの導電性が
増加する。
【0061】この後、CVD法により酸化シリコンから
なる層間絶縁膜11を全体に堆積させ850℃60分で
熱処理を行い、この層間絶縁膜11に、高選択性異方性
エッチングによってコンタクトホ―ルを形成し、アルミ
ニウム膜による電極配線12を形成する(図17)。
【0062】そして最後に、ゲ―ト6上のコンタクトを
形成し、図3および図4に示したようなLDDMOSト
ランジスタが完成する。
【0063】この実施例によれば初期特性、特にトラン
ジスタを微細化するときに現れるしきい値の低下(いわ
ゆる短チャネル効果)を大幅に改善することができる。
【0064】このことを図18〜23を用いて説明す
る。(ここでは、基板にn型シリコン、ゲ―トにn+
結晶シリコンを用いた実施例1の構造の場合について説
明する。) 図18乃至図20は本発明実施例のトラン
ジスタ、図21乃至図23は従来のトランジスタについ
ての説明図である。
【0065】本発明実施例のトランジスタの図18にお
けるA−A′方向(ソ―ス近傍)とB−B′方向(シリ
コン表面)のポテンシャル図をそれぞれ図19,20に
示す。 比較のために従来例のトランジスタの図21に
おけるA−A′方向(ソ―ス近傍)とB−B′方向(シ
リコン表面)のポテンシャル図をそれぞれ図22,23
に示す。
【0066】本発明のトランジスタは図18に示すよう
にゲ―トのn+ 多結晶シリコン6aの側壁部にシリコン
基板に対する仕事関数差がn+ 多結晶シリコンよりも小
さい金属(ここではタングステン)からなる側壁導体膜
6bを用いたトランジスタの断面図である。このトラン
ジスタのA−A′方向(ソ―ス近傍)とB−B′方向
(シリコン表面)のポテンシャル図をそれぞれ図19,
20に示す。この場合図19からもわかるように熱平衡
状態におけるバンドの曲りが従来例と比べ小さいためゲ
―ト下のソ―ス近傍のポテンシャルがドレインバイアス
によるポテシャルの効果の影響が受けにくくなってい
る。このためゲ―ト長が短くなってもゲ―トのコントロ
―ル性が良く、短チャネル効果に強いトランジスタを実
現することができる。
【0067】短チャネル効果の要因は、ゲ―ト長が短く
なるとゲ―ト下のポテンシャルに対するゲ―トのコント
ロ―ル性が悪くなり、ドレイン電圧を印加することによ
るドレイン近傍のポテンシャルの降下がゲ―ト下(特に
ソ―ス近傍)のポテンシャルに影響を及ぼしポテンシャ
ルを下げるためである。(図23(c)pの部分参照)こ
の問題を回避するために本発明ではゲ―トのn+ 多結晶
シリコンの側壁部にシリコン基板に対する仕事関数差が
ゲ―トのn+ 多結晶シリコンと異なる材料を用いてゲ―
ト下のソ―ス近傍のポテンシャルを制御している。
【0068】図24は本発明のトランジスタと従来のト
ランジスタとのしきい値電圧Vthのゲ―ト長依存性を測
定した結果を示す。図24からもあきらかなように本発
明実施例のトランジスタは短チャネル効果に強いトラン
ジスタであることがわかる。
【0069】また、前記実施例によれば側壁部に導電材
料を用いて側壁部を含めてゲ―トとしたため、LDD低
不純物層をゲ―ト下に完全にオ―バラップさせることが
できる。
【0070】次に,ゲ―トオ―バラップ構造トランジス
タが何故高信頼性のトランジスタとなるかを説明する。
図25にドレイン電圧Vd =6,ゲ―ト電圧Vg =30
としたときのチャネル方向の電界強度分布のシミュレ―
ション結果を示す。(a) が従来のLDD構造トランジス
タ(b) が実施例である。不純物拡散層をゲ―ト下に完全
にオ―バラップさせることにより縦方向電界を強めるこ
とになり、これによりインパクトイオン化並びにホット
キャリア生成の原因となるチャネル方向電界が弱められ
ていることがわかる。
【0071】また本実施例では導電材料の側壁と基板の
間に高誘電体膜を設けているところが従来のゲ―トオ―
バラップLDDトランジスタと異なっている。その効果
を第図26を用いて説明する。図26は側壁と基板の間
の絶縁膜の比誘電率(εr )を変化させた時のドレイン
近傍でのチャネル方向電界強度分布のシミュレ―ション
である。すなわち、絶縁膜として酸化シリコン(εr =
3.9)を用いた場合が従来ゲ―トオ―バラップLDD
トランジスタ,絶縁膜として窒化シリコン(εr =7.
5や五酸化タンタル(εr =30)を用いた場合が本実
施例である。シミュレ―ション結果より高誘電体(窒化
シリコン,五酸化タンタル)を用いることにより、その
部分の縦方向電界が強くなり、ホットキャリア生成の原
因となるチャネル方向電界が緩和され、信頼性が向上す
る。
【0072】以上説明したように、従来のLDDトラン
ジスタは低濃度不純物層を設けることで横方向電界を緩
和し、従来のゲ―トオ―バラップLDDトランジスタは
さらに加えて縦方向電界を強め、横方向電界を緩和し、
本実施例においては側壁下に高誘電材料を設けることで
さらに横方向電界を緩和している。以上3つのトランジ
スタの信頼性の違いを図27に示す。縦軸はgmの劣化
量,横軸はストレス時間である。本実施例のトランジス
タは以上3つの中でもっとも高信頼なトランジスタであ
ることがわかる。
【0073】本実施例のトランジスタによって得られる
効果は信頼性だけに限らず、初期特性にも現れる。ゲ―
トを低濃度純物層に完全にオ―バラップさせ、更に側壁
下に高誘電体材料を設けることにより縦方向電界が強ま
りゲ―トによるゲ―ト下のポテンシャルの支配力が強く
なる。この効果は短チャネル効果に顕著に現れる。第2
8図に短チャネル効果を説明するための図を示す。この
様に本実施例は短チャネル効果に強いトランジスタであ
ることがわかる。
【0074】また縦方向電界を強めることにより、チャ
ネルおよび不純物拡散層を流れる電流の経路の高抵抗領
域のバルクから低抵抗領域の基板表面を流れるようにな
る。これにより駆動能力が従来にくらべ大きくなってく
る。この様子を図29に示す。 また本トランジスタは
シリサイド構造となっているため従来のLDD構造トラ
ンジスタ,従来のオ―バラップLDDトランジスタに比
べ高速である。またチャネルイオン注入がチャネル部し
かされないため拡散層の接合容量が減少しこのことから
も高速であることがわかる。図30に71段のリングオ
シレ―タのゲ―ト遅延の電源電圧依存性を示す。この図
より本発明実施例のトランジスタは極めて高速であるこ
とがわかる。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように、ゲート電極側
壁部に導電材料を用い、かつ側壁と基板との間に高誘電
材料を用いることでゲ―トオ―バラップ効果をきかせ、
高信頼性、高駆動能力、かつ短チャネル効果に強く高速
のMOS型トランジスタを実現することができる。
【0076】また本発明の方法によれば、従来のゲ―ト
オ―バラップLDDトランジスタの製造工程のような不
安定なプロセスを用いることもなく、製造することがで
き極めて安定な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のMOS型トランジスタ
を示す平面図
【図2】同トランジスタのA−A′断面図
【図3】本発明の第2の実施例のMOS型トランジスタ
を示す平面図
【図4】同トランジスタのA−A′断面図
【図5】本発明の他の実施例のMOS型トランジスタを
示す平面図
【図6】本発明の他の実施例のMOS型トランジスタを
示す平面図
【図7】本発明の第2の実施例のMOS型トランジスタ
の製造工程を示す図
【図8】本発明の第2の実施例のMOS型トランジスタ
の製造工程を示す図
【図9】本発明の第2の実施例のMOS型トランジスタ
の製造工程を示す図
【図10】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図11】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図12】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図13】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図14】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図15】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図16】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図17】本発明の第2の実施例のMOS型トランジス
タの製造工程を示す図
【図18】本発明実施例のトランジスタの動作を説明す
るための断面図
【図19】同トランジスタのA−A′方向(ソ―ス近
傍)のポテンシャル図
【図20】同トランジスタのB−B′方向(シリコン表
面)のポテンシャル図
【図21】従来例のトランジスタの動作を説明するため
の断面図
【図22】同トランジスタのA−A′方向(ソ―ス近
傍)のポテンシャル図
【図23】同トランジスタのB−B′方向(シリコン表
面)のポテンシャル図
【図24】本発明のトランジスタと従来のトランジスタ
とのしきい値電圧Vthのゲ―ト長依存性を測定した結果
を示す図
【図25】従来のLDDトランジスタと本発明実施例の
トランジスタのドレイン近傍でのチャネル方向電界強度
分布を示すシミュレ―ション結果
【図26】従来のゲ―トオ―バラップLDDトランジス
タと本発明実施例のトランジスタのドレイン近傍でのチ
ャネル方向電界強度分布を示すシミュレ―ション結果
【図27】従来例のトランジスタと本発明実施例のトラ
ンジスタの信頼性を比較するためのgmの劣化量のスト
レス時間依存性を示す図
【図28】従来例のトランジスタと本発明実施例のトラ
ンジスタの短チャネル効果を比較するための図
【図29】従来例のトランジスタと本発明実施例のトラ
ンジスタの駆動能力を比較するための図である。
【図30】本発明実施例のトランジスタの高速性を示す
図である。
【図31】従来のゲ―トオ―バラップトランジスタの製
造工程を示す図である。
【符号の説明】
1…Si基板 2…分離用絶縁膜 3…トランジスタのチャネル領域 4…ゲ―ト絶縁膜 5…高誘電率膜 6…ゲ―ト電極 6a…多結晶シリコン 6b…高融点低抵抗金属 7…側壁導体膜 8…低濃度不純物拡散層 9…高濃度不純物拡散層 10…素子領域 11…絶縁膜 12…電極配線 13…電極配線 15…酸化シリコン膜 16…レジスト 17…ゲ―ト絶縁膜 18…レジスト 20…P形半導体基板 21…ゲ―ト酸化膜 22,24…多結晶シリコン 23…自然酸化膜 27…高濃度n型不純物拡散層 28…低濃度n型不純物拡散層 29…酸化シリコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126679(JP,A) 特開 昭58−141575(JP,A) 特開 平3−6830(JP,A) 特開 平4−181738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の基板表面にゲート絶縁膜を介
    して形成されたゲート電極と、 第1の不純物拡散層と前記第1の不純物拡散層よりも低
    濃度の第2の不純物拡散層とを有し、前記基板表面に形
    成された第2の導電型のソース・ドレイン領域とを具備
    したMOS型トランジスタにおいて、 前記ゲート電極の側壁に直接接触した導体からなる側壁
    膜を有すると共に、 前記第2の不純物拡散層は少なくとも前記側壁膜の下に
    延びて形成され、 前記側壁膜と前記基板との間に、ゲート電極下のゲート
    絶縁膜よりも誘電率が高く、該側壁膜と一の平坦な面で
    接触した絶縁膜を介在させるようにしたことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 一導電型の基板表面にゲート絶縁膜を介
    して形成されたゲート電極と、 第1の不純物拡散層と前記第1の不純物拡散層よりも低
    濃度の第2の不純物拡散層とを有し、前記基板表面に形
    成された第2の導電型のソース・ドレイン領域とを具備
    したMOS型トランジスタにおいて、 前記ゲート電極の側壁に導体からなる側壁膜を有すると
    共に、 前記第2の不純物拡散層は少なくとも前記側壁膜の下に
    延びて形成され、 前記側壁膜と前記基板との間に、ゲート電極下のゲート
    絶縁膜よりも誘電率が高く、該ゲート電極下に突出した
    絶縁膜を介在させるようにしたことを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記側壁膜は、この側壁膜の前記基板に
    対する仕事関数差がゲート電極の基板に対する仕事関数
    差よりも小さい材料で構成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 シリコン基板表面にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも比誘電率の
    高い絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上層に酸化シリコン膜を堆積する工程と、 この上層にゲート電極形成領域以外の領域を覆うように
    レジストパターンを形成す工程と、 前記レジストパターンをマスクとしてゲート電極形成領
    域の前記酸化シリコン膜、前記絶縁膜および前記ゲート
    絶縁膜をパターニングする工程と、 全面にゲート電極材料を堆積する工程と、 さらに全面に粘性係数の低いレジストを塗布して表面を
    平坦化する工程と、 前記レジストおよび前記電極材料を前記酸化シリコン膜
    の凹部の中に埋め込む工程と、 前記酸化シリコン膜上に金属膜を成長させる工程と、 前記酸化シリコン膜を除去する工程と、 前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行い第1の
    不純物濃度を有する領域を形成する工程と、 さらに全面に導電材料を堆積させたのち、異方性エッチ
    ングを行い電極材料の両側に側壁を残して側壁導体膜を
    形成する工程と、 前記側壁導体膜と前記ゲート電極とをマスクとしてイオ
    ン注入を行い第1の不純物濃度よりも不純物の濃度が高
    い第2の不純物濃度を有するソース・ドレイン領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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