JP3030559B2 - 緩速発進装置並びにその係止装置 - Google Patents

緩速発進装置並びにその係止装置

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JP3030559B2
JP3030559B2 JP1018925A JP1892589A JP3030559B2 JP 3030559 B2 JP3030559 B2 JP 3030559B2 JP 1018925 A JP1018925 A JP 1018925A JP 1892589 A JP1892589 A JP 1892589A JP 3030559 B2 JP3030559 B2 JP 3030559B2
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信夫 勝浦
政志 飯野
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日幸工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は筐体内に抽斗状に収容した箱のような物体を
筐体外から内方へ押動して引出す際に緩速状態で発進す
る装置、並びに箱を筐体内に収容した時に係止する係止
装置に関し、電子機器のリモートコントロール送信機
(以下リモコンという)、CDケースの収容及び発進に適
するものである。
〔従来の技術〕
従来より機器本体に収容されたリモコンをこの本体か
ら取出す目的で張出させる工程では、本体へ押込まれた
リモコンが一方向押動により本体内で係止され、更に同
方向押動で係脱機構が解除され本体から押出され発進す
るものがあるが、そのものの多くは圧縮したコイルばね
のようなばね圧で発進されているものが多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来の技術では、一方向の押動で係止された
り、係止が解除されたりする前記係脱機構は公知のハー
ト状のカム溝とカム溝を摺動する(金属ピンを折り曲げ
てなる)接触子からなるものであつたが、無理に係止を
外そうとする力が加わつた場合に、接触子が変形して使
用できなくなることがあつた。
また、上記した従来の技術ではリモコンを発進させる
ためのばね圧、殊にコイルばねの押出圧はばね作用の当
初が最も強く、ばねが伸切る直前には圧力がなくなると
いう最も弱い圧となる。従つてリモコンは当初強力な力
で排出方向に発進されるから、そのため機器から飛出す
こともあり、このため飛出し防止の手段を設けたり、又
は発進当初のばね圧を抑制する手段を施したりしてい
る。併し後者の場合ばね圧が経時的に弱くなるので、リ
モコンの排出速度は次第に弱まり、全体的に緩やかな等
速排出はできなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の押動板係止装置は、緩和吸気口を一方に具え
る気筒に急速排気の状態で収容され排気側にピストン棒
の押動板を具えた往復動ピストンと、気筒に収容された
ピストンを排出する方向に付勢するよう配設されたばね
と、ピストンを気筒内端に押込んだとき気筒外で押動板
を係止し押動板を気筒に向け押動すると係止離脱となる
押動によつて係脱する係止装置とからなる緩速発進装置
であつて、前記押動板上に丘状に隆起したカム組立体
と、軸方向を横切つて移動しうるよう枢支板に支持され
前記カム組立体の実質的前端に係脱し押動板上を摺動す
る台形筒体の係合子と、後方で枢支された前記枢支板を
介して前記係合子の底面を前記押動板に圧接するばねよ
りなり、前記カム組立体は押動板上を長手方向に前進す
る係合子を押動板の片側縁に案内するため該片側縁との
間に少なくとも係合子の通路を介在させて設けられる台
形の第一周辺カムと、第一カムと前記片側縁との間にあ
つて前進する係合子の全底面に接してその底面を第一カ
ムの頂面を超えざる高さで押動板面より浮上らせるため
係合子の受入方向に向け一部に昇り面があつて前端縁が
第一カムの前端縁より後方に終つている台形隣廓の第二
の面カムと、第二カムの前端に隣接し第一カムの前端縁
の延長線と前記片側縁の間に第二カムの高さより低く設
けられた前方に向け末広がりのL状に屈曲した第三の面
カムと、第一カムと第二カムの間にあつて前端縁を第二
カムの前端縁と揃え第一と第二カムの高さの中間の高さ
を有する第四の面カムを有することを特徴としている。
又、この押動板係止装置を具える緩速発進装置は、緩和
吸気口を一方に具える気筒に急速排気の状態で収容され
排気側にピストン棒の具えた往復動ピストンと、気筒の
排気側にばね巻き込み部がありばね端が気筒内に沿つて
ピストンに至つてピストンに結合されたうず巻状定荷重
ばねと、前記押動板係止装置とからなる。
ここに言う前方とはピストン棒が気筒より排出する方
向を言う。従つて係合子の前進とは係合子がピストン棒
である押動板の押込み方向への移動で押動板のカム組立
体方向に相対動するときの運動を表わす。又カムの前
端、後端は夫々ピストン棒の排出方向及び押込方向に向
いた端を指す。
上記係合子及び第一、第二カムの押動板上の投影面は
台形ではあるとは言え製作上平行四辺形が好ましく、係
合子及び第一第二の両カムの鋭角及び鈍角は何れも同じ
で夫々投影面上同方向に傾斜している。又第三の面カム
も縦縁と交る傾斜した前後の両端縁及び中間の端縁は何
れも他のカムの傾斜縁と平行である。以下この状態にお
いて実施例を述べる。
〔実施例〕
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図は第1図の右
側面図、第3図は第1図装置の分解斜視図である。
3はプラスチック製気筒で、その一端2は吸気調節用
のテーパ孔が穿設され、孔には木ねじ状のテーパ形ねじ
12が螺装され、ねじの押込みによる孔周の広狭により空
気の流通を調節しうるようしている。1はピストンで2
個のフランジよりなり両フランジの間にリング状シール
11を設けてピストンが気筒に進入、即ち後退する時はシ
ールの周から気筒内空気を速かに前方に排出し、ピスト
ンが前方へ前進するときはピストンと一端2との間の気
体は排出を抑えるようになつている。上記の作用を円滑
ならしめるため気筒内壁にはシリコンオイル14を施して
いる。4はピストン棒の押動板で、その一端が気筒内で
ピストンに結合している。5は枢支板、6は係合子、8
はドラムでこの中に定荷重ばね9を巻端を固定せずに収
容している。又ばね9は帯状になつていてその先端はタ
ツプねじ13によつて支持片7を介してピストン棒4の内
端でピストンに隣接して固定される。10は係合子6より
内方、即ち後方で枢支16された枢支板5をピストン棒に
向け押圧するコイルばねである。更に係合子6は平行四
辺形筒体17を担持した摺動台18がその裏面に溝19がある
もので、枢支板5の内側、即ちピストン棒4に面する側
で板5を横断して設けられた畝20に該溝19が嵌り、枢支
板を横動する。以上のドラム8、枢支板5、ばね10は何
れも気筒3の前方で一対のカバー21、22で囲まれたケー
ス内に動作可能に収容される。
短冊形押動板となるピストン棒の片面にはカム組立体
25が設けられている。組立体25は押動板の一対の側畝2
6、27の間で前方にあつて、複数のカムからなる。即
ち、少くとも側畝26の内縁から筒体17の平行四辺形上下
辺間の間隔をおいて押動板4の縦方向平行に上下辺を並
べ、後方に置いた鋭角の傾斜角が前進する係合子の前部
鈍角と補角になるように配した平行四辺形丘状の第一周
辺カム28と、第一カムと側畝26の間にあつて押動板上を
前進する係合子の全底面に接しその底面を第一カムの頂
面を越えない高さに浮上らせるため係合子の受入方向に
向け傾斜面がある平行四辺形の小カム29aとその前方に
続く平坦面のある平行四辺形の小カム29bからなる平行
四辺形の第二面カム29とが設けられ、小カム29bの前端
縁は第一カムの前端縁より後方、即ち内方に到つてお
る。更に第二カム29の前端縁に隣接し、第一カム28の前
端縁の延長線と側畝26の間で第二カムの高さより低く前
方に向けL字状に末広がりの屈曲した第三の面カムが設
けられなるものである。その外第一カムと第二カムの間
に同じく両カムに接して平行四辺形小カム31aと31bから
なる第四面カム31も設けられる。カム31の高さはカム28
の高さよりは低いが、前方カム31aの部分の頂面はカム2
8に向け低くなるよう傾斜している。更に第二カムとは
反対側の第一カムの縦縁と他方の側畝27の内縁との間に
は係合子の通路が形成されている。又カム組立体の後方
には係合子誘導のため側畝27があり、該側畝は内方に傾
斜した案内畝32となつている後部傾斜畝33があつて、こ
の傾斜畝はカム28の後方傾斜角と同じ角になつている。
次に上記構成において緩速発進装置の動作を説明す
る。先ず4aの位置まで排出したピストン棒、即ち押動案
4をばね9圧に抗して押込むと、ばね9の帯は巻戻され
つつ付勢される。この時気筒内ピストン後方の空間の気
体はシール11を通して速やかに排出される。一方係合子
6は枢支板を横動しつつ押圧されながら押動板4に対し
て相対的に前進する運動をして押動板の摺動面35上を傾
斜畝33に沿つて前進し、第一カム28の後端縁に案内され
て第二カムの小カム29a傾斜面(ニ)を昇り、小カム29b
の平坦面に到る。小カム29bの平坦面(ホ)は第6図で
示すように第一カム28の面(ハ)よりは低いが、係合子
は22からやがて第三カム30の面(ヘ)に落ちる。ここで
押動板の押動を停止すると係合子は面(ヘ)上で後方に
動き第一カムの前端縁と第二カムの前端縁でなす傾斜角
に嵌つて第5図の6aのように係止され、これによつて押
動板も気筒内で係止され、押動板4の前端は第1図実線
の位置にて停止する。
次に発進さすときは押動板前端を実線位置から点線位
置4bまで僅かに押動すると係合子は第三カム30の面
(ヘ)より摺動面(ロ)に落下し、ばね9の復元力で第
一カム28の前端傾斜縁と次いで縦縁に沿つて後方に相対
動し、側畝27の傾斜辺に沿つて摺動面の中心に向け移動
する。これに伴つて押動板、即ちピストン棒4は前進す
る。この時気筒端2の吸気調節によつてピストンの復動
が抑制される。又復元力が殆んど変化しない定荷重ばね
9の作用で、ピストン棒の発進速度は極めて緩速で然も
等速である。
前記押動時におけるカム組立体に沿つて係合子が係合
するまでの移動は、カム28の縁に沿い移動した係合子6
がカム29の面上に沿い移動してカム30上に落下してから
カム30の面(ヘ)に乗つてカム28、29の両縁のなす傾斜
角に嵌るものであるが、面(ヘ)の高さがカム28、29の
平坦面より低いので、係合子は傾斜角で確実に係止され
る。然し乍ら作業者が押動板を無理に前方に引張つたと
きは、係合子を押動板の底面に圧接させるばね10と第一
カム28と第二カム29の中間の高さを有する第四の面カム
31との組み合わせにより、係合子は強制的にカム31aの
面(ト)の上に押し上げられる。この場合面(ト)はカ
ム28に向け低くなるよう傾斜しているので係合子6は第
7図6′のようにカム28に向け傾いた状態をとつてカム
31から離れて摺動面35を後進する。然も後方の枢軸16で
枢支された枢支板は僅かに傾斜した状態で係合子の平行
四辺形筒体17の後方を前方よりやや強くカム31面に押上
てるので該筒体は底面の大部分がカム31aの傾斜面
(ト)に乗つて滑る。それによつて筒体底面の稜及び角
に特に応力が加わつて損傷することがない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の押動板係止装置は、係合
子を押動板の底面に圧接させるばねと第一カムと第二カ
ムの中間の高さを有する第四の面カムとの組み合わせに
より、係止時に押動板に係止を外すような無理な力がか
かつた場合でも、係合子が第4の面カムに押し上げられ
て後進するから、係合子を損じない効果がある。
又、前記係止装置を具える緩速発進装置は、定荷重ば
ねによる緩やかな等速でピストン棒、即ち押動板を発進
させる効果があり、急速発進抑制手段を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明緩速発進装置の縦断面図、第2図は第1
図の右側面図、第3図は第1図装置の分解斜視図、第4
図はピストン棒、即ち押動板を第1図の上方からみた平
面図、第5図はカム組立体の詳細平面図、第6図は第5
図のB−B線に沿う矢視断面図で各カムの面の高さを示
し、第7図は第5図のA−A線に沿う矢視断面図、第8a
図は係合子の立面図、第8b図は同底面図である。 1:往復動ピストン 2:緩和吸気口 3:気筒 4:ピストン棒(押動板) 5:枢支板 6:係合子 8:ドラム 9:定荷重ばね 10:コイルばね 11:シール 12:ねじ 25:カム組立体 26、27:側畝 28:第一面カム 29:第二面カム 30:第三面カム 31:第四面カム 32:案内畝 35:摺動面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/00 G05G 1/00 - 25/04 G11B 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緩和吸気口を一方に具える気筒に急速排気
    の状態で収容され排気側にピストン棒の押動板を具えた
    往復動ピストンと、気筒に収容されたピストンを排出す
    る方向に付勢するよう配設されたばねと、ピストンを気
    筒内端に押込んだとき気筒外で押動板を係止し押動板を
    気筒に向け押動すると係止離脱となる押動によつて係脱
    する係止装置とからなる緩速発進装置の係止装置であつ
    て、前記押動板上に丘状に隆起したカム組立体と、軸方
    向を横切つて移動しうるよう枢支板に支持され前記カム
    組立体の実質的前端に係脱し押動板上を摺動する台形筒
    体の係合子と、後方で枢支された前記枢支板を介して前
    記係合子の底面を前記押動板に圧接するばねよりなり、
    前記カム組立体は押動板上を長手方向に前進する係合子
    を押動板の片側縁に案内するため該片側縁との間に少な
    くとも係合子の通路を介在させて設けられる台形の第一
    周辺カムと、第一カムと前記片側縁との間にあつて前進
    する係合子の全底面に接してその底面を第一カムの頂面
    を超えざる高さで押動板面より浮上らせるため係合子の
    受入方向に向け一部に昇り面があつて前端縁が第一カム
    の前端縁より後方に終つている台形隣廓の第二の面カム
    と、第二カムの前端に隣接し第一カムの前端縁の延長線
    と前記片側縁の間に第二カムの高さより低く設けられた
    前方に向け末広がりのL状に屈曲した第三の面カムと、
    第一カムと第二カムの間にあつて前端縁を第二カムの前
    端縁と揃え第一と第二カムの高さの中間の高さを有する
    第四の面カムを有することを特徴とした押動板係止装
    置。
  2. 【請求項2】緩和吸気口を一方に具える気筒に急速排気
    の状態で収容され排気側にピストン棒の具えた往復動ピ
    ストンと、気筒の排気側にばね巻き込み部がありばね端
    が気筒内に沿つてピストンに至つてピストンに結合され
    たうず巻状定荷重ばねと、請求項1記載の押動板係止装
    置とからなる緩速発進装置。
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CN108458034B (zh) * 2018-03-20 2024-04-19 华中科技大学 可调载荷金属零刚度隔振器
CN108458168B (zh) * 2018-03-20 2023-08-25 华中科技大学 一种智能恒力减振支架

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