JP3036795U - 飼育設備 - Google Patents

飼育設備

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JP3036795U
JP3036795U JP1996010338U JP1033896U JP3036795U JP 3036795 U JP3036795 U JP 3036795U JP 1996010338 U JP1996010338 U JP 1996010338U JP 1033896 U JP1033896 U JP 1033896U JP 3036795 U JP3036795 U JP 3036795U
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breeding
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JP1996010338U
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Inventor
武 峯川
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トキワ科学器械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に形成された複数の飼育空間が外気に対
し陰圧とされた飼育設備において、個々の飼育空間内の
温度を均一化する。 【解決手段】 前面側に前面扉47を有するラック1内
に、飼育ケージが複数配置される飼育設備であって、ラ
ック1内に、前方から、前面扉47に臨む空間Kと、飼
育ケージが載置される棚板2により上下に仕切られた複
数の飼育空間Sと、飼育空間Sの背面に立設された仕切
板7と、飼育空間S内の空気を仕切板7を介して排気す
る排気ダクト6と設けるとともに、空間Kに、清浄空気
を供給する給気口21を連結し、かつ仕切板7に、飼育
空間Sから排気ダクト6に向かう気流に抵抗を与え、個
々の飼育空間Sからの排気量を均一化する排気均一化手
段31を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部に形成された複数の飼育空間が外気に対し陰圧とされた飼育設 備に係り、特に、個々の飼育空間内の温度を均一化するための飼育設備の改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
動物飼育用の飼育ケージが収容される飼育設備及びその設置例を図3ないし図 5に示す。符号1は直方体状をなすラックで、ラック1の周囲は板体により覆わ れ、かつラック1内は、飼育ケージ載置用の棚板2により複数の飼育空間Sに分 割されている。また、飼育空間Sの前面側は、上端縁に設けられたヒンジ3を支 点として上下に揺動自在な扉4(図3)あるいは側方に移動自在な引戸5(図3 )により覆われている。符号6は、飼育空間2の後方に、仕切板7を介して設け られた排気ダクトで、その上端には、排気口8が設けられている。更に、符号9 は、扉4または引戸5に設けられた通気孔、符号10は、仕切板7に設けられた 通気孔である。
【0003】 飼育設備は、図5に示すように背面を飼育室11の壁面に向け、かつ扉4(ま たは引戸5)を通路側に向けた状態で飼育室11内に設置され、かつ排気口8は 、ホース12を介して排気フィルタユニット(図示せず。)に接続されている。 また、符号13,14はそれぞれ飼育室11における空気の吹き出し口及び排気 口で、吹き出し口13から図5中矢印Aで示すように吹き出された定温の清浄空 気を、排気口14から図5中矢印Bで示すように回収することにより、飼育室1 1内の空調及び空気浄化が行われる。
【0004】 排気フィルタユニットを作動させると、排気ダクト6内の空気が排気口8及び ホース12を介して吸引されて排気ダクト6内が飼育空間Sに対し陰圧となり、 飼育空間S内の空気が、図5中矢印Cで示すように通気孔10を介して排気ダク ト6内に吸引されて、飼育空間S内が飼育室11内に対し陰圧となる。すると、 飼育室11内の空気が、図5中矢印Dで示すように通気孔9を介して飼育空間S 内に吸引され、その結果、ラック1内には、通気孔9から飼育空間S及び排気ダ クト6を経て排気口8に至る定向気流が形成される。
【0005】 そして、上記のように飼育室11内の清浄な空気を飼育空間S内に通過させる ことにより、飼育空間S内に載置された飼育ケージ内の動物を、常時清浄な環境 下に置くことが可能となる。また、ラック1内が飼育室11内より陰圧であるた め、飼育ケージ内の動物から作業者への空気感染や、飼育ケージ内の動物による アレルギーの発生等が防止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に飼育室11の吹き出し口13は天井に設置され、かつ排気口 14は部屋の下方に設置されるため、飼育室13内には上方から下方向けの気流 が形成され、かつこの気流の温度は、冷房の場合吹き出し口13に近いほど低く 、排気口14に近いほど高くなる(暖房の場合にはその逆となる)。一方、飼育 空間S内の空気は、図5に示すように、個々の飼育空間Sの前方に開口する通気 孔9から吸引されるため、上段側の飼育空間Sには吹き出し口13に近い空気が 、下段側の飼育空間Sには排気口14に近い空気がそれぞれ吸引される。
【0007】 その結果、上記従来の飼育設備では、上段側の飼育空間Sと下段側の飼育空間 Sとの間で、吸引する空気の温度差に起因する温度差が生じ、飼育設備内におけ る動物の実験環境を均一に保つことができないという問題が生じていた。本考案 は上記事情に鑑みてなされたもので、内部に形成された複数の飼育空間が外気に 対し陰圧とされた飼育設備において、個々の飼育空間内の温度を均一化すること をその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前面側に前面扉を有し、かつ周囲が板体によって覆われたラック内 に、飼育ケージが複数配置される飼育設備であって、前記ラック内に、前方から 、前記前面扉に臨む空間と、飼育ケージが載置される棚板により上下に仕切られ た複数の飼育空間と、前記飼育空間の背面に立設された仕切板と、前記飼育空間 内の空気を前記仕切板を介して排気する排気ダクトとを設けるとともに、前記空 間に、清浄空気を供給する給気口が連結され、かつ前記仕切板に、前記飼育空間 から前記排気ダクトに向かう気流に抵抗を与えることにより、個々の前記飼育空 間からの排気量を均一化する排気均一化手段を設けたことを特徴としている。
【0009】 ここで、前記排気均一化手段には、例えば、前記仕切板に形成された複数の小 孔、あるいは、前記仕切板に張設された抵抗増加材が使用される。
【0010】 また、前記前面扉は、前記ラックの前面に張設され、前記ラックの前面を密閉 可能に覆う軟質樹脂製のシートと、前記ラックの上端に設けられ、前記シートの 繰り出し/巻き取りを行うことにより、前記シートを上下動させるシート収納部 とから構成されていることが望ましく、かつ前記シートを透明であることが望ま しい。一方、前記給気口が、通過空気を清浄化する清浄化フィルタを設けてもよ い。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき、本考案の具体的な実施形態について説明する。なお、以 下の説明中、上記従来の飼育設備と同様の構成を有する部分については、同一の 符合を付してその説明を省略する。
【0012】 本考案に係る飼育設備及びその設置例を図1及び図2に示す。この飼育設備の 場合、ラック1内に設置された棚板2の前面がラック1の前面より所定量だけ後 退するよう、棚板2の奥行きが規制されており、その結果、棚板2の前面とラッ ク1の前面との間には、所定の奥行きを有する空間Kが、ラック1内の全面にわ たり形成されている。
【0013】 また、符合21は、ラック1の下端に形成された給気口21である。この給気 口21は、下方から空間Kに接続され、その結果、給気口21を介して、空間K 内への空気の供給が可能となっている。更に、符合22は、給気口21の前面に 取り付けられ、通過空気を清浄化する清浄化フィルタである。
【0014】 符合31は、仕切板7に形成された複数の小孔(排気均一化手段)で、具体的 には、直径約3mmの円孔を、仕切板7の全面にわたり、仕切板7に対する有効 開口率が約3%となるよう形成したものである。因みに、高さ約1700mm、 幅約1500mmのラット用飼育設備の場合、仕切板7には約700個の小孔2 1が形成されている。
【0015】 一方、符号41は、ラック1の前面に、その下端がラック1の上端に位置する よう水平に支持されたシート収納部で、このシート収納部41内には、透明軟質 樹脂製のシート42が巻回されたローラ43が、シート収納部41の長手方向に 沿った軸回りに回転自在に支持され、このローラ43の回転により、下方へのシ ート42の繰り出し/巻き取りが可能となっている。
【0016】 符号44は、ラック1前面の左右両端部にそれぞれ立設されたレールカバーで 、このレールカバー44の内部には、案内レール(図示せず。)が設けられ、か つレールカバー44間には、可動バー45が、レールカバー44に沿って上下動 自在かつ水平に支持されている。また、ラック1前面の下端縁には、固定バー4 6が水平に支持されている。
【0017】 更に、シート収納部41、レールカバー44、及び可動バー45に囲まれた空 間には、シート収納部41から繰り出されたシート42が、上下動自在に張設さ れている。ここで、シート42の下端は可動バー45に支持され、かつ左右両端 は、それぞれレールカバー44内に上下動自在に巻き込まれている。その結果、 シート42は可動バー45と連動して上下動自在とされ、かつ可動バー45を固 定バー46に上方から当接するまで下降させることにより、シート42によるラ ック1の密閉が可能となっている。そして、これらシート収納部41ないし固定 バー46から、上下に開閉自在な前面扉47が形成されている。
【0018】 次いで、上記構成を有する飼育設備における空気の流れについて、図2ととも に以下に説明する。飼育室11内に設置された飼育設備の前面扉47を閉じて排 気フィルタユニットを作動させると、排気ダクト6内の空気が排気口8及び排気 口8に接続されたホース12を介して吸引され、排気ダクト6内が飼育空間Sに 対し陰圧となる。
【0019】 その結果、飼育空間S内の空気が、図2中矢印Eで示すように小孔31を介し て排気ダクト6内に吸引され、飼育空間S内が飼育室11内に対し陰圧となる。 すると、飼育室11内の空気が、図2中矢印Fで示すように給気口21からラッ ク1内に吸引され、ラック1内には、給気口21から排気口8に至る定向気流が 形成される。
【0020】 ところで、この飼育設備においては、仕切板7に、その全面にわたり複数の小 孔31が設けられているため、仕切板7における気体の通過性が、従来のような 通気孔10を設けた場合に比べ低下する。その結果、個々の飼育空間Sから排気 ダクト6に向かう気流が、仕切板7を通過する際に抵抗を受け、この抵抗に応じ た値に均一化される。
【0021】 更に、飼育空間Sの前方には、ラック1内の全面にわたり空間Kが形成されて いるため、個々の飼育空間S内における気流の均一化に伴い、給気口21からラ ック1内に吸引された空気が、この空間K内に短時間ながら滞留する。しかも、 空間K内に滞留する空気は全て同一の給気口21から吸引されたものであるため 、その温度は均一となる。
【0022】 従って、この飼育設備の場合、給気口21から空間K内に吸引された空気は、 最も近い飼育空間Sに直接吸引されることなく、空間K内にて、図2中矢印Gで 示すように個々の飼育空間S内に順次分配され、飼育空間Sから排気ダクト6に 等量ずつ排気される。すなわち、この飼育設備によれば、給気口21から吸引さ れた、飼育室11由来の定温かつ清浄な空気を、個々の飼育空間S内に均一に分 配させることにより、個々の飼育空間S内に載置された飼育ケージ内の動物を、 常時均一な温度かつ清浄な環境下に置くことが可能となる。
【0023】 また、ラック1内が飼育室11内より陰圧であるため、飼育ケージ内の動物か ら作業者への空気感染や、飼育ケージ内の動物によるアレルギーの発生等が防止 されることは言うまでもない。
【0024】 更に、前面扉47が上下動自在なシート42により開閉自在とされているため 、前面扉47をを開けた場合でも、シート42がシート収納部41内に収納され 、作業者の作業の邪魔となることもない。また、飼育設備の前面が一枚の透明な シートで覆われているため、飼育空間S内の観察も容易である。しかも、前面扉 47には市販の密閉型ロールスクリーンがそのまま適用可能であるため、前面扉 47の設置に要する費用も安価で済む。
【0025】 一方、給気口21の前面に清浄化フィルタ22を設けたため、飼育室11内に おける塵等のラック1内への侵入が防止され、ラック1内に導入される空気が一 層清浄化されるという効果もある。
【0026】 なお、この飼育設備では、仕切板7に形成された複数の小孔31を排気均一化 手段としたが、仕切板7に例えばフィルタのような抵抗増加材を張設し、排気均 一化手段とすることも可能である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案の飼育設備の場合、仕切板に、飼育空間から排気ダ クトに向かう気流に抵抗を与えて個々の前記飼育空間内からの排気量を均一化す る排気均一化手段を設け、かつ個々の飼育空間の前方に、ラック内の全面にわた り空間を形成したため、飼育空間内における気流の均一化に伴い、給気口からラ ック内に吸引された空気が、この空間内に滞留後、個々の飼育空間内に順次分配 され、飼育空間から排気ダクトに等量ずつ排気される。しかも、空間内に滞留す る空気は全て同一の給気口から吸引されたものであるため、その温度は均一とな る。その結果、本考案の飼育設備によれば、個々の飼育空間内の温度を均一化し 、飼育設備内における動物の実験環境を均一に保つことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る飼育設備の構造の例を示す飼育
設備の断面図である。
【図2】 本考案に係る飼育設備における気流の状況を
示す飼育設備の断面図である。
【図3】 従来の飼育設備における気流の状況を示す飼
育設備及び飼育室の断面図である。
【図4】 従来の飼育設備の例を示す上方斜視図であ
る。
【図5】 従来の飼育設備の例を示す上方斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ラック 2 棚板 6 排気ダクト 7 仕切板 21 給気口 22 清浄化フィルタ 31 小孔(排気均一化手段) 41 シート収納部 42 シート 47 前面扉 K 空間 S 飼育空間

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側に前面扉を有し、かつ周囲が板体
    によって覆われたラック内に、飼育ケージが複数配置さ
    れる飼育設備であって、 前記ラック内に、前方から、前記前面扉に臨む空間と、
    飼育ケージが載置される棚板により上下に仕切られた複
    数の飼育空間と、前記飼育空間の背面に立設された仕切
    板と、前記飼育空間内の空気を前記仕切板を介して排気
    する排気ダクトと設けるとともに、 前記空間に、清浄空気を供給する給気口が連結され、か
    つ前記仕切板に、前記飼育空間から前記排気ダクトに向
    かう気流に抵抗を与えることにより、個々の前記飼育空
    間からの排気量を均一化する排気均一化手段を設けたこ
    とを特徴とする飼育設備。
  2. 【請求項2】 前記排気均一化手段が、前記仕切板に形
    成された複数の小孔から構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の飼育設備。
  3. 【請求項3】 前記排気均一化手段が、前記仕切板に張
    設された抵抗増加材から構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の飼育設備。
  4. 【請求項4】 前記前面扉が、前記ラックの前面に張設
    され、前記ラックの前面を密閉可能に覆う軟質樹脂製の
    シートと、前記ラックの上端に設けられ、前記シートの
    繰り出し/巻き取りを行うことにより、前記シートを上
    下動させるシート収納部とから構成されていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の飼育設
    備。
  5. 【請求項5】 前記シートが透明であることを特徴とす
    る請求項4記載の飼育設備。
  6. 【請求項6】 前記給気口に、通過空気を清浄化する清
    浄化フィルタを設けたことを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項記載の飼育設備。
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