JP3045943B2 - 背もたれ付き椅子 - Google Patents

背もたれ付き椅子

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JP3045943B2
JP3045943B2 JP7045273A JP4527395A JP3045943B2 JP 3045943 B2 JP3045943 B2 JP 3045943B2 JP 7045273 A JP7045273 A JP 7045273A JP 4527395 A JP4527395 A JP 4527395A JP 3045943 B2 JP3045943 B2 JP 3045943B2
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正光 宮下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は背もたれ付き椅子に関
し、更に詳細には背もたれ部が一端部に設けられた背支
杆の途中に、背もたれ部を起立方向に付勢する付勢部材
が設けられ、且つ前記背もたれ部に付勢部材の付勢力に
抗する力を作用させたとき、背もたれ部が後方に傾動可
能となるように、前記背支杆の他端部が座部に回動自在
に装着されて成る背もたれ付き椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】背もたれ付き椅子は、図1に示す様に、
脚部(図示せず)から立設された支柱10の先端部に装
着された座部12の裏面側に、一端部に背もたれ部14
が設けられた背支杆16の他端部18が回動自在に取り
付けられている。この背支杆16の途中には、背もたれ
部14を起立させる方向に付勢する付勢部材としてのバ
ネ部材20が設けられている。このため、背もたれ部1
4に対してバネ部材20の付勢力に抗する方向(図1に
示す矢印F方向)から力を加えることによって、背もた
れ部14を後方に傾動させることができる。次いで、矢
印F方向の力を除去すると、バネ部材20の付勢力によ
って背もたれ部14は起立状態に再び復帰する。
【0003】この様な、背もたれ付き椅子において、背
支杆16の他端部18を椅子12の裏面側に回動自在に
取り付ける従来の取付金具を図5に示す。図5におい
て、座部12の本体に直接固着されている座受金具10
0には、支柱10の先端部が取り付けられる支柱座受金
具102と背支杆16の他端部18を取り付ける背支杆
取付金具104とが設けられている。この背支杆取付金
具104は、図6(a)に示す如く、座受金具100の
一部を切り起こして形成した板状の取付板105、10
6から構成される。かかる座受金具100に背支杆16
の他端部18を取り付ける際には、背支杆16の他端部
18を背支杆取付金具104の取付板105、106間
に挿入し、軸27により取付板105、106と背支杆
16の他端部18とを軸着する。この様にして座受金具
100に他端部18が取り付けられた背支杆16には、
バネ部材20が装着される。このバネ部材20は、座受
金具100に穿設された穿設孔108に挿入されたネジ
26に、背支杆16の途中に穿設された穿設孔25、バ
ネ23、バネカバー24、座金22、及びグリップ21
等を順次挿入することによって、背支杆16に装着でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6に示す背
支杆取付金具104の板状体105、106には、背支
杆16の他端部18を容易に取り付けすることができ
る。しかしながら、背支杆取付金具104の板状体10
5、106は、座受金具100の一部を切り起こして形
成するため、座受金具100と同一厚さとなり、板状体
105、106のみを厚くして強度の向上を図ることは
困難である。このため、背もたれ部14に図1に示す方
向Fに荷重を繰り返し加える耐久試験を行ったとき、背
支杆16の他端部18を取り付けた板状体105、10
6に亀裂が発生し易いことが判明した。かかる亀裂が発
生した板状体105、106に装着された背支杆16
に、更に方向Fに荷重を繰り返し加えると、最終的に板
状体105、106が破損して背支杆16が座部12か
ら脱落するため、安全上問題である。更に、板状体10
5、106は、強度等の観点から形状は重要であるが、
切り起こして形成した板状体105、106の形状には
バラツキが発生し易いことも判明した。
【0005】一方、板状体105、106のみの板厚を
厚くして強度の向上を図るべく、図6(b)に示す如
く、U字状に形成した金具110を、金具110の両端
部が座受金具100に穿設した二つの穿設孔112から
突出するように、座受金具100に溶接114によって
固着することが考えられる。この様に、金具110を座
受金具100と別体に形成することによって、金具11
0の板厚のみを厚くすることができる。しかし、図
(b)の如く、金具110を座受金具100と別体に形
成することは、部品点数が増加すると共に、金具110
を座受金具100に固着することを必要とするため、組
み立て作業工程数も増加する。そこで、本発明の目的
は、部品点数及び組み立て作業工程数が増加せず、且つ
一端部に背もたれ部が設けられた背支杆の他端部を座部
に回動自在に装着する取付部の強度を、容易に向上し得
る背もたれ付き椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく検討したところ、背支杆16の他端部18
が取り付けられる背支杆取付金具104の近傍に設けら
れた支柱座受金具102は、脚部から立設された支柱1
0の先端部が装着されるため、座受金具100と別体に
形成され且つ座受金具100よりも厚い部材によって形
成される。このため、かかる支柱座受金具102から延
出した延出部に、背支杆16の他端部18を取り付ける
ことによって、部品点数及び組み立て作業工程数を増加
させることなく背支杆16の他端部18の取付部を高強
度に形成できることを知り、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、背もたれ部が一端部
に設けられた背支杆の途中に、背もたれ部を起立方向に
付勢する付勢部材が設けられ、且つ前記背もたれ部に付
勢部材の付勢力に抗する力を作用させたとき、背もたれ
部が後方に傾動可能となるように、前記背支杆の他端部
が座部に回動自在に装着されて成る背もたれ付き椅子に
おいて、該座部の裏面側に固着された座受部と、前記座
受部とは別体に形成されて前記座受部に固着された支柱
受部とが脚部から立設された支柱の先端部に取り付けら
れていると共に、前記支柱受部から座部後方に延出され
て形成された二枚の板状体から成る延出部に、前記背支
杆の他端部が回動自在に装着され、且つ前記延出部を含
む支柱受部が、前記座受部を形成する部材よりも厚い部
材によって形成されていることを特徴とする背もたれ付
き椅子にある。
【0008】
【作用】本発明によれば、脚部から立設された支柱の先
端部に取り付けられ、最大の力が作用するために高強度
に形成された支柱受部から延出された延出部に、背支杆
の他端部が回動自在に装着されている。このため、支柱
受部を形成する部材と同一部材によって延出部を形成す
ることができ、部品点数を増加させることなく背支杆の
他端部の取付部を高強度に形成することができる。しか
も、延出部は支柱受部と一体に形成され、支柱受部を座
部に固着する際に、延出部も座部に同時に固着されるた
め、組み立て作業工程数を増加させることもない。
【0009】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図2は、前
述した背もたれ付き椅子に装着される金属製の支柱受部
の一実施例を示す斜視図である。図2に示す支柱受部3
0には、支柱10の先端部が取り付けられる取付孔32
が穿設された支柱受部本体34から板状の延出部35、
36が延出され、その先端部には、図5に示す軸27が
挿入されて背支杆16の他端部18が軸着される挿入孔
が穿設されている。かかる延出部35、36を含む支柱
受部30は、プレス打ち抜き加工によって形成すること
ができる。
【0010】図2に示す延出部35、36を含む支柱受
部30は、図3に示す様に、支柱受部30と別体に形成
された金属製の座受部40の所定位置に溶接等によって
固着され、座受部40も四隅に穿設された取付孔41、
41・・に挿入されるビス等によって座部12の本体裏
面側に固着される。かかる本実施例においては、図6
(a)に示す如く、座受金具100の一部を切り起こし
て板状の取付板105、106を形成することがなく、
支柱受部30と座受部40とから成る取付具の形成工程
を簡略化できる。更に、背支杆16の他端部18を取り
付ける背支杆取付部としての板状の延出部35、36
も、プレス打ち抜き加工によって形成でき、その形状等
も精密に成形可能である。尚、図3から明らかな様に、
支柱受部30から延出された板状の延出部35、36の
間隔は、座受部40よりも幅狭に形成されている。
【0011】しかも、本実施例においては、脚部から立
設された支柱10の先端部に取り付けられ、最大の力が
作用するために高強度に形成された支柱受部本体34か
ら延出された板状の延出部35、36が、背支杆16の
他端部18を取り付ける取付部である。このため、延出
部35、36を、座受部40よりも厚い部材によって形
成された支柱受部本体34と同一厚さに形成でき、図6
(a)に示す板状の取付板105、106よりも高強度
とすることができる。更に、延出部35、36を含む支
柱受部30は、支柱受部30と別体に形成された金属製
の座受部40の所定位置に溶接等によって固着される
が、従来の図5に示す支柱座受金具102も座受金具1
00に溶接等によって固着されている。このため、図6
(b)に示す如く、U字状に形成した金具110を座受
金具100に溶接等によって固着するような、組み立て
作業工程数を増加させることもない。
【0012】図3に示す座受部40を、その取付孔4
1、41・・に挿入されるビス等によって座部12の裏
面側に固着した後、図5に示した様に、背支杆16の他
端部18を板状の延出部35、36間に挿入し、軸27
によって延出部35、36と背支杆16の他端部18と
を軸着する。この様にして座受部40に他端部18が取
り付けられた背支杆16には、バネ部材20が装着され
る。このバネ部材20は、座受部40に穿設された穿設
孔42に挿入されたネジ26に、背支杆16の途中に穿
設された穿設孔25、バネ23、バネカバー24、座金
22、及びグリップ21等を順次挿入することによっ
て、背支杆16に装着できる。
【0013】座部12の裏面に設けられた支柱受部30
の延出部35、36に背支杆16の他端部18が装着さ
れた背もたれ付き椅子は、図1に示す様に、脚部(図示
せず)から立設された支柱10の先端部が支柱受部本体
34に穿設された取付孔32に取り付けられている。か
かる椅子において、支柱受部本体34から延出された板
状の延出部35、36に、他端部18が回動自在に軸着
された背支杆16は、その途中に背もたれ部14を起立
させる方向に付勢するバネ部材20が設けられている。
このため、背もたれ部14に対してバネ部材20の付勢
力に抗する方向(図1に示す矢印F方向)から力を加え
ることによって、背もたれ部14を傾動させることがで
きる。次いで、矢印F方向の力を除去すると、バネ部材
20の付勢力によって背もたれ部14は起立状態に再び
復帰することができる。
【0014】かかる図1に示す椅子において、背もたれ
部14に図1に示す方向Fに荷重を繰り返し加える耐久
試験を行ったとき、従来の図5に示す座受金具100の
一部を切り起こして形成した板状の取付板105、10
6では亀裂が発生した回数でも、延出部35、36には
亀裂が発生せず、安全上問題なかった。ところで、図4
に示す様に、座受部40の一部を切り起こして板状の取
付板42、43を形成した場合であっても、取付板4
2、43を延出部35、36内に挟み込むように、支柱
受部30を座受部40に溶接等により固着することによ
って、取付板42、43を補強することができる。尚、
取付板42、43の間に、延出部35、36が挟み込ま
れるように、支柱受部30を座受部40に固着してもよ
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、背支杆の一端部を座部
に装着する装着部の耐久性を向上させることができ、背
もたれ部を繰り返し傾動させても装着部に亀裂等が発生
することがなく、安全な椅子を提供することができる。
更に、部品点数及び組み立て作業工程数も増加せず、安
全な椅子を低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子の一実施例を示す部分断面図
である。
【図2】図1に示された椅子の座部の裏面側に設けられ
る延出部35、36を含む支柱受部30の斜視図であ
る。
【図3】図2に示す支柱受部30が固着された座受部4
0の斜視図である。
【図4】他の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の背支杆の取付部を説明する斜視図であ
る。
【図6】図5に示す取付部の部分拡大図である。
【符号の説明】
110 支柱 12 座部 14 背もたれ部 16 背支杆 18 背支杆16の他端部 20 バネ部材 30 支柱受部 32 支柱10の先端部の取付孔 34 支柱受部本体 35、36 延出部 40 座受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−15447(JP,U) 実開 平6−61150(JP,U) 実開 平5−28245(JP,U) 実開 昭62−142947(JP,U) 実公 平6−20456(JP,Y2) 実公 昭47−29771(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 3/00 - 7/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれ部が一端部に設けられた背支杆
    の途中に、背もたれ部を起立方向に付勢する付勢部材が
    設けられ、 且つ前記背もたれ部に付勢部材の付勢力に抗する力を作
    用させたとき、背もたれ部が後方に傾動可能となるよう
    に、前記背支杆の他端部が座部に回動自在に装着されて
    成る背もたれ付き椅子において、 該座部の裏面側に固着された座受部と、前記座受部とは
    別体に形成されて前記座受部に固着された支柱受部とが
    脚部から立設された支柱の先端部に取り付けられている
    と共に、 前記支柱受部から座部後方に延出されて形成された二枚
    の板状体から成る延出部に、前記背支杆の他端部が回動
    自在に装着され、 且つ前記延出部を含む支柱受部が、前記座受部を形成す
    る部材よりも厚い部材によって形成されていることを特
    徴とする背もたれ付き椅子。
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