JP3053285B2 - 電子内視鏡装置の信号伝送処理回路 - Google Patents

電子内視鏡装置の信号伝送処理回路

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JP3053285B2
JP3053285B2 JP3351270A JP35127091A JP3053285B2 JP 3053285 B2 JP3053285 B2 JP 3053285B2 JP 3351270 A JP3351270 A JP 3351270A JP 35127091 A JP35127091 A JP 35127091A JP 3053285 B2 JP3053285 B2 JP 3053285B2
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茂夫 鈴木
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子内視鏡装置の信号伝
送処理回路、特に患者回路がアイソレーションデバイス
によって出力回路に接続されている電子内視鏡装置にお
けるビデオ信号の伝送処理回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】先端部に設けられた固体撮像素子である
CCD(ChargeCoupled Device )により、消化管等の
体腔内を観察する電子内視鏡装置が周知であり、この種
の電子内視鏡装置では上記CCDにて撮像された被観察
体内の画像がモニタ上に表示されることになり、モニタ
上に表示された画像を観察しながら、診断や各種の処置
が行われる。
【0003】第10図には、従来の電子内視鏡装置の概
略構成が示されており、図示のように外部プロセッサ装
置1に電子内視鏡2が接続され、この電子内視鏡2の挿
入部先端に固体撮像素子である上記CCD3が配設され
ている。一方、外部プロセッサ装置1内で、患者回路と
してCCDドライバ4及びビデオ信号の増幅処理等をす
る信号処理回路5が設けられ、これらの患者回路はアイ
ソレーションデバイス6を介して出力回路に接続されて
いる。この出力回路としては、A/D(アナログデジタ
ル)変換器7、フレームメモリ8、D/A(デジタルア
ナログ)変換器9、制御回路10等が設けられる。
【0004】従って、上記制御回路10及びCCDドラ
イバ4によりCCD3が駆動されると、このCCD3の
撮像により得られたビデオ信号は、信号処理回路5にて
カラー表示に対応したプロセス処理が施される。その後
に、ビデオ信号はアイソレーションデバイス6を介して
A/D変換器7へ入力されることになり、このデジタル
ビデオ信号はフレームメモリ8に記憶される。そして、
フレームメモリ8に格納されたビデオ信号はD/A変換
器9によりアナログ信号に変換され、この後に不図示の
モニタに出力されることになり、上記CCD3にて撮像
された映像はモニタ上にカラーで画像表示される。
【0005】上記において、アイソレーションデバイス
6はフォトカプラやパルストランス等からなり、患者回
路と出力回路とを電気的に遮断することにより、電子内
視鏡2を患者に適用する際の安全性を保つために設けら
れる。すなわち、上記フォトカプラの場合は電気信号を
一旦光信号に変換し再び電気信号に戻す動作を行うこと
により、患者回路と出力回路の間を電気的に遮断し、3
〜4kV以上の絶縁耐圧を維持している。また、パルス
トランスの場合はトランスが有する絶縁耐圧によって上
記両者間に所定の絶縁耐圧を維持することができ、この
ようなアイソレーションデバイス6により患者等に対す
る電気的安全性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける電子内視鏡装置の信号伝送処理回路では、上記ア
イソレーションデバイス6における温度条件や固有の特
性等によって、患者回路と出力回路との間で伝送される
ビデオ信号に変動が生じ、特にフォトカプラを用いる場
合に顕著となるという問題があった。すなわち、フォト
カプラでは発光ダイオードによってビデオ信号である電
気アナログ信号をその大きさに対応した光量に変換し、
この光量を例えばフォトトランジスタで電気信号に変換
しているが、このダイオード及びトランジスタが温度に
より影響を受けることになり、光変換効率が温度条件に
よってばらつくことになる。
【0007】また、アイソレーションデバイス6として
のフォトカプラやパルストランスは、生産ロットで個々
の部材に特性のばらつきがあるが、ビデオ信号は複数の
信号、例えばRGBの各信号毎に、或いは色差信号、輝
度信号毎にそれぞれのアイソレーションデバイス6を用
いて伝送されており、上記生産ロットによる特性のばら
つきによってビデオ信号の正確な伝送ができないという
問題があった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、アイソレーションデバイスを含め
て帰還制御ループを形成することにより、アイソレーシ
ョンデバイスとしてのフォトカプラにおける光変換効率
のばらつき、又はアイソレーションデバイスの固有特性
のばらつきが生じた場合でも、ビデオ信号を正確に伝送
することができる電子内視鏡装置の信号伝送処理回路を
提供することにある。
【0009】上記目的を達成するために、本発明は、患
者に適用される電子内視鏡側の患者回路とビデオ信号を
処理/出力する出力回路とがアイソレーションデバイス
にて接続される電子内視鏡装置の信号伝送処理回路にお
いて、上記出力回路側に設けられ、アイソレーションデ
バイスを介して伝送されたビデオ信号の振幅レベルを検
出する振幅検出回路と、この振幅検出回路の出力を患者
回路側に戻すためにデジタル的な所定信号に変換する変
換回路と、患者回路側に設けられ、アイソレーションデ
バイスを介して入力された変換信号を元の信号に再変換
する再変換回路と、この再変換回路の出力を帰還してビ
デオ信号のレベルを制御するレベル制御回路と、から構
成された制御ループを設けたことを特徴とする。上記変
換回路及び再変換回路としては、電圧周波数変換回路及
び周波数電圧変換回路や、A/D変換器及びD/A変換
器等とすることができ、またこの変換回路及び再変換回
路は、所定周波数信号に基づいて振幅検出回路出力を変
復調をする変調回路及び復調回路に置き換えることがで
きる。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、所定の処理が施されたビ
デオ信号はアイソレーションデバイスを伝送された後
に、その振幅レベルが検出されることになり、この振幅
レベルは例えば電圧ー周波数変換回路によって周波数信
号に変換される。この周波数信号は、アイソレーション
デバイスを介して患者回路側へ戻されると、周波数ー電
圧変換回路により元の電圧信号に変換される。
【0011】そして、振幅レベルの検出信号である電圧
信号はレベル制御回路に帰還する形で供給され、例えば
この電圧信号をビデオ信号がベース側に供給されたトラ
ンジスタのエミッタ側に入力することによって、出力ビ
デオ信号の振幅が制御される。従って、アイソレーショ
ンデバイスによってビデオ信号の振幅の変動が生じた場
合でも、この変動分を補償するように動作することにな
り、例えばフォトカプラの光変換効率が温度により変動
したとしても、その変換効率が一定となるように制御す
ることができる。
【0012】
【実施例】図1には、第1実施例に係る電子内視鏡装置
の信号伝送処理回路、すなわちアイソレーションデバイ
スを含んだ信号伝送処理回路の構成が示されており、図
において第1群のアイソレーションデバイス12はフォ
トカプラからなり、伝送される複数のビデオ信号毎に配
設される。すなわち、電気信号を光信号に変換する発光
ダイオードD1 と、光信号を電気信号に変換するフォト
ダイオードD2 及びトランジスタTR1 とから構成され
る。このアイソレーションデバイス12にて出力回路か
ら電気的に遮断された患者回路側には、入力端子Aに接
続して、ビデオ信号の直流成分をカットするコンデンサ
C1 、ビデオ信号に比例した電流をフォトダイオードD
1 に流すための制御トランジスタTR2 が設けられてい
る。
【0013】一方、出力回路側には上記トランジスタT
R1 の出力電流を電圧に変換するための出力トランジス
タTR3 が設けられ、この出力トランジスタTR3 のコ
レクタ端子側に出力端子Bが接続されており、この出力
端子Bと出力トランジスタTR3 の間に、振幅検出回路
13が設けられている。この振幅検出回路13は、入力
信号の振幅レベルを検出して所定のレベルに変換するレ
ベル変換器14と、ビデオ信号の基準レベル(黒レベ
ル)をクランプするクランプ回路とからなり、上記レベ
ル変換器14により検出信号は後述する周波数信号の伝
送が可能となるレベルに変換される。そして、この振幅
検出回路13には変換回路として電圧−周波数変換(V
−f変換)回路16が接続され、このV−f変換回路1
6は振幅検出回路13の出力電圧を周波数信号に変換す
る。図2には、上記V−f変換回路16の変換特性が示
されており、図示のようにV−f変換回路16によれ
ば、V L からVP まで変化するビデオ信号の電圧に比例
した出力周波数fL からfP を得ることができる。
【0014】また、上記V−f変換回路16の出力を患
者回路側に戻すために、アイソレーションデバイス17
が設けられ、このアイソレーションデバイス17はパル
ストランスで構成されている。このアイソレーションデ
バイス17には再変換回路として周波数−電圧変換(f
−V変換)回路18が接続されており、このf−V変換
回路18はアイソレーションデバイス17から出力され
た周波数信号を電圧に変換する。そして、このf−V変
換回路18が上記レベル制御回路としての制御トランジ
スタTR2 のエミッタ側に接続され、この制御トランジ
スタTR2 のベース側には入力ビデオ信号が供給される
ようになっている。従って、この制御トランジスタTR
2 によれば、上記f−V変換回路18の出力電圧が低く
なれば、それに対応した高いレベルのビデオ信号がコレ
クタ側に出力され、出力電圧が高くなればそれに対応し
た低いレベルのビデオ信号が出力されることになる。
【0015】次に、上記図1の構成による動作を、図3
に基づいて説明する。図3(a)には、図1の患者回路
側の入力端子Aに入力されるビデオ信号が示されてお
り、このビデオ信号はコンデンサC1 、制御トランジス
タTR2 を通り、アイソレーションデバイス(フォトカ
プラ)12を介して出力回路側に供給される。そして、
出力回路側では出力トランジスタTR3 を介してビデオ
信号が出力端子Bに供給されると共に、振幅検出回路1
3にも入力される。この振幅検出回路13では、レベル
変換器14にてビデオ信号の振幅レベルが検出されると
共に、この振幅レベルが、図3(b)に示されるレベル
の検出信号に変換される。この検出信号は、クランプ回
路15に供給されると、図3(c)に示されるクランプ
パルスにてその基準レベルが直流再生される。すなわ
ち、ビデオ信号には光学的に黒の部分(黒レベル信号)
がビデオ信号の基準レベルとして存在するので、検出信
号についてクランプをすることにより正確な検出を実行
しており、クランプされた信号は図3(d)に示される
ものとなる。
【0016】上記振幅検出回路13におけるクランプ回
路15の出力は、次段のV−f変換回路16により周波
数信号に変換され、この周波数信号はアイソレーション
デバイス17を介して患者回路側へ戻される。この電圧
信号の周波数変換は、周波数変換により電圧信号をデジ
タル的な信号に変換することを目的としており、これに
よってアイソレーションデバイス17を伝送する信号に
変動が生じないようにしている。そして、患者回路で
は、上記V−f変換回路16で変換された周波数信号が
f−V変換回路18で元の電圧信号に変換され、この電
圧信号は制御トランジスタTR2 のエミッタ側へ入力さ
れる。
【0017】そうして、上記V−f変換回路16の出力
電圧が制御トランジスタTR2 のエミッタ側へ入力され
ると、ベース側に入力されるビデオ信号の振幅が上記入
力電圧に対応したレベルでコネクタ側へ出力されること
になる。例えば、上記アイソレーションデバイス12に
よってビデオ信号に変動が生じ、ビデオ信号のレベルが
低下した場合はその低下分に比例した信号電圧が供給さ
れることになり、これにより制御トランジスタTR2 の
エミッタ電圧が低下するので、コレクタ側には上記低下
分が補われた電圧が出力される。また、逆にビデオ信号
の振幅が上昇した場合は制御トランジスタTR2 のエミ
ッタ電圧が上昇するので、コレクタ側には上記上昇分が
低減された電圧が出力されることになる。
【0018】このようにして、アイソレーションデバイ
ス17によってビデオ信号が変動した場合でも、その変
動分を補償することができ、各ライン毎のアイソレーシ
ョンデバイス12が温度により異なる影響を受けた場
合、又は各デバイスで異なる固有特性を有していた場合
でも、伝送されたビデオ信号に変動が生じることを防止
できる。
【0019】図4には、図1の回路の等価回路が示され
ており、以下に上記のビデオ信号に変動が生じない理由
を説明する。図において、A1 は制御トランジスタTR
2 のゲイン、H1 は電圧−電流変換効率、Hpは光変換
効率、HfeはトランジスタTR1 の電流増幅率(光ベー
ス電流に対するコレクタ電流の割合)、A2 は電流−電
圧変換効率、D1 は振幅検出回路の伝達関数、HA はV
−f変換回路16の変換効率(図2の傾きに相当す
る)、H2 はアイソレーションデバイス17の変換効
率、HB はf−V変換回路18の変換効率である。そし
て、図から明らかなように、A0 =A1 ・H1 ・Hp・
fe・A2 であり、β=D1 ・HA ・HB ・H 2 であ
る。そして、入力電圧をVIN、出力電圧をVoとする
と、(VIN−βVo)A0 =Voとなる。従って、出力
電圧Voと入力電圧VINとの比Vo/VINは、次の数式
1にて示される。
【0020】
【数式1】Vo/VIN=A0 /(1+A0 β) ここで、A0 β>>1とすれば、
【0021】
【数式2】 Vo/VIN=1/β=1/(D1 ・HA ・HB ・H2 ) となる。
【0022】上記数式2の結果から理解されるように、
制御ループの出力Voは、パラメータD1 ・HA ・HB
・H2 によって決定されることになる。すなわち、上記
のA 0 は制御トランジスタTR2 のゲインA1 と出力ト
ランジスタTR3 の電流−電圧変換効率A2 を大きくし
ておけば、上記光変換効率HpやトランジスタTR1の
電流増幅率Hfeが温度等の条件によって大きく変化した
としても、帰還量βにより決まることになる。そして、
上記パラメータD1 ・HA ・HB ・H2 は、温度変化等
によって影響を受けないので、アイソレーションデバイ
ス12の温度条件の相違や特性のばらつきによって伝送
中に変動が生じても、その変動分を補償したビデオ信号
を得ることができ、SN比の良好なビデオ信号を得るこ
とが可能となる。
【0023】次に、上記の信号伝送処理回路を組み込ん
だ実際の電子内視鏡装置の全体構成を図5及び図6によ
り説明する。図5に示されるように、外部プロセッサ装
置1に、コネクタ22を介して処理ユニット23が接続
され、この処理ユニット23に電子内視鏡2が一体に又
はコネクタによって接続される。この電子内視鏡2の先
端部には、CCD3が接続されると共に、先端から観察
光を出射するためのライトガイド24が配設されてい
る。実施例では、上記処理ユニット23内(或いは電子
内視鏡の操作部内等でもよい)に、CCDドライバ4及
び第1の信号処理回路25が配設されている。
【0024】図6には、上記CCDドライバ4を含む上
記第1の信号処理回路25の詳細な回路が示されてお
り、この第1の信号処理回路25内には、相関二重サン
プリング(CDS-Correlated Double Sampling )を用
いた自動利得制御部(AGC)27、クランプ処理、マ
トリクス処理、ガンマ補正、ブランキング等を行うプロ
セス処理部28、CCDドライバ4を含む各部へタイミ
ングパルスを供給するタイミングジェネレータ29が設
けられており、上記自動利得制御部27にCCD3の出
力が入力される。また、上記プロセス処理部28での各
処理を効率よく行うためにマイコン30及びインターフ
ェース31が設けられる。従って、処理ユニット23内
に設けられたCCDドライバ4及び第1の信号処理回路
25によれば、CCDドライバ4によってCCD3の駆
動制御が行われると共に、CCD3で得られた被観察体
内のビデオ信号に対しては、第1の信号処理回路25に
よって後述するメモリの前段までの画像処理が行われる
ことになる。
【0025】そして、外部プロセッサ装置1内には、上
述した図1のアイソレーションデバイスを含んだ信号伝
送処理回路33が設けられ、この信号伝送処理回路33
には上記第1の信号処理回路25から例えばRGBの各
ビデオ信号がそれぞれに設けられた第1群のアイソレー
ションデバイス12を介して伝送される。そして、この
信号伝送処理回路33にはA/D変換器34を介してフ
レームメモリ35が接続され、このフレームメモリ35
にはD/A変換器36を介して第2の信号処理回路37
が接続されており、この第2の信号処理回路37によっ
てモニタに出力するための出力処理が行われる。
【0026】また、外部プロセッサ装置1内に第2群の
アイソレーションデバイス38及び第3群のアイソレー
ションデバイス39が配設され、上記第2群のアイソレ
ーションデバイス38にはタイミングパルス発生回路4
0が接続され、第3群のアイソレーションデバイス39
には操作部(コントロールパネル)41が接続される。
上記タイミングパルス発生回路40は、タイミングパル
スを上記各構成部に出力すると共に、第2群のアイソレ
ーションデバイス38を介して電子内視鏡2側へ同期信
号(C−SYNC)、ブランキング信号(C−BL
K)、動作制御信号(4fSC)等のパルスを供給する。
一方、操作部41からは第3群のアイソレーションデバ
イス39を介して電子内視鏡2側へフリーズ、部分拡
大、電子シャッタ等の動作、γ値の設定等を行うための
制御信号が供給される。なお、トランス43、第1電源
回路44、第2電源回路45が設けられ、上記第1電源
回路44は電子内視鏡2内に配置されているCCDドラ
イバ4及び第1の信号処理回路25へ、第2の電源回路
45は外部プロセッサ装置1内の各処理回路へ電源を供
給する。
【0027】更に、上記電子内視鏡2内のライトガイド
24に光学的に接続された光源46が設けられ、この光
源46に光源電源47が接続され、上記光源46は光源
制御部48でコントロールされており、例えば面順次式
の場合はRGBフィルタを駆動させてRGB光が順次出
力されることになる。
【0028】以上の構成によれば、光量制御部48の制
御によって光源46から出力された光は、電子内視鏡2
内をライトガイド24にて伝達され、これによって観察
光が先端部から被観察体内へ照射される。そうすると、
CCDドライバ4で駆動制御されたCCD3により、上
記観察光によって照射された被観察体像が捉えられ、C
CD3からビデオ信号が第1の信号処理回路25へ供給
される。この第1の信号処理回路25では、所定の増
幅、クランプ、γ補正、ブランキング等の処理がビデオ
信号に施され、例えばRGBの各ビデオ信号が外部プロ
セッサ装置1へ供給される。
【0029】このようにして入力されたビデオ信号は、
図1に示されるように、コンデンサC1 を介して制御ト
ランジスタTR2 へ供給された後に、アイソレーション
デバイス12へ出力される。このアイソレーションデバ
イス12では、入力信号を発光ダイオードD1 により電
気−光変換し、更にフォトダイオードD2 によって光−
電気変換すると共に、トランジスタTR1 にて増幅して
おり、この増幅されたされたビデオ信号は出力回路側の
出力トランジスタTR3 へ出力される。従って、このア
イソレーションデバイス12により、患者回路と出力回
路とが電気的に遮断されることになる。そして、上記出
力トランジスタTR3 の出力は、振幅検出回路13に供
給され、ここでビデオ信号の振幅レベルが検出され所定
のレベルの電圧に変換される。この振幅検出回路13の
出力は、周波数信号に変換された後に、アイソレーショ
ンデバイス17を介して患者回路側に戻され、もう一度
振幅レベルを示す電圧信号に変換された後に、この信号
電圧が制御トランジスタTR2 へ出力される。従って、
この信号電圧によってビデオ信号のレベルが制御され、
ビデオ信号がアイソレーションデバイス12の影響によ
って変動した場合には、その変動をなくす方向に制御さ
れることになる。
【0030】上記のようにして、患者回路と出力回路と
の間を伝送されたビデオ信号は、A/D変換器34を介
してフレームメモリ35へ一旦記憶され、その後に読み
出されると、D/A変換器36を介して第2の信号処理
回路37へ入力されることになり、この第2の信号処理
回路37からRGBの各信号、Y/C信号等がモニタへ
出力される。なお、タイミングパルス発生回路40から
は同期信号がモニタへ出力される。このようにして、モ
ニタ上には被観察体内の画像がカラー表示される。
【0031】上記の信号伝送処理回路33によれば、ビ
デオ信号の振幅レベルの変動を検出しているので、電子
内視鏡装置における環境の温度条件が変化して、アイソ
レーションデバイス12に特性の変化が生じたとして
も、また個々のアイソレーションデバイス12で特性が
異なっていたとしても、安定した状態でビデオ信号を伝
送できることになる。
【0032】次に、図7に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。図7において、患者回路側の入力端子Aに
は上記制御トランジスタと同様の構成の制御アンプ50
が接続され、出力側では上記出力トランジスタと同様の
構成の出力アンプ51が出力端子Bに接続して設けられ
る。そして、振幅検出回路13の出力を変換する変換回
路として、A/D変換器52が設けられ、このアナログ
−デジタル変換に対応して患者回路側にはD/A変換器
53が設けられる。
【0033】この第2実施例の構成によれば、出力回路
側の振幅検出回路13で検出されたビデオ信号の振幅レ
ベルに対応した電圧信号は、A/D変換器52によって
デジタル信号に変換され、このデジタル信号がアイソレ
ーションデバイス17を介して患者回路側へ伝送され
る。そして、D/A変換器53で元の電圧信号に変換さ
れた後に、制御アンプ50へ供給されることになり、こ
の制御アンプ50では第1実施例の場合と同様にしてビ
デオ信号のレベルが制御される。従って、アイソレーシ
ョンデバイス12で変動が生じても、その変動をなくし
たビデオ信号が得られることになる。なお、この場合ア
イソレーションデバイス17としてフォトカプラを用い
ることができる。
【0034】更に、図8に基づいて本発明の第3実施例
を説明する。図8は、振幅検出回路13の出力を変換す
る変換回路として、振幅変調(FM変調)回路を用いた
ものであり、出力回路側に振幅変調のための混合器55
及び発振器56が設けられ、患者回路側に復調のための
混合器57及び発振器58が設けられている。
【0035】この第3実施例によれば、振幅検出回路1
3で検出されたビデオ信号の振幅レベルに対応した電圧
信号は、発振器56の搬送波によって振幅変調され、ま
たアイソレーションデバイス17を介して伝送された信
号は、発振器57の搬送波によって復調されることにな
る。この場合も、第2実施例と同様に、変動のないビデ
オ信号を得ることができる。
【0036】また、上記各実施例では、アイソレーショ
ンデバイス12としてフォトカプラを用いた例を示した
が、パルストランスを用いても同様の効果を得ることが
できる。
【0037】更に、上記振幅検出回路13は、図9に示
される上記実施例以外の構成とすることができる。すな
わち、図9(a)の場合は、レベル変換器14の後段に
ピークホールド回路60が設けられており、このピーク
ホールド回路60によってビデオ信号の振幅のピーク値
を検出し、このピーク値によってビデオ信号の変動を把
握するようにしたものである。図9(b)の場合は、上
記第1実施例で行っていたクランプ処理をなくしたもの
であり、これによってもビデオ信号の振幅レベルを検出
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アイソレーションデバイスを介して伝送されたビデオ信
号の振幅レベルを検出し、この検出信号を例えば周波数
信号、デジタル信号等に変換してアイソレーションデバ
イスを介して患者回路側に戻し、患者回路側では再変換
された上記検出信号によりビデオ信号のレベルを制御す
るようにしたので、フォトカプラにおける光変換効率の
ばらつき、又はアイソレーションデバイスの固有特性の
ばらつきが生じた場合でも、このばらつきによる変動を
補償したビデオ信号を形成することができ、患者回路か
ら出力回路へビデオ信号を正確に伝送することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子内視鏡装置の信
号伝送処理回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1のV−f変換回路のV−f変換特性を示す
グラフ図である。
【図3】図1の実施例の各構成部の動作を示す波形図で
ある。
【図4】図1の信号伝送処理回路の等価回路を示すブロ
ック図である。
【図5】実施例の電子内視鏡装置の全体構成を示す回路
ブロック図である。
【図6】図5の回路における第1の信号処理回路内の構
成を示す回路ブロック図である。
【図7】第2実施例の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図8】第3実施例の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図9】振幅検出回路内の他の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】従来における電子内視鏡装置の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 … 外部プロセッサ装置、 2 … 電子内視鏡、 3 … CCD、 6,12,17,38,39 … アイソレーションデ
バイス、 13 … 振幅検出回路、 14 … レベル変換回路、 15 … クランプ回路、 16 … 電圧−周波数(V−f)変換回路、 18 … 周波数−電圧(f−V)変換回路、 25 … 第1の信号処理回路、 33 … 信号伝送処理回路、 52 … A/D変換器、 53 … D/A変換器、 55,57 … 混合器、 56,58 … 発振器、 D1 … 発光ダイオード、 D2 … フォトダイオ
ード、 TR1 ,TR2 ,TR3 … トランジスタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に適用される電子内視鏡側の患者回
    路とビデオ信号を処理/出力する出力回路とがアイソレ
    ーションデバイスにて接続される電子内視鏡装置の信号
    伝送処理回路において、上記出力回路側に設けられ、ア
    イソレーションデバイスを介して伝送されたビデオ信号
    の振幅レベルを検出する振幅検出回路と、この振幅検出
    回路の出力を患者回路側に戻すためにデジタル的な所定
    信号に変換する変換回路と、患者回路側に設けられ、ア
    イソレーションデバイスを介して入力された変換信号を
    元の信号に再変換する再変換回路と、この再変換回路の
    出力を帰還してビデオ信号のレベルを制御するレベル制
    御回路と、から構成された制御ループを設けたことを特
    徴とする電子内視鏡装置の信号伝送処理回路。
  2. 【請求項2】 上記変換回路は電圧信号を周波数信号に
    変換する電圧周波数変換回路とし、上記再変換回路は周
    波数信号を電圧信号に再変換する周波数電圧変換回路と
    したことを特徴とする上記第1請求項記載の電子内視鏡
    装置の信号伝送処理回路。
  3. 【請求項3】 上記変換回路は振幅検出回路の出力を所
    定周波数信号により変調をかける変調回路に置き換え、
    上記再変換回路は上記変調信号を元の信号に復調する復
    調回路に置き換えたことを特徴とする上記第1請求項記
    載の電子内視鏡装置の信号伝送処理回路。
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