JP3055400B2 - スタータ - Google Patents
スタータInfo
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- JP3055400B2 JP3055400B2 JP6201828A JP20182894A JP3055400B2 JP 3055400 B2 JP3055400 B2 JP 3055400B2 JP 6201828 A JP6201828 A JP 6201828A JP 20182894 A JP20182894 A JP 20182894A JP 3055400 B2 JP3055400 B2 JP 3055400B2
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- JP
- Japan
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- pinion
- rotation
- output shaft
- gear
- ring gear
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンを始動させる
ためのスタータに関する。
ためのスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスタータは、ハウジングに回転自
在に支持される出力軸にヘリカルスプライン嵌着されて
出力軸の回転により回転しつつ、静止位置から噛合位置
まで軸方向に前進するピニオンギヤ、またはそれと一体
の一方向クラッチを有する。そして、ピニオンギヤがリ
ングギヤと噛合した後、エンジン始動により出力軸より
高速回転すると、上記ヘリカルスプラインやリターンス
プリングの付勢力によりピニオンが軸方向に後退し、リ
ングギヤから離脱する。すなわち、これらの慣性摺動式
スタータでは、出力軸の回転に伴い回転するピニオンギ
ヤの回転の遅れにより生じる出力軸とピニオンギヤとの
間の相対回転によりピニオンギヤがヘリカルスプライン
に案内されて軸方向に前進する。
在に支持される出力軸にヘリカルスプライン嵌着されて
出力軸の回転により回転しつつ、静止位置から噛合位置
まで軸方向に前進するピニオンギヤ、またはそれと一体
の一方向クラッチを有する。そして、ピニオンギヤがリ
ングギヤと噛合した後、エンジン始動により出力軸より
高速回転すると、上記ヘリカルスプラインやリターンス
プリングの付勢力によりピニオンが軸方向に後退し、リ
ングギヤから離脱する。すなわち、これらの慣性摺動式
スタータでは、出力軸の回転に伴い回転するピニオンギ
ヤの回転の遅れにより生じる出力軸とピニオンギヤとの
間の相対回転によりピニオンギヤがヘリカルスプライン
に案内されて軸方向に前進する。
【0003】〔解決すべき問題点〕しかしながら、上述
のスタータでは、出力軸の回転開始に対するピニオンギ
ヤの相対回転はピニオンギヤ、又はそれと一体の一方向
クラッチの前進力はこの回転抵抗とヘリカルスプライン
の半径及び捩じれ角の関数となり、ピニオンギヤの素早
い前進の為に前記前進力を増大するには、ピニオンギ
ヤ、又はそれと一体の一方向クラッチの重量を大型化す
るか、又はヘリカルスプラインの捩じれ角度を増大する
必要がある。
のスタータでは、出力軸の回転開始に対するピニオンギ
ヤの相対回転はピニオンギヤ、又はそれと一体の一方向
クラッチの前進力はこの回転抵抗とヘリカルスプライン
の半径及び捩じれ角の関数となり、ピニオンギヤの素早
い前進の為に前記前進力を増大するには、ピニオンギ
ヤ、又はそれと一体の一方向クラッチの重量を大型化す
るか、又はヘリカルスプラインの捩じれ角度を増大する
必要がある。
【0004】しかし、このような対策によりピニオンギ
ヤの前進開始を確実かつ素早くすることは有益であるも
のの、ピニオンギヤの噛合後、このピニオンギヤのピニ
オンストッパへの衝突による衝撃が問題となり、その為
に、ピニオンギヤの前進力の充分な増大は非常に困難で
あった。例えば、出力軸にピニオンギヤの前進を停止さ
せるピニオンストッパを設ける場合、このピニオンスト
ッパの強度確保の為に大型化したり、それに伴なって出
力軸等の駆動糸の強度を高くする必要があり、装置の小
型軽量高出力化の障害になっている。
ヤの前進開始を確実かつ素早くすることは有益であるも
のの、ピニオンギヤの噛合後、このピニオンギヤのピニ
オンストッパへの衝突による衝撃が問題となり、その為
に、ピニオンギヤの前進力の充分な増大は非常に困難で
あった。例えば、出力軸にピニオンギヤの前進を停止さ
せるピニオンストッパを設ける場合、このピニオンスト
ッパの強度確保の為に大型化したり、それに伴なって出
力軸等の駆動糸の強度を高くする必要があり、装置の小
型軽量高出力化の障害になっている。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑みなされ
たものであり、ピニオンギヤの前進停止時の衝撃増大を
回避しつつその素早い前進立上がりを行なうことのでき
るスタータを提供することである。
たものであり、ピニオンギヤの前進停止時の衝撃増大を
回避しつつその素早い前進立上がりを行なうことのでき
るスタータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスタータは、次
の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕ハウジングに回転自在に支持される
出力軸と、この出力軸にヘリカルスプライン勘着されて
前記出力軸の回転により回転しつつ静止位置からエンジ
ンのリングギヤまで軸方向に前進し、前記リングギヤと
噛み合うピニオンギヤを有するピニオン部と、このピニ
オンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、前記ピニ
オン部の前進を係止するピニオンストッパと、前記ピニ
オン部に当接し、前記ピニオン部の回転を規制する回転
規制部とを備え、前記ピニオン部の前記リングギヤ側へ
の移動に伴い、前記回転規制部と前記ピニオン部との間
の摩擦による回転規制力を減少させ、前記回転規制部
は、前記出力軸を回転駆動するモータへの通電を行うマ
グネットスイッチにより移動され、前記出力軸の回転開
始時に前記ピニオン部に当接するようにした。
の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕ハウジングに回転自在に支持される
出力軸と、この出力軸にヘリカルスプライン勘着されて
前記出力軸の回転により回転しつつ静止位置からエンジ
ンのリングギヤまで軸方向に前進し、前記リングギヤと
噛み合うピニオンギヤを有するピニオン部と、このピニ
オンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、前記ピニ
オン部の前進を係止するピニオンストッパと、前記ピニ
オン部に当接し、前記ピニオン部の回転を規制する回転
規制部とを備え、前記ピニオン部の前記リングギヤ側へ
の移動に伴い、前記回転規制部と前記ピニオン部との間
の摩擦による回転規制力を減少させ、前記回転規制部
は、前記出力軸を回転駆動するモータへの通電を行うマ
グネットスイッチにより移動され、前記出力軸の回転開
始時に前記ピニオン部に当接するようにした。
【0007】〔請求項2の手段〕前記回転規制部もしく
は前記ピニオン部の少なくとも一方の表面粗さを順次変
化させる、もしくは材質を順次変えることで、前記回転
規制部もしくは前記ピニオン部の少なくとも一方を、前
記ピニオン部の前記リングギヤ側への移動に伴い、摩擦
係数を減少させる。 〔請求項3の手段〕前記回転規制部もしくは前記ピニオ
ン部の少なくとも一方の形状を、前記リングギヤ方向に
向かって高さが減少する略テーパ状とする。
は前記ピニオン部の少なくとも一方の表面粗さを順次変
化させる、もしくは材質を順次変えることで、前記回転
規制部もしくは前記ピニオン部の少なくとも一方を、前
記ピニオン部の前記リングギヤ側への移動に伴い、摩擦
係数を減少させる。 〔請求項3の手段〕前記回転規制部もしくは前記ピニオ
ン部の少なくとも一方の形状を、前記リングギヤ方向に
向かって高さが減少する略テーパ状とする。
【0008】〔請求項4の手段〕前記回転規制部が前記
ピニオン部に当接した後に、前記出力軸を制限して回転
させると共に、前記ピニオンギヤが前記リングギヤに噛
み合った後に、前記出力軸の回転制限を解除する。
ピニオン部に当接した後に、前記出力軸を制限して回転
させると共に、前記ピニオンギヤが前記リングギヤに噛
み合った後に、前記出力軸の回転制限を解除する。
【0009】〔請求項5の手段〕前記回転規制部は、前
記出力軸を回転駆動するモータへの通電を行うマグネッ
トスイッチにより移動され、前記出力軸の回転開始時に
前記ピニオン部に当接する。
記出力軸を回転駆動するモータへの通電を行うマグネッ
トスイッチにより移動され、前記出力軸の回転開始時に
前記ピニオン部に当接する。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の請求項1のスタータに
おいては、ハウジングに固定された回転規制部は、少な
くともピニオン部の回転開始位置ではピニオン部に摺動
自在に接触しており、ピニオン部の摩擦力が減衰する様
な手段を備えている。
おいては、ハウジングに固定された回転規制部は、少な
くともピニオン部の回転開始位置ではピニオン部に摺動
自在に接触しており、ピニオン部の摩擦力が減衰する様
な手段を備えている。
【0011】その結果、出力軸及びピニオン部の回転開
始時に、回転規制部は、ピニオン部の回転を抑制するこ
とによりピニオン部には大きな前進加速度が与えられつ
つ、ピニオンギヤとリングギヤとの噛合が完了してピニ
オンギヤの前進がピニオンストッパで停止される前に、
上記回転規制部と回転軸との摩擦に基づく回転抵抗が減
少し、ピニオン部の前進力は回転規制部によるピニオン
部の回転抑制が減少した分だけ減少しており、その分ピ
ニオン部の前進を停止させる時の衝撃が小さくなる。
始時に、回転規制部は、ピニオン部の回転を抑制するこ
とによりピニオン部には大きな前進加速度が与えられつ
つ、ピニオンギヤとリングギヤとの噛合が完了してピニ
オンギヤの前進がピニオンストッパで停止される前に、
上記回転規制部と回転軸との摩擦に基づく回転抵抗が減
少し、ピニオン部の前進力は回転規制部によるピニオン
部の回転抑制が減少した分だけ減少しており、その分ピ
ニオン部の前進を停止させる時の衝撃が小さくなる。
【0012】すなわち、ピニオンギヤの前進停止時の衝
撃増大を回避しつつその素早い前進立よりを実現可能な
慣性摺動式スタータを提供することができる。請求項4
のスタータによれば、ピニオンがリングギヤに噛み合う
までは、出力軸の回転を制限し、ピニオンをゆっくり前
進させつつ、ピニオンのリングギヤへの噛み合い後で
は、出力軸の回転制限を解除し、ピニオンを高回転で回
転させるようにしているので、さらにピニオン部がピニ
オンストッパに停止する時の衝撃を押さえることができ
る。
撃増大を回避しつつその素早い前進立よりを実現可能な
慣性摺動式スタータを提供することができる。請求項4
のスタータによれば、ピニオンがリングギヤに噛み合う
までは、出力軸の回転を制限し、ピニオンをゆっくり前
進させつつ、ピニオンのリングギヤへの噛み合い後で
は、出力軸の回転制限を解除し、ピニオンを高回転で回
転させるようにしているので、さらにピニオン部がピニ
オンストッパに停止する時の衝撃を押さえることができ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明装置スタータを、図1ないし図
15に示す一実施例に基づき説明する。スタータは、エ
ンジンに配設されたリングギヤ100に噛み合うピニオ
ン200や遊星歯車機構300を内包するハウジング4
00と、モータ500と、マグネットスイッチ600を
内包するエンドフレーム700とに大別される。また、
スタータの内部では、ハウジング400とモータ500
との間がモータ隔壁800によって区画され、モータ5
00とエンドフレーム700との間がブラシ保持部材9
00によって区画されている。
15に示す一実施例に基づき説明する。スタータは、エ
ンジンに配設されたリングギヤ100に噛み合うピニオ
ン200や遊星歯車機構300を内包するハウジング4
00と、モータ500と、マグネットスイッチ600を
内包するエンドフレーム700とに大別される。また、
スタータの内部では、ハウジング400とモータ500
との間がモータ隔壁800によって区画され、モータ5
00とエンドフレーム700との間がブラシ保持部材9
00によって区画されている。
【0014】〔ピニオン200の説明〕図1または図3
に示すように、ピニオン200には、エンジンのリング
ギヤ100に噛合するピニオンギヤ210が形成されて
いる。ピニオンギヤ210の内周面には、出力軸220
に形成されたヘリカルスプライン221に嵌まり合うピ
ニオンヘリカルスプライン211が形成されている。
に示すように、ピニオン200には、エンジンのリング
ギヤ100に噛合するピニオンギヤ210が形成されて
いる。ピニオンギヤ210の内周面には、出力軸220
に形成されたヘリカルスプライン221に嵌まり合うピ
ニオンヘリカルスプライン211が形成されている。
【0015】ピニオンギヤ210の反リングギヤ側に
は、ピニオンギヤ210の外径寸法よりも大径なフラン
ジ213が環状に形成されている。ワッシャ215は、
ピニオンギヤ210の後端に形成した円環部216を外
周側へ曲げ込むことにより、フランジ213の後面にお
いて回転自在で、且つ軸方向へ抜けない構造としてい
る。
は、ピニオンギヤ210の外径寸法よりも大径なフラン
ジ213が環状に形成されている。ワッシャ215は、
ピニオンギヤ210の後端に形成した円環部216を外
周側へ曲げ込むことにより、フランジ213の後面にお
いて回転自在で、且つ軸方向へ抜けない構造としてい
る。
【0016】このように、ピニオンギヤ210のフラン
ジ213の後面に、回転自在なワッシャ215を設ける
ことにより、ピニオンギヤ210の後側に後述するピニ
オン回転規制部材230が落ち込んだ際、ピニオン回転
規制部材230の規制爪231の前端がワッシャ215
に当たる。このため、ピニオンギヤ210の回転が直
接、ピニオン回転規制部材230の規制爪231に当た
らず、ワッシャ215が相対回転してピニオンギヤ21
0がピニオン回転規制部材230の規制爪231によっ
て磨耗するのを防ぐ。
ジ213の後面に、回転自在なワッシャ215を設ける
ことにより、ピニオンギヤ210の後側に後述するピニ
オン回転規制部材230が落ち込んだ際、ピニオン回転
規制部材230の規制爪231の前端がワッシャ215
に当たる。このため、ピニオンギヤ210の回転が直
接、ピニオン回転規制部材230の規制爪231に当た
らず、ワッシャ215が相対回転してピニオンギヤ21
0がピニオン回転規制部材230の規制爪231によっ
て磨耗するのを防ぐ。
【0017】一方、ピニオンギヤ210は、圧縮コイル
バネよりなるリターンスプリング240により、常に出
力軸220の後方へ付勢されている。リターンスプリン
グ240は、直接ピニオンギヤ210を付勢するのでは
なく、本実施例では、ハウジング400の開口部410
を開閉する後述するシャッタ420のリング体421を
介してピニオンギヤ210を付勢する。
バネよりなるリターンスプリング240により、常に出
力軸220の後方へ付勢されている。リターンスプリン
グ240は、直接ピニオンギヤ210を付勢するのでは
なく、本実施例では、ハウジング400の開口部410
を開閉する後述するシャッタ420のリング体421を
介してピニオンギヤ210を付勢する。
【0018】〔ピニオン回転規制部材230の説明〕ピ
ニオン回転規制部材230は、図2および図3(a),
(b)に示すように、約3/2巻回した板バネ部材で、
そのうち、約3/4巻回は、軸方向の板長の長い高いバ
ネ定数の回転規制部232で、残りの約3/4巻回は、
軸方向の板長の短い低いバネ定数の付勢手段をなす復帰
バネ部233である。
ニオン回転規制部材230は、図2および図3(a),
(b)に示すように、約3/2巻回した板バネ部材で、
そのうち、約3/4巻回は、軸方向の板長の長い高いバ
ネ定数の回転規制部232で、残りの約3/4巻回は、
軸方向の板長の短い低いバネ定数の付勢手段をなす復帰
バネ部233である。
【0019】回転規制部232の一端には、ピニオンギ
ヤ210のフランジ213に当接し、軸方向にのびる規
制爪231が設けられている。この規制爪231の内周
面には、耐油耐熱性ゴムからなる回転規制部材237が
固定されている。また、規制爪231の剛性を向上する
ために、軸方向に長く形成されるとともに、径方向内側
に折り曲げられ、断面L字状に形成されている(棒状と
なっている)。
ヤ210のフランジ213に当接し、軸方向にのびる規
制爪231が設けられている。この規制爪231の内周
面には、耐油耐熱性ゴムからなる回転規制部材237が
固定されている。また、規制爪231の剛性を向上する
ために、軸方向に長く形成されるとともに、径方向内側
に折り曲げられ、断面L字状に形成されている(棒状と
なっている)。
【0020】回転規制部232は、上下方向へ伸びる直
線部235を備える。この直線部235は、センターブ
ラケット360の前面に突出して設けられた2本の支持
腕361によって上下方向へ摺動自在に支持される。つ
まり、直線部235が上下方向へ移動することにより、
回転規制部232も上下方向へ移動する。また、回転規
制部232には、後述するマグネットスイッチ600の
作動を伝える後述する紐状部材680(例えば、ワイ
ヤ)の前端の球体601が係合されている。
線部235を備える。この直線部235は、センターブ
ラケット360の前面に突出して設けられた2本の支持
腕361によって上下方向へ摺動自在に支持される。つ
まり、直線部235が上下方向へ移動することにより、
回転規制部232も上下方向へ移動する。また、回転規
制部232には、後述するマグネットスイッチ600の
作動を伝える後述する紐状部材680(例えば、ワイ
ヤ)の前端の球体601が係合されている。
【0021】復帰バネ部233の端部側は、巻の曲率が
大きく設けられ、復帰バネ部233の一端部236がセ
ンターブラケット360の下部前面に突出して設けられ
た規制棚362の上面に当たっている。ピニオン回転規
制部材230の作動を説明する。紐状部材680は、マ
グネットスイッチ600の作動を規制爪231に伝達す
る伝達手段で、マグネットスイッチ600の作動によっ
て、回転規制部232を下方へ引き、規制爪231の回
転規制部材237を、ピニオンギヤ210のフランジ2
13と当接させる。。その際、復帰バネ部233の一端
部236が、位置の規制のための規制棚362に当接さ
れており、復帰バネ部233がたわむこととなる。ま
た、規制爪231の回転規制部材237がピニオンギヤ
210のフランジ213に当接、摺動可能となっている
ので、モータ500のアーマチャシャフト510及び遊
星歯車減速機構300を介して、ピニオンギヤ210を
回転させようとすると、ピニオンギヤ210が出力軸2
20のヘリカルスプライン221に沿って、前進する。
ピニオンギヤ210が、リングギヤ100に当接し、ピ
ニオンギヤ210の前進が防止されると、出力軸210
の更なる回動力により、ピニオン回転規制部材230自
身がたわんで、ピニオンギヤ210がわずかに回動し、
リングギヤ100に噛み合う。そして、ピニオンギヤ2
10が前進すると、規制爪231がフランジ213から
外れ、規制爪231がピニオンギヤ210のフランジ2
13の後方に落ち込み、規制爪231の前端がワッシャ
215の後面に当たり、ピニオンギヤ210がエンジン
のリングギヤ100の回転を受けて後退するのを防ぐ。
大きく設けられ、復帰バネ部233の一端部236がセ
ンターブラケット360の下部前面に突出して設けられ
た規制棚362の上面に当たっている。ピニオン回転規
制部材230の作動を説明する。紐状部材680は、マ
グネットスイッチ600の作動を規制爪231に伝達す
る伝達手段で、マグネットスイッチ600の作動によっ
て、回転規制部232を下方へ引き、規制爪231の回
転規制部材237を、ピニオンギヤ210のフランジ2
13と当接させる。。その際、復帰バネ部233の一端
部236が、位置の規制のための規制棚362に当接さ
れており、復帰バネ部233がたわむこととなる。ま
た、規制爪231の回転規制部材237がピニオンギヤ
210のフランジ213に当接、摺動可能となっている
ので、モータ500のアーマチャシャフト510及び遊
星歯車減速機構300を介して、ピニオンギヤ210を
回転させようとすると、ピニオンギヤ210が出力軸2
20のヘリカルスプライン221に沿って、前進する。
ピニオンギヤ210が、リングギヤ100に当接し、ピ
ニオンギヤ210の前進が防止されると、出力軸210
の更なる回動力により、ピニオン回転規制部材230自
身がたわんで、ピニオンギヤ210がわずかに回動し、
リングギヤ100に噛み合う。そして、ピニオンギヤ2
10が前進すると、規制爪231がフランジ213から
外れ、規制爪231がピニオンギヤ210のフランジ2
13の後方に落ち込み、規制爪231の前端がワッシャ
215の後面に当たり、ピニオンギヤ210がエンジン
のリングギヤ100の回転を受けて後退するのを防ぐ。
【0022】マグネットスイッチ600の作動が停止
し、紐状部材680が回転規制部232を下方へ引くの
を停止すると同時に、復帰バネ部233の作用で、回転
規制部232が元の位置に復帰する。このように、ピニ
オン回転規制部材230は、1つのバネ部材であるが、
ピニオンギヤ210の回転の規制を行ってピニオンギヤ
210を前進させる作用と、ピニオンギヤ210の後方
に落ち込んでピニオンギヤ210の後退を防ぐ作用と、
回転規制部232を復帰させる作用との3つの作用を果
たす。つまり、1つの部品で複数の作用を奏するため、
スタータの部品点数を減らし、且つ組付性を向上させる
ことができる。
し、紐状部材680が回転規制部232を下方へ引くの
を停止すると同時に、復帰バネ部233の作用で、回転
規制部232が元の位置に復帰する。このように、ピニ
オン回転規制部材230は、1つのバネ部材であるが、
ピニオンギヤ210の回転の規制を行ってピニオンギヤ
210を前進させる作用と、ピニオンギヤ210の後方
に落ち込んでピニオンギヤ210の後退を防ぐ作用と、
回転規制部232を復帰させる作用との3つの作用を果
たす。つまり、1つの部品で複数の作用を奏するため、
スタータの部品点数を減らし、且つ組付性を向上させる
ことができる。
【0023】また、ピニオン回転規制部材230は、ピ
ニオンギヤ210に当接し、出力軸220の回転によ
り、ピニオンギヤ210をリングギヤ100側に移動さ
せつつ、ピニオンギヤ210がリングギヤ100に当接
した際には、それ自身がたわんで、ピニオンギヤ210
を若干回動させて、リングギヤに噛み合わせることで、
摩耗粉の発生もなく、かつ部品点数も少なく簡単な構成
にできる。
ニオンギヤ210に当接し、出力軸220の回転によ
り、ピニオンギヤ210をリングギヤ100側に移動さ
せつつ、ピニオンギヤ210がリングギヤ100に当接
した際には、それ自身がたわんで、ピニオンギヤ210
を若干回動させて、リングギヤに噛み合わせることで、
摩耗粉の発生もなく、かつ部品点数も少なく簡単な構成
にできる。
【0024】また、ピニオン回転規制部材230は、単
にピニオンギヤ210の回転を規制するだけの少ない力
で保持されればよいため、マグネットスイッチ600に
より、紐状部材680を使用して、ピニオンギヤ210
側に移動されることができ、これにより、マグネットス
イッチ600の配置の自由度を増すことができる。ま
た、ピニオン回転規制部材230自身が、ピニオンギヤ
210がリングギヤ100に噛み合った時の、ピニオン
ギヤ210の戻り防止とすることができ、部品点数を少
なくして、かつ組み立てを簡素化することができる。
にピニオンギヤ210の回転を規制するだけの少ない力
で保持されればよいため、マグネットスイッチ600に
より、紐状部材680を使用して、ピニオンギヤ210
側に移動されることができ、これにより、マグネットス
イッチ600の配置の自由度を増すことができる。ま
た、ピニオン回転規制部材230自身が、ピニオンギヤ
210がリングギヤ100に噛み合った時の、ピニオン
ギヤ210の戻り防止とすることができ、部品点数を少
なくして、かつ組み立てを簡素化することができる。
【0025】さらに、ピニオン回転規制部材230自身
が、反ピニオンギヤへ付勢する、付勢手段をなす復帰バ
ネ部233を一体に有しているので、マグネットスイッ
チ600をオフすることにより、自動的に、ピニオン回
転規制部材230がピニオンギヤ210から離れること
になり、部品点数を少なくして、かつ組み立てを簡素化
することができる。
が、反ピニオンギヤへ付勢する、付勢手段をなす復帰バ
ネ部233を一体に有しているので、マグネットスイッ
チ600をオフすることにより、自動的に、ピニオン回
転規制部材230がピニオンギヤ210から離れること
になり、部品点数を少なくして、かつ組み立てを簡素化
することができる。
【0026】ピニオンギヤ210の前進とともに、ピニ
オン部200のフランジ213と回転規制部材237と
の間の摺接面積の減少による摩擦係数が減少するので、
両者間の摩擦抵抗、すなわちピニオンギヤ210の回転
抵抗が削減されることになる。その結果、ピニオンギヤ
210の前進付勢力は回転初期には大きく、必要充分に
加速された後、ピニオンストップ250に衝接して停止
する段階では、この前進付勢力は減少することになる。
このため、素早い前進と停止時の衝撃緩和の両立が可能
となる。
オン部200のフランジ213と回転規制部材237と
の間の摺接面積の減少による摩擦係数が減少するので、
両者間の摩擦抵抗、すなわちピニオンギヤ210の回転
抵抗が削減されることになる。その結果、ピニオンギヤ
210の前進付勢力は回転初期には大きく、必要充分に
加速された後、ピニオンストップ250に衝接して停止
する段階では、この前進付勢力は減少することになる。
このため、素早い前進と停止時の衝撃緩和の両立が可能
となる。
【0027】また、ピニオン回転規制部材230の一部
を弾性を有する棒状の規制部をなす規制爪231を有す
ることで、ピニオン回転規制部材230自身が確実にた
わむことができる。また、ワッシャ215を回動可能に
ピニオンギヤ210の端面に保持することで、ピニオン
ギヤ210がリングギヤ100よりオーバーランされ、
高速回転しても、ワッシャ215がピニオンギヤ210
に対して回転自在であるので、規制部をなす規制爪23
1の当接部分の摩耗が少なく、耐久性を高めることがで
きる。
を弾性を有する棒状の規制部をなす規制爪231を有す
ることで、ピニオン回転規制部材230自身が確実にた
わむことができる。また、ワッシャ215を回動可能に
ピニオンギヤ210の端面に保持することで、ピニオン
ギヤ210がリングギヤ100よりオーバーランされ、
高速回転しても、ワッシャ215がピニオンギヤ210
に対して回転自在であるので、規制部をなす規制爪23
1の当接部分の摩耗が少なく、耐久性を高めることがで
きる。
【0028】〔ピニオン係止リング250の説明〕ピニ
オン係止リング250は、出力軸220の周囲に形成さ
れた断面矩形の環状溝内に固定されている。このピニオ
ン係止リング250は、断面矩形の鋼材を丸め加工して
形成したもので、両端のそれぞれには、略S字状の凹凸
251(係合手段の一例)が形成され、一方の凸部が他
方の凹部に係合し、他方の凸部が一方の凹部に係合して
いる。
オン係止リング250は、出力軸220の周囲に形成さ
れた断面矩形の環状溝内に固定されている。このピニオ
ン係止リング250は、断面矩形の鋼材を丸め加工して
形成したもので、両端のそれぞれには、略S字状の凹凸
251(係合手段の一例)が形成され、一方の凸部が他
方の凹部に係合し、他方の凸部が一方の凹部に係合して
いる。
【0029】〔遊星歯車減速機構300の説明〕遊星歯
車減速機構300は、図1に示すように、後述するモー
タ500の回転数を減速して、モータ500の出力トル
クを増大する減速手段である。遊星歯車減速機構300
は、モータ500のアーマチャシャフト510(後述す
る)の前側外周に形成されたサンギヤ310と、このサ
ンギヤ310に噛合し、このサンギヤ310の周囲で回
転する複数のプラネタリーギヤ320と、このプラネタ
リーギヤ320をサンギヤ310の周囲で回転自在に支
持し、出力軸220と一体形成されたプラネットキャリ
ア330と、プラネタリーギヤ320の外周においてプ
ラネタリーギヤ320と噛合する筒状で、かつ樹脂から
なるインターナルギヤ340とからなる。
車減速機構300は、図1に示すように、後述するモー
タ500の回転数を減速して、モータ500の出力トル
クを増大する減速手段である。遊星歯車減速機構300
は、モータ500のアーマチャシャフト510(後述す
る)の前側外周に形成されたサンギヤ310と、このサ
ンギヤ310に噛合し、このサンギヤ310の周囲で回
転する複数のプラネタリーギヤ320と、このプラネタ
リーギヤ320をサンギヤ310の周囲で回転自在に支
持し、出力軸220と一体形成されたプラネットキャリ
ア330と、プラネタリーギヤ320の外周においてプ
ラネタリーギヤ320と噛合する筒状で、かつ樹脂から
なるインターナルギヤ340とからなる。
【0030】〔オーバーランニングクラッチ350の説
明〕オーバーランニングクラッチ350は、インターナ
ルギヤ340を、一方向のみ(エンジンの回転を受けて
回転する方向のみ)回転可能に支持されている。オーバ
ーランニングクラッチ350は、インターナルギヤ34
0の前側に一体形成された第1の円筒部をなすクラッチ
アウタ351と、遊星歯車機構300の前方を覆う固定
側をなすセンターブラケット360の後面に形成され、
クラッチアウタ351の内周と対抗して配置された第2
の円筒部をなす環状のクラッチインナ352と、クラッ
チアウタ351の内周面に傾斜して形成されたローラ収
納部に収納されるローラ353とを有している。 (プラネットキャリア330の説明)プラネットキャリ
ア330は、後端に、プラネタリーギヤ320を支持す
るために径方向に伸びるフランジ形突出部331を備え
る。このフランジ形突出部331には、後方に伸びるピ
ン332が固定されており、このピン332がメタル軸
受333を介してプラネタリーギヤ320を回転自在に
支持している。
明〕オーバーランニングクラッチ350は、インターナ
ルギヤ340を、一方向のみ(エンジンの回転を受けて
回転する方向のみ)回転可能に支持されている。オーバ
ーランニングクラッチ350は、インターナルギヤ34
0の前側に一体形成された第1の円筒部をなすクラッチ
アウタ351と、遊星歯車機構300の前方を覆う固定
側をなすセンターブラケット360の後面に形成され、
クラッチアウタ351の内周と対抗して配置された第2
の円筒部をなす環状のクラッチインナ352と、クラッ
チアウタ351の内周面に傾斜して形成されたローラ収
納部に収納されるローラ353とを有している。 (プラネットキャリア330の説明)プラネットキャリ
ア330は、後端に、プラネタリーギヤ320を支持す
るために径方向に伸びるフランジ形突出部331を備え
る。このフランジ形突出部331には、後方に伸びるピ
ン332が固定されており、このピン332がメタル軸
受333を介してプラネタリーギヤ320を回転自在に
支持している。
【0031】また、プラネットキャリア330は、前側
端部がハウジング400の前端内部に固定されたハウジ
ング軸受440と、センターブラケット360の内周の
内側筒部365内に固定されたセンターブラケット軸受
370とによって、回転自在に支持されている。このプ
ラネットキャリア330は、内側筒部365の前端位置
に環状溝334を備え、この環状溝334には、止め輪
335が嵌め合わされている。この止め輪335と内側
筒部365の前端との間には、プラネットキャリア33
0に対して回転自在に装着されたワッシャ336が設け
られており、止め輪335がワッシャ336を介して内
側筒部365の前端に当接することにより、プラネット
キャリア330が後方に移動することが規制される。ま
た、プラネットキャリア330の後側を支持するセンタ
ーブラケット軸受370の後端は、内側筒部365の後
端と、フランジ形突出部331との間に挟まれるフラン
ジ部371を備え、フランジ形突出部331がフランジ
部371を介して内側筒部365の後端に当接すること
により、プラネットキャリア330が前方に移動するこ
とが規制される。
端部がハウジング400の前端内部に固定されたハウジ
ング軸受440と、センターブラケット360の内周の
内側筒部365内に固定されたセンターブラケット軸受
370とによって、回転自在に支持されている。このプ
ラネットキャリア330は、内側筒部365の前端位置
に環状溝334を備え、この環状溝334には、止め輪
335が嵌め合わされている。この止め輪335と内側
筒部365の前端との間には、プラネットキャリア33
0に対して回転自在に装着されたワッシャ336が設け
られており、止め輪335がワッシャ336を介して内
側筒部365の前端に当接することにより、プラネット
キャリア330が後方に移動することが規制される。ま
た、プラネットキャリア330の後側を支持するセンタ
ーブラケット軸受370の後端は、内側筒部365の後
端と、フランジ形突出部331との間に挟まれるフラン
ジ部371を備え、フランジ形突出部331がフランジ
部371を介して内側筒部365の後端に当接すること
により、プラネットキャリア330が前方に移動するこ
とが規制される。
【0032】なお、プラネットキャリア330の後面に
は、軸方向に伸びる凹部337を備え、この凹部337
内に配置されるプラネットキャリア軸受380を介して
アーマチャシャフト510の前端を回転自在に支持して
いる。 〔シャッタ420の説明〕シャッタ420は、樹脂性部
材(例えばナイロン)からなり、出力軸220の周囲に
装着され、リターンスプリング240とピニオンギヤ2
10との間に挟持されるリング体421と、ハウジング
400の開口部410を開閉する遮水部422とからな
る。遮水部422は、ハウジング400の前端の下部に
形成された軸方向へ伸びる2つのスライド溝450に両
側から嵌まり合うように曲折して設けられている。これ
によって、遮水部422は、リング体421とともにハ
ウジング400に対して軸方向のみ移動可能とされる。
なお、シャッタ420とピニオンギヤ210との間には
ワッシャ480が配設されている。
は、軸方向に伸びる凹部337を備え、この凹部337
内に配置されるプラネットキャリア軸受380を介して
アーマチャシャフト510の前端を回転自在に支持して
いる。 〔シャッタ420の説明〕シャッタ420は、樹脂性部
材(例えばナイロン)からなり、出力軸220の周囲に
装着され、リターンスプリング240とピニオンギヤ2
10との間に挟持されるリング体421と、ハウジング
400の開口部410を開閉する遮水部422とからな
る。遮水部422は、ハウジング400の前端の下部に
形成された軸方向へ伸びる2つのスライド溝450に両
側から嵌まり合うように曲折して設けられている。これ
によって、遮水部422は、リング体421とともにハ
ウジング400に対して軸方向のみ移動可能とされる。
なお、シャッタ420とピニオンギヤ210との間には
ワッシャ480が配設されている。
【0033】シャッタ420の作動は、スタータが起動
してピニオンギヤ210が出力軸220に沿って前方へ
移動すると、リング体421がピニオンギヤ210とも
に前方へ移動する。すると、リング体421と一体の遮
水部422が前方へ移動し、ハウジング400の開口部
410を開く。スタータの作動が停止してピニオンギヤ
210が出力軸220に沿って後方へ移動すると、リン
グ体421もピニオンギヤ210とともに後方へ移動す
る。すると、リング体421と一体の遮水部422も後
方へ移動し、ハウジング400の開口部410を閉じ
る。この結果、開閉手段をなすシャッタ420は、スタ
ータの非作動時には、リングギヤ100の遠心力等によ
って飛散する雨水等が遮水部422によってハウジング
400内に進入するのを防ぐ。
してピニオンギヤ210が出力軸220に沿って前方へ
移動すると、リング体421がピニオンギヤ210とも
に前方へ移動する。すると、リング体421と一体の遮
水部422が前方へ移動し、ハウジング400の開口部
410を開く。スタータの作動が停止してピニオンギヤ
210が出力軸220に沿って後方へ移動すると、リン
グ体421もピニオンギヤ210とともに後方へ移動す
る。すると、リング体421と一体の遮水部422も後
方へ移動し、ハウジング400の開口部410を閉じ
る。この結果、開閉手段をなすシャッタ420は、スタ
ータの非作動時には、リングギヤ100の遠心力等によ
って飛散する雨水等が遮水部422によってハウジング
400内に進入するのを防ぐ。
【0034】〔モータ500の説明〕モータ500は、
ヨーク501、モータ隔壁800、後述するブラシ保持
部材900に囲まれて構成される。なお、モータ隔壁8
00は、センターブラケット360との間で遊星歯車減
速機構300を収納するもので、遊星歯車減速機構30
0内の潤滑油がモータ500に進入するのを防ぐ役目も
果たす。
ヨーク501、モータ隔壁800、後述するブラシ保持
部材900に囲まれて構成される。なお、モータ隔壁8
00は、センターブラケット360との間で遊星歯車減
速機構300を収納するもので、遊星歯車減速機構30
0内の潤滑油がモータ500に進入するのを防ぐ役目も
果たす。
【0035】モータ500は、図1に示すように、アー
マチャシャフト510、このアーマチャシャフト510
に固定されて一体に回転する電機子鉄心520および電
機子コイル530から構成されるアーマチュア540
と、アーマチュア540を回転させる固定磁極550と
から構成され、固定磁極550はヨーク501の内周に
固定される。
マチャシャフト510、このアーマチャシャフト510
に固定されて一体に回転する電機子鉄心520および電
機子コイル530から構成されるアーマチュア540
と、アーマチュア540を回転させる固定磁極550と
から構成され、固定磁極550はヨーク501の内周に
固定される。
【0036】〔アーマチャシャフト510の説明〕アー
マチャシャフト510は、プラネットキャリア330の
後内部のプラネットキャリア軸受380、およびブラシ
保持部材900の内周に固着されたブラシ保持部材軸受
564によって回転自在に支持される。このアーマチャ
シャフト510の前端は、遊星歯車機構300の内側に
挿通されるとともに、上述のように、アーマチャシャフ
ト510の前端外周には遊星歯車機構300のサンギヤ
310が形成されている。
マチャシャフト510は、プラネットキャリア330の
後内部のプラネットキャリア軸受380、およびブラシ
保持部材900の内周に固着されたブラシ保持部材軸受
564によって回転自在に支持される。このアーマチャ
シャフト510の前端は、遊星歯車機構300の内側に
挿通されるとともに、上述のように、アーマチャシャフ
ト510の前端外周には遊星歯車機構300のサンギヤ
310が形成されている。
【0037】〔電機子コイル530の説明〕電機子コイ
ル530は、本実施例では複数(例えば25本)の上層
コイルバー531と、この上層コイルバー531と同数
の下層コイルバー532とを用い、それぞれの上層コイ
ルバー531と下層コイルバー532とを径方向に積層
した2層巻コイルを採用する。そして、各上層コイルバ
ー531と各下層コイルバー532とを組み合わせ、各
上層コイルバー531の端部と各下層コイルバー532
の端部とを電気的に接続して環状のコイルを構成してい
る。
ル530は、本実施例では複数(例えば25本)の上層
コイルバー531と、この上層コイルバー531と同数
の下層コイルバー532とを用い、それぞれの上層コイ
ルバー531と下層コイルバー532とを径方向に積層
した2層巻コイルを採用する。そして、各上層コイルバ
ー531と各下層コイルバー532とを組み合わせ、各
上層コイルバー531の端部と各下層コイルバー532
の端部とを電気的に接続して環状のコイルを構成してい
る。
【0038】〔上層コイルバー531の説明〕上層コイ
ルバー531は、電導性に優れた材質(例えば銅)より
なり、固定磁極550に対して平行に伸び、スロット5
24の外周側に保持される上層コイル辺533と、この
上層コイル辺533の両端から内側に曲折され、アーマ
チャシャフト510の軸方向に対して垂直方向に伸びる
2つの上層コイル端534とを備える。なお、上層コイ
ル辺533および2つの上層コイル端534は、冷間鋳
造によって一体成形したものであっても、プレスによっ
てコ字状に曲折して形成したものであっても、別部品で
形成した上層コイル辺533と2つの上層コイル端53
4とを溶接等の接合技術で接合して形成したものであっ
ても良い。 〔下層コイルバー532の説明〕下層コイルバー532
は、上層コイルバー531と同様、電導性に優れた材質
(例えば銅)よりなり、固定磁極550に対して平行に
伸び、スロット524の内側に保持される下層コイル辺
536と、この下層コイル辺536の両端から内側に曲
折され、シャフト510の軸方向に対して垂直方向に伸
びる2つの下層コイル端537とを備える。なお、下層
コイル辺536および2つの下層コイル端537は、上
層コイルバー531と同様、冷間鋳造によって一体成形
したものであっても、プレスによってコ字状に曲折して
形成したものであっても、別部品で形成した下層コイル
辺536と2つの下層コイル端537とを溶接等の接合
技術で接合して形成したものであっても良い。
ルバー531は、電導性に優れた材質(例えば銅)より
なり、固定磁極550に対して平行に伸び、スロット5
24の外周側に保持される上層コイル辺533と、この
上層コイル辺533の両端から内側に曲折され、アーマ
チャシャフト510の軸方向に対して垂直方向に伸びる
2つの上層コイル端534とを備える。なお、上層コイ
ル辺533および2つの上層コイル端534は、冷間鋳
造によって一体成形したものであっても、プレスによっ
てコ字状に曲折して形成したものであっても、別部品で
形成した上層コイル辺533と2つの上層コイル端53
4とを溶接等の接合技術で接合して形成したものであっ
ても良い。 〔下層コイルバー532の説明〕下層コイルバー532
は、上層コイルバー531と同様、電導性に優れた材質
(例えば銅)よりなり、固定磁極550に対して平行に
伸び、スロット524の内側に保持される下層コイル辺
536と、この下層コイル辺536の両端から内側に曲
折され、シャフト510の軸方向に対して垂直方向に伸
びる2つの下層コイル端537とを備える。なお、下層
コイル辺536および2つの下層コイル端537は、上
層コイルバー531と同様、冷間鋳造によって一体成形
したものであっても、プレスによってコ字状に曲折して
形成したものであっても、別部品で形成した下層コイル
辺536と2つの下層コイル端537とを溶接等の接合
技術で接合して形成したものであっても良い。
【0039】なお、各上層コイル端534と各下層コイ
ル端537との絶縁は、絶縁スペーサ560によって確
保され、各下層コイル端537と電機子鉄心520との
絶縁は、樹脂製(例えばナイロンやフェノール樹脂)の
絶縁リング590によって確保される。また、2つの上
層コイル端534の内周端部には、軸方向に伸びる上層
内部延長部538を備える。この上層内部延長部538
の内周面は、前述した下層コイルバー532の内端に設
けられた下層内部延長部539の外周に重ね合わされ、
溶接等の接合技術で電気的、且つ機械的に接続される。
また、上層内部延長部538の外周面は、シャフト51
0に圧入固定された固定部材570の外周環状部571
の内面に、絶縁キャップ580を介して当接する。
ル端537との絶縁は、絶縁スペーサ560によって確
保され、各下層コイル端537と電機子鉄心520との
絶縁は、樹脂製(例えばナイロンやフェノール樹脂)の
絶縁リング590によって確保される。また、2つの上
層コイル端534の内周端部には、軸方向に伸びる上層
内部延長部538を備える。この上層内部延長部538
の内周面は、前述した下層コイルバー532の内端に設
けられた下層内部延長部539の外周に重ね合わされ、
溶接等の接合技術で電気的、且つ機械的に接続される。
また、上層内部延長部538の外周面は、シャフト51
0に圧入固定された固定部材570の外周環状部571
の内面に、絶縁キャップ580を介して当接する。
【0040】〔ヨーク501の説明〕ヨーク501は、
図8に示すように、鋼板を丸めて成形した筒状体で、周
囲には、軸方向に伸びる内周に向かって凹んだ複数の凹
溝502が形成されている。この凹溝502は、スルー
ボルトを配置するとともに、ヨーク501の内周におい
て固定磁極550の位置決めに用いられる。
図8に示すように、鋼板を丸めて成形した筒状体で、周
囲には、軸方向に伸びる内周に向かって凹んだ複数の凹
溝502が形成されている。この凹溝502は、スルー
ボルトを配置するとともに、ヨーク501の内周におい
て固定磁極550の位置決めに用いられる。
【0041】〔固定磁極550の説明〕固定磁極550
は、本実施例では永久磁石を用いたもので、図8に示す
ように、複数(例えば6つ)の主磁極551と、この主
磁極551の各間に配置される極間磁極552とから構
成される。なお、固定磁極550として永久磁石の代わ
りに通電によって磁力を発生するフィールドコイルを用
いても良い。
は、本実施例では永久磁石を用いたもので、図8に示す
ように、複数(例えば6つ)の主磁極551と、この主
磁極551の各間に配置される極間磁極552とから構
成される。なお、固定磁極550として永久磁石の代わ
りに通電によって磁力を発生するフィールドコイルを用
いても良い。
【0042】主磁極551は、上述したヨーク501の
凹溝502の内側の両端によって、位置決めがなされ、
各主磁極551の間に極間磁極552を配置した状態
で、固定磁極550の内周に配置される固定スリーブ5
53によって、ヨーク501の内部に固定される。 〔マグネットスイッチ600の説明〕マグネットスイッ
チ600は、リヤ隔壁900に保持されて、リヤフレー
ム部700内に配置されるもので、通電によって、プラ
ンジャ610を上方へ駆動し、ワイヤ680を介してピ
ニオン回転規制部材230を下方へ引き、規制爪231
の回転規制部材237をピニオン210のフランジ21
3と当接させる。また、マグネットスイッチ600は、
通電によって、プランジャ610を上方へ駆動し、プラ
ンジャ610と一体に移動する2つの接点(下側可動接
点611と上側可動接点612)を、順次、端子ボルト
620の頭部621および固定接点630の当接部63
1に当接させるものである。
凹溝502の内側の両端によって、位置決めがなされ、
各主磁極551の間に極間磁極552を配置した状態
で、固定磁極550の内周に配置される固定スリーブ5
53によって、ヨーク501の内部に固定される。 〔マグネットスイッチ600の説明〕マグネットスイッ
チ600は、リヤ隔壁900に保持されて、リヤフレー
ム部700内に配置されるもので、通電によって、プラ
ンジャ610を上方へ駆動し、ワイヤ680を介してピ
ニオン回転規制部材230を下方へ引き、規制爪231
の回転規制部材237をピニオン210のフランジ21
3と当接させる。また、マグネットスイッチ600は、
通電によって、プランジャ610を上方へ駆動し、プラ
ンジャ610と一体に移動する2つの接点(下側可動接
点611と上側可動接点612)を、順次、端子ボルト
620の頭部621および固定接点630の当接部63
1に当接させるものである。
【0043】マグネットスイッチ600は、磁性体製
(例えば鉄製)の有底筒状のマグネットスイッチカバー
640の内側に構成されている。マグネットスイッチカ
バー640は例えば軟鋼板をカップ状にプレス成形した
もので、マグネットスイッチカバー640の底の中央に
は、プランジャ610を上下方向に移動自在に挿通する
穴641を備える。また、マグネットスイッチカバー6
40の上側開口は、磁性体製(例えば鉄製)のステーシ
ョナリコア642によって塞がれている。
(例えば鉄製)の有底筒状のマグネットスイッチカバー
640の内側に構成されている。マグネットスイッチカ
バー640は例えば軟鋼板をカップ状にプレス成形した
もので、マグネットスイッチカバー640の底の中央に
は、プランジャ610を上下方向に移動自在に挿通する
穴641を備える。また、マグネットスイッチカバー6
40の上側開口は、磁性体製(例えば鉄製)のステーシ
ョナリコア642によって塞がれている。
【0044】ステーショナリコア642は、上側の大径
部643と、下側の中径部644と、さらに下側の小径
部645とからなり、大径部643の外周が、マグネッ
トスイッチカバー640の上端を内側へカシメることに
よって、ステーショナリコア642がマグネットスイッ
チカバー640の上側開口内に固定されている。中径部
644の周囲には、吸引コイル650の上端が装着され
ている。ステーショナリコア642の小径部645の外
周には、プランジャ610を下方に付勢する圧縮コイル
バネ660の上端が装着されている。
部643と、下側の中径部644と、さらに下側の小径
部645とからなり、大径部643の外周が、マグネッ
トスイッチカバー640の上端を内側へカシメることに
よって、ステーショナリコア642がマグネットスイッ
チカバー640の上側開口内に固定されている。中径部
644の周囲には、吸引コイル650の上端が装着され
ている。ステーショナリコア642の小径部645の外
周には、プランジャ610を下方に付勢する圧縮コイル
バネ660の上端が装着されている。
【0045】吸引コイル650は、通電を受けると磁力
を発生して、プランジャ610を引きつける吸着手段
で、吸引コイル650は、上端がステーショナリコア6
42の中径部644に装着され、プランジャ610を上
下方向に摺動自在に覆うスリーブ651を備える。この
スリーブ651は、非磁性体(例えば銅板、真鍮、ステ
ンレス)の薄板を丸めて加工したもので、このスリーブ
651の上端および下端には、樹脂等よりなる絶縁ワッ
シャ652が設けられている。この2つの絶縁ワッシャ
652の間のスリーブ651の周囲には、薄い樹脂(例
えばセロハン、ナイロンフィルム)や紙などよりなる絶
縁フィルム(図示しない)が巻かれ、さらにその絶縁フ
ィルムの周囲に細いエナメル線を所定回数、巻いて吸引
コイル650が構成されている。
を発生して、プランジャ610を引きつける吸着手段
で、吸引コイル650は、上端がステーショナリコア6
42の中径部644に装着され、プランジャ610を上
下方向に摺動自在に覆うスリーブ651を備える。この
スリーブ651は、非磁性体(例えば銅板、真鍮、ステ
ンレス)の薄板を丸めて加工したもので、このスリーブ
651の上端および下端には、樹脂等よりなる絶縁ワッ
シャ652が設けられている。この2つの絶縁ワッシャ
652の間のスリーブ651の周囲には、薄い樹脂(例
えばセロハン、ナイロンフィルム)や紙などよりなる絶
縁フィルム(図示しない)が巻かれ、さらにその絶縁フ
ィルムの周囲に細いエナメル線を所定回数、巻いて吸引
コイル650が構成されている。
【0046】プランジャ610は、磁性体製金属(例え
ば鉄)で、上側の小径部613と下側の大径部614と
を備える略円柱形状を呈する。小径部613は、圧縮コ
イルバネ660の下端が装着され、比較的軸方向に長い
大径部614は、スリーブ651内において上下方向に
移動可能に保持される。プランジャ610の上側には、
プランジャ610の上方へ伸びるプランジャシャフト6
15が固定されている。このプランジャシャフト615
は、ステーショナリコア642の中央に設けられた貫通
穴から上方に突出している。このプランジャシャフト6
15のステーショナリコア642の上側には、上側可動
接点612がプランジャシャフト615に沿って上下方
向に摺動自在に挿通されている。この上側可動接点61
2は、図9に示すように、プランジャシャフト615の
上端に取り付けられた止め輪616によって、プランジ
ャシャフト615の上端より上方に移動しないように規
制されている。この結果、上側可動接点612は、止め
輪616とステーショナリコア642の間においてプラ
ンジャシャフト615に沿って上下方向に摺動自在とさ
れている。なお、上側可動接点612は、プランジャシ
ャフト615に取り付けられた板バネよりなる接点圧ス
プリング670によって、常に上方へ付勢されている。
ば鉄)で、上側の小径部613と下側の大径部614と
を備える略円柱形状を呈する。小径部613は、圧縮コ
イルバネ660の下端が装着され、比較的軸方向に長い
大径部614は、スリーブ651内において上下方向に
移動可能に保持される。プランジャ610の上側には、
プランジャ610の上方へ伸びるプランジャシャフト6
15が固定されている。このプランジャシャフト615
は、ステーショナリコア642の中央に設けられた貫通
穴から上方に突出している。このプランジャシャフト6
15のステーショナリコア642の上側には、上側可動
接点612がプランジャシャフト615に沿って上下方
向に摺動自在に挿通されている。この上側可動接点61
2は、図9に示すように、プランジャシャフト615の
上端に取り付けられた止め輪616によって、プランジ
ャシャフト615の上端より上方に移動しないように規
制されている。この結果、上側可動接点612は、止め
輪616とステーショナリコア642の間においてプラ
ンジャシャフト615に沿って上下方向に摺動自在とさ
れている。なお、上側可動接点612は、プランジャシ
ャフト615に取り付けられた板バネよりなる接点圧ス
プリング670によって、常に上方へ付勢されている。
【0047】上側可動接点612は、銅など導電性に優
れた金属よりなり、上側可動接点612の両端が上側に
移動した際、固定接点630に設けられた2つの当接部
631に当接する。また、上側可動接点612には、一
対のブラシ910の各リード線910aが、カシメや溶
接等によって、電気的、且つ機械的に固定されている。
さらに、上側可動接点612の溝部には、複数(本実施
例では2つ)の抵抗体617の端部が、挿入され、電気
的、且つ機械的に固定されている。
れた金属よりなり、上側可動接点612の両端が上側に
移動した際、固定接点630に設けられた2つの当接部
631に当接する。また、上側可動接点612には、一
対のブラシ910の各リード線910aが、カシメや溶
接等によって、電気的、且つ機械的に固定されている。
さらに、上側可動接点612の溝部には、複数(本実施
例では2つ)の抵抗体617の端部が、挿入され、電気
的、且つ機械的に固定されている。
【0048】抵抗体617は、スタータの起動初期時
に、モータ部500の回転を低速回転させるためのもの
で、抵抗値の大きな金属線を複数巻いて構成されてい
る。抵抗体617の他端には、端子ボルト620の頭部
621の下側に位置する下側可動接点611がカシメ等
によって固定されている。下側可動接点611は、銅な
ど導電性に優れた金属よりなり、マグネットスイッチ6
00が停止して、プランジャ610が下方に位置する際
にステーショナリコア642の上面に当接し、抵抗体6
17がプランジャシャフト615の移動に伴って上方に
移動する際、上側可動接点612が固定接点630の当
接部631に当接する前に、端子ボルト620の頭部6
21に当接するように設けられている。
に、モータ部500の回転を低速回転させるためのもの
で、抵抗値の大きな金属線を複数巻いて構成されてい
る。抵抗体617の他端には、端子ボルト620の頭部
621の下側に位置する下側可動接点611がカシメ等
によって固定されている。下側可動接点611は、銅な
ど導電性に優れた金属よりなり、マグネットスイッチ6
00が停止して、プランジャ610が下方に位置する際
にステーショナリコア642の上面に当接し、抵抗体6
17がプランジャシャフト615の移動に伴って上方に
移動する際、上側可動接点612が固定接点630の当
接部631に当接する前に、端子ボルト620の頭部6
21に当接するように設けられている。
【0049】プランジャ610の下面には、ワイヤ68
0の後端に設けられた球体681を収容する凹部682
を備える。この凹部682の内周壁には、雌ネジ683
が形成されている。この雌ネジ683は、凹部682内
に球体681を固定する固定ネジ684が螺合される。
この固定ネジ684は、雌ネジ683へのねじ込み量を
調節することにより、ワイヤ680の長さの調節も行う
ものである。なお、ワイヤ680の長さ調節は、プラン
ジャシャフト615が上方へ移動して、下側可動接点6
11が端子ボルト620に当接する際に、ピニオン回転
規制部材230の規制爪231が、ピニオン210の外
周の凹凸214に嵌まり合うように調節される。
0の後端に設けられた球体681を収容する凹部682
を備える。この凹部682の内周壁には、雌ネジ683
が形成されている。この雌ネジ683は、凹部682内
に球体681を固定する固定ネジ684が螺合される。
この固定ネジ684は、雌ネジ683へのねじ込み量を
調節することにより、ワイヤ680の長さの調節も行う
ものである。なお、ワイヤ680の長さ調節は、プラン
ジャシャフト615が上方へ移動して、下側可動接点6
11が端子ボルト620に当接する際に、ピニオン回転
規制部材230の規制爪231が、ピニオン210の外
周の凹凸214に嵌まり合うように調節される。
【0050】〔リヤフレーム部700の説明〕リヤフレ
ーム部700は、図11に示すように、樹脂製(例えば
フェノール樹脂)による絶縁性のマグネットスイッチカ
バーで、内部にマグネットスイッチ部600を収容す
る。リヤフレーム部700の後面には、上述したよう
に、ブラシ910を前方へ付勢する圧縮コイルバネ91
4を保持するバネ保持柱710が、ブラシ910の位置
に応じて前方に突出して設けられている。
ーム部700は、図11に示すように、樹脂製(例えば
フェノール樹脂)による絶縁性のマグネットスイッチカ
バーで、内部にマグネットスイッチ部600を収容す
る。リヤフレーム部700の後面には、上述したよう
に、ブラシ910を前方へ付勢する圧縮コイルバネ91
4を保持するバネ保持柱710が、ブラシ910の位置
に応じて前方に突出して設けられている。
【0051】リヤフレーム部700の上方には、マグネ
ットスイッチ部600の作動を介してモータ部500を
通電するために、バッテリ電圧が印加される端子ボルト
620が挿通されている。この端子ボルト620は、リ
ヤフレーム部700の内部がら挿入され、リヤフレーム
部700の後方に突出する鉄製のボルトで、前側にはリ
ヤフレーム部700の内面に当接する頭部621を備え
る。そして、リヤフレーム部700の後方に突出した端
子ボルト620にカシメワッシャ622が取りつけられ
ることによって、端子ボルト620がリヤフレーム部7
00に固定される。端子ボルト620の前端には、銅よ
りなる固定接点630がカシメによって固定されてい
る。固定接点630は、リヤフレーム部700の内部上
端に位置する1つまたは複数(本実施例では2つ)の当
接部631を備え、この当接部631の下面は、マグネ
ットスイッチ600の作動によって上下する上側可動接
点612の上面が当接可能に設けられている。
ットスイッチ部600の作動を介してモータ部500を
通電するために、バッテリ電圧が印加される端子ボルト
620が挿通されている。この端子ボルト620は、リ
ヤフレーム部700の内部がら挿入され、リヤフレーム
部700の後方に突出する鉄製のボルトで、前側にはリ
ヤフレーム部700の内面に当接する頭部621を備え
る。そして、リヤフレーム部700の後方に突出した端
子ボルト620にカシメワッシャ622が取りつけられ
ることによって、端子ボルト620がリヤフレーム部7
00に固定される。端子ボルト620の前端には、銅よ
りなる固定接点630がカシメによって固定されてい
る。固定接点630は、リヤフレーム部700の内部上
端に位置する1つまたは複数(本実施例では2つ)の当
接部631を備え、この当接部631の下面は、マグネ
ットスイッチ600の作動によって上下する上側可動接
点612の上面が当接可能に設けられている。
【0052】〔リヤ隔壁900の説明〕リヤ隔壁900
は、ヨーク501の内部とリヤフレーム部700の内部
とを区画してシャフト510の後端をメタル軸受560
を介して回転自在に支持するほか、ブラシホルダの役
目、マグネットスイッチ部600を保持する役目、およ
びワイヤ680を案内する滑車690を保持する役目を
果たす。
は、ヨーク501の内部とリヤフレーム部700の内部
とを区画してシャフト510の後端をメタル軸受560
を介して回転自在に支持するほか、ブラシホルダの役
目、マグネットスイッチ部600を保持する役目、およ
びワイヤ680を案内する滑車690を保持する役目を
果たす。
【0053】リヤ隔壁900は、アルミニウム等の金属
を鋳造技術によって成形した隔壁で、図12ないし図1
4に示すように、ブラシ910を軸方向に保持するブラ
シ保持穴911、912を複数(本実施例では上側に2
つ、下側に2つ)備える。上側のブラシ保持穴911
は、プラス電圧を受けるブラシ910を保持する穴で、
この上側のブラシ保持穴911は、樹脂製(例えばナイ
ロン、フェノール樹脂)の絶縁筒913を介してブラシ
910を保持する。また、下側のブラシ保持穴912
は、アース接地されるブラシ910を保持する穴で、こ
の下側のブラシ保持穴912は、穴の内部で直接ブラシ
910を保持する。
を鋳造技術によって成形した隔壁で、図12ないし図1
4に示すように、ブラシ910を軸方向に保持するブラ
シ保持穴911、912を複数(本実施例では上側に2
つ、下側に2つ)備える。上側のブラシ保持穴911
は、プラス電圧を受けるブラシ910を保持する穴で、
この上側のブラシ保持穴911は、樹脂製(例えばナイ
ロン、フェノール樹脂)の絶縁筒913を介してブラシ
910を保持する。また、下側のブラシ保持穴912
は、アース接地されるブラシ910を保持する穴で、こ
の下側のブラシ保持穴912は、穴の内部で直接ブラシ
910を保持する。
【0054】また、ブラシ910は、圧縮コイルバネ9
14によって、前端面が電機子コイル530の後側の上
層コイル端534の後面に付勢されるもので、圧縮コイ
ルバネ914は、リヤフレーム部700の後面から前方
へ突出して設けられたバネ保持柱710の前端に形成さ
れた凹部711の内部に保持される。なお、上側のブラ
シ910のリード線は、マグネットスイッチ部600に
よって移動する上側可動接点612(後述する)に溶接
やカシメ等の接合技術で電気的、且つ機械的に結合され
ている。また、下側のブラシ910のリード線は、リヤ
隔壁900の後面に形成された凹部920内にカシメら
れて、電気的、且つ機械的に結合されている。なお、本
実施例では、下側のブラシ910が1対設けられてお
り、1本のリード線に1対の下側のブラシ910が接合
されており、リード線の中央がリヤ隔壁900の後面の
凹部920内にカシメられている。
14によって、前端面が電機子コイル530の後側の上
層コイル端534の後面に付勢されるもので、圧縮コイ
ルバネ914は、リヤフレーム部700の後面から前方
へ突出して設けられたバネ保持柱710の前端に形成さ
れた凹部711の内部に保持される。なお、上側のブラ
シ910のリード線は、マグネットスイッチ部600に
よって移動する上側可動接点612(後述する)に溶接
やカシメ等の接合技術で電気的、且つ機械的に結合され
ている。また、下側のブラシ910のリード線は、リヤ
隔壁900の後面に形成された凹部920内にカシメら
れて、電気的、且つ機械的に結合されている。なお、本
実施例では、下側のブラシ910が1対設けられてお
り、1本のリード線に1対の下側のブラシ910が接合
されており、リード線の中央がリヤ隔壁900の後面の
凹部920内にカシメられている。
【0055】リヤ隔壁900の後面には、マグネットス
イッチ部600の前面側が当接する2つの台座930
と、マグネットスイッチ部600の周囲を抱え込む2本
の固定柱940が形成されている。台座930は、外径
が円筒形状を呈するマグネットスイッチ部600と当接
するために、マグネットスイッチ部600の外形形状と
一致するように設けられている。また、2本の固定柱9
40は、マグネットスイッチ部600を台座に当接した
状態で、それぞれの後端を内側にカシメることで、マグ
ネットスイッチ部600を保持している。
イッチ部600の前面側が当接する2つの台座930
と、マグネットスイッチ部600の周囲を抱え込む2本
の固定柱940が形成されている。台座930は、外径
が円筒形状を呈するマグネットスイッチ部600と当接
するために、マグネットスイッチ部600の外形形状と
一致するように設けられている。また、2本の固定柱9
40は、マグネットスイッチ部600を台座に当接した
状態で、それぞれの後端を内側にカシメることで、マグ
ネットスイッチ部600を保持している。
【0056】リヤ隔壁900の後面の下側には、ワイヤ
680の移動方向を、マグネットスイッチ部600の上
下方向から軸方向に変換する滑車690を保持する滑車
保持部950が形成されている。なお、滑車保持部95
0の直ぐ上に、下側のブラシ910のリード線を結合す
る凹部920が形成されている。
680の移動方向を、マグネットスイッチ部600の上
下方向から軸方向に変換する滑車690を保持する滑車
保持部950が形成されている。なお、滑車保持部95
0の直ぐ上に、下側のブラシ910のリード線を結合す
る凹部920が形成されている。
【0057】〔実施例の作動〕次に、上記スタータの作
動を図15(a)ないし(c)の電気回路図に従い、説
明する。乗員によって、キースイッチ10がスタート位
置に設定されると、バッテリ20から、マグネットスイ
ッチ部600の吸引コイル650に通電される。吸引コ
イル650が通電されると、吸引コイル650の発生す
る磁力にプランジャ610が引き寄せられ、プランジャ
610が下方位置から上方へ上昇する。
動を図15(a)ないし(c)の電気回路図に従い、説
明する。乗員によって、キースイッチ10がスタート位
置に設定されると、バッテリ20から、マグネットスイ
ッチ部600の吸引コイル650に通電される。吸引コ
イル650が通電されると、吸引コイル650の発生す
る磁力にプランジャ610が引き寄せられ、プランジャ
610が下方位置から上方へ上昇する。
【0058】プランジャ610が上昇を開始すると、プ
ランジャシャフト615の上昇に伴って上側可動接点6
12および下側可動接点611が上昇するとももに、ワ
イヤ680の後端も上方に上昇する。ワイヤ680の後
端が上昇すると、ワイヤ680の前端は下方に引かれ、
ピニオン回転規制部材230が下降する。ピニオン回転
規制部材230の下降によって、規制爪231の摺接部
材237がピニオン210のフランジ213に当接する
時点で、下側可動接点611が端子ボルト620の頭部
621に当接する(図15(a)参照)。端子ボルト6
20には、バッテリ20の電圧が印加されており、端子
ボルト620の電圧が、下側可動接点611→抵抗体6
17→上側可動接点612→リード線を介して上側のブ
ラシ910に伝えられる。つまり、抵抗体617を介し
た低電圧が上側のブラシ910を介して電機子コイル5
30に伝えられる。そして、下側のブラシ910は、リ
ヤ隔壁900を介して常にアース接地されているため、
各上層コイルバー531と各下層コイルバー532とを
組み合わせてコイル状に構成された電機子コイル530
が低電圧で通電される。すると、電機子コイル530が
比較的弱い磁力を発生し、この磁力が固定磁極550の
磁力に作用(吸着あるいは反発)して、アーマチャ54
0が低速回転する。
ランジャシャフト615の上昇に伴って上側可動接点6
12および下側可動接点611が上昇するとももに、ワ
イヤ680の後端も上方に上昇する。ワイヤ680の後
端が上昇すると、ワイヤ680の前端は下方に引かれ、
ピニオン回転規制部材230が下降する。ピニオン回転
規制部材230の下降によって、規制爪231の摺接部
材237がピニオン210のフランジ213に当接する
時点で、下側可動接点611が端子ボルト620の頭部
621に当接する(図15(a)参照)。端子ボルト6
20には、バッテリ20の電圧が印加されており、端子
ボルト620の電圧が、下側可動接点611→抵抗体6
17→上側可動接点612→リード線を介して上側のブ
ラシ910に伝えられる。つまり、抵抗体617を介し
た低電圧が上側のブラシ910を介して電機子コイル5
30に伝えられる。そして、下側のブラシ910は、リ
ヤ隔壁900を介して常にアース接地されているため、
各上層コイルバー531と各下層コイルバー532とを
組み合わせてコイル状に構成された電機子コイル530
が低電圧で通電される。すると、電機子コイル530が
比較的弱い磁力を発生し、この磁力が固定磁極550の
磁力に作用(吸着あるいは反発)して、アーマチャ54
0が低速回転する。
【0059】アーマチャシャフト510が回転すると、
遊星歯車機構300の遊星ギア310が、シャフト51
0の前端の太陽ギア310によって回転駆動される。遊
星ギア320がプラネットキャリア330を介してリン
グギア100を回転駆動する方向の回転トルクを環状ギ
ア340に与える場合は、オーバーランニングクラッチ
350の作動によって、環状ギア340の回転が規制さ
れる。つまり、環状ギア340は回転しないため、遊星
ギア320の回転によって、プラネットキャリア330
が減速回転する。プラネットキャリア330が回転する
と、ピニオン210も回転しようとするが、ピニオン2
10はピニオン回転規制部材230によって回転が規制
されているため、ピニオン210は出力軸220のヘリ
カルアウタスプライン221に沿って前進する。
遊星歯車機構300の遊星ギア310が、シャフト51
0の前端の太陽ギア310によって回転駆動される。遊
星ギア320がプラネットキャリア330を介してリン
グギア100を回転駆動する方向の回転トルクを環状ギ
ア340に与える場合は、オーバーランニングクラッチ
350の作動によって、環状ギア340の回転が規制さ
れる。つまり、環状ギア340は回転しないため、遊星
ギア320の回転によって、プラネットキャリア330
が減速回転する。プラネットキャリア330が回転する
と、ピニオン210も回転しようとするが、ピニオン2
10はピニオン回転規制部材230によって回転が規制
されているため、ピニオン210は出力軸220のヘリ
カルアウタスプライン221に沿って前進する。
【0060】前記摩擦による回転抵抗をT1 、慣性によ
る回転抵抗をT2 、壊れたスプラインのピッチ円半径を
r、掟れ角をαとするとピニオン210が受ける前進力
F1は概略下式で表わされる(図16参照)。 従来のスタータにおいて、例えば慣性による回転抵抗T
2 =100Ncm、掟れスプラインピッチ円半径r=1
cm、掟れ角α=60°とすると前進力F1 =1Z3N
となる。ここに、摩擦による回転抵抗T1 =100Nc
mが追加された場合、掟れ角αは従来の場合より小さく
でき、その値は40°程度で同等の前進力を得ることが
できる。この前進力で戻しばね240の付勢力に抗して
前進し、係止リング250に当接する直前においては摺
接部237とピニオン210のフランジ213との間の
摩擦力が減衰、若しくは接触しなくなるので、摩擦によ
る回転抵抗T1 ≒0となり、そのときの前進力F1 =8
4Nとなる。
る回転抵抗をT2 、壊れたスプラインのピッチ円半径を
r、掟れ角をαとするとピニオン210が受ける前進力
F1は概略下式で表わされる(図16参照)。 従来のスタータにおいて、例えば慣性による回転抵抗T
2 =100Ncm、掟れスプラインピッチ円半径r=1
cm、掟れ角α=60°とすると前進力F1 =1Z3N
となる。ここに、摩擦による回転抵抗T1 =100Nc
mが追加された場合、掟れ角αは従来の場合より小さく
でき、その値は40°程度で同等の前進力を得ることが
できる。この前進力で戻しばね240の付勢力に抗して
前進し、係止リング250に当接する直前においては摺
接部237とピニオン210のフランジ213との間の
摩擦力が減衰、若しくは接触しなくなるので、摩擦によ
る回転抵抗T1 ≒0となり、そのときの前進力F1 =8
4Nとなる。
【0061】すなわち、ピニオン210の前進停止時に
は前進力が小さく抑えられ、衝撃を衝撃を回避しつつそ
の素早い前進立よりを実現することができる。ピニオン
ギア210の前進に伴い、シャッタ420も前進し、ハ
ウジング400の開口410を開く。そして、ピニオン
210の前進によって、ピニオン210がエンジンのリ
ングギア100に完全に噛合し、その後、ピニオン係止
リング250に当接する。また、ピニオン210が前進
すると、規制爪231がピニオン210の凹凸214か
ら外れ、その後、規制爪231の前端が、ピニオン21
0の後面に設けられたワッシャ215の後側に落ち込
む。
は前進力が小さく抑えられ、衝撃を衝撃を回避しつつそ
の素早い前進立よりを実現することができる。ピニオン
ギア210の前進に伴い、シャッタ420も前進し、ハ
ウジング400の開口410を開く。そして、ピニオン
210の前進によって、ピニオン210がエンジンのリ
ングギア100に完全に噛合し、その後、ピニオン係止
リング250に当接する。また、ピニオン210が前進
すると、規制爪231がピニオン210の凹凸214か
ら外れ、その後、規制爪231の前端が、ピニオン21
0の後面に設けられたワッシャ215の後側に落ち込
む。
【0062】一方、ピニオン210が前進した状態で、
上側可動接点612が固定接点630の当接部631に
当接する。すると、端子ボルト620のバッテリ電圧
が、上側可動接点612→リード線を介して直接上側の
ブラシ910に伝えられる。つまり、各上層コイルバー
531および各下層コイルバー532よりなる電機子コ
イル530に高い電流が流れ、電機子コイル530が強
い磁力を発生し、アーマチャ540を高速回転する。
上側可動接点612が固定接点630の当接部631に
当接する。すると、端子ボルト620のバッテリ電圧
が、上側可動接点612→リード線を介して直接上側の
ブラシ910に伝えられる。つまり、各上層コイルバー
531および各下層コイルバー532よりなる電機子コ
イル530に高い電流が流れ、電機子コイル530が強
い磁力を発生し、アーマチャ540を高速回転する。
【0063】シャフト510の回転は、遊星歯車機構3
00によって減速されて回転トルクが増大し、プラネッ
トキャリア330を回転駆動する。このとき、ピニオン
210は、前端がピニオン係止リング250に当接し
て、プラネットキャリア330と一体に回転する。そし
て、ピニオン210は、エンジンのリングギア100に
噛合しているため、ピニオン210は、リングギア10
0を回転駆動して、エンジンの出力軸を回転駆動する。
00によって減速されて回転トルクが増大し、プラネッ
トキャリア330を回転駆動する。このとき、ピニオン
210は、前端がピニオン係止リング250に当接し
て、プラネットキャリア330と一体に回転する。そし
て、ピニオン210は、エンジンのリングギア100に
噛合しているため、ピニオン210は、リングギア10
0を回転駆動して、エンジンの出力軸を回転駆動する。
【0064】エンジンが始動し、エンジンのリングギア
100がピニオン210の回転よりも速く回転すると、
ヘリカルスプラインの作用によって、ピニオン210に
後退力が生じる。しかるに、ピニオン210の後方に落
ち込んだ回転規制爪231によって、ピニオン210の
後退が阻止され、ピニオン210の早期離脱を防止し
て、エンジンを確実に始動することができる(図15
(b)参照)。
100がピニオン210の回転よりも速く回転すると、
ヘリカルスプラインの作用によって、ピニオン210に
後退力が生じる。しかるに、ピニオン210の後方に落
ち込んだ回転規制爪231によって、ピニオン210の
後退が阻止され、ピニオン210の早期離脱を防止し
て、エンジンを確実に始動することができる(図15
(b)参照)。
【0065】また、エンジンの始動によって、エンジン
のリングギア100がピニオン210の回転よりも速く
回転されると、リングギア100の回転によってピニオ
ン210が回転駆動される。すると、リングギア100
からピニオン210に伝えられた回転トルクは、プラネ
ットキャリア330を介して遊星ギア320を支持する
ピン332に伝えられる。つまり、プラネットキャリア
330によって遊星ギア320が駆動される。すると、
環状ギア340には、エンジン始動時とは逆回転のトル
クがかかるため、オーバーランニングクラッチ350が
リングギア100の回転を許す。つまり、環状ギア34
0にエンジン始動時とは逆回転のトルクがかかると、オ
ーバーランニングクラッチ350のローラ353が、ク
ラッチインナ352の凹部355の外側へ離脱し、環状
ギア340の回転が可能になる。
のリングギア100がピニオン210の回転よりも速く
回転されると、リングギア100の回転によってピニオ
ン210が回転駆動される。すると、リングギア100
からピニオン210に伝えられた回転トルクは、プラネ
ットキャリア330を介して遊星ギア320を支持する
ピン332に伝えられる。つまり、プラネットキャリア
330によって遊星ギア320が駆動される。すると、
環状ギア340には、エンジン始動時とは逆回転のトル
クがかかるため、オーバーランニングクラッチ350が
リングギア100の回転を許す。つまり、環状ギア34
0にエンジン始動時とは逆回転のトルクがかかると、オ
ーバーランニングクラッチ350のローラ353が、ク
ラッチインナ352の凹部355の外側へ離脱し、環状
ギア340の回転が可能になる。
【0066】つまり、エンジンが始動して、エンジンの
リングギア100がピニオン210を回転駆動する相対
回転は、オーバーランニングクラッチ350で吸収さ
れ、エンジンによってアーマチュア540が回転駆動さ
れることがない。エンジンが始動すると、乗員によって
キースイッチ10がスタート位置から外され、マグネッ
トスイッチ部600の吸引コイル650への通電が停止
される。吸引コイル650の通電が停止されると、プラ
ンジャ610が圧縮コイルバネ660の作用によって、
下方に戻される。
リングギア100がピニオン210を回転駆動する相対
回転は、オーバーランニングクラッチ350で吸収さ
れ、エンジンによってアーマチュア540が回転駆動さ
れることがない。エンジンが始動すると、乗員によって
キースイッチ10がスタート位置から外され、マグネッ
トスイッチ部600の吸引コイル650への通電が停止
される。吸引コイル650の通電が停止されると、プラ
ンジャ610が圧縮コイルバネ660の作用によって、
下方に戻される。
【0067】すると、上側可動接点612が固定接点6
30の当接部631から離れるとともに、その後下側可
動接点611も端子ボルト620の頭部621から離
れ、上側のブラシ910への通電が停止する。また、プ
ランジャ610が下方に戻されると、ピニオン回転規制
部材230の復帰バネ部236の作用によって、ピニオ
ン回転規制部材230が上方に復帰し、規制爪231が
ピニオン210の後方から離脱する。すると、ピニオン
210は、戻しバネ240の作用によって後方に戻さ
れ、ピニオン210とエンジンのリングギア100との
噛み合いが外れるとともに、ピニオン210の後端が出
力軸220の大径部222に当接する。つまり、ピニオ
ン210が、スタータの始動前に戻される(図15
(c)参照)。
30の当接部631から離れるとともに、その後下側可
動接点611も端子ボルト620の頭部621から離
れ、上側のブラシ910への通電が停止する。また、プ
ランジャ610が下方に戻されると、ピニオン回転規制
部材230の復帰バネ部236の作用によって、ピニオ
ン回転規制部材230が上方に復帰し、規制爪231が
ピニオン210の後方から離脱する。すると、ピニオン
210は、戻しバネ240の作用によって後方に戻さ
れ、ピニオン210とエンジンのリングギア100との
噛み合いが外れるとともに、ピニオン210の後端が出
力軸220の大径部222に当接する。つまり、ピニオ
ン210が、スタータの始動前に戻される(図15
(c)参照)。
【0068】さらに、プランジャ610が下方に戻され
ることにより、下側可動接点611が、マグネットスイ
ッチ600のステーショナリコア642の上面に当接
し、上側のブラシ910のリード線910aが、上側可
動接点612→抵抗体617→下側可動接点611→ス
テーショナリコア642→マグネットスイッチカバー6
40→リヤ隔壁900の順に導通する。つまり、上側の
ブラシ910と下側のブラシ910とが、リヤ隔壁90
0を介して短絡する。一方、アーマチュア540の惰性
回転により電機子コイル530には、起電力が生じる。
そして、この起電力が、上側のブラシ910、リヤ隔壁
900、下側のブラシ910を介して短絡するため、ア
ーマチュア540の惰性回転に制動力が与えらえる。こ
の結果、アーマチュア540は急速に停止する。
ることにより、下側可動接点611が、マグネットスイ
ッチ600のステーショナリコア642の上面に当接
し、上側のブラシ910のリード線910aが、上側可
動接点612→抵抗体617→下側可動接点611→ス
テーショナリコア642→マグネットスイッチカバー6
40→リヤ隔壁900の順に導通する。つまり、上側の
ブラシ910と下側のブラシ910とが、リヤ隔壁90
0を介して短絡する。一方、アーマチュア540の惰性
回転により電機子コイル530には、起電力が生じる。
そして、この起電力が、上側のブラシ910、リヤ隔壁
900、下側のブラシ910を介して短絡するため、ア
ーマチュア540の惰性回転に制動力が与えらえる。こ
の結果、アーマチュア540は急速に停止する。
【0069】〔実施例2〕本発明スタータの実施例2を
図17に基づいて説明する。このものでは、また、以上
の説明は回転部の前進に伴い回転部と摺接部との間の摩
擦係数を減少させ、摩擦抵抗を削減させたが、摺接部2
37を先端側につれて先細りとなるテーパ状とし、ピニ
オンギヤ210の前進に伴い接触圧力つまり摩擦力を削
減させてもよい。この場合には、摺接部237をピニオ
ン回転規制手段230側に設けたが、ピニオン210側
に、同じ摺接部237を設けるようにしてもよい。
図17に基づいて説明する。このものでは、また、以上
の説明は回転部の前進に伴い回転部と摺接部との間の摩
擦係数を減少させ、摩擦抵抗を削減させたが、摺接部2
37を先端側につれて先細りとなるテーパ状とし、ピニ
オンギヤ210の前進に伴い接触圧力つまり摩擦力を削
減させてもよい。この場合には、摺接部237をピニオ
ン回転規制手段230側に設けたが、ピニオン210側
に、同じ摺接部237を設けるようにしてもよい。
【0070】〔実施例3〕更に、実施例3として図18
および19に示す如く、摺接部9は、ハウジング1の溝
12に固定されていてもよい。この場合、静止時におい
てクラッチ外周44は、摺接部9の径方向内面に接触し
て、摺接部9を圧縮しており、クラッチアウタ41に回
転抵抗を与えている。尚、クラッチアウタ41の後端面
は面取りされており、クラッチアウタ41の後退時に摺
接部9の内側に円滑に圧入可能となっている。さらに摺
動部9に面取りを追加すればクラッチアウタ41がスム
ーズに摺動可能となる。また、摺接部9を環状に形成し
クラッチアウタ41に嵌着すれば、静止時において内部
空間Dを密閉し、外部からの異物進入を防ぐこともでき
る。
および19に示す如く、摺接部9は、ハウジング1の溝
12に固定されていてもよい。この場合、静止時におい
てクラッチ外周44は、摺接部9の径方向内面に接触し
て、摺接部9を圧縮しており、クラッチアウタ41に回
転抵抗を与えている。尚、クラッチアウタ41の後端面
は面取りされており、クラッチアウタ41の後退時に摺
接部9の内側に円滑に圧入可能となっている。さらに摺
動部9に面取りを追加すればクラッチアウタ41がスム
ーズに摺動可能となる。また、摺接部9を環状に形成し
クラッチアウタ41に嵌着すれば、静止時において内部
空間Dを密閉し、外部からの異物進入を防ぐこともでき
る。
【0071】以上の説明においては、回転部分が係止リ
ング14に当接する時点で、摺接部は回転部から離れる
ものとしたが、一部接触していても摩擦力は減少するの
で同様の効果を奏し得ることが理解できる。 〔他の実施例〕また、ピニオンギヤ210の外周に、リ
ングギヤ100側に向かい摩擦係数を減少させる摺接部
材を設けてもよい。
ング14に当接する時点で、摺接部は回転部から離れる
ものとしたが、一部接触していても摩擦力は減少するの
で同様の効果を奏し得ることが理解できる。 〔他の実施例〕また、ピニオンギヤ210の外周に、リ
ングギヤ100側に向かい摩擦係数を減少させる摺接部
材を設けてもよい。
【0072】さらに、ピニオン回転規制部材230の規
制爪231、もしくはピニオンギヤ210の少なくとも
一方の表面粗さを順次変化させる、材質を順次変えても
よい。つまり、リングギヤ100側にむかうにつれて、
表面粗さが弱くなるようにすればよい。
制爪231、もしくはピニオンギヤ210の少なくとも
一方の表面粗さを順次変化させる、材質を順次変えても
よい。つまり、リングギヤ100側にむかうにつれて、
表面粗さが弱くなるようにすればよい。
【図1】本発明スタータの実施例を説明するための側面
断面図である。
断面図である。
【図2】ピニオン回転規制部材の斜視図である。
【図3】(a)及び(b)は、ピニオン回転規制部材を
ピニオン部に組付けた際の正面図及び一部断面側面図で
ある。
ピニオン部に組付けた際の正面図及び一部断面側面図で
ある。
【図4】センターブラケットの後面図である。
【図5】センターブラケットの側面断面図である。
【図6】センターブラケットの正面図である。
【図7】アーマチュアの側面断面図である。
【図8】ヨークの正面図である。
【図9】マグネットスイッチのプランジャーおよび固定
接点の分解斜視図である。
接点の分解斜視図である。
【図10】マグネットスイッチのプランジャーを示す斜
視図である。
視図である。
【図11】エンドフレームおよびブラシスプリングを示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】ブラシ保持体を示す正面図である。
【図13】図26のA−A線に沿う断面図である。
【図14】図26のB−B線に沿う断面図である。
【図15】(a)、(b)及び(c)は、ピニオンの作
動状態を示してある、電気回路図である。
動状態を示してある、電気回路図である。
【図16】ピニオンギヤとストッパとの衝接時の力の状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図17】本発明の実施例におけるピニオン回転規制部
材をピニオン部に組み付けた際の側面断面図である。
材をピニオン部に組み付けた際の側面断面図である。
【図18】本発明スタータの実施例3を示す一部断面図
である。
である。
【図19】図18のスタータの正面図である。
100 リングギヤ 200 ピニオン 220 出力軸 230 ピニオン回転規制部材 237 摺接部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新美 正巳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−104768(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 15/06 F02N 11/00 F02N 15/02
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジングに回転自在に支持される出力
軸と、 この出力軸にヘリカルスプライン嵌着されて前記出力軸
の回転により回転しつつ静止位置からエンジンのリング
ギヤまで軸方向に前進し、前記リングギヤと噛み合うピ
ニオンギヤを有するピニオン部と、 このピニオンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、
前記ピニオン部の前進を係止するピニオンストッパと、 前記ピニオン部に当接し、前記ピニオン部の回転を規制
する回転規制部とを備え、 前記ピニオン部の前記リングギヤ側への移動に伴い、前
記回転規制部と前記ピニオン部との間の摩擦による回転
規制力を減少させるようにし、前記回転規制部は、前記出力軸を回転駆動するモータへ
の通電を行うマグネットスイッチにより移動され、前記
出力軸の回転開始時に前記ピニオン部に当接することを
特徴とする ことを特徴とするスタータ。 - 【請求項2】 ハウジングに回転自在に支持される出力
軸と、 この出力軸にヘリカルスプライン嵌着されて前記出力軸
の回転により回転しつつ静止位置からエンジンのリング
ギヤまで軸方向に前進し、前記リングギヤと噛み合うピ
ニオンギヤを有するピニオン部と、 このピニオンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、
前記ピニオン部の前進を係止するピニオンストッパと、 前記ピニオン部に当接し、前記ピニオン部の回転を規制
する回転規制部とを備え、 前記ピニオン部の前記リングギヤ側への移動に伴い、前
記回転規制部と前記ピニオン部との間の摩擦による回転
規制力を減少させるようにしたスタータにおいて、 前記回転規制部もしくは前記ピニオン部の少なくとも一
方の表面粗さを順次変化させる、もしくは材質を順次変
えることで、前記回転規制部もしくは前記ピニオン部の
少なくとも一方を、前記ピニオン部の前記リングギヤ側
への移動に伴い、摩擦係数を減少させることを特徴とす
るスタータ。 - 【請求項3】 ハウジングに回転自在に支持される出力
軸と、 この出力軸にヘリカルスプライン嵌着されて前記出力軸
の回転により回転しつつ静止位置からエンジンのリング
ギヤまで軸方向に前進し、前記リングギヤと噛み合うピ
ニオンギヤを有するピニオン部と、 このピニオンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、
前記ピニオン部の前進を係止するピニオンストッパと、 前記ピニオン部に当接し、前記ピニオン部の回転を規制
する回転規制部とを備え、 前記ピニオン部の前記リングギヤ側への移動に伴い、前
記回転規制部と前記ピニオン部との間の摩擦による回転
規制力を減少させるようにしたスタータにおいて、 前記回転規制部もしくは前記ピニオン部の少なくとも一
方の形状を、前記リングギヤ方向に向かって高さが減少
する略テーパ状としたスタータ。 - 【請求項4】 前記回転規制部が前記ピニオン部に当接
した後に、前記出力軸を制限して回転させると共に、前
記ピニオンギヤが前記リングギヤに噛み合った後に、前
記出力軸の回転制限を解除することを特徴とする請求項
1ないし3のいずれかに記載のスタータ。 - 【請求項5】 前記回転規制部は、前記出力軸を回転駆
動するモータへの通電を行うマグネットスイッチにより
移動され、前記出力軸の回転開始時に前記ピニオン部に
当接することを特徴とする請求項2もしくは4のいずれ
かに記載のスタータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201828A JP3055400B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | スタータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201828A JP3055400B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | スタータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861196A JPH0861196A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3055400B2 true JP3055400B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16447576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6201828A Expired - Fee Related JP3055400B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | スタータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3055400B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3796920B2 (ja) * | 1996-11-15 | 2006-07-12 | 株式会社デンソー | スタータ |
| JPH10252622A (ja) * | 1997-01-09 | 1998-09-22 | Denso Corp | スタータ |
| FR2864583B1 (fr) * | 2003-12-26 | 2006-03-03 | Valeo Equip Electr Moteur | Demarreur coaxial perfectionne de vehicule automobile |
| FR2864585B1 (fr) * | 2003-12-29 | 2006-03-03 | Valeo Equip Electr Moteur | Demarreur perfectionne a levier elastique |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6201828A patent/JP3055400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0861196A (ja) | 1996-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000314 |
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