JP3058111B2 - ロックボルトの施工方法 - Google Patents
ロックボルトの施工方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロックボルトの
施工方法に関し、特に、地山に削孔形成した掘削孔内に
挿入した線形補強材を定着材により定着固定して地山を
補強するロックボルトの施工方法に関する。
施工方法に関し、特に、地山に削孔形成した掘削孔内に
挿入した線形補強材を定着材により定着固定して地山を
補強するロックボルトの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロックボルト工法は、例えばトンネル工
事や擁壁工事などにおいて、地山を補強するために施工
されるもので、削岩機等の穿孔装置により削孔形成した
掘削孔内に、ロックボルトとしての異形鋼棒やグラスフ
ァイバーボルトなどの線形補強材を、先端固定方式や全
面接着方式などによって定着固定して地山を補強するも
のである。また、かかるロックボルト工法は、高性能の
削岩機の開発等によって、より長尺のものが施工される
ようになってきている。
事や擁壁工事などにおいて、地山を補強するために施工
されるもので、削岩機等の穿孔装置により削孔形成した
掘削孔内に、ロックボルトとしての異形鋼棒やグラスフ
ァイバーボルトなどの線形補強材を、先端固定方式や全
面接着方式などによって定着固定して地山を補強するも
のである。また、かかるロックボルト工法は、高性能の
削岩機の開発等によって、より長尺のものが施工される
ようになってきている。
【0003】そして、特に土砂地山や膨張性地山のよう
な未固結地盤等に対して、これらの地盤の安定化を図る
ために行われる全面接着方式のロックボルト工法によれ
ば、先端に穿孔ビットを備えた穿孔ロッドを継ぎ足しな
がら所定の深さまで削孔作業を行ない、削孔作業が終了
したら、穿孔ビットとともに穿孔ロッドを引き抜いて、
例えばモルタル等のセメント系の定着材を掘削孔内に充
填した後、ロックボルトを挿入して、定着材の固化によ
りこれを地中に定着固定することによって施工される。
な未固結地盤等に対して、これらの地盤の安定化を図る
ために行われる全面接着方式のロックボルト工法によれ
ば、先端に穿孔ビットを備えた穿孔ロッドを継ぎ足しな
がら所定の深さまで削孔作業を行ない、削孔作業が終了
したら、穿孔ビットとともに穿孔ロッドを引き抜いて、
例えばモルタル等のセメント系の定着材を掘削孔内に充
填した後、ロックボルトを挿入して、定着材の固化によ
りこれを地中に定着固定することによって施工される。
【0004】また、かかるロックボルトの施工方法によ
れば、穿孔装置による削孔作業は、穿孔ロッドの中空部
を介して水を給送し、削孔により発生した掘削土砂であ
るスライムを、掘削孔の壁面と穿孔ロッドとの隙間を介
して後方にスムースに排出しながら行われることにな
る。
れば、穿孔装置による削孔作業は、穿孔ロッドの中空部
を介して水を給送し、削孔により発生した掘削土砂であ
るスライムを、掘削孔の壁面と穿孔ロッドとの隙間を介
して後方にスムースに排出しながら行われることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロックボルトの施工方法によれば、削孔時に大量の
水を使用することになるため、特に未固結地山に対して
は、不必要に地山をゆるませることになって、削孔後の
孔壁の自立性を低下させ、崩落を引き起こすことなどに
より、ロックボルトの挿入作業を困難にするという課題
があり、またロックボルトが長尺になるほどかかる挿入
作業の困難性が増すことになる。
来のロックボルトの施工方法によれば、削孔時に大量の
水を使用することになるため、特に未固結地山に対して
は、不必要に地山をゆるませることになって、削孔後の
孔壁の自立性を低下させ、崩落を引き起こすことなどに
より、ロックボルトの挿入作業を困難にするという課題
があり、またロックボルトが長尺になるほどかかる挿入
作業の困難性が増すことになる。
【0006】そこで、この発明は、このような従来の課
題に鑑みてなされたものであり、特に未固結地山に対し
て、削孔作業により形成された掘削孔の孔壁の崩落を防
止して、ロックボルトの挿入及び定着固定作業を容易に
行わせることを可能にするロックボルトの施工方法を提
供することを目的とするものである。
題に鑑みてなされたものであり、特に未固結地山に対し
て、削孔作業により形成された掘削孔の孔壁の崩落を防
止して、ロックボルトの挿入及び定着固定作業を容易に
行わせることを可能にするロックボルトの施工方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、地山に削
孔形成した掘削孔内に挿入した線形補強材を定着材によ
り定着固定して地山を補強するロックボルトの施工方法
において、前記掘削孔の削孔時には穿孔ロッドの中空部
から掘削孔の先端に液状ポリマーを供給し、供給した液
状ポリマーとともに掘削土砂を穿孔ロッドと孔壁との隙
間を介して排出しながら、かつ液状ポリマーを孔壁に付
着させて皮膜を形成しながら削孔作業を行い、削孔作業
が終了したら、ゼリー状ポリマーを穿孔ロッドの先端か
ら吐出して掘削孔に充填しつつ前記穿孔ロッドを引き抜
き、しかる後に、掘削孔に挿入した注入管を介して定着
材を注入することにより、前記掘削孔に充填されたゼリ
ー状ポリマーを押し出してこれと置換しながら前記定着
材を前記掘削孔の先端部分から充填してゆき、このよう
にして定着材が充填された掘削孔に線形補強材を挿入し
てこれを定着固定することを特徴とするロックボルトの
施工方法にある。
達成するためになされたもので、その要旨は、地山に削
孔形成した掘削孔内に挿入した線形補強材を定着材によ
り定着固定して地山を補強するロックボルトの施工方法
において、前記掘削孔の削孔時には穿孔ロッドの中空部
から掘削孔の先端に液状ポリマーを供給し、供給した液
状ポリマーとともに掘削土砂を穿孔ロッドと孔壁との隙
間を介して排出しながら、かつ液状ポリマーを孔壁に付
着させて皮膜を形成しながら削孔作業を行い、削孔作業
が終了したら、ゼリー状ポリマーを穿孔ロッドの先端か
ら吐出して掘削孔に充填しつつ前記穿孔ロッドを引き抜
き、しかる後に、掘削孔に挿入した注入管を介して定着
材を注入することにより、前記掘削孔に充填されたゼリ
ー状ポリマーを押し出してこれと置換しながら前記定着
材を前記掘削孔の先端部分から充填してゆき、このよう
にして定着材が充填された掘削孔に線形補強材を挿入し
てこれを定着固定することを特徴とするロックボルトの
施工方法にある。
【0008】ここで、上記記載において液状ポリマー
は、穿孔ロッドの中空部を容易に通過し、また掘削土砂
を伴って穿孔ロッドと孔壁との隙間を容易に通過し得る
程度の流動性を備えるとともに、孔壁と接触して付着す
ることにより皮膜を形成し得る程度の粘性を備えた、い
わゆるゾル状態のポリマーを意味し、例えば液状アニオ
ン性ポリアクリレート系ポリマーを水1m3 に対して2
リットル程度配合した溶液を使用することができる。
は、穿孔ロッドの中空部を容易に通過し、また掘削土砂
を伴って穿孔ロッドと孔壁との隙間を容易に通過し得る
程度の流動性を備えるとともに、孔壁と接触して付着す
ることにより皮膜を形成し得る程度の粘性を備えた、い
わゆるゾル状態のポリマーを意味し、例えば液状アニオ
ン性ポリアクリレート系ポリマーを水1m3 に対して2
リットル程度配合した溶液を使用することができる。
【0009】また、ゼリー状ポリマーは、圧送等により
穿孔ロッドの中空部を通過し得るようないわゆる半流動
性を備える一方で、ゲル化によって、その形状をある程
度保持することができ、また異なった成分や種類を含ん
だ溶液や流動材料と容易に混合しない程度の粘性を備え
るもので、例えば、液状アニオン性ポリアクリレート系
ポリマーを水1m3 に対して10リットル程度配合した
溶液を使用することができる。
穿孔ロッドの中空部を通過し得るようないわゆる半流動
性を備える一方で、ゲル化によって、その形状をある程
度保持することができ、また異なった成分や種類を含ん
だ溶液や流動材料と容易に混合しない程度の粘性を備え
るもので、例えば、液状アニオン性ポリアクリレート系
ポリマーを水1m3 に対して10リットル程度配合した
溶液を使用することができる。
【0010】そして、この発明のロックボルトの施工方
法によれば、従来の削孔作業時における供給水に換えて
液状ポリマーを供給しながら、掘削土砂をスムースに排
出しつつ、かつ液状ポリマーの粘性及び付着性により皮
膜を形成し、地山のゆるみを防止して孔壁の安定を図り
ながら、孔壁を乱すことなく削孔作業が容易に行われる
ことになる。
法によれば、従来の削孔作業時における供給水に換えて
液状ポリマーを供給しながら、掘削土砂をスムースに排
出しつつ、かつ液状ポリマーの粘性及び付着性により皮
膜を形成し、地山のゆるみを防止して孔壁の安定を図り
ながら、孔壁を乱すことなく削孔作業が容易に行われる
ことになる。
【0011】また、削孔作業が終了して穿孔ロッドを引
き抜く際には、穿孔ロッドの先端から吐出したゼリー状
ポリマーにより掘削孔が充填され、これによって孔壁の
安定が容易に確保されることになる。
き抜く際には、穿孔ロッドの先端から吐出したゼリー状
ポリマーにより掘削孔が充填され、これによって孔壁の
安定が容易に確保されることになる。
【0012】さらに、ゼリー状ポリマーにより充填され
た掘削孔に注入管を挿入して定着材を注入すれば、定着
材は、ゼリー状ポリマーと混合されることなく、その注
入圧力によってゼリー状ポリマーを掘削孔から押し出し
つつ、掘削孔の先端部分から掘削孔の全体に順次充填さ
れてゆくことになる。
た掘削孔に注入管を挿入して定着材を注入すれば、定着
材は、ゼリー状ポリマーと混合されることなく、その注
入圧力によってゼリー状ポリマーを掘削孔から押し出し
つつ、掘削孔の先端部分から掘削孔の全体に順次充填さ
れてゆくことになる。
【0013】したがって、このようにして定着材が充填
された掘削孔に線形補強材を挿入し、定着材が固化する
ことによってロックボルトが施工されることになるが、
この間、掘削孔の孔壁は、液状ポリマーの皮膜やゼリー
状ポリマー、あるいは定着材によって防護され、孔壁の
崩落が防止されることになるので、ロックボルトの挿入
及び定着固定作業を容易に行ってゆくことが可能にな
る。
された掘削孔に線形補強材を挿入し、定着材が固化する
ことによってロックボルトが施工されることになるが、
この間、掘削孔の孔壁は、液状ポリマーの皮膜やゼリー
状ポリマー、あるいは定着材によって防護され、孔壁の
崩落が防止されることになるので、ロックボルトの挿入
及び定着固定作業を容易に行ってゆくことが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の好ましい実施の
形態すなわち一実施例について、添付図面を参照しつつ
詳細に説明する。この実施例にかかるロックボルトの施
工方法は、例えばトンネル工事において、切羽面や周囲
の地盤を補強するための補助工法として、異形鋼棒やグ
ラスファイバーボルトなどの線形補強材をロックボルト
として地中に埋設設置してトンネル支保を形成すべく採
用されたものである。
形態すなわち一実施例について、添付図面を参照しつつ
詳細に説明する。この実施例にかかるロックボルトの施
工方法は、例えばトンネル工事において、切羽面や周囲
の地盤を補強するための補助工法として、異形鋼棒やグ
ラスファイバーボルトなどの線形補強材をロックボルト
として地中に埋設設置してトンネル支保を形成すべく採
用されたものである。
【0015】そして、この実施例のロックボルトの施工
方法によれば、図1(a)に示すように、補強対象地盤
である例えば土砂地山や膨張性地山等の未固結地山20
に対して、例えば各種のトンネル現場で用いられるドリ
ルジャンボを使用し、これに取り付けた穿孔装置によっ
て削孔作業を行う。
方法によれば、図1(a)に示すように、補強対象地盤
である例えば土砂地山や膨張性地山等の未固結地山20
に対して、例えば各種のトンネル現場で用いられるドリ
ルジャンボを使用し、これに取り付けた穿孔装置によっ
て削孔作業を行う。
【0016】すなわち、かかる削孔作業は、穿孔ロッド
11の先端に取り付けた穿孔ビット12に、穿孔ロッド
11を介して回転と打撃を加えながら地山20を切削す
るとともに、穿孔ロッド11の内部に形成された中空部
を介して後述する液状ポリマー18を掘削孔13の先端
に圧送供給し、切削した掘削土砂を、供給した液状ポリ
マーに付随させるようにして、穿孔ビット12の排出溝
を経て穿孔ロッド11と掘削孔13の孔壁との間の隙間
から孔口に向かって流出させることにより排除しながら
行われることになる。
11の先端に取り付けた穿孔ビット12に、穿孔ロッド
11を介して回転と打撃を加えながら地山20を切削す
るとともに、穿孔ロッド11の内部に形成された中空部
を介して後述する液状ポリマー18を掘削孔13の先端
に圧送供給し、切削した掘削土砂を、供給した液状ポリ
マーに付随させるようにして、穿孔ビット12の排出溝
を経て穿孔ロッド11と掘削孔13の孔壁との間の隙間
から孔口に向かって流出させることにより排除しながら
行われることになる。
【0017】なお、穿孔ロッド11には、その外周面に
沿って、例えばスパイラル状の溝14が切られていて、
穿孔ロッド11の回転により、掘削土砂が液状ポリマー
に伴って孔口に向かってスムースに流出してゆくことに
なる。また、穿孔ロッド11は、ジョイント部分を介し
て後方に順次継ぎ足してゆくことにより、長尺の掘削孔
13でも容易に形成してゆくことが可能になる。
沿って、例えばスパイラル状の溝14が切られていて、
穿孔ロッド11の回転により、掘削土砂が液状ポリマー
に伴って孔口に向かってスムースに流出してゆくことに
なる。また、穿孔ロッド11は、ジョイント部分を介し
て後方に順次継ぎ足してゆくことにより、長尺の掘削孔
13でも容易に形成してゆくことが可能になる。
【0018】ここで、かかる削孔作業に使用す液状ポリ
マー18は、穿孔ロッド11の中空部を容易に通過し、
また掘削土砂を伴って穿孔ロッド11と孔壁との隙間を
容易に通過し得る程度の流動性を備えるとともに、孔壁
と接触して付着することにより皮膜16を形成し得る程
度の粘性を備えた、ゲル強度が20dyn 程度の、いわゆ
るゾル状態のポリマーを意味し、例えば液状アニオン性
ポリアクリレート系ポリマー、より具体的には商品名P
OLY−PLUS(松下鉱産株式会社製)を水1m3 に
対して2リットル程度配合した溶液を使用することがで
きる。
マー18は、穿孔ロッド11の中空部を容易に通過し、
また掘削土砂を伴って穿孔ロッド11と孔壁との隙間を
容易に通過し得る程度の流動性を備えるとともに、孔壁
と接触して付着することにより皮膜16を形成し得る程
度の粘性を備えた、ゲル強度が20dyn 程度の、いわゆ
るゾル状態のポリマーを意味し、例えば液状アニオン性
ポリアクリレート系ポリマー、より具体的には商品名P
OLY−PLUS(松下鉱産株式会社製)を水1m3 に
対して2リットル程度配合した溶液を使用することがで
きる。
【0019】また、上述のような物性を有する液状ポリ
マ−18を供給しながら削孔作業を行うことによって、
液状ポリマ−18の粘性及び付着性により掘削孔13の
壁面に皮膜16を形成し、地山のゆるみを防止して孔壁
の安定を図りながら、孔壁を乱すことなく削孔作業が行
われることになる。
マ−18を供給しながら削孔作業を行うことによって、
液状ポリマ−18の粘性及び付着性により掘削孔13の
壁面に皮膜16を形成し、地山のゆるみを防止して孔壁
の安定を図りながら、孔壁を乱すことなく削孔作業が行
われることになる。
【0020】そして、削孔作業が終了したら、次に、図
1(b)に示すように、穿孔ロッド11を回転して先端
の穿孔ビット12とともに引抜きながら、ゼリー状ポリ
マー19を穿孔ロッド11の先端から吐出して掘削孔1
3に充填してゆく作業を行なう。
1(b)に示すように、穿孔ロッド11を回転して先端
の穿孔ビット12とともに引抜きながら、ゼリー状ポリ
マー19を穿孔ロッド11の先端から吐出して掘削孔1
3に充填してゆく作業を行なう。
【0021】ここで、ゼリー状ポリマー19は、圧送等
により穿孔ロッド11の中空部を通過し得るようないわ
ゆる半流動性を備える一方で、ゲル化によって、その形
状をある程度保持することができ、また異なった成分や
種類を含んだ溶液や流動材料と容易に混合しない程度の
粘性を備える、ゲル強度が120dyn 程度のもので、例
えば、液状アニオン性ポリアクリレート系ポリマー、よ
り具体的には商品名POLY−PLUS(松下鉱産株式
会社製)を水1m3 に対して10リットル程度配合した
溶液を使用することができる。
により穿孔ロッド11の中空部を通過し得るようないわ
ゆる半流動性を備える一方で、ゲル化によって、その形
状をある程度保持することができ、また異なった成分や
種類を含んだ溶液や流動材料と容易に混合しない程度の
粘性を備える、ゲル強度が120dyn 程度のもので、例
えば、液状アニオン性ポリアクリレート系ポリマー、よ
り具体的には商品名POLY−PLUS(松下鉱産株式
会社製)を水1m3 に対して10リットル程度配合した
溶液を使用することができる。
【0022】したがって、ゼリー状ポリマー19は、穿
孔ロッド11の先端まで給送された後、例えば穿孔ビッ
ト12に形成された吐出口を介して吐出され、掘削孔1
3の先端部分から順次充填されてゆくとともに、充填さ
れたゼリー状ポリマー19は、図1(c)に示すよう
に、その粘性によって、穿孔ロッド11を引き抜いた後
も孔口から流出しない程度にその形状を保持し、充填状
態により孔壁を押えつけて当該孔壁を安定させることに
なる。
孔ロッド11の先端まで給送された後、例えば穿孔ビッ
ト12に形成された吐出口を介して吐出され、掘削孔1
3の先端部分から順次充填されてゆくとともに、充填さ
れたゼリー状ポリマー19は、図1(c)に示すよう
に、その粘性によって、穿孔ロッド11を引き抜いた後
も孔口から流出しない程度にその形状を保持し、充填状
態により孔壁を押えつけて当該孔壁を安定させることに
なる。
【0023】そして、この実施例によれば、次に、充填
されたゼリー状ポリマー19と置き換えるようにして、
例えばモルタル等のセメント系の定着材14を掘削孔1
3の内部に充填してゆく作業を行なう。
されたゼリー状ポリマー19と置き換えるようにして、
例えばモルタル等のセメント系の定着材14を掘削孔1
3の内部に充填してゆく作業を行なう。
【0024】すなわち、掘削孔13の先端部まで注入管
15を挿入した後、図1(d)に示すように注入管15
を後退させつつこの注入管15を介して定着材14を圧
送すれば、定着材14は、その圧送圧力により、ゼリー
状ポリマー19と混合することなくこれを押し出すよう
にしながら、掘削孔13の先端部がら孔口に向かって順
次充填されてゆき、やがて掘削孔13の全体に満される
ことになる。
15を挿入した後、図1(d)に示すように注入管15
を後退させつつこの注入管15を介して定着材14を圧
送すれば、定着材14は、その圧送圧力により、ゼリー
状ポリマー19と混合することなくこれを押し出すよう
にしながら、掘削孔13の先端部がら孔口に向かって順
次充填されてゆき、やがて掘削孔13の全体に満される
ことになる。
【0025】そして、図1(e)に示すように、定着材
14が充填された掘削孔13内に、ロックボルト17を
挿入して定着材14を固化させることにより、ロックボ
ルト17の設置作業が終了することになる。
14が充填された掘削孔13内に、ロックボルト17を
挿入して定着材14を固化させることにより、ロックボ
ルト17の設置作業が終了することになる。
【0026】るロックボルト17の定着固定作業までの
間、掘削孔13の孔壁は、液状ポリマー18の皮膜16
や、掘削孔13に充填されたゼリー状ポリマー19、あ
るいは定着材14によって防護され、孔壁の崩落が防止
されることになるので、補強対象地盤が未固結地山であ
る場合でも、ロックボルト17の挿入及び定着固定作業
を容易に行ってゆくことが可能になる。
間、掘削孔13の孔壁は、液状ポリマー18の皮膜16
や、掘削孔13に充填されたゼリー状ポリマー19、あ
るいは定着材14によって防護され、孔壁の崩落が防止
されることになるので、補強対象地盤が未固結地山であ
る場合でも、ロックボルト17の挿入及び定着固定作業
を容易に行ってゆくことが可能になる。
【0027】なお、この発明は上記実施例の実施の態様
のものに限定されるものではなく、請求項に記載された
構成の範囲内において、種々に変更して採用することが
できる。例えば、液状ポリマー18やゼリー状ポリマー
19として、液状アニオン性ポリアクリレート系ポリマ
ーを水と混合したものを使用する必要は必ずしもなく、
上述の物性を有するものであれば、その他の種々のポリ
マーを使用することもできる。
のものに限定されるものではなく、請求項に記載された
構成の範囲内において、種々に変更して採用することが
できる。例えば、液状ポリマー18やゼリー状ポリマー
19として、液状アニオン性ポリアクリレート系ポリマ
ーを水と混合したものを使用する必要は必ずしもなく、
上述の物性を有するものであれば、その他の種々のポリ
マーを使用することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
ロックボルトの施工方法によれば、掘削孔の削孔時には
穿孔ロッドの中空部から掘削孔の先端に液状ポリマーを
供給し、供給した液状ポリマーとともに掘削土砂を穿孔
ロッドと孔壁との隙間を介して排出しながら、かつ液状
ポリマーを孔壁に付着させて皮膜を形成しながら削孔作
業を行い、削孔作業が終了したら、ゼリー状ポリマーを
穿孔ロッドの先端から吐出して掘削孔に充填しつつ前記
穿孔ロッドを引き抜き、しかる後に、掘削孔に挿入した
注入管を介して定着材を注入することにより、前記掘削
孔に充填されたゼリー状ポリマーを押し出してこれと置
換しながら前記定着材を前記掘削孔の先端部分から充填
してゆき、このようにして定着材が充填された掘削孔に
線形補強材を挿入してこれを定着固定することによって
構成され、孔壁を乱すことなく削孔作業を行うことがで
き、かつ孔壁の安定を容易に確保することができるの
で、削孔作業により形成された掘削孔の孔壁の崩落を防
止しつつ、ロックボルトの挿入及び定着固定作業を容易
に行うことができる。
ロックボルトの施工方法によれば、掘削孔の削孔時には
穿孔ロッドの中空部から掘削孔の先端に液状ポリマーを
供給し、供給した液状ポリマーとともに掘削土砂を穿孔
ロッドと孔壁との隙間を介して排出しながら、かつ液状
ポリマーを孔壁に付着させて皮膜を形成しながら削孔作
業を行い、削孔作業が終了したら、ゼリー状ポリマーを
穿孔ロッドの先端から吐出して掘削孔に充填しつつ前記
穿孔ロッドを引き抜き、しかる後に、掘削孔に挿入した
注入管を介して定着材を注入することにより、前記掘削
孔に充填されたゼリー状ポリマーを押し出してこれと置
換しながら前記定着材を前記掘削孔の先端部分から充填
してゆき、このようにして定着材が充填された掘削孔に
線形補強材を挿入してこれを定着固定することによって
構成され、孔壁を乱すことなく削孔作業を行うことがで
き、かつ孔壁の安定を容易に確保することができるの
で、削孔作業により形成された掘削孔の孔壁の崩落を防
止しつつ、ロックボルトの挿入及び定着固定作業を容易
に行うことができる。
【図1】(a)〜(e)は、この発明の一実施例にかか
るロックボルトの施工方法の施工状況を説明する工程図
である。
るロックボルトの施工方法の施工状況を説明する工程図
である。
11 穿孔ロッド 12 穿孔ビット 13 掘削孔 14 定着材 15 注入管 16 皮膜 17 ロックボルト(線形補強材) 18 液状ポリマー 19 ゼリー状ポリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 20/00
Claims (1)
- 【請求項1】 地山に削孔形成した掘削孔内に挿入した
線形補強材を定着材により定着固定して地山を補強する
ロックボルトの施工方法において、 前記掘削孔の削孔時には穿孔ロッドの中空部から掘削孔
の先端に液状ポリマーを供給し、供給した液状ポリマー
とともに掘削土砂を穿孔ロッドと孔壁との隙間を介して
排出しながら、かつ液状ポリマーを孔壁に付着させて皮
膜を形成しながら削孔作業を行い、削孔作業が終了した
ら、ゼリー状ポリマーを穿孔ロッドの先端から吐出して
掘削孔に充填しつつ前記穿孔ロッドを引き抜き、しかる
後に、掘削孔に挿入した注入管を介して定着材を注入す
ることにより、前記掘削孔に充填されたゼリー状ポリマ
ーを押し出してこれと置換しながら前記定着材を前記掘
削孔の先端部分から充填してゆき、このようにして定着
材が充填された掘削孔に線形補強材を挿入してこれを定
着固定することを特徴とするロックボルトの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9021497A JP3058111B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | ロックボルトの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9021497A JP3058111B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | ロックボルトの施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220196A JPH10220196A (ja) | 1998-08-18 |
| JP3058111B2 true JP3058111B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12056610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9021497A Expired - Fee Related JP3058111B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | ロックボルトの施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3058111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000169838A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-20 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 孔壁自立工法用薬剤組成物 |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP9021497A patent/JP3058111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10220196A (ja) | 1998-08-18 |
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