JP3058652B2 - 使用済みコーヒー粉砕物の熱加水分解によるアロマの回収法 - Google Patents

使用済みコーヒー粉砕物の熱加水分解によるアロマの回収法

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JP3058652B2 JP2101550A JP10155090A JP3058652B2 JP 3058652 B2 JP3058652 B2 JP 3058652B2 JP 2101550 A JP2101550 A JP 2101550A JP 10155090 A JP10155090 A JP 10155090A JP 3058652 B2 JP3058652 B2 JP 3058652B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コーヒーの加工に関する。より詳細には、
本発明は使用済みコーヒー粉砕物の熱加水分解によって
生じるアロマを含む流体から、ジアセチルおよびアセト
アルデヒドに富んだ有用なコーヒーフレーバーを分離し
回収することに関する。
(先行技術) コーヒーの技術分野では、コーヒーを加工する際に生
ずる有用なコーヒーのアロマとフレーバーを分離し回収
することが長年の研究対象となっている。コーヒーのア
ロマには、蒸気アロマや粉砕機ガスのアロマなどが含ま
れる。コーヒーの技術分離では、同様に様々な方法によ
って製造されるソルブルコーヒーの収率を最大限に高め
ることも研究対象にしている。まず収率を高めるため
に、通常のパーコレーション系の1以上のカラム内の温
度と圧力を上げる。そして、使用済みコーヒー粉砕物
を、アルカリ、酸または高温で処理することによりさら
に収率を高めている。しかし、こうして高収率で製造さ
れたインスタントコーヒーは、やや苦くてアロマが不足
している。このため、コーヒーの分野では、焙炒粉砕コ
ーヒー粉砕物から高収率でソルブルコーヒーを製造し、
同時に有益なコーヒーフレーバーの良質な供給源を提供
するコーヒー製造法を開発することが必要とされてい
た。
(発明の開示) 本発明は、完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒ
ーの熱分解によって生じる流体から、ジアセチルやアセ
トアルデヒドなどの好ましいコーヒーアロマに富んだフ
レーバー成分を回収する方法を含む。本発明の方法は、
アロマを含む流体を樹脂または活性炭からなる非極性微
孔性吸着剤のベッド上に通し、フルフラルが流出してく
るまで流出液を収集するものである。この流出液は、そ
のままコーヒー製品に添加してもよいし、さらに分別し
てからコーヒー製品に添加してもよい。本発明は、全芳
香成分の50%以上のアセトアルデヒドと0.2〜12%のジ
アセチルを含有する特徴的なアロマも提供する。さら
に、本発明はアロマを含有する新規なソルブルコーヒー
も提供する。
(発明の詳細な説明) 本発明は、完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒ
ーの熱加水分解によって生じるアロマ含有流体を精製す
る工程を開示する。精製するアロマ含有流体は、高温短
時間処理によって使用済みコーヒー粉砕物を反応させる
ことによって調製することができる。このような反応に
は、メイラード反応や褐変反応が含まれ、揮発性成分も
生成する。アロマ含有流体の生成にとって好ましい工程
は、ここに本明細書の一部として引用する「完全に抽出
しきっていない焙炒粉砕コーヒーの加水分解法」と題す
る1988年9月14日付米国特許出願第244,205号明細書に
記載されている。この米国特許の明細書に記載されてい
るように、完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒー
として好ましいのは、大気圧抽出を経て、熱分解する前
にアラビノガラクタンが大部分除去されているものであ
る。熱加水分解の工程は、簡単に述べると以下のとおり
である。まず、固形分2〜75%のスラリーを約200〜約2
60℃で約1〜約15分反応器、好ましくは管型栓流反応器
中で処理する。この工程で生じたアロマ含有流体を、反
応器からフラッシュ濃縮物として流出させる。この濃縮
物は、好ましいコーヒーアロマを大量に含有している
が、好ましくないフレーバー(本明細書では「熱的(th
ermal)」という)を有するために精製や分離をしなく
ては使用することはできない。フラッシュ濃縮物はジア
セチルやアセトアルデヒド、IBA(2−メチルプロパナ
ール)、IVA(3−メチルブタナール)、2,3−ペンタン
ジオンなどの低沸点化合物をかなり含んでいる。また、
N−複素環式化合物の存在に起因すると考えられている
好ましくない強臭をも含んでいる。本発明の精製と分離
処理を商業的に応用するには、濃縮アロマ流体の体積を
小さくするのが望ましい。したがって、この特徴的なア
ロマ流体をかまや蒸留器を用いて10〜40倍に濃縮し、ア
ロマ濃度を10000〜40000ppmに濃縮するのが好ましい。
アロマ含有流体を収集して場合によって濃縮を行った
後、流体は非極性微孔性吸着剤のベッド上を通過させ
る。吸着剤としては好ましいのは、スチレン重合体入り
非極性樹脂であり、最も好ましいのはジビニルベンゼン
である。また、12x40メッシュで表面積1000〜1100m2/
g、孔体積0.99cc/g、直径10〜1000Åといった表面積と
孔体積が大きい活性炭も吸着剤として好ましい。樹脂
は、表面積800〜1000m2/gで孔直径20〜150Åとするのが
よい。上記の条件に適合する吸収剤の選択は、加工時
間、物質バランスなどを基準にして行う。表面積が大き
い樹脂は吸着能が大きいため、これを用いれば、フルフ
ラルが流出する前にジアセチルおよびアセトアルデヒド
を高率で回収することができる。
吸着剤のベッドは当業者に自明である様々な方法で調
製することができる。好ましい方法は、吸着剤をカラム
に充填する方法である。アロマ含有流体をカラムに通す
前に、水で洗浄することによってカラム内に存在する気
泡を除去する。流出液は、フルフラルが流出するまで収
集する。最初のベッド車量の1〜3倍の画分の水だけな
ので廃棄するのが好ましいことがある。フルフラルの流
出の有無は、流出液を分離して化学的に分析することに
よって調べられる。または、流出液の臭いでも検知でき
る。流出液は最初は果汁とワインの香りであり、徐々に
バターのような臭いになって、受け入れ難い青々としか
び臭くてディルと加工食品のような非コーヒー様の「熱
的」性格を有するこの好ましからぬフレーバーとなる。
フルフラルの流出後は、カラム内のすべての液体を排出
して、廃棄またはリサイクルする。吸着剤は洗浄して当
業者に自明の方法で再生する。
ジアセチルおよびアセトアルデヒドを含有する流出液
は、フレーバーおよびアロマの補助剤として有用であ
る。最終的にはアロマには、200ppm、好ましくは供給濃
度によって2000〜12000ppmの芳香成分を含有するであろ
う。この範囲は、最初のアロマ含有流体、好ましくは使
用済みコーヒー粉砕物を熱加水分解したフラッシュ濃縮
物からの芳香成分の回収率にして通常20〜30%となる。
流出液中に存在する全芳香成分のうち、アセトアルデヒ
ドがその50%以上、通常は60〜90%を占める。流出液は
また、全芳香成分の0.2〜12.0%、好ましくは2.5〜7.5
%のジアセチルを含有する。残りの芳香成分はアセト
ン、IBA,IVA、2,3ーペンタンジオンなどであり、フルフ
ラルも少量含まれる。アロマ最終製品はアセトアルデヒ
ドとジアセチルを併せて、全芳香成分の51%、好ましく
は61%以上となる。その計算式は、(アセトアルデヒド
+ジアセチル)/全芳香成分である。また、IVA量との
比較量((アセトアルデヒド+ジアセチル)/IVA)は25
以上、好ましくは125〜1000である。アセトアルデヒド
とIVAの比(アセトアルデヒド/IVA)は20以上、好まし
くは125〜1000である。ジアセチルとIVAとの比(ジアセ
チル/IVA)は2.0以上である。アロマ製品中のアセトア
ルデヒド量は100ppm、好ましくは1000ppm以上である。
また、ジアセチルの量は5ppm、好ましくは50ppm以上で
ある。
精製アロマおよびアロマ含有ソルブルコーヒーの特徴
づけにおいて、重要なフレーバー成分であるジアセチル
およびアセトアルデヒドとIVAとの比が重視される理由
を理解することは重要なことである。簡単にその理由を
述べると、従来技術ではこのような組成を有する特徴的
なアロマを調製することができなかったことによる。ま
た、この比は本発明によって行われる分離の特徴を示す
ものでもある。
マンノースなどのコーヒー中の還元糖は、熱によって
窒素源と反応してジアセチルなどのジケトンを生成す
る。その反応は、メイラード反応や褐変反応を含む。こ
のようなジケトンはさらにアミノ酸と反応してストレッ
カー劣化を受け、アセトアルデヒド、IBA、IVA、2ーメ
チルブタナールといったアルデヒドや窒素含有アロマを
生成する。この種の反応の詳細は、G.バーニンの「ケミ
ストリーオブヘテロサイクリックフレーバーリングアン
ドアロマカンパウンド」(エリスホーウッド:英国:198
2年)の152〜158頁に記載されている。本発明の工程
は、好ましからぬ低沸点成分からアセトアルデヒドとジ
アセチルとを分離して新らしいアロマを調製することに
よって特徴的なフレーバーを提供する。
流出液をフレーバーとアロマの補助剤として、コーヒ
ー製造物やコーヒー様製造物に添加して、果汁、ワイン
やバターのフレーバーを補強することができる。アセト
アルデヒドおよびジアセチルを含有する流出液を焙炒粉
砕コーヒーや褐色抽出液に添加したり、噴霧乾燥または
凍結乾燥したインスタントコーヒーに添加することがで
きる。
本発明は、ソルブルコーヒーの製造に適用しうる点が
重要である。回収したフレーバーは、ソルブルコーヒー
製造工程のいかなる段階で添加してもよい。例えば、乾
燥ソルブルコーヒーまたはコーヒー代替物をフレーバー
とともに溶液中に溶かしこみこれを乾燥することができ
る。また、フレーバー溶液は、直接濃縮コーヒー抽出液
に添加してこれを噴霧乾燥または凍結乾燥して、本質的
な部分としてアセトアルデヒドとジアセチルに代表され
るフレーバーを含有するソルブルコーヒーを製造するこ
ともできる。このような噴霧乾燥または凍結乾燥を経た
インスタントコーヒーにおいて、本発明の製造工程に従
って製造したアロマは単一のアロマ成分として使用して
もよいし、粉砕器ガス、スチームアロマ、コーヒー抽出
液の濃縮の際に発生するアロマといった他のアロマ源と
組み合わせて使用してもよい。いずれも場合であって
も、本発明のアロマをインスタントコーヒーに添加する
ことによって、15ppm以上、好ましくは25〜125ppmのア
セトアルデヒド、5ppm以上、好ましくは10〜40ppmのジ
アセチル、175ppm、好ましくは300〜800ppmの揮発性成
分を含有する新規なソルブルコーヒーを得ることができ
る。ソルブルコーヒーにおけるアセトアルデヒドとジア
セチルの合計量とIVAの比((アセトアルデヒド+ジア
セチル)/IVA)は1.5以上、好ましくは1.75〜10であ
り、アセトアルデヒドとIVAとの比(アセトアルデヒド/
IVA)は1.0以上、好ましくは1.5〜10である。本発明の
最も好ましい実施態様では、焙炒粉砕コーヒーの大気圧
抽出によって得られる抽出物を、完全に抽出しきってい
ない焙炒粉砕コーヒーの熱加水分解生成物とあわせたも
の(前記の米国特許第244,205号に記載されている)に
対してアロマを添加する。この場合、本発明のアロマを
可溶性の固形分に添加することによって得られるソルブ
ルコーヒーは、上記のアロマ量と比を有する噴霧乾燥ま
たは凍結乾燥したインスタントコーヒーを提供する。ま
た、このようなコーヒー製品はさらにマンナン成分の熱
加水分解によるマンノースとマンナノリゴマーを15%以
上含有する。乾燥重量基準の場合の収率は、55〜73%、
好ましくは65〜73%である。
フレーバーはまた、焙炒粉砕コーヒーに添加して果
汁、ワインやバターのフレーバを補強することができ
る。
または、流出液をさらに分離することによりアセトア
ルデヒドまたはジアセチルを得て、これをさらに天然フ
レーバとして様々な食品や飲料に添加することもでき
る。
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する
が、これらの実施例は特許請求の範囲に記載される本発
明の範囲を制限することを意図するものではない。
実施例1 使用済みコーヒー粉砕物の熱加水分解によって生成す
るアロマ含有流体(フラッシュ濃縮物)を精製するため
に、実験工場において3つの試験を行った。使用済みコ
ーヒー粉砕物は、焙炒粉砕コーヒーの乾燥量を基準にし
て収率43%になるまで抽出した。前述の米国特許第07/2
44,205号の記載に従って、使用済みコーヒー粉砕物の10
%スラリーを栓流反応器内において430゜Fで8分間処理
した。
この反応により得られるフラッシュ濃縮物は20〜30倍
に濃縮して、本発明の処理工程を施した。濃縮したフラ
ッシュ濃縮物の組成は、第2表の「供給物」の欄に示す
通りである。ラン1および3では、市販されている非極
性ポリスチレンジベニルベンゼン樹脂(Bio−Rad SM−
4)使用し、ラン2では、顆粒状活性炭(Calgon type
CPG)を吸着剤として使用した。
各ランでは、直径4″高さ7′の単一のガラスカラム
を使用した。樹脂および炭素は、あらかじめ秤量してお
き、上からスラリーにして充填した。吸着剤は1時間洗
浄して細かい吸着剤粒子がベッドの頂部に来るようにし
た。ベッドは吸着剤上で水レベル6″で安定化した。供
給物は所定の流速でカラムを下向きに流した。ランの間
は、吸着剤の上に液体が約1フィートはあるように維持
した。2〜4ベッドに相当する最初の流出物はベッド中
または上に最初に存在していた水などであるため廃棄し
た。また、クロマトによる分析を行ったところ、かかる
流出物は極めて希薄な溶液であることが確認された。操
作条件の詳細については第1表に記載した。
カラムを操作し始めてから30分は、黄色いバンドが樹
脂ベッドの頂部に認められた。この黄色のバンドは供給
物中に存在するジアセチルであると考えられるが、1時
間に約2″の速度でカラム下方に広がりながらゆっくり
と移動した。カラムの底に達したときには約6〜8イン
チ幅のバンドとなった。このバンドの移動は、フルフラ
ルの流出前に望ましいアロマ画分を収集するのに必要な
20時間に符号する。
フルフラル流出の検知は、臭いをかぐことによって行
った。各ランにおいて、流出液の性質は果汁様(樹脂の
ときは2〜6ベッド重量分:活性炭のときは4〜12ベッ
ド重量分)からバター風(樹脂のときは7〜10ベッド重
量分:活性炭のときは12〜16重量分)を経て、前述した
「熱的」状態になった。この熱的状態が最初に現れたと
きに有用な成分を含む流出液の収集を止めた。
各ランでは80lbsのバターと果汁様のアロマ画分を得
た。これらの生成物は、フルフラルの流出前に収集した
3〜10ベッド重量分である。なお、活性炭のベッド重量
は吸着剤5lbsが樹脂10lbsに相当する。これは樹脂が水
分を含有しているためである。
3つのランにおける有機物とアセトアルデヒドの総回
収量はほとんど同じであったが、ジアセチルの回収量は
25%(活性炭)を38、48%(樹脂)でバラツキがあっ
た。これは、収集の終了点が活性炭の場合より樹脂の場
合の方がやや遅いことによるためと説明できる。
これらのランでは、最後にカラム内の総ての液体を排
出させ廃棄した。吸着剤は洗浄してカラムの底からスラ
リー状にして充填した。
供給物を生成物は、3検知器インジェクトガスクロマ
トグラフィー(標準物質として4ーメチルチアゾールを
使用)を用いて分析した。第2表に示す供給物中のフル
フラルの値(フラッシュ濃縮物)は、フラッシュ前のス
ラリー内に存在する全アロマの割合を示した米国特許第
244,205号に記載される値に対応している。供給物の濃
度は各ランによって異なるが、供給物の組成にはほとん
ど差がなかった(第1表)。生成物の組成の比較では
(第2表)、供給物に対する有機物とアセトアルデヒド
にはほとんど差がないが、ジアセチルの回収率にはかな
りの差が認められた。
各ランによるアロマ含有生成物は、官能的性質を考慮
して、噴霧乾燥前のコーヒー固形分1gあたりアロマが0.
07gとなる量でコーヒー抽出液に添加した。対照インス
タントコーヒーと比較したところ、本発明に従って製造
したアロマ含有生成物を添加したインスタントコーヒー
は、熟練パネラーにより穏やかでバター風のフレーバー
を有していることが指摘された。
実施例2 2つの別個のランを行って噴霧乾燥したコーヒー製造
物を製造した。本実施例で製造したコーヒー製造物を分
析して、市販されている噴霧乾燥または凍結乾燥したソ
ルブルコーヒーの横断面と比較した。本実施例のランは
実施例1のランと同一の方法によって行った。ラン1で
は吸着剤として樹脂を使用した。また、ラン2では活性
炭を使用した。なお、吸着剤の詳細については実施例1
を参照されたい。ラン1では精製したアロマを唯一のア
ロマとして1lbのソルブルコーヒーあたり0.07lbsのアロ
マとなる量でソルブルコーヒーに添加した(または、焙
炒粉砕コーヒー1lbあたりにしてアロマが最終的に0.117
lbsとなる量で添加した)。ラン2では、コーヒーの抽
出の際に発生した可溶性固形分1lbあたり0.14lbのアロ
マと組み合わせて、噴霧乾燥に先立ちソルブルコーヒー
1lbあたりアロマを0.14lb添加した。第3表には、ラン
1および2において精製したアロマを混入した噴霧乾燥
精製物に対して行った分析の結果を示した。第3(A)
表には市販の凍結乾燥したコーヒー製品の分析結果を示
した。
揮発性アロマは3検知器プラグトラップガスクロマト
グラフィー(標準物質として4ーメチルチアゾールを使
用した)を用いて検出した。マンノース成分の分析は、
可溶性精製物中のマンノースを加水分割し、さらにこれ
をパルス電流測定器つきのディオネックスイオンクロマ
トグラフィーによって分析することによって検出した。
比較のため、本発明によって製造したアロマをアロマ
単独で分析した。その結果、(アセトアルデヒド+ジア
セチル)/IVAが261であり、アセトアルデヒド/IVAが25
7.5であり、ジアセチル/IVAが3.5であり、アセトアルデ
ヒド+ジアセチル/全芳香成分が82%であり、アセトア
ルデヒド量が7357ppmであり、ジアセチル量が101ppmで
あり、全芳香成分量が9128ppmであることが明らかにな
った。
実施例3 実施例1と同様の方法により、本発明の方法に従った
精製アロマを製造した。本発明の工程によって有用なア
ロマを多量に含有する精製物が得られることを明確に示
すため、まず、50%アラビカおよび50%ロブスタのブレ
ンドで45ローストカラーを有する焙炒粉砕コーヒー100
ポンドのアロマ含有組成を調べ、これが本発明の処理を
経ることによりどれほど回収されたかを第4表に示し
た。R&Gで示される欄は、焙炒粉砕コーヒー中に最初
から含まれているアロマの量をポンドで表示したもので
ある。100ポンドの焙炒粉砕コーヒーを抽出して43%の
乾燥コーヒーを得た。この抽出液中のアロマを分析した
結果を第4表の抽出液の欄に示した。使用済みコーヒー
の分析した結果も同一名の欄に示したがアロマ成分は検
出されなかった。使用済みコーヒー粉砕物は実施例1に
示す方法によって熱加水分解して第4表のフラッシュに
示す組成を有するフラッシュを得た。その後、濃縮工程
によって得られる蒸留物の組成は、分析の誤差を主しう
ることとすれば、フラッシュとほどんど同一であった。
最後に樹脂のベッド上を通過させて精製分離した精製物
の組成を精製アロマの欄に示した。
以上に、本発明の実施例を挙げて本発明を具体的に説
明したが、本発明の範囲には少なくとも以下の事項が含
まれることを注記しておく。
1.アロマ含有流体を非極性微孔性吸着剤のベッド上を通
過させ フルフラルが流出するまで流出液を収集する 工程からなる、完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コー
ヒーの熱加水分解によって生成したアロマ含有流体から
芳香成分を回収する方法。
2.収集した流出液をコーヒー製品に添加する工程をさら
に含む第1項の方法。
3.非極性微孔性吸着剤を再生する工程をさらに含む第2
項の方法。
4.完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒーを大気圧
で抽出し、熱加水分解に先立ちこれから大部分のアラビ
ノガラクタンを抽出する第1項の方法。
5.完全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒーのスラリ
ーを約200〜約260℃で約1〜約15分間処理して熱加水分
解する第4項の方法。
6.微孔性吸着剤が樹脂である第1項の方法。
7.樹脂が疎水性樹脂、スチレン重合体とジビニルベンゼ
ンである第6項の方法。
8.微孔性吸着剤が活性炭である第1項の方法。
9.第1項の方法によって製造される製造物。
10.第2項の方法によって製造される製造物。
11.回収された芳香成分を含む流出液が、芳香成分を総
計200ppm、アセトアルデヒドを100ppm、ジアセチルを5p
pm以上含有し、全芳香成分に占めるアセトアルデヒドの
割合が50%以上であり、ジアセチルの割合が0.2〜12.0
%であり、アセトアルデヒドとジアセチルを合計すると
その割合が51%以上である第1項の方法。
12.回収された芳香成分を含む流出液における、(アセ
トアルデヒド+ジアセチル)/IVAが25以上であり、アセ
トアルデヒド/IVAが20以上であり、ジアセチル/IVAが2.
0以上である第11項の方法。
13.回収された芳香成分を含む流出液が、芳香成分を総
計2000〜12000ppm、ジアセチルを50ppm以上、アセトア
ルデヒドを1000ppm以上含有し、全芳香成分に占めるア
セトアルデヒドの割合が60〜90%、ジアセチルの割合が
1.0〜7.5%、アセトアルデヒドとジアセチルをあわせた
割合が61.0%以上である第11項の方法。
14.回収された芳香成分を含む流出液において、(アセ
トアルデヒド+ジアセチル)/IVAが150〜1000であり、
アセトアルデヒド/IVAが125〜1000である第13項の方
法。
15.芳香成分を総計100ppm以上、アセトアルデヒドと100
ppm以上、ジアセチルを5ppm以上含有し、全芳香成分に
占めるアセトアルデヒドの割合が50%以上であり、ジア
セチルの割合が0.2〜12.0%であり、アセトアルデヒド
とジアセチルとをあわせた割合が51%以上であるアロ
マ。
16.(アセトアルデヒド+ジアセチル)/IVAが25以上で
あり、アセトアルデヒド/IVAが20以上であり、ジアセチ
ル/IVAが2.0以上である第15項のアロマ。
17.芳香成分を総計2000〜12000ppm、ジアセチルを50ppm
以上、アセトアルデヒドを1000ppm以上含有し、全芳香
成分に占めるアセトアルデヒドの割合が60〜90%、ジア
セチルの割合が1.0〜7.5%、アセトアルデヒドとジアセ
チルをあわせた割合が61.0%以上である第15項のアロ
マ。
18.(アセトアルデヒド+ジアセチル)/IVAが150〜1000
であり、アセトアルデヒド/IVAが125〜1000である第17
項のアロマ。
19.アセトアルデヒドを15ppm以上、ジアセチルを5ppm以
上、芳香成分を総計175ppm以上含有し、(アセトアルデ
ヒド+ジアセチル)/IVAが1.5以上であり、アセトアル
デヒド/IVAが1以上であるアロマ付加したソルブルコー
ヒー。
20.芳香成分を総計300〜800ppm、ジアセチルを10〜40pp
m、アセトアルデヒドを25〜125ppm含有し、(アセトア
ルデヒド+ジアセチル)/IVAが1.75〜10であり、アセト
アルデヒド/IVAが1.5〜10である第19項のソルブルコー
ヒー。
21.マンノースおよびマンノースオリゴマーを15%以上
含有する第19項のソルブルコーヒー。
22.マンノースおよびマンノースオリゴマーを15%以上
含有する第20項のソルブルコーヒー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ・アンソニー・ヤソブスキ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07002,バヨンヌ,ウエスト・フィフ ス・ストリート 109 (72)発明者 サウル・ノーマン・カッツ アメリカ合衆国ニューヨーク州10952, モンシー・ドロチェスター・ドライブ 7 (56)参考文献 特公 昭55−22068(JP,B2) 米国特許4378380(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アロマ含有流体を非極性微孔性吸着剤のベ
    ッド上を通過させ、 フルフラル流出まで流出液を収集する工程からなる、完
    全に抽出しきっていない焙炒粉砕コーヒーの熱加水分解
    によって生成したアロマ含有流体から芳香成分を回収す
    る方法。
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