JP3059512B2 - 指向性マイクロホンシステム - Google Patents
指向性マイクロホンシステムInfo
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- microphone
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- time delay
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
より詳細には、単一指向性マイクロホンを用いた、例え
ば、騒音下での音声入力システムに関する。
は、カージオイドの指向特性の単一指向性マイクロホン
が一般的で、鋭い指向性を持つマイクロホンとしては、
2次音圧傾度型マイクロホン、ラインマイクロホン等が
ある。カージオイドのマイクロホンは、安価であるが、
90度方向で−6dB、60度方向で−2.5dB程度
の減衰しか得られない。2次音圧傾度型マイクロホン
は、通常、カージオイドのマイクロホン素子を2つ用い
て構成され、90度方向では感度が無く、60度方向で
−8.5dB程度の減衰である。しかし、マイクロホン
素子の特性のばらつきに敏感であるという問題点があ
る。この特性のばらつきには、感度と、指向特性の2種
類があるので、両方を調整することは困難であり、ま
た、素子の選別も複雑になる。ラインマイクロホンは、
高域においては、鋭い指向性を有するが、低域での指向
性が鈍いことのほかに、長さが長く、また、高価である
という欠点がある。
なされたもので、特に、鋭い指向性を有するマイクロホ
ンシステムにおいて、使用するマイクロホン素子のばら
つきに容易に対応でき、更には、鋭い指向性を有すると
ともに、平坦な周波数特性を有するマイクロホンシステ
ム実現することを目的としてなされたものである。
一直線上に等間隔で配置された3個の無指向性マイクロ
ホン素子と複数個の時間遅延手段と複数個の減算手段を
有し、該3個のマイクロホン素子のそれぞれの出力であ
る第1のマイクロホン素子出力、第2のマイクロホン素
子出力、第3のマイクロホン素子出力を用いて、上記第
1のマイクロホン素子出力に上記時間遅延手段による第
1の時間遅延を掛けたものと上記第2のマイクロホン素
子出力との差、又は、上記第1のマイクロホン素子出力
と上記第2のマイクロホン素子出力に上記時間遅延手段
による第1の時間遅延を掛けたものとの差、を上記減算
手段によって求めて第1の差信号とし、上記第2のマイ
クロホン素子出力に上記時間遅延手段による第1の時間
遅延を掛けたものと上記第3のマイクロホン素子出力と
の差、又は、上記第2のマイクロホン素子出力と上記第
3のマイクロホン素子出力に上記時間遅延手段による第
1の時間遅延を掛けたものとの差、を上記減算手段によ
って求めて第2の差信号とし、上記第1の差信号に上記
時間遅延手段による第2の時間遅延を掛けたものと上記
第2の差信号との差、又は、上記第1の差信号と上記第
2の差信号に上記時間遅延手段による第2の時間遅延を
掛けたものとの差、を上記減算手段によって求めてシス
テムの出力信号とすることを特徴としたものであり、更
には、(2)上記(1)において、更に、該システムの
出力の低減を強調する低域強調手段を設けたことを特徴
としたものである。以下、本発明の実施例に基いて説明
する。
例を説明するための構成図で、マイクロホン素子1、
2、3は、無指向性で、一直線上に等間隔に配置されて
いる。マイクアンプ11、12、13は、それぞれ、マ
イクロホン素子1、2、3の出力の増幅を行う。マイク
ロホン素子の感度のばらつきに関しては、感度の同様な
ものを組みにするか、又は、マイクアンプのゲインの調
整により感度を合わせるようにする。ローパスフィルタ
14、15、16は、それぞれ、マイクアンプ11、1
2、13の出力の高域除去を行う。マルチプレクサ17
は、マイクアンプ14、15、16の出力を一定のサン
プリング周期で選択する。ここでは4サンプルを1サイ
クルとして、その1サイクル中のサンプルの順番は、ロ
ーパスフィルタ15、16、14、15の順(即ち、マ
イクロホン素子2、3、1、2の順)で出力を選択す
る。A/D変換器18は、マルチプレクサ17の出力を
そのサンプリング周期と同じ周期でデジタル化する。A
/D変換器18の出力は、同様に4サンプルで1サイク
ルのデータとして扱われる。ラッチ22は、1サイクル
のうち最初のサンプル(マイクロホン素子2)の値を記
憶する。減算器24は、1サイクルのうち第2番目のサ
ンプル(マイクロホン素子3)の値が出た時点で、ラッ
チ22に記憶された値から第2番目のサンプルの値を減
じる。ラッチ25は、減算器24の演算が行われた時点
でその演算結果を記憶する。ラッチ21は、1サイクル
のうち第3番目のサンプル(マイクロホン素子1)の値
を記憶する。減算器23は、1サイクルのうち第4番目
のサンプル(マイクロホン素子2)の値が出た時点で、
ラッチ22に記憶された値から第4番目のサンプルの値
を減じる。演算器26は、減算器23の演算が行われた
時点でその演算結果からラッチ22に記憶された値を減
じる。この結果が1サイクル毎にシステムの出力とな
る。
力について説明するための図で、同図は、各マイクロホ
ン素子1、2、3と音源Sの方向の関係を示す。マイク
ロホン素子の間隔をLとし、サンプリング周期をτとす
る。ここでは音源は十分遠方にある場合を考える。A/
D変換器18で得られる、マイクロホン素子1、2、3
に対する出力を、それぞれ、y1,y2,y3とする
と、角周波数ω、音源方向θ、時間tに対して、 y1(ω,θ,t)=A・exp(jω(t+L・cosθ/C)) y2(ω,θ,t)=A・exp(jωt) y3(ω,θ,t)=A・exp(jω(t−L・cosθ/C)) (C:音速、A:定数) と表せる。ラッチ21、22による遅延時間はτ、ラッ
チ25による遅延時間は2τであり、システムの出力y
は、 y(ω,θ,t)=y1(ω,θ,t−τ)−y2(ω,θ,t) −y2(ω,θ,t−3τ)+y3(ω,θ,t−2τ) =A・exp(jω(t−τ+L・cosθ/C)) −A・exp(jωt) −A・exp(jω(t−3τ)) +A・exp(jω(t−2τ−L・cosθ/C)) =−A・exp(jωt)・{1−exp(jω(τ−L・cosθ/
C))}・ {1−exp(jω(−2τ−L・cosθ/C))}(1) となる。この式(1)は、τ=L・cosθ/cの時と、
2τ=−L・cosθ/cの時に出力yが、y=0になる
ことを示している。例えば、C=340m/sec、L=
27.76mm、τ=0.03125msec(32kHz)とする
と、α≒3/8・π、β≒7/9・πなるα、βに対し
て、τ=L・cosα/C、2τ=−L・cosβ/Cであ
り、出力y=0となる。この場合の各ω,θに対する出
力yを表1〜2に示す。この表で、周波数はHz、角度は
度、出力はdBで表示されていて、0dBは、マイク2
のみの出力に合わせている。この表から、250Hzから
4kHzの周波数に対して、55°以上の角度に対して、お
よそ−10dB以上の減衰があることが分かる。
zであり4kHz以上の信号を表現できないが、各サンプリ
ング周期毎に2ないし3個のマイクロホン素子の出力を
同時に得ることによって、16kHZまたは32kHzのシス
テムの出力を得ることができる。また、出力yの式や、
定数L,τ,α,βの選び方、出力yを実現するための
遅延や減算の方法は、他にもいろいろあり容易に類推で
きるが、これらは本発明に含まれるものである。
例を説明するための構成図で、マイクロホン素子1、
2、3、マイクアンプ11、12、13、ローパスフィ
ルタ14、15、16、マルチプレクサ17、A/D変
換器18、ラッチ21、22、25、減算器23、2
4、26は、図1のものと同様であり、31は本実施例
によって付加されたローパスフィルタである。このロー
パスフィルタ31はデジタルフィルタで構成され、減算
器26の出力の低域を強調する。そのカットオフ周波数
は、システムで必要な帯域の最低の周波数に設定され
る。なお、この実施例で、低域の増幅率が大きくなりす
ぎる場合には、異なるマイクロホン間隔を持つ複数個の
システムを組み合わせることにより増幅率を抑えること
もできる。
載の発明によると、3個のマイクロホン素子と、遅延手
段と、減算手段とを用いているので、出力がゼロとなる
角度を2つ選ぶことができ、鋭い指向性を得ることがで
きる。また、無指向性マイクロホン素子を用いているの
で、特性のばらつきに関して補正が容易である。更に、
請求項2に記載の本発明によると、3個のマイクロホン
素子と、遅延手段と、減算手段と、低域強調手段とを用
いているので、鋭い指向性と平坦な周波数特性を得るこ
とができる。
ための構成図である。
るための図である。
ための構成図である。
イクアンプ、14,15,16…ローパスフィルタ、1
7…マルチプレクサ、18…A/D変換器、21,2
2,25…ラッチ回路、23,24,26…減算器、3
1…ローパスフィルタ。
Claims (2)
- 【請求項1】 一直線上に等間隔で配置された3個の無
指向性マイクロホン素子と、複数個の時間遅延手段と、
複数個の減算手段を有し、該3個のマイクロホン素子の
それぞれの出力である第1のマイクロホン素子出力、第
2のマイクロホン素子出力、第3のマイクロホン素子出
力を用いて、上記第1のマイクロホン素子出力に上記時
間遅延手段による第1の時間遅延を掛けたものと上記第
2のマイクロホン素子出力との差、又は、上記第1のマ
イクロホン素子出力と上記第2のマイクロホン素子出力
に上記時間遅延手段による第1の時間遅延を掛けたもの
との差、を上記減算手段によって求めて第1の差信号と
し、上記第2のマイクロホン素子出力に上記時間遅延手
段による第1の時間遅延を掛けたものと上記第3のマイ
クロホン素子出力との差、又は、上記第2のマイクロホ
ン素子出力と上記第3のマイクロホン素子出力に上記時
間遅延手段による第1の時間遅延を掛けたものとの差、
を上記減算手段によって求めて第2の差信号とし、上記
第1の差信号に上記時間遅延手段による第2の時間遅延
を掛けたものと上記第2の差信号との差、又は、上記第
1の差信号と上記第2の差信号に上記時間遅延手段によ
る第2の時間遅延を掛けたものとの差、を上記減算手段
によって求めてシステムの出力信号とすることを特徴と
する指向性マイクロホンシステム。 - 【請求項2】 請求項1記載の指向性マイクロホンシス
テムにおいて、更に、該システムの出力に該システムの
出力信号の低域を強調する低域強調手段を設けたことを
特徴とする指向性マイクロホンシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6808791A JP3059512B2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 指向性マイクロホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6808791A JP3059512B2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 指向性マイクロホンシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04278797A JPH04278797A (ja) | 1992-10-05 |
| JP3059512B2 true JP3059512B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=13363606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6808791A Expired - Lifetime JP3059512B2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 指向性マイクロホンシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3059512B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101959099B (zh) * | 2010-04-12 | 2013-12-25 | 瑞声声学科技(深圳)有限公司 | 指向性麦克风装置 |
| JP7047508B2 (ja) | 2018-03-16 | 2022-04-05 | 株式会社リコー | 表示装置及び通信端末 |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP6808791A patent/JP3059512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04278797A (ja) | 1992-10-05 |
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