JP3067413U - 太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造及び給水トイ - Google Patents

太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造及び給水トイ

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JP3067413U
JP3067413U JP1999007078U JP707899U JP3067413U JP 3067413 U JP3067413 U JP 3067413U JP 1999007078 U JP1999007078 U JP 1999007078U JP 707899 U JP707899 U JP 707899U JP 3067413 U JP3067413 U JP 3067413U
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輝男 ▲吉▼武
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株式会社長府製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯湯槽内の気泡の発生を抑え、水の飛散がな
く、貯湯槽内の水をかき乱すことなく貯湯槽に注水が可
能な太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造を提供する。 【解決手段】貯湯槽内に配設され上部に給水管の先端が
挿入された導水管を備え、導水管は、導水管の上部一内
側面を成し給水口に対峙して傾斜状に形成された水打部
と、水打部と対向する導水管の内側面を成し傾斜状に形
成された飛沫受部と、導水管の下部を成し、水打部及び
飛沫受部に連設され、貯湯槽の底部まで略垂直に延設さ
れ、下部先端面に開口部が形成された湯水分離管と、を
備えるとともに、湯水分離管は、湯水分離管の下端部が
貯湯槽の底面に対し略平行となるように、湯水分離管の
下端部にエルボが形成されている構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、太陽熱温水器の貯湯槽に水を給水するための太陽熱温水器の貯湯槽 の給水構造及びそれに用いられる給水トイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、太陽熱温水器は、貯湯槽に水を供給し、貯湯槽内に貯留された水を 集熱板に循環させることにより、太陽熱で水を加熱し、加熱された貯湯槽内の水 を取り出す構成のものが用いられている。
【0003】 図3は従来の太陽熱温水器の構成を示す模式図である。 図3において、100は太陽熱温水器、101は太陽熱により加熱された水を 貯水する貯湯槽、102は太陽熱を集熱するための集熱板、103は集熱板10 2内に配設され内部を通過する水を太陽熱により加熱する集熱管、104は貯湯 槽101から集熱管103に水を供給する往き管、105は集熱管103内で加 熱された水を貯湯槽101に戻す戻り管、106は貯湯槽101に水を送水する 送水管、107はボールタップ弁を備えた給水管、108は給水管107のボー ルタップ弁の浮子、Sは水面である。給水管107のボールタップ弁は、貯湯槽 内の水位が常に一定の水位となるように送水管106から供給される水の供給量 を制御する。具体的には、貯湯槽101内の水位が下がると、貯湯槽101内の 水面Sに浮遊する浮子108が下がり、給水管107のボールタップ弁が開弁さ れ貯湯槽101への給水が行われる。逆に、貯湯槽101内の水位が上がると、 貯湯槽101内の水面Sに浮遊する浮子108が上がり、給水管107のボール タップ弁が閉止され貯湯槽101への給水が停止され、これにより、貯湯槽10 1内の水位は一定に保たれる。
【0004】 109は給水管107の下部に配設された導水管である。給水管107より貯 湯槽101内に給水された水は、導水管109を通り貯湯槽101の底部に注水 される。
【0005】 送水管106から給水された水は、貯湯槽101の底部に滞留する。貯湯槽1 01の下層に滞留した温度の低い水は、往き管104を通り集熱管103に送ら れ、集熱板102により加熱され、戻り管105より貯湯槽101内に戻される 。この加熱された水(温水)は、比重が軽いため、貯湯槽101内上層に滞留す る。
【0006】 110は貯湯槽101内に貯留された温水を出湯する出湯管、111は貯湯槽 101内に貯留された温水を採湯し出湯管110へ送水する採湯管、112は採 湯管111の先端に配設されたフロートである。
【0007】 採湯管111は、出湯管110に連設する基端部111aと、基端部111a の先端に連通する先端部111bと、先端部111bと基端部111aとを連通 する蛇腹で構成された屈曲部111cとからなる。先端部111bの先端は開口 しており、先端部111bの先端付近にはフロート112が取り付けられている 。従って、先端部111bの先端は常に貯湯槽110内に貯留された水の水面直 下付近に位置するため、貯湯槽110内に貯留された水の上層の最も温度の高い 水(温水)を出湯できる。
【0008】 上記太陽熱温水器100において、給水時に、給水管107より貯湯槽101 内に直接給水すると、給水された水が水面Sを直接たたくため、空気を伴って給 水される。この空気が気泡となって導水管109の底部を経由して貯湯槽101 内の温水中に混入し、この混入した気泡は水面から再び空気中に戻る。この際、 気泡が温水を攪拌し、上層と下層の水を混合するため、高い温度の温水を得るこ とができなくなり、出湯効率が低下する。このため、実開平4−90856号公 報(以下、イ号公報と呼ぶ。)においては、給水管107の直下に緩衝板を配設 し、給水管107より給水された水を、一旦、緩衝板に当てることにより、水勢 を抑え、気泡の発生素防止させる構成としたものが考案されている。
【0009】 図4はイ号公報に開示された太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造を示す図である 。 図4において、101は貯湯槽、107は給水管、109は導水管であり、こ れらは図3と同様のものであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】 113は給水管107の直下の給水管107と対峙する部分に下方に傾斜して 配設された緩衝板である。給水管107より吐出された水は、緩衝板113に当 たり、水勢が抑えられる。緩衝板113は下方に傾斜しているため、緩衝板11 3に当たった水は、緩衝板113に沿って導水管119内に流入する。これによ り、給水時に貯湯槽101内に貯留された温水内での気泡の発生が防止され、出 湯効率が改善される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造では、以下のような 問題点を有していた。 (1)給水管107より給水された水が緩衝板113に当たる際に、給水された 水の一部が飛散し、導水管109に流入せず、直接、貯湯槽101内に貯留した 温水の上層に流入する。このため、貯湯槽101内に貯留した温水の上層に冷水 が注入され温度が低下するため、出湯温度が低下する。 (2)導水管109の下部が、貯湯槽101の底面に向かって開口しているため 、導水管109から貯湯槽101内に注入された水は、貯湯槽101の底面に当 たり、貯湯槽101に貯留された温水の下部に乱流が発生する。これにより、貯 湯槽101の下層の温度の低い温水がかき乱され、その影響で貯湯槽101の上 層の温度の高い温水と混合し、出湯温度が低下する。
【0012】 本考案は上記従来の課題を解決するもので、給水時に貯湯槽内に気泡が発生す るのを防止すると共に、給水された水の飛散がなく、貯湯槽内の水をかき乱すこ となく貯湯槽に注水することの可能な太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造を提供す ることを目的とする。
【0013】 また、本考案は、太陽熱温水器の貯湯槽の給水管に装着することによって給水 時に貯湯槽内に気泡が発生するのを防止すると共に、給水された水の飛散を防止 し、貯湯槽内の水をかき乱すことなく貯湯槽に注水することを可能とする給水ト イを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造は、太 陽熱温水器の貯湯槽に水を給水するための太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造にお いて、先端部が貯湯槽の内部に延出し先端部に給水口を有する給水管と、貯湯槽 内に配設され上部に給水管の先端が挿入された導水管と、を備え、導水管は、導 水管の上部一内側面を成し給水口に対峙して鈍角で傾斜状に形成された水打部と 、水打部と対向する導水管の内側面を成し傾斜状に形成された飛沫受部と、導水 管の下部を成し、水打部及び飛沫受部に連設され、貯湯槽の底部まで略垂直に延 設され、下部先端面に開口部が形成された湯水分離管と、を備えるとともに、湯 水分離管は、湯水分離管の下端部が貯湯槽の底面に対し略平行となるように、湯 水分離管の下端部にエルボが形成されている構成を有する。
【0015】 この構成により、給水時に貯湯槽内に気泡が発生するのを防止すると共に、給 水された水の飛散がなく、貯湯槽内の水をかき乱すことなく貯湯槽に注水するこ との可能な太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造を提供することができる。
【0016】 また、本考案の給水トイは、太陽熱温水器の貯湯槽の給水管に装着する給水ト イにおいて、筒状に形成された導水管と、導水管の上部一側面を成し給水管が挿 入される給水管挿入口が形設された取付部と、導水管の一内側面を成し取付部に 対して鈍角で傾斜状に形成された水打部と、水打部と対向する導水管の内側面を 成し取付部に対して傾斜状に形成された飛沫受部と、導水管の下部を成し、水打 部及び飛沫受部に連設され、取付部に対して平行に配設され、下部先端面に開口 部が形成された湯水分離管と、湯水分離管の下端部に形成されたエルボと、を備 えている構成を有する。
【0017】 この構成により、太陽熱温水器の貯湯槽の給水管に装着することによって給水 時に貯湯槽内に気泡が発生するのを防止すると共に、給水された水の飛散を防止 し、貯湯槽内の水をかき乱すことなく貯湯槽に注水することを可能とする給水ト イを提供することができる。
【0018】
【考案の実施の形態】
本考案の請求項1に記載の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造は、太陽熱温水器 の貯湯槽に水を給水するための太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造において、先端 部が貯湯槽の内部に延出し先端部に給水口を有する給水管と、貯湯槽内に配設さ れ上部に給水管の先端が挿入された導水管と、を備え、導水管は、導水管の上部 一内側面を成し給水口に対峙して傾斜状に形成された水打部と、水打部と対向す る導水管の内側面を成し傾斜状に形成された飛沫受部と、導水管の下部を成し、 水打部及び飛沫受部に連設され、貯湯槽の底部まで略垂直に延設され、下部先端 面に開口部が形成された湯水分離管と、を備えるとともに、湯水分離管は、湯水 分離管の下端部が貯湯槽の底面に対し略平行となるように、湯水分離管の下端部 にエルボが形成されている構成としたものである。
【0019】 この構成により、以下のような作用が得られる。 (1)給水管の給水口より貯湯槽内に給水される。この水は、給水口を出ると、 導水管上部内を落下して水打部に当たり、水勢が弱められる。水打部に落下した 水は、水打部の斜面に沿って流下し、湯水分離管の管内に流入し、水面に達する 。このとき、水は水打部により水勢が弱められているため、水が水面に流入する 際に空気を同伴するのを抑止することができ、気泡の発生が抑止される。 (2)給水口から水打部に落下して、水打部で飛沫として飛び散った水は、飛沫 受部に当たり、飛沫受部に沿って斜面を流れ降り、湯水分離管に流入するため、 この飛沫が、直接貯湯槽内の水面に流入することが防止される。 (3)湯水分離管に流入した水は、湯水分離管を通って貯湯槽の底部まで移動し 、貯湯槽の底面付近に開口する湯水分離管の下部先端の開口部から貯湯槽内に注 水される。従って、給水された水が、貯湯槽内の上層の温水と混合することが防 止され、貯湯槽上層の温水の温度の低下が防止される。 (4)湯水分離管は、湯水分離管の下端部が貯湯槽の底面に対し略平行となるよ うに、湯水分離管の下端部にエルボが形成されているので、湯水分離管の管内を 流れる水は、湯水分離管の下端部で貯湯槽の底面に略平行な向きに流れの方向が 変えられ、貯湯槽の底面に略平行な流れのまま貯湯槽内に注水される。従って、 貯湯槽の下層の温度の低い温水がかき乱されることがなく、貯湯槽の上層の温度 の高い温水と貯湯槽の下層の温度の低い温水とが混合することが防止される。
【0020】 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造 であって、水打部の湯水分離管に連設する側の端部は曲率を有する曲面状に形成 されている構成としたものである。
【0021】 この構成により、水打部に沿って流れる水が水打部の湯水分離管に連設する側 の端部の曲面に沿って滑らかに流れ落ちるため、水が水面に流入するときに空気 を同伴することが更に抑止されるという作用が得られる。
【0022】 本考案の請求項3に記載の給水トイは、太陽熱温水器の貯湯槽の給水管に装着 する給水トイにおいて、筒状に形成された導水管と、導水管の上部一側面を成し 給水管が挿入される給水管挿入口が形設された取付部と、導水管の一内側面を成 し取付部に対して傾斜状に形成された水打部と、水打部と対向する導水管の内側 面を成し取付部に対して傾斜状に形成された飛沫受部と、導水管の下部を成し、 水打部及び飛沫受部に連設され、取付部に対して平行に配設され、下部先端面に 開口部が形成された湯水分離管と、を備えるとともに、湯水分離管は、下端部に エルボが形成されている構成としたものである。
【0023】 この構成により、以下のような作用が得られる。 (1)太陽熱温水器の貯湯槽の給水管を、取付部の給水管挿入口に挿入すること により、給水トイを給水管の先端部に装着する。このとき、湯水分離管の下端が 貯湯槽の底部付近まで延出するようにする。このように装着することにより、請 求項1に記載の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造を構成することができ、請求項 1と同様の作用が得られる。 (2)構造が簡単であるため、合成樹脂をブロー成形する事により容易に製造す ることができ、生産性・経済性に優れる。
【0024】 請求項4に記載の考案は、請求項3に記載の給水トイであって、水打部の湯水 分離管に連設する側の端部は曲率を有する曲面状に形成されている構成としたも のである。
【0025】 この構成により、水打部に沿って流れる水が水打部の湯水分離管に連設する側 の端部の曲面に沿って滑らかに流れ落ちるため、水が水面に流入するときに空気 を同伴することが更に抑止されるという作用が得られる。
【0026】 請求項5に記載の考案は、請求項3又は4に記載の給水トイであって、導水管 の取付部に対向する側面に切り欠き溝状に形成されたアーム挿通溝が形成されて いる構成としたものである。
【0027】 この構成により、給水管の先端にボールタップ弁を配設し、貯湯槽の水面に浮 遊させた浮子の上下により、貯湯槽内の水位が下がったときにボールタップ弁を 開弁し自動的に給水が行われるような構成とされた太陽熱温水器の貯湯槽の給水 管にも装着することが可能となるという作用が得られる。この際、ボールタップ 弁の浮子を装着するアームは、アーム挿通溝に挿通され、該アームは垂直面内で 自由に回動できる。
【0028】 以下に本考案の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1) 図1は本考案の実施の形態1における給水トイの斜視図である。
【0029】 図1において、1は合成樹脂により一体成型された給水トイ、2は筒状に形成 された導水管、3は導水管2の上部一側面を成し太陽熱温水器の給水管が挿入さ れる給水管挿入口4が形設された取付部、5は導水管2の一内側面を成し取付部 3に対して鈍角で傾斜状に形成された水打部、6は水打部5と対向する導水管2 の内側面を成し取付部3に対して傾斜状に形成された飛沫受部、7は導水管2の 下部を成し、水打部5及び飛沫受部6に連設され、取付部3に対して平行に配設 され、下部先端面に開口部8が形成された湯水分離管、9は湯水分離管7の下端 部に形成されたエルボ、10は導水管2の取付部3に対向する側面11に切り欠 き溝状に形成された浮子のアームを挿通するアーム挿通溝である。5aは水打部 5の湯水分離管7に連設する側の端部であり、曲率を有する曲面状に形成されて いる。6aは飛沫受部6の湯水分離管7に連設する側の端部であり、これも曲率 を有する曲面状に形成されている。更に、飛沫受部6の湯水分離管7に連設する 側と逆側の端部6bは、端部6aとは逆向きに曲がった曲率を有する曲面状に形 成されている。
【0030】 図2は本考案の実施の形態1における給水トイを用いて構成した本考案の実施 の形態1における太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造の要部断面図である。 図2において、1は給水トイ、2は導水管、3は取付部、4は給水管挿入口、 5は水打部、5a,6a,6bは端部、6は飛沫受部、7は湯水分離管、8は開 口部、9はエルボ、10はアーム挿通溝であり、これらは図1と同様のものであ るため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】 15は太陽熱温水器、16は太陽熱温水器15の貯湯槽、16aは貯湯槽16 の底面、17は太陽熱を集熱するための集熱板、18は貯湯槽16内の温水を出 湯するための出湯管の先端の開口部である。尚、出湯管の先端の開口部18には 、図3と同様に採湯管111が取り付けられている。
【0032】 19は貯湯槽16内に貯留された温水の水面、19’は導水管2の管内の水面 、20は貯湯槽16に水を送水する送水管、21は貯湯槽16の上部側壁に配設 された給水管である。給水管21の基端部は送水管20に接続されており、給水 管21の先端部は、貯湯槽16内で下方に曲折し、下方に向かって給水口21a が開口している。
【0033】 22は給水管21に配設されたボールタップ弁、23は垂直面内で回動自在に 配設されボールタップ弁22の弁体を開閉するアーム、24はアーム22の先端 に取り付けられた浮子である。
【0034】 以上のように構成された本実施の形態の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造にお いて、以下、その貯湯槽への給水時の動作について説明する。
【0035】 貯湯槽16内には温水が貯留されているが、この温水が出湯管より出湯され温 水の水面19が下がると、浮子24が下がり、これによりボールタップ弁22が 開弁し、給水が開始される。
【0036】 まず、送水管20より送水された水は給水管21の給水口21aより貯湯槽1 6内に給水される。この水は、給水口21aを出ると、導水管2内を落下して水 打部5に当たり、水勢が弱められる。水打部5に落下した水は、水打部5の斜面 に沿って流下し、湯水分離管7の管内に流入し、水面19’に達する。このとき 、水は水打部5により水勢が弱められており、水が水面19’に流入する際に空 気を同伴することが抑止され、湯水分離管7内に気泡が発生することが抑止され る。また、水打部5に沿って流れる水は、水打部5の湯水分離管7に連設する側 の端部5aの曲面に沿って滑らかに流れ落ちるため、水が水面19’に流入する ときに空気を同伴するのが更に抑止される。
【0037】 一方、給水口21aから水打部5に落下して、水打部5で飛沫として飛び散っ た水は、飛沫受部6に当たり、飛沫受部6に沿って斜面を流れ降り、湯水分離管 7に流入する。このため、この飛沫が、貯湯槽16内の水面19に直接流入する ことが防止される。尚、導水管2の側面11にはアーム挿通溝10が形成されて いるため、水打部5で飛沫として飛び散った水がアーム挿通溝10から貯湯槽1 6内の水面19に直接流入する可能性が考えられるが、飛沫受部6の湯水分離管 7に連設する側と逆側の端部6bが突出曲面状に形成されているために、飛沫は 端部6bに当たって、飛沫受部6に沿って斜面を流れ降りるため、アーム挿通溝 10から貯湯槽16内の水面19に直接流入することはない。
【0038】 このようにして、湯水分離管7に流入した水は、湯水分離管7を通って貯湯槽 16の底面16a付近まで移動し、貯湯槽16の底面16a付近に開口する湯水 分離管7の下部先端の開口部8から貯湯槽16内に注水される。従って、給水さ れた水が、貯湯槽16内の上層の温水と混合することが防止され、貯湯槽16の 上層の温水の温度の低下が防止される。
【0039】 また、湯水分離管7は、湯水分離管7の下端部が貯湯槽16の底面16aに対 し略平行となるように、湯水分離管7の下端部にエルボ9が形成されているので 、湯水分離管7の管内を流れる水は、湯水分離管7の下端部のエルボ9において 貯湯槽16の底面16aに略平行な向きに流れの方向が変えられ、貯湯槽16の 底面16aに略平行な流れのまま貯湯槽16内に注水される。従って、貯湯槽1 6の下層の温度の低い温水がかき乱されることがなく、貯湯槽16の上層の温度 の高い温水と貯湯槽16の下層の温度の低い温水とが混合することが防止される 。
【0040】
【考案の効果】
以上のように、本考案の太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造によれば、以下のよ うな有利な効果を得ることができる。
【0041】 請求項1に記載の考案によれば、 (1)給水管の給水口より貯湯槽内に給水された水は、水打部に当たり、水勢が 弱められ、水面に達するため、水が水面に流入する際に空気を同伴するのを抑止 することができ、気泡の発生が抑止される。これにより、気泡による貯湯槽内の 温水の攪拌が防止され、温度の高い温水を出湯することが可能となる。 (2)給水口から水打部に落下して、水打部で飛沫として飛び散った水は、飛沫 受部に当たり、直接貯湯槽内の水面に流入することが防止されるため、給水され た水と貯湯槽内に貯留された温水の上層の温度の高い温水とが直接混合すること が防止され、温度の高い温水を出湯することが可能となる。 (3)湯水分離管に流入した水は、湯水分離管を通り、湯水分離管の下部先端の 開口部から貯湯槽内に注水されるため、給水された水が、貯湯槽内の上層の温度 の高い温水と直接混合することが防止され、貯湯槽上層の温水の温度の低下が防 止される。 (4)湯水分離管は、湯水分離管の中心線の下端部が貯湯槽の底面に対し略平行 となるように、湯水分離管の下端部にエルボが形成されているので、給水される 水は、貯湯槽の底面に略平行な流れのまま貯湯槽内に注水され、貯湯槽の下層の 温度の低い温水がかき乱されることがなく、貯湯槽の上層の温度の高い温水と貯 湯槽の下層の温度の低い温水とが混合することが防止され、温度の高い温水を出 湯することが可能となる。
【0042】 請求項2に記載の考案によれば、水打部に沿って流れる水が水打部の湯水分離 管に連設する側の端部の曲面に沿って滑らかに流れ落ちるため、水が水面に流入 するときに空気を同伴することが更に抑止され、これにより、気泡による貯湯槽 内の温水の攪拌が防止され、温度の高い温水を出湯することが可能となる。
【0043】 また、本考案の給水トイによれば、以下のような有利な効果を得ることができ る。
【0044】 請求項3に記載の考案によれば、 (1)太陽熱温水器の貯湯槽の給水管を、取付部の給水管挿入口に挿入し、給水 トイを給水管の先端部に装着することにより、請求項1に記載の太陽熱温水器の 貯湯槽の給水構造を構成することができ、請求項1と同様の効果が得られる。( 2)構造が簡単であるため、合成樹脂をブロー成形する事により容易に製造する ことができ、生産性・経済性に優れる。
【0045】 請求項4に記載の考案によれば、水打部に沿って流れる水が水打部の湯水分離 管に連設する側の端部の曲面に沿って滑らかに流れ落ちるため、水が水面に流入 するときに空気を同伴することが更に抑止され、これにより、気泡による貯湯槽 内の温水の攪拌が防止され、温度の高い温水を出湯することが可能となる。
【0046】 請求項5に記載の考案によれば、給水管の先端にボールタップ弁を備えた太陽 熱温水器の貯湯槽の給水管にも装着することが可能な給水トイを提供することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1における給水トイの斜視
【図2】本考案の実施の形態1における給水トイを用い
て構成した本考案の実施の形態1における太陽熱温水器
の貯湯槽の給水構造の要部断面図
【図3】従来の太陽熱温水器の構成を示す模式図
【図4】イ号公報に開示された太陽熱温水器の貯湯槽の
給水構造を示す図
【符号の説明】
1 給水トイ 2 導水管 3 取付部 4 給水管挿入口 5 水打部 5a,6a,6b 端部 6 飛沫受部 7 湯水分離管 8 開口部 9 エルボ 10 アーム挿通溝 11 側面 15 太陽熱温水器 16 貯湯槽 16a 底面 17 集熱板 18 出湯管の先端の開口部 19,19’ 水面 20 送水管 21 給水管 22 ボールタップ弁 23 アーム 24 浮子 100 太陽熱温水器 101 貯湯槽 102 集熱板 103 集熱管 104 往き管 105 戻り管 106 送水管 107 給水管 108 浮子 109 導水管 110 出湯管 111 採湯管 111a 基端部 111b 先端部 111c 屈曲部 112 フロート 113 緩衝板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱温水器の貯湯槽に水を給水するた
    めの太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造において、先端部
    が前記貯湯槽の内部に延出し先端部に給水口を有する給
    水管と、前記貯湯槽内に配設され上部に前記給水管の先
    端が挿入された導水管と、を備え、前記導水管は、前記
    導水管の上部一内側面を成し前記給水口に対峙して鈍角
    で傾斜状に形成された水打部と、前記水打部と対向する
    前記導水管の内側面を成し傾斜状に形成された飛沫受部
    と、前記導水管の下部を成し、前記水打部及び前記飛沫
    受部に連設され、前記貯湯槽の底部まで略垂直に延設さ
    れ、下部先端面に開口部が形成された湯水分離管と、を
    備えるとともに、前記湯水分離管は、前記湯水分離管の
    下端部が前記貯湯槽の底面に対し略平行となるように、
    前記湯水分離管の下端部にエルボが形成されていること
    を特徴とする太陽熱温水器の貯湯槽の給水構造。
  2. 【請求項2】 前記水打部の前記湯水分離管に連設する
    側の端部は曲率を有する曲面状に形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の太陽熱温水器の貯湯槽の給
    水構造。
  3. 【請求項3】 太陽熱温水器の貯湯槽の給水管に装着す
    る給水トイにおいて、筒状に形成された導水管と、前記
    導水管の上部一側面を成し前記給水管が挿入される給水
    管挿入口が形設された取付部と、前記導水管の一内側面
    を成し取付部に対して鈍角で傾斜状に形成された水打部
    と、前記水打部と対向する前記導水管の内側面を成し取
    付部に対して傾斜状に形成された飛沫受部と、前記導水
    管の下部を成し、前記水打部及び前記飛沫受部に連設さ
    れ、取付部に対して平行に配設され、下部先端面に開口
    部が形成された湯水分離管と、前記湯水分離管の下端部
    に形成されたエルボと、を備えていることを特徴とする
    給水トイ。
  4. 【請求項4】 前記水打部の前記湯水分離管に連設する
    側の端部は曲率を有する曲面状に形成されていることを
    特徴とする請求項3に記載の給水トイ。
  5. 【請求項5】 前記導水管の前記取付部に対向する側面
    に切り欠き溝状に形成されたアーム挿通溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項3又は4に記載の給水ト
    イ。
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