JP3085191U - 蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材 - Google Patents

蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は従来使用していたものを簡単に改良
してエアコンプレッサーによる蓄圧が行え、且つ構造が
簡単で故障が殆どなくなり、害虫駆除剤の液体散布が簡
単に行えると共に維持管理が容易に行えるための蓄圧式
噴霧器に於ける蓄圧部材を提供することを目的とする。 【解決手段】 圧力タンク1の開口1aに設けたネジ部1b
と一端が螺合するジョイントリング2と、該ジョイント
リング2の他端に取付けたコック3と、そのコック3の
他端にはエアコンプレッサーからの圧搾エアがワンタッ
チで接続されて供給するための供給口部材4とから少な
くとも成す。又、これをピストンタイプの噴霧器の開口
1aに取付け、且つエアコンプレッサーからの圧搾エアを
供給口部材4から圧力タンク1内に蓄圧させて使用する
と良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は農薬及び白蟻やゴキブリなどの駆除剤の液体を散布するために用いる 蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材に関し、特には背負型や手持型の蓄圧式噴霧器に 於ける蓄圧部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に農薬及び白蟻やゴキブリなどの駆除剤の液体を散布するために用いる蓄 圧式噴霧器としては、圧力タンクの下部にバッテリーと小型エアコンプレッサー が取付けられた電動タイプと、手押レバーなどによって噴霧ピストンを上下動し て圧力タンク内部に蓄圧させる手動のシリンダータイプとが主流である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記電動タイプのものは、圧力タンク内部に液状害虫駆除剤が入 れられると重くなり、しかも重いバッテリーと小型エアコンプレッサーの重量が 背中に加わるため、液状害虫駆除剤を散布する間、この重い蓄圧式噴霧器を背負 わなければならず、重労働であった。更にバッテリーの充電を頻繁に行う必要が あると共に小型エアコンプレッサーが故障し易いものであり、且つ高価格なもの であった。このため、シリンダータイプが多く使用されているのが現状であるが 、このシリンダータイプのものは、噴霧ピストンやパッキン類の部品が薬品によ って損傷され易いものであり、且つそれらの部品が損傷した後、その部品を手配 して修理するまでに大変手間が掛るため、その間は散布作業が行えず、適切な時 期に害虫駆除が出来なくなる恐れがあった。又、前記シリンダータイプの構造は 複雑であるので、故障が多く、維持管理に手間が掛る等の問題点があった。
【0004】 本考案は農薬及び白蟻やゴキブリなどの駆除剤の液体散布が簡単に行えると共 に維持管理が容易に行えるための蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材を提供すること を目的とする。
【0005】 本考案の別の目的としては、従来使用していたシリンダータイプに対し、簡単 にエアコンプレッサーによって蓄圧する機能を有したものへ変更出来ると共に構 造が簡単で故障が殆どなくなる蓄圧式噴霧器として使用出来るための蓄圧式噴霧 器に於ける蓄圧部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するために成されたものであり、つまり、ピストン タイプの噴霧器の開口に取付け、且つエアコンプレッサーによって圧力タンク内 に蓄圧させるためのもので、その構造は圧力タンクの開口に設けたネジ部と一端 が螺合するジョイントリングと、該ジョイントリングの他端に取付けたコックと 、そのコックの他端にはエアコンプレッサーからの圧搾エアがワンタッチで接続 されて供給するための供給口部材とから少なくとも成す。また前記ジョイントリ ングとコックの間に、T型接手が介在されて圧力計を取付けると良く、更にジョ イントリングとコックの間に、中間ホースを接続させると共にコックが圧力タン クの下部に来るように中間ホースの長さを設定させると良い。尚、本考案で言う 「コックが圧力タンクの下部に来るように」とは、圧力タンクを背負った時に、 コックが手元に来て、その開閉操作とエアホースの接続作業が容易に行える状態 になることを指す。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1)は液 状害虫駆除剤等を入れる圧力タンクであり、該圧力タンク(1)は従来のシリン ダータイプで背負型のものを使用する。この圧力タンク(1)の上方には開口( 1a)が設けられており、その開口(1a)の内周にはネジ部(1b)が設けられ、更 にネジ部(1b)の奥にはパッキン(1c)が具備されている。尚、前部ネジ部(1b )は開口(1a)の外周に設けられたものもある[図5(b)参照]。又、前記圧 力タンク(1)として背負型以外に、手持型のものを使用しても良い。(2)は 圧力タンク(1)の開口(1a)に設けたネジ部(1b)と一端が螺合するネジ(2a )を有したキャップ状のジョイントリングであり、該ジョイントリング(2)の 内部には段付穴(2b)が貫通し、その段付穴(2b)のネジ(2a)と反対側には図 5に示すネジ穴(2c)が形成されている。またジョイントリング(2)の外周に はローレット目(2d)が設けられている。更に前記ジョイントリング(2)のネ ジ(2a)にはオネジとメネジの2種類ある。つまり、圧力タンク(1)のネジ部 (1b)が図5(a)に示すように内周にある時にはネジ(2a)をオネジとして刻 設し、図5(b)に示すようにネジ部(1b)が外周にある時にはネジ(2a)を段 付穴(2b)に刻設させたメネジのものが用意される。この時、ジョイントリング (2)の内部には必要に応じて図中のようなパッキン(2e)を具備する。(3) はジョイントリング(2)のネジ穴(2c)にニップルなどが介在されて取付けた 市販の開閉可能なコックである。(4)はコック(3)の他端に螺合して取付け た供給口部材であり、該供給口部材(4)はエアコンプレッサー(8)からの圧 搾エアがワンタッチで接続されて供給するためのものである。この供給口部材( 4)は一般にエアコンプレッサー(8)に突設させて、エアホースに接続する時 に使用されるワンタッチカプラーのプラグ側を使用すると良い。尚、前記供給口 部材(4)に逆止弁機能を内設するソケットタイプが用いられる場合には、前記 コック(3)は不要である。
【0008】 図2は本考案の実施形態に於いて、ジョイントリング(2)とコック(3)の 間に、両端にネジ部を有したT型接手(6)が使用され、且つT型接手(6)に は圧力計(5)が取付けられた状態を示す図であり、これは圧力タンク(1)内 に蓄圧させる際、エアコンプレッサー(8)からの圧搾エアの状態を確認するた めに取付けたものである。又、図3は本考案の実施形態に於いて、ジョイントリ ング(2)とコック(3)の間に、中間ホース(7)を接続させると共に前記コ ック(3)が前記圧力タンク(1)の下部に来るように前記中間ホース(7)の 長さを設定させたものである。この時の中間ホース(7)の長さは、作業者が圧 力タンク(1)を背負った際にコック(3)が手元に来て、差込部材(9)を供 給口部材(4)にワンタッチで差込み接続出来る状態とする。従って作業者は圧 力タンク(1)を背負ったままで、エアコンプレッサー(8)からの圧搾エアが 容易に供給可能なタイプとなる。尚、中間ホース(7)を接続させたものは散布 作業中に邪魔にならないように、図示しない引掛部に引掛けて固定しておく。
【0009】 次に図2に示す本考案品を組立てる場合について説明する。予め従来使用して いたシリンダータイプの背負型噴霧器を用意し、且つそのシリンダー部品を取外 して圧力タンク(1)内を空にし、更に前記圧力タンク(1)のネジ部(1b)に 合わせたジョイントリング(2)を用意しておく。つまり、前記圧力タンク(1 )の開口(1a)に設けたネジ部(1b)が内周にあるものに対しては、図5(a) に示すジョイントリング(2)を用意し、外周にあるものに対しては、図5(b )に示すジョイントリング(2)を用意する。先ず始めにジョイントリング(2 )のネジ穴(2c)に一方のネジ部を螺合させてT型接手(6)が取付けられる。 次にT型接手(6)の他方のネジ部をコック(3)のメネジに螺合させて取付け ると共にコック(3)端面には供給口部材(4)のオネジを螺合させて取付ける 。更にT型接手(6)に圧力計(5)のオネジを螺合させて装着することによっ て、本考案品の組立作業が完了する。尚、前記ジョイントリング(2),T型接 手(6),圧力計(5),コック(3),供給口部材(4)を接続して組立てる 順序は上記に限定されるものではない。
【0010】 以上のようにして組立てられた本考案品を圧力タンク(1)に取付ける場合に ついて説明する。先ず圧力タンク(1)のネジ部(1b)にジョイントリング(2 )のネジ(2a)を螺合させる。この時、ジョイントリング(2)の外周を持って 回転させ、力一杯締付けると、ネジ(2a)の先端部分がパッキン(1c)を押圧し て圧力タンク(1)内部は密閉されるのである。尚、前記圧力タンク(1)のネ ジ部(1b)が図5(b)のように外周にある時には、ジョイントリング(2)の 段付穴(2b)にパッキン(2e)を取付けたものを用いる。以上のようにジョイン トリング(2)の外周を素手で回転するだけの簡単な作業で、従来使用していた 圧力タンク(1)に取付け出来るのである。
【0011】 次に本考案の使用方法について説明する。先ず始めに圧力タンク(1)内に害 虫駆除剤と水を適宜量入れる。次に携帯用エアコンプレッサー(8)のエアホー ス(10)先端に設けた差込部材(9)を供給口部材(4)に差込む。そしてコッ ク(3)を開き、携帯用エアコンプレッサー(8)を作動させると、圧力タンク (1)内に圧搾エアが入り込んで蓄圧され、圧力タンク(1)が一定値、例えば 7Kg/cm2の内圧になった時点でコック(3)を閉じ、差込部材(9)を供給口部 材(4)から取外す。この時、圧力タンク(1)の大きさが10リットル用のも のを用いた場合、蓄圧時間は30秒前後であった。この状態で、害虫駆除剤の液 体を散布すると、圧力タンク(1)内の液体が殆どなくなるまで散布することが 出来た。尚、前記エアコンプレッサー(8)として携帯用を用いると便利である が、近くに圧搾エアが得られる状態であれば、携帯用に限定されず、他のエアコ ンプレッサーを利用しても良い。又、一般に前記供給口部材(4)はプラグタイ プを用い、差込部材(9)にはソケットタイプを用いるが、逆止弁機能を内設し た供給口部材(4)の時には、供給口部材(4)はソケットタイプとなるため、 差込部材(9)としてはプラグタイプを用いる。
【0012】 以上のように本考案品は、従来の如き複雑な構造のシリンダー部品が圧力タン ク(1)内からなくなると共にその内部には散布液と圧搾エアが入れられている だけであるため、圧力タンク(1)全体の重量が軽くなり、散布作業が高能率で 行えるものとなった。更に長期間に渡ってもパッキンなどの部品が薬剤に浸かる ことが殆どなくなり、損傷するものがないので、維持管理が極めて簡単で、且つ 故障を起こすことも殆どなくなった。しかも本考案品を取付けた圧力タンク(1 )を多数個使用しても、蓄圧時間が極めて短いので、携帯用エアコンプレッサー (8)を1台だけ用意すれば散布作業に支障を来たすことがないため、多人数で 作業を行う場所に於いて本考案品を用いると、噴霧器及びそれに係る装置や備品 が安価で且つ維持管理が容易となる。
【0013】
【考案の効果】
本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0014】 請求項1のように圧力タンク(1)の開口(1a)に設けたネジ部(1b)と一端 が螺合するジョイントリング(2)と、該ジョイントリング(2)の他端に取付 けたコック(3)と、そのコック(3)の他端にはエアコンプレッサー(8)か らの圧搾エアがワンタッチで接続されて供給するための供給口部材(4)とから 少なくとも構成すると共にジョイントリング(2)をピストンタイプの噴霧器の 圧力タンク(1)開口(1a)に取付けることにより、エアコンプレッサー(8) によって短時間で且つ簡単に圧力タンク(1)内に蓄圧出来るものとなるため、 従来の電動タイプのものよりも遥かに軽量化でき、且つ農薬及び白蟻やゴキブリ などの駆除剤の液体散布が簡単に行える。また従来の電動タイプの如きバッテリ ーの充電や小型エアコンプレッサーの修理や維持管理の手間が不要なものとなる と共に従来のシリンダータイプの如き薬品によって損傷され易い部品がない構造 となるため、故障する恐れが殆どなくなり、且つ構造が簡単であるので、維持管 理が容易に行える。更に本考案品は構造が簡単であるので、部品点数が少なくな り、安価に提供出来るものとなる。しかも本考案品は、従来使用していたシリン ダータイプに対し、圧力タンク(1)の内部からシリンダー部品を取外した後、 圧力タンク(1)の開口(1a)にジョイントリング(2)を取付けるだけで、簡 単にエアコンプレッサー(8)と接続でき、短時間で圧力タンク(1)内に蓄圧 出来るものとなった。
【0015】 請求項2のようにジョイントリング(2)とコック(3)の間に、T型接手( 6)が介在されて圧力計(5)を取付けることにより、エアコンプレッサー(8 )からの圧搾エアの入り具合が圧力計(5)を見ながら確認出来るので、エアコ ンプレッサー(8)の吹出し能力が大きなものであっても容易に所定圧で供給を 止めることが可能となる。しかも散布作業中に内圧が目で確認でき、蓄圧の追加 状況を把握して適切な内圧で作業が行えるため、作業効率が良くなる。
【0016】 請求項3に示すようにジョイントリング(2)とコック(3)の間に、中間ホ ース(7)を接続させると共にコック(3)が圧力タンク(1)の下部に来るよ うに中間ホース(7)の長さを設定させることにより、圧力タンク(1)を背負 ったままで、エアコンプレッサー(8)からの圧搾エアの供給が容易に行われて 蓄圧出来るタイプとなる。又、散布箇所がエアコンプレッサー(8)の近くの場 合には、供給口部材(4)に差込部材(9)を差込んだまま、つまり、エアコン プレッサー(8)に接続した状態で散布作業が続行出来るものとなる。従って、 噴霧ノズル側のホースを長くすれば、圧力タンク(1)を背負わずに置いたまま で散布作業が可能となるので、作業が楽に行える。
【0017】 請求項4に示すようにコック(3)の代りに、供給口部材(4)に逆止弁機能 が内設されたソケットタイプを使用することにより、コック(3)は不要となり 、部品点数が減った分だけ安価で提供出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す説明図である。
【図2】本実施形態に圧力計を取付けた状態を示す説明
図である。
【図3】本実施形態に中間ホースを設けた状態を示す説
明図である。
【図4】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図5】本実施形態のジョイントリングの種類を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 圧力タンク 1a 開口 1b ネジ部 2 ジョイントリング 3 コック 4 供給口部材 5 圧力計 6 T型接手 7 中間ホース 8 エアコンプレッサー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状害虫駆除剤等を入れた圧力タンク
    (1)内に、手押レバーなどで噴霧ピストンを上下動さ
    せることによって蓄圧し、その圧力タンク(1)の内圧
    により液状害虫駆除剤等を噴霧ノズルに圧送する噴霧器
    に取付けるものであり、且つ前記噴霧ピストンの代り
    に、エアコンプレッサー(8)によって前記圧力タンク
    (1)内に蓄圧させるためのものであり、前記圧力タン
    ク(1)の開口(1a)に設けたネジ部(1b)と一端が螺
    合するジョイントリング(2)と、該ジョイントリング
    (2)の他端に取付けたコック(3)と、そのコック
    (3)の他端には前記エアコンプレッサー(8)からの
    圧搾エアがワンタッチで接続されて供給するための供給
    口部材(4)とから少なくとも構成したことを特徴とす
    る蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材。
  2. 【請求項2】 前記ジョイントリング(2)とコック
    (3)の間に、T型接手(6)を介して圧力計(5)が
    取付けられた請求項1記載の蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧
    部材。
  3. 【請求項3】 前記ジョイントリング(2)とコック
    (3)の間に、中間ホース(7)を接続させると共に前
    記コック(3)が前記圧力タンク(1)の下部に来るよ
    うに前記中間ホース(7)の長さを設定させた請求項1
    記載の蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部材。
  4. 【請求項4】 前記コック(3)の代りに、前記供給口
    部材(4)に逆止弁機能を内設したソケットタイプが使
    用された請求項1記載の蓄圧式噴霧器に於ける蓄圧部
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017526526A (ja) * 2014-08-25 2017-09-14 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 静電噴霧システム

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JP2017526526A (ja) * 2014-08-25 2017-09-14 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 静電噴霧システム

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