JP3089632B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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JP3089632B2 JP01117369A JP11736989A JP3089632B2 JP 3089632 B2 JP3089632 B2 JP 3089632B2 JP 01117369 A JP01117369 A JP 01117369A JP 11736989 A JP11736989 A JP 11736989A JP 3089632 B2 JP3089632 B2 JP 3089632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気テープ等に記録されている映像信号
を再生した信号からノイズを効果的に抑圧することがで
きる映像信号再生装置に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は長手方向に対して傾斜する磁気トラックにフ
ィールド単位の映像信号を順次記録し、これを再生する
ような装置において、再生信号を復調した映像信号に含
まれているノイズを抑圧するために、アナログ回路で構
成されているノイズキャンセラーと、更に1フィールド
単位でノイズを低減するデジタルノイズ低減手段を設
け、前記アナログノイズキャンセラーとデジタルノイズ
低減手段のS/N比改善効果が連動して制御されるように
したものである。
そのため、再生映像信号の画質に応じてノイズの抑圧
効果を顕著にしたり、画質の劣化を少なくすることがで
きる。
〔従来の技術〕
映像信号を記録し、又は記録された映像信号を再生す
る磁気記録再生装置(VTR)は、一般に回転ヘッドによ
って磁気テープの長手方向に対して斜向しているトラッ
クに1フィールド単位の映像信号を記録し、再生するよ
うになされている。
このような装置では、テープに信号を記録していない
状態で発生するテープノイズと、信号を記録し再生する
際に生じるテープ変調ノイズが映像信号に混入し、更に
テープの極く小さい欠陥による信号の欠落もノイズとし
て出力される。
更に、再生系ではFM復調時に生じる三角ノイズも映像
信号のS/Nを劣化することになる。そこで上記したよう
なVTRでは、再生系に映像信号と重畳されて出力される
ノイズを低減するノイズレデューサ、又はノイズキャン
セラー回路が設けられている。
第4図は、公知のノイズキャンセラーの一例を示した
もので、21はハイパスフィルタ、22は増幅器、23はリミ
ッタ回路、24は減算回路を示す。この回路はよく知られ
ているように、端子Inから第5図に示すようにノイズが
重畳されているビデオ信号波形Aが入力されると、高域
成分からなるノイズはハイパスフィルタ22を通過し、そ
の信号波形Bを増幅したのち、リミッタ回路23で高レベ
ルの信号を除去してノイズ成分のみを取り出している。
そしてこのノイズ成分をボリュームVRによって所定の
レベルに設定し、もとのビデオ信号波形Aから減算する
ことによってノイズ成分のキャンセルされたビデオ信号
波形Cを出力端子Outに得るものである。
このようなノイズキャンセラーは、高域周波数成分か
らなるノイズを効果的に除去することができるが、ノイ
ズ成分を抽出するハイパスフィルタ21が映像信号の高域
信号成分を同時に抽出し、この高域信号成分も同時に除
去することになるためノイズキャンセラー効果を高くす
ると画質の解像度を劣化するという問題がある。
そこで、近年は映像信号に含まれているノイズを低減
する手段としてフィールドメモリを使用したデジタルノ
イズ低減手段が実用化されている。
このフィールドメモリが使用されたデジタルノイズ低
減手段は、映像信号では隣り合う画素同士や、フレーム
間の画素同士はかなり相関性が強いのに対し、ランダム
性のノイズは各フィールド間で相関性がないので、相関
の強い画素同士の平均処理を行うことによってノイズの
低減を行うものである。
[発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上記したようなデジタルノイズ低減手段
は、1フィールドの画像データをフィールドメモリ等に
記憶し、次のフィールドの画像データと比較することに
よってノイズ成分を抽出し、このノイズ成分を差し引く
ように構成しており、通常はアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換器、およびD/A変換器を必要とす
る。
しかしながらA/D変換器を設けると、特にS/N比の劣化
した信号の場合は、多量の量子化ノイズが発生するため
ノイズ低減効果が低下し、ノイズの除去係数を高くする
と動きの激しい動画では残像が発生するため画質が平坦
になり自然感を失うという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、映像信号の再生系回路にアナログ的な回路によって
構成されているノイズキャンセラーと、このノイズキャ
ンセラーに縦続してデジタルノイズ低減手段を設け、特
の再生映像信号のS/Nが悪い場合は、デジタル的なノイ
ズ低減手段を駆動しながら、ノイズキャンセラーの減衰
量を深くするような制御を行い、ノイズ抑圧回路のS/N
改善効果を向上するものである。
〔作用〕
磁気テープ等から再生される映像信号のS/Nが劣化し
ているときは、デジタル回路で構成されているノイズ低
減手段を動作状態にすると共に、アナログ回路で構成さ
れるノイズキャンセラー回路のノイズ減衰量を深くする
ようにコントロールしているため、量子化ノイズが低減
されノイズ改善効果が顕著になる。
なお、再生映像信号のS/Nが良好なときはデジタルノ
イズ低減手段を不動作状態又は、不動作に近い状態に制
御し、アナログノイズキャンセラーのノイズ減衰量も低
くなるようにしておくことにより、水平方向及び垂直方
向の解像度の劣化を少なくする。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す映像信号再生装置の
ブロック図で、Dは回転ドラム、1A,1Bは回転ドラムD
に巻回されている磁気テープの映像信号を再生する2個
の回転ヘッド、2A,2Bはヘッドアンプを示し、その出力
は回転ドラムDに同期して切り換わるスイッチSWにより
連続した再生映像信号に変換される。
3は低搬送波FM信号に変換されている輝度信号を抽出
するハイパスフィルタを示し、このハイパスフィルタで
抽出された輝度信号成分はリミッタ回路4A、FM復調器4
B、ローパスフィルタ4C、デエンファシス回路4D等から
なる再生信号処理部4で復調され、ドロップアウト補正
回路5で良く知られているように映像信号の欠落が補償
される。
6は本発明の特徴とするノイズ抑圧回路を示し、この
ノイズ抑圧回路6は後述するようにアナログ的な回路で
構成されているノイズキャンセラーと、フィールドメモ
リを備えているデジタルノイズ低減手段で構成されてい
る。
7はローパスフィルタ10で低減搬送色信号を抽出し、
図示しないクロマ信号処理回路で処理した搬送色信号CL
を加算する加算回路、8は加算回路7で形成されたコン
ポジットビデオ信号を出力端子9に供給する出力アンプ
を示す。
第2図は、前記ノイズ抑圧回路6の実施例を示す回路
図で、6Aの部分はアナログ回路で構成されているノイズ
キャンセラー、6Bの部分はデジタル回路で構成されてい
るデジタルノイズ低減手段を示す。
この図で11は1H(1水平期間)ディレー回路、12は差
動増幅器、13はリミッタ回路、14は減算回路を示す。
このアナログ的なノイズキャンセラーはよく知られて
いるように、1H前の映像ライン信号と次の1Hの映像ライ
ン信号に相関性があることを利用し、差動増幅器12によ
ってこの両者の映像ライン信号を減算して高域の周波数
成分からなる相関性のないノイズ成分抽出し、この信号
をリミッタ回路13で振幅を制御し、そのレベルをボリュ
ームVR1,VR2によって調整し、スイッチS1を介して減算
回路14に供給している。
そして、減算回路14においてノイズ成分をキャンセル
し、S/N比の向上をはかっている。
S/N比の改善効果はノイズ成分の減算量を設定するボ
リュームVR1,VR2の出力レベルで設定される。
例えば、端子aをスイッチS1によって選択し減算量を
大きくするとS/N比は向上するが、映像信号がライン毎
に平均化される度合いが強くなるため解像度が低下す
る。
また、端子bをスイッチS1で選択するとS/N比改善効
果は小さいが解像度の低下も小さい。
次に、デジタル回路によって構成されているノイズ低
減手段6BとしてAD変換器15、減算回路16A,16B、フィー
ルドメモリ17、係数器18及び、DA変換器19が設けられて
いる。
この回路はノイズレデューサ又は、ノイズワイパーと
して知られているもので映像信号のフィールド間の画素
同士に相関性があることを利用してノイズ成分のみを除
去しようとするものである。
すなわち、フィールドメモリ17から出力される1フィ
ールド前の映像信号(画素データ)と現在のフィールド
の映像信号(画素データ)を減算回路で差し引くことに
より、相関性のないノイズ成分を抽出し、このノイズ成
分に係数Kを掛けて第2の減算回路16BにスイッチS2
介して供給するとその出力には相関性のないノイズ成分
が抑圧された映像信号が出力される。
S/N改善効果は係数Kを大きくすると向上し、6〜15d
Bの改善度が得られるが、係数Kを大きくすると数フィ
ールド前の映像信号の影響が強く残り、動きの早い画面
では残像が生じ画質が平坦になる。
本発明は、上記したようにノイズ抑圧回路6としてア
ナログ的なノイズキャンセラー6Aと、フィールドメモリ
を使用したデジタル的なノイズ低減手段6Bを共用するこ
とを特徴とし、且、この双方の回路を連動して制御でき
るようにしている。
例えば、比較的良質な磁気テープを再生する際は、デ
ジタル的なノイズ低減手段6BのスイッチS2をオフにして
フィールド間のノイズ低減作用をなくし、同時にアナロ
グノイズキャンセラー6Aの方ではスイッチS2の接点bを
選択してノイズのキャンセル量を小さくする。
そして、高域信号成分の減衰を少なくして解像度の低
下をなくし、画像の早い動きに対しても残像の影響が少
ない自然な再生画像が得られるようにしている。
磁気テープから再生される映像信号のS/Nが劣化して
いるものについては、スイッチS2をオンにしてデジタル
的なノイズ低減手段6Bを動作状態にすると共に、スイッ
チS1で接点aを選択しアナログ回路のノイズのキャンセ
ル量を増加し総合的なS/N改善効果を高くする。
この場合は画質の解像度は多少低下するが、ノイズ量
が大幅に減少した画像が得られることになり視聴者の満
足度の高いものにすることができる。
特に、ノイズ画面の多い映像信号に対してデジタル的
なノイズ低減手段6Bを動作状態にしたときは、第3図に
示すようにAD変換器15において標本化するアナログ信号
のレベル変動が点線で示すように±1LSBの範囲でバタバ
タと大きく変化し、量子化ノイズが増大するが、本発明
の場合はデジタル的のノイズ低減手段6Bの前段に位置し
ているアナログノイズキャンセラー6Aによって、事前に
アナログ信号のノイズが大きく抑圧されているので、こ
の量子化ノイズの増大が少なくなり、映像信号に対する
ノイズの低減効果を著しく高くするという効果がある。
又、量子化ノイズを少なくすることによって低価格
(ビット数の少ない)のフィールドメモリの使用が可能
になり、コストダウンを行うことができるという利点が
ある。
なお、デジタルノイズ低減手段6Bの係数Kを大きくし
て駆動状態にし、同時にアナログノイズキャンセラー6A
のキャンセル量を増大するように制御することもでき
る。
アナログノイズキャンセラーとしては前記した第4図
に示したような、フィルター型のものを使用することも
可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の映像信号再生装置で
は、アナログ回路で構成されているノイズキャンセラー
と、このアナログノイズキャンセラーの後段に配置され
ているデジタル回路で構成されているノイズ低減手段を
設け、これらの両者を同時に制御して、映像信号の画質
に対応してノイズ改善効果を効果的に発揮することがで
きる。
例えば、良質の映像信号に対しては、解像度を維持し
たまま動きの早い画面で極端な残像が出ることを少なく
することができる。
また、S/Nの劣化した映像信号の場合は事前にアナロ
グノイズキャンセラのノイズ減衰量を大きくすることに
より、デジタルノイズ低減手段で発生する量子化ノイズ
を少なくするため、ノイズの抑圧効果が顕著になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の映像信号再生装置の実施例を示すブロ
ック図、第2図はノイズ低減回路の具体的な一例を示す
ブロック図、第3図は量子化ノイズの説明図、第4図は
ノイズキャンセラーの一例を示すブロック図、第5図は
ノイズキャンセラーの動作波形図である。 図中1A,1Bは回転ヘッド、3はハイパスフィルタ、6Aは
アナログ回路によるノイズキャンセラー、6Bはデジタル
ノイズ低減手段を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/937 H04N 5/21 - 5/213

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの走行方向に対して傾いたトラ
    ックにフィールド単位の映像信号を記録し、該トラック
    から読み出された映像信号を再生するような映像信号再
    生装置において、 1H遅延素子を使用して再生映像信号のノイズを減衰する
    アナログノイズキャンセラーと、該アナログノイズキャ
    ンセラーに後続して配置され、フィールドメモリを使用
    したデジタルノイズ低減手段を再生回路に設け、 前記磁気テープからS/N比の劣化した映像信号を再生す
    るときは、前記デジタルノイズ低減手段を駆動状態にす
    ると共に、前記アナログノイズキャンセラーのノイズ減
    衰量が大きくなるように制御し、前記映像信号のS/Nが
    良好なときは、前記デジタルノイズ低減手段を不動作状
    態、または不動作に近い状態に制御し、前記アナログノ
    イズキャンセラーの減衰量も低くするようにしたことを
    特徴とする映像信号再生装置。
JP01117369A 1989-05-12 1989-05-12 映像信号再生装置 Expired - Fee Related JP3089632B2 (ja)

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