JP3095256B2 - 有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途 - Google Patents
有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途Info
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機廃棄物の処理ならび
に該廃棄物から製造される発酵物に関し、その発酵物は
肥料、消臭剤、洗浄剤などに用いられる。
に該廃棄物から製造される発酵物に関し、その発酵物は
肥料、消臭剤、洗浄剤などに用いられる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】現在、食
品工場やホテルなどから大量に発生する食品廃棄物は高
いコストの下に廃棄され、あるいは焼却されている。
品工場やホテルなどから大量に発生する食品廃棄物は高
いコストの下に廃棄され、あるいは焼却されている。
【0003】また、農家が入手し易い有機肥料として家
畜のふん尿が利用されているが、悪臭が環境に影響を与
えるのみならず、畜舎の敷料として一般に使用されてい
る針葉樹のオガ屑がふん尿に混入し、そのタール成分や
樹脂分が微生物の繁殖を抑えるために腐敗の進行が妨げ
られ、完全に腐敗させるには長い年月を要する。
畜のふん尿が利用されているが、悪臭が環境に影響を与
えるのみならず、畜舎の敷料として一般に使用されてい
る針葉樹のオガ屑がふん尿に混入し、そのタール成分や
樹脂分が微生物の繁殖を抑えるために腐敗の進行が妨げ
られ、完全に腐敗させるには長い年月を要する。
【0004】またオガ屑などを含まないふん尿だけの肥
料はN過剰のため作物に障害を与え、かつ土壌の団粒化
を妨げて土壌中への酸素の供給を阻害する。
料はN過剰のため作物に障害を与え、かつ土壌の団粒化
を妨げて土壌中への酸素の供給を阻害する。
【0005】コーンコブ等の草質材を配合した培地にキ
ノコを栽培して生ずる廃培地を飼養動物のふん尿と混合
し、混合物を発酵させ土壌改質肥料を得ることもすでに
本発明者の特許出願により公表されている(特開平1−
270584)。その実施例によれば、混合物を10〜
25日の間隔で2〜3回切返して製品を得ているが、本
発明者の知見にはそれは茶ないし茶褐色の水分の多い発
酵物で、未だふん臭を有し、環境上の問題を免れず、取
扱いも厄介である。
ノコを栽培して生ずる廃培地を飼養動物のふん尿と混合
し、混合物を発酵させ土壌改質肥料を得ることもすでに
本発明者の特許出願により公表されている(特開平1−
270584)。その実施例によれば、混合物を10〜
25日の間隔で2〜3回切返して製品を得ているが、本
発明者の知見にはそれは茶ないし茶褐色の水分の多い発
酵物で、未だふん臭を有し、環境上の問題を免れず、取
扱いも厄介である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の既知技術
の欠点を克服しようとするもので、コーンコブの粉砕ま
たは破砕物を有機廃棄物と混合し、混合物を昇温下に好
気発酵させ、発酵物が黒変し発酵が止むまでその発酵を
行わせることを特徴とする、有機廃棄物の処理法および
発酵物の製造法、ならびに、コーンコブの粉砕または破
砕物と有機廃棄物との混合物を昇温下に好気発酵させ黒
変させてなる、土壌改良肥料、消臭剤および洗浄剤であ
る。
の欠点を克服しようとするもので、コーンコブの粉砕ま
たは破砕物を有機廃棄物と混合し、混合物を昇温下に好
気発酵させ、発酵物が黒変し発酵が止むまでその発酵を
行わせることを特徴とする、有機廃棄物の処理法および
発酵物の製造法、ならびに、コーンコブの粉砕または破
砕物と有機廃棄物との混合物を昇温下に好気発酵させ黒
変させてなる、土壌改良肥料、消臭剤および洗浄剤であ
る。
【0007】有機廃棄物は農産、畜産、食品産業、ホテ
ル、レストランなどにおいて発生する植物質、動物質の
廃棄物で、たとえば、モミガラ、バクヒ、コーンコブ、
バガス、ソバガラ、マメガラ、米ヌカ、オカラ、果実ジ
ュースの搾り滓、調理で生ずる生ゴミ、牛、羊、豚、鶏
その他の飼養動物のふんなどを包含する。
ル、レストランなどにおいて発生する植物質、動物質の
廃棄物で、たとえば、モミガラ、バクヒ、コーンコブ、
バガス、ソバガラ、マメガラ、米ヌカ、オカラ、果実ジ
ュースの搾り滓、調理で生ずる生ゴミ、牛、羊、豚、鶏
その他の飼養動物のふんなどを包含する。
【0008】コーンコブは粉砕または破砕物として有機
廃棄物と混合する。粒径6〜60メッシュ、カサ比重
0.1〜0.35の範囲の破砕物が、次の発酵工程にお
いて最も好ましい発酵状態を示す。
廃棄物と混合する。粒径6〜60メッシュ、カサ比重
0.1〜0.35の範囲の破砕物が、次の発酵工程にお
いて最も好ましい発酵状態を示す。
【0009】現在、コーンコブは圧縮せずにそのまま粉
砕機にかけ、高速回転するハンマー状またはつめ状の部
材で草質材の表面をはたくようにして粉砕している。そ
して、たとえば、ハンマークラッシャーでコーンコブを
粉砕した場合はカサ比重0.4〜0.5の粉砕物とな
り、かつ粉砕物の表面が硬化して吸水性が悪くなる。
砕機にかけ、高速回転するハンマー状またはつめ状の部
材で草質材の表面をはたくようにして粉砕している。そ
して、たとえば、ハンマークラッシャーでコーンコブを
粉砕した場合はカサ比重0.4〜0.5の粉砕物とな
り、かつ粉砕物の表面が硬化して吸水性が悪くなる。
【0010】本発明者の研究によれば、コーンコブを予
め比重0.4〜0.8程度になるように圧縮し、圧縮物
を、たとえば多数の小さな刃を植え込んだ回転ローラー
に圧接して破砕して得られる破砕物は極めて吸水性がよ
いことが判った。
め比重0.4〜0.8程度になるように圧縮し、圧縮物
を、たとえば多数の小さな刃を植え込んだ回転ローラー
に圧接して破砕して得られる破砕物は極めて吸水性がよ
いことが判った。
【0011】たとえば、同容量の2つのコップにそれぞ
れ水を半分ずつ入れ、その水面に上記の粉砕物と破砕物
をそれぞれ5mmの厚さになるように載せた。破砕物は
数秒以内に崩れ落ちるように全部水面下に沈んだが、粉
砕物は容易に沈まず、全部沈むまでに30分以上を要し
た。
れ水を半分ずつ入れ、その水面に上記の粉砕物と破砕物
をそれぞれ5mmの厚さになるように載せた。破砕物は
数秒以内に崩れ落ちるように全部水面下に沈んだが、粉
砕物は容易に沈まず、全部沈むまでに30分以上を要し
た。
【0012】破砕物は水に触れると膨脹して元の形に戻
ろうとし、そのため、スポイトのように瞬間的に吸水す
るようである。
ろうとし、そのため、スポイトのように瞬間的に吸水す
るようである。
【0013】粉砕または破砕物は有機廃棄物と混合し、
必要に応じて混合物の水分を調整して発酵させる。
必要に応じて混合物の水分を調整して発酵させる。
【0014】有機廃棄物が、たとえば、リンゴジュース
の搾り滓、オカラ、ふんなどの場合は、一般に含水量が
大きいので、乾燥したコーンコブを添加して水分を調整
してもよい。コーンコブは多孔性で通気性および吸水
性、保水性に富み、混合物の発酵を助長する。
の搾り滓、オカラ、ふんなどの場合は、一般に含水量が
大きいので、乾燥したコーンコブを添加して水分を調整
してもよい。コーンコブは多孔性で通気性および吸水
性、保水性に富み、混合物の発酵を助長する。
【0015】混合物中に含有される水分が少な過ぎると
発酵が充分進行せず、多過ぎると製品がベトついて取扱
いを難しくしたり、発酵を妨げたりする。好ましい水分
の範囲は発酵の操作にもよるが、多くの場合約55〜6
5%である。
発酵が充分進行せず、多過ぎると製品がベトついて取扱
いを難しくしたり、発酵を妨げたりする。好ましい水分
の範囲は発酵の操作にもよるが、多くの場合約55〜6
5%である。
【0016】混合物の発酵は昇温下に好気的条件で行わ
れる。好ましい発酵温度は約55〜70℃である。混合
物の温度を上昇させまたは混合物を乾燥させるために加
熱してもよいが、発酵に伴う発熱を利用することがで
き、その方が簡便である。
れる。好ましい発酵温度は約55〜70℃である。混合
物の温度を上昇させまたは混合物を乾燥させるために加
熱してもよいが、発酵に伴う発熱を利用することがで
き、その方が簡便である。
【0017】たとえば、混合物を山積し、3日毎に切り
返して空気との接触を良くし、これを繰り返すと混合物
は発酵熱により漸次昇温し、やがて上限の65〜70℃
に達し、数十日間この温度を維持したのち、漸次低下し
て発酵が終る。
返して空気との接触を良くし、これを繰り返すと混合物
は発酵熱により漸次昇温し、やがて上限の65〜70℃
に達し、数十日間この温度を維持したのち、漸次低下し
て発酵が終る。
【0018】過度に空気を供給すると空気により熱が奪
われて発酵が妨げられるので、切り返しは混合物の発熱
による昇温が下りかけた時点で行うのがよく、発酵の初
期においては切り返し毎に少しずつ温度が上昇し、終期
においては次第に下降して遂に発酵が止る。
われて発酵が妨げられるので、切り返しは混合物の発熱
による昇温が下りかけた時点で行うのがよく、発酵の初
期においては切り返し毎に少しずつ温度が上昇し、終期
においては次第に下降して遂に発酵が止る。
【0019】かくして、ふん臭や腐敗臭が全くない黒変
した発酵物を得ることができる。
した発酵物を得ることができる。
【0020】上記には発酵熱を利用する操作を述べた
が、所望により、発酵を外部からの加熱およびより多い
給気下に行って促進させることができ、加温空気を用い
て加熱と給気を行うこともできる。
が、所望により、発酵を外部からの加熱およびより多い
給気下に行って促進させることができ、加温空気を用い
て加熱と給気を行うこともできる。
【0021】得られた発酵物は土壌改質作用を有する肥
料として用いることができる。たとえば、化学肥料の連
続使用により劣化した土壌に施用して土壌を膨軟化させ
ることができ、作物、園芸植物、果樹などに使用して病
虫害を防除し、また作物の収量を増加させることができ
る。
料として用いることができる。たとえば、化学肥料の連
続使用により劣化した土壌に施用して土壌を膨軟化させ
ることができ、作物、園芸植物、果樹などに使用して病
虫害を防除し、また作物の収量を増加させることができ
る。
【0022】発酵物は強い消臭作用を有し、消臭剤とし
てトイレなどの悪臭除去のため散布することができ、ま
たコンポストなどに散布すれば消臭と同時にコンポスト
の発酵を促進させることができる。
てトイレなどの悪臭除去のため散布することができ、ま
たコンポストなどに散布すれば消臭と同時にコンポスト
の発酵を促進させることができる。
【0023】おそらく発酵物中の酵素の作用と考えられ
るが、発酵物は油脂分などを分解する作用を有するの
で、たとえば調理場のグリース・トラップに投入して油
脂分を分解し、洗浄し、あるいは下水道や、浄化槽に洗
浄剤として用いることができる。
るが、発酵物は油脂分などを分解する作用を有するの
で、たとえば調理場のグリース・トラップに投入して油
脂分を分解し、洗浄し、あるいは下水道や、浄化槽に洗
浄剤として用いることができる。
【0024】なお、本発明におけるカサ比重は、次の様
な方法で測定したものである。
な方法で測定したものである。
【0025】試料を105℃の乾燥器で完全乾燥し、2
00ccのメッシュシリンダーに軽く充填し、上下の打
撃振動を100回行い、このときの重量を基準にして算
出する。
00ccのメッシュシリンダーに軽く充填し、上下の打
撃振動を100回行い、このときの重量を基準にして算
出する。
【0026】実施例1
【表1】 * シイタケ栽培に用いた廃ホダ木の粉砕物。 ** 容量800mlのポリエチレン瓶に1本当りコー
ンコブ70g、籾殻40g、乾燥オカラ30g、米糠
(水分15%)50gの配合物を充填し、水分を65%
に調整し、これを培地としてヒラタケを慣行によって栽
培し、子実体収穫後に残った廃培地。 *** カサ比重0.2の破砕物
ンコブ70g、籾殻40g、乾燥オカラ30g、米糠
(水分15%)50gの配合物を充填し、水分を65%
に調整し、これを培地としてヒラタケを慣行によって栽
培し、子実体収穫後に残った廃培地。 *** カサ比重0.2の破砕物
【0027】上表の材料をミキサーで混合して水分60
%を含有する混合物を得、これを屋根を設けた通風の良
いコンクリートの床面に高さ2.5mの円錐形に積み上
げた。7日後別の床面に積み替えたが、その時点で混合
物の品温(表面下約20cmの温度)は50℃に上昇し
ていた。以後3日毎に1度ずつ混合物を切り返した。品
温は漸次上昇し、積み上げ開始後20日目には65〜7
0℃に達し、約70日目まで同温を持続した。それ以後
は漸次温度が下降し80〜90日で40℃以下に低下
し、発酵が終了した。品温が下降し始め60℃以下にな
ってからは5日に一度切り返しを行った。
%を含有する混合物を得、これを屋根を設けた通風の良
いコンクリートの床面に高さ2.5mの円錐形に積み上
げた。7日後別の床面に積み替えたが、その時点で混合
物の品温(表面下約20cmの温度)は50℃に上昇し
ていた。以後3日毎に1度ずつ混合物を切り返した。品
温は漸次上昇し、積み上げ開始後20日目には65〜7
0℃に達し、約70日目まで同温を持続した。それ以後
は漸次温度が下降し80〜90日で40℃以下に低下
し、発酵が終了した。品温が下降し始め60℃以下にな
ってからは5日に一度切り返しを行った。
【0028】かくして、水分35%以下の発酵物7,3
50kgが得られた。混合物は始めふん臭と腐敗臭が強
かったが、約20回切返した頃からその臭が消え、最後
は熟成した腐蝕土臭になった。色は始め茶色であったが
発酵が進むと共に褐色化し、やがて炭様に黒変した。
50kgが得られた。混合物は始めふん臭と腐敗臭が強
かったが、約20回切返した頃からその臭が消え、最後
は熟成した腐蝕土臭になった。色は始め茶色であったが
発酵が進むと共に褐色化し、やがて炭様に黒変した。
【0029】実施例2
【表2】 * 容量800mlのポリエチレン瓶に1本当りコーン
コブ70g、籾殻40g、専管フスマ50g、脱水オカ
ラ(水分73%)、貝殻粉末10gの配合物を水分64
%に調整して充填し、これを培地としてブナタケを慣行
に従って栽培し、子実体収穫後に残った廃培地。
コブ70g、籾殻40g、専管フスマ50g、脱水オカ
ラ(水分73%)、貝殻粉末10gの配合物を水分64
%に調整して充填し、これを培地としてブナタケを慣行
に従って栽培し、子実体収穫後に残った廃培地。
【0030】上記の材料を用いるほかは実施例1と同様
に行って水分34%の黒色発酵物740kgを得た。
に行って水分34%の黒色発酵物740kgを得た。
【0031】実施例3(芝病虫害に対する試験) 本発明の発酵物を芝に施用して病虫害にどのような影響
があるかを3年間にわたって試験した。
があるかを3年間にわたって試験した。
【0032】600坪の芝生をA(実験区)300坪、
B(対照区)300坪に大別し、各区をさらに100坪
の小区に区分して、それぞれA−1、A−2、A−3、
B−1、B−2、B−3とした。
B(対照区)300坪に大別し、各区をさらに100坪
の小区に区分して、それぞれA−1、A−2、A−3、
B−1、B−2、B−3とした。
【0033】A区およびB区にはそれぞれ次の材料を施
用した。
用した。
【0034】施 用 材 料 A(実験区) 実施例1の製品 B(対照区) 鶏ふん発酵肥料(鶏ふんと針葉樹のオガ
屑から作った堆肥) 〔試験期間〕 昭和61年5月〜平成1年4月(3年間) 〔試験方法〕 試験開始の5月上旬に、AおよびB区同時に殺菌剤とし
て有機銅水和剤、および殺虫剤としてダイヤジノン粒剤
の各基準量を別々に散布し、その後各区において異常が
認められた時にその都度散布した。そして各区におい
て、それぞれ年間を通じて必要とした農薬散布の回数を
比較した。
屑から作った堆肥) 〔試験期間〕 昭和61年5月〜平成1年4月(3年間) 〔試験方法〕 試験開始の5月上旬に、AおよびB区同時に殺菌剤とし
て有機銅水和剤、および殺虫剤としてダイヤジノン粒剤
の各基準量を別々に散布し、その後各区において異常が
認められた時にその都度散布した。そして各区におい
て、それぞれ年間を通じて必要とした農薬散布の回数を
比較した。
【0035】結果は次表の通りである。
【表3】
【0036】上表から明らかなように、実施例1の製品
を施用した実験区Aでは対照区Bに比べて2年目以降病
虫害に対する抵抗性が増大し、特に病害が著しく減少し
たので消毒回数が半分以下となり芝管理のコストが大巾
に低下した。また実験区では緑色の濃い、厚い芝が育っ
た。
を施用した実験区Aでは対照区Bに比べて2年目以降病
虫害に対する抵抗性が増大し、特に病害が著しく減少し
たので消毒回数が半分以下となり芝管理のコストが大巾
に低下した。また実験区では緑色の濃い、厚い芝が育っ
た。
【0037】実施例4(リンゴ紫紋羽病に対する試験)
【0038】〔試験地〕 リンゴ樹が紋羽病に罹り数年
後には全滅すると予想された果樹園 〔試験対象樹と区分〕 1,200坪に植えられている
リンゴ61本中15本に紋羽病の被害が見られた。
後には全滅すると予想された果樹園 〔試験対象樹と区分〕 1,200坪に植えられている
リンゴ61本中15本に紋羽病の被害が見られた。
【0039】この15本は重症6本、中症7本、軽症2
本で、これを次のように区分した。
本で、これを次のように区分した。
【0040】 重 症 中 症 軽 症 (黄葉) (黄緑葉) (緑、一部黄緑葉) A区 2 3 0 B区 2 2 1 C区 2 2 1 〔施用材料と施用量〕 A区……実施例2の製品、反当り1,500kg B区……ベンレート* 、10アール当り1,000倍液
4,500lを土中散布 C区……ヒラタケ栽培の廃培地**、10アール当り1,
500kg 無処理区……被害木の数が少く、処理しないときは重症
区は枯死またはそれに近い状態になることが判っていた
ので敢えて設けなかった。
4,500lを土中散布 C区……ヒラタケ栽培の廃培地**、10アール当り1,
500kg 無処理区……被害木の数が少く、処理しないときは重症
区は枯死またはそれに近い状態になることが判っていた
ので敢えて設けなかった。
【0041】* 土壌殺菌剤、B区に対する応急の対応
策として農業等の指導機関から効果があるかも知れない
と勧められたもの ** キノコ栽培に汎用されているオガ屑と米糠を主体
にした培地にヒラタケを栽培し、子実体収穫後の培地 〔対象品種〕 津軽 〔試験方法〕 4月から5月にかけて被害木に20kg入りのブナシメ
ジ栽培の廃培地* を、樹令約20年の木に対し、3〜5
袋ずつ施肥した。化学肥料**は今までの半分に減らして
300坪当り3袋×20kgを投入した。
策として農業等の指導機関から効果があるかも知れない
と勧められたもの ** キノコ栽培に汎用されているオガ屑と米糠を主体
にした培地にヒラタケを栽培し、子実体収穫後の培地 〔対象品種〕 津軽 〔試験方法〕 4月から5月にかけて被害木に20kg入りのブナシメ
ジ栽培の廃培地* を、樹令約20年の木に対し、3〜5
袋ずつ施肥した。化学肥料**は今までの半分に減らして
300坪当り3袋×20kgを投入した。
【0042】* 実施例2におけるブナシメジ廃培地と
同じ ** BB果樹2号(N:14%,P:6%,K:8
%、長野県経済連製)結果は次表のとおりである。
同じ ** BB果樹2号(N:14%,P:6%,K:8
%、長野県経済連製)結果は次表のとおりである。
【0043】
【表4】
【0044】上表から明らかなように、A区では紋羽病
が抑えられて樹勢が回復しつつあるに対し、B区では余
り変化がなく、殊に中症と重症については効果が認めら
れなかった。また、C区ではオガ屑含有の廃培地は有害
作用を示し、中症や軽症の樹も試験期間中に葉が黄変し
てしまった。
が抑えられて樹勢が回復しつつあるに対し、B区では余
り変化がなく、殊に中症と重症については効果が認めら
れなかった。また、C区ではオガ屑含有の廃培地は有害
作用を示し、中症や軽症の樹も試験期間中に葉が黄変し
てしまった。
【0045】実施例5(トマトの肥効試験) 〔試験対象〕 露地栽培のトマト 〔区分〕 栽培面積300m2 を100m2 ずつのA、
B、Cの3区に大別した。 〔施用材料と施用量〕 A区……実施例2の製品、300kg B区……ミノリ堆肥(バークと牛糞より製した堆肥、富
士見工業製)300kg C区……ミノリ堆肥300kgと野菜化成(N:9%,
P:12%,K:55%,BB−野菜類用、長野県経済
連合製) 〔試験方法〕 上記の施用材料を、4月に各区それぞれの土中に投入
し、トマトを播樹して常法通り栽培した。結果は次の通
りである。
B、Cの3区に大別した。 〔施用材料と施用量〕 A区……実施例2の製品、300kg B区……ミノリ堆肥(バークと牛糞より製した堆肥、富
士見工業製)300kg C区……ミノリ堆肥300kgと野菜化成(N:9%,
P:12%,K:55%,BB−野菜類用、長野県経済
連合製) 〔試験方法〕 上記の施用材料を、4月に各区それぞれの土中に投入
し、トマトを播樹して常法通り栽培した。結果は次の通
りである。
【0046】
【表5】
【0047】上表から化学肥料を使用しないA区におい
て、化学肥料を用いたC区よりも遙かに勝る肥料効果の
得られたことが明らかである。
て、化学肥料を用いたC区よりも遙かに勝る肥料効果の
得られたことが明らかである。
【0048】実施例6 野外の地面に設けた家庭用コンポスト容器(径50c
m、高さ80cm)に家庭で発生する生ゴミと実施例1
で得た発酵物を交互に次のように充填した。生ゴミは一
層約20cmの厚さとしその上に一握りの発酵物を平均
的に散布し、これを繰返して最上面に発酵物を散布して
覆った。
m、高さ80cm)に家庭で発生する生ゴミと実施例1
で得た発酵物を交互に次のように充填した。生ゴミは一
層約20cmの厚さとしその上に一握りの発酵物を平均
的に散布し、これを繰返して最上面に発酵物を散布して
覆った。
【0049】蓋をして放置したところ、悪臭を全く発生
することなく生ゴミは分解され少量の堆肥が得られた。
することなく生ゴミは分解され少量の堆肥が得られた。
【0050】実施例7 実施例1において使用する材料に対して同例で得られた
発酵物を10%添加混合し、同例同様に行った。混合物
の温度は発酵熱により2日目には50℃、3日目には6
0℃以上に上昇し、1週間で65℃以上になった。3日
毎に一度混合物を切り返すことにより68日間65℃以
上の温度が維持され92日目に40℃に下降し発酵が終
了した。
発酵物を10%添加混合し、同例同様に行った。混合物
の温度は発酵熱により2日目には50℃、3日目には6
0℃以上に上昇し、1週間で65℃以上になった。3日
毎に一度混合物を切り返すことにより68日間65℃以
上の温度が維持され92日目に40℃に下降し発酵が終
了した。
【0051】実施例2についても上記同様の試験を行い
同様の結果を得た。
同様の結果を得た。
【0052】実施例8 実施例1の発酵物1kgを汲取後の家庭用便壺(200
l容)に平均に散布した。10〜20分後には悪臭が消
失した。
l容)に平均に散布した。10〜20分後には悪臭が消
失した。
【0053】実施例9 レストランの調理場で使用中のグリーストラップで、定
期的な吸引洗浄の後1週間経過してトラップ内の水面に
油分が浮き始めた所で、実施例2の発酵物を1m2 当り
500gの割合で水面に散布した。数分後から悪臭が消
え、固着した油脂の分解が始まり、1ケ月毎に1〜2回
同様の散布を続けて3ケ月後にはトラップ内に油脂の堆
積は無くなり綺麗になった。
期的な吸引洗浄の後1週間経過してトラップ内の水面に
油分が浮き始めた所で、実施例2の発酵物を1m2 当り
500gの割合で水面に散布した。数分後から悪臭が消
え、固着した油脂の分解が始まり、1ケ月毎に1〜2回
同様の散布を続けて3ケ月後にはトラップ内に油脂の堆
積は無くなり綺麗になった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、有機廃棄物を発酵させ
ることにより土壌改質肥料、消臭剤、洗浄剤として有用
な発酵物が提供されると共に有機廃棄物の廃棄に伴う費
用や公害の問題を避けることができる。
ることにより土壌改質肥料、消臭剤、洗浄剤として有用
な発酵物が提供されると共に有機廃棄物の廃棄に伴う費
用や公害の問題を避けることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/81 C05F 7/00 301Z C05F 3/00 9/04 5/00 C11D 7/42 7/00 301 C02F 11/02 9/04 B01D 53/34 ZAB C11D 7/42 116B // C02F 11/02 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 A61L 9/01 B01D 53/34 B01D 53/38 B01D 53/81 C05F 3/00 C11D 7/42
Claims (11)
- 【請求項1】 コーンコブの粉砕または破砕物を有機廃
棄物と混合し、混合物を昇温下に好気発酵させ、発酵物
が黒変し発酵が止むまでその発酵を行わせることを特徴
とする有機廃棄物の処理法。 - 【請求項2】 コーンコブを圧縮した比重0.4〜0.
8の圧縮物を破砕して得られる破砕物を用いる請求項1
記載の処理法。 - 【請求項3】 有機廃棄物が農産、畜産または食品産業
の廃棄物である請求項1記載の処理法。 - 【請求項4】 コーンコブの粉砕または破砕物を有機廃
棄物と混合し、混合物を昇温下に好気発酵させ、発酵物
が黒変し発酵が止むまでその発酵を行わせることを特徴
とする発酵物の製造法。 - 【請求項5】 有機廃棄物が農産、畜産または食品産業
の廃棄物である請求項4記載の製造法。 - 【請求項6】 混合物の昇温を発酵熱によって行う請求
項4記載の製造法。 - 【請求項7】 コーンコブを圧縮した比重0.4〜0.
8の圧縮物を破砕して得られる破砕物を用いる請求項4
記載の製造法。 - 【請求項8】 水分45%以下のコーンコブ破砕物を用
いることにより混合物の水分を55〜65%に調整し、
発酵熱で水分を蒸発させて水分40%以下の発酵物を得
る請求項4記載の製造法。 - 【請求項9】 コーンコブの粉砕または破砕物と有機廃
棄物との混合物を昇温下に好気発酵させ黒変させてなる
土壌改良肥料。 - 【請求項10】 コーンコブの粉砕または破砕物と有機
廃棄物との混合物を昇温下に好気発酵させ黒変させてな
る消臭剤。 - 【請求項11】 コーンコブの粉砕または破砕物と有機
廃棄物との混合物を昇温下に好気発酵させ黒変させてな
る洗浄剤。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15252491A JP3095256B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-27 | 有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途 |
| CN92103978A CN1067234A (zh) | 1991-05-27 | 1992-05-25 | 有机废弃物处理方法,发酵物制法及其用途 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-139319 | 1990-05-28 | ||
| JP2139319A JPH0429792A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途 |
| JP15252491A JP3095256B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-27 | 有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214034A JPH07214034A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3095256B2 true JP3095256B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=26472155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15252491A Expired - Fee Related JP3095256B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-27 | 有機廃棄物の処理法、発酵物の製造法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3095256B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5144884B2 (ja) * | 2004-09-21 | 2013-02-13 | 久和 池田 | 有機物の乾燥方法、その方法による生産物及びその乾燥装置 |
| CN115608747B (zh) * | 2022-10-21 | 2023-06-02 | 付春玲 | 一种以林业废弃物为原料的有机肥制造设备 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP15252491A patent/JP3095256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07214034A (ja) | 1995-08-15 |
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