JP3096027B2 - ホイールの組立治具 - Google Patents

ホイールの組立治具

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JP3096027B2
JP3096027B2 JP10372706A JP37270698A JP3096027B2 JP 3096027 B2 JP3096027 B2 JP 3096027B2 JP 10372706 A JP10372706 A JP 10372706A JP 37270698 A JP37270698 A JP 37270698A JP 3096027 B2 JP3096027 B2 JP 3096027B2
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信男 石井
要 藤原
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車などの
ホイールにおける中心部のハブと外周部のリムとをスポ
ークを介して連結してなるホイールを組み立てるのに使
用される組立治具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車などのスポーク型ホイール
は、その中心部のハブと外周部のリムとを複数本のスポ
ークで連結して構成される。そのホイール組立作業は、
仮締め工程と本締め工程の前後2工程からなる。仮締め
工程では、一対のプレートを十字状に組み合わせた治具
の中心にハブを載せて、スポークの一端部をハブに係止
し、次に前記治具上にハブと同心位置にリムを載せ、こ
のリムにスポークの他端部を仮締めするという作業を、
リムの全周にわたって繰り返す(関連技術文献として特
公昭58−44481号公報がある)。本締め工程で
は、仮締めしたホイールを、上下から治具で挟み、この
状態で各スポークの他端部をリムに順次本締めする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した仮締
め工程を前記構成の治具により行うのでは、外径が異な
る別の機種のホイールの組立作業には、その径に合った
異なる治具を用意する必要があり、各機種に対応するた
めに多種類の治具が必要になる。また、作業ラインで前
記作業を行う場合、作業員は作業ラインに沿った一側方
から作業しなければならないので、前記作業をハブやリ
ムの全周にわたって行うために、治具をその都度、回転
させることになるが、治具を回転させるのが容易でない
ために、作業性が低い。
【0004】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたもので、1種類で多機種のホイールに対応でき、作
業性を向上させることのできるホイールの組立治具を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明に係るホイールの組立治具は、スポーク
の一端部をハブに係止し、他端部をリムに仮締めするホ
イールの仮締め工程で使用され、作業ライン上で作業員
が待機する位置に順送りされる治具であって、トレー
と、前記トレーに取り付けられてハブの中心孔に挿通さ
れる中心棒と、前記トレー上に載置されて前記ハブ,リ
ムおよびハブとリムを連結するスポークを支持する支持
台とを備えている。さらに、前記支持台は、前記中心棒
の軸心回りに回転自在に設定され、かつ、前記ハブとス
ポークを支持する中央板と、前記中央板よりも外径方向
へ放射状に突出し、リムを支持する複数のリム受け部材
とを有しており、前記中央板は、ハブに一端部が係止さ
れたスポークを、その他端部が中央板からはみ出した状
態で支持する。
【0006】前記ホイールの組立治具によれば、中心棒
の軸心回りに支持台を回転させることにより、支持台上
でハブへのスポークの一端部の係止や、リムへのスポー
クの他端部の係止を、全周にわたって容易に行うことが
でき、作業性を向上させることができる。また、リムの
外径やスポークの長さが異なる多機種のホイールにも、
1種類の組立治具で十分に対応でき、汎用性が高くな
る。また、ハブにスポークの一端部を係止させるとき、
スポークを中央板に載せて行えるので、スポークがばら
つくことなく作業を容易に行うことができる。さらに、
リムは中央板よりも外径方向に位置するリム受け部材に
支持され、一端部をハブに係止したスポークの他端部が
中央板からはみ出した状態となるので、スポークの他端
部をすくい上げてリムに係止する作業も容易に行うこと
ができる。
【0007】
【0008】
【0009】また、本発明の好ましい実施形態では、
記リム受け部材が、中央板の径方向内方へ延びて前記中
央板を支持する支持部を有しており、リム受け部材に、
前記トレー上を転動する転動輪が装着されている。
【0010】前記ホイールの組立治具によれば、リム受
け部材に装着された転動輪を介して、リム受け部材と中
央板とを一体とし、トレー上を前記中心棒を軸心として
円滑に回転させることができるので、組立作業をさらに
容易に行うことができる。
【0011】また、本発明の好ましい実施形態では、
記中央板の上面にクッション材が取り付けられている。
【0012】前記ホイールの組立治具によれば、ハブお
よびスポークが中央板の上面のクッション材で支持され
るので、ハブおよびスポークが中央板の表面に接触する
のを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1(A),
(B)は本発明の一実施形態に係るホイールの組立治具
を示す平面図と、同組立治具を破断して示す正面図であ
る。ホイール21は、タイヤ(図示せず)を支持するリ
ム22とハブ23とをスポーク24を介して連結したも
のである。この組立治具1は、ホイール21のリム22
の組み立てに使用される治具であって、ほぼ正方形のト
レー2と、このトレー2の上面のほぼ中央に立設されて
ホイール21のハブ23の中心孔に挿通される中心棒3
と、前記トレー2上に載置されてホイール21のハブ2
3,リム22およびスポーク24を支持する支持台4と
を備える。
【0014】前記支持台4は、ハブ23とスポーク24
を支持する円板状の中央板5と、この中央板5よりも外
径方向へ放射状に突出し、リム22を支持する複数(こ
こでは3つ)のリム受け部材6とからなる。これらリム
受け部材6は、中央板5の径方向内方へ延びて、前記中
心棒3に回転自在に外嵌させたボス部材7に連結されて
いる。これらリム受け部材6における、前記中央板5の
径方向内方へ延びる部分は、中央板5を支持する支持部
6aとされている。また、リム受け部材6における、前
記中央板5よりも外径方向へ突出するリム載置部6b
は、その上端が中央板5の上面よりも所定寸法だけ高く
なるように設定されている。さらに、各リム受け部材6
には、前記トレー2上を転動する転動輪8がそれぞれ装
着されている。これにより、支持台4は、前記中心棒3
の軸心回りにトレー2上を円滑に回転できる。
【0015】前記中央板5の上面には、この上に載置さ
れるハブ23やスポーク24の表面に擦り傷が入らない
ようにクッション材9が取り付けられている。
【0016】次に、前記組立治具1を使用して行うホイ
ール21の仮締め作業の手順について説明する。
【0017】前記組立治具1は、図2に示すように、仮
締め工程の作業ライン25のフリーローラ26上に載せ
られて、作業ライン25の各作業員が待機する位置へ、
各作業員の分担作業が終了するごとに順送りされる。先
ず、組立治具1における支持台4の中央板5上に、ハブ
23を、その中心孔に中心棒3を挿通させた状態で支持
させる。中央板5の上面には、クッション材9が取り付
けられている。
【0018】次に、図3(a)に示すように、各スポー
ク24の一端部をハブ23の一端部(図3(a)の上端
部)に順次係止させる。すなわち、ハブ23の一端部の
スポーク孔27に、スポーク24を挿通させて、その一
端の鍔24aをハブ23に係止させる。続いて、図3
(b)に示すように、ハブ23を上下に反転させて、前
記と同様の要領でスポーク24の一端部をハブ23の他
端部に係止させる。この係止作業では、トレー2上の支
持台4を中心棒3の軸心回りに回転させることにより、
ハブ23の各スポーク孔27を作業員の立つ方向に向け
ることができるので、作業を能率よく行うことができ
る。また、このときの支持台4の回転は、リム受け部材
6に装着された転動輪8を介して円滑に行われるので、
前記作業をより能率よく行うことができる。
【0019】さらに、前記係止作業において、中央板5
上に支持させるスポーク24の他端には雄ねじ部24b
(図4)が形成されているが、中央板5の上面に取り付
けられているクッション材9のために、スポーク24の
雄ねじ部24bが中央板5に直接接触しない。
【0020】次に、図4に示すように、前記組立治具1
における支持台4のリム受け部材6の上に、リム22を
ハブ23とほぼ同心位置となるように支持させ、各スポ
ーク24の他端部を順次リム22の外周側に係止させ
る。すなわち、リム22の外周側からリム22のスポー
ク孔28(図4)にニップル29を挿入して、そのニッ
プル29の雌ねじ部をスポーク24の他端の雄ねじ部2
4b(図4)に、締め付け具31で緩く螺合させて、ニ
ップル25の頭部をリム22の外周側に仮係止させる。
【0021】この係止作業でも、トレー2上の支持台4
を中心棒3の軸心回りに回転させることにより、リム2
2の各スポーク孔28とこれらに対応するスポーク24
を、作業員の立つ方向に向けることができるので、作業
を能率よく行うことができる。また、このとき、図3
(b)に示す中央板5の周縁から外径方向に突出するス
ポーク24の他端をすくい上げることにより、各スポー
ク24の他端を図4のリム22の対応するスポーク孔2
8に容易に対向させることができるので、前記係止作業
をより能率よく行うことができる。
【0022】また、前記組立治具1では、リム22の外
径やスポーク24の長さが異なる多機種のホイール21
の組み立てにも、1種類の治具で対応できるので、管理
が容易になり、汎用性も高くなる。
【0023】このようにして組み立てられた仮組みホイ
ール21は、図示しない本締め機に送られて、ニップル
29が本締めされる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のホイールの組立
治具によれば、スポークを支持する支持台、前記中心
の軸心回りに回転自在に設定されているため、中心棒
の軸心回りに支持台を回転させることにより、支持台上
でハブへのスポークの一端部の係止や、リムへのスポー
クの他端部の係止を、全周にわたって容易に行うことが
でき、作業性が向上するとともに、1種類で多機種のホ
イールにも対応できる。また、ハブにスポークの一端部
を係止させるとき、スポークを中央板に載せて行えるの
で、スポークがばらつくことなく作業を容易に行うこと
ができる。さらに、リムは中央板よりも外径方向に位置
するリム受け部材に支持され、一端部をハブに係止した
スポークの他端部が中央板からはみ出した状態となるの
で、スポークの他端部をすくい上げてリムに係止する作
業も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係るホイールの
組立治具を示す平面図、(B)は同組立治具の半部を破
断して示す正面図である。
【図2】同組立治具を作業ラインに設置した状態を示す
斜視図である。
【図3】同組立治具によりハブへスポークを係止させる
作業を示す説明図である。
【図4】同組立治具によりスポークをリムに係止させる
作業を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ホイールの組立治具、2…トレー、3…中心棒、4
…支持台、5…中央板、6…リム受け部材、6a…支持
部、8…転動輪、9…クッション材、21…ホイール、
22…リム、23…ハブ、24…スポーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−45846(JP,A) 特開 昭51−132554(JP,A) 実開 昭57−98904(JP,U) 実開 昭53−24656(JP,U) 実公 昭45−4900(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポークの一端部をハブに係止し、他端
    部をリムに仮締めするホイールの仮締め工程で使用さ
    れ、作業ライン上で作業員が待機する位置に順送りされ
    治具であって、 トレーと、 前記トレーに取り付けられてハブの中心孔に挿通される
    中心棒と、 前記トレー上に載置されて前記ハブ,リムおよびハブと
    リムを連結するスポークを支持する支持台とを備え、 前記支持台は、前記中心棒の軸心回りに回転自在に設定
    され、かつ、 前記ハブとスポークを支持する中央板と、前記中央板よ
    りも外径方向へ放射状に突出し、リムを支持する複数の
    リム受け部材とを有しており、 前記中央板は、ハブに一端部が係止されたスポークを、
    その他端部が中央板からはみ出した状態で支持する、 ホイールの組立治具。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記リム受け部材
    は、中央板の径方向内方へ延びて前記中央板を支持する
    支持部を有しており、前記リム受け部材に、前記トレー
    上を転動する転動輪が装着されているホイールの組立治
    具。
  3. 【請求項3】 請求項またはにおいて、前記中央板
    の上面にクッション材が取り付けられているホイールの
    組立治具。
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