JP3101366B2 - 高温高圧蒸気の圧力容器 - Google Patents

高温高圧蒸気の圧力容器

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JP3101366B2
JP3101366B2 JP03252635A JP25263591A JP3101366B2 JP 3101366 B2 JP3101366 B2 JP 3101366B2 JP 03252635 A JP03252635 A JP 03252635A JP 25263591 A JP25263591 A JP 25263591A JP 3101366 B2 JP3101366 B2 JP 3101366B2
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ring
packing
stainless steel
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信行 棚倉
一彦 大多和
博行 篠倉
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高温高圧蒸気系統の配
管途中に設置される圧力容器に係り、とくに蓋の蒸気シ
ール構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の圧力容器の断面図、図6は
図5のA矢視詳細図である。この圧力容器は高温高圧蒸
気系統の配管途中にストレーナケーシング1が接続さ
れ、このストレーナケーシング1の内部にはストレーナ
エレメント2が収納されている。蒸気はP矢印方向から
流入しストレーナエレメント2により蒸気中の不純物が
取り除かれてQ矢印方向へ流出する。ストレーナエレメ
ント2はその一方端がエレメント保持部3を介して蓋4
に取付けられており、ストレーナケーシング1に収納す
るときはストレーナケーシング1のエレメント挿入口5
より挿入し、エレメント挿入口5の内周壁面と蓋4の外
周との隙間に蒸気シールパッキンとして断面形状がくさ
び形でリング状のグラファイトパッキン6を挿入する。
このグラファイトパッキン6は同径リング状の押えリン
グ7を介してセグメントリング8によりエレメント挿入
口5の内周壁面に設けられたリング溝9に係止される。
また蓋4に植設された複数本のスタッドボルト10を控
えリング11を貫通させナット12を螺合させ締付ける
ことにより控えリング11でセグメントリング8を固定
するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の蒸気シール構造
では蒸気圧力によってグラファイトパッキンのくさび形
部分に応力が集中するので蓋およびエレメント挿入口の
内周壁との密着性がよくなり蒸気シール機能が良好であ
るが、グラファイト材が酸素によって酸化されて熱減量
が生じ、経年的には蒸気シール機能が低下して蒸気が漏
洩するという問題があった。なお上述した断面形状がく
さび形なるパッキンを一体ものの金属材で形成すれば、
相手側(蓋ならびにエレメント挿入口の内周壁)の密着
面を傷付け蒸気シール機能が低下するので金属製パッキ
ンに軟質の金属(たとえば銀など)をコーティングしな
ければならず製作コストが増大するという問題がある。
【0004】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
パッキン材の経年変化に伴う蒸気漏洩を防止する蒸気シ
ール構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、高温高圧蒸
気系統の配管途中に設置されるストレーナケーシングに
ストレーナエレメントを内蔵し、ストレーナケーシング
のエレメント挿入口を蒸気シールパッキンを介して蓋で
閉塞する圧力容器において、前記蒸気シールパッキンと
して、縦断面形状がくさび形でリング状のグラファイト
パッキンと、ステンレスワイヤをニット編して前記グラ
ファイトパッキンのくさび形頂部リング寸法に合わせて
リング状に形成したくさび状ステンレス線交絡体と、ス
テンレス板を2枚のマイカシートで挟み断面形状が逆
V字形をなしリング状に形成したマイカパッキンと、ス
テンレスワイヤをニット編してリング状に形成したシー
ト状ステンレス線交絡体とを設け、前記ストレーナケー
シングのエレメント挿入口の内周壁面とストレーナエレ
メントの一方端が取付けられた蓋の外周との隙間に、前
記蒸気シールパッキンを蒸気に接する側よりくさび状
テンレス線交絡体,グラファイトパッキン,マイカパッ
キン,シート状ステンレス線交絡体の順に挿入し、これ
を押えリングを介してセグメントリングにより前記エレ
メント挿入口の内周壁面のリング溝に係止するとともに
蓋の端面に植設された複数のスタッドボルトを控えリン
グに挿通し、これにナットを螺合させて締付けることに
よりセグメントリングを固定した。
【0006】
【作用】このように複数枚のパッキンを組合わせた蒸気
パッキンではグラファイトパッキンのくさび形頂部の破
損はクッション性のあるくさび状ステンレス線交絡体の
存在により防止され、グラファイトパッキンの下部に取
付けられた逆V字形のマイカパッキンは大気側からの酸
素の侵入を防止し、グラファイトパッキンが酸素との酸
化作用により熱減量を生じるのを防止する。断面形状が
逆V字形に形成されたマイカパッキンは組込時に押えリ
ングにより圧縮され、マイカパッキンの内外径方向への
広がり変形に伴ない、ストレーナエレメント挿入口の内
周壁面とストレーナエレメント保持部外周壁面に完全密
着する。また、経年的にはグラファイトパッキンに作用
する蒸気圧により常に圧縮状態が維持され、隙間をつく
らず自封シール特性が維持されることで、大気側からの
酸素の侵入を防止する。またシート状ステンレス線交絡
体はニット編みされているのでエレメント挿入口壁面と
押えリングとの隙間にはみ出すことなく壁面の損傷も生
じない。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である圧力容器の
断面図、図2は図1のA矢視詳細図、図3は蒸気シール
パッキンの組込みを説明するための要部断面図で、図
5,図6と同一符号で示すものは同一部品である。この
実施例が従来例と異なる点は蒸気シールパッキンの構成
である。これを図3に基づいて説明すると、まずストレ
ーナケーシング1のエレメント挿入口5の内周壁面と蓋
4の外周との隙間にくさび状ステンレス線交絡体13を
入れる。このくさび状ステンレス線交絡体13はステン
レスワイヤをニット編して後述するグラファイトパッキ
ンのくさび形頂部のリング寸法に合わせてリング状に形
成したもので、クッション性を有し、前記グラファイト
パッキンのくさび形頂部を破損しないように保護するも
のである。続いて図4に示すような断面形状がくさび形
でリング状のグラファイトパッキン6を挿入する。この
グラファイトパッキン6に続いてマイカパッキン14を
挿入するが、このマイカパッキン14はステンレス板を
2枚のマイカシートで挟み断面形状が逆V字形とされ
リングに形成されたもので、上面,下面に力が加わると
逆V字形の高さが低くなりストレーナエレメント挿入口
5の内周壁面とストレーナエレメント保持部3の外周壁
面に密着する。続いてステンレスワイヤをニット編みし
てリング状に形成されたシート状ステンレス線交絡体1
5を挿入し、そのあと押えリング7を介してセグメント
リング8をストレーナケーシング1のエレメント挿入口
5の内周壁面に設けられたリング溝9に係合させ、この
セグメントリング8を蓋4に植設された複数本のスタッ
ドボルト10を控えリング11に挿通し、ナット12を
螺合させ締付けて固定する。この状態ではマイカパッキ
ン14は下からの力を受けて縦断面形状が逆V字形から
ヘ字形に変形されてグラファイトパッキン6およびシー
ト状ステンレス線交絡体15に密着すると共に、マイカ
パッキン14の内外径方向への広がり変形に伴ないスト
レーナエレメント挿入口5の内周壁面とストレーナエレ
メント保持部3の外周壁面に完全密着する。
【0008】このように組込まれた蒸気シールパッキン
は、マイカパッキン14の変形作用により、大気側から
侵入する酸素が完全に遮断され、570°C雰囲気にお
いてもグラファイトパッキンの蒸気による酸化もない。
更に、マイカパッキン14はグラファイトパッキンに作
用する蒸気圧により、常に圧縮状態におかれることによ
り、外周方向および内周方向へのふくらみも維持されて
自封性は失われず経年的にもグラファイトパッキンの熱
減量が防止され蒸気の漏洩は生じない。
【0009】
【発明の効果】この実施例による蒸気シールパッキンは
クッション性のあるくさび状ステンレス線交絡体と、グ
ラファイトパッキンと、厚み方向寸法が可変なマイカパ
ッキンと、シート状ステンレス線交絡体とを組合わせた
ものであるのでグラファイトパッキンが酸化作用により
熱減量生じても、また経年により寸法が縮んでもグラ
ファイトパッキンに作用する蒸気圧や押えリングによる
締付圧力により常に圧縮されており、マイカパッキンや
各パッキン間の密着度および各パッキンとエレメント挿
入口内周壁面,蓋の外周との密着度は低下せず蒸気は漏
洩することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である圧力容器の断面図
【図2】図1のA矢視詳細図
【図3】エレメント挿入口に蒸気シールパッキンを組込
む状態を説明するための要部断面図
【図4】グラファイトパッキンの要部斜視図
【図5】従来の圧力容器の断面図
【図6】図5のA矢視詳細図
【符号の説明】
1 ストレーナケーシング 2 ストレーナエレメント 4 蓋 5 エレメント挿入口 6 グラファイトパッキン 7 押えリング 8 セグメントリング 9 リング溝 10 スタッドボルト 11 控えリング 12 ナット 13 くさび状ステンレス線交絡体 14 マイカパッキン 15 シート状ステンレス線交絡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠倉 博行 兵庫県三田市下内神字打場541−1 日 本ピラー工業株式会社三田工場内 (56)参考文献 特開 昭63−105202(JP,A) 特開 昭60−220265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 12/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温高圧蒸気系統の配管途中に設置される
    ストレーナケーシングにストレーナエレメントを内蔵
    し、ストレーナケーシングのエレメント挿入口を蒸気シ
    ールパッキンを介して蓋で閉塞する圧力容器において、
    前記蒸気シールパッキンとして、縦断面形状がくさび形
    でリング状のグラファイトパッキンと、ステンレスワイ
    ヤをニット編して前記グラファイトパッキンのくさび形
    頂部リング寸法に合わせてリング状に形成したくさび状
    ステンレス線交絡体と、ステンレス板を2枚のマイカシ
    ートで挟み断面形状が逆V字形をなしリング状に形成
    したマイカパッキンと、ステンレスワイヤをニット編し
    てリング状に形成したシート状ステンレス線交絡体とを
    設け、前記ストレーナケーシングのエレメント挿入口の
    内周壁面とストレーナエレメントの一方端が取付けられ
    た蓋の外周との隙間に、前記蒸気シールパッキンを蒸気
    に接する側よりくさび状ステンレス線交絡体,グラファ
    イトパッキン,マイカパッキン,シート状ステンレス線
    交絡体の順に挿入し、これを押えリングを介してセグメ
    ントリングにより前記エレメント挿入口の内周壁面のリ
    ング溝に係止したことを特徴とする高温高圧蒸気の圧力
    容器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、セグメント
    リングは、蓋の端面に植設された複数本のスタッドボル
    トを控えリングに挿通し、これにナットを螺合させ、締
    付けることにより固定されることを特徴とする高温高圧
    蒸気の圧力容器。
JP03252635A 1991-10-01 1991-10-01 高温高圧蒸気の圧力容器 Expired - Lifetime JP3101366B2 (ja)

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