JP3107008U - 部材取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バーリングを形成できない筐体に対してファンホルダを的確に取り付けることができる部材取付構造を提供する。
【解決手段】バーリングが形成できない厚さの被取付部13を有する筐体1の表面側にファンホルダ2を取り付ける部材取付構造において、ファンホルダ2は、バーリング24が形成された取付部23を備え、被取付部13を、ファンホルダ2が取り付けられる筐体1の取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に取付部23を挿入自在な間隙ができるように形成し、取付部23の側縁を取付部23の裏側に折り曲げてバーリング24の先端部よりも厚さ方向に突出する折曲部を形成し、取付部23を間隙に挿入してファンホルダ2と筐体1を連結した。
【選択図】図1

Description

本考案は、部材取付構造に関する。
従来、DVDプレイヤー等の電子機器においては、長時間の使用に伴い電子部品が高温となる。そこで、電子機器の筐体に冷却ファンや放熱板を設け、この冷却ファンや放熱板により電子部品を空冷することができるようになっている。
ここで、冷却ファンや放熱板を筐体に取り付ける構造としては、放熱板、固定部材及びプリント配線板を、ネジで一体に締結し、ネジの締付けトルクによる放熱板の回転を防止して、簡易かつ確実に取り付ける構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、シールドケースの壁面部の隙間を塞ぐ折り曲げ部を形成し、シールドケースの合わせ目からの不要輻射電磁波を遮蔽することができるとともに四隅近傍の剛性が増す遮蔽構造が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。また、シールドケースの壁面部に複数のく字状の板ばねを形成し、この板ばねでファンカバーと電子機器筐体との導通を図り、不要輻射電磁波をシールドするシールド構造が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
ところで、電子機器に冷却ファンが設けられる場合、冷却ファンを保護するファンホルダは、筐体の表面に取り付けられる。ファンホルダを筐体の表面に取り付ける際には、筐体にバーリングを形成し、このバーリングにネジ等の締結具を螺合させることにより行われる。ここで、バーリングは、一般に板厚が0.8mm以上でなければ形成できないため、筐
体は0.8mm以上の厚さで形成されている。
実用新案登録第3098236号公報 特開平10−145078号公報 特開平10−145079号公報
しかし、筐体として必要な強度を発揮させるためには、必ずしも0.8mmの厚さが必要な
い場合であっても、バーリングを形成するために0.8mm以上の厚さに形成しなければなら
なかった。バーリングを形成するために筐体を厚くすると、筐体の重量が増加してしまい、筐体の製造に必要な材料も多くなるため、筐体の製造コストが上昇するという問題があった。
そこで、本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、バーリングを形成するために筐体を厚くする必要がなく、製造コストを低減することができる部材取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、バーリングが形成できない厚さの被取付部を有する筐体の表面側にファンホルダを取り付ける部材取付構造において、前記ファンホルダは、バーリングが形成された取付部を備え、前記被取付部を、前記ファンホルダが取り付けられる前記筐体の取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に前記取付部を挿入自在な間隙ができるように形成し、前記取付部の側縁を前記取付部の裏側に折り曲げて前記バーリングの先端部よりも前記取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成し、前記取付部を前記間隙に挿入して前記ファンホルダと前記筐体を連結したことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、バーリングが形成できない厚さの被取付部を有する被取付部材の表面側に取付部材を取り付ける部材取付構造において、前記取付部材は、バーリングが形成された取付部を備え、前記取付部を前記被取付部の裏側に配して取り付けたことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の部材取付構造において、前記被取付部を、前記取付部材が取り付けられる取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に前記取付部を挿入自在な間隙ができるように形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項2又は3に記載の部材取付構造において、前記取付部の側縁を前記取付部の裏側に折り曲げて前記バーリングの先端部よりも前記取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の部材取付構造において、前記取付部材は電子部品を空冷するファンが収容されるファンホルダであり、前記被取付部材は電子部品を収容する筐体であることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、被取付部を、ファンホルダが取り付けられる取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に取付部を挿入自在な間隙ができるように形成したので、ファンホルダのバーリングを生かしてファンホルダを被取付部材に取り付けることができ、間隙に取付部を挿入するだけの簡単な操作で、バーリングが形成された取付部を被取付部の裏側に配して取り付けることができる。これにより、ファンホルダを筐体に取り付けるに際して、筐体の厚さは取り付けの可否に依存しないため、バーリングを形成できない厚さの筐体に対してもファンホルダを的確に、かつ、容易に取り付けることができる。よって、従来のようにバーリングを形成するために筐体を厚くする必要がなくなるので、電子機器の軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
また、取付部は、取付面に対して外側に突出した被取付部に取り付けられるため、従来のようにファンホルダを筐体の取付面にベタ付けする場合に比べて、取付部が筐体に接触する領域が小さくなる。よって、ファンホルダ内に収容されたファンの駆動による振動が筐体に伝わりにくくなるため、電子機器の耐震性を向上させることができる。
また、取付部の側縁を取付部の裏側に折り曲げてバーリングの先端部よりも取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成したので、取付部を間隙に挿入する際に、取付部のバーリングが筐体に接触しにくくなって、取付部の間隙への挿入を容易に行うことができる。
請求項2に記載の考案によれば、取付部材を被取付部材に取り付ける際には、バーリングが形成された取付部を被取付部の裏側に配して取り付けることにより、取付部材のバーリングを活かして取付部材を被取付部材に取り付けることができる。これにより、取付部材を被取付部材に取り付けるに際して、被取付部材の厚さは取り付けの可否に依存しないため、バーリングを形成できない厚さの被取付部材に対しても取付部材を的確に、かつ、容易に取り付けることができる。よって、従来のようにバーリングを形成するために被取付部材を厚くする必要がなくなるので、電子機器の軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
請求項3に記載の考案によれば、被取付部を、取付部材が取り付けられる取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に取付部を挿入自在な間隙ができるように形成したので、間隙に取付部を挿入するだけの簡単な操作で、バーリングが形成された取付部を被取付部の裏側に配して取り付けることができる。
請求項4に記載の考案によれば、取付部の側縁を取付部の裏側に折り曲げてバーリングの先端部よりも取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成したので、取付部を間隙に挿入する際に、取付部のバーリングが被取付部材に接触しにくくなって、取付部の間隙への挿入を容易に行うことができる。
請求項5に記載の考案によれば、取付部材はファンホルダ、被取付部材は筐体であることから、電子機器等の空冷装置の取り付けに適用することができ、電子機器の軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
以下、図面を参照して、本考案に係る部材取付構造の最良の形態について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、電子機器の一例としてDVDプレイヤーで用いられる筐体にファンホルダを取り付ける際の例を挙げて説明する。
図1に示すように、電子部品が収容される被取付部材としての筐体1の表面側には、電子部品を空冷するファンが収容される取付部材としてのファンホルダ2が取り付けられており、ファンホルダ2はネジ30を介して筐体1から外れないように固定されている。
<筐体の構成>
図2に示すように、筐体1は、略箱状に形成されており、この筐体1は、バーリングが形成できない厚さ(例えば、板厚0.5mm)の板金から形成されている。筐体1の一側面は
、ファンホルダ2が取り付けられる取付面11とされ、この取付面11のほぼ中央には筐体1の表面から裏面に貫通する開口12が形成されている。この開口12はファンホルダ2に収容されるファンの外径より大きく形成されており、ファンで発生させた風を筐体1内の電子部品に送風することができるようになっている。この開口12の開口縁のうち、筐体1の下端から同じ高さ位置となる開口縁には、ファンホルダ2を取り付けるための二つの被取付部13が互いに対向する位置に形成されている。
被取付部13は、筐体1の一部から形成されており、ファンホルダ2が取り付けられる取付面11に対して筐体1の外側に突出するように折り曲げられ、続いて取付面11に対してほぼ平行に延びるように折り曲げられて形成されている。また、被取付部13は、取付面11に対してファンホルダ2の取付部23の厚さよりも多く突出するように形成されている。これにより、取付面11と被取付部13との間には、取付部23を挿入自在な間隙14が形成されることとなる。
また、被取付部13のほぼ中央には、ファンホルダ2を取り付ける際にネジ30を挿通させるための取付孔15が形成されている。ここで、被取付部13は筐体1の一部で形成されていることから、被取付部13にはバーリングは形成されていない。
また、それぞれの被取付部13の下方には、筐体1の一部で形成され、取付面11に対して筐体1の内側に折り曲げられたストッパ16が形成されている。このストッパ16は、取付部23を間隙14に挿入して被取付部13に取り付ける際に、ファンホルダ2の取付部23が開口12から筐体1の内部に移動するのを防止する。従って、ストッパ16は、取付面11から筐体1の内部に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜面を有するように形成することが好ましい。
<ファンホルダの構成>
図3に示すように、ファンホルダ2は、略箱状に形成されており、このファンホルダ2は、板厚0.8mmの板金から形成されている。ファンホルダ2の一側面は、ファンを収容す
るための開口21とされ、この開口21に対向する側面には、筐体1内の空気の換気を行うための通風口22が形成されている。この開口21の開口縁のうち、ファンホルダ2の下端から同じ高さ位置となる開口縁には、筐体1に取り付けるための二つの取付部23が
互いに対向する位置に形成されている。
取付部23は、ファンホルダ2の一部から形成されており、筐体1に取り付けられる開口21の開口面に沿うように略直角に折り曲げられて形成されている。
また、取付部23のほぼ中央には、ファンホルダ2を筐体1に取り付ける際にネジ30を挿通させて筐体1に固定するためのバーリング加工が施されている。バーリング加工が施されたバーリング部24は、取付部23の裏側に立ち上げられるように形成されており、筐体1に取り付ける際に取付部23の表側からネジ30を挿通できるようになっている。
また、取付部23の上側縁と下側縁は、当該取付部23の裏側に向けて折り曲げられている。この折曲部25は、バーリング部24の先端部よりも取付部23の厚さ方向に突出するように形成されている。換言すると、折曲部25は、取付部23を上方から見た際に、バーリング部24が隠れるように形成されている。
<ファンホルダの筐体への取付方法>
図4、図5に示すように、ファンホルダ2を筐体1に取り付ける際には、ファンホルダ2の開口面を筐体1側に向けて、筐体1の取付面11と被取付部13との間に形成された二つの間隙14のそれぞれに、対応する取付部23を上方から挿入する。この挿入過程において、取付部23の上側縁及び下側縁には折曲部25が形成されているため、バーリング部24が筐体1に接触しにくく、スムーズに挿入することができる。また、挿入過程において、ストッパ16は、取付部23が開口12から筐体1の内部に入り込むのを防止する。このようにして、バーリング部24が形成された取付部23は、バーリングが形成できない被取付部13の裏側に配設される。
次いで、筐体1の被取付部13の取付孔15とバーリング部24の孔を合わせ、取付孔15からネジ30をねじ込んで取付孔15及びバーリング部24に挿通させる。このとき、バーリング部24が形成された取付部23が被取付部13の裏側に配設されているため、取付部23のバーリング部24は、ネジ30の回転を規制することとなり、ファンホルダ2は筐体1に取り付けられて固定される。
<実施形態における作用効果>
以上のように、本考案に係る部材取付構造のように、筐体1にファンホルダ2を取り付ける際に、被取付部13を、ファンホルダ2が取り付けられる取付面11に対して筐体1の外側に突出させて、取付面11との間に取付部23を挿入自在な間隙14ができるように形成したので、ファンホルダ2のバーリング部24を生かしてファンホルダ2を筐体1に取り付けることができ、間隙14に取付部23を挿入するだけの簡単な操作で、バーリング部24が形成された取付部23を被取付部13の裏側に配して取り付けることができる。よって、バーリング部24を形成できない厚さの筐体1に対してもファンホルダ2を的確に、かつ、容易に取り付けることができる。これにより、ファンホルダ2を筐体1に取り付けるに際して、筐体1の厚さは取り付けの可否に依存しないため、バーリング部24を形成できない厚さの筐体1に対してもファンホルダ2を的確に、かつ、容易に取り付けることができる。よって、従来のようにバーリング部24を形成するために筐体1を厚くする必要がなくなるので、電子機器の軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
また、取付部23は、取付面11に対して外側に突出した被取付部13に取り付けられるため、ネジ30を締めていくに従って、取付部23は被取付部13に密着していき、筐体1から離れていく。これにより、従来のようにファンホルダ2を筐体1の取付面11にベタ付けする場合に比べて、取付部23が筐体1に接触する領域が小さくなる。よって、ファンホルダ2内に収容されたファンの駆動による振動が筐体1に伝わりにくくなるため、電子機器の耐震性を向上させることができる。
取付部23の側縁を取付部23の裏側に折り曲げてバーリング部24の先端部よりも取付部23の厚さ方向に突出する折曲部25を形成したので、取付部23を間隙14に挿入する際に、取付部23のバーリング部24が筐体1に接触しにくくなって、取付部23の間隙14への挿入を容易に行うことができる。
また、電子機器等の空冷装置の取り付けに適用することができ、電子機器の軽量化、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、筐体に形成される開口の形状は、ファンで発生させた風を筐体内に不足なく送風できる形状とされていれば自由に変更可能である。また、被取付部は筐体と一体に形成され、取付部はファンホルダと一体に形成されているが、いずれか一方を別個の部材で形成してもよいし、双方を別個の部材で形成してもよい。また、折曲部は、取付部と一体に形成しているが、取付部の上側縁及び下側縁に別個の部材を設けるようにしてもよい。その他、本考案は、考案の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
本考案に係る部材取付構造を説明する概略斜視図である。 本考案に係る部材取付構造における筐体の概略斜視図である。 本考案に係る部材取付構造におけるファンホルダの概略斜視図である。 本考案に係る部材取付構造を説明する要部斜視図である。 本考案に係る部材取付構造を説明する要部側面図である。
符号の説明
1 筐体(被取付部材)
2 ファンホルダ(取付部材)
13 被取付部
14 間隙
23 取付部
24 バーリング部(バーリング)
25 折曲部

Claims (5)

  1. バーリングが形成できない厚さの被取付部を有する筐体の表面側にファンホルダを取り付ける部材取付構造において、
    前記ファンホルダは、バーリングが形成された取付部を備え、
    前記被取付部を、前記ファンホルダが取り付けられる前記筐体の取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に前記取付部を挿入自在な間隙ができるように形成し、
    前記取付部の側縁を前記取付部の裏側に折り曲げて前記バーリングの先端部よりも前記取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成し、
    前記取付部を前記間隙に挿入して前記ファンホルダと前記筐体を連結したことを特徴とする部材取付構造。
  2. バーリングが形成できない厚さの被取付部を有する被取付部材の表面側に取付部材を取り付ける部材取付構造において、
    前記取付部材は、バーリングが形成された取付部を備え、
    前記取付部を前記被取付部の裏側に配して取り付けたことを特徴とする部材取付構造。
  3. 前記被取付部を、前記取付部材が取り付けられる取付面に対して外側に突出させて、取付面との間に前記取付部を挿入自在な間隙ができるように形成したことを特徴とする請求項2に記載の部材取付構造。
  4. 前記取付部の側縁を前記取付部の裏側に折り曲げて前記バーリングの先端部よりも前記取付部の厚さ方向に突出する折曲部を形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の部材取付構造。
  5. 前記取付部材は電子部品を空冷するファンが収容されるファンホルダであり、前記被取付部材は電子部品を収容する筐体であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の部材取付構造。
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