JP3120940B2 - 半導体素子用球形バンプ - Google Patents
半導体素子用球形バンプInfo
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Description
部リードとの接続に使用される接合用のバンプに関す
る。
には多様な方法が採用されている。配線用の極細ワイヤ
ー(ボンディングワイヤー)を用いて接続する方法もあ
るが、チップの電極リードとの間にはバンプと呼ばれる
金属突起を挟んで熱圧着する方法も広く行われるように
なっている。TAB(Tape Automated Bonding)法は後
者の代表として注目されている技術である。この方法
は、予めICチップの電極部か、もしくはTABテープ
上のリード先端部のいずれかにバンプを形成しておき、
次にICチップ電極部とリードを有するTABテープを
バンプを介して両者を接合するものである。またTAB
法以外にフリップチップ法においても、バンプが使用さ
れている。
までの作り方は、メッキによる方法が主体であった。し
かしながらメッキによる方法は設備が大きくなる上に、
バンプとして使用する金属の組成にも制約を受けるとい
う欠点がある。また特にICチップの電極部に直接メッ
キしてバンプを形成しようとすれば、チップそのものが
メッキ工程を通過することになって、チップの歩留まり
を悪化させるということも問題とされていた。
キによらないバンプ形成方法も考えられるようになって
きた。本願発明者らは先に、バンプ用の素材となる金属
を細い線に加工し、この金属線を定尺切断した後に溶融
・凝固させ、球形状のバンプを得る方法を提案した(特
開平3−180401号公報参照)。この方法は金属自
体が溶融した際の表面張力を利用するものであるから均
一な形状が得られやすく、バンプとして使用するには大
変適したものである。この球形バンプは、リード先端部
等に熱圧着して使用される(特開平3−174737号
公報参照)。
ますます厳しくなっており、高温環境下における金ボー
ルとアルミ電極との接合部における長期信頼性の低下が
問題視されている。例えば自動車のエンジンルーム周辺
で使用される半導体素子では高温・高湿等の環境に曝さ
れる。また接合部の微細化により、使用時の発生熱の影
響が無視できなくなっている。
ワイヤボンディング法の場合、半導体素子上のアルミ電
極との接合部の長期信頼性の低下が指摘されており、電
極部材であるアルミと金が相互拡散して金属間化合物の
生成やボイドの発生による接合部で剥離や電気的導通不
良等が生じることが問題として指摘されている。
接合部の信頼性に関して検討した結果、樹脂封止された
接合部における金属間化合物層の腐食が、信頼性に及ぼ
す影響が大きいことが確認された。金とアルミの金属間
化合物が封止樹脂中に含有するハロゲン成分と反応する
ことにより接合部の電気抵抗が増加し、腐食が顕著な場
合は電気的導通不良等が生じる。ハロゲン成分は難燃剤
として封止樹脂の必須成分であるため、金属間化合物層
の腐食を低減するためには、腐食され易い金/アルミ化
合物層の成長を抑制する必要がある。
プにおいても、上述したような高温環境における接合部
信頼性が共通する課題となる。リード先端部に配置され
た金球バンプがアルミ電極に熱圧着されて、さらに通常
の実装工程として樹脂封止された場合、金/アルミ接合
部において、ワイヤの場合と同様に高温条件下での接合
信頼性の低下が問題となる。
であり、金バンプとアルミ電極部との接合部において良
好な長期信頼性が得られる金合金の微細球を提供するこ
とを目的としている。
境に曝されると、接合界面において金とアルミの相互拡
散に伴い数種の金属間化合物が成長する。この金/アル
ミ化合物の中でも特定の化合物Au4 Al相が封止樹脂
中のハロゲン元素と容易に反応して、接合部における電
気抵抗を増加させる原因となる。
素の添加について種々検討した結果、金中にMnを添加
した金バンプの接合部では、Mnが金中を拡散して界面
近傍に濃化して、腐食される化合物層の成長を抑制する
ことにより、高温放置した接合部の電気抵抗の上昇を抑
制すること、さらに、化合物成長による接合部の劣化も
抑えることを見出した。
00重量ppm と定めたのは、Mnの含有量が50ppm 未
満では接合部における金属間化合物の腐食を抑制する効
果が小さく、一方5000ppm を超えると、大気中で溶
融・凝固した金球の表面に酸化層が形成され、この酸化
層が接合界面に介在すると良好な接合強度が得られない
という理由に基づくものである。
度金とほとんど同じであり、接合時にバンプが容易に変
形するため、アルミ電極表面の酸化膜を破壊する効果は
小さい。アルミ表面の酸化膜が厚い場合等は接合強度を
確保することが困難であり、良好な接合性を得るために
は接合条件の厳密な検討が必要となる。そこで、Cu,
Ag,Pd,Inを適量添加することにより、Mn元素
の単独添加よりも硬度が上昇し、ボール作製時の酸化も
少ないため、アルミ電極との接合強度が上昇する。接合
性を向上するための含有量としては、Cuを5〜100
重量ppm 、Agを5〜100重量ppm 、Pdを5〜10
0重量ppm 、Inを5〜50重量ppm から選ばれる1種
または2種以上を総計で10〜200重量ppm の範囲で
ある。含有量を上記範囲とした理由は、10重量ppm 未
満では接合強度の上昇効果は小さく、200重量ppm を
超えると凝固したボールの真球度が低下するため、半導
体素子上の電極間距離の短ピッチ化に対応するために好
ましい微細球の作製が困難となるためである。また、そ
れぞれの元素でみると、Cu,Ag,Pdが100重量
ppm を超えた場合、またはInが50重量ppm 超の場合
は、加工硬化が大きくなりボール変形が小さく、十分な
接合強度が得られない。
び球形バンプの基本的特性を、実施例により具体的に説
明する。純度が約99.95重量%以上の電解金を用い
て純度が99.5重量%以上のMnとCu,Ag,P
d,Inを所定量加え、高周波真空溶解炉で溶解鋳造
し、表3に示す化学成分の金合金を得た。その鋳塊を圧
延した後に常温で伸線加工を行い、最終線径が25μm
の金合金細線とした後に、一定長さ450μmに切断し
た。これらの微細金属線片を、縦に配置した炉芯管中を
自由落下させて溶融することにより、直径が75μmの
球形バンプを作製した。球形バンプはTABテープのリ
ード先端部に熱圧着した後、バンプを介してICチップ
のアルミ電極部上で熱圧着による接合工程に供する。電
極膜の材質は、純アルミである。
ール表面に酸化膜が形成されることにより、半導体素子
上の電極に良好な接合性が得られないものを×印、酸化
膜の形成は認められないがボール形状が真球でないもの
を△印、良好なものを○印にて評価した。接合強度は、
治具を電極から3μm上方で平行に移動してボール接合
部を煎断破断させ、破断時の荷重を100本測定したシ
ェア強度により評価した。
ポキシ樹脂で封止した半導体素子を、大気中において2
00℃で300時間加熱処理した。接合部の中心を通る
断面まで垂直研磨し、接合界面に成長した金とアルミの
金属間化合物層の腐食を観察した。灰色の金属間化合物
層は腐食進行に伴い褐色に変化する。従って、容易に識
別可能であることを利用して、接合部における金属間化
合物の腐食の進行を調べた。金属間化合物の腐食進行と
しては、研磨断面において腐食領域長さ(b)が金属間
化合物層成長の長さ(a)に占める割合で評価したもの
であり、腐食部が占める割合(a/b)を30個のバン
プで平均した値が、5%以下では腐食の抑制が顕著であ
ると判断して○印、40%以上で腐食が顕著なものは×
印、その中間である5〜40%のものは△印で表記し
た。
本発明範囲にMnを添加した表1により接合部における
化合物層の腐食が抑制されており、長期信頼性が向上し
ている。一方、Mn量が本発明範囲外である表2に示す
比較例Aでは、Mn添加量が本発明範囲未満では腐食抑
制効果は小さく、Mnを過剰に含有する場合にはボール
形状の不良が現れる。
した。アルミ電極表面の酸化膜が厚いと接合性は低下す
る。そこで、表3,表4の接合強度というのは、アルミ
酸化膜が5000オングストローム以上の厚いアルミ電
極上にバンプを接合した場合のシェア強度の測定結果で
ある。Cu,Ag,Pd,Inを本発明の成分範囲で含
有することにより高い接合強度が得られる。しかし、こ
れらの元素が本発明の範囲より少ない比較例6,9,1
1等では接合強度が低く、過剰に添加した比較例7,
8,10等ではボール形状の不良がみられる。
を、半導体素子上の電極部と接合するためのバンプとし
て使用することにより、高温条件下において接合部にお
ける金属間化合物の腐食を抑制して接合部信頼性が向上
し、加えて、高い接合強度を容易に得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量ppm で、 Mn:50〜5000ppm の範囲で含有し、さらに Cu:5〜100ppm 、 Ag:5〜100ppm 、 Pd:5〜100ppm 、 In:5〜50ppm から選ばれる1種または2種以上を総計で10〜200
ppm の範囲で含有し、 残部金および不可避不純物からな
ることを特徴とする微細金属球。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06077705A JP3120940B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 半導体素子用球形バンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06077705A JP3120940B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 半導体素子用球形バンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283228A JPH07283228A (ja) | 1995-10-27 |
| JP3120940B2 true JP3120940B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=13641321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06077705A Expired - Fee Related JP3120940B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 半導体素子用球形バンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3120940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024203746A1 (ja) * | 2023-03-31 | 2024-10-03 | 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 | ハンダボール |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP06077705A patent/JP3120940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07283228A (ja) | 1995-10-27 |
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