JP3122903U - 車椅子用減速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
既存の車椅子の構造を実質的に変えることなしに、利用者の体力に合わせて取外し自在に構成した車椅子用減速装置を提供する。
【解決手段】
車椅子の少なくとも一つの主ホイールの車軸と、搭乗者が手動操作でき、主ホイールの車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に装着した駆動ハンドルとの間に設けられ、搭乗者が上記駆動ハンドルを手動で駆動することにより移動走行できるように構成した車椅子用減速装置は、車椅子本体のフレームに着脱可能なユニットとして構成される。
【選択図】 図5
既存の車椅子の構造を実質的に変えることなしに、利用者の体力に合わせて取外し自在に構成した車椅子用減速装置を提供する。
【解決手段】
車椅子の少なくとも一つの主ホイールの車軸と、搭乗者が手動操作でき、主ホイールの車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に装着した駆動ハンドルとの間に設けられ、搭乗者が上記駆動ハンドルを手動で駆動することにより移動走行できるように構成した車椅子用減速装置は、車椅子本体のフレームに着脱可能なユニットとして構成される。
【選択図】 図5
Description
本考案は、屋内や屋外での移動手段として搭乗者が比較的弱い力でも継続して容易に利用できる車椅子用減速装置に関するものである。
車椅子の利用者の日常生活における自立や社会へのアクセスは、車椅子を自走させる能力により大きく影響される。介護者が付いていて背後から車椅子を押してもらえる場合には特に問題とならないが、利用者自身が自分で車椅子を継続して走行させるためには既存の車椅子では通常相当な力が必要となり、体力的に負担を感じることになる。そのため、例えば老齢者や女性が車椅子を利用する場合、利用範囲や時間がおのずと制限されたり、単独での行動も制限されることになる。また野外での行動においては坂道や段差があり、それらを避けて遠回りしたり、そのような環境での利用を控えざるを得ない場合が生じている。
このような体力の比較的弱い老齢者や女性でも車椅子を単独で利用できるようにするため、従来、電動式や電動力を補助的に利用した車椅子が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。しかし、電動式や電動力を補助的に利用した車椅子は自重や寸法が大きくなり車への積み下ろしの際に相当な労力が必要となるだけでなく、車椅子自体の価格が高くなったり使用している電池の寿命も問題となるという欠点がある。
一方、手動式の車椅子において、利用者の体力が弱くてもその取り扱いを容易にできる工夫をしたものも提案されている。例えば、前輪を大型車輪として、前輪駆動でレバー操作により走行できるようにしたもの(特許文献3参照)、ハンドリムを操作し易い位置に設けたもの(特許文献4参照)、車輪とハンドリムとの回転数比を変える変速機構を設けたもの(特許文献5参照)がある。
しかし、このような従来提案されている手動式の車椅子はいずれもそれ専用に設計され、比較的体力のない利用者にとっては満足されるが、車椅子自体の価格が高くなったり、比較的体力のある利用者には動きが遅いなど使い勝手が悪いなどの問題がある。
特開2002−85465
特開平10−14982
特開2002−219149
特開2001−204769
特開平9−24067
本考案は、上記問題点を鑑み、既存の車椅子の構造を実質的に変えることなしに、利用者の体力に合わせて取外し自在に構成した車椅子用減速装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本考案においては、車椅子の少なくとも一つの主ホイールの車軸と、搭乗者が手動操作でき、主ホイールの車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に装着した駆動ハンドルとの間に設けられ、搭乗者が上記駆動ハンドルを手動で駆動することにより移動走行できるように構成した車椅子用減速装置は、車椅子本体のフレームに着脱可能なユニットとして構成されることを特徴としている。
本減速装置は、一端側に車椅子の主ホイールの車軸を受け、他端側にアイドル機構を受ける支持フレームと、上記車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に設けられた第1のスプロケットと、車椅子の主ホイールのハブに取付けた第2のスプロケットと、上記アイドル機構に設けられ、上記ハブに取付けた第2のスプロケットと同じ歯数の第1のアイドルスプロケットと、上記アイドル機構に設けられ、上記車軸に取付けられた第1のスプロケットと同じ歯数の第2のアイドルスプロケットと、上記第1のスプロケット及び上記第1のアイドルスプロケットに掛けられた第1のチェーンと、上記第2のアイドルスプロケット及び上記第2のスプロケットに掛けられた第2のチェーンとを有し、上記駆動ハンドルの回転を、上記第1、第2のチェーンにより上記第1のスプロケット、上記第1のアイドルスプロケット、上記第2のアイドルスプロケット及び上記第2のスプロケットを介して主ホイールに減速伝動するように構成され得る。
上記第1、第2のスプロケット及び上記第1、第2のアイドルスプロケットの歯数は、所望の減速比となるように設定され得る。
上記減速装置は一体構造のユニットとして構成され得る。
上記支持フレームは車椅子本体のフレームに着脱可能に固定され得る。
本考案による車椅子用減速装置は、安価に製造でき、車椅子の利用者が老齢化や衰弱などの理由で、継続使用が困難になった場合でも利用している車椅子に簡単かつ容易に装着することができ、これにより、非力でも車椅子を利用することができるようになり、そして利用しなくなった場合や比較的体力のある他の利用者が利用することになる場合には簡単に取外しても元の状態に戻すことができ、車椅子をより有効かつ効果的に利用できるようになる。
以下、添付図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
図1には、本考案が適用される車椅子の主ホイール(図示していない)のハブ1を示し、ハブ1は二つのハブフランジ1aと多数のスポーク1bを備えている。ハブ1のハブフランジ1aの一方には、図2に示す第2のスプロケットを構成するスプロケット2が装着され、装着した状態を図3に示している。スプロケット2は図2に示すように、七つのねじ孔2aと、各々3mm程度の高さの突起2bとを備えている。スプロケット2は取付け金具3により図3の(A)に示すように各スポーク1bに接触しないようにして一方のハブフランジ1aの外側に図示していないキャップねじで固定されている。
図1には、本考案が適用される車椅子の主ホイール(図示していない)のハブ1を示し、ハブ1は二つのハブフランジ1aと多数のスポーク1bを備えている。ハブ1のハブフランジ1aの一方には、図2に示す第2のスプロケットを構成するスプロケット2が装着され、装着した状態を図3に示している。スプロケット2は図2に示すように、七つのねじ孔2aと、各々3mm程度の高さの突起2bとを備えている。スプロケット2は取付け金具3により図3の(A)に示すように各スポーク1bに接触しないようにして一方のハブフランジ1aの外側に図示していないキャップねじで固定されている。
図4には、本考案による減速装置の支持フレーム4を示し、この支持フレーム4は、一端側に車椅子の主ホイールのハブ軸5を受ける軸固定ボス4aが溶着され、他端側にはアイドル機構を受けるU字形切欠き4bが設けられ、中間部にはカバー6を取付ける二つのカバー取付け部4cが設けられ、また他端側に設けられたU字形切欠き4bに沿ってチェーン張り部材4dが設けられている。
支持フレーム4の他端側に設けられたU字形切欠き4bには、図5に示すアイドル機構7が装着され、このアイドル機構7は、U字形切欠き4bに嵌合する溝8aを備えた軸受ケーシング8と、軸受ケーシング8内にスナップリングで固定された軸受9と、軸受ケーシング8を通ってのび軸受9で回転自在に支持されるアイドル軸10と、アイドル軸10の一端のフランジ10aに固定される第1のアイドルスプロケット11と、アイドル軸10の他端のねじ部10bにスペーサー12aを介してねじ嵌合されたスプロケットアイドルナット12に固定された第2のアイドルスプロケット13とを備えている。アイドル軸10及びスプロケットアイドルナット12には組込み後に回り止め加工が施される。
ハブ軸5には、ハブ固定部材14がホローセットで固定される。ハブ軸5は、支持フレーム4の一端側に設けられた軸固定ボス4aにロールピン15で取り付けられる。またハブ軸5には、スペーサー16を挟んで二つの軸受17を備えたハンドル軸受ケーシング18が組込まれ、押え金具19及びキャップねじ20によって固定される。
ハンドル軸受ケーシング18には、第1のスプロケットを構成するスプロケット21が四本のキャップねじ(図示していない)によって取付けられ、このスプロケット21は第2のアイドルスプロケット13と同じ端数に構成されている。スプロケット21と支持フレーム4の他端側のU字形切欠き4bに装着されたアイドル機構7における第2のアイドルスプロケット13との間にはチェーン22が掛けられ、チェーン22の張りはチェーン張り部材4dで調整される。
スプロケット2を取付けた車椅子の主ホイールのハブ1にスプロケット2側からハブ軸5が挿入され、ハブ調整ナット23で調整され、そしてロックナット24で固定される。この組立て状態において、スプロケット2とアイドル機構7における第1のアイドルスプロケット11との間にチェーン25が掛けられ、このチェーン25は、スプロケット21とアイドル機構7における第2のアイドルスプロケット13との間に掛けられるチェーン22と同じ長さのものが使用される。こうして組立てた組立体にチェーンカバー6(図4及び図6参照)がボルト26によって支持フレーム4における二つのカバー取付け部4cに取付けられる。
また、ハブ軸5には、図7に示すハンドル27が二本のホローセット28によりハンドル軸受ケーシング18に固定され、こうして、減速装置が組立てられる。
このようにして組立てられた減速装置は、使用する際には車椅子の両側の主ホイールに装着するため車椅子本体のフレームにしっかりと固定して使用される。
1:ハブ
1a:ハブフランジ
1b:スポーク
2:スプロケット
2a:ねじ孔
3:取付け金具
4:支持フレーム
4a:軸固定ボス
4b:U字形切欠き
4c:カバー取付け部
4d:チェーン張り部材
5:ハブ軸
6:カバー
7:アイドル機構
8:軸受ケーシング
8a:軸受ケーシング8の溝
9:軸受
10:アイドル軸
10a:フランジ
11:第1のアイドルスプロケット
12:スプロケットアイドルナット
13:第2のアイドルスプロケット
14:ハブ固定部材
15:ロールピン
16:スペーサー
17:軸受
18:ハンドル軸受ケーシング
19:押え金具
20:キャップねじ
21:スプロケット
22:チェーン
23:ハブ調整ナット
24:ロックナット
25:チェーン
26:ボルト
27:ハンドル
28:ホローセット
1a:ハブフランジ
1b:スポーク
2:スプロケット
2a:ねじ孔
3:取付け金具
4:支持フレーム
4a:軸固定ボス
4b:U字形切欠き
4c:カバー取付け部
4d:チェーン張り部材
5:ハブ軸
6:カバー
7:アイドル機構
8:軸受ケーシング
8a:軸受ケーシング8の溝
9:軸受
10:アイドル軸
10a:フランジ
11:第1のアイドルスプロケット
12:スプロケットアイドルナット
13:第2のアイドルスプロケット
14:ハブ固定部材
15:ロールピン
16:スペーサー
17:軸受
18:ハンドル軸受ケーシング
19:押え金具
20:キャップねじ
21:スプロケット
22:チェーン
23:ハブ調整ナット
24:ロックナット
25:チェーン
26:ボルト
27:ハンドル
28:ホローセット
Claims (5)
- 車椅子の少なくとも一つの主ホイールの車軸と、搭乗者が手動操作でき、主ホイールの車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に装着した駆動ハンドルとの間に設けられ、搭乗者が上記駆動ハンドルを手動で駆動することにより移動走行できるように構成した車椅子用減速装置において、減速装置が車椅子本体のフレームに着脱可能なユニットとして構成されることを特徴とする車椅子用減速装置。
- 減速装置が、一端側に車椅子の主ホイールの車軸を受け、他端側にアイドル機構を受ける支持フレームと、上記車軸に取付けられた駆動ハンドル軸受装置に設けられた第1のスプロケットと、車椅子の主ホイールのハブに取付けた第2のスプロケットと、上記アイドル機構に設けられ、上記ハブに取付けた第2のスプロケットと同じ歯数の第1のアイドルスプロケットと、上記アイドル機構に設けられ、上記車軸に取付けられた第1のスプロケットと同じ歯数の第2のアイドルスプロケットと、上記第1のスプロケット及び上記第1のアイドルスプロケットに掛けられた第1のチェーンと、上記第2のアイドルスプロケット及び上記第2のスプロケットに掛けられた第2のチェーンとを有し、上記駆動ハンドルの回転を、上記第1、第2のチェーンにより上記第1のスプロケット、上記第1のアイドルスプロケット、上記第2のアイドルスプロケット及び上記第2のスプロケットを介して主ホイールに減速伝動するように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の車椅子用減速装置。
- 上記第1、第2のスプロケット及び上記第1、第2のアイドルスプロケットの歯数が所望の減速比となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子用減速装置。
- 上記減速装置が一体構造のユニットとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車椅子用減速装置。
- 上記支持フレームが車椅子本体のフレームに着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子用減速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006002730U JP3122903U (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 車椅子用減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006002730U JP3122903U (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 車椅子用減速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3122903U true JP3122903U (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=43472938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006002730U Expired - Fee Related JP3122903U (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 車椅子用減速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122903U (ja) |
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2006
- 2006-04-12 JP JP2006002730U patent/JP3122903U/ja not_active Expired - Fee Related
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