JP3125480B2 - ミシンモータの取付け構造 - Google Patents

ミシンモータの取付け構造

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JP3125480B2 JP04307686A JP30768692A JP3125480B2 JP 3125480 B2 JP3125480 B2 JP 3125480B2 JP 04307686 A JP04307686 A JP 04307686A JP 30768692 A JP30768692 A JP 30768692A JP 3125480 B2 JP3125480 B2 JP 3125480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの主軸にプーリ
部材と駆動ベルトとを介して動力を入力する為のミシン
モータを、ベースフレームに取付けるミシンモータの取
付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の加工布に同時に刺繍を行う
多頭式刺繍機では、特開平2ー216253号公報等
(従来技術1)に記載されているように、ミシンを載置
するベースフレームの脚体の底部に載置板が設けられ、
この載置板上にミシンモータが取付けられている。ま
た、別の従来技術(従来技術2)としては、ミシンモー
タをベースフレームの脚体の中央部に配置し、ベースフ
レーム上面のミシンのアーム部のプーリ部材に動力を入
力する為の駆動ベルトの長さが短くなるようにし、ミシ
ンモータを脚体の側方空間部から取付けるようにしたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1においては、ミシンモータをベースフレームの底部
に取付けると、ベースフレーム上面のミシンの主軸に設
けられたプーリに動力を入力する為の駆動ベルトが長く
なり、駆動ベルトの振れが大きくなって、動力伝達効率
も悪くなる。また、駆動ベルトのカバーも大きくなり、
全体的に大型化する。更に、ミシンモータの取付けがベ
ースフレームの底部の為、ベースフレーム下の狭い空間
内で取付け作業を行わなければならず、取付け作業性が
悪くなるといった問題点があった。
【0004】一方、従来技術2においては、ミシンモー
タをベースフレームの下面側に側方から取付けると、駆
動ベルトは短くなるものの、上記と同様に、ベースフレ
ーム下の狭い空間内で取付け作業を行わなければなら
ず、取付け作業性が悪くなるといった問題点があった。
更に、従来技術1,2のいずれの場合であっても、ミシ
ンモータをベースフレームに固定している為、駆動ベル
トの張力調整作業が非常に煩わしいといった問題点があ
った。本発明は前記問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、ミシンモータの取付け作業を容
易に行い得るミシンモータ取付け構造を提供することで
ある。また、本発明の他の目的は、駆動ベルトの張力調
整も容易に行い得るミシンモータの取付け構造を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るミシンモータの取付け構造は、ミシ
ンの主軸にプーリ部材と駆動ベルトとを介して動力を入
力する為のミシンモータを、ベースフレームに取付ける
取付け構造において、前記ベースフレームの上面部に形
成された開口部と、その開口部の下方に連なるモータ収
納部と、前記開口部とほぼ同じ大きさを有し、複数の支
持部を設けたモータ取付板とを備え、そのモータ取付板
の下面側に予めミシンモータを固定し、前記モータ取付
板の複数の支持部を、前記開口部の外縁側のベースフレ
ーム部分に載置支持させた状態で、支持部をベースフレ
ームの上面に固定し、ミシンモータを前記モータ収納部
に収納したものである。
【0006】また、請求項2に係るミシンモータの取付
け構造は、請求項1に係るミシンモータの取付け構造に
おいて、前記モータ取付板を前記開口部よりも小形に形
成し、モータ取付板の一端側に、そのモータ取付板を前
記ベースフレームに対して回動自在に枢支する枢支軸を
設け、その枢支軸の両端に前記複数の支持部のうちの2
つの支持部を設け、前記モータ取付板の他端側に、前記
複数の支持部のうちの残りの支持部を兼ね、前記駆動ベ
ルトの張力を調整する調整手段を設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成を有する請求項1に係るミシンモータ
の取付け構造においては、ミシンモータを、ベースフレ
ームに取付けるには、先ず、モータ取付板の下面側に予
めミシンモータを固定しておき、このミシンモータをベ
ースフレームの開口部の上方からモータ収納部に収納す
る。そして、モータ取付板の複数の支持部をベースフレ
ームの開口部の外縁側のベースフレーム部分に載置支持
させ、この支持部をベースフレームの上面に固定する。
そうすると、ミシンモータは上方からベースフレームに
取付けることになるので、従来のように、ベースフレー
ム下の狭い空間内で作業を行う必要がなくなり、その作
業性が向上する。しかも、ベースフレームに取付けたミ
シンモータは、ベースフレームの上面の直下に位置する
ので、駆動ベルトも短くて済む。
【0008】このとき、請求項2のように、モータ取付
板の一端側を、ベースフレームに対して枢支軸を介して
回動自在に支持すると、駆動ベルトの張力はモータ取付
板の回動位置によって決定される。従って、調整手段に
より、ベースフレームの上方からモータ取付板の他端側
の位置を調整すれば、駆動ベルトの張力調整も容易に行
える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、多頭式刺繍機に本発明に係るミシン
モータの取付け構造を適用した場合のものであり、図1
は、その多頭式刺繍機の斜視図を示している。本実施例
の多頭式刺繍機1は、図1に示すように、横長のベース
フレーム2の上面の後部に、3個のミシン3が並設さ
れ、このミシン3のアーム部4の先端には、多数の針棒
5aを有する多針ケース5が取付けられている。この針
棒5aや天秤は、アーム部4の長さ方向に配設された主
軸3a(図3参照)の駆動により上下動可能とされてい
る。また、ミシン3のベッド部6の高さ位置には、ベー
スフレーム2に対して上下動自在なテーブル7が配置さ
れている。更に、このテーブル7の上面には、刺繍枠8
を取付ける為の可動枠9が設けられている。この可動枠
9をミシン3のベッド部6の長さ方向と直交するX軸方
向に移動させるX軸移動機構10と、可動枠9をベッド
部6の長さ方向であるY軸方向に移動させるY軸移動機
構11とが設けられている。このX軸移動機構10及び
Y軸移動機構11は、本発明と直接関係しないので、そ
の詳細な説明は省略する。また、ベースフレーム2は、
4本の脚部12と、その上端を連結する上フレーム部材
13,14(図2及び3参照)とを備え、この脚部12
と上フレーム部材13,14とで囲まれた空間の一部
が、図2及び図3に示すように、ミシンモータ収納部1
5とされる。
【0010】次に、このミシンモータ収納部15に収納
されるミシンモータ16の取付け構造を図2〜図5に基
いて説明する。図2はミシンモータの取付け構造を後方
から見た分解斜視図、図3は同じくミシンモータをベー
スフレームに取付けた状態を示す側面図、図4はその平
面図、図5は背面断面図である。前記ミシンモータ収納
部15に収納されるミシンモータ16は、各々のミシン
3に1台ずつ設置してもよいが、本実施例では、3個の
ミシン3に共用の1個のモータ16をベースフレーム2
のミシンモータ収納部15に収納している。この1個の
ミシンモータ16の動力は、図3に示すように、そのモ
ータ軸16a上のモータプーリ17から無端帯状の駆動
ベルト18を介してミシン3のアーム部4のプーリ19
に伝達され、このプーリ19に固定された伝達軸20を
介して3個のミシン3が夫々駆動される。尚、駆動ベル
ト18のベースフレーム2よりも上方部分は、図3及び
図5に示すように、保護カバー21で覆われている。
【0011】前記ミシンモータ16を取付けるベースフ
レーム2は、図2〜図5に示すように、その後部の上面
に、前後1対の前記上フレーム部材13,14が配置さ
れ、この上フレーム部材13,14の上面に、左右1対
のミシン支持部材22,23を1組とする3組の支持部
材22,23が設けられ、この支持部材22,23に3
台のミシン台24が固定され、この各ミシン台24に前
記ミシン3が夫々固定されている。
【0012】これらのミシン支持部材22,23のう
ち、図1において最も右側に位置する支持部材22の前
部に、図4に示すように、第1モータ受部材26が固定
され、このモータ受部材26と間隔をおいて右位置(図
4においては左位置)に、第2モータ受部材27が前後
の上フレーム部材13,14間に差し渡し固定されてい
る。そして、上フレーム部材13,14、支持部材2
2、及び両モータ受部材26,27で囲まれた部分が、
ミシンモータ16を上方から挿入する為の開口部30と
される。そして、開口部30の下方直下位置が、前記モ
ータ収納部15とされる。
【0013】この開口部30には、これとほぼ同じ大き
さ又はやや小形のモータ取付板31が載置される。この
モータ取付板31の下面側には、予めミシンモータ16
がビス32により固定される。また、前記モータ取付板
31の一端側には、図6に示すように、ボス33が形成
され、このボス33に左右方向に長い枢支軸34がビス
35により固定される。そして、前記枢支軸34の両端
には、モータ取付板31を開口部30の外縁にある前記
モータ受部材26,27に固定する為の支持部36,3
7が回動自在に連結されている。この支持部36,37
は、ボルト38等により、左右のモータ受部材26,2
7に夫々固定される。
【0014】更に、モータ取付板31の他端側には、図
4に示すように、1個の支持部39を兼ね、前記駆動ベ
ルト18の張力を調整する調整手段41が設けられてい
る。この支持部39は、前記モータ取付板31の一端側
の支持部36,37よりも左右方向に長く形成され、前
記ミシン支持部材22にボルト40により固定される。
また、前記調整手段41は、図6に示すように、前記モ
ータ取付板31の他端側に下端がブロック42を介して
固定されたL字形の調整ボルト43と、この調整ボルト
43の上端を遊嵌するように、前記支持部39に形成さ
れた挿入孔44と、前記調整ボルト43の頭部ナット4
5と支持部39との間に介在されたバネ座金46と、前
記調整ボルト43に支持部39の下側で螺合するボルト
長さ調整用ナット47とから構成される。尚、図6に示
すボルト49はブロック42をモータ取付板31に固定
するためのものである。
【0015】次に、このように構成された刺繍機におい
て、ミシンモータ16をベースフレーム2に取付ける手
順について説明する。先ず、図2に示すように、モータ
取付板31の下面側に予めミシンモータ16を固定して
おき、このモータ取付板31とともにミシンモータ16
をベースフレーム2の開口部30の上方からモータ収納
部15に収納する。このとき、モータ取付板15の一端
側の支持部36,37がベースフレーム2の開口部30
の外縁側にあるモータ受部材26,27に載置されるの
で、この支持部36,37をモータ受部材26,27に
ボルト38により固定する。一方、モータ取付板31の
他端側の支持部39は、ベースフレーム2のミシン支持
部材22に載置されるので、この支持部39を支持部材
22にボルト40により固定する。
【0016】そうすると、ミシンモータ16は上方から
ベースフレーム2に取付けられるので、従来のように、
ベースフレーム下の狭い空間内で作業を行う必要がなく
なり、その作業性が向上する。しかも、ベースフレーム
2に取付けたミシンモータ16は、ベースフレーム2の
上面の直下に位置するので、駆動ベルト18も短くて済
む。尚、このとき、ミシン側に掛けられた駆動ベルト1
8は、モータ取付板31の他端側をミシン支持部材22
に固定する前に、モータプーリ17にも掛けておき、モ
ータ取付板31の他端側を固定したとき、動力を伝達で
きる張力を有するようにする。
【0017】また、モータ取付板31の一端側を、ベー
スフレーム2に枢支軸34を介して回動自在に支持して
いるので、駆動ベルト18の張力は、モータ取付板31
の回動位置によって決定される。従って、調整手段41
により、ベースフレーム2の上方からモータ取付板31
の他端側回動位置を調整すれば、駆動ベルト18の張力
調整が可能となる。即ち、調整ボルト43のナット47
を回して、調整ボルト43の支持部39からモータ取付
板31までの長さを調整すると、モータ取付板31と支
持部39との距離が変化し、モータ取付板31の回動位
置が変わる。そうすると、ミシンモータ16が枢支軸3
4を中心として回動し、そのモータプーリ部材17とミ
シン3のプーリ部材19との距離が変わることになり、
これにより、駆動ベルト18の張力調整が可能となる。
【0018】尚、本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明が適用される範囲内で多くの修正・
変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上
記実施例では、モータ取付板の大きさを開口部よりも小
さくしたが、モータ取付板を開口部よりも大きくしても
よい。この場合、モータ取付板自体がベースフレーム上
に載置される形式となるが、ミシンモータはモータ収納
部に収納されるので、見栄えも悪くならない。また、モ
ータ取付板の支持部は、上記実施例では、3個設けた
が、これに限らず、3個以上の支持部を形成してもよ
い。更に、上記実施例では、枢支軸34を支持部36,
37に回動可能に連結したが、枢支軸34を支持部3
6,37に固定し、代わりにモータ取付板31のボス3
3を枢支軸34に対して回動可能となるよう構成しても
よいことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るミ
シンモータの取付け構造によると、モータ取付板の下面
側に予めミシンモータを固定し、モータ取付板の支持部
をベースフレームの上面開口部の外縁側に載置支持させ
た状態で支持部をベースフレームの上面に固定している
から、ミシンモータは上方からベースフレームに取付け
ることになり、従来のように、ベースフレーム下の狭い
空間内で作業を行う必要がなく、その作業性が向上す
る。しかも、ベースフレームに取付けたミシンモータ
は、ベースフレームの上部に位置するので、駆動ベルト
も短くて済む。
【0020】また、請求項2に係るミシンモータの取付
け構造によると、モータ取付板の一端側を回動可能と
し、他端側に駆動ベルトの張力を調整する調整手段を設
けたから、駆動ベルトの張力調整は、ベースフレームの
上方からモータ取付板の他端側を調整すれば容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す多頭式刺繍機の斜視図で
ある。
【図2】ミシンモータの取付け構造を後方から見た分解
斜視図である。
【図3】ミシンモータをベースフレームに取付けた状態
を示す側面図である
【図4】同じくその平面図である。
【図5】同じくその背面断面図である。
【図6】同じくモータ取付板部の拡大側面図である。
【符号の説明】
2 ベースフレーム 3 ミシン 4 アーム部 5 多針ケース 9 可動枠 12 脚部 13,14 上フレーム部材 15 モータ収納部 16 ミシンモータ 17 モータプーリ 18 駆動ベルト 19 プーリ 20 伝達軸 22,23 ミシン支持部材 26,27 モータ受部材 30 開口部 31 モータ取付板 33 ボス 34 枢支軸 36,37 支持部 39 支持部 41 調整手段 43 調整ボルト 44 挿入孔 46 バネ座金 47 ボルト長さ調整用ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−68852(JP,A) 実開 昭51−107463(JP,U) 実開 昭52−78005(JP,U) 特公 昭57−28534(JP,B2) 特公 昭45−1108(JP,B1) 実公 昭56−41140(JP,Y2) 実公 昭40−4282(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 83/00 H02K 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの主軸にプーリ部材と駆動ベルト
    とを介して動力を入力する為のミシンモータを、ベース
    フレームに取付けるミシンモータの取付け構造におい
    て、 前記ベースフレームの上面部に形成された開口部と、そ
    の開口部の下方に連なるモータ収納部と、前記開口部と
    ほぼ同じ大きさを有し、複数の支持部を設けたモータ取
    付板とを備え、 そのモータ取付板の下面側に予めミシンモータを固定
    し、 前記モータ取付板の複数の支持部を、前記開口部の外縁
    側のベースフレーム部分に載置支持させた状態で、支持
    部をベースフレームの上面に固定し、ミシンモータを前
    記モータ収納部に収納したことを特徴とするミシンモー
    タの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記モータ取付板を前記開口部よりも小
    形に形成し、モータ取付板の一端側に、そのモータ取付
    板を前記ベースフレームに対して回動自在に枢支する枢
    支軸を設け、その枢支軸の両端に前記複数の支持部のう
    ちの2つの支持部を設け、前記モータ取付板の他端側
    に、前記複数の支持部のうちの残りの支持部を兼ね、前
    記駆動ベルトの張力を調整する調整手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のミシンモータの取付け構
    造。
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