JP3128247U - 生け花用スポンジ収納箱 - Google Patents

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聰郎 森
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Abstract


【課題】隙間なく梱包した場合でも容易に中身の吸水性スポンジを取り出すことができる生け花用スポンジの収納箱を提供することにある。
【解決手段】生け花用スポンジ収納箱100は、底面110と、天面120と、側壁130を備え、底面110と天面120との間に収納空間140が画成される。天面120は、生け花用スポンジ10を収納空間140に出し入れ可能な開口面積を有するとともに開閉可能に設けられた取出し開閉部122を有する。底面110は、取出し開閉部122に対向する位置において収納空間140に収納された生け花用スポンジ10に対して取出し開閉部122に向けた押出し力を付与するための押出し力付与部119を有する。押出し力付与部119は、底面110に設けられた開口部111と、この開口部111を閉塞するともに力の付与によって揺動する可動片となる蓋部112と、からなる。
【選択図】図4

Description

本考案は、生け花用スポンジの収納箱に関し、具体的には、中身の取り出しを容易にするための収納箱に関する。
生け花・フラワーアレンジメント等で花を活ける際に使用される吸水性のスポンジが知られ(例えば、特許文献1)、特に、出願人が販売している吸水性スポンジは、生花店をはじめとして広く知られ、使用されている。
このような吸水性のスポンジは、例えば直方体のブロック状に形成されている。そして、このスポンジに水を吸水させた状態で花の茎を差し込むことにより、花のアレンジを容易に行うことができるとともに、花に水を供給することができる(図9参照)。
出荷にあたっては、複数の吸水性スポンジを一つの箱に収納して運搬等を行っている。例えば、直方体(8×11×23cm)の吸水性スポンジがダンボール箱に20個または48個詰めで梱包される。
特開2002−165520号
しかしながら、出荷時において、生け花用の吸水性スポンジはダンボール箱に隙間なく梱包されるため、生け花用スポンジをダンボール箱から取り出しにくいという問題があった。特に、最初の一個を取り出す際には非常な困難を伴い、スポンジがやわらかいために最初の一個が破損してしまい、商品として使用できないという不都合が頻繁に生じていた。
本考案の目的は、隙間なく梱包した場合でも容易に中身の吸水性スポンジを取り出すことができる生け花用スポンジの収納箱を提供することにある。
本考案は、複数の生け花用スポンジを収納する収納空間を内部に有する直方体形状の収納箱であって、底面と、前記底面に対向する側の面に設けられた天面と、前記底面と前記天面との間の空間を収納空間として画成する側壁と、を備え、前記天面は、前記生け花用スポンジを前記収納空間に出し入れ可能な開口面積を有するとともに開閉可能に設けられた取出し開閉部を有し、前記底面は、前記取出し開閉部に対向する位置において前記収納空間に収納された生け花用スポンジに対して前記取出し開閉部に向けた押出し力を付与するための押出し力付与部を有することを特徴とする。
このような構成において、底面に設けられた押出し力付与部から収納空間内に収納された活け花用スポンジに押出し力を与える。すると、中身の生け花用スポンジが天面の取出し開口部に向けて押し出される。このようにして最初の一個が取出し開口部から押し出されることにより、従来は取り出し困難であった最初の一個の取り出しを容易とする。したがって、商品(生け花用スポンジ)の破損が防止されるとともに、梱包開封の作業効率が向上するという効果を奏する。
本考案では、前記押出し力付与部は、前記底面において開口した開口部を有し、前記開口部は、前記生け花用スポンジが前記収納空間に収納された状態においてこの生け花用スポンジが取り出し不可の開口面積であって、かつ、外部からこの開口部を通して前記生け花用スポンジに押出し力を付与するための手段を挿入可能な開口面積を有することが好ましい。
このような構成において、押出し力付与部としての開口部から手あるいは所定の棒等を押し込むことにより、収納空間に収納された生け花用スポンジに押出し力を与えることができる。単に開口が空いているだけでよいので、従来の出荷用ダンボールに開口を設けるだけで低コストに本考案を実施することができる。
本考案では、前記押出し力付与部は、前記開口部を閉塞する蓋部を備え、前記蓋部の全周囲には、力の付加により蓋部を取り外し可能とするミシン目あるいは浅い切込みによる脆弱部が設けられていることが好ましい。
このような構成において、押出し力付与部の開口部は蓋部によって閉塞可能であるので、出荷時や運送時には開口部を閉塞しておくことができる。そして、収納箱から中身の生け花用スポンジを取り出す際には蓋部に弱い力をかけて蓋部を外す。すると、開口部が開口するので、この開口から生け花用スポンジに押出し力を付与して取出し開口部から生け花用スポンジを取り出すことができる。運送時は、開口部を閉塞できるので、汚れなどが商品である生け花用スポンジに付着するのを防ぐことができる。
本考案では、前記押出し力付与部は、前記開口部を閉塞するとともに、少なくとも周囲の一部が前記底面に連結された連結部となり、かつ、周囲のうち前記連結部を除く他の部分には力の付加により前記底面から切断可能な脆弱部が設けられ、前記連結部を枢軸として前記収納空間の内外方向へ揺動可能に設けられた可動片を備えることが好ましい。
このような構成において、押出し力付与部の可動片は揺動可能である。収納箱から中身の生け花用スポンジを取り出す際には、可動片に力をかけて脆弱部を底面から切り離し、そのまま開口部から収納空間の中に押し込む。すると、可動片によって生け花用スポンジが取出し開口部に向けて押し出され、取出し開口部から生け花用スポンジを取り出すことができる。
本考案では、前記可動片は、前記開口部の中央で二分されるとともにこの中央部から前記収納空間の内部に向けて押し開き可能に観音開き状に2枚設けられていることが好ましい。
このような構成において、可動片が中央で分かれるように2枚設けられているので、例えば、この中央部に両手の先端を押し当ててやると、両方の手で可動片を押し開きながら収納空間内の生け花用スポンジを押すことができる。両方の手を使いやすいので、力をかけやすく、取り出し作業が楽でかつ作業効率が向上する。
本考案では、前記押出し力付与部は、前記収納空間に収納された前記生け花用スポンジのうちの一の生け花用スポンジの底面を押せる範囲内において間を隔てて2つ以上設けられていることが好ましい。
押出し力付与部としては単一にのみ設けられる場合のみならず、複数であってもよい。この場合、一つの生け花用スポンジに対して複数の押出し力付与部からの力がかかるようにしてもよい。
以下、本考案の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本考案の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の斜視図を示す図である。
図2は、第1実施形態を底面側からみた図である。
図3は、第1実施形態の底面を開口した状態を示す図である。
図4は、第1実施形態において収納空間内の生け花用スポンジを取り出している状態を示す図である。
本考案の第1実施形態に係る生け花用スポンジ収納箱100は、底面110と、底面110に対向する側の面に設けられた天面120と、底面110と天面120との間の空間を収納空間140として画成する側壁130と、を備える。
なお、図1においては、天面120は開口されており、4枚の可動片121を重ねて閉じることで天面120が形成される。
また、底面110についても、4枚の可動片115、116により開閉自在に形成されている(図3参照)。
底面110および天面120は矩形であり、スポンジ収納箱100は全体として直方体である。そして、収納空間140の内寸は、生け花用スポンジ10を隙間なく詰められるように適宜設計される。これは、収納空間140に収納する生け花用スポンジ10が直方体形状であるため、隙間なく最密充填するには収納箱としても直方体である方が好ましいからである。また、スポンジ収納箱100を直方体にすることにより、運送の際に積み重ねられるという利点もある。
スポンジ収納箱100の底面110、天面120、側壁130はダンボール等の厚紙の他、例えば所定の剛性を有する合成樹脂によって形成されてもよい。
天面120は、開閉可能に設けられており、側壁130の天面側端面において揺動可能な4枚の可動片121によって開閉されるようになっている。そして、この天面120が開口した際の開口部により生け花用スポンジを収納空間140に出し入れする取出し開閉部122が構成される。
底面110には、開口部111と、この開口部111を閉塞する蓋部(可動片)112と、が設けられている(図2参照)。
蓋部112は、通常は、開口部111を閉塞しており、蓋部112の周囲には連結部113となる一部を残してミシン目(脆弱部)114が形成されており、このミシン目114の部分において蓋部112は底面110から外れやすくなっている。そして、蓋部112に力を加えると、ミシン目114のところで蓋部112は底面110から外れ、連結部113を枢軸として蓋部112が揺動可能な可動片となる。そして、蓋部112を収納空間内に押し込んだ際に、生け花用スポンジ10に押出し力が付与される。
ここに、開口部111と蓋部112とにより押出し力付与部119が構成されている。
押出し力付与部119を設ける位置は、底面110のうち、天面側の開口(取出し開閉部122)に対向する位置であればよく、第1実施形態においては、天面120の全体に対して底面110が対向しているので、押出し力付与部119を設ける位置は特に限定されるものではない。
ただし、図3に示すように、底面100が内側可動片115と外側可動片116とを備え、内側可動片115を閉じた後に外側可動片116を閉じることによって底面110を構成している場合、押出し力付与部119は、外側可動片116において内側可動片115に重ならない位置に配設されていることが望ましい。
内側可動片115に重なる位置に押出し力付与部119が設けられていると、内側可動片115にも開口部を設ける必要があるところ、外側可動片116において内側可動片115とは重ならない位置に押出し力付与部119を設けることにより、加工工程を削減し製造コストを低減させることができる。
また、押出し力付与部119のサイズとしては、生け花用スポンジ10の底面よりも小さい大きさを上限値とすることが好ましい。これは、収納空間内の生け花用スポンジ10が押出し力付与部119から抜け落ちないためである。また、押出し力付与部119から複数の生け花用スポンジ10ではなく、一の生け花用スポンジ10に力を付与するためである。
また、蓋部112を収納空間140に押し込んだ際に生け花用スポンジ10が天面側の開口(取出し開閉部122)から突出し、この突出の長さが指でしっかりと把持できる程度の長さとなることが必要である。また、蓋部112は、指で押せる程度の幅および長さが必要である。そのため、押出し力付与部119において、蓋部112の揺動半径rは、2cm以上、望ましくは、3cm以上である。また、蓋部112の幅wは、2cm以上、望ましくは3cm以上である。
次に、この生け花用スポンジ収納箱100の使用方法を説明する。
実際の使用にあたって、生け花用スポンジ10を出荷する際には、スポンジ収納箱100の収納空間140に生け花用スポンジ10を最密に充填する。このとき、開口部111は蓋部112によって閉塞された状態のままとする。そして、この状態で出荷する。
梱包を開封するにあたって、まず、天面120を開口させる。続いて、底面110の蓋部112を手などで押し、蓋部112をミシン目114のところで底面110から外し、そのまま開口部111から蓋部112を収納空間内に押し込んでいく(図4参照)。すると、収納空間内の生け花用スポンジ10が天面側の開口(取出し開閉部122)に向けて押し出される。このようにして最初の一個が押し出されるので、この一個を抜き出す。一つを抜き出すと、収納空間内に隙間ができるので、二つ目以降は困難なく収納箱から取り出される。
次に、本考案の変形例について説明する。
(変形例1)
図5に本考案の変形例1を示す。
変形例1においては、押出し力付与部200が、開口部210であり、蓋部が設けられていない。
このような構成においても、開口部210から指あるいは棒などを押し込むことにより、収納空間内の生け花用スポンジ10を天面側開口に押し出すことができる。
(変形例2)
図6に本考案の変形例2を示す。
変形例2においては、蓋部320が中央で二分可能である。蓋部320を閉じている状態では、この2つの蓋部320は例えばミシン目等の脆弱部で繋がっており、力をかけたときに二分するように構成しておく。なお、蓋部320が二分する位置が生け花用スポンジ10の底面の略中央に当たるようにしておくことが望ましい。このような構成によれば、生け花用スポンジ10の底面をその中央において、真っ直ぐに天面側開口に向けて押せる。また、左右の手の指でそれぞれの蓋部320を押すようにすれば力をかけやすいという効果を奏する。
(変形例3)
図7に本考案の変形例3を示す。
変形例3においては、押出し力付与部400は、間を隔てて2つ設けられている。この場合、2つの押出し力付与部400が一つの生け花用スポンジ10の底面を押せるようにすることが好ましく、具体的には、一の生け花用スポンジ10の底面を押せる範囲内において間を隔てて2つの押出し力付与部400を設ける。例えば、図6の変形例2のごとく中央で蓋部320が二分されていると、この蓋部320がわずかな力で簡単に開いてしまう恐れがあるが、この点、本変形例3のごとく、2つの蓋部410を離間させておけば、蓋部410が簡単には開かないようにできる。
(変形例4)
図8に本考案の変形例4を示す。
変形例4においては、押出し力付与部500が、間を隔てて2つ設けられている点は変形例3に同様であるが、2つの蓋部510で可動側が互いに離間した側である点が変形例3とは異なっている。
なお、本考案は前述の実施形態、変形例に限定されず、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれる。
脆弱部は、ミシン目に限定されず、例えば、切込みでもよい。
生け花用スポンジ収納箱は、生け花用スポンジを一段で収納する構成のみならず、二段、三段に重ねて収納可能な大きさであってもよい。
このような場合でも、底面側の生け花用スポンジが押されることで天面側の生け花用スポンジが押し出され、本考案の作用効果を奏することはもちろんである。
押出し力付与部は、底面において複数設けられていてもよく、この場合、一の生け花用スポンジの底面を押せる位置に複数の押出し力付与部が設けられていてもよく、あるいは、互いに離隔した位置に複数の押出し力付与部が設けられていてもよい。
押出し力付与部の開口部の大きさは特に限定されるものではなく本考案の作用効果を奏する範囲内で適宜設計されればよい。
本考案は、生け花用スポンジの収納箱に利用できる。
第1実施形態の斜視図を示す図。 第1実施形態を底面側からみた図。 第1実施形態の底面を開口した状態を示す図。 第1実施形態において収納空間内の生け花用スポンジを取り出している状態を示す図。 本考案の変形例1を示す図。 本考案の変形例2を示す図。 本考案の変形例3を示す図。 本考案の変形例4を示す図。 生け花用スポンジの使用状態を示す一例である。
符号の説明
10…生け花用スポンジ、100…生け花用スポンジ収納箱、110…底面、111…開口部、112…蓋部、113…連結部、114…ミシン目、119…押出し力付与部、120…天面、121…可動片、122…取出し開閉部、130…側壁、140…収納空間、200…押出し力付与部、320…蓋部、400…押出し力付与部、410…蓋部、500…押出し力付与部、510…蓋部。

Claims (6)

  1. 複数の生け花用スポンジを収納する収納空間を内部に有する直方体形状の収納箱であって、
    底面と、
    前記底面に対向する側の面に設けられた天面と、
    前記底面と前記天面との間の空間を収納空間として画成する側壁と、を備え、
    前記天面は、前記生け花用スポンジを前記収納空間に出し入れ可能な開口面積を有するとともに開閉可能に設けられた取出し開閉部を有し、
    前記底面は、前記取出し開閉部に対向する位置において前記収納空間に収納された生け花用スポンジに対して前記取出し開閉部に向けた押出し力を付与するための押出し力付与部を有する
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
  2. 請求項1に記載の生け花用スポンジ収納箱において、
    前記押出し力付与部は、
    前記底面において開口した開口部を有し、
    前記開口部は、前記生け花用スポンジが前記収納空間に収納された状態においてこの生け花用スポンジが取出し不可の開口面積であって、
    かつ、外部からこの開口部を通して前記生け花用スポンジに押出し力を付与するための手段を挿入可能な開口面積を有する
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
  3. 請求項2に記載の生け花用スポンジ収納箱において、
    前記押出し力付与部は、
    前記開口部を閉塞する蓋部を備え、
    前記蓋部の全周囲には、力の付加により蓋部を取り外し可能とするミシン目あるいは浅い切込みによる脆弱部が設けられている
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
  4. 請求項2に記載の生け花用スポンジ収納箱において、
    前記押出し力付与部は、
    前記開口部を閉塞するとともに、少なくとも周囲の一部が前記底面に連結された連結部となり、かつ、周囲のうち前記連結部を除く他の部分には力の付加により前記底面から切断可能な脆弱部が設けられ、前記連結部を枢軸として前記収納空間の内外方向へ揺動可能に設けられた可動片を備える
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
  5. 請求項4に記載の生け花用スポンジ収納箱において、
    前記可動片は、前記開口部の中央で二分されるとともにこの中央部から前記収納空間の内部に向けて押し開き可能に観音開き状に2枚設けられている
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
  6. 請求項4に記載の生け花用スポンジ収納箱において、
    前記押出し力付与部は、前記収納空間に収納された前記生け花用スポンジのうちの一の生け花用スポンジの底面を押せる範囲内において間を隔てて2つ以上設けられている
    ことを特徴とする生け花用スポンジ収納箱。
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