JP3134801B2 - 共用受信機 - Google Patents

共用受信機

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JP3134801B2 JP4661197A JP4661197A JP3134801B2 JP 3134801 B2 JP3134801 B2 JP 3134801B2 JP 4661197 A JP4661197 A JP 4661197A JP 4661197 A JP4661197 A JP 4661197A JP 3134801 B2 JP3134801 B2 JP 3134801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共用受信機に関
し、特に、少なくとも2つのセルラーシステムに対応可
能な共用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】MSK,QPSK,QAM等のデジタル
変調された信号とアナログFM変調された信号とを受信
する共用受信機が、例えば特開平8−130490号公
報に記載されている。同号公報の受信機では、デジタル
変調信号とアナログ変調信号の各々に個別の受信系を設
け、中間周波数(IF)帯の発振回路を共用している。
【0003】図3は同号公報の受信機における3IF帯
の要部ブロック図である。
【0004】デジタルIF信号は、直交検波回路101
にて発振回路100からの第1の出力信号により直交検
波され、IおよびQ信号に変換される。
【0005】一方、アナログIF信号は、位相検波回路
102にて発振回路100からの第2の出力信号により
位相検波され、FM復調信号に変換される。
【0006】発振回路100は、デジタルIF信号の場
合には、固定周波数の共振回路104からの信号により
切り替え回路103を介して制御されて、第1の出力信
号を得る。また、アナログIF信号の場合には、共振周
波数を印加電圧で制御可能な共振回路105からの信号
により制御されて、第2の出力信号を得る。
【0007】このように、2つの共振回路を選択して用
いることにより、一つの発振回路でアナログとデジタル
の共用化を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
共用受信機では、受信信号に同期したPN拡散系列のチ
ップレートのN(Nは整数)倍のクロックを必要とする
CDMA信号に対して発振回路を共用することはできな
い。そのため、CDMA信号とアナログ信号とに共用可
能な受信機では、VCO,PLL回路を含むシンセサイ
ザ回路を個別に設ける必要がある。特に、CDMA信号
復調のためのクロック生成回路が必要となる。したがっ
て、装置が大型化すると共に、コストが高くなる。
【0009】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
改良された共用受信機を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、CDMA信号とアナ
ログ信号に共用可能で、装置の回路規模が小さく安価な
共用受信機を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、後で明らかとな
るように、利用効率の高い共用受信機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明による共用受信機は、少なくとも2種類
の第1および第2の変調信号を受信可能な共用受信機で
あって、前記第1の変調信号を信号処理する第1の受信
信号処理手段と、前記第2の変調信号を信号処理する第
2の受信信号処理手段と、前記第1および第2の受信信
号処理手段に、それぞれ第1および第2の制御信号を供
給する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1
の受信信号処理手段へは前記第1の変調信号を周波数変
換するための局発信号を前記第1の制御信号として出力
し、前記第2の受信信号処理手段へは前記第2の変調信
号に同期したクロック周波数の整数倍のクロックを前記
第2の制御信号として出力する。
【0013】前記第1の変調信号がアナログセルラー方
式の変調信号であり、前記第2の変調信号がCDMA方
式の変調信号であることが好ましい。
【0014】前記第1の受信信号処理手段は、ダブルス
ーパーヘテロダイン受信機の第2中間周波数帯における
信号処理手段であり、前記第2の受信信号処理手段は、
シングルスーパーヘテロダイン受信機の第1中間周波数
帯における信号処理手段であることが望ましい。
【0015】前記第1の制御信号は前記第2中間周波数
帯でのダウンコンバータへの局発信号であり、前記第2
の制御信号は送信側にて拡散に用いられた拡散符号系列
のチップレートの整数倍のクロックであることが好まし
い。
【0016】また、本発明の共用受信機は、少なくとも
2種類の第1および第2のセルラーシステムに対応可能
で、かつ前記第1および第2のセルラーシステムに対し
てそれぞれ独立した中間周波数帯の第1および第2の信
号処理部を有するシングルあるいはマルチステージのス
ーパーヘテロダイン構成の共用受信機であって、前記第
1のセルラーシステムに対応する第1の信号を受信する
場合、前記第1の信号処理部へ前記第1の信号を周波数
変換するための局発信号を供給し、前記第2のセルラー
システムに対応する第2の信号を受信する場合には、前
記第2の信号処理手段へ前記第2の信号に同期したクロ
ック周波数の整数倍のクロックを供給する。
【0017】前記第1の信号処理部はアナログセルラー
方式で動作するダブルスーパーヘテロダイン方式におけ
る信号処理部であり、前記第2の信号処理部はCDMA
方式で動作するシングルスーパーヘテロダイン方式にお
ける信号処理部であることが好ましい。
【0018】前記第2の信号処理部は、前記CDMA方
式の信号を直交検波する直交検波手段と、前記直交検波
手段からの直交検波信号を復調する復調手段と、を有
し、前記クロックは前記復調手段へ供給することが好ま
しい。
【0019】本発明の共用受信機は、CDMA信号を受
信する場合とアナログ信号を受信する場合をモード切り
替え信号により切り替え、PLL回路の周波数設定を変
更する。これによりCDMAモードの時にはチップレー
トのN倍のクロックを生成し、アナログモードの時には
IF段のダウンコンバータの局発信号を生成する。この
ようにアナログ信号復調回路で必要となるシンセサイザ
回路を共用するため、N倍のチップレートクロック生成
のために個別のシンセサイザ回路を設ける必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1はCDMA及びFM等のアナログ方式
のデュアルモードセルラー端末の受信回路のブロック図
である。ここで扱うCDMA信号は基地局側で情報デー
タにCDMA変調(スペクトル拡散)を施してからQP
SK等のデジタル変調を行い、送信する信号である。
【0022】1はアンテナ、2は第1の帯域通過フィル
タ、3はLNA(低雑音増幅器)、4は第2の帯域通過
フィルタ、5は受信信号を第1IF(中間周波数)信号
に変換する第1のダウンコンバータ、6はモード切り替
え信号により第1IF信号をCDMAパスとアナログパ
スに切り分けるスイッチ。
【0023】11はCDMAチャネル帯域外の信号の通
過を阻止するCDMAチャネルフィルタ、12は出力レ
ベルが一定値になるよう入力信号レベルに応じて利得を
変化させるAGF(Auto Gain Contro
l)アンプ、13,15はデジタル変調信号を図示せぬ
発振器からの局発信号により直交検波してそれぞれI
(Inphase)及びQ(Quadra−phas
e)成分の信号を出力する直交検波回路、14,16は
それぞれI,Q信号のCDMAベースバンド帯域外の信
号の通過を阻止する低域通過フィルタ、17はベースバ
ンド帯域に落とされたCDMA信号の拡散復調を行うC
DMA復調回路。これらの回路によりCDMA方式の受
信信号処理回路が構成される。
【0024】21はアナログ信号チャネル帯域外の信号
の通過を阻止する第1のアナログチャネルフィルタ、2
2は共用シンセサイザ回路30より生成される局発信号
により第1IF信号を第2IF信号に周波数変換する第
2のダウンコンバータ、23は第2IF周波数を中心と
するアナログ信号チャネル帯域外の信号の通過を阻止す
る第2のアナログチャネルフィルタ、24はリミッタ回
路、25はアナログ信号の復調を行うアナログ復調回
路。これらの回路によりアナログ方式の受信信号処理回
路が構成される。
【0025】30はVCO31とPLL回路32を含
み、受信信号に同期したPN拡散系列のチップレートの
N(Nは整数)倍のクロックまたは局発信号を出力する
制御部としての共用シンセサイザ回路、31はN倍のチ
ップクロック周波数と第2のダウンコンバータ22に供
給する局発信号周波数を出力可能なVCO、32はモー
ド切り替え信号により周波数設定を変更するPLL回
路、41はTCXO(温度補償水晶発振器)。
【0026】次に、本発明の実施の形態の動作について
図1を参照して詳細に説明する。
【0027】CDMA及びアナログモードのどちらにお
いても受信信号はアンテナ1から入力され、第1の帯域
通過フィルタ2、LNA3、第2の帯域通過フィルタ4
を通り、第1のダウンコンバータ5により第1IF信号
に周波数変換される。スイッチ6はモード切り替え信号
によりその時点のモードを選択して、CDMAパスとア
ナログパスとを切り替える。
【0028】CDMAモードの場合、CDMAパスが選
択され、第1IF信号はCDMAチャネルフィルタ11
でCDMAチャネル帯域外の妨害波が抑圧・除去され、
AGCアンプ12で出力レベルが一定値になるよう入力
信号レベルに応じて利得制御され、直交検波回路13に
入力される。直交検波回路13,15はQPSK等のデ
ジタル変調を直交検波してI,Q成分の信号を出力し、
低域通過フィルタ14,16でベースバンド帯域外の周
波数成分について抑圧・除去する。ベースバンド帯域に
落とされたCDMA信号はCDMA復調回路17で拡散
復調される。この際、CDMA復調回路17はN倍のチ
ップクロックを使用する。
【0029】Nは1でも良いが、この場合、フィルタに
おけるフィルタリング特性の要求が厳しいので、フィル
タにおけるサンプリングレートを大きくして、フィルタ
リング特性を緩くすることが好ましい。そのため、N
は、4あるいは8であることが好ましい。
【0030】アナログモードの場合、アナログパスが選
択され、第1IF信号は第1のアナログチャネルフィル
タ21でアナログ信号チャネル帯域外の妨害波が抑圧・
除去されて第2のダウンコンバータ22に入力される。
第2のダウンコンバータ22は共用シンセサイザ回路3
0より生成される局発信号により第1IF信号を第2I
F信号に周波数変換する。第2IF信号は第2のアナロ
グチャネルフィルタ23、リミッタ回路24を通り、ア
ナログ復調回路25でアナログ信号の復調が行われ復調
データが出力される。
【0031】共用シンセサイザ回路30はCDMA及び
アナログの各モードに応じてN倍のチップクロック及び
局発信号を生成する。PLL回路32はモード切り替え
信号により周波数設定を変更し、CDMAモードの時に
はN倍のチップクロック、アナログモードの時には第2
のダウンコンバータ22に供給する局発信号の所定の周
波数に設定される。受信信号に同期するように制御され
たTCXO41の出力信号が基準クロックとしてVCO
31の出力とともにPLL回路32に入力される。PL
L回路32はVCO31が所定の周波数で発振するよう
に制御電圧をVCO31に供給する。TCXO41が受
信信号に同期しているのでVCO31の出力、即ち共用
シンセサイザ回路30の出力信号は受信信号に同期した
信号となる。
【0032】TCXO41の受信信号への同期の仕方
は、例えば、直交検波出力の位相ずれに基づいて、この
位相ずれを無くすよう、自動周波数制御回路(AFC)
により行うことができる。
【0033】モード切り替え信号は、例えばオペレータ
によりいずれか一方を選択する信号を発生させる。すな
わち、受信機購入時に、オペレータが利用するシステム
に合わせて、そのシステムに対応する受信系を選択する
切り替え信号を出力するよう設定する。この設定は、好
ましくはROM等により行なう。
【0034】また、複数のシステムに対応可能な受信機
である場合には、初期設定をどちらか一方の受信系にし
ておき、受信すべき信号のタイミング等で受信できない
にもかかわらず、受信電界レベルが高い場合に他の受信
系に切り替えるようにしてもよい。
【0035】さらに、電話機のように送信系も有してい
る場合には、発信に使用されるシステムに対応する受信
系が選択されるように切り替え信号が供給されても良
い。
【0036】上述した実施例では、2種類の受信系につ
いて説明したが、3種類以上でも同様にモード切替え信
号に応じて発振する周波数を変更すれば良い。
【0037】また、上述した実施例では、CDMA方式
にシングルスーパーヘテロダイン方式を、アナログ方式
にダブルスーパーヘテロダイン方式を用いて説明した
が、本発明はこれに限ることなく、マルチな受信機の周
波数変換部分に適用可能である。
【0038】本発明において共用受信機は、CDMAモ
ードの時にはCDMA復調回路で用いるチップクロック
を生成し、アナログモードの時にはIF段のダウンコン
バータに供給する局発信号を生成する。このため、チッ
プクロックを生成するために個別にシンセサイザ回路を
設ける必要がなく、装置の小型化・低価格化に寄与し、
また、シンセサイザ回路をCDMA及びアナログの両モ
ードにおいて使用するため利用効率も高くなる。
【0039】したがって、両モードの検波にて共通の発
振回路を使用した上で、さらに、アナログモードの局発
をCDMAモードのクロック発振器に共用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、CD
MAモードの時に使用するチップクロックを生成するシ
ンセサイザ回路と、アナログモードという別モードの時
に使用する局発信号を生成するシンセサイザ回路とを共
用化したため、チップクロック生成用に個別にシンセサ
イザ回路を設ける必要がない。そのため、装置の小型化
・低価格化につながるとともに回路の利用効率を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 第1の帯域通過フィルタ 3 LNA(低雑音増幅器) 4 第2の帯域通過フィルタ 5 第1のダウンコンバータ 6 スイッチ 11 CDMAチャネルフィルタ 12 AGCアンプ 13,15 直交検波回路 14,16 低域通過フィルタ 17 CDMA復調回路 21 第1のアナログチャネルフィルタ 22 第2のダウンコンバータ 23 第2のアナログチャネルフィルタ 24 リミッタ回路 25 アナログ復調回路 30 共用シンセサイザ回路 31 VCO 32 PLL回路 41 TCXO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 - 1/26 H04J 13/00 H04L 27/14 H04L 27/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類の第1および第2の変
    調信号を受信可能な共用受信機であって、 前記第1の変調信号を信号処理する第1の受信信号処理
    手段と、 前記第2の変調信号を信号処理する第2の受信信号処理
    手段と、 前記第1および第2の受信信号処理手段に、それぞれ第
    1および第2の制御信号を供給する制御手段と、を備
    え、 前記第1の受信信号処理手段は、ダブルスーパーヘテロ
    ダイン受信機の第2中間周波数帯における信号処理手段
    であり、 前記第2の受信信号処理手段は、シングルスーパーヘテ
    ロダイン受信機の第1中間周波数帯における信号処理手
    段であり、 前記第1の制御信号は前記第2中間周波数帯でのダウン
    コンバータへの局発信号であり、 前記第2の制御信号は送信側にて拡散に用いられた拡散
    符号系列のチップレートの整数倍のクロックであり、 前記制御手段は、前記第1の受信信号処理手段へは前記
    第1の変調信号を周波数変換するための局発信号を前記
    第1の制御信号として出力し、 前記第2の受信信号処理手段へは前記第2の変調信号に
    同期したクロック周波数の整数倍のクロックを前記第2
    の制御信号として出力することを特徴とする共用受信
    機。
  2. 【請求項2】 前記第1の変調信号がアナログセルラー
    方式の変調信号であり、 前記第2の変調信号がCDMA方式の変調信号であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の共用受信機。
  3. 【請求項3】 少なくとも2種類の第1および第2のセ
    ルラーシステムに対応可能で、かつ前記第1および第2
    のセルラーシステムに対してそれぞれ独立した中間周波
    数帯の第1および第2の信号処理部を有するシングルあ
    るいはマルチステージのスーパーヘテロダイン構成の共
    用受信機であって、 前記第1の信号処理部はアナログセルラー方式で動作す
    るダブルスーパーヘテ ロダイン方式における信号処理部
    であり、 前記第2の信号処理部はCDMA方式で動作するシング
    ルスーパーヘテロダイン方式における信号処理部であ
    り、 前記第2の信号処理部は、前記CDMA方式の信号を直
    交検波する直交検波手段と、前記直交検波手段からの直
    交検波信号を復調する復調手段と、を有し、 前記第1のセルラーシステムに対応する第1の信号を受
    信する場合、前記第1の信号処理部へ前記第1の信号を
    周波数変換するための局発信号を供給し、 前記第2のセルラーシステムに対応する第2の信号を受
    信する場合には、前記第2の信号処理手段へ前記第2の
    信号に同期したクロック周波数の整数倍のクロックを供
    給し、 前記クロックは前記復調手段へ供給することを特徴とす
    る共用受信機。
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