JP3140001B2 - 土壌改良装置およびその方法 - Google Patents

土壌改良装置およびその方法

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JP3140001B2 JP11018075A JP1807599A JP3140001B2 JP 3140001 B2 JP3140001 B2 JP 3140001B2 JP 11018075 A JP11018075 A JP 11018075A JP 1807599 A JP1807599 A JP 1807599A JP 3140001 B2 JP3140001 B2 JP 3140001B2
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農耕地等において心土
耕を行なって耕盤を破砕し、農作物等の根の心土への侵
入や、疎水材による通気性や透水性,保水性等を改善す
るための作業を簡単かつ確実に行なうことができる土壌
改良装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通気性や透水性,保水性等の土壌物性が
低下した、特に、重粘土壌等の水田の改善や、あるい
は、これらの水田を畑圃場に転換する際には、これらの
土壌の耕盤層を破壊し、更に、心土を膨軟にすることが
必要であった。
【0003】従来、この作業にあって、例えば、地中に
作溝体を進行させて暗渠を形成し、その崩壊を防止しな
がら排水性を長く保持するために、この暗渠内へ籾殻を
充填させる装置が提供されている(特公昭58−531
27号公報参照)。
【0004】あるいは、機枠の進行により支持刃体が土
を縦切りして心土破砕体が心土を破砕し、これと同時
に、繰り出される透水性テープによって形成する透水性
パイプ内に籾殻を充填しつつ、該透水性パイプを埋入す
ることで、土中の排水等を良好にさせる装置が知られて
いる(特公昭57−4771号公報参照)。
【0005】しかし、前者の構成は、地中に形成された
暗渠内のみへ管路のように籾殻が充填されるものである
ため、作土の耕作にあって、トラクタ等の大型機械を用
いたとき、その踏圧や代かき等によって心土における暗
渠が短期間に固結,閉塞されて、暗渠能力を失ってしま
う。
【0006】更に、この心土に設けられた籾殻暗渠は、
作土へはもちろんのこと、その下層に位置する鋤床層へ
の連係が全くないため、作土と心土との通気や通水性は
得られないので、良好な土壌物性を発揮させることがで
きない。
【0007】また、後者の構成は、土中に形成された暗
渠内へ透水性パイプに包まれた籾殻が充填されているの
で、前者の構成に比べて暗渠の耐久性が向上されるもの
であるが、透水性パイプに籾殻が設けられているから、
通気や通水のための十分な量の籾殻を充填することがで
きない。
【0008】更に、このタイプの構成も、前者同様に、
暗渠に対して、作土へはもちろんのこと、その下層に位
置する鋤床層への連係が全くないため、作土と心土との
通気や通水性は得られないので、良好な土壌物性を発揮
させることができない。等の様々な問題点を有するもの
であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためにされたもので、走行手段の一側と
枠体とに牽引手段を取り付け、該枠体の下側へ土壌にお
ける心土層を前記走行手段の作動により切開して縦溝を
形成させる破砕体を設けて、この破砕体へ沿わせて前記
縦溝の底部へ敷設する排水管の供給手段と、前記縦溝へ
疎水材を充填する充填手段を設けることにより、農耕地
等において、心土耕を行なって耕盤を破砕し、農作物等
の根の心土層への侵入や、疎水材による通気性や透水
性,保水性等を改善するための作業を簡単かつ確実に行
なうことができる土壌改良装置およびその方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、走行手段と、この走行手段の一
側に取り付けた牽引手段と、この牽引手段へ取り付けた
枠体と、該枠体の下側へ設けて土壌における心土層を前
記走行手段の作動により切開して縦溝を形成させる破砕
体と、この破砕体へ沿わせて設け前記縦溝の底部へ敷設
する排水管の供給手段と、前記縦溝へ疎水材を充填する
充填手段とを備えさせ、前記破砕体は、枠体より垂下さ
せて後方へ及ぶにしたがって両側へ広がる断面<型状の
土切り部材と、この土切り部材の下端部に設けた縦溝に
おける排水管埋設路を形成させる掘進部材と、前記土切
り体の後側に設けて前記排水管と前記疎水材とを一緒に
収容する供給路とからなり、前記土切り体の供給路は、
前記土壌表面から前記排水管埋設路まで一連状の空間に
形成され、その後側部を前記疎水材が流出し得るように
開放させてあって、この供給路の下側には、前記供給手
段により送られて該供給路内に収容した前記排水管を前
記排水管埋設路へ導くガイド体を設けた土壌改良装置の
構成にある。
【0011】また、牽引手段は、走行手段へ固着する取
付体と、この取付体と枠体とへ回動自在に連結した一対
のリンク体と、一端を前記一対のリンク体に軸支し、他
端を第一中間リンク体の一端に軸支した作動体と、前記
第一中間リンク体の他端へその一端を軸支し、他端を前
記取付体へ軸支した第二中間リンク体と、基部を前記取
付体へ取り付け、作用部を前記第二中間リンク体に接続
して前記枠体を上げ下げさせる昇降手段と、前記作動体
に設けて破砕体の挿入深さを調整する調整手段と、前記
一対のリンク体の一方に設けて前記枠体の傾斜角度を変
更させる操作手段とを備えさせた土壌改良装置の構成に
ある。
【0012】そして、破砕体を所定深さに貫入させて走
行手段により前記破砕体を牽引させつつ、前記破砕体の
土切り部材と掘進部材による切開と地盤の押し広げによ
って地中に所定深さと幅の縦溝および排水管埋設路を形
成して、前記走行手段により前記破砕体を進行させなが
ら該破砕体の供給路内へ取り込んだ排水管を、前記縦溝
底部の 前記排水管埋設路へ導いて連続した排水管を敷設
し、同時に、この排水管の周りから略地上までの高さの
全面において、前記縦溝内へ前記破砕体の供給路に収容
された疎水材を該破砕体が移動する間に充填させて、地
中の縦溝内に該疎水材による前記排水管への導水・導気
路を形成させた後、前記縦溝の上部開口部を作土により
被覆させた土壌改良方法にある。
【0013】
【実施例】次に、本発明に関する土壌改良装置およびそ
の方法の実施の一例を図面に基づいて説明する。図1,
図5および図6においてAは土壌改良装置で、農地等の
土壌に対して、通気性や透水性,保水性等の物性の改善
を施すものであって、走行手段1と、牽引手段2と、枠
体3と、破砕体4と、供給手段5と、充填手段6とによ
り基本的に構成される。
【0014】そして、前記した走行手段1は、後記する
枠体3に取り付けた破砕体4等を所定速度で牽引させた
り、作業場所へ移動させたりするもので、慣用のブルド
ーザーやトラクタ,掘削機等の重機や産業用大型車、あ
るいはこれらに類した車両などが用いられるものであっ
て、既存の車両や、本発明実施例用に製作されたもので
ある。
【0015】前記した牽引手段2は、走行手段1に取り
付けて、後記する枠体3を連結するものであって、図1
および図3に示すように、取付体7と、一対のリンク体
8,9と、作動体10と、第二中間リンク体11と、昇
降手段12と、調整手段13と、操作手段14とからな
る。
【0016】このうち、取付体7は、走行手段の一側
(進行方向における後側が好ましい)へ固着してある。
【0017】一対のリンク体8,9は、取付体7と枠体
3とへ軸15,16により回動自在に連結してあって、
軸15により連結した枠体3が上下方向へ平行に移動で
きるようにしてある。
【0018】作動体10は、一端を一対のリンク体8,
9のうちの一方のリンク体8へ軸17により接続してあ
って、他端を後記する第二リンク体11へ軸支した第一
中間リンク体18の一端へ軸19により接続してある。
【0019】前記した第二中間リンク体11は、第一中
間リンク体18の他端へその一端を取付ピン20により
接続し、他端を取付体7へ軸21により接続してある。
【0020】昇降手段12は、基部を取付体7へ軸22
により取り付け、作用部、すなわち外端部を第二中間リ
ンク体11へ軸23によりに接続して枠体3を上げ下げ
させるもので、油圧等の流体シリンダを用いる。
【0021】調整手段13は、作動体10に設けて破砕
体4の地中への挿入深さを調整するもので、油圧等の流
体シリンダを用いるものであって、そのロッドの伸縮作
動よりリンク体8,9が揺動して、図5(b),(c)
に示すように、破砕体4(後記する掘進部材)の走行手
段1に対する高さが変化する。
【0022】操作手段14は、一対のリンク体8,9に
おける一方のリンク体9に設けて、枠体3の傾斜角度を
変更させるもので、図5(a),(d)に示すように、
そのロッドの伸縮作動よりリンク体9の長さが変化し
て、軸16を中心として枠体3が、すなわち、破砕体4
が回動して運搬時と作業時の破砕体4の位置(高さ)を
変化させる。
【0023】前記した枠体3は、牽引手段2へ取り付け
てあって、後記する破砕体4,供給手段5および充填手
段6を支承している。
【0024】前記した破砕体4は、該枠体3の下側へ設
けて土壌における心土を走行手段1の作動により切開し
て縦溝24を形成させるもので、枠体3より垂下させて
後方へ及ぶにしたがって両側へ広がる断面<型状の土切
り部材25と、この土切り部材25の下端部に設けた縦
溝24における排水管27の埋設路24aを形成させる
掘進部材26とからなる。
【0025】なお、土切り部材25は、その後側に溝壁
押え28,28をそれぞれ延設してあるもので、土壌に
圧密を与えて縦溝24の崩落を防止させると共に、この
溝壁押え28,28内に排水管27および後記する疎水
材33の供給路29を形成させる。
【0026】この排水管27は、可撓性を有する合成樹
脂等により長尺で、所定径に、例えば、50φ〜100
φ程度に形成してあって、その周部には通気や通水性が
良好となる通孔30を多数穿設してある。
【0027】また、掘進部材26は、先端部が尖鋭とな
る砲弾状に形成してあって、埋設路24aの掘進た地盤
の押し広げを容易となるように設けてある。
【0028】前記した排水管27の供給手段5は、この
破砕体4へ沿わせて設け、形成された縦溝24の底部に
おける埋設路24aへ排水管27を敷設するもので、図
2に示すように、枠体3に、あるいは、図1において仮
想線で示すように、走行手段1に付設したステップ1a
を介して設けてあり、排水管27を所定長さに巻き付け
たリール体31と、破砕体4における掘進部材26の付
近に設けて、このリール体31の回転によって、該リー
ル体31から繰り出される排水管27を、縦溝24にお
ける排水管埋設路24aに導くガイド体32とからなる
ものであって、溝壁押え28,28内の供給路29を通
ってガイド体32を経て掘進部材26の後部に繰り出さ
れる。なお、排水管27を巻き付けたリール体31は、
枠体3か走行手段1へスペアーを設けておけば、該リー
ル体31の付け替えに際して作業性が向上する。
【0029】前記した充填手段6は、縦溝24へ疎水材
33を充填するもので、枠体3に取り付けて底部の送り
込み口34を破砕体4の土切り部材25に対応させた疎
水材33の収容体35と、破砕体4の土切り部材25の
後側に設けて、送り込み口34からの疎水材33を縦溝
24内へ案内するシュート体28aと、送り込み口34
に設けてシュート体28aを流動する疎水材33の供給
を制御する仕切体36と、送り込み口34の付近に配設
した疎水材33の送り手段37とからなる。
【0030】このうち、収容体35は、比較的大容量の
疎水材33が収容できるように大きく、かつ、下方ヘ向
かうにしたがってつぼまる漏斗状に形成してあって、そ
の適所に、疎水材33の残量が確認できる窓38を設け
てある。
【0031】また、シュート体28aは、前記した土切
り部材25の後側に延設した溝壁押え28,28から更
に後方に張り出してあって、所定の必要量の疎水材33
が保持されるように構成される。
【0032】なお、この疎水材33は、通気や通水性の
良好な籾殻やロックウール等の素材が用いられる。
【0033】仕切体36は、進退自在の堰板状に形成し
て、シュート体28aを流動する疎水材33の供給の停
止と移送および疎水材33の充填高さを調整するもの
で、流体シリンダ等の開閉部材39により自動的に制御
させるものであるが、この操作は手動でも行なえる。
【0034】送り手段37は、収容体35内の疎水材3
3を円滑に、送り込み口34およびシュート体28aへ
送り込むもので、スクリューコンベア等が用いられるも
のであって、収容体35内に設けた第一送り部材40
と、送り込み口34に対設させた第二送り部材41とか
らなる。
【0035】なお、この第一送り部材40は、上下二段
に配設してあって、収容体35における送り込み口34
へ向かって疎水材33が集まるようにその左右の羽根の
向きを変えてある。
【0036】なお、図1,図2および図6において42
は、破砕体4の地中貫入深さを調整する高さ位置検出手
段で、レーザ受光体43とレーザ発光体44とからなる
もので、収容体35の適所にレーザ受光体43を取り付
け、工作する土壌45に隣接する適所にレーザ発光体4
4を設置して、破砕体4の走行手段16が走行する地表
に高さ変化を生ずると、あらかじめ設定した基準値を外
れたとき、レーザ受光体43の受光信号に基づいて調整
手段13を作動することで、枠体3が上下し、それに伴
って、破砕体4が土壌45に貫入する高さ位置を常に一
定にさせることができる。
【0037】また、図1または図3において46は、収
容体35内に突設させた疎水材33のほぐし部材で、ト
ンパック等の包装体33aに収納された疎水材33を、
収容体35へ移し替える際の該疎水材33のほぐれを良
好にさせて、円滑に収容できるようにするもので、包装
体33aの下側部に係合あるい挿入することができるよ
うに、図1に示すように、パイプ等により形成された円
環状か、図3に示すように、山型に形成してある。
【0038】なお、供給手段5や充填手段6には、図2
に示すように、所定の振幅や振動強度等が得られる振動
発生手段50を付設することもあるもので、疎水材33
の流動や充填の促進がなされる。
【0039】前記のように構成される本発明実施例の土
壌改良装置Aおよびその方法は、以下に述べる作用を奏
する。土壌45に埋設された排水暗渠が老朽化等により
排水能力が低下したとき、あるいは、水田から畑に農地
転換するときは、まず、排水管27に敷設状態をあらか
じめ設計された位置に基づいて土壌改良装置Aを、図5
(d)に示すように、破砕体4を地上から所定高さに持
ち上げた状態で、図5(a)および図6に示すように、
当該土壌45へ搬入する。
【0040】また、高さ位置検出手段42におけるレー
ザ発光体44を該土壌45の近隣に設置し、レーザ光線
を発信すると、略水平で横方向に幅広い光が収容体35
のレーザ受信体43に対して照射される。
【0041】この状態で、昇降手段12を操作して枠体
3を降下させ、その破砕体4を土壌中へ貫入させると、
高さ位置検出手段42におけるレーザ受信体43がレー
ザ発光体43のレーザ光線を設定した位置において受信
したとき、昇降手段12の作動が停止し、破砕体4が土
壌中において所定の深さ位置において位置決めされるも
のであって、例えば、図5(b),(c)に示すよう
に、その貫入深さは400mm〜800mmに設定され
る。
【0042】そして、供給手段5と充填手段6とを作動
開始状態にセットし、排水管27の始端部を土壌45に
おける排水口47へ連結する。
【0043】また、走行手段1を駆動させて枠体3、す
なわち破砕体4を牽引すると、該破砕体4の土切り体2
5と掘進部材26とが地中を推進して、所定幅、例えば
60mm〜100mmの幅で、深さ400mm〜800
mmの縦溝24を形成するもので、この縦溝24は、土
壌45における作土層45aと心土層45bとを溝幅で
破壊し、心土層45bを膨軟にする。
【0044】更に、走行手段1の移動と同時に、排水管
27が供給手段5により、縦溝24の底部である埋設路
24aへ順次敷設される。
【0045】また、収容体35の疎水材33は、送り手
段37により送り込み口34から充填手段6におけるシ
ュート体28aに流動し、落下しつつ、前記敷設された
排水管27の周りおよび縦溝24の幅並びに高さ方向の
全体に対して、図7に示すように、疎水材33が万遍な
く充填されるもので、この疎水材33が作土層45aと
心土層45bとを接続し、一連の通気・通水等の導通層
を形成するものであって、これらの作業が、一連の連続
業態で行なわれ、従事する作業者は、少人数により行な
えるものであり、しかも、敷設中、作業者は、枠体3側
に搭載することがないので安全に行なえる。
【0046】なお、作土層45aは、農作物の作付けに
際して耕うんされるため、疎水材33を充填しないこと
もあり、この場合、必要に応じて、開閉部材39の操作
により仕切体36を上下方向へ移動させ、シュート体2
8aに対してその先端位置を調整する。
【0047】これにより、縦溝24における疎水材33
の充填高さが、図7に示すように、一定の高さの非充填
部48が成形されるもので、この非充填部48は、土壌
の利用状態にもよるが、100mm〜300mm程度が
設けられる。
【0048】こうして、土壌45における一通りの排水
管27および疎水材33が設けられれば、図6に示すよ
うに、この敷設位置と略直交する方向へ、再び、排水管
27および疎水材33を複数条埋設するものであり、こ
れら多数の排水管27は、それぞれ排水口47へ向かっ
て傾斜する勾配をもって敷設されていることが好まし
い。
【0049】なお、略直交する二部材による排水管2
7,27は、両者の交点部において既敷設の排水管27
を一端切断し、三方の取付口を有する接続管49をそれ
ぞれの端部に嵌着して連結する。
【0050】そして、敷設の終了した箇所は、その非充
填部48に対して作土を被せるもので、これにより、心
土層45bが排水性や通気性が不良であっても、作土層
45aや心土層45bに停滞しようとする水分は、縦溝
24にあってその層の高さ方向のどの位置からも、疎水
材33である導通層へ導かれて落下し、縦溝24の底部
に敷設された排水管27の通孔30を経て該排水管27
内へ流入し、終端部の排水口47へと流れ出る。
【0051】また、心土層45bに停滞する水分は、作
土層45aの乾燥度合いに応じて、縦溝24にあってそ
の層の高さ方向のどの位置からも流出して、その水分補
給が行なわれる等の相互交流がなされる。
【0052】更に、心土層45bに対して、疎水材33
である導通層を介して、縦溝24にあって、その層の高
さ方向のどの位置からも通気が行なわれ、土中の微生物
の活性化や作物の根の育成を良好とさせる。
【0053】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、土壌
中へ排水管の敷設と疎水材の充填とが連続作業に行なえ
るため、短時間に大面積の土壌改良を行なうことがで
き、その作業に関わる作業者数も可及的に少なくて済む
ため省人化が図れる。
【0054】土壌中に設けられた疎水材の層は、作土層
と心土層とを縦方向へ跨るように、かつ、長さ方向へ連
続して形成されるため、作土層と心土層との通気や通水
性が大幅に向上し、また、敷設された排水管への排水効
果も良好となり、作物の活発で健全な育成に大きく貢献
できるものであり、その耐久寿命も大幅な延長が期待で
きる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する土壌改良方法を採用した土壌改
良装置の一実施例を示す概略的な側面図である。
【図2】図1における要部を示す概略的な平面図であ
る。
【図3】図2における一部を破断して示す側面図であ
る。
【図4】図1における破砕体の横断平面図である。
【図5】図1における装置の各作動状態例を示す説明図
である。
【図6】図1における装置の施工状態を示す平面的な説
明図である。
【図7】図1における装置により施工された土壌の断面
図である。
【符号の説明】
1 走行手段 2 牽引手段 3 枠体 4 破砕体 5 供給手段 6 充填手段 7 取付体 8,9 リンク体 10 作動体 11 第二中間リンク体 12 昇降手段 13 調整手段 14 操作手段 18 第一リンク体 24 縦溝 24a 排水管埋設路 25 土切り部材 26 掘進部材 28a シュート体 31 リール体 32 ガイド体 33 疎水材 34 送り込み口 35 収容体 36 仕切体 45 土壌 45a 心土層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行手段と、この走行手段の一側に取り
    付けた牽引手段と、この牽引手段へ取り付けた枠体と、
    該枠体の下側へ設けて土壌における心土層を前記走行手
    段の作動により切開して縦溝を形成させる破砕体と、こ
    の破砕体へ沿わせて設け前記縦溝の底部へ敷設する排水
    管の供給手段と、前記縦溝へ疎水材を充填する充填手段
    とを備えさせ、 前記破砕体は、枠体より垂下させて後方へ及ぶにしたが
    って両側へ広がる断面<型状の土切り部材と、この土切
    り部材の下端部に設けた縦溝における排水管埋設路を形
    成させる掘進部材と、前記土切り体の後側に設けて前記
    排水管と前記疎水材とを一緒に収容する供給路とからな
    り、 前記土切り体の供給路は、前記土壌表面から前記排水管
    埋設路まで一連状の空間に形成され、その後側部を前記
    疎水材が流出し得るように開放させてあって、 この供給路の下側には、前記供給手段により送られて該
    供給路内に収容した前記排水管を前記排水管埋設路へ導
    くガイド体を設けた ことを特徴とする土壌改良装置。
  2. 【請求項2】 牽引手段は、走行手段へ固着する取付体
    と、この取付体と枠体とへ回動自在に連結した一対のリ
    ンク体と、一端を前記一対のリンク体に軸支し、他端を
    第一中間リンク体の一端に軸支した作動体と、前記第一
    中間リンク体の他端へその一端を軸支し、他端を前記取
    付体へ軸支した第二中間リンク体と、基部を前記取付体
    へ取り付け、作用部を前記第二中間リンク体に接続して
    前記枠体を上げ下げさせる昇降手段と、前記作動体に設
    けて破砕体の挿入深さを調整する調整手段と、前記一対
    のリンク体の一方に設けて前記枠体の傾斜角度を変更さ
    せる操作手段とを備えさせたことを特徴とする請求項1
    記載の土壌改良装置。
  3. 【請求項3】 破砕体を所定深さに貫入させて走行手段
    により前記破砕体を牽引させつつ、前記破砕体の土切り
    部材と掘進部材による切開と地盤の押し広げによって地
    中に所定深さと幅の縦溝および排水管埋設路を形成し
    て、前記走行手段により前記破砕体を進行させながら該
    破砕体の供給路内へ取り込んだ排水管を 、前記縦溝底部
    の前記排水管埋設路へ導いて連続した排水管を敷設し、
    同時に、この排水管の周りから略地上までの高さの全面
    において、前記縦溝内へ前記破砕体の供給路に収容され
    た疎水材を該破砕体が移動する間に充填させて、地中の
    縦溝内に該疎水材による前記排水管への導水・導気路を
    形成させた後、前記縦溝の上部開口部を作土により被覆
    させたことを特徴とする土壌改良方法。
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