JP3141022U - 飲料水の樹脂瓶 - Google Patents

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株式会社富山ビバレッジ
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Abstract

【課題】凸部の連綿形状等により持ち手が滑らないだけでなく、突部の傷つくのを防止でき、また、高温滅菌消毒に伴う熱収縮にかかわらず亀裂や塑性変形が生じない飲料水の樹脂瓶を提供する。
【解決手段】プラスチックで成形され、胴部1の上端にスクリューキャップが密嵌されるよう小径の口部3が突設される飲料水の樹脂瓶Pにおいて、胴部が平面からなる四面のパネル面6を有する角筒形であって、持ち手の指当たりに相当する下半部の各パネル面に、段差により広く凹所8を設けるとともに、段差内に凸部11がランダム様に配列される凹凸粗面10を形成し、各凸部をパネル面との仮想面一面6aよりも低く形成した。
【選択図】図2

Description

この考案は、主として、海洋深層水やナチュラルウオーター、ミネラルウオーター、さらにはジュースやお茶等の飲料水を市販するために用いられる飲料水の樹脂瓶に関する。
従来、この種の樹脂瓶は、プラスチック素材でブロー成形された円筒形または四角等の角筒形であって、小径の上端口部にはスクリューキャップが螺着され、完全密閉して飲料水が包装される。形状については、円筒形も多いが、倒して置かれても不用意に転がらないためと、箱にスペース的に効率良く詰め込み得ることと、滑ることなく持ちやすいこと、高温滅菌消毒後における内容物の熱収縮に順応しやすいこと等のために、四角筒形が多用される傾向がある。
プラスチック素材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂等が用いられているが、最近ではPET(熱可塑性ポリエステル)からなるボトルが飛躍的にのびている。PETボトルは、硬度が低いが粘りがあり破損しない、肉厚を薄くして軽量化が可能である等の点で特に優れた面があるからである。しかし、柔らかいので傷つきやすい、高温滅菌消毒では素材が変形する等の欠点がある。
傷つきやすいという点に関しては、殊に、手が滑らないように外周面に凹凸粗面を設けたときには、凸部が他の物に触れやすく、その先端部が擦れて色あせるので、これが商品陳列効果の障害となっていた。
高温滅菌消毒については、海洋深層水やミネラル・ナチュラルウオーターの場合であると、それを瓶詰め後に100°Cに近い温度で加熱してから、その加熱温度が維持された状態でスクリューキャップで密栓されるので、内容物が冷めるときの熱収縮により樹脂瓶が塑性変形したり、また、樹脂瓶自体が収縮したとき、形状的に収縮が平均して吸収されない構造部分があると、応力が一部に集中し亀裂が発生することがあるという問題があった。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、凸部の連綿形状等により持ち手が滑らないだけでなく、突部の傷つくのを防止でき、また、高温滅菌消毒に伴う熱収縮にかかわらず亀裂や塑性変形が生じない飲料水の樹脂瓶を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この考案、プラスチックで成形され、胴部の上端にスクリューキャップが密嵌されるよう小径の口部が突設される飲料水の樹脂瓶において、胴部が平面からなる四面のパネル面を有する角筒形であって、持ち手の指当たりに相当する下半部の各パネル面に、段差により広く凹所を設けるとともに、段差内に凸部がランダム様に配列される凹凸粗面を形成し、各凸部をパネル面との仮想面一面よりも低く形成したことを特徴とする飲料水の樹脂瓶を提供する。
飲料水の樹脂瓶を上記のように構成したから、凹凸粗面が段差で低い凹所に設けられているために、そこに指を落として滑ったり外れたりしないよう安定して掛けることができ、また、凸部がパネル面との仮想面一面よりも凸部が低いために、それに他の物が触れがたく、さらに、凹凸粗面が凸部のランダム様の配列であるために、自在に変形しやすい。
以上説明したように、この考案の飲料水の樹脂瓶によれば、凸部のランダム様配列とその部分の凹みによりそこで持ち手が滑らなく、安全に飲用動作をすることができ、また、突部の傷つくのを防止できるため、凸部の配列の意匠的効果とも相まって、商品陳列効果が有効に保持され、さらに、高温滅菌消毒に伴う熱収縮が凹凸粗面の自在な変形により吸収されるため、亀裂や変形が生じることなく商品価値を美的に保持し得るという優れた効果がある。
飲料水の樹脂瓶Pは、プラスチック素材に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)等でブロー成形等により製造される。実施例についてはPETを用いブロー成形した。
図1ないし図5は一実施例を示したもので、その飲料水の樹脂瓶Pは、本体としての胴部1が四角筒形(四角の各角がとられているために八角筒形をも言える)であって小径に絞られて上端口部3にスクリューキャップ5が螺着される雄ねじが形成され、胴部1の各面が平らなパネル面6に形成され、高さ中間部に環状凹溝4を設け、それよりも下方の下半部の各パネル面6に段差9で落ち込む凹所8を設けるとともに、凹所8が凹凸粗面10に形成される。
凹凸粗面10は、各段差9の内側に多数の凸部11,11,・・が範囲いっぱいに連綿としてつらなる形状であって、この場合は、氷が無秩序に砕けた平面の模様に似ており、また、各凸部11が宝石に似せてカット面を有するために、段差9の枠内が凹凸粗面10で光を乱反射し、これが人の注意を惹く。この光の乱反射効果に着眼してクリスタル模様(あるいは氷模様、玉砂利模様)と称することにした。ただし、凹凸粗面10は、クリスタル模様等に限られることはなく、直線、曲線、曲面、平面をランダムに配列して自在且つ独創的に形成される。
例えて、凹凸粗面10の他の形状としては、図6において、凸部11が水玉のように間隔をおいて配列される水玉模様を、図7において、自然石に入っている筋模様を凸部11として表した大理石模様をそれぞれを示す。
いずれにしても、段差9により低い凹所8において、凸部11はパネル面6と同じ高さの仮想の面一面6aよりも低い形状であるので、パネル面6が障碍となることによって他の物に触れる機会が大幅に減少する。また、触れたとしても軽いタッチとなり、傷つくおそれがなく、商品としての美観を安全に保持し得る。
なお、仮に、段差9内が平面であるとすると、その平面の変形の自由が均一な平面で拘束されるために、応力が一点に集中してそこから亀裂が入りやすいが、上記凹凸粗面10では直線、曲線、曲面、平面をランダムに配置されて変形自在であり、これで熱収縮が吸収され亀裂が入らない。
環状凹溝4よりも上部の各パネル面6では、上中下の三本の横溝7,7,7が形成され、環状凹溝7とともにリブの機能および熱収縮の吸収機能を果たしている。
この考案の一実施例としての飲料水の樹脂瓶を示す正面図である。 図1のA−A線矢視の断面図である。 図1のB−B線矢視の断面図である。 図1のC−C線矢視の拡大断面図である。 同飲料水の樹脂瓶の平面図である。 凹凸粗面について他の実施例を示す正面図である。 凹凸粗面について他の実施例を示す正面図である。
符号の説明
P 飲料水の樹脂瓶
1 胴部
3 口部
5 スクリューキャップ
6 パネル面
6a 仮想の面一面
8 凹所
9 段差
10 凹凸粗面
11 凸部


Claims (2)

  1. プラスチックで成形され、胴部の上端にスクリューキャップが密嵌されるよう小径の口部が突設される飲料水の樹脂瓶において、胴部が平面からなる四面のパネル面を有する角筒形であって、持ち手の指当たりに相当する下半部の各パネル面に、段差により広く凹所を設けるとともに、段差内に凸部がランダム様に配列される凹凸粗面を形成し、各凸部をパネル面との仮想面一面よりも低く形成したことを特徴とする飲料水の樹脂瓶。
  2. 凹凸粗面は、凸部が連綿とつらなるクリスタル模様と、凸部が水玉様に配列される水玉模様と、凸部が編み目状に走る大理石模様とのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の飲料水の樹脂瓶。




















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