JP3141065B2 - 防爆型モールドモータ - Google Patents

防爆型モールドモータ

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JP3141065B2
JP3141065B2 JP08079996A JP7999696A JP3141065B2 JP 3141065 B2 JP3141065 B2 JP 3141065B2 JP 08079996 A JP08079996 A JP 08079996A JP 7999696 A JP7999696 A JP 7999696A JP 3141065 B2 JP3141065 B2 JP 3141065B2
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一仁 山浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータが回転する
回転空間内に可燃性気体が滞留しないように回転空間内
に排気用気体を流すことができる防爆型モールドモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗装用ロボットのように可燃性気体雰囲
気中で使用される装置に用いられるモータでは、モータ
の内部即ちロータが回転する回転空間内に可燃性気体が
滞留した場合に、モータの熱またはモータの内部で発生
することがあるスパークによって可燃性気体が爆発する
おそれがある。そこでこの種の用途には、回転空間内に
可燃性気体を含まない排気用気体を供給し、回転空間か
らこの排気用気体を排出する構造を備えて、回転空間内
に可燃性気体を滞留させないようにした防爆型モータが
使用されている。具体的には、防爆型モータでは、ステ
ータの両側に配置されるブラケットに給気用の通風孔と
排気用の通風孔を設け、給気用の通風孔から回転空間に
排気用気体を給気し、排気用の通風孔から排気用気体を
排気している。また最近は、ステータの機械的強度の増
加やステータから発生する機械的振動音の低減を目的と
して、ステータのコアと巻線を絶縁樹脂でモールドする
モールドモータが使用されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防爆型モータをモール
ドモータにする場合には、モールド部を避けてブラケッ
トに通風孔を形成する必要がある。そのためどうしても
ブラケットが大型化する問題が発生する。
【0004】本発明の目的は、通風孔を形成するブラケ
ットを大型化させることなくモールド化を図れる防爆型
モールドモータを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、軽量化を図るために
複数の凹部が形成されたブラケットを用いて、しかも通
風孔を形成するブラケットを大型化させることなくモー
ルド化を図れる防爆型モールドモータを提供することに
ある。
【0006】本発明の更に他の目的は、小形化の防爆型
モールドモータを提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、モールド部の形成が
容易でしかも小形の防爆型モールドモータを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る防爆型モールドモータは、コアに巻線が巻装されてな
るステータと、ステータの両側に配置されてそれぞれベ
アリングが取付けられる第1及び第2のブラケットと、
シャフトがベアリングに回転自在に支持されてステータ
の内側で回転するロータとを具備している。そして第1
のブラケットとステータとが組合わされた状態でステー
タの周囲に絶縁樹脂が充填されてコアと巻線をモールド
するモールド部が形成されている。ここでステータは、
コアの外周にハウジングを有するものと有しないものの
両方を含むものである。ハウジングを有するステータに
ついては、第1及び第2のブラケットがハウンジングに
取付けられ、ハウジングを有しないステータについて
は、第1及び第2のブラケットがコアに対して取付けら
れる。そしてモールド部の形成には、第1のブラケット
がステータに取付けられた状態で、ステータの内部にモ
ールド部形成用の中型を挿入する。この中型は、第1の
ブラケットとステータと中型とによって、ステータのコ
アと巻線の周囲にモールド部形成用空間を作ることがで
きる構造を有している。そしてモールド部形成用空間に
絶縁樹脂を充填して硬化させた後、中型を取り出す。第
2のブラケットはロータを組み付ける際にステータに対
して取付けられる。
【0009】第1のブラケットには、ロータの回転空間
に排気用気体を供給する通風孔及び回転空間から排気用
気体を排出する通風孔の少なくとも一方の通風孔が形成
されている。排気効率の点を考えると、ロータの回転空
間に排気用気体を供給する通風孔及び回転空間から排気
用気体を排出する通風孔の一方の通風孔を第1のブラケ
ットに形成し、他方の通風孔を第2のブラケットに形成
するのが好ましい。第2のブラケットに形成する通風孔
は、モールド部の形成の際に障害とならないため、基本
的に任意の位置に形成することができる。なお、第2の
ブラケット側に、ロータの回転を検出するエンコーダ等
が配置されていてもよいのは勿論である。
【0010】このような防爆型モールドモータにおい
て、本発明では、少なくとも一方の通風孔を、第1のブ
ラケットの内部をシャフトの径方向に延び、しかも外側
開口部が第1のブラケットの外周面に開口し、内側開口
部が回転空間に向かって開口するように第1のブラケッ
トに形成する。より具体的には、モールド部の形成に支
障を与えない位置で通風孔の内側開口部を回転空間に向
かって開口させる。言い換えると、内側開口部がモール
ド部の形成に支障を与えない位置で回転空間に向かって
開口させるように、通風孔が第1のブラケットの内部を
シャフトの径方向に延びている。なお通風孔を径方向に
延ばす場合には、通風孔をすべて径方向に延ばす場合
と、通風孔の大部分を径方向に延ばす場合の両方が含ま
れる。通風孔をすべて径方向に延ばす場合には、内側開
口部が径方向内側に向かって開口することになる。また
通風孔の大部分を径方向に延ばす場合は、内側開口部を
軸線方向に向かって開口させることになる。
【0011】このように第1のブラケットの内部を径方
向に延びるように通風孔を形成すると、基本的に通風孔
の内側開口部をステータと対向しない位置に形成するこ
とができて、通風孔の存在がモールド部の形成に障害と
ならない。したがってモルード部を簡単に形成すること
ができる。もし第1のブラケットをシャフトの軸線方向
に貫通するように通風孔を形成すると、ロータの外径が
ベアリングの外径よりもかなり大きい場合を除いて、通
風孔を塞がないようにモールド部を形成することが非常
に難しくなる。これに対して、本発明のように、第1の
ブラケットの内部を径方向に延びるよう通風孔を形成す
ると、ロータの外径がベアリングの外径よりもさほど大
きくない場合でも、通風孔の内側開口部をモールド部の
形成に支障を与えない位置で回転空間に開口させること
ができる。
【0012】第1のブラケットは鋳造品から構成するこ
とができる。この場合には、少なくとも一方の通風孔の
少なくとも一部は鋳抜き孔(鋳造の際に形成する孔)と
して形成するのが好ましい。
【0013】また第1のブラケットには、径方向に延び
る通風孔を形成するスペースを確保する必要がある。し
かしながらモータの軽量化を図るために(ブラケットの
肉厚を部分的に薄くするために)、シャフトの軸線方向
の少なくとも一方の側面に、周方向に間隔をあけて複数
の凹部を形成することが従来から行われている。一般的
には、軸線方向の両側面にこのような凹部が形成され
る。このような構造に対して本発明を適用する場合に、
通風孔を形成する部分を特別に肉厚に形成すると、その
分ブラケットの重量が増加する。そこでこのような場合
には、隣接する二つの凹部の間に形成されるリブ内を径
方向に延びるように通風孔を形成する。このようにする
と、既存のリブの肉厚を利用して通風孔を形成するた
め、ブラケットの軽量化を図ることができて、しかもブ
ラケットの軸線方向の寸法の大型化を阻止することがで
きる。
【0014】モールドモータの軸線方向寸法及び径方向
寸法をよりコンパクトにするためには、ロータの外径を
小さくし、しかもブラケットの厚み即ち軸線方向寸法を
小さくする必要がある。このような場合には、第1のブ
ラケットに形成する通風孔をベアリングの径方向外側に
形成すると、ブラケットの軸線方向寸法をより小さくす
ることができる。但しこの場合には、通風孔を、一端に
外側開口部を有して径方向に延びる径方向延伸部と、軸
線方向に延びて一端が径方向延伸部の他端と連通し他端
に内側開口部を有する軸線方向延伸部とから構成する必
要がある。このようにすると、ベアリングの径方向外側
に通風孔を配置して、しかも通風孔の内側開口部をロー
タの回転空間に向かって開口させることができる。
【0015】ロータの径方向寸法が更に小さくなると、
ベアリングの径方向外側に通風孔を配置するときに、通
風孔の軸線方向延伸部を鋳抜き孔で形成する場合には、
通風孔の軸線方向延伸部を内側開口部がモールド部の形
成空間に一部対向するような状態で形成せざるを得なく
なる。これは鋳抜き孔を任意の角度で傾斜させて形成す
ることが難しいことに起因している。このような場合に
は、通風孔の軸線方向延伸部の内側開口部にモールド部
を形成する絶縁樹脂が軸線方向延伸部内に流入するのを
阻止する流入防止板を嵌合する。この流入防止板は、内
側開口部を完全に塞ぐものではない。このような流入防
止板を設ける構造を採用すると、通風孔の軸線方向延伸
部を鋳抜き孔で形成することが容易になって、ブラケッ
トの製造コストの増加を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、ACサーボモータを
基本構造とする防爆型モールドモータに本発明を適用し
た場合の実施の形態の一例の半部断面図である。図1で
は、モータの断面の上側半部だけを示している。この図
において、1はシャフトであり、2はシャフト1に固定
されたロータ側コアであり、3はロータ側コアの外周に
固定された複数の永久磁石からなるロータ側磁極であ
る。これら1〜3の部材によってロータ4が構成されて
いる。5はステータ側コア6に嵌合されたボビン7の上
に巻線8が巻装されてなるステータである。コア6の外
周には、筒状のハウジング9が嵌合されている。この例
では、コア6として、1つの磁極毎に分割されている複
数の分割コアを環状に組み合わせたものを用いている。
各分割コアにボビン7がそれぞれ嵌合され、分割コア毎
に巻線8が巻装されている。ハウジング9は、複数の分
割コアを外側型締めしている。
【0017】ステータ5のハウジング9の両側には、ア
ルミ鋳造品からなる第1及び第2のブラケット10及び
11が取付けられている。これらのブラケット10及び
11には、ロータ4のシャフト1を回転自在に支持する
ベアリング12及び13が固定されている。ベアリング
12及び13を固定するために、第1及び第2のブラケ
ット10及び11には鉄製の環状のベアリング取付用ブ
ッシュ10a及び11aがインサート成形されている。
14はベアリング取付用ブッシュ10aとベアリング1
2の軸線方向の端面と当接してベアリング12が軸線方
向外側に移動するのを阻止するベアリング押さえ部材で
ある。また15はオイルシールであり、16は環状のバ
ネ部材である。そして17は第1のブラケット10とス
テータ5とが組合わされた状態でステータの周囲に絶縁
樹脂が充填されて硬化して形成されたコア6と巻線8を
モールドするモールド部である。この絶縁樹脂は、耐熱
性を有し且つ熱膨張の少ない補強材入りの熱硬化性絶縁
樹脂である。
【0018】第1のブラケット10は、ベアリング取付
用ブッシュ10aよりも径方向外側の本体部分10bの
厚み寸法(シャフトの軸線方向の寸法)が大きくなって
いる。特に図1の例では、本体部分10bが軸線方向内
側(ステータ5側)に膨出して(または延び出て)膨出
部10cが形成されている。そして本体部分10bの軸
線方向外側の側面には、図2に示すように周方向に所定
の間隔をあけてベアリング取付用ブッシュ10aを囲む
ように3つの凹部10d…が形成されている。図2は、
第1のブラケット10の半部側面図である。これらの凹
部10d…は、ブラケット10の軽量化の目的と、機械
加工の際にチャックでブラケット10を把持するための
チャック嵌合部の目的で形成されている。隣接する2つ
の凹部10d…の間には、補強用のリブ10eが3本形
成されている。同様にブラケット10の軸線方向内側の
側面にも、3つの凹部10d…と対称的に(両側面の凹
部が互いに対向するように)3つの凹部10fが形成さ
れており、隣接する2つの凹部10fの間にはリブ10
eが形成されている。
【0019】そして膨出部10c側に形成された一本の
リブ10eの内部には、シャフト1の径方向に直線的に
延びる通風孔18が形成されている。この通風孔18
は、ロータ4の回転空間Sに排気用気体を供給するため
のものである。そして通風孔18の外側開口部18a
は、ブラケット10の外周面に開口しており、また内側
開口部18bはブラケット10の膨出部10cに形成さ
れたリブ10eの内側端面に開口している。別の見方を
すると、通風孔18の内側開口部18bは、モールド部
17の形成に支障を与えない位置で回転空間Sに向かっ
て開口している。通風孔18の外側開口部18aには、
排気用気体を供給するためのフレキシブル・チューブが
差し込まれる。なおブラケット10の軸線方向内側の側
面上には、モールド部17を形成する絶縁樹脂が密着し
た状態で充填されている。
【0020】モールド部17を形成する場合には、まず
第1のブラケット10をステータ5に取付ける。そして
第1のブラケット10を下側にした状態で、ステータ5
の開口部からステータ5の内部にモールド部形成用の筒
状の中型を挿入する。この中型は、第1のブラケット1
0とステータ5と中型とによって、ステータ5のコア6
と巻線8の周囲にモールド部形成用空間を作ることがで
きる構造を有している。中型の外周面には離形剤を塗布
しておく。この状態でモールド部形成用空間に絶縁樹脂
を充填して硬化させる。モールド部17の第2のブラケ
ット11側の端面は適宜の型部材を用いて成形してもよ
いし、特に型部材等を用いずに充填する絶縁樹脂の量を
管理して、単なる硬化だけで成形してもよい。絶縁樹脂
が硬化した後は、中型を取り出す。第2のブラケット1
1はロータ4を組み付ける際にハウジング9に対して取
付けられる。
【0021】第2のブラケット11の本体部分11bの
ベアリング取付用ブッシュ11a寄りの側壁部には、軸
線方向に貫通して回転空間Sから排気用気体を排出する
通風孔19が形成されている。第2のブラケット11
は、モールド部17が形成された後に、ステータ5のハ
ウジング9に対して取付けられるため、基本的にどこに
通風孔が形成されていても問題はない。この例では、回
転空間Sからスムーズに排気用気体を排出するために、
モールド部17とは実質的に対向しない位置に、通風孔
19を形成してある。
【0022】第1及び第2のブラケット10及び11と
ステータ5の結合は、これらの部材にそれぞれ整合する
ボルト挿入孔を複数個形成し、これらのボルト挿入孔に
長いボルトを第1のブラケット10側から挿入し[図2
にこのボルト20の頭部だけを図示してある]、そして
第2のブラケット11に形成したボルト挿入孔の内部に
設けた雌捩子部に、ボルト20の先端の雄捩子部を螺合
させて3つの部材を締め付ける。なお、大きなハウジン
グを有するものは第1のブラケット,第2のブラケット
ともハウジングに締め付ける。
【0023】上記の実施の形態では、ブラケット10に
形成する通風孔18をシャフト1側に向けて開口させて
いるため、どうしてもブラケット10の軸線方向の寸法
が大きくなる。図3は、ブラケット10の軸線方向の寸
法を小さくして、モータの全体の軸線方向寸法を更に短
くした実施の形態の半部断面図である。図3において、
図1及び図2に示した上記実施の形態と同じ部材には、
図1及び図2に付した符号と同じ符号を付して説明を省
略する。この例では、第1のブラケット10´の形状と
通風孔18´の形状が図1及び図2の例と異なってい
る。第1のブラケット10´は、図1に示したブラケッ
ト10と異なって、ベアリング取付用ブッシュ10´a
よりも径方向外側の本体部分10´bの厚み寸法(シャ
フトの軸線方向の寸法)は大きくなっていない。即ち、
本体部分10´bの最大厚み寸法(最大軸線方向寸法)
は、ベアリング取付用ブッシュ10´aが設けられた部
分の厚み寸法(軸線方向寸法)と殆ど同じである。その
ため、ブラケット10´の軸線方向内側の側面には、連
続的に1つの環状の凹部10´fが形成されているだけ
で、リブ10eは内側側面には突出していない。
【0024】通風孔18´は、ブラケット10´に支持
されたベアリング12またはブッシュ10´aの径方向
外側に形成されている。そしてこの通風孔18´は径方
向延伸部18´Aと軸線方向延伸部18´Bとから構成
されている。径方向延伸部18´Aは、ブラケット10
´の軸線方向外側に形成されたリブ10´eの内部を径
方向に直線的に延び且つ一端に外側開口部18´aを有
している。また軸線方向延伸部18´Bは、軸線方向に
延びて一端が径方向延伸部18´Aの他端と連通し他端
に内側開口部18´bを有している。通風孔18´の径
方向延伸部18´Aは機械加工により形成された孔であ
るが、軸線方向延伸部18´Bは鋳造の際に形成された
鋳抜き孔である。したがって軸線方向延伸部18´Bの
形状は、鋳抜きが容易でしかも、内側開口部18´bを
できるだけモールド部17の形成に支障を与えないよう
にシャフト1側に向けた形状になっている。この例で
は、ロータ4の径方向寸法が小さく、ベアリング取付用
ブッシュ10´aとロータ側磁極3とがほぼ同じような
位置にある。そのため通風孔18´の軸線方向延伸部1
8´Bを鋳抜き孔で形成する場合に、この軸線方向延伸
部18´Bを内側開口部18´bがモールド部17の形
成空間に一部対向するような状態で形成せざるを得な
い。そこで、この例では通風孔18´の軸線方向延伸部
18´Bの内側開口部18´bにモールド部17を形成
する絶縁樹脂が軸線方向延伸部18´B内に流入するの
を阻止する流入防止板21を嵌合させている。すなわち
内側開口部18´bには、この流入防止板21の一部を
嵌合させる凹部22が形成されている。なおこの例で
は、流入防止板21の固定を容易にするために、この凹
部22をブッシュ10´aと同心の環状に形成してい
る。したがって流入防止板21も、環状の凹部22に嵌
合できるように環状に形成されている。
【0025】この例では、凹部22に流入防止板21を
嵌合させた状態で、モールド部17の形成を行う。した
がって、軸線方向延伸部18´Bの内部に絶縁樹脂が入
り込むことはない。なお図3に示すように、流入防止板
21は内側開口部18´bを完全に塞ぐものではない。
このような流入防止板21を設ける構造を採用すると、
通風孔18の軸線方向延伸部18´Bを鋳抜き孔で形成
することが容易になる。
【0026】上記実施の形態では、第1のブラケットに
排気用気体を供給する通風孔を形成し、第2のブラケッ
トに排気用気体を排出する通風孔を形成しているが、第
1のブラケットに給気及び排気のための両方の通風孔を
形成してもよい。また上記実施の形態では、各ブラケッ
トに形成する通風孔はそれぞれ1個であるが、給気及び
排気のための通風孔を2以上形成してもよいのは勿論で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明のように、第1のブラケットの内
部を径方向に延びるよう通風孔を形成すると、ロータの
外径がベアリングの外径よりもさほど大きくない場合で
も、通風孔の内側開口部をモールド部の形成に支障を与
えない位置で回転空間に開口させることができる。した
がって通風孔を形成するブラケットを大型化させること
なく防爆型モールドモータのモールド化を図れる利点が
ある。
【0028】また隣接する二つの凹部の間に形成される
リブ内を径方向に延びるように通風孔を形成すると、既
存のリブの肉厚を利用して通風孔を形成するため、ブラ
ケットの軽量化を図ることができて、しかもブラケット
の軸線方向の寸法の大型化を阻止することができる。
【0029】更に通風孔を一端に外側開口部を有して径
方向に延びる径方向延伸部と、軸線方向に延びて一端が
径方向延伸部の他端と連通し他端に内側開口部を有する
軸線方向延伸部とから構成すると、ロータの外径を小さ
くして、しかもブラケットの厚み寸法を小さくしても、
モールド部の形成が可能になって、より小型の防爆型モ
ールドモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ACサーボモータを基本構造とする防爆型モー
ルドモータに本発明を適用した場合の実施の形態の一例
の半部断面図である。
【図2】図1のブラケット10の半部側面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の一例の半部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シャフト 4 ロータ 5 ステータ 6 コア 8 巻線 9 ハウジング 10 第1のブラケット 11 第2のブラケット 12,13 ベアリング 10d,10´d,10f,10´f 凹部 10e,10´e リブ 18,18´,19 通風孔 18a,18´a 外側開口部 18b,18´b 内側開口部 18´A 径方向延伸部 18´B 軸線方向延伸部 21 流入防止板
フロントページの続き (72)発明者 下村 敬貴 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山洋電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−99739(JP,A) 特開 平2−55551(JP,A) 実開 昭62−68436(JP,U) 実開 昭60−108162(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/136 H02K 5/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに巻線が巻装されてなるステータ
    と、前記ステータの両側に配置されてそれぞれベアリン
    グが取付けられる第1及び第2のブラケットと、シャフ
    トが前記ベアリングに回転自在に支持されて前記ステー
    タの内側で回転するロータとを具備し、 前記第1のブラケットと前記ステータとが組合わされた
    状態で前記ステータの周囲に絶縁樹脂が充填されて前記
    コアと前記巻線をモールドするモールド部が形成され、 前記第1のブラケットに前記ロータの回転空間に排気用
    気体を供給する通風孔及び前記回転空間から前記排気用
    気体を排出する通風孔の少なくとも一方の通風孔が形成
    されている防爆型モールドモータであって、 前記少なくとも一方の通風孔は、前記第1のブラケット
    の内部を前記シャフトの径方向に延び、しかも外側開口
    部が前記第1のブラケットの外周面に開口し内側開口部
    が前記モールド部の形成に支障を与えない位置で前記回
    転空間に向かって開口するように形成されていることを
    特徴とする防爆型モールドモータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のブラケットには、前記シャフ
    トの軸線方向の少なくとも一方の側面に、周方向に間隔
    をあけて該ブラケットの重量を軽量化するための複数の
    凹部が形成されており、 前記少なくとも一方の通風孔は隣接する二つの前記凹部
    の間に形成されるリブ内を径方向に延びるように形成さ
    れている請求項1に記載の防爆型モールドモータ。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一方の通風孔は前記第1
    のブラケットに支持される前記ベアリングの径方向外側
    に形成されており、 前記少なくとも一方の通風孔は、一端に前記外側開口部
    を有して前記径方向に延びる径方向延伸部と、前記軸線
    方向に延びて一端が前記径方向延伸部の他端と連通し他
    端に前記内側開口部を有する軸線方向延伸部とからなる
    請求項2に記載の防爆型モールドモータ。
  4. 【請求項4】 前記第1のブラケットは鋳造品からな
    り、 前記軸線方向延伸部は鋳抜き孔であり、 前記少なくとも一方の通風孔の前記軸線方向延伸部の前
    記内側開口部には、前記モールド部を形成する前記絶縁
    樹脂が前記軸線方向延伸部内に流入するのを阻止する流
    入防止板が嵌合されている請求項3に記載の防爆型モー
    ルドモータ。
  5. 【請求項5】 コアに巻線が巻装されてなるステータ
    と、前記ステータの両側に配置されてそれぞれベアリン
    グが取付けられる第1及び第2のブラケットと、シャフ
    トが前記ベアリングに回転自在に支持されて前記ステー
    タの内側で回転するロータとを具備し、 前記第1のブラケットと前記ステータとが組合わされた
    状態で前記ステータの周囲に絶縁樹脂が充填されて前記
    コアと前記巻線をモールドするモールド部が形成され、 前記第1のブラケットに前記ロータの回転空間に排気用
    気体を供給する通風孔及び前記回転空間から前記排気用
    気体を排出する通風孔の一方の通風孔が形成され、前記
    第2のブラケットに前記ロータの回転空間に排気用気体
    を供給する通風孔及び前記回転空間から前記排気用気体
    を排出する通風孔の他方の通風孔が形成されている防爆
    型モールドモータであって、 前記一方の通風孔は、外側開口部が前記第1のブラケッ
    トの外周面に開口し内側開口部がモールド部の形成に支
    障を与えない位置で前記回転空間に向かって開口するよ
    うに、前記第1のブラケットの内部を前記シャフトの径
    方向に延びていることを特徴とする防爆型モールドモー
    タ。
  6. 【請求項6】 コアに巻線が巻装されてなるステータ
    と、前記ステータの両側に配置されてそれぞれベアリン
    グが取付けられる第1及び第2のブラケットと、シャフ
    トが前記ベアリングに回転自在に支持されて前記ステー
    タの内側で回転するロータとを具備し、 前記第1及び第2のブラケットはベアリング取付用ブッ
    シュがインサート成形された鋳造品からなり、 前記第1のブラケットと前記ステータとが組合わされた
    状態で前記ステータの周囲に絶縁樹脂が充填されて前記
    コアと前記巻線をモールドするモールド部が形成され、 前記第1のブラケットに前記ロータの回転空間に排気用
    気体を供給する通風孔及び前記回転空間から前記排気用
    気体を排出する通風孔の一方の通風孔が形成され、 前記第2のブラケットに前記ロータの回転空間に排気用
    気体を供給する通風孔及び前記回転空間から前記排気用
    気体を排出する通風孔の他方の通風孔が形成されている
    防爆型モールドモータであって、 前記一方の通風孔は、前記第1のブラケットにインサー
    ト成形された前記ベアリング取付用ブッシュの径方向外
    側に形成されており、 前記一方の通風孔は、前記径方向に延びて一端が前記第
    1のブラケットの外周面に開口する外側開口部を構成す
    る径方向延伸部と、前記シャフトの軸線方向に延びて一
    端が前記径方向延伸部の他端と連通し他端に前記回転空
    間に向かって開口する内側開口部を有する軸線方向延伸
    部とからなり、 前記一方の通風孔は少なくとも前記軸線方向延伸部が鋳
    抜き孔であり、 前記一方の通風孔の前記軸線方向延伸部の前記内側開口
    部には、前記モールド部を形成する前記絶縁樹脂が前記
    軸線方向延伸部内に流入するのを阻止する流入防止板
    が、前記内側開口部を閉塞しないように嵌合されている
    防爆型モールドモータ。
  7. 【請求項7】 前記第1のブラケットには、前記シャフ
    トの軸線方向の両側面に、周方向に間隔をあけて該ブラ
    ケットの重量を軽量化するための複数の凹部が形成され
    ており、 前記一方の通風孔は隣接する二つの前記凹部の間に形成
    されるリブ内を前記径方向に延びるように形成されてい
    る請求項1,5または6に記載の防爆型モールドモー
    タ。
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