JP3141208U - 温熱器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は、使用者が手足収容槽内に手足を挿入して複数の固形粒状体からなる伝熱媒体に接することで、使用者の手足を温めると同時に指圧を行なうこともできる温熱器具につき、コンパクト化ないし軽量化を図った温熱器具を提供するものである。
【解決手段】 本考案に係る温熱器具1は、容器本体2と、使用者が手足19を挿入して温めるための手足収容槽3と、手足収容槽3に隣接して設けられる伝熱媒体18を収容するための伝熱媒体収容槽4と、伝熱媒体18を加熱する発熱体5を有する。温熱器具1は、伝熱媒体昇降板7が、手足昇降板6の下降に連動して上昇することにより、伝熱媒体収容槽4内に収容されている伝熱媒体18を手足収容槽3内に排出し、また、手足昇降板6の上昇に連動して下降することにより、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容する手段を備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】 本考案に係る温熱器具1は、容器本体2と、使用者が手足19を挿入して温めるための手足収容槽3と、手足収容槽3に隣接して設けられる伝熱媒体18を収容するための伝熱媒体収容槽4と、伝熱媒体18を加熱する発熱体5を有する。温熱器具1は、伝熱媒体昇降板7が、手足昇降板6の下降に連動して上昇することにより、伝熱媒体収容槽4内に収容されている伝熱媒体18を手足収容槽3内に排出し、また、手足昇降板6の上昇に連動して下降することにより、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容する手段を備えている。
【選択図】 図3
Description
本考案は、温熱器具に関し、使用者が手足収容槽内に手足を挿入して、該手足収容槽内において複数の固形粒状体からなる伝熱媒体に接することにより、使用者の手足を温めると同時に指圧を行なうこともできる温熱器具に関する。
従来、使用者が手や足を挿入して温めるための手足収容槽を有する温熱器具は存在しており、まず、その伝熱媒体として空気を用いる温熱器具が存在する(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、該温熱器具は、使用者が該温熱器具を使用するに際し、使用者の身体を温めるという効果を奏することができるものの、その伝熱媒体が空気であるために、直接的な刺激を使用者の手足に与えることはできないから、使用者の手足を指圧するという効果を奏することはできない。
また、手足収容槽を有する温熱器具において、その伝熱媒体として温水を用いる温熱器具も存在する(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、該温熱器具の使用者は、該温熱器具を使用するに際し、温水を手足収容槽に注水する等の準備作業を行なう必要があるとともに、温水によって着衣を濡らさないように靴下を脱いだりズボンやスカートの裾あるいはシャツの袖を捲ったりする等の準備作業を行なう必要があった。しかも、使用者が右のような着衣を濡らさないようにするための準備作業を行なったにも拘らず、該温熱器具の使用に際し着衣が濡れてしまい、使用者が不快感を生ずることもしばしばあった。更に、該温熱器具の使用者は、該温熱器具を使用した後に、温水を手足収容槽から排水する等の後片付けが必要であるとともに、該温熱器を使用する前の状態に使用者の着衣を戻さなければならなかった。
一方、手足収容槽を有する温熱器具には、上記のような伝熱媒体として空気や温水を用いる温熱器具の他にも、伝熱媒体として砂やセラミックボールをはじめとする複数の固形粒状体を用いる温熱器具(例えば、特許文献3、4、5、6、7、及び8)も存在する。
上記のような伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる温熱器具は、伝熱媒体として空気を用いる温熱器具と比較すると、その伝熱媒体が複数の固形粒状体であるために、使用者が該温熱器具を使用するに際し、使用者の手足に直接的な刺激を与えることができるから、手足を温めるという効果を奏することができると同時に、手足を指圧するという効果を奏することができる。
更に、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる温熱器具は、伝熱媒体として温水を用いる温熱器具と比較すると、使用者が該温熱器具を使用するに際し、温水を手足収容槽に注水する等の準備作業は必要でなく、また、着衣を濡らさないように靴下を脱いだりズボンやスカートの裾あるいはシャツの袖を捲ったりする準備作業も必要でない。しかも、使用者は、該温熱器具を使用した後に、温水を手足収容槽から排水する等の後片付けをする必要もない。
上記のように、手足収容槽を有する温熱器具において、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる温熱器具は、伝熱媒体として空気や温水を用いる温熱器具に比して、手や足を温めることができると同時に指圧することができるという効果を奏することができるとともに、煩雑な準備作業や後片付けも必要でないから手軽に使用することができる温熱器具である。
しかしながら、上記の従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、使用者の手足を挿入する手足収容槽と伝熱媒体を収容する伝熱媒体収容槽が同一の槽であったために、伝熱媒体が既に収容されている手足収容槽に使用者が手足を挿入するには、手足収容槽の容積に伝熱媒体の体積と使用者の手足の体積に加えて使用者が手足をねじ入れるための余裕を設けなければならず、該温熱器具における手足収容槽の容積が必然的に大きくならざるを得ないという問題があった。
上記の理由により、従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、容積の大きな手足収容槽を満たすために該伝熱媒体を多量に必要とするから、該伝熱媒体を加熱するための発熱体から生じた熱が該手足収容槽にねじ入れた使用者の手足に達するまでに多量の伝熱媒体を伝わっていかなければならず、発熱体から使用者の手足への伝熱効率を下げる要因となっていた。本考案の第一の課題は、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具につき、該発熱体から使用者の手足への伝熱効率を向上させた温熱器具を提供することにある。
上記のとおり、従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、容積の大きな手足収容槽を満たすために該伝熱媒体を多量に必要とするために、これが該温熱器具の重量を増す要因となっていた。そのため、従来技術に係る該温熱器具は、該伝熱媒体を該手足収容槽内に収容したままの状態では、一般に、30キログラム超もの重量があるために、とりわけ比較的力の弱い子供や女性、あるいは高齢者にとって、移動させるのが困難であった。もちろん、従来技術に係る該温熱器具であっても、使用者が該伝熱媒体を該手足収容槽内から除去すれば、その重量は軽減されるから、該温熱器具を移動させることも十分可能であるが、該手足収容槽から多量の該伝熱媒体を除去する作業は極めて煩雑であり、結局のところ、該温熱器具は移動性に乏しかった。
また、該伝熱媒体は、使用者の手足から発せられる汗等により汚染されたり、使用者の不注意等により破損したりする事情もあるところ、該伝熱媒体の全部又は一部を入れ替える作業を行なう必要が生じる場合もある。しかしながら、従来技術に係る該温熱器具は、多量の該伝熱媒体を収容しているために、その入れ替え作業は極めて煩雑であった。
更に、従来技術に係る該温熱器具は、該伝熱媒体を多量に必要とするために、これが該温熱器具の製造にかかる費用を高額なものにするとともに、上記のとおり、該伝熱媒体は入れ替える必要が生じる場合もあるところ、該温熱器具の維持にかかる費用も高額なものにしていた。
上記の理由から、従来技術に係る該温熱器具は、主として、銭湯をはじめとする入浴施設及び旅館をはじめとする宿泊施設等において、いわば業務用の温熱器具として利用されているに過ぎず、個人用ないし家庭用の温熱器具としてはそれほど普及していないのが現状である。本考案の第二の課題は、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具につき、その軽量化を図り移動性を高めるとともに、該伝熱媒体の入れ替え作業を簡便なものとすることができ、しかも、該温熱器具の製造と維持にかかる費用を削減することによって、業務用の温熱器具としてはもとより、個人用ないし家庭用の温熱器具としても手軽に使用することができる温熱器具を提供することにある。
次に、従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、該温熱器具の内面に該伝熱媒体を加熱するための発熱体を設ける場合には、該温熱器具の内面積が限られていたために、とりわけ該発熱体を設ける面積を広くとろうとしたときには、必ずしも所望の範囲で該発熱体を設けることができなかった。本考案の第三の課題は、伝熱媒体として固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具につき、該温熱器具の内面積を拡張することにより、該発熱体を設けることができる面積を拡張した温熱器具を提供することにある。
また、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具において、該手足収容槽内に挿入された使用者の手足に更に刺激を伴う指圧感を与える方法としては、該温熱器具にバイブレータを取り付けて振動させる方法が考えられる。右の方法をとる場合、使用者の手足の近くに位置する該手足収容槽の底面又は側面にバイブレータを取り付けて振動させるのが、振動効率の観点からは好適であるが、上記の従来技術に係る該温熱器具は、該手足収容槽をはじめその構成部材が一体的に該温熱器具を形成しているため、該温熱器具全体に振動が伝わることになり、結果的に、振動効率が低くなってしまうという問題があった。
そこで、振動効率を高めるには、例えば、手足収容槽を二重底構造ないし二重壁構造にする等して、バイブレータを取り付ける部材と該温熱器具本体とを分離する方法が考えられるが、上記のとおり、従来技術に係る該温熱器具における手足収容槽は大きな容積を有しており、しかも、使用者の手足と多量の該伝熱媒体を収容することによって重量がかかるため、該手足収容槽を二重底構造ないし二重壁構造にすることは構造的に困難であった。本考案の第四の課題は、伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具につき、簡易に振動効率を向上させる態様でバイブレータを取り付けられるようにすることで、使用者の手足に更に刺激を伴う指圧感を与えることのできる温熱器具を提供することにある。
本考案の第一から第三までの課題を解決するため、請求項1に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、容器本体と、使用者の手足を挿入する手足収容槽と、該手足収容槽に隣接して設けられる該伝熱媒体を収容する伝熱媒体収容槽と、該伝熱媒体を加熱する発熱体とから構成される。該温熱器具は、該手足収容槽内に使用者の手足の出し入れを行なう手足昇降板を備え、該伝熱媒体収容槽内には該伝熱媒体の排出と収容を行なう伝熱媒体昇降板を備えるとともに、該伝熱媒体昇降板が、該手足昇降板の下降に伴って上昇することにより該伝熱媒体収容槽内に収容されている該伝熱媒体を該手足収容槽内に排出し、該手足昇降板の上昇に伴って下降することにより該手足収容槽内に排出されている該伝熱媒体を該伝熱媒体収容槽内に排出し収容するための該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連動して昇降させる手段を備えるものとする。
本考案の第四の課題を解決するため、請求項2に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1に係る温熱器具であって、該手足昇降板又は該手足昇降板に接合される部材の何れか又は双方にバイブレータを取り付けるものとする。
請求項3に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1又は2に記載の温熱器具であって、該発熱体は、該手足収容槽の内面、該伝熱媒体収容槽の内面、該手足昇降板の上面、又は該伝熱媒体昇降板の上面の何れか又は全てに取り付けられた面状の電気温熱ヒータとする。
請求項4に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1から3に係る温熱器具であって、該温熱器具の容器本体は断熱性を有する材料から形成される断熱層を有するものとする。
請求項5に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1から4までに係る温熱器具であって、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連動して昇降させる手段が、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とをそれぞれ昇降させる上下スライド機構と、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連結する索部材と、該索部材を案内する滑車と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成されるものとする。
請求項6に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1から4までに係る温熱器具であって、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連動して昇降させる手段が、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連結する連動棹と該連動棹を遥動させる支点軸とからなるシーソー機構と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成されるものとする。
請求項7に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、請求項1から4までに係る温熱器具であって、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連動して昇降させる手段が、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とをそれぞれ昇降させるXアーム機構と、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連結する索部材と、該索部材を案内する滑車と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成されるものとする。
請求項1に記載した本考案に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を得ることができる。
請求項1に記載した温熱器具は、該伝熱媒体が固形粒状体であるとともに、該伝熱媒体を加熱するための発熱体を有するものであるから、使用者が手足収容槽内に挿入した手足に該発熱体によって加熱された該伝熱媒体を接することにより、使用者の手足を温めると同時に指圧するという効果を奏することができる。
請求項1に記載した温熱器具は、使用者が手足を挿入して温めるための手足収容槽と該手足収容槽に隣接して設けられる該伝熱媒体を収容するための伝熱媒体収容槽の二つの槽から構成されるとともに、該手足収容槽内に使用者の手足の出し入れを行なう手足昇降板を備え、該伝熱媒体収容槽内には該伝熱媒体の排出と収容を行なう伝熱媒体昇降板を備える。該温熱器具は、該手足昇降板が下降するのに連動して該伝熱媒体昇降板が上昇することにより、該伝熱媒体収容槽内に収容されていた該伝熱媒体を該手足収容槽内に排出するとともに、該手足昇降板が上昇するのに連動して該伝熱媒体昇降板が下降することにより、該手足収容槽内に排出されている該伝熱媒体を該伝熱媒体収容槽内に排出して収容する手段を有するものであるから、使用者が該手足収容槽内に手足を挿入するのと同時に該手足収容槽内を該伝熱媒体によって満たすことができる。
従って、請求項1に記載した温熱器具は、上記の従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具とは異なり、手足収容槽が該伝熱媒体によって予め満たされているが故に設けなければならなかった使用者が手足をねじ入れるための余裕を該手足収容槽の容積に設ける必要はないから、該手足収容槽内の容積を使用者の手足が挿入できれば十分な容積に縮減することができ、もって、該伝熱媒体の分量を使用者の手足を温めると同時に指圧するという効果を奏し得る必要最小限のものとすることができる。
即ち、請求項1に記載した温熱器具は、上記の従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具に比して、該伝熱媒体の分量を削減することができるから、該温熱器具につき、該伝熱媒体を加熱する発熱体から使用者の手足への伝熱効率を向上させた温熱器具を提供するという本考案の第一の課題を解決することができる。
同時に、請求項1に記載した温熱器具は、上記の従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具に比して、該伝熱媒体の分量を削減することができることに伴い、該温熱器具の軽量化を図り移動性を高めることができるとともに、該伝熱媒体の入れ替えにかかる作業を簡便なものとすることができ、しかも、該温熱器具の製造及び維持に係る費用を削減することができるから、該温熱器具につき、業務用の温熱器具としてはもとより、個人用ないし家庭用の温熱器具としても手軽に使用することができる温熱器具を提供するという本考案の第二の課題を解決することができる。
更に、請求項1に記載した温熱器具は、該手足収容槽と該伝熱媒体収容槽の二つの槽から構成されているために、上記の従来技術に係る伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具に比して、該温熱器具の発熱体を取り付けることができる内面積を拡張し得ることにより、該温熱器具につき、該温熱器具の内面に発熱体を取り付ける場合に、発熱体を取り付けることができる面積を拡張した温熱器具を提供するという本考案の第三の課題を解決することができる。
請求項2に係る温熱器具は、請求項1に係る温熱器具であって、手足収容槽内に挿入された使用者の手足に近い位置にある該手足昇降板又は該手足昇降板に接合される部材の何れか又は双方にバイブレータを取り付けるものである。該手足昇降板又は該手足昇降板に接合される部材は、該温熱器具を構成するその他の部材とは別個の部材であるために、バイブレータの振動が該温熱器具全体に広がることはないから、該温熱器具につき、簡易に振動効率を向上させる態様でバイブレータを取り付けられるようにすることで、使用者の手足に更に刺激を伴う指圧感を与えることのできる温熱器具を提供するという本考案の第四の課題を解決することができる。
請求項3に係る温熱器具は、請求項1又は2に係る温熱器具であって、該温熱器具の発熱体として面状の電気温熱ヒータを用い、該発熱体を該手足収容槽の内面、該伝熱媒体収容槽の内面、該手足昇降板の上面、又は該伝熱媒体昇降板の上面の内、所望の範囲に取り付けるものであるから、利用者の手足を該手足収容槽内に出し入れする際に支障を生じることがなく、また、該伝熱媒体の該手足収容槽内への排出及び伝熱媒体収容槽内への収容の際に支障を生じることがなく、しかも、該温熱器具をコンパクトに構成することができ、好適である。
請求項4に係る温熱器具は、請求項1から3までの何れかに係る温熱器具であって、該温熱器具は断熱性を有する材料から形成された断熱層を有するものであるから、該温熱器具の内部と外部との間の熱の伝達を遮断することができ、該伝熱媒体に蓄積された熱が該温熱器具の外部に漏れにくくなり、もって、該温熱器具の保温性を高めることができるから、好適である。
請求項5から7までに係る温熱器具は、請求項1から4までの何れかに係る温熱器具であって、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとを備えているものであるから、該伝熱媒体の該手足収容槽への排出及び該伝熱媒体収容槽への収容が容易になる。更に、使用者が手足を乗せて該手足昇降板を押し下げ、該手足収容槽内に該伝熱媒体が排出されることによって、該手足昇降板には下方への押下げ力が作用するが、該スプリングによって該押下げ力への反力として該手足昇降板には上方への引上げ力が作用することから、該手足昇降板が下降する際に、該手足昇降板の下降速度を一定に近付けることができるとともに、使用者の手足の該手足昇降板に対する踏込み圧力を一定に近付けることができ、もって、使用者の手足に心地良い踏込み感覚を与えることができ、好適である。
以下、本考案に係る温熱器具について添付図面に基づいて説明する。図1は、本考案の第一実施形態に係る温熱器具を示した全体斜視図であり、手足昇降板及び伝熱媒体昇降板を可視するため伝熱媒体を片側の手足収容槽及び伝熱媒体収容槽にのみ収容した状態を示した図である。図2は、図1の縦断面図である。図3は、図1に示した本考案の第一実施形態に係る温熱器具の作用説明図である。図4は、図1に示した本考案の第一実施形態に係る温熱器具における手足昇降板及び伝熱媒体昇降板を連動して昇降させる手段の拡大斜視図である。図5は、図1の縦断面図である。図6は、図1に示した本考案の第一実施形態に係る温熱器具における片側の手足収容槽及び伝熱媒体収容槽の横断面図である。図7は、本考案の第二実施形態に係る温熱器具における手足昇降板及び伝熱媒体昇降板を連動して昇降させる手段の拡大斜視図である。図8及び図9は、本考案の第三実施形態に係る温熱器具の縦断面図である。図10は、本考案の第四実施形態に係る温熱器具の作用説明図である。
まず、第一実施形態ないし第四実施形態に共通する構成について、添付図面に基づいて説明する。
本考案に係る温熱器具1は、容器本体2と、手足収容槽3と、伝熱媒体収容槽4とから形成される。
容器本体2は、手足収容槽3と、伝熱媒体収容槽4とを内部に収納する容器である。容器本体2の上面部分は、その内の手足収容槽3及び伝熱媒体収容槽4の上面部分が開放されているから、手足収容槽3に使用者の手足19を出し入れすることができるとともに、伝熱媒体収容槽4に伝熱媒体18を出し入れすることができる。容器本体2は、金属、木材、プラスチック等により形成されるが、伝熱媒体18及び使用者の手足19の重量に耐えることができる強固な材料であれば、特に限定されるものではない。図では、容器本体2の形状は、直方体状であるが、立方体状その他の形状にすることも可能である。また、容器本体2は、グラスウール、ロックウール等の断熱性のある素材によって形成された断熱層2aを有しているから、温熱器具1の保温性を高めることができ、好適である。
手足収容槽3は、金属、木材、プラスチック等により形成されるが、伝熱媒体18及び使用者の手足19の重量に耐えることができるとともに、加熱した伝熱媒体18を収容しても変形等することのない強固な材料であれば、特に限定されるものではない。図示するように、手足収容槽3は、温熱器具1が人の両手又は両足の温め及び指圧を目的とする場合において、片手又は片足用に一槽ずつ設ける場合には、その寸法を、縦約40〜60センチメートル、横約20〜30センチメートル、高さ約40〜60センチメートルとするのが好適であるが、人の片手又は片足を挿入し得る寸法であれば、特に限定されるものではない。もとより、温熱器具1が人の片手又は片足の温め及び指圧を目的とする場合には、前記の寸法に係る手足収容槽3を一槽のみ設けてもよい。また、温熱器具1が人の両手又は両足の温め及び指圧を目的とする場合に、その寸法を両手又は両足を挿入し得る寸法として、両手又は両足用に一槽のみ設けることも可能である。手足収容槽3の形状は、容器本体2及び伝熱媒体収容槽4の形状に合わせて、立方体状等様々な形状にすることが可能であるが、手足収容槽3の形状を直方体状とした場合には、図示するように、その横断面形状を四隅の角を落とした形状とすると、手足収容槽3を満たすのに必要な伝熱媒体の分量を更に減らすことができ、好適である。
伝熱媒体収容槽4は、金属、木材、プラスチック等により形成されるが、伝熱媒体18の重量に耐えることができるとともに、加熱した伝熱媒体18を収容していても変形等することのない強固な材料であれば、特に限定されるものではない。伝熱媒体収容槽4は、手足収容槽3に隣接して設けられ、少なくともその容積は、使用者の手足19を挿入した際の手足収容槽3を満たすのに十分な分量の伝熱媒体18を収容することができる容積とする。図示するように、温熱器具1が人の両手又は両足の温め及び指圧を目的とする場合において、手足収容槽3を片手又は片足用に一槽ずつ設けるときに、手足収容槽3一槽に対して伝熱媒体収容槽4一槽を設ける場合には、伝熱媒体収容槽4の寸法を、縦約40〜60センチメートル、横約20〜30センチメートル、高さ約40〜60センチメートルとするのが好適であるが、特に限定されるものではない。図では、伝熱媒体収容槽4は、手足収容槽3一槽に対して一槽が設けられているが、複数設けることも可能であり、その設置数は特に限定されるものではない。また、図では、伝熱媒体収容槽4の形状は、直方体状であるが、容器本体2及び伝熱媒体収容槽4の形状にあわせて、立方体状等様々な形状にすることも可能である。
発熱体5は、伝熱媒体18を加熱するためのものであり、面状の電気温熱ヒータから形成される。発熱体5には、ハロゲンヒータ、カーボンヒータ、若しくはセラミックヒータ等の公知の電気温熱ヒータを用いることができ、その種類は特に限定されない。また、発熱体5には、同一種類の電気温熱ヒータを用いることができるし、異なる種類の電気温熱ヒータを組み合わせて用いることもできる。図では、発熱体5は、手足収容槽3及び伝熱媒体収容槽4の内面に取り付けられているが、その他、手足昇降板6の上面及び伝熱媒体昇降板7の上面の所望の範囲に取り付けることも可能である。
伝熱媒体18は、ストーンボール、セラミックボール等、蓄熱性を有する複数の固形粒状体を用いる。伝熱媒体18は、直径10ミリメートルから20ミリメートルの球形状の固形部材を用いると使用者の手足19への指圧効果及び使用者の使用感度としては最適であるが、蓄熱性のある複数の固形粒状体であれば特に限定されるものではない。また、図では、伝熱媒体18は、同一の大きさの固形粒状体のみから形成されているが、それぞれ大きさの異なる固形粒状体から形成することも可能である。
手足収容槽3内には手足昇降板6が設けられているとともに、伝熱媒体収容槽4内には伝熱媒体昇降板7が設けられている。図示するように、伝熱媒体昇降板7は、手足収容槽3方向に傾斜をつけると、手足収容槽3内に伝熱媒体18を排出する際に、伝熱媒体昇降板7の上面における伝熱媒体18の残留を防ぐことができ、好適である。
以上が、第一実施形態ないし第四実施形態に係る温熱器具に共通する構成についての説明である。
次に、第一実施形態ないし第四実施形態に係る温熱器具においてそれぞれ相違する構成について説明する。まず、第一実施形態に係る温熱器具に特有の構成について説明する。
手足昇降板上下スライド機構9は、手足昇降板6を昇降させる手段であり、手足昇降板取付けガイドレール9aと手足昇降板取付けスライダー9bとから構成される。伝熱媒体昇降板上下スライド機構10は、伝熱媒体昇降板7を昇降させる手段であり、伝熱媒体昇降板取付けガイドレール10aと伝熱媒体昇降板取付けスライダー10bとから構成される。手足昇降板取付けガイドレール9a及び伝熱媒体昇降板取付けガイドレール10aは、平面上の取付け板部の両側縁を互いに向き合うように湾曲させた形状をした部材である。手足昇降板取付けガイドレール9aは、容器本体2に設けられた昇降機構収納室8の手足収容槽3寄りの内壁に取り付けられており、伝熱媒体昇降板取付けガイドレール10aは、昇降機構収納室8の伝熱媒体収容槽4寄りの内壁に取り付けられている。手足昇降板取付けスライダー9b及び伝熱媒体昇降板取付けスライダー10bは、横断面が凸形の形状をした部材である。手足昇降板取付けスライダー9bは、手足昇降板取付けガイドレール9aに相対的に摺動可能なように嵌合されており、伝熱媒体昇降板取付けスライダー10bは、伝熱媒体昇降板取付けガイドレール10aに相対的に摺動可能なように嵌合されている。
手足昇降板支持アーム9c及び伝熱媒体昇降板支持アーム10cは、横断面がL字型の形状をした部材である。手足昇降板支持アーム9cは、手足昇降板取付けスライダー9bに取り付けられており、手足昇降板支持アーム9cの一端は、手足収容槽細隙3aを通して手足収容槽3内に差し入れられ、差し入れられた部分の上面が水平方向に拡がった形状をしており、該部分に手足昇降板6が取り付けられている。伝熱媒体昇降板支持アーム10cは、伝熱媒体昇降板取付けスライダー10bに取り付けられており、伝熱媒体昇降板支持アーム10cの一端は、伝熱媒体収容槽細隙4aを通して伝熱媒体収容槽4内に差し入れられ、差し入れられた部分の上面が水平方向に拡がった形状をしており、該部分に伝熱媒体昇降板7が取り付けられている。
手足昇降板取付けスライダー9bにその一端が取り付けられたロープ、チェーン又はワイヤ等の索部材11は、昇降機構収納室8の内壁の手足昇降板取付けガイドレール9a上部に取り付けられた滑車12aに巻きかけられ、更に、昇降機構収納室8の内壁の伝熱媒体昇降板取付けガイドレール10a上部に取り付けられた滑車12bに巻きかけられ、伝熱媒体昇降板取付けスライダー10bにその他端が取り付けられる。
手足昇降板6を上方に附勢する手足昇降板復帰スプリング13aは、一端が昇降機構収納室8の内壁上部に取り付けられており、他端が手足昇降板支持アーム9cに取り付けられている。また、伝熱媒体昇降板7を下方に附勢する伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bは、一端が昇降機構収納室8の内壁下部に取り付けられており、他端が伝熱媒体昇降板支持アーム10cに取り付けられている。
図5及び図6では、上記の第一実施形態に係る手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とを連動して昇降させる一式の手段は、二つが手足収容槽3及び伝熱媒体収容槽4を挟んで向かい合って設けられているが、該手段の設置数及び配置は、手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とを連動して昇降させることができるならば、特にこれに限定されるものではない。
使用者が手足19を乗せて手足昇降板6を押し下げると、索部材11が手足収容槽3方向に引っ張られることにより、伝熱媒体昇降板7が引き上げられ、伝熱媒体収容槽4内に収容されている伝熱媒体18を手足収容槽3内に排出することができる。また、使用者が手足19を乗せて手足昇降板6を押し下げ、手足収容槽3内に伝熱媒体18が排出されることによって、手足昇降板6には下方への押下げ力が作用するが、手足昇降板復帰スプリング13a及び伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bによって該押下げ力への反力として手足昇降板6には上方への引上げ力が作用することから、手足昇降板6が下降する際に、手足昇降板6の下降速度を一定に近付けることができるとともに、使用者の手足19の手足昇降板6に対する踏込み圧力を一定に近付けることができ、もって、使用者の手足19に心地良い踏込み感覚を与えることができる。
使用者が手足19を手足昇降板6から降ろすと、伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bの復帰力によって、伝熱媒体昇降板7が下降することにより、索部材11が伝熱媒体収容槽4方向に引っ張られるとともに、手足昇降板復帰スプリング13aの復帰力によって手足昇降板6が引き上げられることにより、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容することができる。
以上が、第一実施形態に係る温熱器具に特有の構成についての説明である。次に、第二実施形態に係る温熱器具に特有の構成について説明する。
第二実施形態に係る温熱器具は、図7に図示するように、上記の第一実施形態に係る温熱器具と同じく、手足昇降板上下スライド機構9及び伝熱媒体昇降板上下スライド機構10を備えているが、手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とを連動昇降させる手段としてシーソー機構14を用いる。連動棹14aは、一端が手足昇降板支持アーム9cに穿設された手足昇降板支持アーム細隙9dに差し込まれ、他端が伝熱媒体昇降板支持アーム10cに穿設された伝熱媒体昇降板支持アーム細隙10dに差し込まれる。支点軸14bは、回転可能なように昇降機構収納室8の内壁に取り付けられ、連動棹14aが、遥動可能なように支点軸14bに取り付けられる。
上記の第二実施形態に係る手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とを連動して昇降させる一式の手段は、上記の第一実施形態に係る前記手段と同様に、二つが手足収容槽3及び伝熱媒体収容槽4を挟んで向かい合って設けられるが、該手段の設置数及び配置は、手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とを連動して昇降させることができるならば、特にこれに限定されるものではない。
使用者が手足19を乗せて手足昇降板6を押し下げると、連動棹14aの一端が手足収容槽3方向に押し下げられることにより、伝熱媒体昇降板7が引き上げられ、伝熱媒体収容槽4内に収容されている伝熱媒体18を手足収容槽3内に排出することができる。使用者が手足19を手足昇降板6から降ろすと、伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bの復帰力によって、伝熱媒体昇降板7が下降することにより、連動棹14aの他端が伝熱媒体収容槽4方向に下降するとともに、手足昇降板復帰スプリング13aの復帰力によって手足昇降板6が引き上げられることにより、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容することができる。
以上が、第二実施形態に係る温熱器具に特有の構成についての説明である。次に、第三実施形態に係る温熱器具に特有の構成について説明する。
第三実施形態に係る温熱器具は、図8及び9に図示するように、手足昇降板上下Xアーム機構15及び伝熱媒体昇降板上下Xアーム機構16を用いた温熱器具である。図示するように、アーム15aの上方端は、手足昇降板6の下面横方向に取り付けられた固定回転軸6aに回動可能なように軸支された回動軸端となっており、アーム15aの下方端は手足収容槽3の底面縦方向に取り付けられた滑動片ガイドレール3bに沿って滑動可能なように配置された滑動片15cに連結されている。アーム15bの上方端は、手足昇降板6の下面縦方向に取り付けられた滑動片ガイドレール6bに滑動可能なように配置された滑動片15dに連結されており、アーム15bの下方端は、手足収容槽3の底面横方向に取り付けられた固定回転軸3cに回動可能なように軸支された回動軸端となっている。また、図示するように、アーム16aの上方端は、伝熱媒体昇降板7の下面横方向に取り付けられた固定回転軸7aに回動可能なように軸支された回動軸端となっており、アーム16aの下方端は、伝熱媒体収容槽4の底面縦方向に取り付けられた滑動片ガイドレール4bに沿って滑動可能なように配置された滑動片16cに連結されている。アーム16bの上方端は、伝熱媒体昇降板7の下面縦方向に取り付けられた滑動片ガイドレール7bに滑動可能なように配置された滑動片16dに連結されており、アーム16bの下方端は、伝熱媒体収容槽4の底面横方向に取り付けられた固定回転軸4cに回動可能なように軸支された回動軸端となっている。
アーム15aとアーム15bは、交点において連結軸15eによって軸支されており、一対のXアームと、他の一対のXアームとは、手足昇降板6を挟んで対置されている。同様に、アーム16aとアーム16bは、交点において連結軸16eによって軸支されており、一対のXアームと、他の一対のXアームとは、伝熱媒体昇降板7を挟んで対置されている。
索部材取付けアーム6c及び7cは、横断面形状がT字型の部材である。索部材取付けアーム6cの一端は、手足収容槽細隙3aを通して手足収容槽3内に差し入れられ、差し入れられた部分の上面が水平方向に拡がった形状をしており、該部分が手足昇降板6に取り付けられている。索部材取付けアーム7cの一端は、伝熱媒体収容槽細隙4aを通して伝熱媒体収容槽4内に差し入れられ、差し入れられた部分の上面が水平方向に拡がった形状をしており、該部分が伝熱媒体昇降板7に取り付けられている。
索部材取付けアーム6cにその一端が取り付けられた索部材11は、昇降機構収納室8の手足収容槽3寄りの内壁上部に取り付けられた滑車12aに巻きかけられ、昇降機構収納室8の伝熱媒体収容槽4寄りの内壁上部に取り付けられた滑車12bに巻きかけられ、索部材取付けアーム7cにその他端が取り付けられる。
使用者が手足19を乗せて手足昇降板6を押し下げると、滑動片15cが滑動片ガイドレール3bに沿って滑動するとともに、滑動片15dが滑動片ガイドレール6bに沿って滑動することにより、手足昇降板6が下降する。手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とは索部材11によって連結されているから、手足昇降板6が下降すると同時に、滑動片16cが滑動片ガイドレール4bに沿って滑動するとともに、滑動片16dが滑動片ガイドレール7bに沿って滑動することにより、伝熱媒体昇降板7が上昇し、伝熱媒体収容槽4内に収容されている伝熱媒体18を手足収容槽3内に排出することができる。
使用者が手足19を手足昇降板6から降ろすと、手足昇降板復帰スプリング13aと伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bの復帰力によって、滑動片15cが滑動片ガイドレール3bに沿って滑動して元の位置に復帰するとともに、滑動片15dが滑動片ガイドレール6bに沿って滑動して元の位置に復帰することにより、手足昇降板6が上昇する。また、手足昇降板6と伝熱媒体昇降板7とは索部材11によって連結されているから、手足昇降板復帰スプリング13aと伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bの復帰力により、手足昇降板6が上昇すると同時に、滑動片16cが滑動片ガイドレール4bに沿って滑動して元の位置に復帰するとともに、滑動片16dが滑動片ガイドレール7bに沿って滑動して元の位置に復帰することにより、伝熱媒体昇降板7が下降し、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容することができる。
尚、図8及び図9では、手足昇降板復帰スプリング13aは一端を索部材取付けアーム6cに取り付けるとともに他端を昇降機構収納室8内壁上部に取り付け、伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bは一端を索部材取付けアーム7cに取り付けるとともに他端を昇降機構収納室8内壁下部に取り付けているが、手足昇降板復帰スプリング13a及び伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bをねじりコイルスプリングとし、手足昇降板復帰スプリング13aは一端をアーム15aに取り付けるとともに他端をアーム15bに取り付け、伝熱媒体昇降板復帰スプリング13bは一端をアーム16aに取り付けるとともに他端をアーム16bに取り付けることによっても、同じ効果を奏することができる。
以上が、第三実施形態に係る温熱器具に特有の構成についての説明である。最後に、第四実施形態に係る温熱器具に特有の構成について説明する。
第四実施形態に係る温熱器具は、図10に図示するように、手足昇降板6の下面にバイブレータ17を取り付けたものである。バイブレータ17は、もとより、手足昇降板6の他、手足昇降板取付けスライダー9b、手足昇降板支持アーム9c等の手足昇降板6に接合される部材の所望の位置に取り付けることができる。バイブレータ17には、回転軸に偏心重りを取り付けたモータ等の公知のバイブレータを用いることができる。バイブレータ17を作動させることにより、手足昇降板6を振動させ、手足昇降板6に乗せた使用者の手足19に刺激を与える。
尚、本考案に係る温熱器具は、図2に図示するように、手足昇降板6が最大高さの位置にあるときに、伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に全て排出することなく、手足昇降板6上に残留させた状態になるよう伝熱媒体18の分量を調節すると、使用者の手の平又は足の裏を伝熱媒体18によって指圧することができるとともに、手足収容槽3内に排出されている伝熱媒体18を伝熱媒体収容槽4内に排出し収容することが容易になり、好適である。
1 温熱器具
2 容器本体
2a 断熱層
3 手足収容槽
3a 手足収容槽細隙
3b 滑動片ガイドレール
3c 固定回転軸
4 伝熱媒体収容槽
4a 伝熱媒体収容槽細隙
4b 滑動片ガイドレール
4c 固定回転軸
5 発熱体
6 手足昇降板
6a 固定回転軸
6b 滑動片ガイドレール
6c 索部材取付けアーム
7 伝熱媒体昇降板
7a 固定回転軸
7b 滑動片ガイドレール
7c 索部材取付けアーム
8 昇降機構収納室
9 手足昇降板上下スライド機構
9a 手足昇降板取付けガイドレール
9b 手足昇降板取付けスライダー
9c 手足昇降板支持アーム
9d 手足昇降板支持アーム細隙
10 伝熱媒体昇降板上下スライド機構
10a 伝熱媒体昇降板取付けガイドレール
10b 伝熱媒体昇降板取付けスライダー
10c 伝熱媒体昇降板支持アーム
10d 伝熱媒体昇降板支持アーム細隙
11 索部材
12a 滑車
12b 滑車
13a 手足昇降板復帰スプリング
13b 伝熱媒体昇降板復帰スプリング
14 シーソー機構
14a 連動棹
14b 支点軸
15 手足昇降板上下Xアーム機構
15a アーム
15b アーム
15c 滑動片
15d 滑動片
15e 連結軸
16 伝熱媒体昇降板上下Xアーム機構
16a アーム
16b アーム
16c 滑動片
16d 滑動片
16e 連結軸
17 バイブレータ
18 伝熱媒体
19 手足
2 容器本体
2a 断熱層
3 手足収容槽
3a 手足収容槽細隙
3b 滑動片ガイドレール
3c 固定回転軸
4 伝熱媒体収容槽
4a 伝熱媒体収容槽細隙
4b 滑動片ガイドレール
4c 固定回転軸
5 発熱体
6 手足昇降板
6a 固定回転軸
6b 滑動片ガイドレール
6c 索部材取付けアーム
7 伝熱媒体昇降板
7a 固定回転軸
7b 滑動片ガイドレール
7c 索部材取付けアーム
8 昇降機構収納室
9 手足昇降板上下スライド機構
9a 手足昇降板取付けガイドレール
9b 手足昇降板取付けスライダー
9c 手足昇降板支持アーム
9d 手足昇降板支持アーム細隙
10 伝熱媒体昇降板上下スライド機構
10a 伝熱媒体昇降板取付けガイドレール
10b 伝熱媒体昇降板取付けスライダー
10c 伝熱媒体昇降板支持アーム
10d 伝熱媒体昇降板支持アーム細隙
11 索部材
12a 滑車
12b 滑車
13a 手足昇降板復帰スプリング
13b 伝熱媒体昇降板復帰スプリング
14 シーソー機構
14a 連動棹
14b 支点軸
15 手足昇降板上下Xアーム機構
15a アーム
15b アーム
15c 滑動片
15d 滑動片
15e 連結軸
16 伝熱媒体昇降板上下Xアーム機構
16a アーム
16b アーム
16c 滑動片
16d 滑動片
16e 連結軸
17 バイブレータ
18 伝熱媒体
19 手足
Claims (7)
- 伝熱媒体として複数の固形粒状体を用いる手足収容槽を有する温熱器具であって、容器本体と、使用者の手足を挿入する手足収容槽と、該手足収容槽に隣接して設けられる該伝熱媒体を収容する伝熱媒体収容槽と、該伝熱媒体を加熱する発熱体とから構成され、該手足収容槽内に使用者の手足の出し入れを行なう手足昇降板と、該伝熱媒体収容槽内に該伝熱媒体の排出と収容を行なう伝熱媒体昇降板とを備えるとともに、該伝熱媒体昇降板が、該手足昇降板の下降に連動して上昇することにより該伝熱媒体収容槽内に収容されている該伝熱媒体を該手足収容槽内に排出し、該手足昇降板の上昇に伴って下降することにより該手足収容槽内に排出されている該伝熱媒体を該伝熱媒体収容槽内に排出し収容するための該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板の連動昇降手段を備えることを特徴とする温熱器具。
- 前記手足昇降板又は該手足昇降板に接合される部材の何れか又は双方にバイブレータを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の温熱器具。
- 前記発熱体が、前記手足収容槽の内面、前記伝熱媒体収容槽の内面、前記手足昇降板の上面、又は前記伝熱媒体昇降板の上面の何れか又は全てに取り付けられた面状の電気温熱ヒータである請求項1又は2に記載の温熱器具。
- 前記容器本体が、断熱性を有する材料から形成される断熱層を有する請求項1から3までの何れかに記載の温熱器具。
- 前記連動昇降手段が、前記手足昇降板と前記伝熱媒体昇降板とをそれぞれ昇降させる上下スライド機構と、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連結する索部材と、該索部材を案内する滑車と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成される請求項1から4までの何れかに記載の温熱器具。
- 前記連動昇降手段が、前記手足昇降板と前記伝熱媒体昇降板とを連結する連動棹と該連動棹を遥動させる支点軸とからなるシーソー機構と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成される請求項1から4までの何れかに記載の温熱器具。
- 前記連動昇降手段が、前記手足昇降板と前記伝熱媒体昇降板とをそれぞれ昇降させるXアーム機構と、該手足昇降板と該伝熱媒体昇降板とを連結する索部材と、該索部材を案内する滑車と、該手足昇降板を上方に附勢するスプリングと、該伝熱媒体昇降板を下方に附勢するスプリングとから構成される請求項1から4までの何れかに記載の温熱器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008000747U JP3141208U (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 温熱器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008000747U JP3141208U (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 温熱器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3141208U true JP3141208U (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=43291275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008000747U Expired - Fee Related JP3141208U (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 温熱器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3141208U (ja) |
-
2008
- 2008-02-14 JP JP2008000747U patent/JP3141208U/ja not_active Expired - Fee Related
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