JP3141329B2 - 造水及び冷風生成方法及びその装置 - Google Patents

造水及び冷風生成方法及びその装置

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JP3141329B2 JP02221097A JP22109790A JP3141329B2 JP 3141329 B2 JP3141329 B2 JP 3141329B2 JP 02221097 A JP02221097 A JP 02221097A JP 22109790 A JP22109790 A JP 22109790A JP 3141329 B2 JP3141329 B2 JP 3141329B2
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【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は造水と共に冷気を生成する方法及びその装
置に関する。
(従来の技術) 本件出願以前における造水方法及びその装置は、真空
ポンプを利用して蒸発室を真空状態とし、海水などの原
水の蒸発を促進し、真水の造水を促進している。
その一例として、実開平1−107488号公報が指摘され
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の方式においては、蒸発室内を減圧状態に維
持する必要があり、通常真空ポンプに蒸発室が連通して
あるため、造水装置の構造が複雑になると共にコストが
高くなる。
また、前記公報においては、凝縮室内に冷却管のフイ
ンを配置し、かつ、最上段のフイン上面と凝縮室の水平
部材下面の間には、蒸発室内を減圧状態に維持するため
にラピリンスパッキンなどのシール手段を必要とするた
め、部品数が多くなりその組立工数が増え、コスト高で
ある。
これに加え、冷却管の中空内部に冷却水を供給する冷
却水ポンプと、原水を凝縮室内に供給する給水ポンプと
が別々に使用されているため、そのポンプ数、配管数が
大きく、手間がかかる。
この発明の主目的は、真空ポンプを使用することな
く、原水を利用して真水を冷気と共に生成することであ
る。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、原水を凝縮部を構成する
間接接触型で密閉式の熱交換器に供給し、この熱交換器
を流下中に前記原水より高温の飽和湿り空気と直交流式
に間接接触して、前記飽和湿り空気を冷却しこの空気中
の水分を凝縮水として分離し、且つ前記飽和湿り空気を
低湿度冷風に変化させると共に、熱交換によって加温さ
れた加温原水を前記飽和湿り空気を生成するべく前記熱
交換器の上流側に設けた蒸発部における散水部分に供給
し、この散水部分から充填材の上に散布し前記飽和湿り
空気よりかなり高温の外気と向流式に直接接触させて、
その一部を蒸発させこの水分を含む空気を前記飽和湿り
空気として、前記間接接触型の熱交換器の一次側へ送り
込むことを特徴とする造水及び冷風生成方法としてあ
る。
前記熱交換器は蛇行原水通路が内部に形成した熱交換
プレートを複数枚垂直に並列してなり、隣接する前記熱
交換プレート間に温風専用通路が形成されていることを
特徴とする造水及び冷風生成方法とすることが好まし
い。
前記原水を20度C程度の海水乃至地下水とし、汲み上
げポンプで前記熱交換器の上部に汲み上げ、前記充填材
の上に散布し40度C程度の外気を28度C程度飽和湿り空
気に変更した後、前記原水をほぼ27度Cとなって海面乃
至地表に戻して再際循環使用することが好適である。
次に、前記方法発明を実施する関連発明である装置発
明は、垂直部分と、この上部からこれとほぼ直角で水平
に伸びる水平部分からなる全体逆L字型のケース内にお
いて、この垂直部分内に向流式の蒸発部が設けられてい
ると共に、前記水平部分内に凝縮部として間接接触型で
密閉式の熱交換器が設置してあり、原水をこの熱交換器
上に汲み上げるための汲み上げポンプの二次側と前記熱
交換器の原水通路の一次側は原水供給管により接続して
あり、前記原水通路と併存する空気通路が前記熱交換器
に形成してあり、この空気通路の一次側は飽和湿り空気
を生成する前記蒸発部の飽和湿り空気吐出部側に開口し
てあり、この飽和湿り空気吐出部の上流側近傍に位置す
る前記蒸発部の原水散布部分に前記原水通路の二次側が
接続してあり、間接接触型で密閉式の熱交換器の空気通
路真下には、前記飽和湿り空気と原水の間接接触で凝縮
され滴下する真水を受ける真水溜部が前記ケースの水平
部分の底部に設けてあると共に、前記間接接触型の熱交
換器の気流吐出口が空気通路の二次側で前記ケースの水
平部分の一端に設けてあることを特徴とする造水及び冷
風生成装置としてある。
前記熱交換器は蛇行原水通路を内部に形成した熱交換
プレートを複数枚垂直に並列してなり、隣接する前記熱
交換プレート間に温風専用通路が形成されていることを
特徴とすることが好ましい。
前記原水を20度C程度の海水乃至地下水とし、汲み上
げポンプで前記熱交換器の上部に汲み上げ、前記散水部
分の下方に配置された充填材の上に散布し40度C程度の
外気を28度C程度飽和湿り空気に変更した後、前記原水
をほぼ27度Cとなって海面乃至地表に戻して再循環使用
する原水循環系が設けてあることが好適である。
前記関連発明の装置の作用は、特定発明と略同様であ
るのでここでの説明を省略する。
(実施例) 次に、請求項第4項乃至第6項に記載された装置発明
の代表的な実施例を説明する。
第1図において、Aは造水、冷風生成装置全体を示
し、そのケース10は垂直部分11と、この上部11aからこ
れとほゞ直角で水平に伸びる水平部分12からなる全体逆
L字型に形成されている。
このケース10における前記垂直部分11内に向流式の蒸
発部Bが設けられていると共に、前記水平部分12内に凝
縮部Cとして間接接触型で密閉式の熱交換器13が設置し
てある。更に、原水をこの熱交換器13上に汲み上げるた
めの汲み上げポンプPの二次側と前記熱交換器13の原水
通路14の一次側は原水供給管23により接続してあり、前
記原水通路14と熱伝導板で区画されて併存する空気通路
15が前記熱交換器13に形成してあり(第2図及び第3図
参照)、この空気通路15の一次側は飽和湿り空気を生成
する前記蒸発部Bの飽和湿り空気吐出部16側に開口して
あり、この飽和湿り空気吐出部16の上流側近傍に位置す
る前記蒸発部Bの原水散布部(図示では散水パイプ)17
に前記原水通路14の二次側が接続してあり、間接接触型
で密閉式の熱交換器13の空気通路15真下には、前記飽和
湿り空気と原水の間接接触で凝縮され滴下する真水を受
ける真水溜部Dが前記ケース10の水平部分12の底部に設
けてあると共に、前記間接接触型の熱交換器13の気流吐
出口18が空気通路15の二次側で前記ケース10の水平部分
12の一端に設けてある。この吐出口18に送風機20が設け
てある。
殊に、前記熱交換器13は蛇行原水通路14a(前記原水
通路14に相当)内部に形成した熱交換プレート19を複数
枚垂直に並列してなり、隣接する前記熱交換プレート19
間に温風専用通路15a(前記空気通路15に相当)が形成
されている(第2図及び第3図参照)。
更に、前記原水を20度C程度の海水乃至地下水とし、
汲み上げポンプPで前記熱交換器13の上部に汲み上げ、
前記散水部分17の下方に配置された蒸発部Bにおける充
填材21の上に散布し40度C程度の外気を28度C程度飽和
湿り空気に変更した後、前記原水をほぼ27度Cとなって
海面乃至地表に戻して再循環使用する原水循環系Fが設
けてある。
更に、エリミネータ22が前記原水散布部17の上方に配
置してある。
前記のように構成した実施例の作用を請求項第1項乃
至第3項記載の方法発明の代表的な実施例として次に説
明する。
先ず原水として20度C程度の海水乃至地下水を利用
し、この原水を前記汲み上げポンプPにより前記間接接
触型で密閉式の熱交換器13に供給する。次いでこの熱交
換器13の原水通路14(=14a)内を流下中に前記送風機2
0の作動で空気通路15(=15a)を水平に流れる前記原水
より高温(例えば28℃)の飽和湿り空気と直交流式にこ
の原水を間接接触させ、前記飽和湿り空気を冷却しこの
空気中の水分を凝縮水として分離し、且つ前記飽和湿り
空気を低湿度冷風に変化させると共に、熱交換によって
加温された加温原水を前記飽和湿り空気を生成するべく
前記熱交換器13の上流側に設けた蒸発部Bにおける原水
散布部17に供給し、この原水散布部17から充填材21の上
に散布し前記飽和湿り空気よりかなり高温(例えば40
℃)の外気と向流式に直接接触させて、その一部を蒸発
させこの水分を含む空気を前記飽和湿り空気として、前
記間接接触型の熱交換器13の一次側へ送り込む。
このようにして生成された低湿度冷風(冷気)を前記
ケース10の気流吐出口18から吐出し、空調又は、植物育
成室の冷風として適宜使用する。
また、凝縮して滴下する真水を前記真水溜部Dで一時
的に受け、この真水を飲料水又は植物育成用の散水とし
て利用する。
前記充填材21上を流下中にこの原水はほゞ27℃の加温
水となり、海面乃至地表へ前記原水循環系Fにより戻さ
れ、再循環使用される。
ハ.発明の効果 請求項第1項乃至第3項に記載された本件方法発明は
前記構成により、全く真空ポンプを必要とせず、かつそ
のためのシール構造体を設けることもなく、前記構成の
蒸発部と凝縮部を通過する原水から真水を製造できると
共に、低湿度の冷気を造水と同時に生成できる。
これにより、この冷気と真水を利用して、植物の育成
を自然水に乏しい砂漠地帯などにおいて促進でき、その
緑化に貢献できる。
更に、この冷気を空調にも利用でき、原水を一度蒸発
して凝縮させるため真水とすることで飲料水としても使
用できる。
殊に請求項第3項に記載された発明では、造水、地下
水を再循環使用できる。
次に、請求項第4項乃至第6項記載の装置発明では、
前記方法発明を実施でき、かつ、前記熱交換器を構成要
件とすることで、原水から真水を簡易に製造できると共
に、冷気をも生成できる。
殊に請求項第5項記載の発明では熱交換器の構造をよ
り簡略化でき、温風専用通路の目詰まりが生じた場合で
も、熱交換プレートを取り出すことで容易に解消でき
る。
また、請求項第6項記載の発明では、海水乃至地下水
を有効に再循環使用できる。
なお、前記汲み上げポンプP及び気流吐出口18に設置
される送風機20の駆動源として、公知の太陽エネルギー
を使用すれば、装置全体としての省エネルギーに貢献で
き、発電施設に乏しい砂漠地帯での利用は最高となる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に関するもので、第1図はこの装置の実施
例の概略図、第2図は凝縮部における熱交換器の正面
図、及び第3図はその一部省略側面図である。 図中の主な符号の説明 B……蒸発部、C……凝縮部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−23749(JP,A) 特開 昭59−26184(JP,A) 特開 平1−139993(JP,A) 特開 平1−269896(JP,A) 実開 平1−107488(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/04 F25D 1/02 F28C 1/04 F28D 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水を凝縮部を構成する間接接触型で密閉
    式の熱交換器に供給し、この熱交換器を流下中に前記原
    水より高温の飽和湿り空気と直交流式に間接接触して、
    前記飽和湿り空気を冷却しこの空気中の水分を凝縮水と
    して分離し、且つ前記飽和湿り空気を冷風に変化させる
    と共に、熱交換によって加温された加温原水を前記飽和
    湿り空気を生成するべく前記熱交換器の上流側に設けた
    蒸発部における散水部分に供給し、この散水部分から充
    填材の上に散布し、前記飽和湿り空気よりかなり高温の
    外気と向流式に直接接触させて、その一部を蒸発させこ
    の水分を含む空気を前記飽和湿り空気として、前記間接
    接触型の熱交換器の一次側へ送り込むことを特徴とする
    造水及び冷風生成方法。
  2. 【請求項2】前記熱交換器は蛇行原水通路が内部に形成
    した熱交換プレートを複数枚垂直に並列してなり、隣接
    する前記熱交換プレート間に温風専用通路が形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の造水
    及び冷風生成方法。
  3. 【請求項3】前記原水を20度C程度の海水乃至地下水と
    し、汲み上げポンプで前記熱交換器の上部に汲み上げ、
    前記充填材の上に散布し40度C程度の外気を28度C程度
    飽和湿り空気に変更した後、前記原水をほぼ27度Cとな
    って海面乃至地表に戻して再際循環使用することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の造水及び
    冷風生成方法。
  4. 【請求項4】垂直部分と、この上部からこれとほぼ直角
    で水平に伸びる水平部分からなる全体逆L字型のケース
    内において、この垂直部分内に向流式の蒸発部が設けら
    れていると共に、前記水平部分内に凝縮部として間接接
    触型で密閉式の熱交換器が設置してあり、原水をこの熱
    交換器上に汲み上げるための汲み上げポンプの二次側と
    前記熱交換器の原水通路の一次側は原水供給管により接
    続してあり、前記原水通路と併存する空気通路が前記熱
    交換器に形成してあり、この空気通路の一次側は飽和湿
    り空気を生成する前記蒸発部の飽和湿り空気吐出部側に
    開口してあり、この飽和湿り空気吐出部の上流側近傍に
    位置する前記蒸発部の原水散布部分に前記原水通路の二
    次側が接続してあり、間接接触型で密閉式の熱交換器の
    空気通路真下には、前記飽和湿り空気と原水の間接接触
    で凝縮され滴下する真水を受ける真水溜部が前記ケース
    の水平部分の底部に設けてあると共に、前記間接接触型
    の熱交換器の気流吐出口が空気通路の二次側で前記ケー
    スの水平部分の一端に設けてあることを特徴とする造水
    及び冷風生成装置。
  5. 【請求項5】前記熱交換器は蛇行原水通路を内部に形成
    した熱交換プレートを複数枚垂直に並列してなり、隣接
    する前記熱交換プレート間に温風専用通路が形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の造水
    及び冷風生成装置。
  6. 【請求項6】前記原水を20度C程度の海水乃至地下水と
    し、汲み上げポンプで前記熱交換器の上部に汲み上げ、
    前記散水部分の下方に配置された充填材の上に散布し40
    度C程度の外気を28度C程度飽和湿り空気に変更した
    後、前記原水をほぼ27度Cとなって海面乃至地表に戻し
    て再循環使用する原水循環系が設けてある特許請求の範
    囲第4項記載の造水及び冷風生成装装置。
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