JP3141604U - 直線型摺動装置のローラ保持器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可撓性を有する二つの長尺状の連結部11と、二つの連結部の間に均等な間隔で配列されている複数のスペーサ12とを備え、二つのスペーサの間で収容空間13を形成し、各収容空間内にローラを収容できる直線型摺動装置のローラ保持器10であって、前記連結部および各スペーサは上面と、下面とをそれぞれ有し、各スペーサは二つ以上の保持体121,122をそれぞれ備えており、隣接する保持体は上面または下面に向けて交互にそれぞれ突出するとともに、突出している末端が収容空間に向けて傾斜することで、ローラの脱落を防止する。
【選択図】図1
Description
各ローラは可撓性を有する一本の保持器内に設けられている。
この種の摺動装置は例えば日本特許の特開2002−349562号公報(特許文献1)に開示されている。
この装置は、保持器が均等な間隔で配列されている複数の保持体を備えていて、各保持体の二つの側面が円弧状を呈することで、ローラを包み込むように保持している。
また特許文献1では更に、保持体の側面中段に、潤滑剤を貯留するための潤滑剤用溝が凹設されていて、ローラの回転時に必要な潤滑性を提供している。
しかしながら、保持体の円弧状を呈する二つの側面にローラの表面に面接触の関係で摺接するため、その間の摩擦力が大きいという問題がある。
この保持器(40)は可撓性を有する二つの長尺状の連結部(41)と、二つの連結部(41)の間に均等な間隔で配列した複数のスペーサ(42)とを備えている。
各スペーサ(42)は第1の保持体(421)と、第2の保持体(422)と、第3の保持体(423)とが順に配列されて構成されている。
中間に位置する前記第2の保持体(422)の両側面における下半の部分が円弧状を呈するとともに、その上半の部分が平面状に延びて形成されいる。
また前記第1の保持体(421)および第3の保持体(423)は、その上半の部分が円弧状を呈し、その下半の部分が平面状に延びて形成されている。
複数のローラ(50)はそれぞれ二つのスペーサ(42)の間に配置させている。
スペーサ(42)は、各保持体(421)〜(423)の円弧面でローラ(50)の脱落を規制しつつ、平面を利用してローラ(50)と摺接しないようにすることで、ローラ(50)の転動時における摩擦抵抗を減らしている。
線接触で摺接する摺接方向は、ローラ(50)の軸方向に沿ったものであり、さらにローラ(50)の転動方向に対して垂直となっているため、ローラ(50)の転動時に、より大きな摩擦抵抗が生じてしまう。
さらに本考案ではローラと保持体が点接触することから、常に油路の確保に支障がなく、ローラの転動時において必要な潤滑度が向上する。従来技術のようにローラ表面の潤滑剤が剥がれ落ちるという欠点を改善できる。
さらに保持体上に設けられているリブが上下に向けて連続しているので、成型時において、上下の金型を合わせて成型するだけでよく、しかも成型後は順調に金型から外すことができる。
この突起がローラの端面の中心部と点接触するので、ローラの転動特の摩擦抵抗をさらに低減できると同時に、油路の形成を阻害することがない。
本考案に係るローラ保持器(10)は、上面と、下面とを有する帯状体であって、可撓性を有する二つの長尺状の連結部(11)と、二つの連結部(11)の間に均等な間隔で配列されている複数のスペーサ(12)とを備えている。
二つのスペーサ(12)の間には収容空間(13)を形成していて、複数のローラ(50)が各収容空間(13)内にそれぞれ配置されている。
前記連結部(11)および各スペーサ(12)は前記した上、下面をそれぞれ有していて、さらに二つの連結部(11)の対向する遠隔側が側面とされている。
好ましくは図示するように、順に配列された第1の保持体(121)と、第2の保持体(122)と、第3の保持体(123)とを備えている。
各保持体(121)〜(123)の二つの両側面は平面部分(1210)、(1220)、(1230)と、斜面部分(1211)、(1221)、(1231)とを有している。
このうち、各平面部分(1210)、(1220)、(1230)はスペーサ(12)の中段位置に形成されるとともに、連結部(11)の延在方向に対して垂直に形成されている。
間隔を隔てた第1の保持体(121)および第3の保持体(123)の斜面部分(1211)、(1231)は、平面部分(1210)、(1230)の同一の側に突出させる一方で、中間に配置されている第2の保持体(122)の斜面部分(1221)を前記の逆方向に突出させる。
各リブ(1213)、(1223)、(1233)は、上、下面の間に連続して形成されていて、ローラ(50)の軸方向に対して垂直に形成されている。
本考案はスペーサ(12)の二つの両側面の上部および底部が、収容空間(13)の方向に傾斜していて、収容空間(13)の周面形状が多角形を形成している。
そのため、各保持体上に突出したリブ(1213)、(1223)、(1233)がローラ(50)の表面と、円弧状で包み込むように接触することなく、点接触の関係で接触している。
したがって、収容空間(13)に収容されて摺接するローラ(50)は、三本のリブ(1213)、(1223)、(1233)と六箇所で点接触をすることになるので、ローラ(50)が回動するときの摩擦抵抗を大幅に低減することができる。
本実施形態においては、二つの連結部(21)と、二つの連結部(21)の間に均等な間隔で配列された複数のスペーサ(22)とを備えている。
スペーサ(22)もまた第1の保持体(221)と、第2の保持体(222)と、第3の保持体(223)とを備えている。
前記第1の保持体(221)および第3の保持体(223)は連結部(21)における同一の側に突出する一方で、第2の保持体(222)はその逆方向に突出している。
ただし、本実施形態において、各保持体の二つの側面はそれぞれ円弧状の面として形成されている。
各保持体の各円弧状を呈する表面には、突出したリブ(2213)、(2223)、(2233)がそれぞれ設けられている。
各リブ(2213)、(2223)、(2233)の曲率半径は、ローラ(50)よりも大径とすることで、各リブ(2213)、(2223)、(2233)とローラ(50)の表面とがわずかに一点のみで摺接することになるので、スペーサ(22)の表面とローラ(50)との間に潤滑剤を保持しつつ、摩擦抵抗の低減を達成している。
また、二つの連結部(21)は各収容空間(23)に向いた中間位置に、ローラ(50)の端面中心と点接触するための突起(210)がそれぞれ設けられている。
本実施形態においては、連結部(31)と、突起(310)と、スペーサ(32)と、第1の保持体(321)と、第2の保持体(322)と、第3の保持体(323)と、各保持体の二つの側面に設けられているリブ(3213)、(3223)、(3233)とを備えている。
ただし、本実施形態において、各保持体の二つの側面はいずれも平面状の傾斜面として形成されている。
連結部(31)から遠い一端が収容空間(33)に向けて傾斜していて、各リブ(3213)、(3223)、(3233)とローラ(50)の表面とが点接触をなすとともに、その間に油路空間を形成している。
二つの保持体はそれぞれ逆方向に、つまり上面または下面に向けてそれぞれ突出して形成されるとともに、突出したこれら保持体の端部が収容空間に向けて傾斜していて、そして各保持体の表面にリブがそれぞれ設けられるものであってもよい。
このように形成しても、ローラとリブとを点接触させてローラを収容できるといった効果を達成することができる。
11、21、31・・・・・・・・・連結部
110、210、310・・・・・・突起
12、22、32・・・・・・・・・スペーサ
121、221、321・・・・・・第1の保持体
1210、1220、1230・・・平面部分
1211、1221、1231・・・斜面部分
1213、1223、1233・・・リブ
122、222、322・・・・・・第2の保持体
123、223、323・・・・・・第3の保持体
13、23、33・・・・・・・・・収容空間
2213、2223、2233・・・リブ
3213、3223、3233・・・リブ
40・・・・・・保持器
41・・・・・・連結部
42・・・・・・スペーサ
421・・・・・第1の保持体
422・・・・・第2の保持体
423・・・・・第3の保持体
50・・・・・・ローラ
Claims (8)
- 上面と、下面と、二つの側面とを有する帯状体である直線型摺動装置のローラ保持器であって、
可撓性を有するとともに、側面に沿って延びる二つの長尺状の連結部と、
前記二つの連結部の間に均等な間隔で配列された複数のスペーサとを備えており、
前記二つの連結部および各スペーサは前記上面と、下面とをそれぞれ有しており、
前記二つのスペーサの間には収容空間が形成されており、
各スペーサは二つ以上の保持体をそれぞれ備え、
このうちの一つの保持体が連結部の上面に向けて突出し、
前記保持体に隣接する他の保持体は連結部の下面に向けて突出しており、
各保持体の突出した末端は更に収容空間の方向に向けてそれぞれ傾斜しており、
各保持体における収容空間に向いた面には、一つ以上の突出したリブがそれぞれ設けられており、
該リブは保持体の上面および下面に向けて連続して形成されているとともに、各リブは収容空間の中心から同距離で離れてた少なくとも二つの摺接点を有していることを特徴とする、
直線型摺動装置のローラ保持器。 - 上面と平行な各保持体の断面において、各保持体の収容空間に向いた面が平坦な平面として形成されていて、更に前記平面上にリブが突出して設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 前記スペーサが三つの保持体を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 各保持体の表面の中間に、一本の前記リブがそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 二つの連結部の側面の中間には、各収容空間に向けて突起がそれぞれ突出して設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 各保持体における収容空間に向いた面が、平面部分と、斜面部分とをそれぞれ有しており、前記平面部分はスペーサの中段に形成され、そして斜面部分は平面部分と平面部分から突出した末端部分との間に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 側面に平行な各保持体の断面形状が円弧面を呈していて、円弧面に突出して形成されるリブもまた合わせるように円弧状を呈しているとともに、前記リブの曲率半径が収容されるローラの半径よりも大径であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
- 側面に平行な各保持体の断面形状が、直線状の斜面であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の直線型摺動装置のローラ保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008001114U JP3141604U (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 直線型摺動装置のローラ保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008001114U JP3141604U (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 直線型摺動装置のローラ保持器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3141604U true JP3141604U (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=43291656
Family Applications (1)
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| JP2008001114U Expired - Lifetime JP3141604U (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | 直線型摺動装置のローラ保持器 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3141604U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015117816A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | Thk株式会社 | ローラ連結体及びこれを用いた転がり案内装置 |
-
2008
- 2008-02-28 JP JP2008001114U patent/JP3141604U/ja not_active Expired - Lifetime
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