JP3141755U - 子豚等小動物用保温マット - Google Patents

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Abstract

【課題】 子豚等の小動物を飼育する際に使用する保温マットの全面を加温するとともに、感電事故を防止する。
【解決手段】 樹脂製の本体1と、本体1の上面に積層されて本体1よりも小形である面状の電熱ヒータ2と、外側表面に滑り止め用の凹凸面が形成されるとともに電熱ヒータ2の上面と本体1の上面外周縁および本体1の外周側面に接着された樹脂製の表面カバー3とを備えた子豚等小動物用保温マットにおいて、表面カバー3の下側全面にアルミシート10を敷設する。また、電熱ヒータ2へ電力を供給するための電源コード15およびアース付3極電源プラグ11と、一端がアルミシート10に接続されるとともに他端がアース付3極電源プラグ11の接地極用の栓刃に接続されたアース線12とを備える。
【選択図】 図1

Description

本考案は、子豚等の小動物を飼育する際に使用する保温マットに関し、詳しくは温度ムラをなくすとともに感電を予防して快適に使用できる子豚等小動物用保温マットに関する。
本出願人は、子豚等の小動物を飼育する際に使用する保温マットとして、既に特許文献1に記載の子豚等小動物用保温マットを提案している。図4はその子豚用保温マットの表面カバーの一部を剥離して示した斜視図である。塩ビからなるマット本体1の上部内側部分にカーボン線面発熱体からなる電熱ヒータ2が配置され、その上に軟質の塩ビシートからなる表面カバー3が上面と側面を覆うように貼り付けられている。表面カバー3の表面には、子豚の足が滑らないように、凹凸面が形成されている。なお、図4では、電気回路の構成部品の図示を省略している。
図5は図4の表示に電気回路の構成部品を書き加えた状態の平面図であり、図6は図4の一部を拡大して示した断面図である。図示されるように、凹凸面が形成された表面カバー3の下側に、マット全体よりも一回り小さくカーボン線面発熱体からなる電熱ヒータ2が配置され、その電熱ヒータ2の下面でマットの幅方向の中心線上にサーモスタット4,5および温度センサ6が塩ビ樹脂からなるマット本体1内に埋設されている。これらサーモスタット4,5および温度センサ6は、コード15により図示しないコントローラに接続されている。また、コード15の根元部分はコードプロテクタ16に覆われて保護されている。
特開2004−321143号公報
しかしながら、上述した子豚用保温マットは、表面カバー3の下側全面に、電熱ヒータ2が敷設されているわけではなく、外周部の一定幅部分は、表面カバー3の下側が直接マット本体1となっている。そのため、電熱ヒータ2が敷設されていない部分の表面カバー3は、その内側の電熱ヒータ2が敷設されている部分に比べて、表面温度が低くなる。その結果、温かいところを好む子豚は、保温マットに乗降するとき、その低温部分に違和感を覚え、保温マットの中央部分が温かいのにもかかわらず、保温マットに乗ることを嫌うようになることがあった。その結果として、保温マットの使用頻度が低下し、成育にも悪影響を与えることがあった。
また、上述した子豚用保温マットは、電熱ヒータ2の上面を塩ビの表面カバー3で覆っている構造であるため、子豚が成長して爪で表面カバー3を擦ることで表面カバー3が破れてしまい、露出した電熱ヒータ2に爪が直接触れて、子豚が感電してしまうことがあった。そうして感電した子豚は、保温マットにより感電するということを学習してしまい、二度と保温マットに乗らなくなるという問題が発生することがあった。また、子豚の飼育に携わる作業員も、清掃等の作業のとき、誤って、鋭利な釘やカッター等で、保温マットの表面カバー3を傷つけて、電熱ヒータ2に触れて感電するという事故も発生するという問題があった。そこで、本考案は、外周の低温部分をなくして使用を忌避されることのない子豚等小動物用保温マットを提案するとともに、感電事故を予防することのできる子豚等小動物用保温マットを提案することを目的とした。
上記課題を解決するために、本考案は、樹脂製の本体と、該本体の上面に積層されて前記本体よりも小形である面状の電熱ヒータと、外側表面に滑り止め用の凹凸面が形成されるとともに前記電熱ヒータの上面と前記本体の上面外周縁および前記本体の外周側面に接着された樹脂製の表面カバーとを備えた子豚等小動物用保温マットにおいて、前記表面カバーの下側全面にアルミシートを敷設する。また、前記子豚等小動物用保温マットにおいて、前記電熱ヒータへ電力を供給するための電源コードおよびアース付3極電源プラグと、一端が前記アルミシートに接続されるとともに他端が前記アース付3極電源プラグの接地極用の栓刃に接続されたアース線とを備える。さらに、前記本体中に埋設されてマット温度を検出する温度センサと、該温度センサにより検出された温度に基づいて前記電熱ヒータへ供給される電流を制御するコントローラとを備える。
以上述べた本考案によれば、表面カバーの下側全面にアルミシートを敷設したことで、電熱ヒータの発熱が伝熱性の良いアルミシートを介して、電熱ヒータのない表面カバーの外周縁まで伝達されて、表面カバーの全面が所定温度に保たれる。その結果、子豚等小動物が保温マットを忌避することが解消される。
また、接地されたアルミシートを電熱ヒータの上側に敷設したことで、電熱ヒータが外力に対して防護されるとともに、電熱ヒータが露出するような事態でも、電熱ヒータとアルミシートとが短絡されて、感電事故が防止される。
以下、図に基づいて本考案の実施形態を説明する。図1は本考案に係る保温マットの一部を拡大して示した断面図である。図示されるように、上面に凹凸面が形成された軟質塩ビ製の表面カバー3の裏面に、アルミシート10が接着されている。このアルミシート10は、アルミ箔とポリエステルフィルムを貼り合わせた複合材料とし、平滑性及び耐熱性を図るのが好ましい。また、このアルミシート10の下側には、マット全体よりも一回り小さくてカーボン線面発熱体からなる電熱ヒータ2が配置され、その電熱ヒータ2の下面でマットの幅方向の中心線上にサーモスタット4,5および温度センサ6が塩ビ樹脂からなるマット本体1内に埋設されている。これらサーモスタット4,5および温度センサ6は、コントローラに接続されている。
このアルミシート10が、電熱ヒータ2と表面カバー3の間に積層されるとともに、表面カバー3の裏面の全面に延設されたことで、熱伝導性の良いアルミシート10を介して、電熱ヒータ2の外側に位置してマット本体1の外周縁に位置する表面カバー3も加温される。これは、図6に示されるような従来の保温マットでは、マット本体の外周縁が冷たかったのに対して、マット本体の外周縁まで略均一に加温されることになり、子豚等がマットの低温部を忌避することが解消される。
図2は、図1の保温マットの電気的構成を示す回路図である。マット本体1内に電熱ヒータ2、サーモスタット4,5、温度センサ6およびアルミシート10が配設され、それらはコード15によりコントローラ8に接続されている。コントローラ8の一次側には、3芯コードが接続され、その他端がアース付3極電源プラグ11に接続されている。3極電源プラグ11の接地極用の栓刃には、コントローラ8を介して、アルミシート10に接続されているアース線12が接続されている。3極電源プラグ11は、保温マット使用の際に、図示しないアース付3極電源コンセントに挿着されて、電源が供給される。
電熱ヒータ2はカーボン線面発熱体からなり、180W程度を使用する。サーモスタット4,5はコントローラ8が万一故障した場合の安全のために設けられたものであり、動作温度55°Cのものを用いる。温度センサ6は、サーミスタ等を用いる。7はダイヤル式の可変抵抗器等からなる設定温度入力手段であり、子豚の飼育に本マットを使用する場合に、子豚の日齢に応じた温度が手動により設定される。コントローラ8は、設定温度入力手段7より入力された設定温度と温度センサ6が検出したマット温度とを比較して電熱ヒータ2をオン・オフ制御する。
すなわち、コントローラ8は、マット温度が設定温度より低ければ、電熱ヒータ2にAC100Vを供給し、マット温度が設定温度より高ければ、電熱ヒータ2へのAC100Vの供給を停止する。なお、電熱ヒータ2としてカーボン線面発熱体を用いたことで、電熱ヒータ2の一部が破損された場合のリーク電流が僅かとなる。そのため、子豚等への影響は微小であり、他の直列電極タイプや面状タイプの電熱ヒータ等に比較して安全性が得られる。また、本考案では、上述したようにコントローラ8により、設定温度を変更可能としたことで、子豚の飼育に本マットを使用する場合に、飼育者は、子豚の日齢に応じて、設定温度を細かく調整していくことが可能となる。
また、電熱ヒータ2の上面に密接して、アルミシート10を配設したことで、電熱ヒータ2が外力に対して防護されるとともに、子豚等の爪で表面カバー3が破損されて、さらにアルミシート10および電熱ヒータ2が損傷を受けた場合、あるいは保温マットの清掃作業等のとき、誤って釘や刃物で電熱ヒータ2を損傷した場合でも、電熱ヒータ2からのリーク電流が、先にアルミシート10を介してアース線12へ流れることにより、感電事故を防止することができる。なお、電熱ヒータ2からアルミシート10へ電流がリークすると漏電ブレーカが作動して、電源が遮断される。
図3は本考案に係る子豚用保温マットの製造方法を示す説明図である。子豚用保温マットを製造するには、先ず、図(a)に示すように、完成マットより大きい軟質の塩ビシートからなる表面カバー3を凹凸面が下すなわち下向きに置き、その裏面に接着剤を用いてアルミシート10と、カーボン線面発熱体からなる電熱ヒータ2を、重ねて接着する。次に、図(b)に示すように、アルミシート10と電熱ヒータ2が接着された表面カバー3を下向きのまま型枠9内に載置し、ここで図示しないがサーモスタット4,5、温度センサ6およびそれらの配線コードを電熱ヒータ2の上に配置する。
次に、図(c)に示すように、型枠9の内側全面に加熱軟化して餅状になった再生塩ビ17を所定厚さに押し詰める。次に、図(d)に示すように、押し詰められた塩ビが冷却硬化した後に、型枠9から取り出して周囲にはみ出ている表面カバー3およびアルミシート10の端を切断除去してマット本体を完成する。次いで、コントローラ8、3極電源プラグ11等を取り付けて全体が完成する。このように、本考案では、塩ビシートからなる表面カバー3の内側にアルミシート10と電熱ヒータ2を重ねて配置し、その外側を更に再生塩ビ17で覆う構造としたことで、アルミシート10と電熱ヒータ2を除く全体が塩ビ製となり、製造が容易となるとともに、構造的にも安定して耐久性が向上する。本考案では、特に、再生塩ビを用いることでコストダウンも可能となる。なお、当然ながら、再生塩ビでない新しい塩ビを用いて製造することも可能である。
本考案は、子豚の飼育以外にも、犬、猫等の小動物の飼育に利用が可能である。
本考案に係る保温マットの一部を拡大して示した断面図である。 図1の保温マットの電気的構成を示す回路図である。 本考案に係る子豚用保温マットの製造方法を示す説明図である。 従来例の子豚用保温マットの表面カバーの一部を剥離して示した斜視図である。 図4の表示に電気回路の構成部品を書き加えた状態の平面図である。 図4の一部を拡大して示した断面図である。
符号の説明
1 マット本体
2 電熱ヒータ
3 表面カバー
4 , 5 サーモスタット
6 温度センサ
7 設定温度入力手段
8 コントローラ
9 型枠
10 アルミシート
11 アース付3極電源プラグ
12 アース線
15 コード
16 コードプロテクタ
17 再生塩ビ

Claims (3)

  1. 樹脂製の本体と、該本体の上面に積層されて前記本体よりも小形である面状の電熱ヒータと、外側表面に滑り止め用の凹凸面が形成されるとともに前記電熱ヒータの上面と前記本体の上面外周縁および前記本体の外周側面に接着された樹脂製の表面カバーとを備えた子豚等小動物用保温マットにおいて、
    前記表面カバーの下側全面にアルミシートを敷設したことを特徴とする子豚等小動物用保温マット。
  2. 請求項1に記載の子豚等小動物用保温マットにおいて、
    前記電熱ヒータへ電力を供給するための電源コードおよびアース付3極電源プラグと、
    一端が前記アルミシートに接続されるとともに他端が前記アース付3極電源プラグの接地極用の栓刃に接続されたアース線と、
    を備えたことを特徴とする子豚等小動物用保温マット。
  3. 請求項1または2に記載の子豚等小動物用保温マットにおいて、
    前記本体中に埋設されてマット温度を検出する温度センサと、
    該温度センサにより検出された温度に基づいて前記電熱ヒータへ供給される電流を制御するコントローラと、
    を備えたことを特徴とする子豚等小動物用保温マット。
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