JP3141994U - 食品加熱容器 - Google Patents

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大介 松川
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イノマタ化学株式会社
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Abstract

【課題】 食品容器の密閉状態と通気状態が直ちに判別でき、食品の保存と電子レンジによる加熱が同一容器のまま簡便に行うことができる食品加熱容器を提供する。
【解決手段】 容器本体及びこれを封止する蓋体からなる食品加熱容器であって、該蓋体は容器本体に対する相対的な取り付け位置により変更された容器の気密性に応じて、容器本体に設けられた異なる表示を目視できる表示窓を設けてなる食品加熱容器。
【選択図】 図1

Description

本考案は食品加熱容器に関する。本考案の食品加熱容器は、惣菜、ご飯、スープなどの食品を保存し、必要に応じて容器ごと電子レンジで温めることができる食品加熱容器に関する。
調理済みの食品、冷凍食品、その他の食品を常温又は冷蔵庫、冷凍庫に保存した後、食事に際して電子レンジで加熱することは調理に際し家庭などでしばしば行われる。このような電子レンジを使用した加熱において、保存中の食品を保存用容器のまま加熱に供することができれば炊事の手間から非常に好ましい。このような保存・加熱兼用の食品容器は保存中、内部の食品が外部に漏れ出ないよう容器本体と蓋体は密閉されている必要があり、一方、加熱時には内部の膨張した気体を容器より放出して容器の変形や破損により食品が飛散することを防止する必要がある。
このような容器として、従来、加熱時に内部気体を放出する通気孔を蓋体に設けた食品加熱容器、また、本体へ取り付ける蓋体の表裏により気密性の有無が異なる食品加熱容器などの提案がある。前者の容器では蓋体に形成された通気孔から埃などが容器内に入り込むおそれがあり衛生上好ましくなく外観上もよくない。後者の食品容器は、加熱時には蓋が単に容器開口部に載置されて内部の気体を放出する構造のため、加熱中、本体から蓋が外れ内容物が飛散する懸念がある。これらの点を解消する食品加熱容器として、特開2002−362647号公報には、本体と蓋体とを取り付ける嵌合部分の各々に凸部又は凹部を形成し、本体への蓋体の取り付け位置により前記凹凸が嵌まり合う密閉状態、或いは嵌まり合わずに嵌合部分に隙間が生じ通気状態の2種が生じる加熱容器についての提案がある。
実開平1−85287 特開2002−362647
しかしながら、前記公報に開示の食品加熱容器では容器の閉塞状態が「保存」に対応しているか、「加熱」に対応しているか、蓋体の取り付け位置(角度)が容器本体に対して異なっているに過ぎず、この点を炊事の最中に一見して判別することは煩わしい。
本考案の目的は、容器本体及びこれを密に封じる蓋体からなる食品加熱容器であって、該蓋体は容器本体に対する相対的な取り付け位置に応じて、容器の密閉状態と通気状態が直ちに判別できる食品加熱容器を提供することにある。
本考案は容器本体及びこれを封止する蓋体からなる食品加熱容器であって、該蓋体は容器本体に対する相対的な取り付け位置により異なる当該容器の気密性に応じて、容器本体に設けられた異なる表示をあらわす表示窓を設けてなる食品加熱容器を提供するものである。
また、容器本体の異なる表示は容器本体の開口部上縁に設けた本体把手に設けられた表示であるのが好ましく、蓋体に本体把手に対応した複数の蓋把手を設け、該蓋把手の1つに本体把手の表示を透過目視できる表示窓を設けるのが好ましい。容器本体の異なる表示は食品の保存とレンジ調理を示す表示であるのが好ましい。
さらに、本考案において、前記食品加熱容器は本体上縁に設けられた被嵌合部が蓋体の周縁部に設けられた嵌合部に嵌合し、前記嵌合部と被嵌合部のいずれか一方には、これらの間に隙間を形成する凸部が形成されると共に他方には凸部に嵌まり合う形状の凹部が形成され、容器本体に対する蓋体の取り付け位置により前記凸部と凹部が嵌まり合う密閉状態の嵌合と、凸部が凹部に嵌まることなく嵌合部と被嵌合部との間に隙間が形成される通気状態の嵌合が形成されるのがよい。
本考案の食品加熱容器によれば、容器本体に対する蓋体の相対的な取り付け位置により生ずる密閉状態と通気状態の相異を容器の外見から直ちに目視判別することができ、食品の保存と電子レンジによる加熱が同一容器のまま簡便に行うことができ調理時の煩わしさから解放される。
つぎに図面を参照しながら本考案の食品加熱容器を具体例により更に詳細に説明する。図1は本考案の食品加熱容器において、蓋体を容器本体よりはずしたところを示す斜視図である。図2は容器本体及びこれに被せる蓋体を示す斜視図である。図3は本考案の食品加熱容器において蓋体を本体に被せたところを示す斜視図である。図4及び図5は、各々図2のA−A線、B−B線にて破断された斜視図である。図6は図3のC−C線にて破断した斜視図である。
図1〜4において、本考案の食品加熱容器は容器本体10と蓋体20からなる。容器本体10は水平断面において実質的に円形で上部にほぼ円形の開口を有する。また蓋体20は前記容器本体の開口上縁に対応した形状を有し本体10に被せられる。
容器本体10の開口上縁には、前記蓋体20に対応した形状を備えて蓋体20に気密に嵌まり込む被嵌合部11が形成される(図4参照)。また、本体10の上縁には、開口に対して対向する2箇所に水平方向に耳状に張り出した2つの本体把手14a、14bが設けられ、これらの上面には各々「保存」「レンジ」など調理に関する表示がなされる。また、本体10の上縁には前記本体把手から開口に関し90°回った箇所に本体上縁を下方に切り込んだ凹部13aが1箇所設けられ、他方、表示部から逆方向にほぼ60°、120°回った箇所に各々1箇所ずつの凹部13b、13cが設けられる。
一方、蓋体20の周縁には図4に示すように本体10の被嵌合部11が嵌まり込む環状の嵌合溝21を有する嵌合部22が設けられ、該嵌合溝21は溝の奥に向かって幅が狭くなるテーパーを形成する。該蓋体20の嵌合部22の周縁には、調理に関し本体に表示した本体把手12a、12bに対応し対向する2箇所に、水平方向に耳状に張り出した蓋把手24a、24bが形成される。
図5に示すように、蓋把手の一方24bは成形体で覆われ本体把手14bの表示を目視できないよう遮蔽カバー26が設けられ、他方の蓋把手24aはその中央部に透孔25が形成され、前記本体把手14aに設けた調理に関する「保存」、「レンジ」などの表示が目視できる。
また、蓋体20の嵌合溝21には前記容器本体20の上縁に設けた各切り込みである凹部に対応し、これに嵌まりこむ凸部が設けられる。すなわち、前記表示カバーから環状の嵌合溝を90°回った箇所に溝から突出する凸部23aが1箇所、他方、逆方向にほぼ60°、120°回った箇所にも各々1箇所ずつ凸部23b、23cが設けられる。
図5、図6に示すように、蓋把手は蓋体の上縁に設けた3つの凸部が本体10の3つの凹部に嵌まり込んだ状態で、本体10の本体把手14aに表示の「保存」を蓋把手24aの透孔25が被さるように設定されており食品が気密に保たれた「保存状態」であることを明瞭に表示する。
これに対して、本体に対する蓋体の取り付けを180°入れ替えると、蓋体の3つの凸部は本体の凹部に嵌まり込むことなく、本体の上縁に当接し、蓋体が僅かに持ち上がってテーパーをなす蓋体の嵌合溝21と本体10の被嵌合部11との間に僅かな隙間ができて通気性が生じ、電子レンジを用いた加熱に供することができる。このようにして、本考案の容器に保存した食品は他の容器に移し替えることなく、蓋の位置を変えるだけで直ちに電子レンジで加熱することができ、かつこの蓋の位置の状態を一見して判別することができ、調理の際の煩わしさもなく安全に食品の保存、加熱を行うことができる。
なお、容器の密閉・通気を制御する凹部、凸部の数、位置は本具体例に限定されず、本体に対する蓋体の取り付け位置を替えた場合に、密閉状態と通気状態とが生じるように様々な位置、個数に設計変更することができる。また、蓋体の前記透孔は本体に記載の表示が目視できればよく、透明板であってもよい。
本考案の食品加熱容器にはこのような食品用のプラスチック容器に汎用の各種材料がいずれも用いられてよく、通常、ポリプロピレン、ポリスチレンなど種々のプラスチックにより成形することができる。
この食品加熱容器は容器本体に対する蓋体の相対的な取り付け位置により生ずる密閉状態と通気状態の相異を容器の外見から直ちに判別することができ調理時の煩わしさから解放される。
本考案の食品加熱容器の容器本体より蓋体をはずしたところを示す斜視図である。 本考案の容器本体及びこれに被せる蓋体を示す斜視図である。 本考案の食品加熱容器の本体に蓋体を被せたところを示す斜視図である。 図2のA−A線にて破断した本考案容器の斜視図である。 図2のB−B線にて破断した本考案容器の斜視図である。 図3のC−C線にて破断した斜視図である。
符号の説明
10 容器本体 20 蓋体 11 被嵌合部
13a、13b、13c 凹部 14a、14b 本体把手
21 嵌合溝 22 嵌合部
23a、23b、23c 凸部 24a、24b 蓋把手
25 透孔 26 遮蔽カバー

Claims (5)

  1. 容器本体及びこれを封止する蓋体からなる食品加熱容器であって、該蓋体は容器本体に対する相対的な取り付け位置により異なる当該容器の気密性に応じて、容器本体に設けられた異なる表示をあらわす表示窓を設けてなる食品加熱容器。
  2. 容器本体の異なる表示が、容器本体の開口部上縁に設けた本体把手に設けられた表示である請求項1の食品加熱容器。
  3. 蓋体に本体把手に対応した複数の蓋把手を設け、該蓋把手の1つに本体把手の表示を透過目視できる表示窓を設けてなる請求項2の食品加熱容器。
  4. 容器本体の異なる表示が食品の保存とレンジ調理を示す表示である請求項1の食品加熱容器。
  5. 前記食品加熱容器は、本体上縁に設けられた被嵌合部が蓋体の周縁部に設けられた嵌合部に嵌合し、前記嵌合部と被嵌合部のいずれか一方には、これらの間に隙間を形成する凸部が形成されると共に他方には凸部に嵌まり合う形状の凹部が形成され、容器本体に対する蓋体の取り付け位置により前記凸部と凹部が嵌まり合う密閉状態の嵌合と、凸部が凹部に嵌まることなく嵌合部と被嵌合部との間に隙間が形成される通気状態の嵌合が形成される請求項1の食品加熱容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101880704B1 (ko) * 2017-03-22 2018-07-20 주식회사 에이피씨테크 전자레인지용 조리 용기

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