JP3142053U - 飲料容器 - Google Patents

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宏樹 泉
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Abstract

【課題】蓋をロック状態から開放するまでを1つの部材に対する1回の簡単な動作で行うことができる飲料容器を提供する。
【解決手段】容器本体2の開口部3に栓体10を装着し、栓体10を閉鎖又は開放する蓋体20を設けた飲料容器において、栓体10の外面部に軸支されて一方端に設けた係合爪33が閉状態の蓋体20の係合受け部22と係合状態及び係合解除状態とに回動する係合部材31の外面側に上下摺動可能なスライドボタン40を設け、スライドボタン40が上動位置の時は、スライドボタン40に一体に設けられた突出片42が、栓体10側のストッパ18に当接して、係合爪33と係合受け部22とが完全に係合され閉蓋状態となり、スライドボタン40が下動位置の時は、突出片42がストッパ18に当接せず、前記スライドボタン40を係合解除方向へ操作することにより、係合爪33と係合受け部22との係合が解除され開蓋状態となる構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、水筒などの携帯用の飲料容器に係り、特に、使用時に蓋体を1つの動作で開くことのできる飲料容器に関する。
従来、容器本体の上部開口に装着される口栓部材と、該口栓部材にヒンジにて回動可能に連結され、口栓部材の天板に重なった際は開口する注出口を液密に閉蓋状態とすると共に口栓部材から離れた際は注出口を開蓋状態とする蓋部材とを備えた飲料用容器の栓体では、ヒンジと反対側に蓋部材の閉蓋状態の保持を行うロック機構を設けたものがある。
このロック機構は、例えば、口栓部材に設けられるシーソー式のロックボタンを操作し、一方に回動させると蓋部材に係合するロックボタンに設けた係合片が係合を解除する方向に移動し、蓋部材が開蓋状態となるようにしてあるのが一般的である。
ところで、ロック機構には、飲料容器を鞄等に収納している場合等において、不用意に蓋部材が開いてしまい、内容物が漏れてしまうことがないように、閉蓋状態を保持するのみならず、簡単に開蓋状態へ移行しないようにロックボタンが動かないよう固定させる別途機構が設けてある。
このロック機構について、蓋部材の回動端に設けられた係合片と、口栓部材の外面部に設けた軸部材により軸支されて口栓部材の内外方向に回動可能に取り付けられ、上部に前記係合片が係脱可能な係合部を有するとともに、該係合部を前記係止片との係合方向に付勢する付勢手段を有するロックボタンと、口栓部材の外周壁にスライド可能に設けられ、前記ロックボタンの下部と口栓部材の外周壁との間に挿入されたときに前記ロックボタンのロック解除方向への動きを規制するストッパ片と、該ストッパ片の挿入位置と非挿入位置とに保持される係止部とからなるスライド式ストッパとからなる構成を採用したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−193944号公報
しかし、特許文献1の構造のものは、開蓋状態とさせる際には、スライド式ストッパを下方にスライドさせてから、ロックボタンを内側に押すという2つの異なる部材へそれぞれ異なる操作を行う必要があるため、スライド式ストッパーやロックボタンを目視するか指の感触によってそれぞれの操作部位を探り当ててから、異なる操作をしなければならず、片手の指1本でこれらの操作を行うのは容易ではなかった。
また、ジョギング、ウォーキング、サイクリング等の運動途中で飲料容器を使用する際は、蓋部材の複雑な開放操作に気を取られてしまい、操作途中で道路上の障害物や路面の変化に気がつくのが遅れて衝突や転倒してしまうなどの危険を生じることもあった。
そこで、本考案は、蓋をロック状態から開放するまでを1つの部材に対する1回の簡単な動作で行うことができ、操作性に優れた飲料容器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、この考案は、上部に開口部を有する容器本体と、容器本体の開口部に装着され天板に飲み口を有する栓体と、栓体に対してヒンジを介して回動可能に装着され前記飲み口を水密状に閉鎖又は開放する蓋体とからなり、前記蓋体を開方向に付勢させる開放機構と、前記蓋体の閉状態を保持するロック機とを有する飲料容器において、
前記ロック機構は、前記蓋体に設けられた係合受け部と、前記栓体の外面部に軸支されて一方端に設けた係合爪が閉状態の蓋体の係合受け部と係合状態及び係合解除状態とに回動する係合部材と、前記係合部材の外面側に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたスライドボタンとからなり、
前記スライドボタンが上動位置の時は、スライドボタンと一体に設けられた突出片が、栓体に設けたストッパに当接することにより、係合部材の係合爪と蓋体の係合受け部とが完全に係合され閉蓋状態となる一方、スライドボタンが下動位置の時は、突出片がストッパに当接せず、前記スライドボタンを係合解除方向へ操作することにより、係合部材の係合爪と蓋体の係合受け部との係合が解除され開蓋状態となるようにした構成を採用したものである。
本考案により、スライドボタンを指でスライドさせるというワンタッチアクションで、スライドボタンの突出片とストッパとの当接によりロックされている係合部材の固定を解除すると共に、そのままスライドボタンにかかった指が自然と係合部材を係合解除方向に押すことになり、蓋体の係合が解除されて開蓋状態とすることができる。
以上の構成による本考案によれば、飲料容器を手に持ちながら親指をスライドボタンに当てて引き下げるという自然な動作を行うだけで、係合部材の固定解除と係合部材の蓋体への係合解除とを行えるので、片手の指1本でスライドボタンをスライドさせるという簡単な操作で飲料容器の蓋を開けることができる。
また、指の感触等でスライドボタンを探り当てるだけでよく、操作時に飲料容器の2つの操作部位を注視したり指で探り当てたりする必要が無く、更に、スライドボタンをスライドさせるというワンタッチアクションのみでよく、異なる2つの動作のために注意を払う必要がないので、ジョギング、ウォーキング、サイクリング等の運動途中で飲料容器を使用する際にも危険が生じることがない。
以下、本考案を飲料容器に適用した各形態例を、図面に基づいて説明する。図1乃至図3は、本考案の飲料容器の一例を示すもので、飲料容器1は、合成樹脂製又は金属製の容器本体2と、該容器本体2の上部に装着される合成樹脂製の栓体10と、該栓体10の上部を覆う蓋体20からなる。
容器本体2は、有底で上部に開口部3を有する筒状体であって、該筒状体の内部に飲料液体を収納するものであり、開口部3付近は円筒状の上部筒状体4となっている。栓体10は、容器本体2の上部筒状体4に外嵌装する程度の大きさで下部開放の筒状体11と、この筒状体11の上部を覆う天板12と、天板12上面に筒状体11より小径の筒状で筒状体11と導通する飲み口13が設けられている。
容器本体2に対する栓体10の取り付けは、上部筒状体4の外面に設けられたねじ部5に、栓体10の筒状体11の内側に設けられたねじ部14を螺合することで行われ、筒状体11の下端が容器本体2の鍔部6に当接する付近まで締め付けて固定され、栓体10における天板12下面の周辺部に設けられたリング状のボトルパッキン15が容器本体2の上部筒状体4の上端部に当接することで容器本体2と栓体10は水密状に接続される。
栓体10に対する蓋体20の取り付けは、天板12の上面端部に設けられたヒンジ16を中心に蓋体20が回動自在に取り付けられており、蓋体20が栓体10の上側に重なったとき、蓋体20に設けられたパッキン21が栓体10の飲み口13を水密状に閉鎖する閉蓋状態となるが、ヒンジ16には開放機構17としてバネ17aが設けられ、蓋体20を栓体10から引き離して飲み口13の閉鎖を解除する開蓋状態となる力が付勢されている。
また、蓋体20と栓体10には、パッキン21が飲み口13を閉鎖する状態を維持するためのロック機構30が設けられており、このロック機構30は、前記蓋体20のヒンジ16の反対側に設けられた係合受け部22と、前記栓体10の外面部にピン32により軸支され、一方端に設けた係合爪33が閉状態の蓋体20の係合受け部22と係合状態及び係合解除状態とにシーソー状に回動する係合部材31と、この係合部材31の外面側に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたスライドボタン40とからなる。
図4は係合部材31を示すもので、栓体10へ軸支されるピン32より下側で栓体10との間に圧縮したコイルバネ34を挟んで取り付けられることで、コイルバネ34の伸び力によりピン32の上側では係合爪33が蓋体20側に付勢されており、係合爪33が閉蓋状態にある蓋体20の係合受け部22への係合が保持される。
図5はスライドボタン40を示すもので、前記係合部材31を完全に覆う程度の大きさで係合部材31の外側に摺動自在に取り付けられ、係合部材31に対する摺動機構は、係合部材31の長さ方向に沿って設けられた2つのスライド溝35に、スライドボタン40のスライドガイド41が嵌合することで、係合部材31に対してスライド溝35に沿って上動位置から下動位置までの摺動が自在となっている。
また、係合部材31のピン32より下の位置には貫通穴36が開けられ、この貫通穴36にスライドボタン40に設けられた突出片42がスライドボタン40の係合部材31に対するスライドを許容しつつ通っており、スライドボタン40の上動位置ではこの突出片42の先端部が栓体10の表面側に突出したストッパ18に当接することで、スライドボタン40の栓体10側への押し込みを止めており、スライドボタン40及び係合部材31が係合爪33が蓋体20の係合受け部22への係合が解除される方向へのピン32を中心とした回動を阻止している。
また、係合部材31の表面側に水平方向に設けた凸条37にスライドボタン40の裏面側に水平方向に設けた凸条43が乗り越えたところでスライドの最上端の上動位置となり、凸条37と凸条43との干渉によりスライドボタン40の上動位置を保持している。
指をスライドボタン40に押し当てて係合部材31の凸条37とスライドボタン40の凸条43の嵌合に抗してスライドボタン40を上動位置から下動位置までスライドさせると、スライドボタン40の突出片42も下方向にスライドし、上動位置から下動位置の途中で突出片42の先端部が栓体10のストッパ18から外れて突出片42の栓体10側への移動は自由になり、スライドボタン40と共にピン32を中心とした係合部材31下側の栓体10側への回動が許容され、この回動により係合部材31のピン32より上側にある係合爪33が蓋体20の係合受け部22との係合を解除する方向に移動可能となる。
この場合は、指に入れた力により自然とスライドボタン40と共に係合部材31のピン32より下側を押すことになり、そのままスライドボタン40と係合部材31を回動させることとなるので、蓋体20を開けるための係合部材31の固定機構の解除と係合解除方向への移動が指の1つの動作で可能となる。
この考案の飲料容器1は上記のような構成であり、この飲料容器1のロックを解除し開放する動作を説明する。
まず、図6は蓋体20が栓体10に対して閉じてロックされた状態を示しており、蓋体20は、ヒンジ16におけるバネ17aの力に抗して閉じられて、ヒンジ16の反対側にあるスライドボタン40は上動位置にスライドしており、蓋体20の係合受け部22が係合部材31の上端の係合爪33に係合して閉蓋状態を保持しており、スライドボタン40の突出片42が栓体10のストッパ18に当接することで、係合部材31の係合爪33は蓋体20側の係合受け部22への係合を解く方向への回動が阻止されている。
また、スライドボタン40の凸条43が係合部材31の凸条37の上側に嵌り込んでスライドボタン40が下がらないようにこの位置を保持しているため、係合爪33と係合受け部22の係合が確実に保持され、不用意にスライドボタン40がスライドして蓋体20が意図しない状態で開くといったことがない。
次に、飲料を飲むために蓋体20を開ける際は、飲料容器1を持ちながら、例えば親指の腹をスライドボタン40に当て、指に下向きの力を加えてスライドボタン40を下に引き下げようと力を加え、スライドボタン40の凸条43が係合部材31の凸条37を乗り越えて係合部材31に対して下側にスライドし、図7の状態となる。
上記図7の状態となると、スライドボタン40と一体の突出片42も下方にスライドし、その先端部が栓体10のストッパ18に当接しない位置となる。すると、スライドボタン40を下に引き下げるためにスライドボタン40を押し付けていた指の力で、図8に示すように、コイルバネ34に力に抗してピン32より下側で自然とスライドボタン40と係合部材31とが栓体10側に押し付けられて回動することになり、その結果、係合爪33の係合受け部22への係合が解除されることになる。
係合受け部22への係合爪33の係合が解除された蓋体20は、ヒンジ16のバネ17aの力により自動的に栓体10から離れる方向への力が付勢いされているので、図9に示すように栓体10の飲み口13から離れてゆく。
その後、スライドボタン40に添えた指を離すと、図10のように、スライドボタン40と係合部材31はコイルバネ34の力により指で押される前の元の位置に戻り、この状態で、飲料容器1を手に持ちながら飲み口13を下向きにして飲料容器1内の飲料を飲むことができる。
使用後は、手で蓋体20を栓体10に被せるようにヒンジ16を中心に回動させて閉じ、蓋体20の係合受け部22をロック機構30の係合爪33に当接させてそのまま上から押し込むと、係合受け部22と係合爪33との当接面の傾斜により、係合受け部22が外側に押されてコイルバネ34を圧縮しながら係合部材31が回動し、係合受け部22が係合爪33の下側に潜り込むと、コイルバネ34の力により係合部材31は元に戻り、係合受け部22と係合爪33の係合が行われ、蓋体20は栓体10に対して閉蓋状態を維持できるようになる。なお、この状態は図7と同じ状態である。
更に、指をスライドボタン40にかけて、スライドボタン40を栓体10側に押し込まないように注意しながら、例えば、スライドボタン40の上側を押さえながら、上方向にスライドさせ、スライドボタン40側の凸条43を係合部材31の凸条37を乗り越えさせれば、スライドボタン40は上動位置で固定され、スライドボタン40の突出片42が栓体10のストッパ18に当接し、スライドボタン40及び係合部材31の回動による係合爪33の係合受け部22からの係合解除を阻止し、不用意に蓋体20が開くのを防止できる。なお、この状態は図6と同じ状態である。
なお、係合部材31の係合爪33と蓋体20の係合受け部22の材質を、復元性、弾力性のある材質としておけば、図10の状態から蓋体20を閉める際、前もってスライドボタン40を上端部までにスライドさせて係合部材31の回動を防止させてから、蓋体20を閉めても、係合爪33や係合受け部22の弾性変形により係合部材31の回動なしに係合受け部22が係合爪33の下側に潜り込み、そのまま係合が保持されるようになる。
なお、本考案の実施形態の飲料容器において、図2に仮想線で示すように、冷蔵庫等で冷却した保冷材60を容器本体2内に吊持するようにすることもできる。
この考案の飲料容器の一部切欠右側面図である。 この考案の飲料容器の斜視図である。 この考案の飲料容器の正面図である。 係合部材を示すもので(A)は正面図、(B)は中央縦断面図、(C)は背面図である。 スライドボタンを示すもので(A)は正面図、(B)は中央縦断面図、(C)は背面図である。 この考案の飲料容器の開放操作を示す一部切欠要部側面図である。 この考案の飲料容器の開放操作を示す一部切欠要部側面図である。 この考案の飲料容器の開放操作を示す一部切欠要部側面図である。 この考案の飲料容器の開放操作を示す一部切欠要部側面図である。 この考案の飲料容器の開放操作を示す一部切欠要部側面図である。
符号の説明
1 飲料容器
2 容器本体
3 開口部
4 上部筒状体
5 ねじ部
6 鍔部
10 栓体
11 筒状体
12 天板
13 飲み口
14 ねじ部
15 ボトルパッキン
16 ヒンジ
17 開放機構
17a バネ
18 ストッパ
20 蓋体
21 パッキン
22 係合受け部
30 ロック機構
31 係合部材
32 ピン
33 係合爪
34 コイルバネ
35 スライド溝
36 貫通穴
37 凸条
40 スライドボタン
41 スライドガイド
42 突出片
43 凸条

Claims (1)

  1. 上部に開口部3を有する容器本体2と、容器本体2の開口部3に装着され天板12に飲み口13を有する栓体10と、栓体10に対してヒンジ16を介して回動可能に装着され前記飲み口13を水密状に閉鎖又は開放する蓋体20とからなり、前記蓋体20を開方向に付勢させる開放機構17と、前記蓋体20の閉状態を保持するロック機構30とを有する飲料容器において、
    前記ロック機構30は、前記蓋体20に設けられた係合受け部22と、前記栓体10の外面部に軸支されて一方端に設けた係合爪33が閉状態の蓋体20の係合受け部22と係合状態及び係合解除状態とに回動する係合部材31と、前記係合部材31の外面側に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたスライドボタン40とからなり、
    前記スライドボタン40が上動位置の時は、スライドボタン40に一体に設けられた突出片42が、栓体10に設けたストッパ18に当接することにより、係合部材31の係合爪33と蓋体20の係合受け部22とが完全に係合され閉蓋状態となる一方、スライドボタン40が下動位置の時は、突出片42がストッパ18に当接せず、前記スライドボタン40を係合解除方向へ操作することにより、係合部材31の係合爪33と蓋体20の係合受け部22との係合が解除され開蓋状態となるようにしたことを特徴とする飲料容器。
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