JP3142797U - 衝撃緩和運搬容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】パソコンのような薄厚で衝撃に弱い製品の運搬に際し、その運搬時や落下時の衝撃を緩和し或いはその衝撃が製品に伝わることを防止し、且つ製品の収納作業を瞬時に行うことのできる衝撃緩和運搬容器を提供する。
【解決手段】紙片を折り曲げて製品を挟持する衝撃緩和運搬容器において、周辺部の側片、該側片によって囲まれた空間部、該側片から製品の側端部を保持するように空間部側へ突出形成した縁片、該縁片の両端部側の該縁片と不連続とされた製品の隅部を押圧保持する製品押圧片及び該空間部全面を被覆する可撓性フィルムにより構成したことを特徴とする衝撃緩和運搬容器。
【選択図】図1

Description

本考案は、パソコン等の薄厚で比較的大きな壊れやすい製品を挟持して運ぶための容器で、その運搬時における外部からの各種衝撃或いは該容器を落下させた時の大きな衝撃から該製品が破損することを防止するための衝撃緩和運搬容器に関するものである。
従来よりパソコン等の衝撃に弱い製品を容器に梱包して運搬する場合、外部からの各種衝撃や該容器の落下による衝撃から製品を守るためにそれらの衝撃を吸収する緩衝部材を該容器と製品との間に介在させて該製品が破損することを防止している。
上記防止手段は、容器と製品との間に緩衝部材を配設する作業或いは該緩衝部材となる材料等が別途必要となり高価なものとなっていた。また、容器の落下等の大きな衝撃を受けると緩衝部材そのものの破損や該緩衝部材の緩衝機能の消失等により製品に損傷が生じていた。更に、それらの緩衝部材は使用後に不用品として廃棄されることが多く、環境上からも問題が多かった。
他方、弾力性を有する可撓性シート間に製品を挟持させ、外部からの衝撃が該製品に直接伝わることを防止する容器が存在する。それらのものは中央の開口部に可撓性シートを被覆し、別途同じような容器を用意し、その可撓性シート間に製品を挟持するものであるが、該可撓性シートを保持するフレームが破れたり折れたり、可撓性シート間に挟持された製品が該製品の側方からの強い衝撃により該可撓性シートと一緒に移動して容器の内壁に衝撃し、該製品に損傷を与えることが生じていた。
更に、製品を保持することのできる強度を得るために、下記する文献のように、容器の側壁を二重にしているが、その側壁を得るのに2枚の紙片を重ね、その重ね状態を保持するためのロック作業が必要となっており、容器の組み立てに多くの時間を必要としていた。
特許第3306405号公報 特許第3359001号公報
本考案は、上記欠点を解決したもので、パソコンのような薄厚で衝撃に弱い製品の運搬に際し、その運搬時や落下時の衝撃を緩和し或いはその衝撃が製品に伝わることを防止し、且つ製品の収納作業を瞬時に行うことのできる衝撃緩和運搬容器に関するものである。
本考案は、紙片を折り曲げて製品を挟持する衝撃緩和運搬容器において、周辺部の側片、該側片によって囲まれた空間部、該側片から製品の側端部を保持するように空間部側へ突出形成した縁片、該縁片の両端部側の該縁片と不連続とされた製品の隅部を押圧保持する製品押圧片及び該空間部全面を被覆する可撓性フィルムにより構成したことを特徴とする衝撃緩和運搬容器。
また、各々の側片の両端部には隅片を形成し、該隅片は対角線方向に形成した折り曲げ部により分割された一方を糊代片とし、該糊代片を隣接する側片の裏面側に貼着してなる衝撃緩和運搬容器を特徴とする。
更に、縁片は、対向するいずれかの縁片間の間隔を収納する製品の長さ或いは幅より短くなるように形成し、少なくとも該製品の側端部を支持するように構成してなる衝撃緩和運搬容器を特徴とする。
また、製品押圧片は、その隣接する製品押圧片間の間隔を収納する製品の長さ或いは幅より短くなる位置に形成し、少なくとも該製品の隅部が該製品押圧片の表面に当接するように構成してなる衝撃緩和運搬容器を特徴とする。
本考案は、パソコン等の薄厚で衝撃に弱い製品を十分な弾力性を有する可撓性シートにより挟持して容器内に保持することができ、運搬時や該容器の落下時等における外部から大きな衝撃が直接製品に伝わることを防止することを可能とした。
また、本考案は、製品の側方からの強い衝撃により該製品が容器内で移動し、容器本体を構成する内壁面に直接該製品が当接して損傷することを防止するため、該製品が移動したときは弾力性に富んだフレームの表面に当接するように形成し、この弾力を有する保持により製品の損傷を防ぐことが可能となった。
更に、フレームとなる側壁を強固とするため、該側壁を二重の紙片で形成しているが、該紙片相互を固定する組み立て作業に時間を費やすことなく側片を押すだけの瞬時の作業で立体形となる衝撃緩和運搬容器の組み立てを可能とした。
以下、図面を参考に本考案を実施するための最良の形態についてその実施例を説明する。
図1は、本考案のパソコン等の衝撃に弱い製品Wを運搬するための衝撃緩和運搬容器1に該製品Wを配設した状態を示す斜視図、図2は、該衝撃緩和運搬容器1を組み立てる前の状態を示す展開図である。
衝撃緩和運搬容器1は、紙製、特に段ボール紙を所定形状に加工し、その紙片の所定箇所を折り曲げ可能とし、一部を糊付けして組み立て形成できるようにしたものである。
紙片をプレス機等により切断及び押圧加工して図2の展開図に示す衝撃緩和運搬容器1を得る。該衝撃緩和運搬容器1は、矩形状の紙片の周辺部を形成する第1〜第4側片2、3、4、5、該第1〜第4側片2〜5の内側に形成される切除空間部6、該第1〜第4側片2〜5と切除空間部6との間に形成される第1〜第4縁片7、8、9、10及び該第1〜第4縁片7〜10の隅部に形成される第1〜第4製品押圧片11、12、13、14並びに該第1〜第4側片2〜5の表面に貼着されて該切除空間部6を覆う可撓性フィルム15とより形成されている。
該第1側片2は、長尺の矩形状とし、その内側一側縁部は第1縁片7が折り曲げ部16を介して連続形成されている。また、両端部には各々隅片17、18が形成され、該隅片17、18を分割してその一部は重ね片17a、18aとされ、他部は糊代片17b、18bとして形成されている。該隅片17、18の該重ね片17a、18aと糊代片17b、18bとは各々を分割する対角線位置に折り曲げ部17c、18cを形成し、該折り曲げ部17c、18cにより折り曲げ自在として連続形成されている。重ね片17a、18aは、該折り曲げ部17c、18cと第1側片2の両端部の折り曲げ部19、20及び該隅片17、18の外側縁片とによりほぼ三角形状に形成され、該糊代片17b、18bも同様に三角形状に形成され、その裏面側には接着剤が貼着されることになる。
該糊代片17b、18bに連続して第2側片3、第3側片4が各々形成され、その間には折り曲げ部21、22が形成されている。第2側片3の長手方向となる内側一側縁部には折り曲げ部23を介して第2縁片8が連続形成され、同様に、第3側片4には折り曲げ部24を介して第3縁片9が連続形成されている。
また、該第2側片3及び第3側片4の他端部側には各々折り曲げ部25、26を介して隅片27、28が連続形成され、該隅片27、28は重ね片27a、28a及び糊代片27b、28bとに分割形成されている。該隅片27、28にはその両者を端部として第4側片5が連続形成されている。更に、該第4側片5の長手方向の内側一側縁部に折り曲げ部29を介して第4縁片10が連続形成されている。更に、第4側片5の両端部には折り曲げ部30、31が各々形成され、上記した隅片27、28の糊代片27b、28bが連続形成されている。上記重ね片27a、28a及び糊代片27b、28bを分割形成するために該隅片27、28の対角線位置に折り曲げ部27c、28cが各々形成されている。
上記第1側片2に連続形成される第1縁片7は、該折り曲げ部16の両端部から数センチメートルの内側位置を基端として切除空間部6の方向に向けて斜めに第1切断部32が形成され、他方端部も同様に、折り曲げ部16の端部から所定の間隔を有する位置を基端として切除空間部6の方向に向けて斜めに第2切断部33が形成されている。従って、該第1縁片7はほぼ台形形状の片とされる。なお、その内側となる先端側縁は緩やかな湾曲線とすることにより可撓性フィルムの破損防止や振動や衝撃によって加わる力を分散させることを可能としている。
また、第2側片3及び第3側片4も上記同様、その各々の折り曲げ部23、24の端部から数センチメートルの位置を基端として該第2縁片8及び第3縁片9の一端部から各々切除空間部6の方向に向けて斜めに第3切断部34及び第4切断部35並びに他端部の第5切断部36及び第6切断部37が形成されている。
上記同様、第4側片5の折り曲げ部29側はその端部から数センチメートルの位置を基端として該第4縁片10の一端部から各々切除空間部6の方向に向けて斜めに第7切断部38及び第8切断部39が形成されている。
上記により第1縁片7の両端部には第1、第2製品押圧片11、12が、第4縁片10の両端部には第3、第4製品押圧片13、14が各々形成されることになる。
上記第1切断部32と第3切断部34、第2切断部33と第4切断部35、第5切断部36と第7切断部38及び第6切断部37と第8切断部39により各々4箇所の第1〜第4製品押圧片11〜14が形成されることになる。第1製品押圧片11は、隅片17に隣接する位置となる隅部にほぼ三角形状の連続部40の底部側を第1折り曲げ部41としたほぼ三角形状のものとされ、該第1折り曲げ部41を基部として折曲自在とされている。また、その切除空間部6側は湾曲線状とされ、可撓性フィルム15の破損や製品Wの破損を防止している。
上記と同様、第1縁片7と第3縁片9間、第2縁片8と第4縁片10間及び第3縁片9と第4縁片10間にも第2折り曲げ部43を介しての第2製品押圧片12、第3折り曲げ部45を介しての第3製品押圧片13及び第4折り曲げ部47を介しての第4製品押圧片14とが各々形成されている。
上記第1〜第4製品押圧片11〜14は、製品Wの隅部W1〜W4と当接する位置に形成されることになり、該第1〜第4製品押圧片11〜14の表面により製品Wの隅部W1〜W4を弾力的に押圧支持することになる。
上記切除空間部6全面には第1、第4側片2、5にその端部側を貼着して可撓性フィルム15を被覆する。該可撓性フィルム15は、伸縮性及び反覆性に優れ、破れや裂けが生じない耐久性に優れたものが使用される。
上記状態の紙片を第3図の平面図及び第4図の裏面図で示すように、第1、第4側片2、5を折り曲げ部16、29を介して第1、第4縁片7、10の裏面側に位置するように180度方向へ折り返し、該側片2、5の両端部に形成した隅片17、18、27、28の糊代片17b、18b、27b、28bの裏面側に形成された貼着層を隣接する第2、第3側片3、4の裏面側に貼着する。第2、第3側片3、4には図3、4の点で示すように端部の三角形状部分が貼着されることになる。
上記のように、隅部の一部が貼着され、上記図3、4に示す第1、第4側片2、5及び隅片17、18、27、28が第2、第3側片3、4及び第1、第4縁片7、10に重なった偏平状の状態で製品Wを収納する位置まで運ばれることになる。偏平状のため有効的に重ね運搬することが可能となる。
製品Wを収納するときは、隅片17、18、27、28の重ね片17a、18a、27a、28aが対角線位置に形成した折り曲げ部17c、18c、27c、28cより折り曲げ自在に形成されているので、図3のA−A方向に側片3、4を押圧すると、側片2、5は折り曲げ部16、29を中心として第1、第4縁片7、10より離れる方向に移動し、同時に、折り曲げ部19、20及び30、31も移動し、それにより重ね片17aの表面と糊代片17bの表面とが接する位置まで移動して重なることになる。重ね片18aと糊代片18b、重ね片27aと糊代片27b及び重ね片28aと糊代片28bも同様に重なり、図1に示す立体形の衝撃緩和運搬容器1が形成されることになる。
図1、5に示すように、上記立体形にした状態で可撓性フィルム15上に製品Wを載置することになる。
上記によって形成された衝撃緩和運搬容器1と同じものを別途用意し、図6に示すように、製品Wの載置された衝撃緩和運搬容器1の上に別途衝撃緩和運搬容器1´を重ね、可撓性フィルム15、15´により該製品Wを挟持するようにして保持することになる。
可撓性フィルム15、15´により保持された製品Wは、切除空間部6、6´側へ突出した対向する突出縁片8、8´、9、9´を各々押圧することになり、該縁片8、8´、9、9´の元に戻ろうとする力により該製品Wを強く挟持することになる。また、製品Wは縁片8、8´、9、9´の先端側に接し、全体で該製品Wを挟持することになるので外部から振動や衝撃が加わってもその力を該縁片8、8´、9、9´により受けることができ、且つ力が集中的に作用しないので該製品W及び該縁片8、8´、9、9´の破損を防止することができる。
また、第1〜第4製品押圧片11〜14は、図5に示すように、一片側が三角形状連結部40、42、44、46と折り曲げ部41、43、45、47を介して連続し、他の部分が第1〜第8切断部32〜39により不連続な独立状態とされているため、製品Wの隅部W1、W2、W3、W4は各々該第1〜第4製品押圧片11〜14の表面に当接し、押圧した状態で配設されることになる。
上記状態で製品Wを挟持した衝撃緩和運搬容器1、1´が収納された別途容器本体が落下した場合、製品Wの表裏面方向での落下の場合は主として可撓性フィルム15及び第1〜第4側片2〜5が強く働いて製品Wを保護することになり、製品Wの側面方向に落下した場合には、主として第1〜第4縁片7〜10及び第1〜第4製品押圧片11〜14が強く保持することになり、更に、隅部方向への落下の場合は、主として該第1〜第4製品押圧片11〜14が該製品Wの隅部W1〜W4を強く保持することになり、どのような方向での衝撃や落下に対しても該製品Wを強く保持することが可能となる。
本考案の衝撃緩和運搬容器の斜視図。 同衝撃緩和運搬容器の組み立て前の展開図。 同衝撃緩和運搬容器の積層収納や搬送時の状態を示す一部折り曲げた表面側の平面図。 同衝撃緩和運搬容器の積層収納や搬送時の状態を示す一部折り曲げた裏面側の平面図。 同衝撃緩和運搬容器を組み立て製品を載置した状態を示す平面図。 同衝撃緩和運搬容器間に製品を配設した状態の中央部の断面図。
符号の説明
1、1´ 衝撃緩和運搬容器
2、3、4、5 第1〜第4側片
6、6´ 切除空間部
7、8、8´、9、9´、10 第1〜第4縁片
11、12、13、14 第1〜第4製品押圧片
15、15´ 可撓性フィルム
16、23、24、29 折り曲げ部
17、18、27、28 隅片
17a、18a、27a、28a 重ね片
17b、18b、27b、28b 糊代片
17c、18c、27c、28c 折り曲げ部
19、20、21、22、25、26、30、31 折り曲げ部
32、33、34、35、36、37、38、39 第1〜第8切断部
40、42、44、46 三角形状連結部
41、43、45、47 第1〜第4折り曲げ部

Claims (4)

  1. 紙片を折り曲げて製品を挟持する衝撃緩和運搬容器において、周辺部の側片、該側片によって囲まれた空間部、該側片から製品の側端部を保持するように空間部側へ突出形成した縁片、該縁片の両端部側の該縁片と不連続とされた製品の隅部を押圧保持する製品押圧片及び該空間部全面を被覆する可撓性フィルムにより構成したことを特徴とする衝撃緩和運搬容器。
  2. 各々の側片の両端部には隅片を形成し、該隅片は対角線方向に形成した折り曲げ部により分割された一方を糊代片とし、該糊代片を隣接する側片の裏面側に貼着してなることを特徴とする請求項1記載の衝撃緩和運搬容器。
  3. 縁片は、対向するいずれかの縁片間の間隔を収納する製品の長さ或いは幅より短くなるように形成し、少なくとも該製品の側端部を支持するように構成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の衝撃緩和運搬容器。
  4. 製品押圧片は、その隣接する製品押圧片間の間隔を収納する製品の長さ或いは幅より短くなる位置に形成し、少なくとも該製品の隅部が該製品押圧片の表面に当接するように構成してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の衝撃緩和運搬容器。
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JP2019018895A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 ザ・パック株式会社 緩衝材及び緩衝材を用いた梱包方法

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