JP3142816U - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理槽の加熱をエネルギーの損失を小さくして効率よく行うことができる生ゴミ処理装置を提供する。
【解決手段】生ゴミ処理装置Aは、投入される生ゴミを破砕する破砕機6と、撹拌装置3を有する処理槽2と、処理槽2を加熱するヒートパイプ4と、発酵ガスから水分を除去する水分除去装置73と、水分除去装置73で水分が除去された発酵ガスを脱臭する脱臭機74と、処理槽2内の発酵ガスが水分除去装置73と脱臭機74を通るように流通させる吸引ファン装置72と、破砕機6で生じる液分を浄化する浄水装置64を備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は生ゴミ処理装置に関するものである。更に詳しくは、処理槽の加熱をエネルギーの損失を小さくして効率よく行うことができる生ゴミ処理装置に関する。さらには、水分を多く含む発酵ガスから水分の分離を効率よく行い、排出される発酵ガスの脱臭をより効果的に行うことができる生ゴミ処理装置に関する。
一般的な生ゴミ処理装置においては、生ゴミ(または厨芥)を微生物を使用して水と二酸化炭素に分解して処理する。このような処理機では、処理物の減量化のために、微生物によって生ゴミが水と二酸化炭素に分解する時に発生する発酵熱を利用して、生ゴミのうち80重量%程度を占める水分を蒸発させるようにしている。しかし、水分を十分に蒸発させるには、通常は発酵熱だけでは熱が足りないので、処理槽(撹拌槽)をヒーターを熱源として加熱するようにしている。
また、処理槽内で発酵した処理物は悪臭を発生することは抑えられているが、におい成分は多少は残っている。このため、水分(湿気)とにおい成分を含む発酵ガスをバキュームファンなどを使用して強制的に流通させ、外部へ排出する際に触媒や吸着剤に通して脱臭処理が行われている。
しかしながら、前記したような従来の生ゴミ処理装置には次のような課題があった。
従来の生ゴミ処理装置は、処理槽を加熱する熱源としてヒーターを使用しているが、ヒーターとして電気ヒーターやガスヒーターを使用した場合、熱効率が良くないことは周知であり、このような加熱方法ではエネルギーの多くが無駄に消費されることになる。
すなわち、従来の生ゴミ処理装置は、本来ゴミを焼却したり埋め立てる量を減らして地球環境の保全に寄与することを目的とする装置であるのにも関わらず、一方でこのようにエネルギーを無駄に消費するのでは、生ゴミ処理装置として好ましいとはいえない。
また、従来の生ゴミ処理装置では、前記したように水分(湿気)とにおい成分を含む発酵ガスを外部へ排出する際に触媒や吸着剤にそのまま通すので、発酵ガスに含まれている水分が触媒や吸着剤に付着してそれらが有する脱臭機能を阻害しやすい。したがって、排出される発酵ガスの脱臭を効果的に行うことが難しかった。
(本考案の目的)
本考案の目的は、処理槽の加熱をエネルギーの損失を小さくして効率よく行うことができる生ゴミ処理装置を提供することである。
本考案の他の目的は、前記目的に加えて、水分を多く含む発酵ガスから水分を除去し、その後脱臭機へ送ることで、大気へ放出される発酵ガスの脱臭をより効果的に行うことができる生ゴミ処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために本考案が講じた手段は次のとおりである。
本考案は、
撹拌装置を有する処理槽と、
該処理槽を加熱するヒートパイプと、
発酵ガスを脱臭する脱臭機と、
前記処理槽内の発酵ガスが前記脱臭機を通るように流通させるファン装置と、
を備えている、
生ゴミ処理装置である。
本考案は、
撹拌装置を有する処理槽と、
該処理槽を加熱するヒートパイプと、
発酵ガスから水分を除去する水分除去装置と、
該水分除去装置で水分が除去された発酵ガスを脱臭する脱臭機と、
前記処理槽内の発酵ガスが前記水分除去装置と前記脱臭機を通るように流通させるファン装置と、
を備えている、
生ゴミ処理装置である。
本考案は、
投入される生ゴミを破砕する破砕機と、
撹拌装置を有する処理槽と、
該処理槽を加熱するヒートパイプと、
発酵ガスから水分を除去する水分除去装置と、
該水分除去装置で水分が除去された発酵ガスを脱臭する脱臭機と、
前記処理槽内の発酵ガスが前記水分除去装置と前記脱臭機を通るように流通させるファン装置と、
前記破砕機で生じる液分を浄化する浄水装置と、
を備えている、
生ゴミ処理装置である。
(作用)
本考案に係る生ゴミ処理装置の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
(第1の考案の作用)
処理槽(2)内に投入された生ゴミは撹拌装置(3)で撹拌され、微生物(発酵菌)によって徐々に分解され発酵する。処理槽(2)はヒートパイプ(4)で適当な温度に加熱されており、各ヒートパイプ(4)からの熱は発酵した処理物に含まれる水分の蒸発に利用されている。また、ヒートパイプ(4)は、熱の供給側と放出側の間で大量の熱輸送を小さな温度差で行うことができるので、供給される熱量を効率よく利用して処理槽(2)を加熱することができる。処理槽(2)内で発生した発酵ガスは、ファン装置(72)によって脱臭機(74)へ送られ、これにより脱臭された後、大気へ放出される。
(第2の考案の作用)
処理槽(2)内に投入された生ゴミは撹拌装置(3)で撹拌され、微生物(発酵菌)によって徐々に分解され発酵する。処理槽(2)はヒートパイプ(4)で適当な温度に加熱されており、ヒートパイプ(4)からの熱は、発酵した処理物に含まれる水分の蒸発に利用されている。また、ヒートパイプ(4)は、熱の供給側と放出側の間で大量の熱輸送を小さな温度差で行うことができるので、供給される熱量を効率よく利用して処理槽(2)を加熱することができる。
処理槽(2)内で発生した発酵ガスは、ファン装置(72)によってまず水分除去装置(73)へ送られて水分が除去される。水分が除去された発酵ガスは次に脱臭機(74)へ送られ、これにより脱臭された後、大気へ放出される。このように発酵ガスが脱臭機(74)へ送られる前に水分除去装置(73)で水分の除去が行われるので、従来のように発酵ガスに含まれている水分が触媒や吸着剤に付着してそれらが有する脱臭機能を阻害することを防止でき、排出される発酵ガスの脱臭を効果的に行うことができる。
(第3の考案の作用)
破砕機(6)で破砕され処理槽(2)内に投入された生ゴミは撹拌装置(3)で撹拌され、微生物(発酵菌)によって徐々に分解され発酵する。破砕機(6)で生じた液分は浄水装置(64)で浄化して排出される。処理槽(2)はヒートパイプ(4)で適当な温度に加熱されており、ヒートパイプ(4)からの熱は、発酵した処理物に含まれる水分の蒸発に利用されている。また、ヒートパイプ(4)は、熱の供給側と放出側の間で大量の熱輸送を小さな温度差で行うことができるので、供給される熱量を効率よく利用して処理槽(2)を加熱することができる。
処理槽(2)内で発生した発酵ガスは、ファン装置(72)によってまず水分除去装置(73)へ送られて水分が除去される。水分が除去された発酵ガスは次に脱臭機(74)へ送られ、これにより脱臭された後、大気へ放出される。発酵ガスが脱臭機(74)へ送られる前に水分除去装置(73)で水分の除去が行われるので、従来のように発酵ガスに含まれている水分が触媒や吸着剤に付着してそれらが有する脱臭機能を阻害することを防止でき、排出される発酵ガスの脱臭を効果的に行うことができる。
本考案は次の効果を有する。
(a)本考案に係る生ゴミ処理装置によれば、処理槽を加熱する熱源としてヒートパイプを使用しており、ヒートパイプは、熱の供給側と放出側の間で大量の熱輸送を小さな温度差で行うことができるので、供給される熱量を効率よく利用して処理槽を加熱することができる。これにより、処理槽を加熱するにあたって、エネルギーが無駄に消費されることが少ない熱効率のよい生ゴミ処理装置を提供することができる。
(b)発酵ガスを消臭する前に水分を除去する水分除去装置を備えた生ゴミ処理装置によれば、処理槽内で発生した発酵ガスは、ファン装置によってまず水分除去装置へ送られて水分が除去され、水分が除去された発酵ガスは次に脱臭機へ送られ、これにより脱臭された後、大気へ放出される。つまり、発酵ガスが脱臭機へ送られる前に水分除去装置で水分の除去が行われるので、従来のように発酵ガスに含まれている水分が触媒や吸着剤に付着してそれらが有する脱臭機能を阻害することを防止でき、排出される発酵ガスの脱臭を効果的に行うことができる。
本考案を図面に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本考案に係る生ゴミ処理装置の一実施の形態を示す断面説明図である。
生ゴミ処理装置Aは、中空のケース1を備えている。ケース1の内部には、底部側が断面半円状で、前後(図1で奥行き方向)に端壁を有する処理槽2が設けられている。処理槽2の上部には上面板20が取り付けられている。処理槽2の内部には、多数の撹拌体30を有する撹拌装置3が設けられている。撹拌装置3は、撹拌体30を回転軸31を中心として回転させて処理槽2内の被処理物である生ゴミを撹拌することができる。
処理槽2の外側には、多数のヒートパイプ4が処理槽2の外面に接するように、かつ互いに密接するように配されている。さらに、各ヒートパイプ4の外側は、熱が逃げにくいように全体が所要の厚さの断熱材21で覆われている。符号22は処理物を取り出すための取出口である。また、ヒートパイプ4の本数や配置は、処理槽2を効果的に加熱することができれば、特に限定するものではない。
各ヒートパイプ4は、処理槽2の長さ(図1で奥行き方向の長さ)と同じ長さのものが使用されている。各ヒートパイプ4は、公知の二重管構造のものが採用されており、内管と外管の間に液状の媒体が入れられ、内管に温水または熱水が通される構造である。温水または熱水は、処理槽2の外部に設けられている熱水循環機5によって各ヒートパイプ4の内管へ送られ、回収されて循環する。
処理槽2の上部には、破砕機(ディスポーザー)6が設けられている。破砕機6は、上部のホッパ60がケース1外部に出してあり、下部の排出管61が断熱材21及び処理槽2の上面板20を貫通させてある。破砕機6の破砕部62の下部からは排液管63が下方へ延ばされており、その先端はケース1内の下部に設けられている浄水装置64に接続されている。なお、浄水装置64には、後述する水分除去装置73からの排水管731も接続されている。浄水装置64で処理された水は外部へ排出されるようになっている。
また、処理槽2の上部には、前記破砕機6と並んで排気処理部7が設けられている。排気処理部7は、断熱材21及び処理槽2の上面板20を貫通して上方へ延ばしてある吸引管70を有している。吸引管70の先端は、中空の処理ケース71の下端に接続されている。処理ケース71の上端は、ケース1を貫通して外部へ開放されている。
処理ケース71の内部には、下側から順に吸引ファン装置72、水分除去装置73及び脱臭機74が設けられている。水分除去装置73は、フィンを設けた蛇管に水を通し、フィンをすり抜ける発酵ガスに含まれている水分を結露させて水分を分離し除去するものである。水分除去装置73は、処理ケース71外部に設けられた水循環機730から冷却用の水が供給され、回収されて循環する。なお、分離された水は、排水管731を通り前記浄水装置64へ送られる。また、脱臭機74は発酵ガスに含まれているにおい成分を触媒によって分解して脱臭するものである。
(作用)
図1を参照して生ゴミ処理装置Aの作用を説明する。
(1)生ゴミは破砕機6に入れられ、破砕されて処理槽2内に投入される。処理槽2内の生ゴミは撹拌装置3で撹拌され、微生物(発酵菌)によって徐々に分解され発酵する。
(2)破砕機6で生じた液分は、水分除去装置73から送られる水と共に浄水装置64へ送られ、浄化した後に排出される。
(3)処理槽2は、ヒートパイプ4で適当な温度に加熱されており、各ヒートパイプ4からの熱は発酵した処理物に含まれる水分の蒸発に利用される。また、ヒートパイプ4は、熱の供給側と放出側の間で大量の熱輸送を小さな温度差で行うことができるので、供給される熱量を効率よく利用して処理槽2を加熱することができる。
(4)処理槽2内で発生した発酵ガスは、吸引ファン装置72によってまず水分除去装置73へ送られて水分が除去される。
(5)水分が除去された発酵ガスは次に脱臭機74へ送られ、これにより脱臭された後、大気へ放出される。このように発酵ガスが脱臭機74へ送られる前に水分除去装置73で水分の除去が行われるので、従来のように発酵ガスに含まれている水分が触媒や吸着剤に付着してそれらが有する脱臭機能を阻害することを防止でき、排出される発酵ガスの脱臭を効果的に行うことができる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本考案の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本考案に係る生ゴミ処理装置の一実施の形態を示す断面説明図。
符号の説明
A 生ゴミ処理装置
1 ケース
2 処理槽
20 上面板
21 断熱材
22 取出口
3 撹拌装置
30 撹拌体
31 回転軸
4 ヒートパイプ
5 熱水循環機
6 破砕機
60 ホッパ
61 排出管
62 破砕部
63 排液管
64 浄水装置
7 排気処理部
70 吸引管
71 処理ケース
72 吸引ファン装置
73 水分除去装置
730 水循環機
731 排水管
74 脱臭機

Claims (3)

  1. 撹拌装置(3)を有する処理槽(2)と、
    該処理槽(2)を加熱するヒートパイプ(4)と、
    発酵ガスを脱臭する脱臭機(74)と、
    前記処理槽(2)内の発酵ガスが前記脱臭機(74)を通るように流通させるファン装置(72)と、
    を備えている、
    生ゴミ処理装置。
  2. 撹拌装置(3)を有する処理槽(2)と、
    該処理槽(2)を加熱するヒートパイプ(4)と、
    発酵ガスから水分を除去する水分除去装置(73)と、
    該水分除去装置(73)で水分が除去された発酵ガスを脱臭する脱臭機(74)と、
    前記処理槽(2)内の発酵ガスが前記水分除去装置(73)と前記脱臭機(74)を通るように流通させるファン装置(72)と、
    を備えている、
    生ゴミ処理装置。
  3. 投入される生ゴミを破砕する破砕機(6)と、
    撹拌装置(3)を有する処理槽(2)と、
    該処理槽(2)を加熱するヒートパイプ(4)と、
    発酵ガスから水分を除去する水分除去装置(73)と、
    該水分除去装置(73)で水分が除去された発酵ガスを脱臭する脱臭機(74)と、
    前記処理槽(2)内の発酵ガスが前記水分除去装置(73)と前記脱臭機(74)を通るように流通させるファン装置(72)と、
    前記破砕機(6)で生じる液分を浄化する浄水装置(64)と、
    を備えている、
    生ゴミ処理装置。
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