JP3142983U - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数増加による部品コストの上昇や組み立て工数の増加による組み立てコストの上昇を抑えることが可能な構成を備えた光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 レーザ光源から射出されたレーザ光を光ディスクの信号記録面に収束させる対物レンズと、この対物レンズを支持したレンズホルダーを揺動可能に支持するアクチュエータベースと、対物レンズの駆動制御用配線を有したフレキシブルプリント板と、このフレキシブルプリント板を覆うカバー1を備え、カバー1には、アクチュエータベースの揺動支点を押圧する片持ち梁状の押圧部1Bが一体に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、光ピックアップ装置に関し、さらに詳しくは、対物レンズ調整機構の保持構造に関する。
従来、光ディスクを記録媒体とする光ディスクプレーヤには、上記光ディスクに記録された情報信号の読み取り再生手段として光ピックアップ装置が用いられている。
この光ピックアップ装置は、レーザ光源から射出されたレーザービームを、対物レンズを介して光ディスクの信号記録面にビームスポットとして集光させ、上記信号記録面に微小な凹凸などの列からなるピット列として記録された情報信号を読み取り再生する。
すなわち、上記光ピックアップ装置は、レーザービームを上記ピット列にビームスポットとして集光させるとともに、上記ピット列から反射された反射ビームの状態をフォトディテクタで検出することによって情報信号の読み取り再生を行うものである。
ところで、レーザービームが対物レンズを介してビームスポットとして光ディスクのピット列に集光されるとき、上記対物レンズの光軸が光ディスクの信号記録面に対し正確に垂直に維持されていないと、上記ピット列に集光されたビームスポットに収差が生じる。
ビームスポットに収差が生ずると極めて微小な各ピットに正確にレーザービームが集光されなくなり、読み取り再生される情報信号にノイズ成分が重畳され再生特性の劣化を招くばかりか、情報信号の読み取り再生が不能となることもある。
そこで、光ディスクプレーヤや光学式の記録再生装置に用いられる光ピックアップ装置にあっては、光ディスクの信号記録面に対しレーザービームが正確に垂直に入射されるように、上記レーザービームを光ディスクの信号記録面に集光させる対物レンズの光軸の傾きを調整可能となす傾き調整機構(以下、「スキュー調整機構」という。)を備えたものが種々用いられている。
スキュー調整に関する構成の一例として、特許文献1に開示されているように、ピックアップベースに対してタンジェンシャル方向に揺動可能に支持されているアクチュエータベースおよびアクチュエータベースに対してコイルバネを備えて揺動可能に付勢された状態で維持されているレンズホルダーを備え、上述したタンジェンシャル方向およびラジアル方向への調整を各部材の揺動動作により行うことができる構成がある。
図4は、特許文献1に開示されている構成を取り入れた従来の光ピックアップ装置の例を示す。図4において、光ピックアップ装置100は、対物レンズ101を保持したレンズホルダー104を備えている。レンズホルダー104は、対物レンズ101のフォーカシング方向およびトラッキング方向への変位を許容するサスペンションバネ105を介してダンパーベース106によって支持されている。サスペンションバネ105は、レンズホルダー104の両側においてそれぞれ複数、互いに平行にかつ対物レンズ101の光軸方向に対しほぼ直角をなすようにダンパーベース106から伸びでていて、各サスペンションバネ105の先端部にレンズホルダー104が連結されている。レンズホルダー104には、このレンズホルダー104とともに対物レンズ101をフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動するコイル102,103を備えている。コイル102,103はこれらのコイルと対向させて配置されたフォーカシングマグネットおよびトラッキングマグネットとの間で生じる電磁力によってレンズホルダー104および対物レンズ101がフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動する。レンズホルダー104が移動するとき上記各サスペンションバネ105が互いに平行な関係を維持したまま撓むことにより、フォーカシング方向およびトラッキング方向に平行移動することができる。
ダンパーベース106は、ねじ107Bを中心としてアクチュエータベース107に対してラジアル方向(矢印Rで示す方向)に揺動可能に支持されている。アクチュエータベース107の下面側からはねじ107Cがねじ込まれ、アクチュエータベース107の上面に側に突出したねじ107Cの先端がダンパーベース106の一端部下面に当接している。したがって、ねじ107Cの回転調整によってダンパーベース106がねじ107Bを中心として回転し、ダンパーベース106のラジアル方向の傾きを調整することができる。
アクチュエータベース107はピックアップベース108に搭載され、ピックアップベース108に形成されている揺動支点支持部108Aにアクチュエータベース107の揺動支点部107Aが当接している。揺動支点部107Aは部分円弧状に形成され、この揺動支点部107Aが上記揺動支点支持部108Aの支持面に沿って摺動することにより、アクチュエータベース107がタンジェンシャル方向(矢印Taで示す方向)において揺動可能に支持されている。
このような構成において、ラジアルスキュー調整を行う場合には、ねじ107Bを緩く締め、ねじ107Cを進退させてダンパーベース106がアクチュエータベース107に対してラジアル方向Rに揺動し得るようにする。
このとき、ダンパーベース106は、押さえバネ109の付勢により、その下面一端部が、ねじ107Cの先端に押し付けられている。
アクチュエータベース107の下面側からねじ107Cを回転させてアクチュエータベース107に対し進退させることにより、ダンパーベース106とねじ107Bの先端との当接高さ位置が変動し、ダンパーベース106はねじ107Bを中心として揺動する。これにより、ダンパーベース106のラジアルスキュー調整が行なわれることになる。
その後ねじ107Bを固く締め付けることにより、ダンパーベース106は、アクチュエータベース107に設けられかつねじ107Bの支持部でもある一対の立ち上り部107Dの間に挟持され、固定保持される。
タンジェンシャルスキュー調整に関しては、次の通りである。
押さえバネ109の付勢力により、アクチュエータベース107は、ピックアップベース108に向かって下方に押圧され、揺動支点部107Aをピックアップベース108側の揺動支点支持部108Aに常時当接させるようになっている。
この状態において、ピックアップベース108の下面側からねじ込まれ、ピックアップベース108の上面側に突出しているねじ108Bを回転させると、アクチュエータベース107を、その揺動支点部107Aを支点として揺動させることができる。上記揺動支点部107Aは部分円弧状に形成され、この部分円弧の中心位置を支点としてアクチュエータベース107を揺動させることができる。このようにしてアクチュエータベース107を揺動させることにより、アクチュエータベース107のタンジェンシャルスキュー調整が行われる。
このようにアクチュエータベース107のスキュー調整は、揺動支点を用いて揺動させる方式が採用されており、このような方式は、上記特許文献1だけではなく特許文献2においても開示されている。
特開平09−185831号公報 特開平05−303749号公報
ところで、スキュー調整を行うために用いられる構成には、アクチュエータベースの揺動支点がその位置を変化させないようにするための板バネなどの押圧部材が用いられている。図4に示す従来例の押さえバネ109がそれに該当する。
このため、光ピックアップ装置を組み立てる際には、例えば、柔軟な樹脂基板に回路パターンを印刷したフレキシブルプリント板を用いるような場合、フレキシブルプリント基板を押さえるためのカバーとは別に揺動支点を押圧する板バネを準備する必要がある。従って、板バネをカバーなどとは別の部品として加工し、また別の部品として組み付けることになるので、部品コスト、加工コストおよび組み立て工数などが増大する。
本考案の目的は、上記従来の光ピックアップ装置の問題点に鑑み、部品点数増加による部品コスト、加工コストの上昇、組み立て工数の増加による組み立てコストの上昇を抑えることが可能な光ピックアップ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案は、レーザ光源から射出されたレーザ光を光ディスクの信号記録面に収束させる対物レンズと、この対物レンズを支持したレンズホルダーを揺動可能に支持するアクチュエータベースと、上記対物レンズの駆動制御用配線を有したフレキシブルプリント板と、このフレキシブルプリント板を覆うカバーを備え、上記カバーには、上記アクチュエータベースの揺動支点を押圧する片持ち梁状の押圧部が一体に形成されていることを最も主要な特徴としている。
上記押圧部の近傍に、上記カバーを取り付けるための締結部を設けるとよい。
本考案によれば、カバーの一部にレンズホルダーの揺動支点を押圧保持するための押圧部が一体に形成されているので、押圧部材をカバーとは個別の部材とした場合と違って、部品点数を低減することができる。これにより、部品管理コスト、加工コスト、組立コストを低減することができる。
しかも、カバーの取り付けに用いる締結部の一つが片持ち梁状の押圧部における基端部近傍に設けてあるので、押圧部の自由端が浮き上がるのを防止することができる。これにより、レンズユニットの揺動支点を定位置に保持することができ、スキュー調整を高い精度で行うことができる。
以下、図面により本考案を実施するための最良の形態について実施例を挙げて説明する。図1は、本考案による光ピックアップ装置に用いられるフレキシブルプリント板押さえ用のカバーを示す外観図である。
図1において、カバー1は、フレキシブルプリント板〔図示されず〕の略全面を覆い得る大きさのカバー面1Aを有する板状部材であり、その一部には、上記カバー面1Aの一角隅から突出した位置に片持ち梁状の押圧部1Bが、例えばプレス加工による一体成形で設けられている。
押圧部1Bは、図2に示すように、アクチュエータベース3の揺動支点3Aの上面に位置し、アクチュエータベース3の揺動支点3Aをピックアップベース5に向かって押圧するようになっている。アクチュエータベース3は、これと一体の部材から、例えば4本のサスペンションバネが平行に伸び出し、各サスペンションバネの先端部にレンズホルダー2が結合されることにより、レンズホルダー2を平行移動可能に支持している。かかる支持構造は周知である。
押圧部1Bは片持ち梁状であり、その基端部近傍には押圧部1Bをせり上がらせた凹状の段部1Cがカバー面1Aと連続して形成されており、カバー面1Cには、カバー1を取り付けるための締結部であるボルト挿通用孔1C1が形成されている。
ボルト挿通用孔1Cには、図2に示すように、カバー1を締結するボルト4が挿通されるようになっている。
以上のような構成においては、図3に示すように、光ピックアップ装置20に装備されているフレキシブルプリント基板の上方にカバー1が配置される。
カバー1は、アクチュエータベース3に設けてある揺動支点3A(図3では、便宜上、揺動支点の位置を明らかにするためにダンパーベース3の端面に揺動支点を示している)を上方からピックアップベース5に向かって押圧した状態で、凹状の段部1Cに設けてあるボルト挿通用孔1C1に挿通されたボルト4がピックアップベース5に締結されることでピックアップベース5に固定される。
これにより、カバー1の本来の機能に加えてカバーの機能とは別の機能である押圧作用を一つの部材で得られる。特に、カバー1の一部に押圧部1Bが一体的に加工されているので、押圧部材を改めて準備する必要や別工程で加工する必要がないので、加工コストや部品管理コストの上昇を抑えることができる。
一方、ボルト4の締結位置は、カバー1において梁状をなす押圧部1Bの基端近傍であるので、押圧部1Bの自由端に近い位置とすることができる。これにより、押圧部1Bに生起する押圧力により、押圧部1Bの自由端すなわち押圧位置での押圧力を強めるとともに、押圧の際の反力による押圧部1Bの浮き上がりを確実に防止することができる。
なお、図3においては、符号を付けて詳細を説明していないが、図4に示した場合と同様に、対物レンズ(便宜上、図4において用いた符号101で示す)を保持したレンズホルダー2、アクチュエータベース3を備えている。また、レンズホルダー2にはフォーカシングコイル、トラッキングコイルが固着されている。これらのコイルはフォーカシングマグネット、トラッキングマグネットとともに、フォーカシング制御アクチュエータ、トラッキング制御アクチュエータを構成している。
図3に示すように、光ピックアップ装置20は2つのスキュー調整ねじ22,23を有している。前記揺動支点3Aとスキュー調整ねじ22の中心を結ぶ線と、揺動支点3Aとスキュー調整ねじ23の中心を結ぶ線は互いにほぼ直交している。したがって、スキュー調整ねじ22,23の調整により、揺動支点3Aを支点として、ピックアップベース5に対するアクチュエータベース3の一方向への傾きと、この方向に対し直交する方向への傾きを調整することができる。揺動支点3Aは球面状に形成されていて、ピックアップベース5に点接触しているため、上記2方向のスキューの一方を調整することによって他方の調整位置がずれることはない。
上記実施例においては、カバー1としてフレキシブルプリント基板を覆う機能を持つものを対象としたが、これに限らず、アクチュエータベースの上方に位置して光源部近傍の防塵などの機能を有する光源用カバーを対象とすることも可能である。
本考案にかかる光ピックアップ装置の実施例に用いられるカバーを示す外観図である。 図1に示したカバーを備えた光ピックアップ装置の模式図である。 図1に示したカバーを備えた光ピックアップ装置の外観斜視図である。 光ピックアップ装置の従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 カバー
1A カバー面
1B 押圧部
1C 凹状段部
1C1 ボルト挿通用孔
2 レンズユニット
3 アクチュエータベース
4 ボルト
5 ピックアップベース
20 光ピックアップ装置
22 スキュー調整ねじ
23 スキュー調整ねじ

Claims (2)

  1. レーザ光源から射出されたレーザ光を光ディスクの信号記録面に収束させる対物レンズと、
    この対物レンズを支持したレンズホルダーを揺動可能に支持するアクチュエータベースと、
    上記対物レンズの駆動制御用配線を有したフレキシブルプリント板と、
    このフレキシブルプリント板を覆うカバーを備え、
    上記カバーには、上記アクチュエータベースの揺動支点を押圧する片持ち梁状の押圧部が一体に形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 押圧部の近傍には、カバーを取り付けるための締結部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
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