JP3142997U - 商品ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】吊下げ部材を本体に没入保持して省スペース化を図ることができるとともに、必要により吊下げ部材を容易に突出させて即時使用することができ、しかも状況に応じて繰り返し吊下げ部材を出没させることができる商品ケースを提供する。
【解決手段】商品ケース1を、本体2と、本体2の前面板2a上端に連設されるフラップ4付きの上蓋部3と、本体2の背面板2b上端に延設され、本体2の内側に折り込まれるとともに、折れ線21に沿って貫穿されたスリット20を有する延設部5と、抜止め片によって抜け出しを防止されつつ、スリット20に挿通され、かつ延設部5を介在するように、折曲部33で折り下げて二つ折りに形成されるとともに、フラップ4と背面板2bとの間に介挿され、本体2に対して出没自在となされた吊下げ部材6とを備え、折曲部33が延設部5に掛止されて、吊下げ部材6の本体2内への落下が防止されるように構成した。
【選択図】図3

Description

本考案は、商品を収容し包装するための商品ケースに関し、特に吊下げ部材を備えた吊下げ式の商品ケースに関する。
従来、吊下げ式の商品ケースとして、直方体箱状をなし、陳列バーに挿通可能な孔を有するフックを、背面板又は前面板の上端に沿って、切り起こし可能に設けたものが知られている(例えば特許文献1)。
一方で、上記のような商品ケースでは、本体の一部を切り抜いてフックを設けることから、商品ケースの強度が低下してしまう等の問題がある。これに対して、本体とは別に吊下げ部材を設けるようにした商品ケースが考案されている(例えば特許文献2)。
特開2004−299699 実開昭62−194525
上記特許文献1に記載される如くの商品ケースによれば、フックを一旦切り起こすと、もはや伏臥保持させることは難しく、フックを繰り返し起伏させて、状況に応じた陳列等を行いづらいという問題があった。
また、上記特許文献2に記載される如くの商品ケースによれば、運搬・保管時等に、吊下げ部材を本体の上面板に対して折り曲げておく構成であるため、以下のような問題があった。(イ)使用時に吊下げ部材をいちいち起立させる手間がかかる上、うまく垂直に起立させることが難しく、特に商品が軽量なもの等である場合に、本体が傾いてバランス良く吊下げることができない。(ロ)運搬・保管時等においても、吊下げ部材がスペースをとり、邪魔になる。(ハ)吊下げ部材を起立させたときに、吊下げ部材が本体内へ落下するおそれがあり、吊下げ部材を繰り返し起立させたり折り曲げたりして使用するのに不便である。
そこで、本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、吊下げ部材を本体に没入保持して省スペース化を図ることができるとともに、必要により吊下げ部材を容易に突出させて即時使用することができ、しかも状況に応じて繰り返し吊下げ部材を出没させることができる商品ケースを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の商品ケースは、上方が出入口部を介して開放された箱型の本体と、該本体の前面板上端に連設され、該出入口部を覆うフラップ付きの上蓋部と、該本体の背面板上端に延設され、該背面板上端の折れ線で該本体の内側に折り込まれるとともに、該折れ線に沿って貫穿されたスリットを有する延設部と、吊下げ孔が設けられたシート状をなし、左右に突設される抜止め片によって上方への抜け出しを防止されつつ、該延設部の該スリットに挿通され、かつ折り込まれた該延設部を介在するように、折曲部で折り下げて二つ折りに形成されるとともに、該上蓋部の該フラップと該本体の背面板との間に介挿され、該本体の背面板内側に沿い、該本体に対して出没自在となされた吊下げ部材と、を備え、該吊下げ部材の該折曲部が,折り込まれた該延設部に掛止されて、該本体の背面板上端に略一致する位置よりも下方への移動を規制されることにより、該吊下げ部材の該本体内への落下が防止されるようになされたことを要旨とする。
また、請求項2に記載の商品ケースは、請求項1に記載の構成において、該吊下げ部材の該本体への没入時における該抜止め片の上辺が、折り込まれた該延設部の先端よりも上方に位置するようになされたことを要旨とする。
また、請求項3に記載の商品ケースは、請求項2に記載の構成において、該本体の背面板上端に、該延設部の該スリットに連続して、該吊下げ部材の引き出しを容易にするための指かけ部が切欠形成されたことを要旨とする。
また、請求項4に記載の商品ケースは、請求項3に記載の構成において、該延設部が、該本体の背面板の幅寸法に略相当する左右長さにて延設され、該延設部の左右両側には、該本体の左右側面板の奥行き寸法に略相当する延出長さをそれぞれ有する一対の支持片が連設され、該支持片が、該本体の左右側面板内側にそれぞれ沿うように折り込まれるとともに、該支持片の突端が、該本体の前面板内側に当接するようになされたことを要旨とする。
また、請求項5に記載の商品ケースは、請求項4に記載の構成において、該支持片が、該延設部に対して斜め下方に延出して配設されたことを要旨とする。
本考案によれば、上方が出入口部を介して開放された箱型の本体と、該本体の前面板上端に連設され、該出入口部を覆うフラップ付きの上蓋部と、該本体の背面板上端に延設され、該背面板上端の折れ線で該本体の内側に折り込まれるとともに、該折れ線に沿って貫穿されたスリットを有する延設部と、吊下げ孔が設けられたシート状をなし、左右に突設される抜止め片によって上方への抜け出しを防止されつつ、該延設部の該スリットに挿通され、かつ折り込まれた該延設部を介在するように、折曲部で折り下げて二つ折りに形成されるとともに、該上蓋部の該フラップと該本体の背面板との間に介挿され、該本体の背面板内側に沿い、該本体に対して出没自在となされた吊下げ部材と、を備え、該吊下げ部材の該折曲部が,折り込まれた該延設部に掛止されて、該本体の背面板上端に略一致する位置よりも下方への移動を規制されることにより、該吊下げ部材の該本体内への落下が防止されるようになされた商品ケースであるため、吊下げ部材を本体に没入保持して省スペース化を図ることができるとともに、必要により吊下げ部材を容易に突出させて即時使用することができ、しかも状況に応じて繰り返し吊下げ部材を出没させることが可能となる。
本考案の商品ケースの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図8は、本実施形態に係る商品ケース1を示す図であり、図1は分解斜視図、図2〜図3は組み立て状況を示す図、図4は正面側斜視図、図5は背面側斜視図、図6は使用状況を示す正面側斜視図、図7は使用状況を示す背面側斜視図、図8は部分拡大図である。
図1に示すように、本実施例に係る商品ケース1は、上方が出入口部8を介して開放され、やや奥行きの狭い角箱状の本体2と、本体2の前面板2aの上端に連設されて出入口部8を開閉自在に覆うことのできるフラップ4付きの上蓋部3と、本体2の背面板2bの上端に連設される所定形状の延設部5と、シート状の吊下げ部材6とを主として備えている。本体2の左右側面板2c、2dの上端にはそれぞれ補助フラップ9、9が連設されている。
商品ケース1は、厚紙あるいはポリエステル、塩ビ、ポリプロピレン等の合成樹脂からなるシート材を用いて一体に形成されており、吊下げ部材6のみが別体の構成となっている。本体2には、商品の重さによって破損しない既知の構造の底面板2eが設けられている。本体2の前面板2a等に、内部に収容した商品を覗き見できる小窓等を設けるようにしてもよい。
延設部5は、図1に示すように、本体2の背面板2bの幅寸法に略相当する左右長さにて延設されるとともに、出入口部8と略等しい平面積を有するもので、背面板2b上端の折れ線21に沿って左右細長のスリット20が貫穿されている。このスリット20は、吊下げ部材6を、図2〜図3に示す如く装着するためのものである。背面板2bの上端中央部には、下方に凸曲線を描く指かけ部22が、スリット20に連続して切欠されている。
また、延設部5の左右両側には、折れ線24、24を介して、一対の支持片26、26が連設されている。支持片26、26は、本体2の左右側面板2c、2dの奥行き寸法に略相当する延出長さをそれぞれ有するもので、図1に示す如く延設部5の先端23と支持片26、26との間に段部27、27がそれぞれ形成されるように、延設部5に対して背面板2bから離れる向きに一定距離ずらして形成されている。
吊下げ部材6は、全体として、延設部5のスリット20よりもわずかに小さい横幅を有しており、図1に示すように、基部30上方に折曲部33を挟んで重合部31が連成された1枚の矩形シート状をなして構成されている。折曲部33は、吊下げ部材6の約中間高さの位置を水平に横断してなり、この折曲部33を軸に線対称となる上下位置に吊下げ孔35、35がそれぞれ設けられるとともに、重合部31を折曲部33で折り曲げて基部30に重ね合わせられるようになっている。
また、基部30の左右両側の下端部分には抜止め片36、36が突設されている。この抜止め片36、36は、吊下げ部材6を、上記延設部5のスリット20に装着して使用するときに、吊下げ部材6がスリット20から上方へ抜け出るのを防止するためのものである。
このように構成された商品ケース1の組み立てに際しては、図2に示すように、まず吊下げ部材6を、起立姿勢とした延設部5のスリット20に下方かつ本体2の内側から挿通する。
次いで、図3に示すように、延設部5および支持片26、26を、折れ線21および24、24を介して、それぞれ背面板2bおよび左右側面板2c、2dにぴったりと沿うようして本体2内側に折り込むとともに、吊下げ部材6の重合部31を、折り込まれた延設部5を介在するように、折曲部33で折り下げて二つ折りに形成する。
そして、吊下げ部材6全体を下方に押し下げて、出入口部8を介して所望の商品を収容したのち、補助フラップ9、9、上蓋部3を順に閉じて、図4〜図5に示すように、吊下げ部材6が、上蓋部3のフラップ4と本体2の背面板2bとの間に介挿された状態とするものである。上蓋部3のフラップ4は、吊下げ部材6の重合部31を基部30側に押し付け、両者の重合を保持するとともに、吊下げ部材6の円滑な出没を助ける役割も果たしている。
運搬・保管時や、商品ケース1を吊下げずに複数積層したり並べ置いて展示等する場合には、この状態のままで使用することができる。
商品ケース1においては、吊下げ部材6の折曲部33が、本体2内側に折り込まれた延設部5に掛止され、本体2の背面板2bの上端に略一致する位置よりも下方への移動を規制されることにより、吊下げ部材6の本体2内への落下が防止されるようになっている。
商品ケース1の吊下げ部材6を使用して吊下げ展示等したい場合には、吊下げ部材6を引き出して本体2上方に突出させればよい。すると、図6〜図7に示すように、前後に連通された吊下げ孔35、35が露呈するため、陳列バー等に引っ掛けることができるようになる。このとき、本体2の背面板2bに配設される指かけ部22によって、吊下げ部材6の引き出しを容易に行える。
そして、吊下げ部材6を再度、本体2に没入保持させて使用したい場合には、そのまま吊下げ部材6を下方に押し込めばよい。このようにして、商品ケース1では、吊下げ部材6を、本体2の背面板2b内側に沿い、本体2に対して繰り返し出没させて使用することができるものである。
図8に示すように、商品ケース1では、吊下げ部材6の本体2への没入時における抜止め片36、36の上辺37、37が、本体2内側に折り込まれた延設部5の先端23よりも何れも上方に位置するように構成されている。このような構成とすることで、抜止め片36、36と延設部5の先端23との干渉が防止され、吊下げ部材6の上下摺動がスムーズとなる。
また、商品ケース1では、所定の延設部5および支持片26、26が、それぞれ背面板2bおよび左右側面板2c、2dに沿って折り込まれ、しかも支持片26、26の突端28、28が、ちょうど本体2の前面板2aの内側にそれぞれ当接するようになされているため(図3参照)、延設部5の折り込み状態を安定して保つことができる。さらに、商品ケース1では、支持片26、26が、段部27、27を介して、延設部5に対してそれぞれ斜め下方に延出するようにして配設されているため、延設部5の先端23に生じ得る浮き上がり等を効果的に防止できるものである。段部27、27は、図1〜図3に示す如くアール形状に形成されていることから、本体2内側に容易に折り込むことが可能である。
本実施形態の商品ケース1によれば、吊下げ部材6を上方にスライド移動させるという簡単な操作で、吊下げ部材6を本体2に対して垂直状態に突出させることができ、収容する商品が軽量なもの等であっても、本体2をバランス良く吊下げることが可能となる。
また、吊下げ部材6が本体2内に没入されコンパクトな形態となされ得ることから、運搬・保管時や、商品ケース1を吊下げずに複数積層したり並べ置いて展示等する場合にも、吊下げ部材6が邪魔にならず、省スペース化を図ることができる。
さらに、如何なる状況にあっても、吊下げ部材6が本体2内へ落下するおそれがなく、繰り返し吊下げ部材6を容易に出没させて使用することができるものである。
以上の実施形態の記述は、本考案をこれに限定するものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更等が可能であることは言うまでもない。
本考案は、吊下げ部材を本体に没入保持して省スペース化を図ることができるとともに、必要により吊下げ部材を容易に突出させて即時使用することができ、しかも状況に応じて繰り返し吊下げ部材を出没させることができる商品ケースを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本実施形態に係る商品ケースを示す分解斜視図である。 本実施形態に係る商品ケースの組み立て状況を示す図である。 本実施形態に係る商品ケースの組み立て状況を示す図である。 本実施形態に係る商品ケースを示す正面側斜視図である。 本実施形態に係る商品ケースを示す背面側斜視図である。 本実施形態に係る商品ケースの使用状況を示す正面側斜視図である。 本実施形態に係る商品ケースの使用状況を示す背面側斜視図である。 本実施形態に係る商品ケースを示す部分拡大図である。
符号の説明
1 商品ケース
2 本体
2a 前面板
2b 背面板
2c 左側面板
2d 右側面板
3 上蓋部
4 フラップ
5 延設部
6 吊下げ部材
8 出入口部
20 スリット
22 指かけ部
23 先端
24 折れ線
26 支持片
28 突端
30 基部
31 重合部
33 折曲部
35 吊下げ孔
36 抜止め片
37 上辺

Claims (5)

  1. 上方が出入口部を介して開放された箱型の本体と、
    該本体の前面板上端に連設され、該出入口部を覆うフラップ付きの上蓋部と、
    該本体の背面板上端に延設され、該背面板上端の折れ線で該本体の内側に折り込まれるとともに、該折れ線に沿って貫穿されたスリットを有する延設部と、
    吊下げ孔が設けられたシート状をなし、左右に突設される抜止め片によって上方への抜け出しを防止されつつ、該延設部の該スリットに挿通され、かつ折り込まれた該延設部を介在するように、折曲部で折り下げて二つ折りに形成されるとともに、該上蓋部の該フラップと該本体の背面板との間に介挿され、該本体の背面板内側に沿い、該本体に対して出没自在となされた吊下げ部材と、を備え、
    該吊下げ部材の該折曲部が,折り込まれた該延設部に掛止されて、該本体の背面板上端に略一致する位置よりも下方への移動を規制されることにより、該吊下げ部材の該本体内への落下が防止されるようになされた商品ケース。
  2. 該吊下げ部材の該本体への没入時における該抜止め片の上辺が、折り込まれた該延設部の先端よりも上方に位置するようになされた請求項1に記載の商品ケース。
  3. 該本体の背面板上端に、該延設部の該スリットに連続して、該吊下げ部材の引き出しを容易にするための指かけ部が切欠形成された請求項2に記載の商品ケース。
  4. 該延設部が、該本体の背面板の幅寸法に略相当する左右長さにて延設され、
    該延設部の左右両側には、該本体の左右側面板の奥行き寸法に略相当する延出長さをそれぞれ有する一対の支持片が連設され、
    該支持片が、該本体の左右側面板内側にそれぞれ沿うように折り込まれるとともに、該支持片の突端が、該本体の前面板内側に当接するようになされた請求項3に記載の商品ケース。
  5. 該支持片が、該延設部に対して斜め下方に延出して配設された請求項4に記載の商品ケース。
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