JP3143341B2 - インバータの制御方法 - Google Patents

インバータの制御方法

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JP3143341B2
JP3143341B2 JP27265594A JP27265594A JP3143341B2 JP 3143341 B2 JP3143341 B2 JP 3143341B2 JP 27265594 A JP27265594 A JP 27265594A JP 27265594 A JP27265594 A JP 27265594A JP 3143341 B2 JP3143341 B2 JP 3143341B2
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俊之 平田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータの制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は、誘導加熱コイルの加熱出
力により被加熱物を誘導加熱する。そのため電磁調理器
には、誘導加熱コイルの加熱出力を制御するインバータ
を備えている。このインバータには、誘導加熱コイル
と、該誘導加熱コイルに直列接続されたコンデンサとか
らなる直列共振回路を負荷とする誘導加熱用トランジス
タ方式のものがあり、このようなインバータは特開平3
−190082号公報に示されている。
【0003】図10はこの種のインバータの模式的構成図
である。直流電源1の正電極端子1aと負電極端子1bとの
間には、スイッチング素子であるトランジスタ2とトラ
ンジスタ3との直列回路が介装される。トランジスタ2
のコレクタとトランジスタ3のエミッタとの間には共振
コンデンサ4と共振コンデンサ5との直列回路が介装さ
れる。共振コンデンサ4と5との接続中間点は誘導加熱
コイル6を介して、トランジスタ2のエミッタと、トラ
ンジスタ3のコレクタとの接続中間点と接続される。ト
ランジスタ2のエミッタ、コレクタ間には、アノードを
エミッタ側としたフライホイールダイオード7が介装さ
れ、トランジスタ3のエミッタ、コレクタ間にはアノー
ドをエミッタ側としたフライホイールダイオード8が介
装される。
【0004】このインバータは、トランジスタ2とトラ
ンジスタ3とを交互にオン, オフ動作させて、誘導加熱
コイル6に共振電流を流す。そして、一方のトランジス
タ2(又は3) をオフさせた後、所定の休止時間 (デッ
ドタイム) が経過した時点で、他方のトランジスタ3
(又は2) をオンさせて、トランジスタ2と3とが同時
にオンして直流電源1を短絡させないよう転流動作させ
る。
【0005】また、トランジスタ2, 3は誘導加熱コイ
ル6の電流が図11(a) に示すように零クロス時点t0
達する前にオフさせる。これは、誘導加熱コイル6の電
流が零クロス時点t0 を過ぎた後にトランジスタ2又は
3をオフさせると、共振電流がフライホイールダイオー
ドを通って流れ続け、誘導加熱コイル6の電流は図11
(b) に示すように変化して、零クロス時点t0 より前に
トランジスタ2又は3をオフした場合に比べて実効電流
値が減少し、誘導加熱コイル6の入力電流が少なくなる
ことによる。
【0006】通常、このインバータは入力電流が低下す
るとトランジスタのオン時間を長くする制御を行なう
が、図11(b) に示すような状態でオン時間を長くする
と、益々入力電流が減少し、加熱出力を正常に制御でき
なくなる。そのため誘導加熱コイル6の電流が零クロス
時点t0 に達する前にトランジスタ2, 3を確実にオフ
させる必要がある。
【0007】ところで、誘導加熱コイル6の電流が図12
(a) に示すように零クロス時点に達する前にトランジス
タ2をオフさせると、インバータの電圧たるトランジス
タ3のコレクタ電圧は図12(b) に示すように低下し、所
定の休止時間経過後にトランジスタ3をオンさせてトラ
ンジスタ2がオフしている期間はトランジスタ2のコレ
クタ電圧が低下したままになる。その後トランジスタ3
をオフさせると、トランジスタ3のコレクタ電圧が上昇
する。そしてトランジスタ2, 3をオフさせた時点と、
インバータの電流たる誘導加熱コイル6の電流の零クロ
ス時点t0 との位相差γを計測する。
【0008】そして、インバータを起動時には、高い周
波数で起動させ、その後、インバータの電圧と電流との
位相比較を行ないながら共振周波数を目標にして徐々に
動作周波数を低下させる。そして計測した位相差γが、
γ≦γad(但し、γadは位相差γの下限値) になると動
作周波数を低下させる動作を中止する。このようにし
て、インバータの電圧、電流の各零クロス時点の時間差
(位相差) を数μsec まで低下させて、誘導加熱コイル
6の電流の実効電流値の低下を防いでいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにして従来の
インバータの制御方法では、トランジスタのオフ時点及
び誘導加熱コイルの電流の零クロス時点を検出する必要
があり、そのためインバータの電圧と電流とを精度よく
検出しなければならない。しかし、インバータには200
Vの交流電圧を整流した高い直流電圧が供給されている
ため、その検出部には高電圧に耐える回路素子を必要と
して、インバータの制御回路を安価に構成することがで
きない。またインバータの電圧及び電流のいずれも検出
する必要があるため、これによってもコストが上昇する
等の問題がある。
【0010】本発明は斯かる問題に鑑み、インバータの
電流のみを検出して、誘導加熱コイルの電流が零クロス
時点に達する前に、トランジスタを確実にオフさせ得る
インバータの制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るインバー
タの制御方法は、コイルと、該コイルと直列接続された
共振コンデンサとからなる共振回路の電流を入断するス
イッチング素子を転流制御するインバータの制御方法に
おいて、前記コイルの電流を検出する電流検出部と、該
電流検出部の検出電流に関連する第1電圧、及び該第1
電圧を遅延させた第2電圧を生成する電圧生成部と、前
記第1電圧及び前記第2電圧を比較する比較部とを備
え、該比較部の比較結果に応じて前記スイッチング素子
をオフにすることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】第1発明では、コイルの電流を検出した電流に
よる第1電圧と、この第1電圧を遅延させた第2電圧と
を発生させて、第1電圧と第2電圧の位相差を、スイッ
チング素子のオフ時点からコイルの電流の零クロス時点
までの期間に対応させる。第1電圧と第2電圧とを大小
比較し、その比較結果によりスイッチング素子をオフに
する。これにより、コイルの電流のみを検出して、スイ
ッチング素子をコイルの電流が零クロス時点に達する前
にオフにできる。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係るインバータの制御方法によ
り制御される電磁調理器の要部構成を示すブロック図で
ある。三相交流電源端子TU ,TV ,TW は、三相整流
ブリッジ10の交流入力端子10a,10b,10c と各別に接続さ
れる。三相整流ブリッジ10の正側直流出力端子10d,と負
側直流出力端子10e 間には、チョークコイル11と平滑コ
ンデンサ12との直列回路が介装される。平滑コンデンサ
12には、トランジスタ13とトランジスタ14との直列回路
が並列接続される。トランジスタ13のエミッタ、コレク
タ間には、エミッタにアノードを接続しているフライホ
イールダイオード15が介装される。
【0018】トランジスタ14のエミッタ、コレクタ間に
は、エミッタにアノードを接続しているフライホイール
ダイオード16が介装される。トランジスタ13のコレクタ
と、トランジスタ14のエミッタとの間には、共振コンデ
ンサ17と、共振コンデンサ18との直列回路が介装され
る。共振コンデンサ17と18との接続中間点は、誘導加熱
コイル (以下加熱コイルという) 19を介してトランジス
タ13のエミッタとトランジスタ14のコレクタとの接続中
間点と接続される。加熱コイル19の電流を検出する変流
器20の出力電流は、コイル電流位相判別回路21へ入力さ
れる。
【0019】コイル電流位相判別回路21から出力され
る、加熱コイル電流位相角θ、及び加熱コイル電流位相
角θに半周期の位相角πを加えた電流位相角θ+πの判
別信号はオン位相制限回路22へ入力される。オン位相制
限回路22から出力されるスイッチング反転信号#SSW
電圧制御発振器23へ入力される。三相電源端子TV (T
W ) から交流入力端子10b(10c)に流れる電流を検出する
変流器30(31)の出力電流は、加熱コイル6の加熱出力を
決定する加熱出力信号SH が入力される制御信号回路24
へ入力される。制御信号回路24から出力される制御信号
C は電圧制御発振器23へ入力される。電圧制御発振器
23から出力されるリセット信号SR は、オン位相制限回
路22及び二相分割回路25へ入力される。二相分割回路25
から出力される駆動信号SD1は、駆動回路26及びオン位
相制限回路22へ入力され、駆動信号SD2は、駆動回路27
及びオン位相制限回路22へ入力される。
【0020】図2はオン位相制限回路22及びコイル電流
位相判別回路21の構成を示すブロック図である。電圧制
御発振器23からのリセット信号SR はワンショットマル
チバイブレータ22a の入力端子Bへ入力される。ワンシ
ョットマルチバイブレータ22a の入力端子Aは接地さ
れ、イネーブル端子CDは電源Eと接続される。コンデン
サ接続端子T1 と、コンデンサ接続端子T2 との間にコ
ンデンサC0 が介装され、コンデンサ接続端子T2 とコ
ンデンサC0 との接続中間点は抵抗R0 を介して電源E
と接続される。出力端子Qの出力信号はDフリップフロ
ップ22b のリセット端子R及びDフリップフロップ22c
のリセット端子Rへ入力される。Dフリップフロップ22
b の入力端子Dには二相分割回路25からの駆動信号SD1
が入力され、その反転出力端子#Qの反転出力信号はOR
回路22d の一入力端子へ入力され、セット端子Sは接地
される。
【0021】Dフリップフロップ22c の入力端子Dに
は、二相分割回路25からの駆動信号S D2が入力され、反
転出力端子#Qの反転出力信号はOR回路22d の他入力端
子へ入力され、セット端子Sは接地される。OR回路22d
からスイッチング反転信号#S SWが出力される。変流器
20の2次巻線端子間には抵抗R1 が介装され、抵抗R1
の一側端子はトランジスタ21a のベースと接続され、他
側端子は抵抗R2 を介して接地され、抵抗R3 を介して
直流電源Eと接続される。
【0022】トランジスタ21a のコレクタは電源Eと接
続され、エミッタはコンパレータ21b の正入力端子+と
接続され、抵抗R4 を介して接地される。またトランジ
スタ21a のエミッタは抵抗Rを介してコンパレータ21b
の負入力端子−と接続され、負入力端子−はコンデンサ
Cを介して接地される。コンパレータ21b の出力端子は
抵抗R5 を介して電源Eと接続され、直接にインバータ
21c の入力端子と接続される。インバータ21c の出力端
子はDフリップフロップ22b のクロック端子CKとインバ
ータ21d の入力端子とに接続される。インバータ21d の
出力端子はDフリップフロップ22c のクロック端子CKと
接続される。
【0023】図3は電圧制御発振器23及び二相分割回路
25の構成を示すブロック図である。制御信号回路24から
の制御信号SC は、コンパレータ23a の正入力端子へ入
力される。コンパレータ23a の負入力端子−は、エミッ
タ接地のトランジスタ23b とコンデンサC1 との並列回
路を介して接地され、抵抗R10を介して電源Eと接続さ
れる。コンパレータ23a の出力端子はOR回路23c の一入
力端子と接続され、抵抗R11を介して電源Eと接続され
る。OR回路23c の他入力端子には、オン位相制限回路22
からのスイッチング反転信号#SSWが入力される。
【0024】OR回路23c の出力端子はSRフリップフロッ
プ23d のセット端子Sと接続される。SRフリップフロッ
プ23d の出力端子Qは抵抗R12を介してトランジスタ23
b のベースと接続される。SRフリップフロップ23d の反
転出力端子#Qは抵抗R12を介してインバータ23e の入
力端子と接続され、インバータ23e の入力端子と抵抗R
12との接続中間点はコンデンサC2 を介して接地され
る。インバータ23e の出力端子はSRフリップフロップ23
d のリセット端子Rと接続される。
【0025】またSRフリップフロップ23d の反転出力端
子#QはDフリップフロップ25a のクロック端子CKと、
AND 回路25b 、AND 回路25c の各一入力端子と、オン位
相制限回路22のワンショットマルチバイブレータ22a の
入力端子Bとに接続される。Dフリップフロップ25a の
出力端子QはAND 回路25b の他入力端子と接続され、反
転出力端子#QはDフリップフロップ25a の入力端子D
と、AND 回路25c の他入力端子とに接続される。AND 回
路25b の出力端子から駆動信号SD1が出力される。この
駆動信号SD1は駆動回路26及びオン位相制限回路22へ入
力される。AND回路25c の出力端子から駆動信号SD2
出力される。この駆動信号SD2は駆動回路27及びオン位
相制限回路22へ入力される。
【0026】次にこのように構成した電磁調理器のイン
バータの制御動作を各部信号のタイミングチャートを示
す図4とともに説明する。トランジスタ13,14 をオン,
オフ制御して加熱コイル19に電流が流れると、その電流
を変流器20が検出する。変流器20の出力電流は抵抗R1
に流れ、抵抗R1 の両端子間には変流器20の出力電流に
応じた電圧が得られる。この電圧に抵抗R2 により生じ
たオフセット電圧を加えた電圧をトランジスタ21a のベ
ースへ入力する。これにより、トランジスタ21a のエミ
ッタ電位が変流器20の出力電流に応じて図4(a) に示す
電圧VA の如く変化する。またこの電圧VA を抵抗Rと
コンデンサCとからなるRCフィルタによって遅延させて
電圧VB を発生させる。
【0027】そして、電圧VA をコンパレータ21b の正
入力端子+に、電圧VB を負入力端子−に入力して大小
比較する。これにより変流器20が検出した電流、即ちイ
ンバータ電流の位相角θ及び位相角θ+πを検出する。
そして、位相角θの時点でコンパレータ21b の出力はL
レベルになって、Dフリップフロップ22b のクロック端
子CKはHレベルに立上るが、このときトランジスタ13を
オンさせていて駆動信号SD1が未だHレベルのままであ
ると、Dフリップフロップ22b の反転出力端子#QはL
レベルになり、スイッチング反転信号#SSWは図4(e)
に示すようにLレベルになり、そして、このスイッチン
グ反転信号#SSWを電圧制御発振器23のRSフリップフロ
ップ23d のセット端子Sへ入力する。
【0028】そうすると、RSフリップフロップ23d の反
転出力端子#Qは回路動作の遅れにより僅かに遅延して
図4(f) に示すようにLレベルに反転し、電圧制御発振
器23からLレベルのリセット信号SR を出力する。この
リセット信号SR が二相分割回路25のAND 回路25b,25c
に入力されて、AND 回路25b の出力がLレベルに反転
し、駆動信号SD1がLレベルになり、トランジスタ13は
インバータ電流の零クロス時点より前にオフする。その
後、電圧制御発振器23のインバータ23e の出力は所定時
間 (1μs 程度) の休止時間 (デッドタイム) を経過し
た時点でHレベルに反転し、SRフリップフロップ23d の
反転出力端子#Qは再びHレベルに反転して、リセット
信号SR は図4(f) に示すようにHレベルになる。そし
てDフリップフロップ25a の反転出力端子#QがHレベ
ルになってAND 回路25c からHレベルの駆動信号SD2
出力され、トランジスタ14がオンする。
【0029】また、図4(c) に示すように位相角θ+π
を検出した時点で前記同様にスイッチング反転信号#S
SWが図4(e) に示すようにLレベルに反転し、その反転
時点から回路動作による僅かな時間を遅れて駆動信号S
D2がLレベルになり、トランジスタ14はインバータ電流
の零クロス時点より前にオフする。
【0030】また、電圧制御発振器23におけるSRフリッ
プフロップ23d の反転出力端子#QがLレベルのリセッ
ト信号SR による休止期間は、オン位相制限回路22のワ
ンショットマルチバイブレータ22a1の出力端子Qが、数
μs の期間図4(g) に示すようにHレベルになる。そし
てこのHレベルの期間により、駆動信号SD1の位相の進
み過ぎを検知したDフリップフロップ22b,22c をともに
リセットする。ここで数μs の期間でリセットにする
と、インバータ電流たる変流器20の出力電流の位相角
θ, θ+πの付近でノイズが生じた場合に、Dフリップ
フロップ22b,22c のクロック端子CKに入力される信号の
振動による悪影響を避けることができる。
【0031】なお、ワンショットマルチバイブレータ22
a の出力端子QがHレベルになる期間は、トランジスタ
13,14 のオン期間より短くするのがよい。このように、
加熱コイル19に流れる電流のみを検出して、検出した電
流波形に基づいて、加熱コイル19に流れる電流の零クロ
ス時点の前にトランジスタ13,14 を確実にオフさせるこ
とができる。
【0032】ところで、前述したインバータの制御方法
では、抵抗RとコンデンサCとのRCフィルタにより発生
させた電圧VB を用いて、加熱コイルの電流が零クロス
時点の前にトランジスタをオフするようにしているの
で、インバータの周波数が変化すると、電圧VB の振幅
及び位相が変化し、トランジスタ13,14 がオフする時点
が変わることがある。その場合には次のようなインバー
タの制御方法により解決できる。
【0033】図5は本発明に係るインバータの制御方法
により制御される電磁調理器の他の構成を示すブロック
図である。三相交流電源端子TU ,TV ,TW は、三相
整流ブリッジ10の交流入力端子10a,10b,10c と各別に接
続される。三相整流ブリッジ10の正側直流出力端子10d,
と負側直流出力端子10e 間には、チョークコイル11と平
滑コンデンサ12との直列回路が介装される。平滑コンデ
ンサ12には、トランジスタ13とトランジスタ14との直列
回路が並列接続される。トランジスタ13のエミッタ、コ
レクタ間には、エミッタにアノードを接続しているフラ
イホイールダイオード15が介装される。
【0034】トランジスタ14のエミッタ、コレクタ間に
は、エミッタにアノードを接続しているフライホイール
ダイオード16が介装される。フライホイールダイオード
15には、スナバコンデンサCS1が並列接続され、フライ
ホイールダイオード16には、スナバコンデンサCS2が並
列接続される。トランジスタ13のコレクタと、トランジ
スタ14のエミッタとの間には、共振コンデンサ17と、共
振コンデンサ18との直列回路が介装される。共振コンデ
ンサ17と18との接続中間点は、誘導加熱コイル(以下加
熱コイルという) 19を介してトランジスタ13のエミッタ
とトランジスタ14のコレクタとの接続中間点と接続され
る。加熱コイル19の電流を検出する変流器20の2次巻線
はコンパレータ63の正入力端子+及びコンパレータ64の
負入力端子と接続される。
【0035】コンパレータ63の正入力端子+及びコンパ
レータ64の負入力端子−は抵抗R30を介して接地され
る。コンパレータ63の出力端子は、抵抗R31を介してコ
ンパレータ64の正入力端子+と接続され、抵抗R31とコ
ンパレータ64の正入力端子との接続中間点は抵抗R32
介して接地される。抵抗R31とR32とによる電圧分圧比
は、電流iによる電圧と比較する電圧irがトランジスタ
13,14 の休止期間中にスナバコンデンサCS1, CS2の充
放電が完了するのに十分な加熱コイル19の電流Iに相当
する電流iとなるように選定される。
【0036】そして、コンパレータ63,64 及び抵抗
31, R32により電流レベル検出部65を構成している。
コンパレータ64の出力端子はレベル変換回路66の入力側
と接続され、その出力側はインバータ67の入力側と、AN
D 回路68の一入力端子とに接続される。インバータ67の
出力側はAND 回路69の一入力端子と接続される。AND 回
路68,69 の各出力端子はOR回路70の一、他入力端子と各
別に接続され、その出力端子はAND 回路71の一入力端子
と接続される。
【0037】図示しない出力指令発生部からの出力指令
信号ref が入力される誤差増幅器72には、三相電源端子
V ,TW から交流入力端子10b,10c に流れる電流を検
出する変流器30,31 の出力電流たる加熱コイル19の電流
に相応するフィードバック信号fbが入力される。誤差増
幅器72が出力するエラー信号err は電圧制御発振部73へ
入力され、この電圧制御発振部73にはAND 回路71が出力
する切換信号sが入力される。電圧制御発振部73が出力
するタイミング信号tmはワンショット回路74及びフリッ
プフロップ75へ入力される。フリップフロップ75の出力
信号は休止時間発生回路76へ入力される。
【0038】フリップフロップ75と休止時間発生回路76
とにより駆動信号発生部77を構成している。駆動信号発
生部77から出力される駆動信号guは、駆動回路78及びAN
D 回路68の他入力端子へ入力され、駆動信号glは駆動回
路79及びAND 回路69の他入力端子へ入力される。駆動回
路78,79 が出力する駆動信号gu, glはトランジスタ13,1
4 のベースへ各別に入力される。ワンショット回路74が
出力する判定有効信号ceはAND 回路71の他入力端子へ入
力される。ワンショット回路74と、インバータ67と、AN
D 回路68,69,71と、OR回路70とによりレベル判定部80を
構成している。
【0039】次にこのように構成した電磁調理器のイン
バータの制御方法による遅相電流で動作しているときの
制御動作を、各部信号のタイミングチャートを示す図6
とともに説明する。三相整流ブリッジ10に三相電源 (図
示せず) を接続してトランジスタ13,14 を交互にオン,
オフさせると、三相整流ブリッジ10から加熱コイル19に
流れる電流の向きは、トランジスタ13,14 のオン, オフ
に応じて反転する。そして加熱コイル19から加熱出力が
得られる。
【0040】いま、出力指令信号ref と、フィードバッ
ク信号fbとにより誤差増幅器72はエラー信号err を出力
し、これにより電圧制御発振部73は図6(a) に示すタイ
ミング信号tmを出力する。駆動信号発生部77は、タイミ
ング信号tmに基づいて休止時間が付加された図6(b),
(c) に示す駆動信号gu, glを出力し、駆動回路78,79 へ
入力する。そして、駆動回路78,79 の出力信号によりト
ランジスタ13,14 を駆動する。
【0041】トランジスタ13,14 の駆動により加熱コイ
ル19に電流Iが流れ、それを変流器20が検出し、変流器
20の出力電流iが抵抗R30に流れて、抵抗R30の両端に
生じる交流電圧は変流器20の出力電流iに応じて変化す
る。そしてコンパレータ63は出力電流iが接地電位以上
の場合に出力がHレベルに、接地電位以下の場合はLレ
ベルになり、図6(d) に示すように出力電流iに同期し
た電圧を出力し、その電圧を抵抗R31とR32とにより分
圧した電圧irを発生させてコンパレータ64の正入力端子
+へ入力する。それによりコンパレータ64は出力電流i
による電圧と電圧irとを大小比較し、コンパレータ64の
出力電圧l′は図6(e) に示すように電圧irより、電流
iによる電圧が小さい期間はHレベルとなる。この信号
l′をレベル変換回路66へ入力し、所定レベルに変換
し、その出力信号lは図6(f) に示すようになる。
【0042】この出力信号lがインバータ67へ入力さ
れ、反転した図6(g) に示す信号#lがAND 回路69へ入
力される。AND 回路68,69 には図6(b),(c) に示す駆動
信号gu, glが入力されており、AND 回路68,69 の論理の
成立によりAND 回路68,69 の出力信号gu×l, gl×#l
は図6(h),(i) に示すように変化する。これらの出力信
号gu×l, gl×#lがOR回路70を介してAND 回路71に入
力され、一方、図6(a)に示すタイミング信号tmの立上
り時点で立下り、ワンショット回路74から出力される図
6(j) に示す判定有効信号ceがAND 回路71に入力され
る。それによりAND回路71の論理が成立するとHレベル
の切換信号sを出力する。
【0043】しかし、図6(h),(i),(j) に示す信号によ
ってはAND 回路71の論理が成立せず、図6(k) に示すよ
うに切換信号sを出力せず、トランジスタ13,14 はタイ
ミング信号tmにより駆動され、加熱コイル19に流れる電
流、即ち変流器62の出力電流iが零クロス時点に達する
前に確実にトランジスタ13,14 をオフさせる。
【0044】このようにして図6(d) に示すように加熱
コイル19の電流である変流器20の出力電流iが図6(a)
に示すタイミング信号tmより遅相している場合は、切換
信号sはHレベルに立上らないため、エラー信号err の
レベルに基づく電圧制御発振部73のタイミング信号tmの
発生周期でトランジスタ13,14 のオン, オフ切換動作を
継続する。
【0045】次にタイミング信号tmと同相に近いインバ
ータの電流で動作している場合の制御動作を、各部信号
のタイミングチャートを示す図7とともに説明する。タ
イミング信号tm、駆動信号gu, gl及び電流iによる電
圧、電圧irは前述したと同様に図7(a),(b),(c),(d) の
ように発生する。そしてコンパレータ64の出力信号l′
は、図7(e) に示すように電圧irより、電流iによる電
圧が小さい期間はHレベルとなる。この出力信号l′が
レベル変換回路66に入力され、その出力信号lは図7
(f) に示すように所定レベルに変換される。また出力信
号lがインバータ67で反転され、インバータ67の出力信
号#lは図7(h) に示すように反転する。
【0046】そして、出力信号lと図7(b) に示す駆動
信号guとが入力されたAND 回路68の出力信号gu×lは駆
動信号gu及び出力信号lがともにHレベルの期間に図7
(h)に示すようにHレベルとなる。また出力信号#lと
図7(c) に示す駆動信号glとが入力されたAND 回路68の
出力信号gl×#lは駆動信号gl及び出力信号#lがとも
にHレベルの期間は図7(i) に示すようにHレベルとな
る。
【0047】これらの出力信号gu×l, gl×#lがOR回
路70を介してAND 回路71の一入力端子に入力され、一
方、図7(a) に示すタイミング信号tmの立上り時点で立
下り、ワンショット回路74から出力される図7(j) に示
す判定有効信号ceがAND 回路71の他入力端子へ入力され
る。それによりAND 回路71から出力信号gu×l又はgl×
#lの各立上り時点で立上り、判定有効信号ceの立下り
時点で立下る図7(k) に示す切換信号sを出力する。そ
してこの切換信号sを電圧制御発振部73へ入力して、電
圧制御発振部73はタイミング信号tmを発生させる。即ち
エラー信号err のレベルに拘らずこれ以上に動作周波数
が低下することがない。したがって、これ以上に加熱コ
イル19に流れる電流の位相遅れが減少することもなく良
好な加熱制御を行なうことができる。
【0048】図8は本発明に係るインバータの制御方法
により制御する電磁調理器の他の構成を示すブロック図
である。電流レベル検出部65のコンパレータ63の出力信
号はレベル変換回路90へ入力される。レベル変換回路90
の出力信号idはEXOR回路91の一入力端子へ入力される。
レベル変換回路66の出力信号lはEXOR回路91の他入力端
子へ入力される。EXOR回路91の出力信号Id+lは、RSフ
リップフロップ92のクロック端子CKへ入力される。
【0049】RSフリップフロップ92の入力端子Dは電源
Eと接続され、セット端子Sは接地される。リセット端
子Rには、電圧制御発振部73が出力するタイミング信号
tmが入力される。出力端子Qから出力される判定有効信
号ceはAND 回路71の他入力端子へ入力される。これらの
レベル変換回路90, EXOR回路91及びRSフリップフロップ
92により判定有効信号発生部100 を構成している。この
判定有効信号発生部100 以外の構成は図 5においてワン
ショット回路74を除いた他の構成と同様であり、同一構
成部分には同符号を付している。
【0050】次にこの電磁調理器におけるインバータの
制御動作を、各部信号のタイミングチャートを示す図9
とともに説明する。図9(a),(b),(c),(d),(e),(f),(g),
(h) に示すタイミング信号tm、駆動信号gu、駆動信号g
l、電流iによる電圧及び電圧ir、出力信号l、出力信
号#l、出力信号gr×l、出力信号gl×#lは図5にお
ける場合と同様に出力される。そして判定有効信号発生
部100 におけるRSフリップフロップ92は、電圧制御発振
部73からの図9(a) に示すタイミング信号tmがリセット
端子Rに入力される都度リセットされて出力端子Qから
出力される判定有効信号ceはLレベルになる。
【0051】そして、この出力端子QがHレベルに反転
するのは、クロック端子CKが立上る時点においてである
が、クロック端子CKには図9(i) に示す電流iによる電
圧の極性を示すレベル変換された図9(i) に示す信号id
と、電流iによる電圧及び電圧irの比較結果である図9
(e) に示す信号lとが入力されたEXOR回路91の出力信号
Id+lが入力され、この出力信号Id+lは図9(j) に示
すように電流iによる電圧が電圧irより小さくなったと
きに立下り、大きくなったときに立上る。
【0052】即ち、RSフリップフロップ92の出力端子Q
は、図9(i) に示すように電流iが電流ir以上になった
ときにHレベルとなる。これにより判定有効信号ceは、
図9(k) に示すように、電流iによる電圧が電圧ir以上
になった時点からトランジスタの動作を切換えるまでの
期間はHレベルになる。
【0053】そのため、加熱コイル19の電流がタイミン
グ信号tmと同相に近い状態で動作している場合、電圧制
御発振部73は図9(l) に示す切換信号sに基づいて図9
(a)に示すタイミング信号tmを発生させることになる。
そのため、エラー信号err のレベルに関係なく、これ以
上に動作周波数が低下することはない。したがって、こ
れ以上に加熱コイル19に流れる電流の位相遅れが減少す
ることもなく、良好な加熱制御をなし得る。
【0054】なお、図示していないが、タイミング信号
より遅相電流でインバータが動作している場合は、前述
したと同様、切換信号sがHレベルにならないため、エ
ラー信号err のレベルに基づく電圧制御発振部73のタイ
ミング信号tmの発生周期でトランジスタ13,14 のオン,
オフ動作を継続する。
【0055】これらの制御動作は、負荷の電流レベルを
直接検出して、電流レベルに基づいてトランジスタをオ
ン, オフ制御するため、インバータの動作周波数に拘ら
ずに、負荷の電流が所定値以下となった場合に確実にト
ランジスタの動作を切換えることができる。したがっ
て、充電状態にあるスナバコンデンサをトランジスタで
短絡することがなく、トランジスタにおける損失を最小
限に抑制できる。本実施例では、インバータの制御方法
を電磁調理器に適用した場合について説明したが、電磁
調理器以外のインバータにも適用でき同様の効果が得ら
れる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明に係るイ
ンバータの制御方法によれば、インバータ電流のみを検
出し、インバータの高電圧を検出する必要がないから、
インバータの制御回路を安価に実現できる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインバータの制御方法により制御
する電磁調理器の要部構成を示すブロック図である。
【図2】オン位相制限回路及びコイル電流位相判別回路
の構成を示すブロック図である。
【図3】電圧制御発振器及び二相分割回路の構成を示す
ブロック図である。
【図4】各部信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明に係るインバータの制御方法により制御
する電磁調理器の他の構成を示すブロック図である。
【図6】各部信号のタイミングチャートである。
【図7】各部信号のタイミングチャートである。
【図8】本発明に係るインバータの制御方法により制御
する電磁調理器の他の構成を示すブロック図である。
【図9】各部信号のタイミングチャートである。
【図10】インバータの模式的構成図である。
【図11】インバータの電流波形図である。
【図12】トランジスタをオフするタイミングの説明図
である。
【符号の説明】
13,14 トランジスタ 17,18 共振コンデンサ 19 誘導加熱コイル 20 変流器 21 コイル電流位相判別回路 21b コンパレータ 22 オン位相制限回路 22a ワンショットマルチバイブレータ 22b,22c Dフリップフロップ 23 電圧制御発振器 25 二相分割回路 R 抵抗 C コンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、該コイルと直列接続された共
    振コンデンサとからなる共振回路の電流を入断するスイ
    ッチング素子を転流制御するインバータの制御方法にお
    いて、 前記コイルの電流を検出する電流検出部と、該電流検出
    部の検出電流に関連する第1電圧、及び該第1電圧を遅
    延させた第2電圧を生成する電圧生成部と、前記第1電
    圧及び前記第2電圧を比較する比較部とを備え、該比較
    部の比較結果に応じて前記スイッチング素子をオフにす
    ることを特徴とするインバータの制御方法。
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